JPH11160321A - 血液凝固検査試薬および血液凝固能の測定方法 - Google Patents

血液凝固検査試薬および血液凝固能の測定方法

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JPH11160321A
JPH11160321A JP33220997A JP33220997A JPH11160321A JP H11160321 A JPH11160321 A JP H11160321A JP 33220997 A JP33220997 A JP 33220997A JP 33220997 A JP33220997 A JP 33220997A JP H11160321 A JPH11160321 A JP H11160321A
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blood coagulation
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JP33220997A
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Masanori Nakagawa
正則 中川
Yuko Takahashi
優子 高橋
Yoshinobu Inaoka
義宣 稲岡
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A & T Kk
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A & T Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発色基質法において検体中に存在する夾雑プ
ロテアーゼによる非特異的発色の防止または/および活
性化トロンビンの活性制御を行うことにより,Clot
法との相関性を高めた血液凝固検査試薬を提供するこ
と。 【解決手段】 検体希釈液にプロテアーゼインヒビター
(PI)を添加する(S101)。検体希釈液(PI含
有)で希釈した検体,第一試薬(凝固試薬),第二試薬
(発色基質)を,自動分析機に載置し(S103),希
釈検体と第一試薬とを混合して反応セルに分注し(S1
04),さらに第二試薬を添加して反応セル内に生じて
いる活性化トロンビンを発色させる(S105)。続い
て,発色を光学的に測定し(S106),吸光度に基づ
いて,検体の血液凝固能が正常範囲であるか,血液凝固
能が高いことによる異常範囲であるか,血液凝固能が低
いことによる異常範囲であるか,を判定する(S10
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,発色基質を用い
た発色により,活性化トロンビンの酵素活性を測定して
血液凝固能を調べる,いわゆる発色基質法に用いられる
血液凝固検査試薬および血液凝固能の測定方法に関し,
より詳細には,検体中に存在する夾雑プロテアーゼによ
る非特異的発色の防止または/および活性化トロンビン
の活性制御を行って,一般的な血液凝固能の測定方法と
の相関性を向上させた血液凝固検査試薬および血液凝固
能の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】血液検査項目の一つとして,血液凝固能
を測定して,検体(ここでは,検査対象者の血液成分)
の凝血障害の鑑別を行う項目が知られている。具体的に
は,この凝結障害の鑑別を行う項目の代表的なものとし
て,PT測定用試薬を用いて検体のプロトロンビン時間
(PT)を測定するPT項目や,APTT測定用試薬を
用いて検体の活性化部分トロンボプラスチン時間(AP
TT)を測定するAPTT項目等がある。
【0003】ここで,血液凝固とは,多段階のカスケー
ド反応の結果としておこる現象であり,その最終ステッ
プで活性化されたトロンビンが,可溶性のフィブリノー
ゲンを不溶性のフィブリンに変換することで血液凝固が
生じる。
【0004】かかる原理から,従来,血液凝固能の測定
方法として,検体に凝固試薬を加えて血液を凝固させ,
その凝固する時間を測定して血液凝固能を調べる方法
(以下,Clot法と記載する)があった。
【0005】ところが,このClot法によれば,反応
セル中で凝固した血液がセル壁面に固着するため,反応
セルを使い捨てにせざるを得ず,コストがかかるととも
に,使い捨てセルが使用可能な自動分析装置でしか測定
できないという不具合があった。
【0006】そこで,新たに,血液が実際に凝固するま
でに要する時間を測定するのではなく,血液凝固前のス
テップである活性化トロンビンの酵素活性を測定する方
法が考案されている。すなわち,検体に凝固試薬を加え
たのち,さらに発色基質を加えて活性化トロンビンを発
色させ,その吸光度の測定から血液凝固能を調べる,発
色基質法である。
【0007】その測定原理を簡単に述べると,次のよう
になる。トロンビンはペプチド結合を切断する一種のプ
ロテアーゼであるため,このトロンビンをペプチド鎖の
末端に発色部位(p−ニトロフェノール)を有する発色
基質に作用させると,活性化トロンビンにより前記発色
部位が遊離されて発色する。したがって,この発色を光
学的に定量することで,トロンビン活性との相関,すな
わち血液凝固能が測定できるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の発色基質法によれば,検体中に含まれる夾雑プロテ
アーゼに起因する非特異的な発色等が生じるため,上記
Clot法との相関性が悪くなるという問題点があっ
た。
【0009】また,発色基質法によれば,Clot法と
の相関性が悪く,凝固検査として実用レベルに至ってい
なかった。もし,発色基質法とClot法との相関性が
向上すれば,従来のClot法では測定できなかったと
ころの,血液が凝固しやすい傾向にある被検者の血液
(過凝固検体)の検査への応用が可能となる。この過凝
固検体の検査ができるようになれば,脳血栓や脳梗塞等
の予防診断あるいは経過コントロールにつながり,臨床
検査上非常に有用な手段となることが期待される。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,発色基質法において検体中に存在する夾雑プロテア
ーゼによる非特異的発色の防止または/および活性化ト
ロンビンの活性制御を行うことにより,Clot法との
相関性を高めた血液凝固検査試薬を提供することを目的
とする。
【0011】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,発色基質法において反応系でのフィブリン塊
の生成速度を抑制して凝固時間を延長させることによ
り,過凝固検体の測定を行えるようにした血液凝固能の
測定方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る血液凝固検査試薬は,活性化トロ
ンビンの酵素活性を測定して血液凝固能を測定する発色
基質法に用いられ,少なくとも検体を凝固させるための
凝固試薬を含む第一試薬と,少なくとも活性化トロンビ
ンの酵素活性を測定するための発色基質を含む第二試薬
と,からなる血液凝固検査試薬において,検体中に存在
する夾雑プロテアーゼによる非特異的発色の防止または
/および活性化トロンビンの活性制御を行うプロテアー
ゼインヒビターを含むものである。
【0013】また,請求項2に係る血液凝固検査試薬
は,請求項1に記載の血液凝固検査試薬において,前記
プロテアーゼインヒビターの濃度が,1×10-7〜1×
10-3モル/リットルであるものである。
【0014】また,請求項3に係る血液凝固検査試薬
は,請求項1または2に記載の血液凝固検査試薬におい
て,前記第一試薬および第二試薬が,それぞれpH7〜
pH11の範囲であるものである。
【0015】また,請求項4に係る血液凝固検査試薬
は,請求項1〜3のいずれか一に記載の血液凝固検査試
薬において,前記第一試薬または/および第二試薬が,
易溶性のアルカリ金属塩または/およびアルカリ土類金
属塩を含み,かつ,その塩濃度の合計が,NaCl換算
で,50〜1000ミリモル/リットルの範囲であるも
のである。
【0016】また,請求項5に係る血液凝固能の測定方
法は,検体と凝固試薬とを混合させて反応系を作成し,
更に発色基質を加えて前記反応系で生じた活性化トロン
ビンを発色させ,前記発色を光学的に測定して前記検体
の血液凝固能を測定する血液凝固能の測定方法におい
て,前記検体中に存在する夾雑プロテアーゼによる非特
異的発色の防止または/および活性化トロンビンの活性
制御を行うプロテアーゼインヒビターを,前記凝固試
薬,発色気質または希釈液のいずれかに添加する添加工
程と,前記検体または/および凝固試薬を希釈液で希釈
する希釈工程と,前記希釈工程で希釈した前記検体また
は/および凝固試薬を用いて,所定量の前記検体および
凝固試薬を反応セルに分注し,混合させることにより,
希釈した反応系を作成する反応系作成工程と,前記希釈
した反応系に発色基質を加えて前記活性化トロンビンを
発色させる発色工程と,前記活性化トロンビンの発色を
光学的に測定する測定工程と,前記測定工程で測定した
吸光度に基づいて,前記検体の血液凝固能が正常範囲で
あるか,血液凝固能が高いことによる異常範囲である
か,血液凝固能が低いことによる異常範囲であるか,を
判定する判定工程と,を含むものである。
【0017】また,請求項6に係る血液凝固能の測定方
法は,請求項5に記載の血液凝固能の測定方法におい
て,前記添加工程で添加するプロテアーゼインヒビター
が,セリンプロテアーゼインヒビターであるものであ
る。
【0018】また,請求項7に係る血液凝固能の測定方
法は,請求項5または6に記載の血液凝固能の測定方法
において,前記添加工程で添加するプロテアーゼインヒ
ビターが,1×10-7〜1×10-3モル/リットルの範
囲であるものである。
【0019】また,請求項8に係る血液凝固能の測定方
法は,請求項5〜7のいずれか一に記載の血液凝固能の
測定方法において,前記希釈した反応系が,pH7〜p
H11の範囲に調整されているものである。
【0020】また,請求項9に係る血液凝固能の測定方
法は,請求項5〜8のいずれか一に記載の血液凝固能の
測定方法において,前記希釈した反応系の塩濃度がNa
Cl換算で50〜1000ミリモル/リットルの範囲に
調整されているものである。
【0021】また,請求項10に係る血液凝固能の測定
方法は,請求項5〜9のいずれか一に記載の血液凝固能
の測定方法において,前記希釈した反応系は,前記検体
が10〜200倍の範囲で希釈され,または/および,
前記凝固試薬が5〜100倍の範囲で希釈されているも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下,この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお,この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0023】〔実施の形態1〕実施の形態1に示す発色
基質法用の血液凝固検査試薬は,プロテアーゼインヒビ
ター(以下,「PI」と記す)を含んでいるために,検
体中に存在する夾雑プロテアーゼによる非特異的発色の
防止または/および活性化トロンビンの活性制御を行っ
て測定精度を高めることができ,Clot法との相関性
の向上を図ることができるものである。
【0024】そこで,この発明の効果を調べるために, PI添加によるClot法との相関性の向上 PIの種類の影響 PI添加濃度の影響 試薬のpHの影響 試薬中の塩濃度の影響 の各項目について,上記の順に検討する。
【0025】PI添加によるClot法との相関性の
向上 図1は,PIを添加した場合(a)と添加しない場合
(b)の,Clot法との相関性を示す相関図である。
縦軸の△ODは,一定時間の吸光度差であり,発色の程
度を示している。ここでは,約3分間に変化した吸光度
変化を示しており,1△OD(自動分析機)=10-4
BSに相当する。また,横軸は,活性化トロンビンの酵
素活性(KC−10:KC10A micoro(自動
血液凝固測定装置,アメルング社製)を用いて測定した
酵素活性%)を示す。
【0026】尚,本実験に用いた検体,試薬等は以下の
とおりである。 検体 : 血漿 検体希釈液 : トリス緩衝液30mMに,NaCl
(100mM)を添加し塩濃度を調整する。次に,この
緩衝液に後述するトリプシンインヒビターが2×10-5
Mとなるように添加する。さらにこの緩衝液をpH7.
35に調整する。 凝固試薬 : 市販のPT測定用試薬(商品名:トロン
ボプラスチン・C,販売元:株式会社ミドリ十字) 緩衝液1 : トリス緩衝液30mMに,NaCl(1
00mM)を添加して塩濃度を調整する。次に,この緩
衝液をpH7.35に調整する。 緩衝液2 : 緩衝液1にCaCl2 (10mM)を添
加したものを緩衝液2とする。 発色基質 : 市販の合成発色基質(商品名:テストチ
ーム発色気質S−2238,販売元:第一化学薬品
(株)) PI : トリプシンインヒビター(商品名:大豆ト
リプシンインヒビター,販売元:シグマ社) 測定装置: 生化学用の自動分析装置(7050日立自
動分析装置,日立製作所製)
【0027】また,測定方法は,以下のとおりである。 (イ)検体を検体希釈液で25倍希釈し,希釈検体とす
る。 (ロ)凝固試薬に10倍量の緩衝液2を加えて,第一試
薬を作成する。 (ハ)2mMの発色基質に4倍量の緩衝液2を加えて,
第二試薬を作成する。 (ニ)最終的な添加比率が,希釈検体/第一試薬/第二
試薬=20/50/240となるように,希釈検体に第
一試薬を添加し,続いて第二試薬を添加する。 (ホ)波長400nm付近における吸光度を測定し,△
ODを求める。
【0028】同図に示すように,PIを添加した測定系
(a)では正常域(100%)の発色が抑えられている
ため,その相関度(R=0.81)は,PIを添加しな
い測定系(b)の相関度(R=0.69)に比べて際だ
って良好であり,PIの添加によりClot法との相関
性が向上することが明らかである。
【0029】なお,本発明において,使用する試薬等は
上記記載に限定されることはなく,たとえば,凝固試薬
としてはAPTT測定用試薬を用いることができる。ま
た,測定方法も上記記載に限定されることはなく,たと
えば,第一試薬および第二試薬に対する緩衝液の添加量
に特に制限はない。
【0030】PIの種類の影響 図2(a),(b)および図3(a),(b)は,PI
として様々な種類のプロテアーゼインヒビターを用いた
場合の,酵素活性と△ODとの関係を示す説明図であ
る。なお,PIとしては以下のものを用いた。なお,P
Iの種類以外の条件は,図1の場合と同様である。
【0031】(イ)トリプシンインヒビター(セリンプ
ロテアーゼ):商品名:トリプシンキモトリプシンイン
ヒビター,販売元:シグマ社 (ロ)アンチパイン(セリンプロテアーゼ):商品名:
アンチパイン,販売元:和光純薬社 (ハ)ペプスタチン(カルボキシルプロテアーゼインヒ
ビター):商品名:ペプスタチンA,販売元:和光純薬
社 (ニ)ロイペプチン(セリンプロテアーゼ,チロールプ
ロテアーゼ)商品名:ロイプチン,販売元:和光純薬社
【0032】図2および図3に示すように,トリプシン
インヒビター以外に,アンチパイン,ペプスタチンA,
ロイペプチンでも同様の効果が得られることが明らかで
ある。
【0033】なお,この発明におけるPIが,図2およ
び図3に示したようなセリンプロテアーゼインヒビター
に限定されることはなく,夾雑プロテアーゼの活性を抑
制して非特異的発色を防止しうるものであれば,いかな
る種類のPIであっても使用できる。
【0034】PI添加濃度の影響 図4は,PIの添加濃度の影響を調べた説明図である。
すなわち,PIの濃度を0〜1×10-5モル/リットル
まで変化させて,酵素活性と△ODとの相関性を調べた
ものである。なお,PI添加濃度以外の条件は,図1の
場合と同様である。
【0035】同図より,正常域(活性%100%)付近
の領域において,第二試薬中のPIの添加濃度が1×1
0−8モル/リットルまたは1×10−9モル/リット
ルの場合は,酵素活性(%)と△ODとの間に直線的な
相関性がみられないが,1×10-7以上では良好な相関
性が得られている。さらに,1×10-6モル/リットル
の場合に,酵素活性(%)と△ODとの直線性は最も向
上することが明らかである。一方,1×10-3モル/リ
ットルを超えると発色が阻害される虞がある。したがっ
て,第二試薬中のPIの添加濃度としては,1×10-7
〜1×10-3モル/リットルが適当であり,1×10-6
モル/リットル程度であることが最も好ましいと考えら
れる。
【0036】試薬のpHの影響 図5は,緩衝液の種類とpHの影響を示す説明図であ
る。緩衝液としては,濃度50ミリモル/リットルに調
整された以下の各種を用い,第一試薬および第二試薬の
pHを,それぞれ以下に調整した。なお,前記緩衝液の
種類およびpH以外の条件は,図1の場合と同様であ
る。 イミダゾール: 商品名:イミダゾール,販売元:和光
純薬社 pH6.2,7.0,7.35,7.8 トリス : 商品名:トリス(ヒドロキシメチル)
アミノメタン,販売元:和光純薬社 pH7.0,7.35,7.8 HEPES : 商品名:N−2−ヒドロキシエチルピ
ペラジン−N’−2−エタンスルホン酸,販売元:和光
純薬社 pH6.6,7.0,7.35,7.8
【0037】同図より,緩衝液の種類は特に問われるこ
とはなく,いずれの種類の緩衝液でも使用できることが
明らかである。一方,pHは7.0未満であると発色反
応が阻害される虞が生じることから,検査試薬のpH
は,中性から弱アルカリ性付近,たとえば7以上11以
下程度に調整することが望ましいと考えられる。
【0038】試薬中の塩濃度の影響 図6は,反応系の塩濃度の影響を示す説明図である。な
お,塩濃度以外の条件は,図1の場合と同様である。
【0039】同図より,100ミリモルで最も発色が増
幅されていることが明らかである。一方,塩濃度が高く
なると発色が阻害される可能性がある。したがって,検
査試薬には,50〜1000ミリモル程度の塩が含まれ
ていることが好ましいと考えられる。
【0040】以上みてきたように,実施の形態1の血液
凝固検査試薬によれば,検体中に存在する夾雑プロテア
ーゼによる非特異的発色の防止または/および活性化ト
ロンビンの活性制御を行うことにより,一般的な血液凝
固能の測定方法であるClot法との相関性の良い測定
が可能となる。
【0041】〔実施の形態2〕実施の形態2に示す発色
基質法による血液凝固能の測定方法は,検体または/お
よび凝固試薬を希釈液で希釈して,希釈した反応系にお
いて発色を行わせることにより,フィブリン塊の生成速
度を抑制して凝固時間を延長させ,過凝固検体の測定を
可能にしたものである。
【0042】そこで,この発明の効果を調べるために, 本測定方法の概略フローチャート 過凝固検体の測定における検量線 検体の希釈率の影響 凝固試薬の希釈率の影響 の各項目について,上記の順に検討する。
【0043】本測定方法の概略フローチャート 図7は,実施の形態2の血液凝固能の測定方法の概略フ
ローチャートである。ここでは,検体を希釈して希釈し
た反応系を作成する場合を例として説明する。
【0044】図において,まず,検体希釈液にPIを添
加する(S101:請求項5の添加工程)。
【0045】次に,検体を検体希釈液(PI含有)で予
め希釈する(S102:請求項5の希釈工程)。
【0046】続いて,検体希釈液(PI含有)で試薬し
た検体,第一試薬(凝固試薬),第二試薬(発色基質)
を,自動分析機(図示せず)の検体ラック,第一試薬ラ
ック,第二試薬ラックにそれぞれ載置する。(S10
3)。ここで,希釈検体/第一試薬/第二試薬が,それ
ぞれ20マクロリットル,50マイクロリットル,24
0マイクロリットル添加されるように,自動分析機のパ
ラメータを設定する。また,測光時間ポイントは19−
26(測光時間138.46秒)に設定し,測定波長は
415nmに設定する。
【0047】次に,分析を開始すると,希釈検体と第一
試薬(凝固試薬)が混合されて,所定の反応セルに分注
される(S104:請求項5の反応系作成工程)。
【0048】続いて,上記反応セルにさらに,第二試薬
(発色基質)が添加され,反応セル内に生じている活性
化トロンビンを発色させる(S105:請求項5の発色
工程)。
【0049】ステップS105で現れた発色を,光学的
に測定する(S106:請求項5の測定工程)。具体的
には,所定時間内の吸光度変化を測定することになる。
【0050】最後に,ステップS106で得られた吸光
度に基づいて,検体の血液凝固能が正常範囲であるか,
血液凝固能が高いことによる異常範囲であるか,血液凝
固能が低いことによる異常範囲であるか,を判定する
(S107:請求項5の判定工程)。具体的には,自動
分析装置のプリンタまたは表示部に,測定した吸光度を
表示し,オペレータ(分析者)が目視で吸光度を確認す
る。そして,あらかじめ検証された正常値の吸光度の範
囲に入っているか,または上下のいずれに外れているか
に基づいて,正常値の吸光度の範囲内であれば検体の血
液凝固能は正常であると判定し,当該範囲を超えている
場合は検体の血液凝固能が高いことによる異常であると
判定し,当該範囲より低い場合には検体の血液凝固能が
低いことによる異常であると判定する。なお,この判定
工程は,あらかじめ判定プログラムを作成して自動分析
装置に組み込むことにより,自動化することができるの
は勿論である。
【0051】過凝固検体の測定における検量線 図8は,過凝固検体(凝固時間200%)を測定したと
きの検量線を示す。横軸は,活性化トロンビンの酵素活
性(%)を示し,縦軸は△ODを示す。
【0052】本実験に用いた検体,試薬等は以下のとお
りである。 検体 : 血漿 検体希釈液 : トリス緩衝液30mMに,NaCl
(100mM)を添加し塩濃度を調整する。次に,この
緩衝液に後述するトリプシンインヒビターが2×10-5
Mとなるように添加する。さらにこの緩衝液をpH7.
35に調整する。 凝固試薬 : 市販のPT測定用試薬(商品名:トロン
ボプラスチン・C,販売元:株式会社ミドリ十字) 緩衝液1 : トリス緩衝液30mMに,NaCl(1
00mM)を添加して塩濃度を調整する。次に,この緩
衝液をpH7.35に調整する。 緩衝液2 : 緩衝液1にCaCl2 (10mM)を添
加したものを緩衝液2とする。 発色基質 : 市販の合成発色基質(商品名:テストチ
ーム発色気質S−2238,販売元:第一化学薬品
(株)) PI : トリプシンインヒビター(商品名:大豆ト
リプシンインヒビター,販売元:シグマ社) 測定装置: 生化学用の自動分析装置(7050日立自
動分析装置,日立製作所製)
【0053】また,測定方法は,以下のとおりである。 (イ)検体希釈液に2×10-5モル/リットルのPIを
添加する。 (ロ)検体を検体希釈液で25倍に希釈し,希釈検体と
する。 (ハ)凝固試薬に10倍量の緩衝液2を加えて,第一試
薬を作成する。 (ニ)2mMの発色基質に4倍量の緩衝液2を加えて,
第二試薬を作成する。 (ホ)最終的な添加比率が,希釈検体/第一試薬/第二
試薬=20/50/240となるように,希釈検体に第
一試薬を添加し,続いて第二試薬を添加する。 (ヘ)波長400nm付近における吸光度を測定し,△
ODを求める。
【0054】同図において,発色(△OD)が,活性%
にして200%までほぼ直線的に伸びている。これよ
り,従来の一般的な検査法では測定できなかった過凝固
領域の血液凝固能を測定できることが明らかである。
【0055】なお,本発明において,使用する試薬等は
上記記載に限定されることはなく,たとえば,凝固試薬
としてはAPTT測定用試薬を用いることができる。ま
た,測定方法も上記記載に限定されることはなく,たと
えば,検体/凝固試薬/発色基質の添加比率は自由に設
定することができる。
【0056】さらに,本発明におけるPIの種類と添加
濃度,反応系のpH,反応系の塩濃度については,上記
の実施の形態1においてなされたと同様の検討結果が得
られている。
【0057】検体の希釈率の影響 図9は,検体の希釈率の影響を示す説明図である。すな
わち,検体を11〜88倍に希釈した場合の,酵素活性
と△ODとの関係を示している。ここで,検体の希釈率
を変化させたこと以外の条件は,図8の場合と同様であ
る。
【0058】同図より,検体の希釈が10倍より低い場
合は,検体が凝固する虞があり,一方,検体の希釈が2
00倍を超えるとΔODが小さく良好な測定再現性が得
られなくなる虞がある。したがって,検体は10〜20
0倍程度に希釈されることが好ましいと考えられる。
【0059】凝固試薬の希釈率の影響 図10は,凝固試薬の希釈率の影響を示す説明図であ
る。すなわち,凝固試薬を2〜150倍に希釈した場合
の,酵素活性と△ODとの関係を示している。ここで,
凝固試薬の希釈率を変化させたこと以外の条件は,図8
の場合と同様である。
【0060】同図より,凝固試薬の希釈が5倍未満であ
ると,反応系が凝固する虞れがある。また100倍を超
えると十分なΔODが得られず良好な測定再現性が得ら
れない虞がある。したがって,凝固試薬は5〜100倍
程度に希釈されることが好ましいと考えられる。
【0061】以上みてきたように,実施の形態2の血液
凝固能の測定方法によれば,まず,PIを使用すること
で検体中に存在する夾雑プロテアーゼによる非特異的発
色の防止または/および活性化トロンビンの活性制御を
行って,一般的な血液凝固能の測定方法であるClot
法との相関性の良い測定が可能となる。
【0062】また,希釈液により反応系を希釈すること
で,反応系におけるフィブリン塊の生成速度を抑制して
凝固時間を延長することができ,その結果,発色基質法
を採用して過凝固検体をも測定することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の血液凝固
検査試薬(請求項1)は,活性化トロンビンの酵素活性
を測定して血液凝固能を測定する発色基質法に用いら
れ,少なくとも検体を凝固させるための凝固試薬を含む
第一試薬と,少なくとも活性化トロンビンの酵素活性を
測定するための発色基質を含む第二試薬と,からなる血
液凝固検査試薬において,検体中に存在する夾雑プロテ
アーゼによる非特異的発色の防止または/および活性化
トロンビンの活性制御を行うプロテアーゼインヒビター
を含むため,発色基質法において検体中に存在する夾雑
プロテアーゼによる非特異的発色の防止または/および
活性化トロンビンの活性制御を行って,Clot法との
相関性を高めた血液凝固検査試薬を提供することができ
る。
【0064】また,本発明の血液凝固検査試薬(請求項
2)は,請求項1に記載の血液凝固検査試薬において,
プロテアーゼインヒビターの濃度が,1×10-7〜1×
10 -3モル/リットルであるため,夾雑プロテアーゼに
よる非特異的発色を良好に防止することができる。
【0065】また,本発明の血液凝固検査試薬(請求項
3)は,請求項1または2に記載の血液凝固検査試薬に
おいて,第一試薬および第二試薬が,それぞれpH7〜
pH11の範囲であるため,発色反応が阻害される虞が
なく,光学的測定を良好に行うことができる。
【0066】さらに,本発明の血液凝固検査試薬(請求
項5)は,請求項1〜3のいずれか一に記載の血液凝固
検査試薬において,第一試薬または/および第二試薬
が,易溶性のアルカリ金属塩または/およびアルカリ土
類金属塩を含み,かつ,その塩濃度の合計が,NaCl
換算で,50〜1000ミリモル/リットルの範囲であ
るため,発色を十分に増幅することができ,測定の精度
をさらに高めることができる。
【0067】一方,本発明の血液凝固能の測定方法(請
求項5)は,検体と凝固試薬とを混合させて反応系を作
成し,更に発色基質を加えて反応系で生じた活性化トロ
ンビンを発色させ,発色を光学的に測定して検体の血液
凝固能を測定する血液凝固能の測定方法において,検体
中に存在する夾雑プロテアーゼによる非特異的発色の防
止または/および活性化トロンビンの活性制御を行うプ
ロテアーゼインヒビターを,凝固試薬,発色気質または
希釈液のいずれかに添加する添加工程と,検体または/
および凝固試薬を希釈液で希釈する希釈工程と,希釈工
程で希釈した検体または/および凝固試薬を用いて,所
定量の検体および凝固試薬を反応セルに分注し,混合さ
せることにより,希釈した反応系を作成する反応系作成
工程と,希釈した反応系に発色基質を加えて活性化トロ
ンビンを発色させる発色工程と,活性化トロンビンの発
色を光学的に測定する測定工程と,測定工程で測定した
吸光度に基づいて,検体の血液凝固能が正常範囲である
か,血液凝固能が高いことによる異常範囲であるか,血
液凝固能が低いことによる異常範囲であるか,を判定す
る判定工程と,を含むため,反応系でのフィブリン塊の
生成速度を抑制して凝固時間を延長させることにより,
過凝固検体の測定を行えるようにした血液凝固能の測定
方法を提供することができる。また,プロテアーゼイン
ヒビターの働きで夾雑プロテアーゼによる非特異的発色
が防止されるため,精度の高い測定が可能となる。
【0068】また,本発明の血液凝固能の測定方法(請
求項6)は,請求項5に記載の血液凝固能の測定方法に
おいて,添加工程で添加するプロテアーゼインヒビター
が,セリンプロテアーゼインヒビターであるため,夾雑
プロテアーゼによる非特異的発色を良好に防止すること
ができる。
【0069】また,本発明の血液凝固能の測定方法(請
求項7)は,請求項5または6に記載の血液凝固能の測
定方法において,添加工程で添加するプロテアーゼイン
ヒビターが,1×10-7〜1×10-3モル/リットルの
範囲であるため,夾雑プロテアーゼによる非特異的発色
を良好に防止することができる。
【0070】また,本発明の血液凝固能の測定方法(請
求項8)は,請求項5〜7のいずれか一に記載の血液凝
固能の測定方法において,希釈した反応系は,pH7〜
pH11の範囲に調整されているため,発色反応が阻害
される虞がなく,光学的測定を良好に行うことができ
る。
【0071】また,本発明の血液凝固能の測定方法(請
求項9)は,請求項5〜8のいずれか一に記載の血液凝
固能の測定方法において,希釈した反応系が,その塩濃
度がNaCl換算で50〜1000ミリモル/リットル
の範囲に調整されているため,測定の精度をさらに高め
ることができる。
【0072】さらに,本発明の血液凝固能の測定方法
(請求項10)は,請求項5〜9のいずれか一に記載の
血液凝固能の測定方法において,希釈した反応系は,検
体が10〜200倍の範囲で希釈され,または/およ
び,凝固試薬が5〜100倍の範囲で希釈されているた
め,反応系におけるフィブリン塊の生成速度を良好に抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の血液凝固検査試薬における,プ
ロテアーゼインヒビター添加によるClot法との相関
性の向上を示す相関図である。
【図2】実施の形態1の血液凝固検査試薬における,プ
ロテアーゼインヒビター種の影響を示す説明図である。
【図3】実施の形態1の血液凝固検査試薬における,プ
ロテアーゼインヒビター種の影響を示す説明図である。
【図4】実施の形態1の血液凝固検査試薬における,プ
ロテアーゼインヒビター濃度の影響を示す説明図であ
る。
【図5】実施の形態1の血液凝固検査試薬における,緩
衝液の種類とpHの影響を示す説明図である。
【図6】実施の形態1の血液凝固検査試薬における,塩
濃度の影響を示す説明図である。
【図7】実施の形態2の血液凝固能の測定方法の概略フ
ローチャートである。
【図8】実施の形態2の血液凝固能の測定方法による,
過凝固検体の測定を示す検量線である。
【図9】実施の形態2の血液凝固能の測定方法におけ
る,検体の希釈率の影響を示す説明図である。
【図10】実施の形態2の血液凝固能の測定方法におけ
る,過凝固検体の希釈率の影響を示す説明図である。
【符号の説明】
△OD 一定時間の吸光度差

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性化トロンビンの酵素活性を測定して
    血液凝固能を測定する発色基質法に用いられ,少なくと
    も検体を凝固させるための凝固試薬を含む第一試薬と,
    少なくとも活性化トロンビンの酵素活性を測定するため
    の発色基質を含む第二試薬と,からなる血液凝固検査試
    薬において,検体中に存在する夾雑プロテアーゼによる
    非特異的発色の防止または/および活性化トロンビンの
    活性制御を行うプロテアーゼインヒビターを含むことを
    特徴とする血液凝固検査試薬。
  2. 【請求項2】 前記プロテアーゼインヒビターは,その
    濃度が,1×10-7〜1×10-3モル/リットルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の血液凝固検査試薬。
  3. 【請求項3】 前記第一試薬および第二試薬は,それぞ
    れpH7〜pH11の範囲であることを特徴とする請求
    項1または2に記載の血液凝固検査試薬。
  4. 【請求項4】 前記第一試薬または/および第二試薬
    は,易溶性のアルカリ金属塩または/およびアルカリ土
    類金属塩を含み,かつ,その塩濃度の合計が,NaCl
    換算で,50〜1000ミリモル/リットルの範囲であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の
    血液凝固検査試薬。
  5. 【請求項5】 検体と凝固試薬とを混合させて反応系を
    作成し,更に発色基質を加えて前記反応系で生じた活性
    化トロンビンを発色させ,前記発色を光学的に測定して
    前記検体の血液凝固能を測定する血液凝固能の測定方法
    において,前記検体中に存在する夾雑プロテアーゼによ
    る非特異的発色の防止または/および活性化トロンビン
    の活性制御を行うプロテアーゼインヒビターを,前記凝
    固試薬,発色気質または希釈液のいずれかに添加する添
    加工程と,前記検体または/および凝固試薬を希釈液で
    希釈する希釈工程と,前記希釈工程で希釈した前記検体
    または/および凝固試薬を用いて,所定量の前記検体お
    よび凝固試薬を反応セルに分注し,混合させることによ
    り,希釈した反応系を作成する反応系作成工程と,前記
    希釈した反応系に発色基質を加えて前記活性化トロンビ
    ンを発色させる発色工程と,前記活性化トロンビンの発
    色を光学的に測定する測定工程と,前記測定工程で測定
    した吸光度に基づいて,前記検体の血液凝固能が正常範
    囲であるか,血液凝固能が高いことによる異常範囲であ
    るか,血液凝固能が低いことによる異常範囲であるか,
    を判定する判定工程と,を含むことを特徴とする血液凝
    固能の測定方法。
  6. 【請求項6】 前記添加工程で添加するプロテアーゼイ
    ンヒビターは,セリンプロテアーゼインヒビターである
    ことを特徴とする請求項5に記載の血液凝固能の測定方
    法。
  7. 【請求項7】 前記添加工程で添加するプロテアーゼイ
    ンヒビターは,1×10-7〜1×10-3モル/リットル
    の範囲であることを特徴とする請求項5または6に記載
    の血液凝固能の測定方法。
  8. 【請求項8】 前記希釈した反応系は,pH7〜pH1
    1の範囲に調整されていることを特徴とする請求項5〜
    7のいずれか一に記載の血液凝固能の測定方法。
  9. 【請求項9】 前記希釈した反応系は,その塩濃度がN
    aCl換算で50〜1000ミリモル/リットルの範囲
    に調整されていることを特徴とする請求項5〜8のいず
    れか一に記載の血液凝固能の測定方法。
  10. 【請求項10】 前記希釈した反応系は,前記検体が1
    0〜200倍の範囲で希釈され,または/および,前記
    凝固試薬が5〜100倍の範囲で希釈されていることを
    特徴とする請求項5〜9のいずれか一に記載の血液凝固
    能の測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007107889A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Sysmex Corp 検体分析装置、検体分析方法及びコンピュータプログラム
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