JPH11161313A - 切り込み量制限機能付数値制御装置 - Google Patents

切り込み量制限機能付数値制御装置

Info

Publication number
JPH11161313A
JPH11161313A JP34200397A JP34200397A JPH11161313A JP H11161313 A JPH11161313 A JP H11161313A JP 34200397 A JP34200397 A JP 34200397A JP 34200397 A JP34200397 A JP 34200397A JP H11161313 A JPH11161313 A JP H11161313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
switch
axis
processing
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34200397A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Shinozaki
了 篠崎
Tomoko Atomachi
智子 後町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP34200397A priority Critical patent/JPH11161313A/ja
Publication of JPH11161313A publication Critical patent/JPH11161313A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータが不慣れな場合であっても安全な
切削作業を行うことのできる切り込み量制限機能付数値
制御装置を提供すること。 【解決手段】 手動操作による切り込み量の増大を検出
し(c1〜c4)、切り込み量が設定値Dを超えないよ
うに工具の送り量に制限を加えることにより過剰な切り
込みの発生を防止する(c5〜c7)。また、工具とワ
ーク素材との組み合わせに対応して最大切り込み量記憶
ファイルに切り込み量の設定値Dを記憶させておき、加
工に用いる工具とワーク素材に基いて設定値Dを自動選
択することにより、オペレータの側に十分な知識がない
場合でも安全な設定値Dを選択できるようにする(B
8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切り込み量制限機
能付数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手動操作による移動指令に基いて工具ま
たはワークに送りを掛ける機能を有する数値制御装置、
例えば、手動パルス発生器のハンドル操作を用いた手動
運転によって工具またはワークに送りを掛けて手動切削
を行えるようにした数値制御装置が公知である。
【0003】従来の数値制御装置での手動運転操作は、
全ての操作が完全にオペレータに一任されているのが実
状であり、オペレータの熟練度が低く十分な経験がない
ような場合には、必要以上に工具やワークに送りを掛け
て工具を食い込ませてしまって工具やワークに欠損を生
じさせたり、また、スピンドルに過大な負荷を掛けて偏
心させてしまったりするという危険があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、前記従来技術の欠点を解消し、オペレータの操作が
不慣れな場合であっても工具やワークおよび工作機械の
構造にダメージを与えることなく、手動操作によって安
全な切削作業を行うことのできる切り込み量制限機能付
数値制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、手動操作によ
る移動指令に基いて工具またはワークに送りを掛ける機
能を有する数値制御装置において、手動操作による工具
またはワークの移動に伴う切り込み量の増大を検出し、
切り込み量の増大が設定値を超えないように工具または
ワークの送り量に制限を加える構成により前記課題を達
成した。
【0006】また、加工に使用する工具とワーク素材と
の組み合わせに対応して数値制御装置のファイルに前記
設定値を予め幾つか記憶させておき、加工状況に応じて
設定値を選択できるようにした。
【0007】更に、加工に使用する工具とワーク素材の
データを加工開始前に数値制御装置に入力して前記ファ
イルから対応する設定値を自動的に選択することによ
り、オペレータの側に切削加工に関する十分な知識がな
い場合でも安全な設定値を選択できるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明を適用した一実施形態
の切り込み量制限機能付数値制御装置10と該数値制御
装置10によって駆動制御される工作機械、例えば、旋
盤等の要部を示すブロック図である。
【0009】プロセッサ11は数値制御装置10を全体
的に制御するプロセッサであり、バス21を介してRO
M12に格納されたシステムプログラムを読み出し、こ
のシステムプログラムに従って、数値制御装置10を全
体的に制御する。RAM13は一時記憶用のメモリであ
る。CMOSメモリ14は図示しないバッテリでバック
アップされ、数値制御装置10の電源がオフにされても
記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成されて
おり、加工に使用する工具とワーク素材との組み合わせ
に対応して切り込み量の許容最大値を記憶する最大切り
込み量記憶ファイル(後述)もこのCMOSメモリ14
内に記憶される。
【0010】インターフェイス15は外部機器用のイン
ターフェイスであり、紙テープリーダ、紙テープパンチ
ャー、フロッピーディスクドライバ等の外部機器72が
接続される。紙外部機器72からはNCプログラムが読
み込まれ、また、数値制御装置10内で編集されたNC
プログラムを紙外部機器72に出力することもできる。
【0011】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)16は数値制御装置10に内蔵されたシーケン
スプログラムで工作機械を制御する。即ち、NCプログ
ラムで指令された機能に従って、これらシーケンスプロ
グラムで工作機械側で必要な信号に変換し、I/Oユニ
ット17から工作機械側に出力する。この出力信号によ
り工作機械側の各種アクチュエータが作動する。また、
工作機械側のリミットスイッチ等の信号を受け、必要な
処理をしてプロセッサ11に渡す。
【0012】各軸の現在位置,アラーム,パラメータ,
画像データ等の画像信号はCRT/MDIユニット70
のディスプレイに送られて表示される。インターフェイ
ス18はCRT/MDIユニット70のキーボードから
のデータを受けてプロセッサ11に渡す。インターフェ
イス19はX軸用,Z軸用およびガイダンス用の3つの
手動パルス発生器によって構成される手動パルス発生器
群71に接続され、これらの手動パルス発生器からのパ
ルスを受ける。
【0013】X軸用,Z軸用およびガイダンス用の3つ
の手動パルス発生器は、図2に示されるような工作機械
側の操作盤113に実装され、各手動パルス発生器に
は、X軸用操作ハンドル108,Z軸用操作ハンドル1
09,ガイダンス用操作ハンドル111が取り付けられ
ている。
【0014】操作盤113にはスピンドルスイッチ10
1,スピンドル停止スイッチ102,クーラントスイッ
チ103,クーラント停止スイッチ104,工具交換ス
イッチ105,ティーチングスイッチ106,プレイバ
ックスイッチ107が設けられ、更に、ガイダンス用操
作ハンドル111の機能を選択するための選択スイッチ
110JOGスイッチが配備されている。これらのスイ
ッチからの信号はI/Oユニット17およびPMC16
を介してプロセッサ11に渡される。
【0015】軸制御回路30,31はプロセッサ11か
らの各軸の移動指令またはX軸やZ軸の手動パルス発生
器からの移動指令パルスを受けて、各軸の指令をサーボ
アンプ40,41に出力する。サーボアンプ40,41
はこの指令を受けて各軸のサーボモータ50,51を駆
動する。X,Z軸のサーボモータ50,51には位置速
度検出用のパルスコーダが内蔵されており、これらのパ
ルスコーダからのフィードバック信号が軸制御回路3
0,31にフィードバックされる。軸制御回路30,3
1に内蔵されたサーボ制御CPUの各々はこれらのフィ
ードバック信号と前述の移動指令とに基いて位置ルー
プ、速度ループ、電流ループの各処理を行い、最終的な
駆動制御のための電流指令を各軸毎に求めて各軸のサー
ボモータ50,51の位置、速度を制御する。
【0016】スピンドル制御回路60はスピンドル回転
指令およびスピンドルのオリエンテーション等の指令を
受けて、スピンドルアンプ61にスピンドル速度信号を
出力する。スピンドルアンプ61はこのスピンドル速度
信号を受けて、スピンドルモータ62を指令された回転
速度で回転させる。また、オリエンテーション指令によ
って、所定の位置にスピンドルモータ62の回転位置を
位置決めする。
【0017】図6は加工に使用する工具とワーク素材と
の組み合わせに対応してCMOSメモリ14に切り込み
量の許容最大値を記憶させるためのデータベース登録処
理の概略を示すフローチャートであり、この処理はオペ
レータ側の判断によってCRT/MDIユニット70か
らデータベース登録の機能が選択された段階で起動され
る。
【0018】データベース登録処理を開始したプロセッ
サ11は、まず、オペレータからの入力操作に応じ、ワ
ーク材質の名称と工具名称とを順次読み込んで(ステッ
プA1,ステップA2)、データベース登録用のファイ
ル、つまり、最大切り込み量記憶ファイルを生成して図
4に示すようなデータベース登録画面をCRT/MDI
ユニット70のモニタ画面に表示するので、オペレータ
はこの登録画面を参照し、ワーク材質の名称と工具名称
との関係に対応させて切り込み量の許容最大値をCRT
/MDIユニット70のテンキー等から入力してCMO
Sメモリ14の最大切り込み量記憶ファイルに記憶させ
る(ステップA3)。
【0019】図4では切り込み量の許容最大値をワーク
材質の名称と工具の名称との関係だけに基いて2次元配
列的に設定する場合を例示しており、ステップA1の処
理ではファイルの列方向にインデックスとなるSC21
(炭素鋼),SC30(炭素鋼),・・・等の複数のワ
ーク材質を記憶させ、また、ステップA2の処理でファ
イルの行方向にインデックスとなるT1(既存の工具番
号),T2(既存の工具番号),・・・等の複数の工具
名称を記憶させ、このようにして生成されたデータベー
スの各フィールドに切り込み量の許容最大値3.0(m
m),2.0(mm),・・・等をテンキーから順に入力
するようにしている。
【0020】例えば、炭素鋼SC21のワークに対して
工具番号T1の工具で切削を行う場合の切り込み量の許
容最大値は3.0(mm)である。なお、切り込み量の許
容最値を「0」と設定した場合は、切り込み量制御無し
を意味する。
【0021】更に、主軸回転速度を考慮してワーク材質
の名称と工具の名称と主軸回転速度との関係に基いて3
次元配列的なデータベースを生成して、これら3つの条
件に基いて切り込み量の許容最大値を設定するようなデ
ータベースを生成するようにしてもよい。
【0022】図7ないし図12はプロセッサ11によっ
て実行される手動運転処理の概略を示すフローチャート
である。
【0023】この処理は、オペレータ側の判断によって
CRT/MDIユニット70から手動運転の機能が選択
された段階で自動的に起動されるようになっている。以
下、旋盤によってワークを加工する作業を行う場合を例
にとって、プロセッサ11の処理動作を説明する。な
お、この段階では既にスピンドル先端に対するワークの
取り付けは完了しており、タレットの工具ホルダには加
工に必要とされる全ての交換用工具が実装されているも
のとする。
【0024】手動運転処理を開始したプロセッサ11
は、まず、CRT/MDIユニット70から準備加工終
了信号が入力されているか否かを判別する(ステップB
1)。この準備加工終了信号は、荒取り,中仕上げ,仕
上げ等の全ての加工工程に関するティーチング作業が完
了した段階でオペレータがCRT/MDIユニット70
を操作して入力するものであるから、この段階で準備加
工終了信号が入力されることはない。
【0025】そこで、プロセッサ11は、一時記憶用の
記憶手段を構成するバッファ1の書込ポインタの値およ
び読出ポインタの値を共に初期化し(ステップB2,ス
テップB3)、オペレータが入力した形状データを一時
記憶するためのバッファ2の内容を初期化して(ステッ
プB4)、各軸の現在位置記憶レジスタから工具の現在
位置を読み出して終点位置記憶レジスタAおよび直前位
置記憶レジスタBにセットし、動作経路の方向性を記憶
する方向性記憶レジスタV′を初期化する(ステップB
5)。
【0026】また、移動方向記憶フラグF1,形状入力
記憶フラグF2,アプローチ記憶フラグF3,形状加工
記憶フラグF4の各々をリセットし(ステップB6)、
工具の現在位置を工具現在位置記憶レジスタCに記憶す
る(ステップB7)。
【0027】この段階で、プロセッサ11は図5に示す
ような加工条件設定画面をCRT/MDIユニット70
のディスプレイに表示するので、オペレータはこの画面
を参照してワーク材質の名称と工具名称とをポップアッ
プメニューから選択する。なお、図5に示されるX,Z
の値は工具現在位置である。
【0028】この操作を検出したプロセッサ11は、図
4の最大切り込み量記憶ファイルを参照し、オペレータ
が指定したワーク材質および工具名称に対応する切り込
み量の許容最大値を最大切り込み量記憶ファイルから読
み込み、その値を最大切り込み量記憶レジスタDに記憶
する(ステップB8)。なお、前述したように主軸回転
速度を条件の一部に含めて3次元配列的な最大切り込み
量記憶ファイルを生成した場合には、ワーク材質の名称
および工具名称の欄と共に主軸回転速度の欄もポップア
ップメニューとし、前述した3つの要素から切り込み量
の許容最大値を特定するようにする。
【0029】次いで、プロセッサ11は操作盤112の
ティーチングスイッチ106が操作されているか否かを
判別するが(ステップB9)、このティーチングスイッ
チ106は、荒取り,中仕上げ,仕上げ等の1加工工程
分のティーチング作業が完了した時点でオペレータによ
って操作されるものであるから、この段階でティーチン
グスイッチ106が操作されることはない。
【0030】そこで、プロセッサ11は、更に、スピン
ドルスイッチ101,スピンドル停止スイッチ102,
クーラントスイッチ103,クーラント停止スイッチ1
04,工具交換スイッチ105等の補助機能動作のため
のスイッチが操作されているか否かを判別する(ステッ
プB10)。
【0031】ステップB10の処理により補助機能動作
のためのスイッチ操作が検出された場合、プロセッサ1
1は、移動方向記憶フラグF1がセットされているか否
か、つまり、補助機能動作スイッチが操作される直前の
工具の動作経路が既にバッファ1に記憶されているか否
かを判別することになる(ステップB21)。
【0032】詳しくは後述するが、この実施形態におい
ては、工具の動作経路の方向性の変化を検出して経路を
分割し、その各々を独立した動作ブロックとして順次バ
ッファ1に記憶するようにしているので、動作経路の方
向性の変化が検出されない限り工具の動作経路はバッフ
ァ1に記憶されず、また、移動方向記憶フラグF1は、
1ブロック分の動作経路が新たにバッファ1に記憶され
た段階でリセットされる一方、工具の移動方向が同じ向
きに維持されている間はセット状態が保持されるように
なっている。
【0033】従って、ステップB21の判別結果が真と
なった場合、つまり、工具の移動方向が同じ向きに維持
されている間にスピンドルスイッチ101,スピンドル
停止スイッチ102,クーラントスイッチ103,クー
ラント停止スイッチ104,工具交換スイッチ105等
の補助機能動作スイッチが操作された場合には、前回の
分割経路の終点位置から今回の補助機能動作スイッチ操
作時点の工具現在位置までの区間に相当する工具の動作
経路を求め、補助機能動作スイッチの操作を記憶する前
の段階でバッファ1に記憶させておく必要がある。
【0034】そこで、ステップB21の判別結果が真と
なった場合、プロセッサ11は、ステップB22に示さ
れるSUB(A)の処理を実行し、前回の分割経路の終
点位置から補助機能動作スイッチ操作時点の工具現在位
置までに相当する工具の動作経路を求めて自動記憶手段
となるバッファ1に記憶する。
【0035】SUB(A)の処理の詳細を図11に示
す。プロセッサ11は、まず、直前位置記憶レジスタB
に記憶する工具の現在位置と、終点位置記憶レジスタA
に記憶されている前回の分割経路の終点位置との関係に
基いて、前回の分割経路の終点位置Aから補助機能動作
スイッチ操作時点の工具の現在位置までに相当する工具
の動作経路を求め、この動作経路を書込ポインタのアド
レス指定に従ってバッファ1に記憶し(ステップa
1)、終点位置記憶レジスタAの内容を直前位置記憶レ
ジスタBに記憶する工具の現在位置、要するに、今回新
たに記憶した分割経路の終点位置に更新する(ステップ
a2)。そして、書込ポインタの値をインクリメントし
てバッファ1における次の分割経路もしくは補助機能動
作コマンドの書き込みアドレスを記憶し(ステップa
3)、移動方向記憶フラグF1をリセットする(ステッ
プa4)。
【0036】つまり、工具を全く同じ方向に移動させて
いた場合であっても、その間に補助機能動作スイッチが
操作された場合には、スイッチ操作時点に対応する工具
の位置によって工具の動作経路が自動的に分割され、前
回の分割経路の終点位置から補助機能動作スイッチ操作
時点の工具の現在位置に至る工具の動作経路が自動的に
バッファ1に記憶されるということである。
【0037】なお、移動方向記憶フラグF1がリセット
されていてステップB21の判別結果が偽となった場合
は、補助機能動作スイッチが操作された時点までの動作
経路が既にバッファ1に記憶されている状態を意味する
ので、改めてステップB22の処理を実行する必要はな
い。
【0038】ステップB21またはステップB22の処
理を終えたプロセッサ11は、次いで、ステップB23
に示されるSUB(B)の処理を実行し、前述したステ
ップB10の処理で検出された補助機能動作に対応する
処理を実行すると共に、この補助機能動作に対応するコ
マンドをバッファ1に記憶する。
【0039】SUB(B)の処理の詳細を図12に示
す。プロセッサ11は、まず、選択された補助機能動作
スイッチに対応する指令、例えば、スピンドルモータの
ON/OFF等を機械側に指令し(ステップb1)、こ
の指令に対応するコマンドを書込ポインタのアドレス指
定に従ってバッファ1に記憶して(ステップb2)、書
込ポインタの値をインクリメントし、バッファ1におけ
る次の分割経路もしくは補助機能動作コマンドの書き込
みアドレスを記憶する(ステップb3)。
【0040】次いで、プロセッサ11はステップB9の
処理に移行し、再びスイッチ操作やハンドル操作等の検
出処理を前記と同様にして開始する。
【0041】また、これら補助機能動作のためのスイッ
チ操作が検出されずステップB9、B10の判別結果が
偽となった場合には、プロセッサ11は、更に、形状入
力記憶フラグF2がセットされているか否か、即ち、バ
ッファ2に対するオペレータの形状入力操作がこの段階
で既に実行されているか否かを判別する(ステップB1
1)。
【0042】そして、バッファ2に対する形状入力操作
が行われていない場合、つまり、形状入力記憶フラグF
2がセットされていない場合には、バッファ2に対する
オペレータの形状入力操作が改めて許容されることにな
る。
【0043】この場合、オペレータがCRT/MDIユ
ニット70を操作して形状入力モードを選択すれば、C
RT/MDIユニット70のキーボードからの数値入力
等により、加工すべきワークの荒取り形状の輪郭,中仕
上げ形状の輪郭,仕上げ形状の輪郭等の内の1つを任意
に生成してバッファ2に設定することができる。
【0044】バッファ2に加工形状の輪郭を設定すると
いった作業は旋盤におけるティーチング作業において必
須の要件となるものではなく、当然、X軸用操作ハンド
ル108およびZ軸用操作ハンドル109の操作のみに
よって全ての加工工程のティーチング作業を達成するこ
とも可能であるが、バッファ2に加工形状の輪郭を予め
設定しておくことによって、ティーチング作業の一部を
簡略化することが可能となる。
【0045】もし、オペレータがこの機能を利用したい
場合は、工具をワークに接触させる前の任意の段階で、
CRT/MDIユニット70を操作して形状入力モード
を選択し、キーボードからの数値入力等を利用して、加
工すべきワークの荒取り形状の輪郭,中仕上げ形状の輪
郭,仕上げ形状の輪郭等をバッファ2に設定するように
する。
【0046】形状入力モードが選択された場合はステッ
プB12の判別結果が真となるので、プロセッサ11は
オペレータによる形状入力操作を受け入れてバッファ2
に加工形状の輪郭を保存し(ステップB13)、形状入
力記憶フラグF2をセットする(ステップB14)。
【0047】また、ステップB11の判別処理によって
形状入力記憶フラグF2がセットされていると判別され
た場合、つまり、バッファ2に対するオペレータの形状
入力操作が既に実行されていると判別された場合には、
バッファ2に保存された加工形状の輪郭データを利用す
ることにより、簡略化したアプローチ操作や工具の切削
送り操作が可能となるので、プロセッサ11は、更に、
選択スイッチ110によってガイダンス用操作ハンドル
111のアプローチ動作機能が選択されているのか形状
加工動作機能が選択されているのかを判別することにな
る(ステップB15,ステップB16)。
【0048】そして、アプローチ動作機能が選択されて
いれば、プロセッサ11は、アプローチ記憶フラグF3
をセットして形状加工記憶フラグF4をリセットし(ス
テップB19,ステップB20)、また、形状加工動作
機能が選択されていれば、形状加工記憶フラグF4をセ
ットしてアプローチ記憶フラグF3をリセットする(ス
テップB17,ステップB18)。
【0049】つまり、簡略化したアプローチ操作や工具
の切削送り操作を実施するためには、バッファ2に加工
形状の輪郭データが保存されていることが必須の要件で
あり、この輪郭データが保存されていない場合、プロセ
ッサ11は選択スイッチ110の設定状態を参照しない
(ステップB11参照)。従って、アプローチ記憶フラ
グF3や形状加工記憶フラグF4がセットされるのは、
バッファ2に加工形状の輪郭データが保存されて形状入
力記憶フラグF2がセットされている場合に限られる。
【0050】既に述べた通り、バッファ2に加工形状の
輪郭を設定するか否かはオペレータの自由であり、ま
た、バッファ2に加工形状の輪郭を設定する場合には、
工具をワークに接触させる前の任意の段階でバッファ2
に対する加工形状の輪郭設定作業を行うことができる。
【0051】ステップB14,ステップB12,ステッ
プB16,ステップB18もしくはステップB20の処
理を終えたプロセッサ11は、次いで、ガイダンス用操
作ハンドル111又はJOGスイッチ112が操作され
ているか否かを判別する(ステップB24)。
【0052】なお、ガイダンス用操作ハンドル111
は、バッファ2に保存された加工形状の輪郭データを利
用してアプローチ操作や工具の切削送り操作を行うため
のものである。
【0053】ガイダンス用操作ハンドル111又はJO
Gスイッチ112が操作された場合、プロセッサ11
は、まず、アプローチ記憶フラグF3がセットされてい
るのか(ステップB25)、形状加工記憶フラグF4が
セットされているのかを判別する(ステップB26)。
【0054】アプローチ記憶フラグF3がセットされて
いれば、バッファ2に保存された加工形状の輪郭データ
に基いてワークの法線方向ベクトル(アプローチ方向)
を求め、X軸およびZ軸のサーボモータ50,51に対
する移動指令の分配比を算出し、ガイダンス用操作ハン
ドル111の操作量、又はJOGスイッチ112のいず
れかの操作量に応じてX軸およびZ軸のサーボモータ5
0,51に移動指令を分配して工具をワークに接近させ
る必要があるが、この際、ガイダンス用操作ハンドル1
11が過剰に操作されていると、工具の食い込みによる
工具の損傷やワークの損傷さらにはスピンドルの偏心と
いった危険もあるので、プロセッサ11は、SUB
(C)に示す切り込み量制限処理を実施して切り込み量
の大きさが設定値を超えないように工具の送り量に制限
を加える(ステップB32)。
【0055】切り込み量制限処理の詳細を図13に示
す。切り込み量制限処理を開始したプロセッサ11は、
まず、ガイダンス用操作ハンドル111が操作されてい
るのか、JOGスイッチ112が操作されているのかを
判別し(ステップc1、ステップc2)、ガイダンス用
操作ハンドル111又はJOGスイッチ112のいずれ
かが操作されていれば、ハンドル111又はJOGスイ
ッチ112の操作量で指令されたパルスに対応する移動
量を算出し(ステップc3)、この移動量を工具現在位
置記憶レジスタCに加算して工具の移動目標位置を求め
て目標位置記憶レジスタEに記憶し(ステップc4)、
更に、目標位置記憶レジスタEと工具現在位置記憶レジ
スタCとの関係から実質的な工具の移動量を求め、その
値が切り込み量の許容最大値Dの範囲内にあるか否かを
判別する(ステップc5)。
【0056】そして、実質的な工具の移動量が許容最大
値Dの範囲内にあれば、プロセッサ11は、ガイダンス
用操作ハンドル111又はJOGスイッチ112で指令
されたパルスに応じてX軸およびZ軸のサーボモータ5
0,51に移動指令を分配して工具をアプローチ方向に
移動させ(ステップc6)、工具現在位置記憶レジスタ
Cの値を目標位置記憶レジスタEの値、即ち、工具現在
位置に更新する一方(ステップc7)、実質的な工具の
移動量が許容最大値Dを超えていれば、サーボモータ5
0,51の駆動制御と工具現在位置記憶レジスタCの更
新に関わるステップc5およびステップc6の処理を非
実行として、工具の移動を行うことなく切り込み量制限
処理を終える。
【0057】従って、不慣れなオペレータの操作によっ
て必要以上に工具がワークに突入されるといった事故は
未然に防止される。
【0058】また、形状加工記憶フラグF4がセットさ
れていれば、プロセッサ11は、バッファ2に保存され
た加工形状の輪郭データと該輪郭データ上における工具
の現在位置とに基いてX軸およびZ軸のサーボモータ5
0,51に対する移動指令パルスの分配比を算出し、ガ
イダンス用操作ハンドル111又はJOGスイッチ11
2のいずれかの操作量に応じてX軸およびZ軸のサーボ
モータ50,51に移動指令を分配し、加工形状の輪郭
データに沿って工具を移動させて切削し(ステップB3
3)、輪郭データ上における工具の現在位置を更新する
(ステップB34)。
【0059】この場合、工具は予め設定された輪郭デー
タに沿って移動するので、図13に示すような切り込み
量制限処理を実施する必要はない。
【0060】なお、アプローチ記憶フラグF3も形状加
工記憶フラグF4もセットされていない場合には、前述
した通り、ガイダンス用操作ハンドル111JOGスイ
ッチ112の操作は無視される。
【0061】一方、ガイダンス用操作ハンドル111、
JOGスイッチ112の操作が検出されずにステップB
24の判別結果が偽となった場合、プロセッサ11は、
X軸用操作ハンドル108もしくはZ軸用操作ハンドル
109が操作されたか否かを判別し(ステップB3
7)、いずれかの操作ハンドルが操作されていれば、そ
の操作量に応じてX軸またはZ軸のサーボモータ50,
51に移動指令パルスを分配して工具を移動させる(ス
テップB38)。
【0062】なお、X軸用操作ハンドル108やZ軸用
操作ハンドル109の操作による工具送りは工作機械の
操作に熟練したオペレータを対象としたものであるの
で、図13に示すような切り込み量制限処理の対象から
は除外している。
【0063】ステップB26,ステップB34,ステッ
プB32,ステップB37もしくはステップB38の処
理を終えたプロセッサ11は、次いで、各軸の現在位置
記憶レジスタから工具の現在位置を読み出して直前位置
レジスタBの各軸の現在値と比較し、ステップB34,
ステップB32もしくはステップB38の処理によって
工具が移動されたか否かを判別する(ステップB2
7)。
【0064】当然、各軸の現在位置記憶レジスタから読
み出した工具の現在位置と直前位置記憶レジスタBの各
軸の現在値とが一致すれば移動はなし、また、両者間に
変化があれば移動があったということになる。
【0065】ステップB27の判別処理によって工具の
移動が検出された場合、プロセッサ11は、まず、各軸
の現在位置記憶レジスタから読み出した工具の現在位置
と直前位置記憶レジスタBの各軸の現在値とに基いて今
回の操作による移動方向V(X,Z)の方向ベクトルを
求め(ステップB28)、方向性記憶レジスタV′の値
と比較して、両者が一致するか否か、つまり、今回のハ
ンドル操作による工具の移動方向と前回の操作による工
具の移動方向とが同じであるか否かを判定する(ステッ
プB29)。
【0066】但し、比較対象となる方向性記憶レジスタ
V′の値が初期設定値V′=(0,0)である場合に
は、Vの値に関わりなく、VとV′とが一致するものと
見做す。結果的に、このような判別態様が生じるのは、
最初にハンドル又はJOGスイッチを動かした場合だけ
である。
【0067】そして、今回のハンドル又はJOGスイッ
チ操作による移動方向Vと前回の操作による移動方向
V′とが一致した場合、プロセッサ11は、移動方向記
憶フラグF1をセットして前回の移動方向と今回の移動
方向が同一であることを記憶し(ステップB30)、方
向性記憶レジスタV′の値を方向性記憶レジスタVの値
に更新すると共に、直前位置記憶レジスタBの各軸の現
在値を各軸の現在位置記憶レジスタの値に更新する(ス
テップB31)。
【0068】なお、ステップB29の処理でV′の値と
Vの値が一致していると判定されているにも関わらず
V′の値をVに更新するのは、最初にハンドル又はJO
Gスイッチが操作された時の移動方向をレジスタV′に
記憶させて初期値(0,0)との置き換えを行うためで
ある。
【0069】また、今回のハンドル操作又はJOGスイ
ッチによる工具の移動方向Vと前回の操作による工具の
移動方向V′とが一致せずにステップB29の判別結果
が偽となった場合には、工具の移動方向が変化したこと
を意味するので、プロセッサ11は、前述したSUB
(A)の処理を実行し、直前位置記憶レジスタBから読
み出した工具の直前位置と、終点位置記憶レジスタAに
記憶されている前回の分割経路の終点位置との関係に基
いて、前回の分割経路の終点位置Aから方向変化点とな
る直前位置までの工具の動作経路を求め、この動作経路
を書込ポインタのアドレス指定に従ってバッファ1に記
憶し、終点位置記憶レジスタAの内容を直前位置記憶レ
ジスタBに記憶する直前位置、要するに、今回新たに記
憶した分割経路の終点位置に更新し、書込ポインタの値
をインクリメントしてバッファ1における次の分割経路
もしくは補助機能動作コマンドの書き込みアドレスを記
憶すると共に、移動方向記憶フラグF1をリセットする
(以上、ステップB35)。
【0070】更に、方向性記憶レジスタV′の値を方向
性記憶レジスタVの値に更新すると共に、直前位置記憶
レジスタBの各軸の現在値を各軸の現在位置記憶レジス
タの値に更新する(ステップB36)。
【0071】また、ステップB27の判別処理によって
工具の移動が検出されなかった場合には、ステップB2
8乃至ステップB31、および、ステップB35乃至ス
テップB36の処理は非実行とされる。
【0072】そして、ステップB31,ステップB36
もしくはステップB27の処理を終えたプロセッサ11
は、再びステップB9の処理に移行して、スイッチ操作
やハンドル操作等の検出処理を前記と同様にして開始す
る。
【0073】荒取り,中仕上げ,仕上げ等の各々の加工
工程に関するティーチング作業は、以上に述べたステッ
プB1乃至ステップB38におけるプロセッサ11側の
処理と、オペレータによる各種補助機能動作スイッチ1
01,102,103,104,105、112の操
作、および、各種操作ハンドル108,109,111
ならびに選択スイッチ110の操作によって行われる。
【0074】ここで、これらの操作がどのようにしてバ
ッファ1に自動記憶されるかについて簡単に説明する。
【0075】まず、スピンドルスイッチ101,スピン
ドル停止スイッチ102,クーラントスイッチ103,
クーラント停止スイッチ104,工具交換スイッチ10
5等の各種補助機能動作スイッチの操作はステップB1
0の判別処理によってプロセッサ11に検出され、ステ
ップB23の処理、即ち、SUB(B)の処理によって
バッファ1に記憶される。
【0076】また、同一方向に工具を移動させている時
にこれらの補助機能動作スイッチの操作が検出された場
合には、ステップB10の判別処理に続くステップB2
1の判別処理によって移動方向記憶フラグフラグF1の
セット状態が検出され、プロセッサ11は、ステップB
22、即ち、SUB(A)の処理により、補助機能動作
スイッチの操作が検出された時点の工具の位置で工具の
動作経路を自動的に分割し、それまでの工具の動作経路
をバッファ1に記憶してから、ステップB23、即ち、
SUB(B)の処理を実行して、各種補助機能動作スイ
ッチの操作をバッファ1に記憶する。
【0077】また、工具を移動させずに複数の補助機能
動作スイッチが連続的に操作された場合には、補助機能
動作スイッチが操作される度にステップB23における
SUB(B)の処理が繰り返し実行され、その選択操作
がバッファ1に時系列で記憶されることになる。
【0078】そして、X軸用操作ハンドル108やZ軸
用操作ハンドル109の操作による工具の移動、およ
び、ガイダンス用操作ハンドル111、JOGスイッチ
112の操作による工具の移動は夫々ステップB27の
判別処理で検出され、ステップB28およびステップB
29の処理により今回のハンドル操作による工具の移動
方向Vと前回のハンドル操作による工具の移動方向V′
とが比較される。ここで、工具の移動方向の変化が検出
された場合に限り、工具の動作経路が今回の方向変化点
で自動的に分割され、ステップB35、即ち、SUB
(A)の処理によって、前回の分割経路の終点位置から
工具の現在位置までの動作経路が求められ、これが1ブ
ロック分の動作経路としてバッファ1に記憶される。
【0079】ハンドル、JOGスイッチ操作による工具
移動の検出、および、それに伴う動作経路の記憶処理
は、その移動がX軸用操作ハンドル108やZ軸用操作
ハンドル109の操作によるものであろうと、ガイダン
ス用操作ハンドル111、JOGスイッチの操作による
ものであろうと全く同様であり、ステップB27乃至ス
テップB31およびステップB35乃至ステップB36
によって処理される。
【0080】つまり、選択スイッチ110によりアプロ
ーチ動作機能が選択された状態でガイダンス用操作ハン
ドル111、JOGスイッチ112が操作されることに
よりバッファ2に記憶されているワークの輪郭データに
基いてワークの法線方向に工具が移動していようと(ス
テップB32)、また、選択スイッチ110により形状
加工動作機能が選択された状態でガイダンス用操作ハン
ドル111、JOGスイッチ112が操作されることに
よりバッファ2に記憶されているワークの輪郭データを
参照しながら工具が輪郭データに沿って移動していよう
と(ステップB33)、更には、オペレータが全く任意
にX軸用操作ハンドル108やZ軸用操作ハンドル10
9を操作して工具を移動させていようとも(ステップB
38)、バッファ1に記憶される動作経路は、飽くま
で、実際の工具の動作経路そのものである。
【0081】従って、熟練したオペレータであれば、バ
ッファ2に輪郭データを設定せずに全ての切削をX軸用
操作ハンドル108やZ軸用操作ハンドル109による
手動操作で行ってティーチング作業の動作経路をバッフ
ァ1に記憶させることもできるし、また、工作機械に不
慣れなオペレータであれば、バッファ2に輪郭データを
予め設定しておいて、選択スイッチ110とガイダンス
用操作ハンドル111、JOGスイッチ112とのコン
ビネーションによって得られる半自動操作、つまり、形
状加工動作機能およびアプローチ動作機能と、X軸用操
作ハンドル108およびZ軸用操作ハンドル109によ
る完全手動操作とを任意に組み合わせて、これらの機能
をうまく利用してティーチング作業を行って、その動作
経路をバッファ1に記憶させることもできる。
【0082】次に、形状加工動作機能やアプローチ動作
機能を利用した理想的なティーチング作業について説明
する。なお、バッファ2には加工に必要とされる輪郭デ
ータが既に設定され、最大切り込み量記憶ファイルから
加工条件に見合った切り込み量の最大値が選択されてお
り、スピンドルにはワークが取り付けられて工具は安全
な位置に退避しているものとする。
【0083】オペレータは、まず、スピンドルスイッチ
101を操作して、スピンドル即ちワークの回転を開始
させ、クーラントスイッチ103を操作して潤滑冷却液
の供給を開始し、必要な工具を選択して工具交換スイッ
チ105を操作することにより、工具自動交換機を作動
させて工具台に必要な工具を装着する。これら補助機能
動作関係のスイッチ操作はステップB10の判別処理で
順番に検出され、ステップB23におけるSUB(B)
の処理によってバッファ1に順次時系列的に記憶され
る。
【0084】次に、オペレータは、X軸用操作ハンドル
108やZ軸用操作ハンドル109を操作して工具をワ
ークの近傍、より望ましくは加工形状の輪郭データの加
工開始点に移動させる。
【0085】最終的なアプローチ操作は、選択スイッチ
110でアプローチ動作機能を選択し、ガイダンス用操
作ハンドル111、JOGスイッチ112を操作して行
うようにする。最終的なアプローチ動作はワークの法線
方向に制限され、また、1回の送り操作に対応する工具
移動量の最大値は工具とワーク素材とのコンビネーショ
ンに適した切り込み量の許容最大値Dに制限されるの
で、勢い余って必要以上に工具をワークに突入させると
いった事故も防止される。
【0086】既に述べた通り、X軸用操作ハンドル10
8やZ軸用操作ハンドル109を操作して工具を移動さ
せた場合でも、また、アプローチ動作機能を利用して工
具を移動させた場合でも、工具の移動方向に変化が生じ
れば、前述したステップB27乃至ステップB31およ
びステップB35乃至ステップB36の処理により、移
動方向変化点までの動作経路が1ブロックの動作経路と
して自動的に分割されてバッファ1に記憶されることに
なる。
【0087】そして、オペレータは、アプローチが完了
した時点で切込みを調整し、実際の切削加工を開始す
る。
【0088】実際の切削加工を行うに当たっては、X軸
用操作ハンドル108およびZ軸用操作ハンドル109
のみを使用する場合と、形状加工動作機能およびアプロ
ーチ動作機能とを併用する場合とがある。ベテランのオ
ペレータがX軸用操作ハンドル108およびZ軸用操作
ハンドル109のみを使用して切削加工を行う場合に
は、目測で切込み量を調整しながらX軸用操作ハンドル
108およびZ軸用操作ハンドル109を協調操作して
一定の切込みを保ちながらワークに沿って工具を移動さ
せればよく、その間の工具の動作経路はアプローチ動作
の場合と同様にしてバッファ1に順番に記憶されて行
く。
【0089】ここでは、工作機械の操作に比較的不慣れ
なオペレータが形状加工動作機能およびアプローチ動作
機能等を併用して切削加工を行う場合の操作について詳
細に説明する。
【0090】形状加工動作機能およびアプローチ動作機
能を併用して切削加工を行う場合、オペレータは、前述
のアプローチ操作と切込みの調整を行った段階で、選択
スイッチ110を操作し(ステップB16)、フラグF
4をセットしてガイダンス用操作ハンドル111、JO
Gスイッチ112のモードを形状加工動作機能に変更す
る(ステップB17)。
【0091】従って、この状態でガイダンス用操作ハン
ドル111、JOGスイッチ112を操作すれば、その
操作量に応じてステップB33の処理が実行され、ワー
クの輪郭データに沿って工具が移動して行くことにな
る。但し、ワークの輪郭データに沿って工具を移動させ
たとしても、取り付けられたワークの素材形状によって
は、工具を輪郭データに沿って移動させて行くうちに輪
郭データと実形状との相違によって切込み量の過不足が
生じて切削に支障を生じるような場合があり、また、工
具を移動させて行くうちに最初の切込み量の設定に不備
があったことに気付く場合もある。
【0092】そこで、そのような場合には、選択スイッ
チ110を再び操作してガイダンス用操作ハンドル11
1、JOGスイッチ112のモードをアプローチ動作機
能に変更し(ステップB15)、ガイダンス用操作ハン
ドル111、JOGスイッチ112を操作してステップ
B32の処理により工具をワークに突入または退避させ
て切込み量を再調整し、切込み量の過不足を解消してか
ら、再び選択スイッチ110を操作してガイダンス用操
作ハンドル111、JOGスイッチ112のモードを形
状加工動作機能に変更し(ステップB16)、ワークの
輪郭データに沿って工具を移動させるようにする。
【0093】ガイダンス用操作ハンドル111、JOG
スイッチ112を操作して工具をワークに突入させる場
合には、工具の切り込み量が、工具とワーク素材とのコ
ンビネーションに適した許容最大値Dに制限されるの
で、過剰な切り込みによる工具やワークの損傷が自動的
に防止される。
【0094】無論、アプローチ動作機能を使用して切込
み量を調整する代わりにX軸用操作ハンドル108やZ
軸用操作ハンドル109を操作してステップB38の処
理で切込み量を調整することも可能であるが、切り込み
量に関する制限は解除されるので、このような操作は、
工作機械の操作に熟練したオペレータに限って行われる
べきである。X軸用操作ハンドル108やZ軸用操作ハ
ンドル109を操作する場合には、ガイダンス用操作ハ
ンドル111、JOGスイッチ112のモード切り替え
は不要である。
【0095】ワークの輪郭データに沿って工具を移動さ
せて行く間に再び切込み量等に関する問題が生じた場合
には、アプローチ動作機能やX軸用操作ハンドル108
およびZ軸用操作ハンドル109を利用して前記と同様
の操作を繰り返して切込み量の再調整を行えばよい。
【0096】このように、形状加工動作機能を利用する
ことによりワークの輪郭データに沿って工具を移動させ
るようにすれば、完全手動操作の場合のようなX軸用操
作ハンドル108およびZ軸用操作ハンドル109の協
調動作は不要であり、切込み量の調整等の必要に応じて
アプローチ動作機能を選択したり、操作ハンドル10
8,109を操作して僅かな誤差修正を行うだけでよ
く、特に、熟練度の低いオペレータがティーチング作業
を行うような場合に好適である。
【0097】既に述べた通り、どのような状態で工具が
移動しているかには関わりなく、工具の移動方向に変化
が生じれば、前述したステップB27乃至ステップB3
1およびステップB35乃至ステップB36の処理によ
り、移動方向変化点までの動作経路が1ブロックの動作
経路として自動的に分割されてバッファ1に記憶される
ようになっているので、切削作業中にオペレータによっ
て行われた工具移動や各種スイッチ操作は全てバッファ
1に時系列的に記憶されることになる。
【0098】そして、1回のティーチング作業、例え
ば、荒取りのためのティーチング作業が終了した段階
で、オペレータは、X軸用操作ハンドル108やZ軸用
操作ハンドル109、もしくは、アプローチモード下に
あるガイダンス用操作ハンドル111を操作して工具を
安全な位置に退避させ、スピンドル停止スイッチ102
を操作してワークの回転を停止させ、クーラント停止ス
イッチ104を操作して潤滑冷却液の供給を停止させ
る。
【0099】工具の退避動作およびスピンドル停止スイ
ッチ102やクーラント停止スイッチ104の操作も前
記と同様にしてバッファ1に時系列的に記憶される。
【0100】1回のティーチング作業が終了した後、オ
ペレータが操作盤112のティーチングスイッチ106
を操作すると、プロセッサ11はステップB9の判別処
理でこの操作を検出し、ステップB3の処理で初期化さ
れた読出ポインタの値に基いてバッファ1から1ブロッ
ク分の工具の動作経路もしくは1ブロック分の補助機能
動作のコマンドを読み込み(ステップB39)、読出ポ
インタの値をインクリメントしてバッファ1における次
の読み込みアドレスの値を記憶する(ステップB4
0)。そして、プロセッサ11は、ステップB39の処
理でバッファ1から読み出した1ブロック分の工具の動
作経路もしくは1ブロック分の補助機能動作のコマンド
をCMOSメモリ14等のプログラムメモリに1ブロッ
ク分のNCプログラムとして保存する(ステップB4
1)。
【0101】次いで、プロセッサ11は、読出ポインタ
の値が書込ポインタの最終値を越えているか否かを判別
し(ステップB42)、越えていなければ、再びステッ
プB39の処理に移行して前記と同様の処理を繰り返
し、ステップB40の処理でインクリメントされた読出
ポインタの値に基いて、バッファ1から次の1ブロック
分の工具の動作経路なり補助機能動作のコマンドなりを
読み込み、順次、CMOSメモリ14等のプログラムメ
モリに1ブロック分のNCプログラムとして保存して行
く。
【0102】そして、バッファ1に記憶された最後の動
作経路もしくは補助機能動作コマンドの保存が完了し、
読出ポインタの値が書込ポインタの最終値を越えたこと
がステップB42の判別処理で検出されると、プロセッ
サ11は1加工工程に対応するティーチングデータの保
存処理を完了し、CRT/MDIユニット70のディス
プレイに、この1加工工程に対応するNCプログラムを
表示する(ステップB43)。
【0103】図3にCRT/MDIユニット70のディ
スプレイにおけるNCプログラムの表示例を示す。
【0104】図3に示すように、ディスプレイ右上のN
Cプログラム表示領域には、NCプログラムを構成する
1ブロック分の動作プログラムや補助機能動作を示すT
コマンドおよびMコマンド等が1ブロックずつ改行して
文字ストリングスによって表示され、更に、動作プログ
ラムの先頭には、そのブロックによって実行される工具
の動作方向を示す上矢印や左矢印等の象徴図形が表示さ
れる。また、ディスプレイ右下の位置情報表示領域には
工具の現在位置等が数値表示される。ディスプレイ左の
動作経路表示領域には、1加工工程分の工具の動作経路
が一括して表示され、更に、工具の現在位置を示す工具
シンボルと工具位置に対応して実行される補助動作機能
を示す補助動作機能シンボルとが表示される。
【0105】このようにして生成されたNCプログラム
は、飽くまで手動操作によるティーチング作業をそのま
ま再現して得たものであるから、必ずしも、自動制御の
ためのNCプログラムとして最適化されているわけでは
ない。
【0106】例えば、工具の位置決めや切込み量の調整
等に苦慮して同じような場所で工具を往復移動させたよ
うな場合には、その動作の全てがNCプログラムとして
保存されてしまうといった不都合が生じる場合もある。
【0107】このような問題が生じた場合には、数値制
御装置のエディタ機能を起動し(ステップB44)、前
述したディスプレイのNCプログラム表示領域や動作経
路表示領域等を参照しながら編集作業を行うようにする
(ステップB45)。例えば、連続的に重複する無駄な
往復動作のブロックを一括して削除したり、それに代わ
る1ブロックの動作プログラムを挿入するといった編集
作業は有効である。
【0108】以上の処理が終了すると、プロセッサ11
は再びステップB1の処理に移行し、CRT/MDIユ
ニット70から準備加工終了信号が入力されているか否
かを判別することになる。
【0109】もし、1加工工程分のティーチング作業の
みを行うのであれば、オペレータは、この段階でCRT
/MDIユニット70を操作して準備加工終了信号を入
力する。
【0110】また、中仕上げ,仕上げ等の加工工程のテ
ィーチング作業を継続して行うような場合には、この段
階で準備加工終了信号を入力することはせず、前記と同
様にして、プロセッサ11にステップB2乃至ステップ
B8の初期化処理を実行させた後、以下、前記と同様に
して、ステップB9乃至ステップB38の処理を繰り返
し実行させて、初期化されたバッファ1に次の加工工程
のアプローチおよび切削ならびに工具の退避に関する動
作経路を記憶させると共に、その間に実行される補助動
作機能のコマンドを時系列で記憶させて行く。
【0111】無論、この間に実行されるステップB8の
処理により許容最大切り込み量Dの値を再設定して、中
仕上げ,仕上げ等の加工工程に適した切り込み量を選択
することが可能である。
【0112】そして、その加工工程のティーチング作業
が完了した段階でティーチングスイッチ106を操作す
れば、ステップB39乃至ステップB45の処理が前記
と同様にして繰り返し実行され、その加工工程のプログ
ラムが別の新しいNCプログラムとしてCMOSメモリ
14等のプログラムメモリに保存されることになる。
【0113】また、ティーチングを必要とする加工工程
が他にもあれば、更に、前記と同様にしてステップB1
以降の処理を繰り返し実行し、必要とされる各加工工程
毎にNCプログラムを作成する。
【0114】そして、必要とされる全ての加工工程に関
するティーチング作業が完了し、最終的に、オペレータ
がCRT/MDIユニット70を操作して準備加工終了
信号を入力すると、プロセッサ11はステップB1の判
別処理でこの操作を検出し、オペレータによるプレイバ
ックスイッチ107の操作を待つ待機状態に入る(ステ
ップB46)。
【0115】プレイバックスイッチ107が押される
と、プロセッサ11は、設定された荒取り,中仕上げ,
仕上げ等の加工工程の順序に従ってCMOSメモリ14
等のプログラムメモリから1加工工程分のNCプログラ
ムを読出し、その先頭のブロックから順にアプローチ,
切削,退避等の動作経路に沿った1ブロック分の送り動
作や、スピンドルON/OFF,クーラントON/OF
F,工具交換等の各種補助機能動作のコマンドを実行す
る。
【0116】この際、CRT/MDIユニット70のデ
ィスプレイ上では、1ブロックのNCプログラムが実行
される毎にNCプログラム表示領域のプログラム表示が
1行分ずつ上方にスクロールし、また、ディスプレイ右
下の位置情報表示領域では、工具の現在位置に応じて各
軸の現在位置が更新表示される。また、ディスプレイ上
の動作経路表示領域では、工具の移動に対応して工具シ
ンボルが移動し、工具が通過した動作経路が別の色で表
示されると共に、補助動作機能が実行される度に、工具
シンボルの隣、要するに、その時の工具の現在位置に対
応して補助動作機能シンボルが表示される(以上、ステ
ップB47の処理)。なお、図3に例示した円筒体はス
ピンドルONに対応する補助動作機能のシンボルであ
る。
【0117】無論、このようなブレイバック動作は、テ
ィーチング作業の終了直後に限らず、荒取り,中仕上
げ,仕上げ等の加工工程のNCプログラムを指定してC
MOSメモリ14等のプログラムメモリから呼び出すこ
とにより、いつでも再実行させることが可能である。
【0118】
【発明の効果】本発明の切り込み量制限機能付数値制御
装置によれば、手動操作による工具またはワークの移動
が、予め決めておいた切り込み量の設定範囲内に自動的
に制限されるので、工作機械を操るオペレータの熟練度
が低いような場合でも、過剰な工具送りによる工具やワ
ークおよび工作機械の損傷を未然に防止して安全な切削
作業を行うことができる。
【0119】また、切り込み量の設定値は加工に使用す
る工具とワーク素材との組み合わせに対応して数値制御
装置のファイルに予め幾つか記憶させておくようにして
いるので、工具やワークの素材等に関わる詳細な技術知
識のないオペレータの場合であっても、適切な切り込み
量の値を簡単に選択して設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の切り込み量制限
機能付数値制御装置と該数値制御装置によって駆動制御
される工作機械の要部を示すブロック図である。
【図2】同実施形態の数値制御装置の操作盤を示す図で
ある。
【図3】同実施形態の数値制御装置のディスプレイの表
示例を示す図である。
【図4】最大切り込み量の設定画面および最大切り込み
量記憶ファイルを概念的に示す図である。
【図5】加工条件設定画面を示す図である。
【図6】最大切り込み量記憶ファイルを生成するための
データベース登録処理の概略を示すフローチャートであ
る。
【図7】同実施形態の数値制御装置による手動運転処理
の概略を示すフローチャートである。
【図8】手動運転処理の概略を示すフローチャートの続
きである。
【図9】手動運転処理の概略を示すフローチャートの続
きである。
【図10】手動運転処理の概略を示すフローチャートの
続きである。
【図11】手動運転処理の概略を示すフローチャートの
続きである。
【図12】手動運転処理の概略を示すフローチャートの
続きである。
【図13】切り込み量制限処理の概略を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 切り込み量制限機能付数値制御装置 11 プロセッサ 12 ROM 13 RAM 14 CMOSメモリ 15 インターフェイス 16 プログラマブル・マシン・コントローラ 17 I/Oユニット 18 インターフェイス 19 インターフェイス 21 バス 30,31 軸制御回路 40,41 サーボアンプ 50,51 サーボモータ 60 スピンドル制御回路 61 スピンドルアンプ 62 スピンドルモータ 70 CRT/MDIユニット 71 手動パルス発生器群 101 スピンドルスイッチ 102 スピンドル停止スイッチ 103 クーラントスイッチ 104 クーラント停止スイッチ 105 工具交換スイッチ 106 ティーチングスイッチ 107 プレイバックスイッチ 108 X軸用操作ハンドル 109 Z軸用操作ハンドル 110 選択スイッチ 111 ガイダンス用操作ハンドル 112 JOGスイッチ 113 操作盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作による移動指令に基いて工具ま
    たはワークに送りを掛ける機能を有する数値制御装置に
    おいて、手動操作による工具またはワークの移動に伴う
    切り込み量の増大を検出し、切り込み量の増大が設定値
    を超えないように工具またはワークの送り量に制限を加
    える機能を備えたことを特徴とする切り込み量制限機能
    付数値制御装置。
  2. 【請求項2】 加工に使用する工具とワーク素材との組
    み合わせに対応して数値制御装置のファイルに前記設定
    値を予め幾つか記憶させておき、加工状況に応じて設定
    値を選択できるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の切り込み量制限機能付数値制御装置。
  3. 【請求項3】 加工に使用する工具とワーク素材のデー
    タを加工開始前に数値制御装置に入力することにより、
    前記ファイルから対応する設定値を自動的に選択するよ
    うにしたことを特徴とする請求項2記載の切り込み量制
    限機能付数値制御装置。
JP34200397A 1997-11-28 1997-11-28 切り込み量制限機能付数値制御装置 Pending JPH11161313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34200397A JPH11161313A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 切り込み量制限機能付数値制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34200397A JPH11161313A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 切り込み量制限機能付数値制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11161313A true JPH11161313A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18350431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34200397A Pending JPH11161313A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 切り込み量制限機能付数値制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11161313A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041468A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Fanuc Ltd 自動的に加工方向を切換え可能な手動加工機能を備えた数値制御装置
JP2015185093A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 日本電気株式会社 加工モデルの生成装置、加工モデルの生成方法、プログラム及び記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041468A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Fanuc Ltd 自動的に加工方向を切換え可能な手動加工機能を備えた数値制御装置
JP2015185093A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 日本電気株式会社 加工モデルの生成装置、加工モデルの生成方法、プログラム及び記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6597142B2 (en) Apparatus and method for setting control parameters of machining apparatus
US4604705A (en) Numerical control machining method and system therefor
EP0116950A1 (en) Numerically controlled machining system
WO1987005845A1 (en) Method of preparing nc program for four-spindle lathe
US5327350A (en) Interactive type numerical control apparatus and method thereof
JPH05282021A (ja) Nc工作機械の加工条件生成方式
KR0133198B1 (ko) 수치 제어 장치
WO2004011193A1 (ja) 工作機械における工具選択方法及び制御装置並びに数値制御旋盤
JPS624551A (ja) 工具形状の自動描画方式
JP4059411B2 (ja) Nc工作機械の制御装置
WO1994017459A1 (fr) Procede permettant d'executer un programme d'usinage a commande numerique
JPH0416307B2 (ja)
JPH11161313A (ja) 切り込み量制限機能付数値制御装置
KR100481032B1 (ko) 공작물 기계 원점 좌표 설정 시스템 및 방법
JPH1165635A (ja) ティーチング・プレイバック機能付数値制御装置
JPH0746287B2 (ja) 数値制御装置
JP3217329B2 (ja) Ncデータ確認装置
JPH1145106A (ja) 対話形数値制御装置
JP4286940B2 (ja) 工作機械のnc加工プログラム作成方法および装置
JP2004074357A (ja) 可動構造体の駆動源の自動調整方法及び制御装置
JPS63196906A (ja) 旋盤用プログラミング装置
JP2670148B2 (ja) 数値制御装置
EP0488290A1 (en) Method and apparatus for preparing numerical control data for a numerically controlled machine tool
JPS61257740A (ja) 工具決定方式
JP2992163B2 (ja) 数値制御方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330