JPH11162723A - 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法

Info

Publication number
JPH11162723A
JPH11162723A JP34215497A JP34215497A JPH11162723A JP H11162723 A JPH11162723 A JP H11162723A JP 34215497 A JP34215497 A JP 34215497A JP 34215497 A JP34215497 A JP 34215497A JP H11162723 A JPH11162723 A JP H11162723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
steel sheet
adhesive strength
curing agent
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34215497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3369940B2 (ja
Inventor
Kazuya Urata
和也 浦田
Takahiro Kubota
隆広 窪田
Masaru Sagiyama
勝 鷺山
Yoshio Imazaki
善夫 今崎
Sumio Ezaki
澄雄 江崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP34215497A priority Critical patent/JP3369940B2/ja
Publication of JPH11162723A publication Critical patent/JPH11162723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3369940B2 publication Critical patent/JP3369940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着型絶縁皮膜の膜厚が薄くても優れた常温
及び高温接着強度を示し、且つ耐ブロッキング性、耐食
性にも優れた接着鉄芯用電磁鋼板を得る。 【解決手段】 平均粒子径が0.05〜2μmのエポキ
シ系樹脂100重量部に対して硬化剤が1〜40重量部
の割合で配合された水系塗料組成物を、電磁鋼板面に乾
燥膜厚で1.0〜12μmになるように塗布し、到達板
温で100〜300℃になるように焼き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、打ち抜き、剪断、
プレス加工等の加工後に加圧・加熱(加熱圧着)により
接着して用いられる接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にモーター、トランス等の電気機器
に利用される鉄芯は、渦電流損を低減するために表面に
絶縁皮膜が形成された電磁鋼板を、所定形状に打ち抜き
または剪断加工した後、積層し、次いで溶接、カシメま
たは接着剤により固着することにより製造されている。
【0003】しかし、溶接やカシメによる固着方法で
は、絶縁皮膜が破壊されて鉄芯が電気的に短絡すること
により渦電流損の増加を招いたり、機械的または熱的ひ
ずみにより磁気特性の劣化が生じやすいという欠点があ
る。また、接着剤による固着方法では、打ち抜きまたは
剪断加工した鋼板に一枚毎に接着剤を塗布する必要があ
り、この作業に多大の時間と労力を要し、作業効率が劣
るという問題がある。
【0004】このような従来技術に対して、加圧・加熱
(加熱圧着)によって接着作用が得られる接着型絶縁皮
膜を予め電磁鋼板の表面に形成することで、上記接着剤
の塗布工程を省略できるようにした接着鉄芯用電磁鋼板
が知られており、これに関して以下のような技術が提案
されている。 (1) 特公昭52−8988号公報には、溶剤型の熱可塑
性樹脂と熱硬化性樹脂を乳化剤により水エマルジョン化
した処理液を鋼板表面に塗布し乾燥させた積層鉄心用表
面被覆鋼板が示されている。
【0005】(2) 特許第2574698号公報には、ガ
ラス転移点が60℃以上の熱可塑性アクリル樹脂エマル
ジョン(A)、エポキシ樹脂エマルジョン(B)、アミ
ン系エポキシ樹脂硬化剤及び特定の成膜助剤を主成分と
し、成分(A)と成分(B)の樹脂固形分重量比が
(A)/(B)=70/30〜95/5である水系接着
型絶縁被覆組成物を鋼板表面に塗布し、乾燥させた接着
鉄芯用電磁鋼板が示されている。
【0006】(3) 特開平7−308990号公報には、
ガラス転移点が80〜130℃で、分子中にエポキシ基
と反応可能な官能基を有するアクリルエマルジョン樹脂
(A)と、融点あるいは軟化点が70〜140℃のエポ
キシ樹脂エマルジョン(B)を主成分とし、成分(A)
と成分(B)の樹脂固形分重量比が(A)/(B)=9
5/5〜70/30である混合樹脂皮膜を有し、この混
合樹脂皮膜のゲル化率を10〜90重量%の範囲とし
た、150℃以上の高温環境下でも十分な接着強度を示
す加熱接着用表面被覆電磁鋼板が示されている。
【0007】(4) 特開平7−268307号公報には、
ガラス転移点が80℃以上の熱可塑性樹脂エマルジョ
ン、エポキシ樹脂エマルジョン及び水性フェノール樹脂
からなる高温接着強度に優れた水系熱接着型被覆組成物
が示されている。 (5) 特許第2529053号公報には、モノマー中に窒
素原子及び硫黄原子を含有しないアクリル系樹脂エマル
ジョンとエポキシ樹脂エマルジョン、及びエポキシ樹脂
と反応する酸無水物系エポキシ硬化剤あるいはメチロー
ル基含有初期縮合物を主成分とする混合液を鋼板面に塗
布し乾燥させることを特徴とする、塗布乾燥時やアルミ
ダイキャスト時に臭気の少ない接着用表面被覆電磁鋼板
の製造方法が示されている。
【0008】(6) 特許第2613725号公報には、鋼
板表面に予め潜在性硬化剤を配合したアクリル変性エポ
キシ樹脂エマルジョン(エポキシ樹脂に潜在性硬化剤を
配合した後、アクリル樹脂と反応させてエポキシ樹脂と
潜在性硬化剤の周囲を被覆した後、エマルジョン化した
もの)を主成分とする混合液を塗布し、不完全状態に焼
き付けることを特徴とする、塗料安定性に優れ、塗布乾
燥時の臭気の少ない接着用表面被覆電磁鋼板の製造方法
が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術により得られる接着鉄芯用表面被覆電磁鋼板には、
以下のような問題がある。上記(1)の表面被覆鋼板は、
皮膜中のベース樹脂の約40%以上が熱可塑性樹脂から
なるため、常温での接着強度はある程度得られるもの
の、高温環境下では熱可塑性樹脂の軟化が生じ、十分な
レベルの接着強度が得られない。また、水性化に大量の
乳化剤を使用しているため耐食性にも劣っている。
【0010】上記(2)の接着鉄芯用電磁鋼板も皮膜中の
ベース樹脂の70%以上が熱可塑性樹脂からなるため、
常温での接着強度はある程度得られるものの、高温環境
下では熱可塑性樹脂の軟化が生じ、十分なレベルの接着
強度が得られない。上記(3)の表面被覆電磁鋼板は15
0℃以上の高温環境下での接着強度は改善されるもの
の、その実施例から明らかなようにエポキシ樹脂エマル
ジョンは乳化剤を使用した強制乳化法によりエマルジョ
ン化したものであるため、乳化剤が皮膜中に残存し、乳
化剤成分に含有された親水基が吸湿作用を起こすため、
耐食性に劣る欠点がある。
【0011】上記(4)の水系熱接着型被覆組成物により
得られる接着型絶縁皮膜は、10μm(乾燥膜厚)程度
の比較的厚い膜厚の場合には十分な接着強度が得られる
が、5〜6μm(乾燥膜厚)若しくはそれ以下の比較的
薄い膜厚の場合には、十分な接着強度が得られない。上
記(5)の製造方法により得られる表面被覆電磁鋼板は、
塗布乾燥時やアルミダイキャスト時における臭気の発生
は改善されるものの、高温環境下における十分なレベル
の接着強度が得られない。上記(6)の表面被覆電磁鋼板
は、常温での接着強度及び長期保存後の接着強度には優
れるが、高温環境下での接着強度には劣っている。
【0012】したがって本発明の目的は、このような従
来技術の課題を解決し、鉄芯材料として加熱圧着された
後に、常温はもとより150℃程度の高温環境下でも十
分な接着強度を有し、さらに接着鉄芯用電磁鋼板として
の耐ブロッキング性及び耐食性にも優れた接着鉄芯用電
磁鋼板の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、接着鉄芯
用電磁鋼板の皮膜構成及びその製造条件と常温及び高温
環境下での接着強度、耐食性、耐ブロッキング性等との
関係について鋭意検討を重ね、その結果、以下のような
知見を得た。 1) 塗料組成物を構成するベース樹脂の主成分として水
系エポキシ系樹脂を使用することにより、常温及び高温
環境下での優れた接着強度を得ることができる。特に、
塗料組成物中でのベース樹脂の形態が接着鉄芯用電磁鋼
板の性能に大きな影響を及ぼし、塗料組成物中でのエポ
キシ系樹脂の平均粒子径を0.05〜2μmとすること
により、特に優れた接着強度と良好な耐食性及び耐ブロ
ッキング性が得られる。
【0014】2) 塗料組成物を構成するエポキシ樹脂硬
化剤として、特にフェノール樹脂を用いることにより、
耐ブロッキング性及び耐食性を劣化させることなく高温
接着強度を効果的に向上させることができる。さらに、
硬化剤としてフェノール樹脂と潜在性硬化剤を複合添加
することにより高温接着強度は一層向上する。
【0015】本発明はこのような知見に基づきなされた
もので、その特徴は以下の通りである。 [1] 樹脂成分として、平均粒子径が0.05〜2μmの
エポキシ系樹脂100重量部に対して硬化剤が1〜40
重量部の割合(固形分の割合)で配合された水系塗料組
成物を、電磁鋼板の少なくとも片面に乾燥膜厚で1.0
〜12μmになるように塗布し、到達板温で100〜3
00℃になるように焼き付けることを特徴とする接着強
度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電
磁鋼板の製造方法。
【0016】[2] 上記[1]の製造方法において、硬化剤
の少なくとも一部がフェノール樹脂であることを特徴と
する接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接
着鉄芯用電磁鋼板の製造方法。 [3] 上記[1]または[2]の製造方法において、硬化剤がフ
ェノール樹脂と潜在性硬化剤とからなり、固形分の割合
でフェノール樹脂100重量部に対する潜在性硬化剤の
配合量が2〜200重量部であることを特徴とする接着
強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用
電磁鋼板の製造方法。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細をその限定理
由とともに説明する。本発明法による製造の対象は、加
圧・加熱(加熱圧着)することにより接着作用が得られ
る絶縁皮膜(接着型絶縁皮膜)を有する接着鉄芯用電磁
鋼板である。本発明において接着型絶縁皮膜を形成すべ
き基板となる鋼板は、モーターやトランス等の電気機器
に利用される鉄芯用の電磁鋼板である。このような電磁
鋼板としては、無方向性電磁鋼板または方向性電磁鋼板
が一般的であるが、これ以外にも軟鋼板、ステンレス鋼
板、その他の特殊鋼板等でもよく、基板となる鋼板は限
定されない。本発明の効果はこれらいずれの鋼板を基板
とした場合でも得ることができる。
【0018】また、基板となる電磁鋼板は、その表面に
予め亜鉛系めっきまたは他の金属めっき皮膜、化成処理
皮膜、無機系または無機−有機系の絶縁皮膜等の表面処
理の1種または2種以上を施したものでもよく、本発明
において電磁鋼板の表面とは、これら表面処理皮膜を有
する場合にはその最上層皮膜の表面をいうものとする。
【0019】本発明の製造方法では、上記の電磁鋼板の
表面に水系樹脂と硬化剤を主成分とする水系塗料組成物
を塗布し、焼き付けることにより皮膜を形成するが、前
記水系樹脂として平均粒子径が0.05〜2μmのエポ
キシ系樹脂を用いる。まず、本発明者らが水系塗料組成
物のベース樹脂となる各種水系樹脂と接着強度との関係
について検討した結果、水系塗料組成物のベース樹脂と
してはエポキシ系樹脂が最適であることが判った。
【0020】後述する実施例の塗料組成物No.38、
No.39を用いた比較例に示されるように、水系塗料
組成物のベース樹脂としてアクリル樹脂やウレタン樹脂
を用いた場合には、常温での接着強度は得られるもの
の、高温環境下における十分な接着強度は得られない。
これは、アクリル樹脂は熱可塑性樹脂であるため高温で
皮膜の軟化が生じ、このために高温接着強度が劣ったも
のとなり、また、ウレタン樹脂は高温になるとウレタン
結合が解離しやすくなり、このため十分な高温接着強度
が得られなくなるからであると考えられる。
【0021】これに対して、エポキシ系樹脂及びその硬
化剤からなる皮膜は、常温および高温環境下ともに優れ
た接着強度を示す。これは、エポキシ系樹脂と硬化剤が
鉄芯製造時の加熱圧着により3次元架橋構造を形成し、
この架橋構造により高温環境下でも皮膜の軟化が生じに
くく、これによって優れた高温接着強度が得られるから
であると考えられる。
【0022】また、エポキシ系樹脂としては平均粒子径
が0.05〜2μmのものを使用する必要があり、これ
によって初めて接着強度、耐ブロッキング性および耐食
性のいずれにも優れた皮膜を得ることができる。すなわ
ち、塗料組成物中のエポキシ系樹脂粒子の平均粒子径が
2μmを超えても、また0.05μm未満でも、接着強
度、耐ブロッキング性及び耐食性の全てを満足させる皮
膜は得られない。また、これら特性をバランスよく得る
という観点からエポキシ系樹脂粒子のより好ましい平均
粒子径は0.05〜1μmであり、さらに平均粒子径を
0.1〜0.5μmとすることにより特に優れた接着強
度、耐ブロッキング性及び耐食性が得られる。
【0023】本発明で使用するエポキシ系樹脂は常温で
液体または固体状のものであり、モノマー中に2つ以上
のエポキシ基を有するエポキシ樹脂、具体的にはビスフ
ェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールA
D型、ナフタレン型、フェノールノボラック型、オルソ
クレゾールノボラック型、グリシジルエステル型、脂環
型等の各種エポキシ樹脂が挙げられる。
【0024】また、水系エポキシ樹脂の形態としては、
乳化剤の存在下で強制乳化を行って得られるエマルジョ
ン型エポキシ樹脂、多塩基酸とエポキシ樹脂を反応させ
た後、カルボキシル基の少なくとも一部を中和すること
により水性化した水溶解型エポキシ樹脂、アクリル樹脂
の保護コロイドを利用する水分散型エポキシ樹脂がある
が、本発明ではいずれの水系エポキシ樹脂も使用するこ
とができ、エポキシ系樹脂の平均粒子径が上記の範囲内
にある限り、これらの形態に拘りなく本発明の効果を得
ることができる。但し、特に厳しい耐食性が要求される
場合には、水分散型エポキシ系樹脂を使用することが最
も好ましい。
【0025】塗料組成物に使用する硬化剤は、一般に使
用されるエポキシ樹脂硬化剤を使用することができ、例
えば、脂肪族ポリアミン、脂環族ポリアミン、芳香族ポ
リアミン、ポリアミドポリアミン、変性ポリアミン等の
ようなポリアミン系硬化剤;一官能性酸無水物(無水フ
タル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒド
ロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、無
水メチルナジック酸、無水クロレンディック酸等)、2
官能性酸無水物(無水ピロメリット酸、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸無水物、エチレングリコールビス(ア
ンヒドロトリメート)、メチルシクロヘキセンテトラカ
ルボン酸無水物等)、遊離酸酸無水物(無水トリメリッ
ト酸、ポリアゼライン酸無水物等)等のような酸無水物
系硬化剤;ノボラック型またはレゾール型フェノール樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂等のようなメチロール基
含有初期縮合物;潜在性硬化剤等の中から選ばれる少な
くとも1種を使用できる。
【0026】塗料組成物中の硬化剤の配合量は、固形分
の割合でエポキシ系樹脂100重量部に対して1〜40
重量部とする。硬化剤の配合量が1重量部未満では加熱
圧着時に十分な硬化が行われず、接着強度に劣る。ま
た、硬化剤の配合量が40重量部を超えると塗料組成物
が増粘したり、造膜性が悪くなり、このため耐食性,接
着強度に劣る。
【0027】また、硬化剤としては、特にフェノール樹
脂を使用した場合に高温環境下での接着強度が著しく向
上するため好ましい。これは、皮膜中にベンゼン環が導
入されることにより皮膜の耐熱性が向上するためである
と考えられる。このフェノール樹脂としては、フェノー
ルやビスフェノールAなどのフェノール類とホルムアル
デヒドとを反応触媒の存在下で縮合反応させて、メチロ
ール基を導入したレゾール型フェノール樹脂等を挙げる
ことができる。
【0028】また、フェノール樹脂と潜在性硬化剤を特
定の割合で複合添加することにより、皮膜の接着強度は
さらに向上する。すなわち、硬化剤としてフェノール樹
脂と潜在性硬化剤を複合添加し、潜在性硬化剤の配合量
を固形分の割合でフェノール樹脂100重量部に対して
2〜200重量部、特に好ましくは3〜100重量部と
することにより、接着強度はさらに向上する。
【0029】フェノール樹脂と潜在性硬化剤を複合添加
した場合の潜在性硬化剤の配合量の適正範囲を調べるた
め、板厚0.5mmの電磁鋼板の表面にエポキシ系樹脂
(表1に記載のベース樹脂No.4):100重量部
(固形分)、フェノール樹脂(表2に記載のフェノール
樹脂):5重量部(固形分)とし、フェノール樹脂10
0重量部に対する潜在性硬化剤(表2に記載の潜在性硬
化剤)の配合量(固形分)を変えた水系塗料組成物を乾
燥膜厚6μmになるように塗布し、到達板温200℃で
焼き付けることにより接着鉄芯用電磁鋼板を作成し、潜
在性硬化剤の配合量が高温接着強度(この高温接着強度
は後述する実施例に記載の評価法により評価した)に及
ぼす影響を調べた。
【0030】その結果を図1に示す。同図によれば、フ
ェノール樹脂100重量部に対する潜在性硬化剤の配合
量が2重量部未満でも、また200重量部を超えても、
フェノール樹脂と潜在性硬化剤の複合添加による顕著な
高温接着強度は得られていない。また、特にフェノール
樹脂100重量部に対する潜在性硬化剤の配合量が3〜
100重量部の範囲において最も優れた高温接着強度が
得られている。
【0031】本発明で使用する潜在性硬化剤としては、
ジシアンジアミド、メラミン、有機酸ジヒドラジド、ア
ミンイミド、ケチミン、第3アミン塩、イミダゾール
塩、3フッ化ホウ素アミン塩、マイクロカプセル型硬化
剤(硬化剤をカゼインなどで形成したマイクロカプセル
中に封入し、加熱・加圧によりマイクロカプセルを破
り、樹脂と硬化反応するもの)、モレキュラーシーブ型
硬化剤(吸着性化合物の表面に硬化剤を吸着させたもの
で、加熱により吸着分子を放出し、樹脂と硬化反応する
もの)等が挙げられる。
【0032】本発明で用いる塗料組成物は、上述した特
定の水系エポキシ樹脂からなるベース樹脂とエポキシ樹
脂硬化剤を主成分とするものであるが、塗料組成物中に
は上記ベース樹脂成分以外に、一部他のベース樹脂成分
が含まれることを妨げず、例えば、アクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、シリーコーン系樹脂、フッ素
系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンのような合成樹
脂、ナイロン、ポリスルファイド、ニトリルゴム、クロ
ロプレンゴム、ポリビニルホルマールのようなエラスト
マー等が、塗料組成物の樹脂成分中の割合で35重量%
以下含まれてもよい。また、これ以外に、シリカやアル
ミナ等の酸化物微粒子、導電性物質、難溶性クロム酸塩
等の防錆添加剤、着色顔料(例えば、縮合多環系有機顔
料、フタロシアニン系有機顔料等)、着色染料(例え
ば、アゾ系染料、アゾ系金属錯塩染料等)、成膜助剤、
分散性向上剤、消泡剤等の1種以上を配合することも可
能である。
【0033】本発明の製造法では、上記塗料組成物を電
磁鋼板の表面に塗布し、焼き付けることにより積層接着
用皮膜を形成するが、その皮膜厚は乾燥膜厚で1.0〜
12μmとする。皮膜厚が1.0μm未満では接着強度
が不十分であり、一方、皮膜厚が12μmを超えると接
着強度が飽和するだけでなく、占積率が低下するので好
ましくない。このような接着強度と占積率の観点からよ
り好ましい皮膜厚は3μm〜7μmである。塗料組成物
を鋼板面に塗布する方法は任意である。通常はロールコ
ーター法により塗布するが、浸漬法やスプレー法により
塗布した後に、エアーナイフ法やロール絞り法により塗
布量を調整することも可能である。
【0034】また、塗料組成物を塗布した後の焼付処理
は、熱風炉、高周波誘導加熱炉、赤外線炉等を用いて行
なうことができる。焼付温度は、到達板温で100〜3
00℃とする。到達板温が100℃未満では鉄芯製造の
ために加熱圧着する前の皮膜の硬化が不十分であるた
め、耐食性、耐ブロッキング性が劣る。一方、到達板温
が300℃を超えると加熱圧着前の皮膜の硬化が進みす
ぎ、加熱圧着時に皮膜が十分な軟化溶融を生じなくなる
ため皮膜どうしの界面が溶け合わず、その結果、接着強
度は劣ったものとなる。このような観点からより好まし
い焼付温度は130〜230℃であり、これにより特に
優れた接着強度、耐食性、耐ブロッキング性を得ること
ができる。
【0035】焼付処理時の昇温速度は特に限定されない
が、3〜80℃/sec程度が好ましい。昇温速度が3
℃/sec未満では鋼板の製造効率が悪いため好ましく
なく、一方、80℃/secを超えると塗膜にワキが生
じる恐れがあり、塗膜外観が劣化しやすい。
【0036】
【実施例】板厚0.5mmの電磁鋼板に塗料組成物をロ
ールコーターにより塗布した後、焼付処理して接着鉄芯
用電磁鋼板を製造し、得られた接着鉄芯用電磁鋼板の接
着強度、耐ブロッキング性、耐食性を評価した。塗料組
成物に使用したベース樹脂の組成を表1に、同じく硬化
剤を表2に、塗料組成物の組成を表3〜表5に、接着鉄
芯用電磁鋼板の製造条件(焼付温度および乾燥膜厚)と
性能評価の結果を表6〜表10に示す。以下に塗料組成
物の調整法と接着鉄芯用電磁鋼板の各性能評価の方法を
示す。
【0037】[塗料組成物の調整]表1に示すベース樹
脂(エポキシ系樹脂)と表2に示す硬化剤を用い、これ
らを混合・撹拌して表3〜表5に示すNo.1〜No.
37の塗料組成物を得た。これら塗料組成物中の不揮発
分の割合は全て20wt%とした。また、表5に示すN
o.38のアクリル樹脂エマルジョンとNo.39のウ
レタン樹脂エマルジョンは、下記により得られたもので
ある。 (a) アクリル樹脂エマルジョン:メチルメタクリレート
90重量部、スチレン15重量部、アクリル酸10重量
部、エチルアクリレート10重量部からなるモノマー混
合物を水中で常法により乳化重合し、アクリル樹脂エマ
ルジョンを作成した。 (b) ウレタン樹脂エマルジョン:旭電化工業(株)製の
“アデカボンダイターHUX−240”を用いた。
【0038】[接着鉄芯用電磁鋼板の性能評価](a) 常
温接着強度 25mm×50mmのサイズに切断した接着鉄芯用電磁
鋼板を、重ね合わせ部が25mm×12.5mmになる
ように皮膜形成面どうしを重ね合わせ、圧力10kgf
/cm2で加圧した状態で図2に示す昇温パターンで加
熱圧着した。これを常温雰囲気下で引張り試験機により
引張り、破壊するまでの最大荷重を測定し、この最大荷
重を剪断面積(接着面積)で割った引張り剪断強度で接
着強度を評価した。評価基準を下記に示す。 ◎ :160kgf/cm2以上 ○+:140kgf/cm2以上、160kgf/cm2
未満 ○ :120kgf/cm2以上、140kgf/cm2
未満 △ :100kgf/cm2以上、120kgf/cm2
未満 × :100kgf/cm2未満
【0039】(b) 高温接着強度 前記(a)による常温接着強度の評価試験と同様の方法で
作成、加熱圧着したサンプルを150℃雰囲気下で引張
り試験機により引張り、破壊するまでの最大荷重を測定
し、この最大荷重を剪断面積(接着面積)で割った引張
り剪断強度で接着強度を評価した。評価基準を下記に示
す。 ◎ :80kgf/cm2以上 ○+:60kgf/cm2以上、80kgf/cm2未満 ○ :40kgf/cm2以上、60kgf/cm2未満 △ :20kgf/cm2以上、40kgf/cm2未満 × :20kgf/cm2未満
【0040】(c) 耐ブロッキング性 20mm×20mmのサイズに切断した接着鉄芯用電磁
鋼板の皮膜形成面どうしを重ね合わせ、加圧力250k
gf/cm2で加圧し、50℃雰囲気下で24時間放置
した後のブロッキングの有無を調べた。評価基準を下記
に示す。 ○:ブロッキング無し ×:ブロッキング有り
【0041】(d) 耐食性 塩水噴霧試験を行い、24時間後の赤錆発生面積率によ
り評価した。評価基準を下記に示す。 ◎:赤錆発生面積率10%未満 ○:赤錆発生面積率10%以上、25%未満 △:赤錆発生面積率25%以上、50%未満 ×:赤錆発生面積率50%以上
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】
【表7】
【0049】
【表8】
【0050】
【表9】
【0051】
【表10】
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、モー
ターやトランスの使用環境(常温〜高温)下でも安定し
た接着強度が得られ、しかも耐ブロッキング性、耐食性
にも優れた接着型絶縁皮膜を有する接着鉄芯用電磁鋼板
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗料組成物中の硬化剤としてフェノール樹脂と
潜在性硬化剤を複合添加した場合において、フェノール
樹脂100重量部に対する潜在性硬化剤の配合量が高温
接着強度に及ぼす影響を示すグラフ
【図2】実施例で行なった接着鉄芯用電磁鋼板の加熱圧
着の昇温パターンを示す図面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷺山 勝 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 今崎 善夫 兵庫県尼崎市神崎町33番1号 関西ペイン ト株式会社内 (72)発明者 江崎 澄雄 兵庫県尼崎市神崎町33番1号 関西ペイン ト株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成分として、平均粒子径が0.05
    〜2μmのエポキシ系樹脂100重量部に対して硬化剤
    が1〜40重量部の割合(固形分の割合)で配合された
    水系塗料組成物を、電磁鋼板の少なくとも片面に乾燥膜
    厚で1.0〜12μmになるように塗布し、到達板温で
    100〜300℃になるように焼き付けることを特徴と
    する接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接
    着鉄芯用電磁鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 硬化剤の少なくとも一部がフェノール樹
    脂であることを特徴とする請求項1に記載の接着強度、
    耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼
    板の製造方法。
  3. 【請求項3】 硬化剤がフェノール樹脂と潜在性硬化剤
    とからなり、固形分の割合でフェノール樹脂100重量
    部に対する潜在性硬化剤の配合量が2〜200重量部で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の接着強
    度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電
    磁鋼板の製造方法。
JP34215497A 1997-11-27 1997-11-27 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法 Expired - Fee Related JP3369940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34215497A JP3369940B2 (ja) 1997-11-27 1997-11-27 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34215497A JP3369940B2 (ja) 1997-11-27 1997-11-27 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11162723A true JPH11162723A (ja) 1999-06-18
JP3369940B2 JP3369940B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=18351547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34215497A Expired - Fee Related JP3369940B2 (ja) 1997-11-27 1997-11-27 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3369940B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7655709B2 (en) * 2004-04-28 2010-02-02 Baoshan Iron & Steel Co., Ltd. Aqueous self-adhesive coating for electrical steel and its uses
JP2012174739A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Jfe Steel Corp 絶縁被膜付き電磁鋼板および積層鉄心
WO2016017132A1 (ja) * 2014-07-29 2016-02-04 Jfeスチール株式会社 積層用電磁鋼板、積層型電磁鋼板、積層型電磁鋼板の製造方法、および自動車モーター用鉄心
JP2018534388A (ja) * 2015-09-23 2018-11-22 ユニバーシタット カッセル 熱活性化可能な硬化接着性コーティング
JP2021524392A (ja) * 2018-05-18 2021-09-13 フェストアルピーネ シュタール ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングvoestalpine Stahl GmbH 電磁鋼帯または電磁鋼板、該電磁鋼帯または電磁鋼板の製造方法、およびそれから構成される金属薄板積層体
JPWO2021256529A1 (ja) * 2020-06-17 2021-12-23
JP2022018470A (ja) * 2020-07-15 2022-01-27 日本製鉄株式会社 電磁鋼板積層鉄心用接着剤、および電磁鋼板積層鉄心
RU2814180C1 (ru) * 2020-06-17 2024-02-26 Ниппон Стил Корпорейшн Покрывающая композиция для листа электротехнической стали, лист электротехнической стали с покрытой адгезивом поверхностью и шихтованный сердечник

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7655709B2 (en) * 2004-04-28 2010-02-02 Baoshan Iron & Steel Co., Ltd. Aqueous self-adhesive coating for electrical steel and its uses
JP2012174739A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Jfe Steel Corp 絶縁被膜付き電磁鋼板および積層鉄心
CN106574374B (zh) * 2014-07-29 2018-12-18 杰富意钢铁株式会社 层积用电磁钢板、层积型电磁钢板、层积型电磁钢板的制造方法和汽车马达用铁心
WO2016017132A1 (ja) * 2014-07-29 2016-02-04 Jfeスチール株式会社 積層用電磁鋼板、積層型電磁鋼板、積層型電磁鋼板の製造方法、および自動車モーター用鉄心
JP6037055B2 (ja) * 2014-07-29 2016-11-30 Jfeスチール株式会社 積層用電磁鋼板、積層型電磁鋼板、積層型電磁鋼板の製造方法、および自動車モーター用鉄心
TWI575540B (zh) * 2014-07-29 2017-03-21 Jfe Steel Corp An electromagnetic steel sheet for a laminate, a laminated electromagnetic steel sheet, a method for manufacturing a laminated electromagnetic steel sheet, and a core for an automobile motor
CN106574374A (zh) * 2014-07-29 2017-04-19 杰富意钢铁株式会社 层积用电磁钢板、层积型电磁钢板、层积型电磁钢板的制造方法和汽车马达用铁心
JP2018534388A (ja) * 2015-09-23 2018-11-22 ユニバーシタット カッセル 熱活性化可能な硬化接着性コーティング
US11261357B2 (en) 2015-09-23 2022-03-01 Universität Kassel Thermally activatable, fast curing adhesive coating
JP2021524392A (ja) * 2018-05-18 2021-09-13 フェストアルピーネ シュタール ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングvoestalpine Stahl GmbH 電磁鋼帯または電磁鋼板、該電磁鋼帯または電磁鋼板の製造方法、およびそれから構成される金属薄板積層体
JPWO2021256529A1 (ja) * 2020-06-17 2021-12-23
WO2021256529A1 (ja) * 2020-06-17 2021-12-23 日本製鉄株式会社 電磁鋼板用コーティング組成物、接着用表面被覆電磁鋼板及び積層鉄心
RU2814180C1 (ru) * 2020-06-17 2024-02-26 Ниппон Стил Корпорейшн Покрывающая композиция для листа электротехнической стали, лист электротехнической стали с покрытой адгезивом поверхностью и шихтованный сердечник
JP2022018470A (ja) * 2020-07-15 2022-01-27 日本製鉄株式会社 電磁鋼板積層鉄心用接着剤、および電磁鋼板積層鉄心

Also Published As

Publication number Publication date
JP3369940B2 (ja) 2003-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1272587B1 (de) Schlagfeste epoxidharz-zusammensetzungen
JP3369941B2 (ja) 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法
JP4903634B2 (ja) 油を塗布した金属被着体を接着する方法
DE69603951T2 (de) Epoxidharzklebstoffe die dithiooxamidverbindungen als haftungsvermittler enthalten
EP1456321B1 (de) Mehrphasige strukturklebstoffe
JP2008518087A5 (ja)
WO2005105937A1 (fr) Revetement aqueux auto-adhesif pour acier electrique, et utilisations
MXPA97001950A (es) Composicion adhesiva de epoxi
JP3369940B2 (ja) 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法
JP3312589B2 (ja) 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法
JP3732971B2 (ja) 剪断強度及び剥離強度に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法
JP2953952B2 (ja) 加熱接着用表面被覆電磁鋼板およびその製造方法
JP3312590B2 (ja) 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法
JPH02208034A (ja) 積層鉄芯の製造方法
EP1568724A1 (en) Process for the production of electrical steel sheet cores
DE10017783A1 (de) Schlagfeste Epoxidharz-Zusammensetzungen
JP2937734B2 (ja) 加熱接着用表面被覆電磁鋼板の製造方法
JP3369939B2 (ja) 接着強度、耐食性及び耐ブロッキング性に優れた接着鉄芯用電磁鋼板の製造方法
JPH0238042A (ja) 加熱接着用表面被覆鋼板の製造方法
WO1992012006A1 (en) Damping composite metal plate and production thereof
JPS6264854A (ja) 制振性複合材
JP2529053B2 (ja) 接着用表面被覆電磁鋼板の製造方法
JP3613809B2 (ja) 加熱接着用表面被覆電磁鋼板の製造方法
JP2613726B2 (ja) 接着用表面被覆電磁鋼板の製造方法
DE10017784A1 (de) Schlagfeste Epoxidharz-Zusammensetzungen

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071115

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101115

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131115

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees