JP2001167215A

JP2001167215A - 口腔ケア管理方法

Info

Publication number: JP2001167215A
Application number: JP35109899A
Authority: JP
Inventors: Masaru Adachi; 勝足立
Original assignee: FAIN SYSTEM KK; ROKKO SHIKEN CO Ltd
Current assignee: FAIN SYSTEM KK; ROKKO SHIKEN CO Ltd
Priority date: 1999-12-10
Filing date: 1999-12-10
Publication date: 2001-06-22

Abstract

(57)【要約】【課題】要口腔介護者に対して、口腔介護サービスを
ヘルスケアと同等ないし、それ以上に行うようにするこ
とにある。【解決手段】要口腔要介護者等の利用者情報、依頼者
情報を作成するとともに、上記要口腔介護者にアセスメ
ントを実施してアセスメント情報を作成し、このアセス
メント情報にもとづいて口腔ケアアセスメント、口腔ケ
アプラン、義歯作成プランを作成して、これらをコンピ
ューターにプログラムを介して入力して登録し、この各
種情報をコンピューターを利用して口腔ケアの管理を行
うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、歯科分野における
口腔ケア管理方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】人にとって、食べることは大きな楽しみ
であり、噛むことは脳の活動を高め、ボケの進行を弱
め、脳の老化予防に役立つと言われている。

【０００３】また、歯が上手く噛み合わなければ食物を
おいしく食べられなく、歯がぐらぐらしていては気持ち
が悪くなり、特に老人や要介護者は歯医者に出向けない
ため、毎日の生活が生き生きと過ごせなくなるものであ
った。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】現在、病人に対して
は、在宅ケアや訪問介護、救急車等が発動されて介護ケ
アすることが知られているが、虫歯や歯の噛み合い不良
等の口腔介護に関しては在宅診療位しか対処されていな
いもので、上記のような状況下、口や歯等の口腔に関し
ても適切な介護が要望されるものであった。

【０００５】

【議題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、要口
腔介護者等の利用者情報、依頼者情報を作成し、上記要
口腔介護者にアセスメントを実施して口腔ケアアセスメ
ント情報を作成し、このアセスメント情報にもとづいて
口腔ケアプラン、義歯作成プラン情報を作成し、これら
をコンピューターにプログラムを介して入力して、登録
し、この各種情報をコンピューターを介して利用して口
腔ケアの管理を行うことを特徴とする口腔ケア管理方法
を提供するにある。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の口腔ケア管理方法は、要
口腔介護者等の利用者情報、依頼者情報を作成するとと
もに、上記要口腔介護者にアセスメントを実施してアセ
スメント情報を作成し、このアセスメント情報にもとづ
いて口腔ケアアセスメント、口腔ケアプラン、義歯作成
プランを作成して、これらをコンピュータープログラム
を介して入力して登録し、この各種情報をコンピュータ
ーを利用して口腔ケアの管理を行うことを特徴としてい
る。

【０００７】口腔ケアの管理方法は、図１のように要口
腔介護者の依頼者や利用者等のマスター管理プログラム
と、要口腔介護者へのアセスメントのアセスメントプロ
グラムと、上記アセスメントにもとづく口腔ケアプラン
プログラム、口腔ケアアセスメントプログラムや義歯作
成プランプログラム等のインフォメーションプログラム
と、マニュアルプログラム、オプションプログラム、そ
の他のプログラムで構成している。

【０００８】上記マスター管理プログラムは、図２のよ
うに管理しやすいように依頼者別に利用者の個人情報を
入力し、これらのアセスメント情報、口腔アセスメント
情報等のインフォメーション情報を作成できるようにし
てパソコン等に入出力できるようにしている。

【０００９】アセスメントプログラムは、上記利用者の
識別番号と作成日によって利用者個人のアセスメント情
報を管理できるようにしていて、その情報としては口腔
内の口腔診断状況、現病歴、コミュニケーション能力、
身体能力、ＡＤＬ状況、栄養状態などを入力して、口腔
診断およびその参考になるようにしている。

【００１０】上記口腔診断プログラミングは、図３のよ
うに本プログラムによるコンピューターを介してプリン
トしたり、予め印刷した定形の質問シートに対して回答
し、この回答を入力していくことにより、自動的に利用
者の問題点や歯の有無、要治療などを割り出せるように
している。また、同時に下記の口腔アセスメント情報、
口腔ケアプラン情報、義歯作成プラン情報の器も作成で
きるようにしている。

【００１１】たとえば、上記質問項目としては、図３の
ように歯の有無、義歯の問題、口腔の状態、咀しゃく問
題、口腔清掃の自立度、清掃状況、燕下機能などについ
て定形シートにチェックしたり、ディスプレイ画面にマ
ウスでクリックでチェックして回答するようにできる。
必要により、解決優先順位設定をするようにもでき、ウ
イザードで情報の変更や削除もできる。

【００１２】次に、インフォメーションプログラムの口
腔ケアアセスメントプログラムは、図４のように心身の
状態、歯の状況、唇、舌、口腔粘膜の異常、口腔清掃の
状態、義歯と咬合の状態、総合の所見などを上記と同様
に作成できる所要様式シートにもとづいて診断し、この
診断にもとづいて入力してデイスプレイの画面に所定の
形式で表示するようにしている。

【００１３】また、インフォメーションプログラムの口
腔ケアプランプログラムは、図５のように利用者の訪問
日、参加者、次回訪問日、作成者、問題点、ケア方法、
担当者、評価日、評価、優先順位などを上記と同様に作
成できる定形シートにもとづき、上記と同様にして入力
し、利用者が抱えている問題点が抽出されて一覧でディ
スプレイ画面に表示するようにしている。特に、口腔ケ
アプランのウイザードで問題点の優先順位、その他を変
更できるようにし、利用者問題の選択削除についても自
由に行えるようにしている。

【００１４】また、義歯作成プランプログラムは、図６
のように作業部門、作業分類、作業工程、ケア目標、作
業注意事項等を上記と同様に作成できる定形シートにも
とづき、上記と同様にして入力し、部門、部類に属する
作業工程、ケア目標、作業注意事項等を自動的に対応し
てディスプレイ画面で表示できるようにしている。

【００１５】上記した口腔ケアプラン等のウイザードで
の利用者の問題点抽出の仕組みとしては、たとえば図１
に示しているＣ項目マスターを作成して、口腔ケアプラ
ン情報等で使用される問題点を中心とした項目情報を登
録して、問題点の設定によって表示するようにできる。

【００１６】たとえば、下のように問題点コードと内容
や、関連するマニュアル、本人の要望、同意の有無、ケ
ア方法、備考、評価などを登録できる。＜問題点コードと問題部門の関連性＞〔００１〜０９９〕・・・歯の有無〔１００〜１９９〕・・・義歯の有無〔２００〜２９９〕・・・義歯の問題〔３００〜３９９〕・・・口腔の状態〔４００〜４９９〕・・・咀しゃく問題〔５００〜５９９〕・・・口腔清掃の自立度〔６００〜６９９〕・・・清掃状況〔７００〜７９９〕・・・燕下機能

【００１７】例として、３０２−虫歯がある３０３−舌や粘膜に白いものがある３０４−口の中が乾燥するこのように登録しておくと、口腔ケアプランのウイザー
ドで項目をチェックして、保存したときにどの項目にチ
ェックが入っていて、入っていた場合どんな問題点が発
生するのかをコンピューターで自動的に処理して、次の
ように問題点発生場所設定画面で設定するようにプログ
ラム設定をすることができる。

【００１８】

【００１９】このようにすることで、口腔ケアプランの
ウイザードで上記の内容すべての項目にチェックを入れ
て保存すると、歯茎が腫れているとの０項目以外の３つ
は問題点（３０２、３０３、３０４）が発生し、歯茎が
腫れているとの０項目は、問題点が設定されていないの
で発生しないようにコンピューターで処理するようにで
きる。

【００２０】また、同様に義歯作成プラン情報に関し
て、図１のようにＣ項目マスタープログラムで作業部
門、作業分類、作業内容、ケア目標、作業注意などを登
録して、その項目でその部門に属する項目を、問題点等
表示できるように義歯作成プログラムを作成できる。

【００２１】このようにして、ケアプランにもとづいて
実施していくと同時に、各問題点について利用者の満足
度とその変化などの評価を下し、ケアの終了や定期的ま
たは必要時のリアアセスメントとその理由等を入力して
口腔ケアサービスの向上、改善をはかっていくようにで
きる。

【００２２】上記のほか、Ｇ項目マスタープログラムに
各インフォメーションで使用される項目情報を登録した
り、ソフトの使用社情報を登録したり、公知のソフトプ
ログラムのようにヘルプ情報等のプログラムを作成する
ことができる。

【００２３】

【実施例】図１以下は、本発明の一実施例を示すもので
ある。本発明の口腔ケア管理プログラムは、図１のよう
にマスター管理、アセスメント、インフォメーション、
マニュアル、オプションのプログラム構成としていて、
各プログラムには上記したように所定事項を入力して登
録して保存したり、変更したり、削除できるようになっ
ていて、ウインドーズ９５や９８のプログラムソフト作
成の仕様にしたがって作成しているが、他のソフトにつ
いても対応可能である。

【００２４】このプログラムソフトを所要のパソコンに
インストールして立ち上げて、マスター管理プログラム
を開けて、依頼者マスター等をクリックし、上記のよう
にして図２のように依頼者等の入力を行えば、要口腔介
護者の検索が行える。

【００２５】そして、アセスメントプログラムでは、口
腔診断について図３のようにプリントアウトした口腔診
断用の所定の様式シートにもとづいて作成の診断書等に
したがって口腔診断情報を入力して、図示のように問題
点のリスト、歯の状況を出力できる。

【００２６】また、インフォメーション情報では、図１
のように口腔ケアアセスメント情報、口腔ケアプラン情
報、義歯作成プラン情報の入、出力ができるもので、口
腔ケアアセスメント情報では図４のように口腔要介護者
との口腔ケアアセスメント用のプリントアウトした所定
の様式シートにもとづいて作成のアセスメント表にした
がって、口腔ケアアセスメント情報を入力すれば、図示
のように出力できる。

【００２７】また、口腔ケアプラン情報では、図５のよ
うに口腔ケアプラン用のプリントアウトした所定の様式
シートにもとづいて作成の口腔ケアプラン表にしたがっ
て口腔ケアプラン情報を入力すれば、図示のように口腔
プラン情報、口腔ケア問題点を出力できる。

【００２８】またさらに、義歯作成プラン情報では、図
６のように義歯作成プラン用のプリントアウトした所定
の様式シートにもとづいた義歯作成プラン表にしたがっ
て義歯作成プラン情報を入力すれば、図示のように義歯
作成プラン情報を出力できる。

【００２９】なお、このようなコンピュータープログラ
ムは、ビジュアルベージック言語やＣ言語等のプログラ
ム言語で作成することができる。

【００３０】したがって、このように要口腔介護者のケ
ア情報を入力することによって、口腔介護者等がインタ
ーネット、パソコン通信等を介して迅速に、かつ必要な
口腔ケア情報を知ることができて、要口腔介護者のケア
を的確に行うようにできる。

【００３１】また、口腔介護サービスのために歯科用の
技工用室を設けて出張できる移動サービス車に、上記し
た口腔ケア管理用のプログラムをインストールしたノー
トパソコン等のコンピューターを搭載し、パソコン通信
による情報の送受信を行うようにすることによって、老
人施設や自宅等から自力で歯医者に行けない要口腔介護
者の介護サービスの向上をはかるようにすることもでき
る。

【００３２】なお、上記した本発明の趣旨にもとづいて
この口腔管理プログラムの内容にパソコンで行われてい
るマニュアル等の登録、編集、その他の適宜の変更態様
を追加したりして実施することもできる。

【００３３】

【発明の効果】以上のように本発明にあっては、口腔部
門にあっても、ヘルスケア部門以上に口腔介護をインタ
ーネットやパソコン通信等を介して迅速かつ的確に情報
を伝達できて、口腔ケアサービスの向上をはかるように
できる。

【００３４】そして、口腔ケアアセスメントにおいて、
定形の質問様式を介して回答して要口腔介護者の問題点
を自動的に割り出すようにプログラム形成することによ
って、要口腔介護者の問題点を的確に抽出して表示する
ことができ、的確にケアするようにできる。

【００３５】また、口腔ケアプランにおいて、問題点コ
ードと問題部門との関連性をプログラムに設定してお
き、口腔ケアプランの情報にもとづいて問題点を自動的
に割り出して対処できるようにプログラム形成すること
によって、要口腔介護者の問題点を的確かつ容易に表示
して、ケアの向上をはかるようにできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の口腔ケア管理プログラム構
成説明用図、

【図２】同上のマスター管理プログラム内容の説明用
図、

【図３】同上のアセスメントの口腔診断プログラム内容
の説明用図、

【図４】同上のインフォメーションの口腔ケアアセスメ
ントプログラム内容の説明用図、

【図５】同上のインフォメーションの口腔ケアプランプ
ログラム内容の説明用図、

【図６】同上のインフォメーションの義歯作成プランプ
ログラム内容の説明用図。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 4C052 LL07 MM10 5B049 AA01 AA02 AA06 BB43 CC11 DD01 EE05 FF03 FF09 GG04 GG07

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】要口腔介護者等の利用者情報、依頼者情
報を作成するとともに、上記要口腔介護者にアセスメン
トを実施してアセスメント情報を作成し、このアセスメント情報にもとづいて口腔ケアアセスメン
ト、口腔ケアプラン、義歯作成プランを作成し、これら
をコンピューターにプログラムを介して入力して登録
し、この各種情報をコンピューターを利用して口腔ケア
の管理を行うことを特徴とする口腔ケア管理方法。
【請求項２】口腔ケアアセスメントにおいて、定形の
質問様式を介して回答して要口腔介護者の問題点を自動
的に割り出すようにプログラム形成した請求項１に記載
の口腔ケア方法。
【請求項３】口腔ケアプランにおいて、問題点コード
と問題部門との関連性をプログラムに設定しておき、口
腔ケアプランの情報にもとづいて問題点を自動的に割り
出して対処できるようにプログラム形成した請求項１ま
たは２に記載の口腔ケア管理方法。