JPH11160250A - 欠陥検出装置 - Google Patents

欠陥検出装置

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JPH11160250A
JPH11160250A JP32479397A JP32479397A JPH11160250A JP H11160250 A JPH11160250 A JP H11160250A JP 32479397 A JP32479397 A JP 32479397A JP 32479397 A JP32479397 A JP 32479397A JP H11160250 A JPH11160250 A JP H11160250A
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潮 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組成変化等が起きた被検査物を含めた幅広い
被検査物について、表面上の傷や小孔(貫通,非貫通を
含む)等を検出できるようにする。 【解決手段】 発光部10から発した光は、偏光子12
によって被検査物14の一面に直線偏光波W4が照射さ
れる。傷や小孔等の欠陥がある被検査物14では、その
欠陥によって直線偏光波W4が屈折や乱反射等する。少
なくとも2つの受光部18は、被検査物14を透過また
は通過した光を検光子16を介して受ける。さらに受光
部18ごとにそれぞれの光強度測定部20で光の強度が
測定され、欠陥判別部22が隣接する光強度測定部20
で測定された光の強度の差分を求め、その差分値が所定
値を超えたか否かによって欠陥の有無を判別する。した
がって、組成変化等が起きた被検査物14を含めた幅広
い被検査物14について、傷や小孔等を検出することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は欠陥検出装置に関
し、被検査物に生じた傷や小孔等の欠陥をより確実に検
出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検査物に生じた小孔(ピンホー
ル等のような貫通孔)を検出するには、光を照射して検
出する光照射法と、高電圧を印加して検出する高電圧印
加法とが知られている。まず、光照射法では、主に光の
透過性の低い材質のものが被検査物として適する。例え
ば、金属箔,紙,加工フィルム,加工ガラス等が該当す
る。この方法では、被検査物の一面側に光を照射し、他
面側で小孔等による透過光を光検出器によって検出す
る。そして、光検出器で検出された光強度が所定強度を
超えると、その位置に小孔があると判別する。また、高
電圧印加法では、主に絶縁性の高い材質のものが被検査
物として適する。例えば、ガラス,紙等が該当する。こ
の方法では、被検査物の一面と他面とを電極で挟んで高
電圧を印加し、被検査物を介して電極間に流れるリーク
電流を電流計で検出する。そして、検出されたリーク電
流が所定電流値を超えると、その位置に小孔があると判
別する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のいずれ
の方法でも、小孔は貫通していることが条件とされる。
そのため、検出可能な小孔の種類が制限されてしまう。
一方、貫通している小孔だけでなく、貫通していない小
孔や表面上の傷等をも検出することができる反射光法が
ある。この反射光法では、小孔を傷の一種と見なして、
照射した光に対する反射光の乱れによって検出する。と
ころが、貫通する小孔が小さい場合には検出が困難にな
るという問題がある。さらには、被検査物がガラスやフ
ィルム等である場合において組成変化や結晶変化、ある
いは変質が起こると、異方性部分の小孔等(すなわち異
方性による正常部位とは異なった光の透過部分)が生ず
る。この欠陥は変形とは無関係に生じ、自然光に対して
も光学的変化を起こさない。そのため、組成変化等が起
きた被検査物については、反射光法によって傷や小孔等
の欠陥を検出することができない。本発明はこのような
点に鑑みてなされたものであり、組成変化等が起きた被
検査物を含めた幅広い被検査物について、表面上の傷や
小孔(貫通,非貫通を含む)等を検出することができる
欠陥検出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1に記載の
発明は、被検査物に光を照射し、その被検査物を透過ま
たは通過した光を測定することにより、その被検査物に
生じた傷や小孔等の欠陥を検出する欠陥検出装置におい
て、その被検査物の一面側に設けられ、その被検査物に
対して偏光子を介して発光する発光部と、その被検査物
の他面側において前記発光部に対向する位置からずらし
て設けられ、その被検査物を透過または通過した光を検
光子を介して受ける少なくとも2つの受光部と、その少
なくとも2つの受光部のそれぞれに対応して設けられ、
受光した光の強度をそれぞれ測定する光強度測定部と、
隣接する光強度測定部によって測定された光の強度の差
分値が所定値を超えたか否かによって、前記欠陥の有無
を判別する欠陥判別部とを有することを特徴とする。こ
こで、「欠陥」には上記傷や小孔に限らず、汚れや付着
した異物等のように、被検査物を正常品と欠陥品とに区
分するための指標が含まれるものとする。
【0005】請求項1に記載の発明によれば、被検査物
の一面側に設けられた発光部から発した光は、偏光子を
介して被検査物の表面に照射される。傷や小孔等の欠陥
がある被検査物では、その欠陥によって直線偏光波は屈
折や乱反射等して散乱する。この屈折や乱反射等は、傷
や小孔(貫通,非貫通を含む)に限らず、被検査物に組
成変化等が起きた場合でも同様に発生する。一方、傷や
小孔等の欠陥がない被検査物では、直線偏光波はそのま
ま透過または通過するか、あるいは完全に遮蔽される。
また、被検査物の他面側に設けられた少なくとも2つの
受光部は、被検査物を透過または通過した光を検光子を
介して受ける。これらの受光部は、発光部に対向する位
置からずらして設けられている。被検査物を透過または
通過した光は検光子によって直線偏光波のみが透過され
る。こうして透過される直線偏光波は、発光部に対向す
る位置からずらして設けられている検光子に入射する直
線偏光波に限られる。そのため、発光部から発した光が
受光部で受光されるのは、屈折や乱反射等した光に限ら
れる。さらに、検光子によって透過された直線偏光波
は、受光部ごとにそれぞれの光強度測定部によって光の
強度が測定される。そして、欠陥判別部が隣接する光強
度測定部で測定された光の強度の差分値を求め、その差
分値が所定値を超えたか否かによって欠陥の有無を判別
する。そのため、傷や小孔等の欠陥によって屈折や乱反
射等した光が所定の明るさに達すると、その位置に欠陥
があると判別する。したがって、組成変化等が起きた被
検査物を含めた幅広い被検査物について、傷や小孔等を
検出することができる。
【0006】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の欠陥検出装置において、複数
の受光部の端面をほぼ密接させて線状に配置した線状受
光部をほぼ平行に2つ設け、その2つの線状受光部の相
互間におけるほぼ中央部位と対向する位置に、複数の発
光部の端面をほぼ密接させて線状に配置した線状発光部
を設け、それらの線分方向と交差する方向に被検査物を
移動させて、その被検査物に生じた傷や小孔等の欠陥を
検出することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、線状受光
部はほぼ平行に2つ設けられ、それぞれが複数の受光部
の端面をほぼ密接させて線状に配置している。また、線
状発光部は線状受光部と同様に複数の発光部の端面をほ
ぼ密接させて線状に配置している。これらの位置関係
は、2つの線状受光部の相互間におけるほぼ中央部位と
対向する位置に線状発光部が設けられている。この線状
発光部と線状受光部との間を、線分方向と交差する方向
に被検査物を移動させれば、その線状区間について被検
査物に生じた傷や小孔等の欠陥を検出することが可能と
なる。そのため、一度に検査できる範囲を広げることが
できる。
【0008】
【課題を解決するための第3の手段】請求項3に記載の
発明は、請求項2に記載の欠陥検出装置において、その
2つの線状受光部をそれぞれ複数のブロックに区分し、
そのブロックごとに対応して光強度測定部を設け、各ブ
ロックのそれぞれが受光した光を対応する光強度測定部
に導き、一方の線状受光部におけるブロックの境界と、
他方の線状受光部におけるブロックの境界とを線分方向
にずらしたことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、2つの線
状受光部は、それぞれ複数のブロックに区分されてい
る。一方の線状受光部におけるブロックの境界と、他方
の線状受光部におけるブロックの境界とを線分方向にず
らされている。そして、区分した各ブロックのそれぞれ
において受光した光は、対応して設けられている光強度
測定部に導かれて光の強度が計測される。そのため、被
検査物に線状受光部の線分方向と交差する方向に沿って
欠陥があり、その欠陥が一方の線状受光部におけるブロ
ックの境界に位置しているような場合でも、他方の線状
受光部におけるブロックで欠陥を検出することができ
る。したがって、様々な形状の欠陥であっても確実に検
出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を、図面に基づいて説明する。まず、図1を参照しなが
ら、本発明の概要について説明する。
【0011】図1において、欠陥検出装置は、発光部1
0,偏光子12,検光子16,受光部18(18a,1
8b),光強度測定部20,欠陥判別部22によって構
成されている。発光部10は、照明光や太陽光(自然
光)等のような無偏光波W2の光を発する。偏光子12
は、無偏光波W2を直線偏光波W4に偏向して被検査物
14の表面に照射する。検光子16は、直線偏光波W1
0のみを透過する。受光部18は図示するように少なく
とも2つ(受光部18a,18b)設けられており、か
つ、発光部10に対向する位置からずらして設けられて
いる。この受光部18は、検光子16を透過した直線偏
光波W10を受光する。光強度測定部20は、少なくと
も2つの受光部18で受光した光の強度を測定する。
【0012】この構成によれば、被検査物14の一面側
に設けられた発光部10から発した光は、偏光子12を
介して被検査物14の表面に照射される。被検査物14
の表面に照射される光は直線偏光波W4であり、この直
線偏光波W4は時計方向にほぼ45°傾いた面内の波W
6と、反時計方向にほぼ45°傾いた波W8との合成波
であると考えられる。すなわち波W6のベクトルV2
と、波W8のベクトルV6とを合成したベクトルV4が
直線偏光波W4に対応する。傷や小孔等の欠陥がある被
検査物14では、その欠陥によって直線偏光波W4が屈
折や乱反射したり、あるいはレンズ効果によって集光や
発散等を起こす。この場合、傷や小孔は必ずしも直線的
なものとは限らず、小孔の径も一面側と他面側とで異な
ることが多い。そのため、入射した光は様々な方向に屈
折や乱反射等することになる。こうした屈折や乱反射等
は、傷や小孔(貫通,非貫通を含む)に限らず、被検査
物14に組成変化等が起きた場合でも同様に発生する。
一方、傷や小孔等の欠陥がない被検査物14では、直線
偏光波W4はそのまま透過または通過するか(図1の矢
印D2方向)、あるいは完全に遮蔽される。
【0013】また、被検査物14の他面側に設けられた
少なくとも2つの受光部18は、被検査物14を透過ま
たは通過した光を検光子16を介して受ける。被検査物
14を透過または通過した光は、検光子16によって直
線偏光波W10のみが透過される。こうして透過される
直線偏光波W10は、発光部10に対向する位置からず
らして設けられている検光子16に入射する直線偏光波
に限られる。そのため、発光部10から発した光が受光
部18で受光されるのは、屈折や乱反射等した光に限ら
れる(図1の矢印D4方向)。
【0014】さらに、検光子16によって透過された直
線偏光波は、受光部18ごとにそれぞれの光強度測定部
20によって光の強度が測定される。そして、欠陥判別
部22が隣接する光強度測定部20で測定された光の強
度の差分値を求め、その差分値が所定値を超えたか否か
によって欠陥の有無を判別する。そのため、傷や小孔等
の欠陥によって屈折や乱反射等した光が所定の強度(明
るさ)に達すると、その位置に欠陥があると判別する。
したがって、組成変化等が起きた被検査物14を含めた
幅広い被検査物14について、傷や小孔等を検出するこ
とができる。なお、隣接する光強度測定部20によって
測定された光の強度について差分を求めるのは、次の通
りである。すなわち、差分をとらずに光の強度に基づい
て欠陥の有無を判別すると、欠陥によって生ずる透過光
の光の強さは正常な場合の透過光の光の強さと比較して
極めて小さく、欠陥の有無を的確に判別できないためで
ある。また、差分値が所定値を超えたか否かによって欠
陥の有無を判別するのは、所定値が被検査物14の材質
や組成等によって変化し、様々の被検査物14に柔軟に
対応して欠陥を判別できるようにするためである。
【0015】次に、具体的な欠陥検出装置について、図
2〜図10を参照しながら説明する。ここで、図2〜図
4には欠陥検出装置の外観を示す。具体的には、図2に
斜視図を、図3に正面図を、図4に側面図をそれぞれ示
す。図5には発光ヘッドの端面を部分図で示す。図6に
は受光ヘッドの端面を部分図で示す。図7には欠陥によ
って散乱する場合の光路を示す。図8には、測定判別部
の構成を示す。図9には、線状欠陥のある被検査物を検
出する例を示す。図10には、線状欠陥の検出波形を示
す。図11には、検出波形の一例を示す。なお、被検査
物14には、その一例として透明フィルム100を用い
ることにする。また、これらの図において、同一の要素
は同一の符号を付す。
【0016】まず、欠陥検出装置の全体構成について、
図2〜図4を参照しながら説明する。この欠陥検出装置
は、図2に示すように、光センサー群102,光ファイ
バー群104,受光ヘッド106,検光板108,偏光
板110,スリット112,発光ヘッド114,光ファ
イバー116,光源118,後述する測定判別部等によ
って構成されている。透明フィルム100は、検査のた
めに図示する矢印D10方向に沿って移動可能になって
いる。この透明フィルム100の一面側には、光源11
8,光ファイバー116,発光ヘッド114,スリット
112,偏光板110が配置されている。光源118
は、照明光や太陽光等のように無偏光波の光を発生す
る。複数本の光ファイバー116は、光源118の発光
端から発光ヘッド114の内部を通って、その発光ヘッ
ド114の端面まで連続して設けられる。光源118の
発光端において、複数本の光ファイバー116は束ねら
れ、それぞれの光ファイバー116に光が導かれるよう
になっている。発光ヘッド114の内部において、平行
状の光を透明フィルム100に照射するため、図4に示
すように光ファイバー116は平行状に整列されて配置
されている。ここで、光源118,光ファイバー11
6,発光ヘッド114は、あわせて発光部10に相当す
る。なお、光源118は、発生する光の強さが最適な強
さに調整可能になっているものがより望ましい。
【0017】図2に戻って、発光ヘッド114の端面に
はスリット112が設けられ、さらにその上に偏光板1
10が設けられている。スリット112は、図3に示す
ように2枚の板からなり、光ファイバー116のほぼ直
径分だけ隙間が設けられている。また、スリット112
は、無反射で無透過の材質のものを用いるのが望まし
い。上記2枚の板の隙間によって、平行状の光のみを通
過させる。偏光板110は偏光子12に相当し、光源1
18から導かれてきた無偏向波の光を直線偏向波に90
°偏向する。なお、2枚の板の隙間は、制御装置によっ
て制御されるアクチュエータやネジ等によって最適な状
態に調整可能になっている。また、発光ヘッド114等
は、偏光板110を透明フィルム100に近接させて配
置される。
【0018】再び図2に戻って、透明フィルム100の
他面側には、光センサー群102,光ファイバー群10
4,受光ヘッド106,検光板108が配置されてい
る。検光板108は検光子16に相当し、透明フィルム
100を透過または通過した直線偏光波を透過する。透
過した直線偏光波は光ファイバー群104に導かれる。
ここで、偏光板110と検光板108とは、ほぼ十字ニ
コル状態になるように配置されている。光ファイバー群
104は検光板108と接する受光ヘッド106の端面
からその受光ヘッド106の内部を通り、光センサー群
102の受光端まで連続して設けられている。受光ヘッ
ド106の内部において、平行状の光を光センサー群1
02に導くため、図4に示すように光ファイバー群10
4は平行状に整列されて配置されている。また、光ファ
イバー群104は、図3に示す左右方向(すなわち図2
に示す矢印D10方向)に枝分かれして受光ヘッド10
6に配置されている。ここで、検光板108,受光ヘッ
ド106は、あわせて受光部18に相当する。
【0019】図2における光センサー群102は、4つ
の光センサー102a,102b,102c,102d
によって構成されている。光ファイバー群104は、そ
れぞれが複数本からなる4つの光ファイバー104a,
104b,104c,104dに分けられる。こうして
分けられた4つの光ファイバー104a,104b,1
04c,104dは、順に対応する光センサー102
a,102b,102c,102dの受光端においてそ
れぞれ束ねられる。ここで、光ファイバー104a,1
04b,104c,104dはそれぞれが受光部に相当
し、光センサー102a,102b,102c,102
dはそれぞれが光強度測定部に相当する。なお、図3に
示す左右方向に枝分かれした光ファイバー群104は、
別個の光センサーに接続される。また、受光ヘッド10
6も発光ヘッド114等と同様に、検光板108を透明
フィルム100に近接させて配置される。さらに、光セ
ンサー群102から出力される検出信号は、後述する測
定判別部に送られる。
【0020】次に、発光ヘッド114と受光ヘッド10
6との端面について、図5,図6を参照しながら説明す
る。スリット112と接する発光ヘッド114の端面で
は、図5に示すように、複数本の光ファイバー116が
その端面をほぼ密接させて線状(一列状)に整列して配
置されている。ここで、線状に配置されている複数本の
光ファイバー116は、線状発光部に相当する。
【0021】検光板108と接する受光ヘッド106の
端面では、図6(A)に示すように、光ファイバー群1
04が間隔Lを隔てて二列に配置され、各列は光ファイ
バー群104の端面をほぼ密接させて線状に整列されて
いる。この間隔Lは光ファイバーの直径とほぼ等しい。
ここで、各列ごとに線状に整列して配置されている光フ
ァイバー群104は、それぞれ線状受光部に相当する。
図6(A)に示すブロックB2,B4,B6,B8は、
それぞれ4本の光ファイバーからなる。また、ブロック
B2,B4,B6,B8は、それぞれ異なる光センサー
(光センサー102a,102b,102c,102d
のいずれか)に光学的に接続される。例えば、ブロック
B6を光センサー102aに、ブロックB2を光センサ
ー102bに、ブロックB8を光センサー102cに、
ブロックB4を光センサー102dにそれぞれ接続す
る。他には、ブロックB2を光センサー102aに、ブ
ロックB4を光センサー102bに、ブロックB6を光
センサー102cに、ブロックB8を光センサー102
dにそれぞれ接続してもよい。これらの接続方式によっ
て、隣接する領域で受光された光の強度を測定すること
ができる。
【0022】ここで、一列側におけるブロックB2およ
びブロックB4の境界と、他列側におけるブロックB6
およびブロックB7の境界とを、各列の線分方向と直交
する方向でブロック長の1/2だけずらしている。こう
することによって、後述するように線状欠陥が一列側に
おけるブロックの境界上に位置したときでも、他列側で
はブロック上に位置することになる。そのため、線状欠
陥を確実に検出することができる。
【0023】さて、光ファイバー群104の光ファイバ
ーの直径は1mm以下しかないため、間隔Lを維持しなが
ら光ファイバー群104を二列状に整列して配置するの
は困難である。そこで、受光ヘッド106では、図6
(B)に示すように光ファイバーを最密充填する。そし
て、光ファイバー群104のうち、上記ブロックB2,
B4,B6,B8に相当する部位の光ファイバーのみを
光センサーに接続する。こうすることによって、比較的
簡単に間隔Lを維持しながら光ファイバー群104を二
列状に整列して配置することができる。また、光ファイ
バーの単価は安いので、欠陥検出装置のコストにはあま
り影響しない。また、一列側におけるブロックの境界
と、他列側におけるブロックの境界とのずれは、図6
(A)に示す位置だけでなく、図6(C)に示す位置で
あってもよい。すなわち、一列側におけるブロックの境
界は、他列側におけるブロックの中央部に位置するだけ
でなく、その中央部からやや境界よりに位置してもよ
い。この場合であっても、線状欠陥を確実に検出するこ
とができる。
【0024】なお、上記間隔Lを空けてブロックB2,
B4とブロックB6,B8とを設けたのは、光の拡散に
より両線状受光部に同時に入射する光を抑えることによ
り、欠陥の検出精度を高めるためである。そのため、こ
の間隔Lは図6(B)に示す光ファイバー1本分に限ら
ず、複数本分の間隔としてもよい。さらに、欠陥の検出
精度は低くなるが、間隔Lを空けずに(つまり密接させ
て)ブロックB2,B4とブロックB6,B8とを設け
てもよい。
【0025】次に、受光ヘッド106において光ファイ
バー群104を二列状に配置した理由について、図7を
参照しながら説明する。図7に示すように、発光ヘッド
114の光ファイバー116は、受光ヘッド106の間
隔Lと対向するように配置される。そのため、受光のた
めの光ファイバー群104は、発光のための光ファイバ
ー116に対向する位置からずらして設けられることに
なる。透明フィルム100に傷C2がない場合には、光
は矢印D12方向に直進する。しかし、透明フィルム1
00に傷C2がある場合には、光の一部が傷C2によっ
て屈折や乱反射したり、あるいはレンズ効果によって集
光や発散等を起こし、その一部の光が矢印D14方向に
沿って進んで光ファイバー群104に導かれる。このよ
うな状況は、透明フィルム100に小孔(貫通,非貫通
を含む)がある場合や透明フィルム100が組成変化し
た場合等でも同様に起こる。そのため、傷や小孔,組成
変化等の欠陥を確実に検出することができる。
【0026】次に、測定判別部の構成について、図8を
参照しながら説明する。図8において、測定判別部は、
差動増幅器群120,比較器群122,論理和回路12
4,検出ランプ126によって構成されている。差動増
幅器群120は、4つの光センサー102a,102
b,102c,102dに対応して、3つの差動増幅器
120a,120b,120cからなる。すなわち、n
個の光センサーに対して(n−1)個の差動増幅器が設
けられる。差動増幅器120aは光センサー102a,
102bからそれぞれ出力された検出信号を受けて、そ
れらの検出信号の差分(すなわち差分信号)を出力す
る。同様に、差動増幅器120bは光センサー102
b,102cからそれぞれ出力された検出信号を受け
て、それらの差分信号を出力する。さらに、差動増幅器
120cは光センサー102c,102dからそれぞれ
出力された検出信号を受けて、それらの差分信号を出力
する。なお、4つの光センサー102a,102b,1
02c,102dは、いずれも図記号で示すようにフォ
トダイオード(フォトディテクター)と増幅器とによっ
て構成されている。
【0027】比較器群122は3つの比較器122a,
122b,122cからなり、差動増幅器120a,1
20b,120cにそれぞれ対応して設けられている。
これらの比較器122a,122b,122cは、順に
差動増幅器120a,120b,120cから出力され
た差分信号が基準電圧Vcc以上になった場合にはハイ
レベル信号を、基準電圧Vcc未満の場合にはローレベ
ル信号を出力する。論理和回路124は比較器122
a,122b,122c出力された論理信号を受けて、
それらの論理信号の論理和をとって検出ランプ126に
出力する。すなわち、論理和された信号がハイレベル信
号であれば検出ランプ126が点灯し、ローレベル信号
であれば検出ランプ126が消灯する。したがって、光
センサー102a,102bの差分、光センサー102
b,102cの差分、光センサー102c,102dの
差分のいずれか少なくとも一つが基準電圧Vccを超え
ると検出ランプ126が点灯し、その位置の透明フィル
ム100に欠陥があることを知らせる。ここで、差動増
幅器群120,比較器群122,論理和回路124は、
あわせて欠陥判別部に相当する。なお、光で欠陥を知ら
せる検出ランプ126に代えて、音で欠陥を知らせるブ
ザーやスピーカのような音響装置を適用してもよい。
【0028】上記のように構成された欠陥検出装置を用
いて、透明フィルム100を検査すると、次のような結
果が得られる。この透明フィルム100には、図9に示
すように、その表面に線状の傷(線状欠陥)があるもの
とする。図9において、欠陥検出装置(具体的には発光
ヘッド114や受光ヘッド106等)を矢印X方向に移
動させる。すなわち、透明フィルム100の左側端部か
ら透明フィルム100を横断するように移動させる。こ
の移動の際、図8に示す差動増幅器120a,120
b,120cから出力される差分信号を、それぞれ順に
端子P2a,P2b,P2cで計測する。上記X方向を
軸として、各端子の計測結果(差分信号の電圧V)をグ
ラフに表すと図10のようになる。このようなグラフに
なるのは、光センサー群102に導く光ファイバー群1
04の束を、図6(A)や図6(C)に示すブロックB
2,B4,B6,B8のように、一列側におけるブロッ
クB2およびブロックB4の境界と、他列側におけるブ
ロックB6およびブロックB7の境界とを、各列の線分
方向と直交する方向でずらしているためである。したが
って、透明フィルム100を矢印D10方向に移動させ
ながら検査する場合には、その透明フィルム100のど
の位置に線状欠陥があっても確実に検出することができ
る。また、位置Xaにおける端子Pの実際の波形を図1
1に示す。この図11では、位置Xaにおいて基準電圧
Vccを超えているため、検出ランプ126が点灯され
る。
【0029】上記実施の形態によれば、透明フィルム1
00(被検査物)の一面側に設けられた発光ヘッド11
4端面の光ファイバー116(発光部)から発した光
は、偏光板110(偏光子)を介して透明フィルム10
0の表面に直線偏光波が照射される。もし、この透明フ
ィルム100に傷や小孔等の欠陥がある場合には、その
欠陥によって直線偏光波は屈折や乱反射等して散乱す
る。こうして散乱した直線偏光波の一部は、透明フィル
ム100の他面側における受光ヘッド106に設けられ
た光ファイバー群104(少なくとも2つの受光部)に
よって受光される。この光ファイバー群104は、光フ
ァイバー116に対向する位置からずらして設けられて
いる。光ファイバー群104に受光された光は、検光板
108(検光子)によって直線偏光波のみが透過され
る。さらに、検光板108によって透過された直線偏光
波は、光センサー群102(光強度測定部)によって光
の強度が測定される。そして、差動増幅器群120等
(欠陥判別部)が隣接する光センサーで測定された光の
強度の差分値を求め、その差分値が所定値を超えたか否
かによって欠陥の有無を判別する。こうして、透明フィ
ルム100に生じた傷や小孔等の欠陥によって屈折や乱
反射等した光が所定の明るさに達すると、その位置に欠
陥があると判別する。したがって、組成変化等が起きた
被検査物を含めた幅広い被検査物について、傷や小孔等
を検出することができる。なお、この欠陥検出装置で
は、偏光板110,検光板108,差動増幅器群120
等のように入手容易で安価な部品を用いているため、低
いコストで実現することができる。
【0030】また、複数本の光ファイバー群104(線
状受光部)は間隔Lを空けてほぼ平行に二列設けられ
(図6(A)参照)、それぞれが光ファイバー群104
の端面をほぼ密接させて線状に配置している。同様に、
複数本の光ファイバー116(線状発光部)は、その端
面をほぼ密接させて線状に配置している(図5参照)。
線状発光部は、二列の線状受光部の相互間におけるほぼ
中央部位と対向する位置に設けられている(図3参
照)。この線状発光部と線状受光部との間を、それらの
線分方向と交差する方向(例えば図2に示す矢印D10
方向)に透明フィルム100を移動させれば、その線状
区間について透明フィルム100に生じた傷や小孔等の
欠陥を検出することが可能となる。そのため、一度に検
査できる範囲を、線状発光部と線状受光部との線状区間
に広げることができる。
【0031】さらに図6において、二列の線状受光部
は、それぞれ複数のブロックB2,B4,B6,B8等
に区分されている。一方の線状受光部におけるブロック
の境界と、他方の線状受光部におけるブロックの境界と
を線分方向にずらされている。そして、区分した各ブロ
ックのそれぞれにおいて受光した光は、対応して設けら
れている光センサーに導かれて光の強度が計測される。
そのため、透明フィルム100に線状受光部の線分方向
と交差する方向に沿って欠陥があり、その欠陥が一方の
線状受光部におけるブロックの境界に位置しているよう
な場合でも、他方の線状受光部におけるブロックで欠陥
を検出することができる。したがって、様々な形状の欠
陥であっても確実に検出することができる。
【0032】したがって、従来は困難であった透明フィ
ルムや透明ガラス等の透明体での欠陥を検出することが
可能となる。また、フィルムやガラス自体には変形や変
質がなく、照明光や太陽光を透過させても変化が生じな
いような組成や結晶における変化や変質による異方性部
分についても、その欠陥を検出することが可能となる。
さらに、透明フィルムや透明ガラス等の透明体について
は、傷・異物に対しても透過光が散乱するため、小孔と
同様に検出することが可能となる。このように、偏向状
態にある偏光子と検光子との間に被検査物を通過させ、
偏向子を介して被検査物に平行光を照射し、欠陥による
通過または透過する光を検光子によって検出すれば、光
の透過性の高低や絶縁性良否にとらわれることなく、様
々の小孔や傷・異物等の検出が可能となる。
【0033】〔他の実施の形態〕上述した欠陥検出装置
において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,個
数,配置および動作条件等については、上記実施の形態
に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応
用した次の各形態を実施することもできる。 (1)上記実施の形態では、透明フィルム100(被検
査物)に照射する光として照明光や太陽光を用いたが、
レーザー光を用いてもよい。レーザー光は単波長光であ
るために直進性が高く、光ファイバー116によって透
明フィルム100に導いて照射した場合でも散乱しにく
い特性がある。しかし、レーザー光が傷や小孔等の欠陥
に当たると、照明光や太陽光と同様に散乱する。そのた
め、実施の形態と同様の効果を得ることができる。 (2)上記実施の形態では、各ブロックB2,B4,B
6,B8をそれぞれ4本の光ファイバーによって構成し
た(図6(A)参照)。各ブロックB2,B4,B6,
B8で構成する光ファイバーの本数は1本以上で任意で
ある。すなわち、光センサー群102で光の強度を計測
するため、各光センサーの感度を超える明るさが得られ
る本数であればよい。例えば、図12に示すように5本
の場合となることもある。図12(A)と図12(B)
とでは、一列側におけるブロックB12およびブロック
B14の境界と、他列側におけるブロックB16および
ブロックB18の境界とのずれが異なっている。検査対
象に応じて、欠陥の検出精度が高いほうのずれを選択す
るのがより望ましい。
【0034】(3)上記実施の形態では、無偏向波を直
線偏光波に偏向する偏光板110(偏光子)と、直線偏
光波を透過する検光板108(検光子)とを用いた。こ
の形態に代えて、偏光板110には無偏向波を円偏向
波,楕円偏光波,平面偏光波等のいずれかの偏光波に偏
向するものを用いてもよい。検光板108についても同
様である。偏光子の種類と検光子の種類との組み合わせ
によって、欠陥を検出できる被検査物の種類の幅を広げ
ることが可能になる。 (4)上記実施の形態では、図6や図12に示すよう
に、受光部を直線状に配置した。この形態に代えて、受
光部を円周上(円弧上を含む)に配置してもよい。この
円周は、被検査物の平面に対応する場合と、被検査物の
断面に対応する場合とがある。平面に対応して円周上に
配置すれば、球状の被検査物について欠陥を検出するこ
とが可能になる。また、断面に対応して円周上に配置す
れば、円筒や棒状の被検査物について欠陥を検出するこ
とが可能になる。
【0035】(5)上記実施の形態では、透明フィルム
100(被検査物)に欠陥が見つかった場合には検出ラ
ンプ126を点灯させて知らせた。検出ランプ126に
代えて、透明フィルム100の表面にマーキングを施す
マーキング装置や、透明フィルム100の所定区間を裁
断する裁断装置等を接続してもよい。マーキング装置を
接続した場合には、透明フィルム100に欠陥が見つか
ると、その透明フィルム100の表面にマーキングが施
される。裁断装置を接続した場合には、透明フィルム1
00に欠陥が見つかると、その透明フィルム100が所
定区間で裁断される。これらの装置によって、透明フィ
ルム100の欠陥部分を自動的に指摘あるいは除去する
ことができるので、自動化を図ることができる。 (6)上記実施の形態では、測定判別部において差動増
幅器120a等を用いたが、一方の入力をマイナスにす
ることにより和動増幅器を用いてもよい。また、差動増
幅器群120(差動増幅器120a,120b,120
c)から出力された差分信号や、論理和回路124によ
って論理和がとられた信号をコンピュータによって処理
し、欠陥の有無を判別するようにしてもよい。これらの
態様でも、上記実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。さらには、差動増幅器120a,120b,12
0cの出力をそれぞれ検出ランプ126等に接続すれ
ば、透明フィルム100に生じた欠陥の位置をより特定
しやすくなる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、組成変化等が起きた被
検査物を含めた幅広い被検査物について、傷や小孔等の
欠陥を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための概略図である。
【図2】欠陥検出装置の外観を示す斜視図である。
【図3】欠陥検出装置の外観を示す正面図である。
【図4】欠陥検出装置の外観を示す側面図である。
【図5】発光ヘッドの端面を示す部分図である。
【図6】受光ヘッドの端面を示す部分図である。
【図7】欠陥によって散乱する場合の光路を示す図であ
る。
【図8】測定判別部の構成を示す図である。
【図9】線状欠陥のある被検査物を検出する例を示す。
【図10】線状欠陥の検出波形を示す。
【図11】検出波形の一例を示す図である。
【図12】他の受光ヘッドの端面を示す図である。
【符号の説明】
10 発光部 12 偏光子 14 被検査物 16 検光子 18(18a,18b) 受光部 20 光強度測定部 22 欠陥判別部 100 透明フィルム(被検査物) 102 光センサー群 102a,102b,102c,102d 光センサー 104 光ファイバー群 104a,104b,104c,104d 光ファイバ
ー 106 受光ヘッド 108 検光板 110 スリット 112 偏光板 114 発光ヘッド 116 光ファイバー 118 光源 120 差動増幅器群 120a,120b,120c 差動増幅器 122 比較器群 122a,122b,122c 比較器 124 論理和回路 126 検出ランプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物に光を照射し、その被検査物を
    透過または通過した光を測定することにより、その被検
    査物に生じた傷や小孔等の欠陥を検出する欠陥検出装置
    において、 その被検査物の一面側に設けられ、その被検査物に対し
    て偏光子を介して発光する発光部と、 その被検査物の他面側において前記発光部に対向する位
    置からずらして設けられ、その被検査物を透過または通
    過した光を検光子を介して受ける少なくとも2つの受光
    部と、 その少なくとも2つの受光部のそれぞれに対応して設け
    られ、受光した光の強度をそれぞれ測定する光強度測定
    部と、 隣接する光強度測定部によって測定された光の強度の差
    分値が所定値を超えたか否かによって、前記欠陥の有無
    を判別する欠陥判別部と、 を有することを特徴とする欠陥検出装置
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の欠陥検出装置におい
    て、 複数の受光部の端面をほぼ密接させて線状に配置した線
    状受光部をほぼ平行に2つ設け、 その2つの線状受光部の相互間におけるほぼ中央部位と
    対向する位置に、複数の発光部の端面をほぼ密接させて
    線状に配置した線状発光部を設け、 それらの線分方向と交差する方向に被検査物を移動させ
    て、その被検査物に生じた傷や小孔等の欠陥を検出する
    ことを特徴とする欠陥検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の欠陥検出装置におい
    て、 その2つの線状受光部をそれぞれ複数のブロックに区分
    し、 そのブロックごとに対応して光強度測定部を設け、 各ブロックのそれぞれが受光した光を対応する光強度測
    定部に導き、 一方の線状受光部におけるブロックの境界と、他方の線
    状受光部におけるブロックの境界とを線分方向にずらし
    たことを特徴とする欠陥検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275843A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nitto Denko Corp 配線回路基板用絶縁フィルムの異物検査方法
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WO2022239568A1 (ja) * 2021-05-10 2022-11-17 東洋鋼鈑株式会社 ピンホール検出装置

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