JPH11161725A - ケアプラン策定支援システムとそれに用いられる評価フォーム - Google Patents

ケアプラン策定支援システムとそれに用いられる評価フォーム

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JPH11161725A
JPH11161725A JP32878697A JP32878697A JPH11161725A JP H11161725 A JPH11161725 A JP H11161725A JP 32878697 A JP32878697 A JP 32878697A JP 32878697 A JP32878697 A JP 32878697A JP H11161725 A JPH11161725 A JP H11161725A
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Hideo Batai
秀男 馬袋
Yoshio Ito
美穂 伊藤
Toshiaki Hamanaka
俊明 濱中
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CROSS ROAD KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者等のケア施設利用者の状態評価手順を
簡素化し、短時間で効率的にケアプランを策定できるよ
う業務支援するシステムを提供する。 【解決手段】 システムサーバ10は、主にケア施設の
日毎基本スケジュールと利用者のグループ別に定義され
たサブスケジュールとを格納する施設基本情報データベ
ース130と、利用者個別の情報を格納する利用者情報
データベース140と、それらデータベースのデータ入
出力を制御する情報処理部110とを備える。基本スケ
ジュールと利用者グループ毎のサブスケジュールとは、
互いに競合しないように時間帯が設定される。利用者の
状態は、ADLチェックリストと精神面チェックリスト
とを用いた評価結果に基づいて生成されるケアプラン策
定評価レポートにより行われ、MDSの18の問題領域
それぞれについての誘因項目とそれに対する各職種の評
点、利用者の身体的及び精神的側面を示す指数が記入さ
れる欄を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者などのケア
を行う施設で施設利用者のケアプラン策定を支援するた
めのシステムに係わり、特にそれら施設利用者の状態を
評価するプロセスを簡素化することができるケアプラン
策定支援システムとそれに用いられる評価フォームに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年わが国の当面する緊急課題として、
社会構造の変化などに起因する高齢者の急激な増加が挙
げられている。そして、この問題は、核家族化、少子化
が進むにつれて、「急増する高齢者のケアをどのように
するか」という社会問題となっており、いわゆる公的介
護保険など、さまざまな対応策が検討され、一部実施さ
れつつある。
【0003】高齢者の介護は、在宅のまま実施される場
合と、老人病院、老人保健施設、特別養護老人ホームな
どの施設(以下、ケア施設と称する。)の中で実施され
る場合とがある。いずれの場合であっても、介護の質の
向上と均質な介護サービスの提供が強く求められている
ことは言うまでもない。
【0004】このような良質の介護サービスを均一に提
供するためには、個々の利用者の状態を的確に把握する
とともに、利用されるケア施設の能力を勘案してどのよ
うな介護サービスを提供すべきかを示す計画書、いわゆ
るケアプランを迅速に策定する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ケアプラン策定業務は、非常に多くの要素を考慮しなが
ら複雑なステップを踏んで実施する必要があるので、医
師、看護・介護人、相談員、リハビリ担当者、利用者家
族など、多くの関係者にとって負担の大きいものであ
る。具体的に説明すると、ケアプラン策定業務には、次
のような作業ステップが含まれる。
【0006】(1)利用者の日常生活動作(Activ
ity of Daily Living、以下ADL
と称する。)及び精神面の評価 医師、相談員、看護又は介護人、リハビリ担当者らが、
利用者の状態をADL及び精神面から評価する。評価は
通常時間をおいて複数回実施され、評価を実施する毎に
評価会議を開催して利用者の状態と必要なケア(介助方
法、介助用具、リハビリの種類と頻度など)の内容につ
いてまとめていく。ADL及び精神面の評価には、「高
齢者アセスメント表」(Minimum Data S
et、以下MDSと略称する。)と呼ばれる約360項
目の質問からなる評価フォームが使用される。
【0007】しかしながら、このMDSによるアセスメ
ントについては、 (a)非常に多くの質問項目があるにもかかわらず、そ
れぞれの質問項目間の関連付けや重み付けがなされてい
ないので、それらの質問に対する回答からアセスメント
の評価対象となっている利用者の全体像を把握すること
が難しい。 (b)評価対象者の全体像を把握するのが困難であるか
ら、アセスメント対象者の経時的な変化を把握すること
もまた難しい。 (c)質問項目が多いため、アセスメントの実施に時間
がかかりすぎる。 などの問題点が挙げられており、十分に活用されていな
い面があるのも事実である。
【0008】(2)施設の受け入れ能力の評価 ケア施設のベッド数、リハビリ設備、食事・入浴などの
日常生活に必要な設備とそれらの利用可能時間などを配
分して利用者それぞれがケアプランに基づいて所期のケ
アが受けられるように計画する。この中には、実際にケ
アを担当する看護又は介護人やリハビリ担当者の人員計
画も含まれる。
【0009】(3)利用者のケアスケジュール及びケア
業務表の策定 上記(1),(2)を総合的に考慮して、各利用者のケ
アスケジュールとそれに伴うケア業務表を作成する。
【0010】このように、ケアプランの策定に当たって
は、高度の知識と経験を有する専門家が多くの時間を割
かなければならず、今後ますますケア施設の利用者が増
加すると予想される状況にあっては、業務の簡素化、省
力化が切望されていた。しかし、その一方で、例えば特
開平7−171114号公報に見られるように、病院の
看護婦の看護計画業務を軽減すべく案出されたシステム
は散見されるものの、高齢者のケアプラン策定業務につ
いてはMDSの自動集計システムが提案されている程度
なのが現状である。
【0011】本発明はこのような問題点を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、ケア施設利用者のケアプ
ラン策定から実際のケア提供までの流れを一元化し、利
用者の状態評価などの事務作業を極力効率化することが
できるケアプラン策定支援システム及びそれに用いられ
る評価フォームを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係わるケアプラン策定支援システムは、
高齢者などを利用者として受け入れて日常生活の介助等
のケアを実施するケア施設にあって、それら利用者につ
いてのケアプランを策定するために下記(1)から
(4)までの要件を備えたことを特徴とする。
【0013】(1)上記ケア施設の日毎基本スケジュー
ルと、入浴、リハビリ、及びレクリエーションを項目と
して少なくとも含んだ日毎及び週間サブスケジュールと
が格納された施設基本情報データベースを有し、前記日
毎及び週間サブスケジュールは、利用者をその症度に応
じて分類して得られるグループ別に編成されている。 (2)氏名、識別符号、及び所属グループ名を少なくと
も含む上記利用者の属性に関する情報が利用者毎に記録
された利用者情報データベースを有する。 (3)上記利用者情報データベースに格納されている利
用者の属性に関する情報に基づいて、特定の利用者の日
常生活動作及び精神面の状態を評価するための評価フォ
ームが出力される。 (4)上記ケア施設の日毎基本スケジュールと、利用者
が所属するグループの日毎及び週間サブスケジュール
と、上記評価フォームを用いたその利用者の状態評価結
果とにしたがって策定された週間ケアスケジュール表が
出力される。
【0014】また、この発明に係わるケアプラン策定支
援システムで用いられる評価フォームは、高齢者等のケ
ア施設利用者に関するケアプランを策定するにあたっ
て、当該利用者の日常生活動作及び精神面の状態を評価
するために下記の(1)から(4)までの要件を備えて
構成されたことを特徴とする。
【0015】(1)MDSに含まれるすべての問題領域
を評価すべく選定された測定項目を有する。 (2)上記測定項目のそれぞれについて、評価対象であ
る利用者の評点を記入すべく設けられた評点欄を備えて
いる。 (3)上記評点欄は、ケア施設の担当職種がそれぞれ評
点を記入できるように、医師、相談員、看護人又は介護
人、及びリハビリ担当者の評点記入欄を少なくとも有し
ている。 (4)当該利用者の状態を精神的側面と身体的側面とに
分けて評価した結果を示す指数の記入欄が設けられてい
る。
【0016】前記評価フォームの測定項目は、少なくと
も下記の(a)から(u)までの事項に関わる能力を測
定する項目又はそれぞれの事項と同等の事項に関わる能
力を測定する項目を含んでなることが好ましい。 (a)見当識 (b)記銘記憶 (c)身辺整理 (d)会話 (e)関心意欲交流 (f)視力 (g)聴力 (h)食事摂取 (i)嚥下 (j)入浴 (k)衣服の着脱 (l)整容動作 (m)金銭管理 (n)排便 (o)排尿 (p)発語 (q)座位 (r)移動 (s)行動範囲 (t)口腔清潔 (u)寝返り
【0017】また、前記評価フォームは、上記それぞれ
の評点欄に、該当する測定項目とその評点とを示すバー
コードが配置されるように構成してもよい。
【0018】さらに、前記評価フォームは、少なくとも
医師、相談員、看護人又は介護人、及びリハビリ担当者
が、それぞれの職種に応じてチェックする項目を備えて
構成された当該利用者についてのチェック欄を有するこ
とが好ましい。
【0019】さらにまた、前記評価フォームは、当該利
用者の状態に応じて必要な介助方法及び介助器具をチェ
ックするためのチェック欄を有することが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につ
き、添付の図面を参照して説明する。 ====ケアプラン策定支援システムの構成==== 図1は、本発明の一実施形態に係わるケアプラン策定支
援システムの概略構成図である。
【0021】システムサーバ10は、本発明によるケア
プラン策定支援システム(以下、単にシステムと称す
る。)のプログラムソフトウェアを格納し、与えられる
命令に応じた演算処理を実行する。また、ケア施設やそ
の利用者について蓄積されたデータを格納するデータベ
ースもこのシステムサーバ10内に置かれる。具体的な
構成は、所要の演算能力を有するマイクロプロセッサと
その周辺の記憶装置、入出力装置、通信インターフェイ
ス等を備えたパーソナルコンピュータと同等であり、適
宜選定されるプラットフォーム(例えばWindows
95(マイクロソフト社)、MacOS(アップルコン
ピュータ社)等)上で動作する。システムサーバ10
は、ケア施設内に適宜の伝送路とプロトコルとをもって
構築されたLAN40のネットワークサーバとしても機
能する。ただし、システムの安定性を考慮して、ネット
ワークサーバをシステムサーバ10と別に設けることも
できる。また、施設や利用者についての蓄積データを、
信頼性を考慮して前記ネットワークサーバなど、システ
ムサーバ10以外の記憶装置に格納しておくこともでき
る。
【0022】LAN40にはクライアントコンピュータ
20とプリンタ30とが接続されている。クライアント
コンピュータ20はシステムサーバ10と同様の構成を
有するパーソナルコンピュータであり、ケア施設内の適
宜の個所、例えば、ナースステーション、医局、事務室
等に必要に応じて配置され、システムサーバ10に格納
されたプログラムソフトウェアをLAN40経由で操作
することができる。プリンタ30はネットワークプリン
タであり、LAN40上のシステムサーバ10あるいは
クライアントコンピュータ20からの命令に従って印刷
を実行する。
【0023】システムサーバ10は、一般公衆電話回線
のような外部の通信回線50を通じてメンテナンスサー
バ60と接続されている。メンテナンスサーバ60は、
前記システムサーバ10と同等のシステム構成を有する
コンピュータであって、通信回線50を介してシステム
サーバ10にアクセスすることができ、遠隔地からシス
テムサーバ10の動作確認や保守を実施することができ
る。なお、データ転送速度の点から、通信回線50とし
ては、ISDN回線(例えば、INS64(日本電信電
話株式会社))を使用することが望ましい。
【0024】次に、図2を参照してシステムサーバ10
の構成について説明する。図2は、システムサーバ10
の概略構成を示すブロック図である。なお、言うまでも
ないことではあるが、図2はシステムサーバ10を概ね
機能ブロックに分けて図示したものであるから、システ
ムサーバ10がハードウェアとしてこのようなブロック
単位に構成されている必要は全くない。
【0025】情報処理部110は、主として (1)データの入出力制御 (2)入力されるデータのデータベースへの書込み (3)データベースから読み出したデータの出力 (4)入力されたデータの整合性チェック (5)LAN40とのデータ通信管理 の処理を行う。
【0026】基本情報処理部112は、ケアプランを策
定する上での基本情報となるケア施設の各種スケジュー
ルに関するデータと、個々の利用者についてのデータと
を処理する。施設に関するデータは、施設基本情報デー
タベース130として格納されており、また利用者に関
するデータは利用者情報データベース140として蓄積
されている。基本情報処理部112は、外部から与えら
れる命令に応じて、入力されるデータを適宜これらのデ
ータベース130,140に書き込む一方、それらのデ
ータベース130,140から読み出したデータを出力
する。
【0027】アセスメント情報処理部114は、利用者
情報データベース140に蓄積されている利用者情報に
基づいて、各利用者毎に評価フォーム、すなわち職種別
のADL評価シートと精神面評価シートとを生成し、印
刷出力する。また、このように生成されたADL及び精
神面評価シートに各職種の担当者が記入した評点を集計
してケアプラン策定評価シートを生成し、印刷出力す
る。
【0028】入力部150は、前記のようなデータ入力
操作や命令付与に使用される入力インターフェイスであ
って、バーコードリーダ、マウス、キーボード、タブレ
ット、音声認識装置等の入力機器と、それらのドライバ
とからなる。また、出力部160は、出力されるデータ
を表示するための種々のディスプレイ、あるいはデータ
ベース130,140に蓄積されたデータをファイルと
して書き出すためのフロッピーディスクドライブ等の外
部記憶装置を備えている。
【0029】通信制御部120は、基本情報処理部11
2及びアセスメント情報処理部114とLAN40との
間に介設されて、他のLAN40上のクライアントコン
ピュータ20及びプリンタ30とのデータ交換の管理を
行う。さらに、LAN40及び通信回線50を介して、
メンテナンスサーバ60との通信をも制御する。
【0030】====ケアプラン策定支援システムの機
能==== 次に、以上のような構成を備えたケアプラン作成支援シ
ステムの一実施形態が実現する機能について、システム
操作シート、フローチャート、操作画面、及び出力帳票
の例に基づいて説明する。
【0031】図3は、本システムの操作に主として用い
られるシステム操作シートである。図示のように、本シ
ステムにおける主要な操作は、基本的に所望の操作入力
を示すバーコードをバーコードリーダによって読取り、
システムサーバ10に入力することによって行われる。
本実施形態のシステムにあっては、図3に示す操作シー
トによって、「施設基本情報の入力・修正」、「利用者
情報の入力・修正」、「全利用者リスト印刷」、「入所
者リスト印刷」、「通所者リスト印刷」、「ナイト利用
者リスト印刷」、「ショート利用者リスト印刷」、「画
面印刷(ディスプレイ画面のハードコピー出力)」、
「(データ入力・修正の操作)終了」、及び「ケアプラ
ン(システム)の終了」の各操作を行うことができる。
なお、入所、通所等の利用種別と、利用予定者について
は、利用者情報の項で後述する。
【0032】(1)施設基本情報処理機能 図4は、施設基本情報処理機能を示すフローチャートで
ある。なお、これ以後説明するフローチャートにおい
て、各ステップを示すボックス内に表示された図面番号
は、それぞれのステップに対応する操作画面が図示され
た図面を示す。
【0033】システムを起動させ、図4のシステム操作
シートの「施設基本情報の入力・修正」に対応するバー
コードを読取ることにより、施設基本情報の入力を受け
付ける入力待ち状態となる。
【0034】まず、システムが導入されるケア施設の最
も基本的な情報である「ケア施設全体の日毎基本スケジ
ュール」が入力される(S410,図5)。「ケア施設
の日毎基本スケジュール」とは、施設全体として、毎日
定められた時間に実施されるイベントを、「開始時
刻」、「終了時刻」、「イベントの項目名」を関連付け
て格納したものであり、これらのイベントは全ての施設
利用者に該当する。したがって、個々の利用者の施設内
でのスケジュールは、まずこの日毎基本スケジュールを
満足することが前提となる。逆に言えば、後述する他の
オプショナルなイベントは、この日毎基本スケジュール
と競合しないように決定される。なお、この日毎基本ス
ケジュールは、「痴呆」(痴呆の所見が認められる利用
者)と、「一般」(前記「痴呆」以外の一般利用者)と
に分けて策定されることがある。これは、一つの施設に
痴呆利用者と一般利用者とが混在する場合、痴呆利用者
と一般利用者とではイベントの種類やそれらの時間割が
異なること、適用される保険の体系が異なることなどか
ら、あらかじめ両者について異なる日毎基本スケジュー
ルを策定しておく必要があるからである。もちろんいず
れか一方のみの利用者を受け入れるケア施設に本システ
ムを導入する場合など、上記のような利用者分類をする
必要がない場合もある。
【0035】日毎基本スケジュールは、まず施設が利用
可能な時間範囲内で定められる。本システムの場合は、
入所者については24時間利用可能となっている。した
がって、操作画面の有効開始時刻フィールドには「0:
00:00」、有効終了時刻フィールドには「23:5
9:59」が入力されている。本システムにあって日毎
基本スケジュールに含まれるイベントは、「起床」、
「モーニングケア」、「朝食準備」、「朝食」、「昼食
準備」、「昼食」、「夕食準備」、「夕食」、「排泄介
助」、「おやつ」、「イブニングケア」、「消灯」の各
項目である。
【0036】日毎基本スケジュール入力画面においてサ
ブユニット名登録ボタンをクリックすると、サブユニッ
ト名登録画面に移行する(S420,図6)。本システ
ムにあって、ケア施設の利用者は、あらかじめ定められ
た尺度、例えば精神的あるいは身体的障害の程度などに
基づいて複数のグループに分類される。このそれぞれの
グループをサブユニットと呼んでいる。本実施形態のシ
ステムでは、利用者をその障害程度に応じて、「重
度」、「中度」、「軽度」、及び「通所」の4つのサブ
ユニットに分類している。各サブユニットについては、
有効時間帯が定義される。「重度」から「軽度」までの
入所者については、24時間であるが、サブユニット
「通所」に該当する利用者については、ケア施設に応じ
た有効利用可能時間帯(例えば9:00〜15:00)
が定義される。なお、この他に、「ナイト(夜間のみの
預かりケア)」、「ショート(短期間の入所)」等の他
の利用形態に応じてサブユニットを適宜設けてよい。
【0037】さらに、上記サブユニット毎のケア項目が
定義される(S430,S440)。本システムにあっ
ては、「入浴」、「理学療法(集団訓練)」、「理学療
法(個別訓練)」、「作業療法(集団訓練)」、及び
「レクリエーション」の5項目である。なお、これらの
ケア項目は男女別に編成されるので、都合10項目のケ
ア項目が登録されることになる。登録された各ケア項目
については、項目毎に実施時間帯を定義する。例えば、
図7は、ケア項目「入浴(男性)」についての実施時間
帯が定義された場合を示している。この実施時間帯定義
は、前記サブユニット登録名とともに、図8に示すサブ
ユニット毎のスケジュールカレンダーに反映される。す
なわち、この場合には、「入浴(男性)」の項目につい
て毎日10:00〜11:30の時間帯が割り当てられ
ていることを示している。このスケジュールカレンダー
で、所望のサブユニットについて該当する曜日と時間帯
を示すボタンをクリックすることにより、当該サブユニ
ットについてのケア項目とその実施時間帯を登録するこ
とができる。なお、これらサブユニット毎のケア項目実
施時間帯は、すでに入力されているケア施設全体の日毎
基本スケジュールに定義されている項目の時間帯と重複
することは許されない。したがって、サブユニット毎の
ケア項目を定義する際に前記ケア施設全体の日毎基本ス
ケジュールと競合が生じた場合には、その旨を警告する
表示が出されるとともに、当該ケア項目は日毎基本スケ
ジュールと競合しないように時間帯が改められない限
り、施設基本情報データベースに登録できないように処
理される。
【0038】以上のようにして登録されたケア施設全体
の日毎基本スケジュールと各サブユニット毎のサブスケ
ジュールとを併合することによって、図9に示す施設基
本スケジュールが得られる。図9の画面は、特定のサブ
ユニットについて定義されている日毎スケジュールを性
別、曜日毎に、画面上方に示されているような帯形式、
及び下方のリスト形式で表示している。
【0039】(2)利用者情報処理機能 個々の利用者に関する情報を入力することにより、利用
者情報データベースが編成される。その概略フローチャ
ートを図10に示す。まず、図3のシステム操作シート
から「利用者情報の入力・修正」に対応するバーコード
を読取ると、利用者情報入力画面(S1010、図1
1)に移行する。利用者情報入力画面は、各利用者毎に
作成された情報カードの形式で設計されている。個々の
利用者情報画面は、利用者情報データベースに蓄積され
ている各利用者のレコードに対応している。
【0040】図11に示すように、利用者情報画面は、
利用者の個人情報に関わるデータとその利用者について
のケア施設に関わるデータとを含む。この実施形態にあ
っては、個人情報に関わるデータとして「氏名」、「性
別」、「住所及び郵便番号」、「電話番号」、「生年月
日及び年齢」が、またケア施設に関わるデータとして
「利用者ID」(ケア施設が各利用者に対して便宜的に
付与する識別符号)、「利用種別と曜日」(利用者の利
用形態、すなわち「入所」、「通所」、「ショートステ
イ」、「ナイトケア」の別と利用する曜日(「通所」又
は「ナイトケア」の場合))、「入所日、利用期間、及
び退所予定日(システムの処理日よりも入所日が後であ
る場合には、システム上では「利用予定者」として取り
扱われる。)」、「部屋番号」、「担当ユニット」(そ
の利用者が「一般利用者担当」であるか「痴呆利用者担
当」であるかの別)、「所属するサブユニット」、「利
用前居所」(「自宅」、「独居」、「他施設」等の
別)、「利用内容」(「新規」又は「再利用」)が入力
される。これらの利用者情報入力に基づいて、利用者情
報データベースが更新される(S1020)。
【0041】登録しようとする利用者が「再利用」に該
当する場合には、前回利用時の「利用者ID」が分かっ
ていれば、そのIDを検索キーとして利用者情報データ
ベースの蓄積データの中から前回利用時のデータを抽出
して利用することができる。この場合、再利用ボタンを
操作することによって同一内容を有する利用者情報画面
が複製されるので、変更すべき項目のみを修正すればよ
く、利用者情報データ入力が大幅に簡素化される。言う
までもなく、本システムが導入される施設の状況に応じ
て上記の入力項目及びそれらの項目の定義は適宜変更さ
れてよい。
【0042】図3のシステム操作シート上の「入所者リ
スト印刷」に対応するバーコードを読取ることにより、
図12に示す入所者リストが印刷出力される。入所者リ
ストは、それぞれの利用者について所望の情報画面や帳
票を出力指示するために用いられる操作シートである。
このシートには、特定のサブユニットに属する利用者と
それぞれについての操作指示項目とがマトリクス状に配
置されており、利用者について希望する操作指示項目に
対応する個所にはバーコードが印刷されている。したが
って、例えば図12において利用者「A」の利用者情報
を閲覧する場合には、該当する個所に配置されているバ
ーコード(この場合は、左上隅のバーコード)を読取る
ことによってその利用者情報を閲覧することができる。
また、それぞれ対応するバーコードを読取ることによっ
て、後述するような個々の利用者についてのADL及び
精神面チェックリスト印刷、ケアプラン策定評価レポー
ト画面表示、及びケアプラン週間スケジュール表印刷の
各操作を実行させることができる。なお、プライバシー
保護等のため、上記入所者リストに基づく操作を行う際
に、システムが操作者に対して所定のパスワード入力を
要求するように構成してもよい。
【0043】(3)アセスメント情報処理機能 図13に、利用者の状態を評価するアセスメント情報処
理の概略フローチャートを示す。まず、アセスメントを
実施する利用者を選定し、その利用者に関するADLチ
ェックリスト及び精神面チェックリストを出力する(S
1310,S1320)。
【0044】前述したように、ケア施設においてさまざ
まなケアを実施するに当たっては、個々の利用者の状態
を的確に把握することが特に重要である。このような状
態把握は、「ADL」及び「精神面」のチェックとその
評価を通じて行われる。本願出願人は、前記従来のMD
Sを用いたアセスメントに付帯する問題点を解消するた
めに、特に次の点に配慮して本願システムのアセスメン
ト情報処理機能を計画した。 a)アセスメントに要する時間を短縮するために、質問
評価項目を極力減らす。 b)質問評価項目を減らしても評価精度に影響が出ない
ように、重複していると思われる質問項目など、削減す
べき項目を慎重に選定する。 特に、MDSに含まれる18の問題領域については、選
定した質問項目によってすべて網羅されるように留意す
る。
【0045】これらの要求を満足しつつ利用者の全体像
を把握するのに最小限必要な評価項目を選定して作成し
たのが、本実施形態に係わるADLチェックリスト及び
精神面チェックリストである。
【0046】====ADLチェックリストの構成と機
能==== ADL、すなわち利用者の日常生活動作に関する能力を
評価するために、16の測定項目を選定し、各項目につ
いて0〜4点の5段階の評点を与えている。本実施形態
に係わるシステムにあっては、表1に示す項目及び評価
が定められている。本実施形態のシステムにおいて実際
に用いられているADLチェックリストの一例を図14
に示す。
【0047】
【表1】
【0048】このADLチェックリストは、MDSに含
まれる問題領域のうち、日常生活動作に関する次の11
の領域を評価するために作成されている。 《領域3》 視聴覚機能(障害)の検討 《領域5》 ADLとリハビリの可能性 《領域6》 尿失禁及び留置カテーテルの検討 《領域7》 望ましい人間関係の検討 《領域10》 アクティビティの必要性 《領域11》 転倒の危険性 《領域12》 栄養状態の検討 《領域13》 経管栄養の検討 《領域14》 脱水状態・水分補給の検討 《領域16》 褥瘡(床ずれ)の兆候 《領域18》 身体抑制の検討
【0049】このADLチェックリストを用いて、医
師、看護・介護人、相談員、理学・作業療法士等のリハ
ビリ担当者が各項目を0〜4点の5段階で評価する(S
1330)。各職種は評価結果をADLチェックリスト
の実施評点欄に手書きで記入する。記入が完了したAD
Lチェックリストの集計は、各項目についての評点基準
欄に印刷されたバーコードをバーコードリーダで読取る
ことにより行われる。
【0050】また、ADLチェックリストには、その利
用者を介護するのに必要な介助用具等をチェックする欄
が設けられている。図14の例では、食事、咀嚼、排
泄、移動の各項目について、常食、流動食などの食事の
種類や杖、車椅子等の必要な介助用具をチェックできる
ようになっている。
【0051】====精神面チェックリストの構成と機
能==== 精神面チェックリストは、「N式老年者用精神状態評価
尺度」、通称NMスケールにしたがって利用者の精神状
態を把握するもので、MDSの精神面に関連する6つの
問題領域 《領域1》 せん妄の兆候 《領域2》 痴呆状態・認知障害の検討 《領域4》 コミュニケーション障害 《領域8》 気分と落ち込みの検討 《領域9》 問題行動の兆候 《領域17》向精神薬の使用上の注意 について評価するための5項目が表2に示すように選定
されている。
【0052】
【表2】
【0053】精神面チェックリストには、前記ADLチ
ェックリストと同様に、10〜0点の間の7段階で評価
する各項目のそれぞれの評点に対応する個所にバーコー
ドが印刷されている。各職種がすべての項目の評点を記
入し終えたら、それぞれの評点に対応するバーコードを
バーコードリーダによって読取り、システムに入力す
る。
【0054】また、この精神面チェックリストには、医
師、看護又は介護人、相談員、リハビリ(理学・作業)
担当者がそれぞれ評価対象となる利用者についての所見
を記入できるように、職種別に用意されたコメント欄が
設けられている。この実施形態のシステムにあっては、
医師により傷病名と発症時期等の診療情報が、看護又は
介護人により精神症状・行動異常の有無が、相談員によ
り利用者や家族との面接の結果などが、リハビリ担当者
により麻痺・拘縮・自助具使用の有無などの所見が記入
できるように構成されている。したがって、精神面チェ
ックリストは、前記MDS問題領域を評価するための共
通の欄と、職種毎に固有の記入欄とを備えており、各職
種毎に専用の用紙が用意される。なお、必要に応じて、
利用者の家族などの介護者がそれまでの利用者の状況や
介護の程度などを記入できる欄を設けた利用者家族用の
精神面チェックリストを作成してもよい。
【0055】====ケアプラン策定評価レポートの構
成と機能==== ケアプラン策定評価レポートは、各職種が利用者につい
てADLチェックリスト及び精神面チェックリストを用
いて判定した結果をまとめるための評価フォームとして
用いられる。図16に本実施形態のシステムで使用され
るケアプラン策定評価レポートの一例を示す。
【0056】このケアプラン策定評価レポートには、M
DSの18の問題領域が精神機能、身体機能、生活機能
の3つの側面に分類され、それぞれの問題領域について
の誘因項目とそれに対する各職種の評点が記入されてい
る。この評点は、ADLチェックリスト及び精神面チェ
ックリストからバーコードリーダによって読込まれたデ
ータがそのまま反映されるので、転記する手間やその際
の誤記などの問題を排除することができる。また、それ
ぞれの評点に対応するコメントも自動的に記入されるの
で、その評点が利用者のどのような状態に対応するのか
を容易に把握することができる。
【0057】全職種が参加する評価会議は、前記各職種
による評点が印字出力されたケアプラン策定評価レポー
トに基づいて実施される(S1350)。評価会議で
は、各職種が記入した評点を元に、その利用者の現状評
点を合議の上決定して記入する。現状評点は、精神機能
と身体・生活機能とに分けて合計され、それぞれの合計
ポイントを元に利用者の状態像が判定される。以上の利
用者アセスメントは3回実施され、その過程でケアプラ
ンがより適切なものに修正される。
【0058】なお、利用者の状態像とは、日常生活の自
立度を前記ADLチェックリスト及び精神面チェックリ
ストを用いた評点により判定するもので、精神面につい
て「なし・I・IIa・IIb・IIIa・IIIb・
IV・M」の8段階、ADLについて「J1・J2・A
1・A2・B1・B2・C1・C2」の8段階で評価さ
れる。利用者の状態像は、これら精神面及びADLの評
価を組合せ、精神的側面の評価を縦軸に、ADL側面の
評価を横軸にとって表した要介護度区分マトリクス上
で、総合的な利用者の状態を捉えられるようにしたもの
である。表3に本実施形態のシステムにおける高齢者の
状態像の例を示す。
【0059】
【表3】
【0060】====ケアプランスケジュールの策定=
=== 以上説明してきた施設基本情報、利用者情報、及び利用
者の状態評価に基づいて、ケアプラン週間スケジュール
表が生成される。
【0061】前述のように、ケア施設の一日のイベント
は、日毎基本スケジュールとして施設基本情報データベ
ースに格納されている。これに、各サブユニット毎に定
義され同様に施設基本情報データベースに格納されてい
る入浴、リハビリ、及びレクリエーションの実施時間を
重ね合わせることにより、そのサブユニットに属する利
用者の日毎の生活パターンが得られる。図17に、ある
利用者について生成されたケアプラン週間スケジュール
表の一例を示す。このスケジュール表には、ケア施設全
体の生活パターンを示す帯状のタイムスケジュールと、
その利用者の一週間の生活パターンが日毎に同じく帯状
のタイムスケジュールとして示されている。この利用者
はサブユニット「重度」に属しているから、その生活
パターンは、ケア施設の日毎基本スケジュールに、サブ
ユニット「重度」について定義された入浴、リハビ
リ、及びレクリエーションのサブスケジュールが挿入さ
れたものとなる。
【0062】ケア施設の日毎基本スケジュールに含まれ
るイベントにおいて、その利用者にどのようなケアを実
施するかという内容は、ケアプラン策定評価レポートに
記載されている現状評価に対応するものとなる。図17
の利用者の場合には、 《モーニングケア(Mケア)・イブニングケア(Eケア)》 衣類着脱の一部介助 《朝食・昼食・夕食》 配膳見守り 《排泄介助》 定時誘導 の各ケアが実施される。また、サブユニット固有のイベ
ントに関するケアとしては、入浴介助が実施される。
【0063】====ケア業務計画の策定==== これまで説明してきたように、本実施形態のシステムは
施設基本情報と利用者情報とを管理するデータベースを
それぞれ備えたことにより、個々の利用者の日毎スケジ
ュールを容易に策定することができるばかりでなく、ケ
アプラン策定評価レポートを用いたタイムリーかつ的確
な利用者の状態把握も可能となった。そして、このよう
に利用者のケアプラン策定が登録データに基づいて行え
るようになった結果、実際にケアを実施する人員につい
ても、次のような業務計画策定支援プロセスが提供され
ている。
【0064】(1)ケア業務表の構成と機能 図18に、本実施形態のシステムによるケア業務表の一
例を示す。このケア業務表には、1つのサブユニットに
属する全利用者の日毎スケジュールが一覧的に含まれて
いる。また、それぞれの利用者がどのようなケアを必要
としているかが、リストされている。図18の例では、
サブユニット「重度」に所属する12人の利用者につ
いて、「部屋番号」、「氏名」、「入所日」、「退所予
定日」、「食事・排泄・移動」について必要な介助方法
及び介助用具が表示されている。「氏名」のような利用
者の個人情報は、利用者情報データベースに格納されて
いるレコードからサブユニット名をキーに抽出して利用
される。また、ケアに必要な介助方法や介助用具は、ケ
アプラン週間スケジュール表の「ADL介助」欄、「介
助用具」欄に入力された内容が利用される。例えば、2
01号室の利用者「A」については、「食事の際に見守
る必要があり、介助容器を使用する」、「排泄は自分で
できる(自立)が、パットが必要」、及び「移動の際に
は見守る必要があり、杖を使用」であることを示してい
る。
【0065】====週間ケア業務表の構成と機能==
== 図19に、本実施形態のシステムで用いられる週間ケア
業務表の一例を示す。この週間ケア業務表には、サブユ
ニット「重度」に属する利用者の一週間のタイムスケ
ジュール(入浴等の保清、及びリハビリ)が表示されて
いる。また、前記日毎スケジュールを含むケア業務表と
同様に、各利用者が食事、排泄、移動についてどのよう
な介助方法と介助用具とを必要とするかが示されてい
る。これにより、サブユニット毎に、一週間の各利用者
の予定とそれについてどのような作業や用具が必要であ
るかを一覧することができ、業務計画を立案する上で有
用な資料となる。
【0066】上記の日毎及び週間ケア業務表は、あらか
じめ用意されるサブユニットリスト(図20)に配置さ
れているバーコードから所望のものをバーコードリーダ
によって読取ることにより出力させることができる。す
なわち、日毎のケア業務表については当日から一週間後
の分まで、週間ケア業務表については当週から3週間後
の分まで出力させることができる。これらのケア業務表
は、サブユニット毎に出力させることも、あるいは全サ
ブユニットの分をまとめて出力させることもできる。
【0067】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るケアプラン策定支援システムは、次の効果を奏する
ものである。 (1)ケア施設の基本情報を格納するデータベースとそ
のケア施設を利用する利用者の情報を格納するデータベ
ースとを設け、利用者が属するグループ固有のスケジュ
ールと施設の基本生活パターンを表すスケジュールとを
重ね合わせて利用者のスケジュールを計画するようにし
たので、イベントの競合などの不具合を避けつつ迅速に
計画することができる。 (2)MDSに含まれる問題領域のすべてについて評価
できる可及的に少ない数の質問項目が設定されたADL
チェックリストと精神面ADLチェックリストとを用い
て利用者の状態像を把握するようにしたので、従来のM
DSによるアセスメントと比較してはるかに短時間で的
確な状態像把握が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるケアプランニング
策定支援システムの概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わるケアプランニング
策定支援システムのサーバについて概略構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係わるケアプランニング
策定支援システムのシステム操作シートを例示する図で
ある。
【図4】 本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムの施設基本情報処理ルーチンを示す
フローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係わるケアプランニング
策定支援システムの施設基本情報入力画面を例示する図
である。
【図6】本発明の一実施形態に係わるケアプランニング
策定支援システムのサブユニット登録画面を例示する図
である。
【図7】本発明の一実施形態に係わるケアプランニング
策定支援システムのサブユニットイベント登録画面を例
示する図である。
【図8】本発明の一実施形態に係わるケアプランニング
策定支援システムのサブユニットイベントスケジュール
登録画面を例示する図である。
【図9】図5の施設基本情報入力画面において入力を完
了した状態を例示する図である。
【図10】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムの利用者情報処理ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムの利用者情報入力画面を例示する図
である。
【図12】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムの利用者リストを例示する図であ
る。
【図13】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムのアセスメント情報処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムのADLチェックリストを例示する
図である。
【図15】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムの精神面チェックリストを例示する
図である。
【図16】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムのケアプラン策定評価レポートを例
示する図である。
【図17】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムのケアプラン週間スケジュール表を
例示する図である。
【図18】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムのケア業務表を例示する図である。
【図19】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムの週間ケア業務表を例示する図であ
る。
【図20】本発明の一実施形態に係わるケアプランニン
グ策定支援システムのサブユニットリストを例示する図
である。
【符号の説明】
10 システムサーバ 20 クライアントコンピュータ 30 プリンタ 40 LAN 50 通信回線 60 リモートサーバ 110 情報処理部 112 基本情報処理部 114 アセスメント情報処理部 120 通信制御部 130 施設基本情報データベース 140 利用者情報データベース 150 入力部 160 出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高齢者などを利用者として受け入れて日
    常生活の介助等のケアを実施するケア施設にあって、そ
    れら利用者についてのケアプランを策定するために用い
    られる下記(1)から(4)までの要件を備えたことを
    特徴とするケアプラン策定支援システム。 (1)上記ケア施設の日毎基本スケジュールと、入浴、
    リハビリ、及びレクリエーションを項目として少なくと
    も含んだ日毎及び週間サブスケジュールとが格納された
    施設基本情報データベースを有し、前記日毎及び週間サ
    ブスケジュールは、利用者をその症度に応じて分類して
    得られるグループ別に編成されている。 (2)氏名、識別符号、及び所属グループ名を少なくと
    も含む上記利用者の属性に関する情報が利用者毎に記録
    された利用者情報データベースを有する。 (3)上記利用者情報データベースに格納されている利
    用者の属性に関する情報に基づいて、特定の利用者の日
    常生活動作及び精神面の状態を評価するための評価フォ
    ームが出力される。 (4)上記ケア施設の日毎基本スケジュールと、利用者
    が所属するグループの日毎及び週間サブスケジュール
    と、上記評価フォームを用いたその利用者の状態評価結
    果とにしたがって策定された週間ケアスケジュール表が
    出力される。
  2. 【請求項2】 高齢者等のケア施設利用者に関するケア
    プランを策定するにあたって、当該利用者の日常生活動
    作及び精神面の状態を評価するために下記の(1)から
    (4)までの要件を備えて構成されたことを特徴とする
    評価フォーム。 (1)MDSに含まれるすべての問題領域を評価すべく
    選定された測定項目を有する。 (2)上記測定項目のそれぞれについて、評価対象であ
    る利用者の評点を記入すべく設けられた評点欄を備えて
    いる。 (3)上記評点欄は、ケア施設の担当職種がそれぞれ評
    点を記入できるように、医師、相談員、看護人又は介護
    人、及びリハビリ担当者の評点記入欄を少なくとも有し
    ている。 (4)当該利用者の状態を精神的側面と身体的側面とに
    分けて評価した結果を示す指数の記入欄が設けられてい
    る。
  3. 【請求項3】 上記測定項目は、少なくとも下記の
    (a)から(u)までの事項に関わる能力を測定する項
    目又はそれぞれの事項と同等の事項に関わる能力を測定
    する項目を含んでなることを特徴とする請求項2に記載
    の評価フォーム。 (a)見当識 (b)記銘記憶 (c)身辺整理 (d)会話 (e)関心意欲交流 (f)視力 (g)聴力 (h)食事摂取 (i)嚥下 (j)入浴 (k)衣服の着脱 (l)整容動作 (m)金銭管理 (n)排便 (o)排尿 (p)発語 (q)座位 (r)移動 (s)行動範囲 (t)口腔清潔 (u)寝返り
  4. 【請求項4】 上記それぞれの評点欄に、該当する測定
    項目とその評点とを示すバーコードが配置されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の評価フォーム。
  5. 【請求項5】 少なくとも医師、相談員、看護人又は介
    護人、及びリハビリ担当者が、それぞれの職種に応じて
    チェックする項目を備えて構成された当該利用者につい
    てのチェック欄を有することを特徴とする請求項2に記
    載の評価フォーム。
  6. 【請求項6】 当該利用者の状態に応じて必要な介助方
    法及び介助器具をチェックするためのチェック欄を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の評価フォーム。
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