JPH11159896A - 冷媒循環システム - Google Patents
冷媒循環システムInfo
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- JPH11159896A JPH11159896A JP9330149A JP33014997A JPH11159896A JP H11159896 A JPH11159896 A JP H11159896A JP 9330149 A JP9330149 A JP 9330149A JP 33014997 A JP33014997 A JP 33014997A JP H11159896 A JPH11159896 A JP H11159896A
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Abstract
機の信頼性が確保できる冷媒循環システムを得る。 【解決手段】 線的な荷重が加わる摺動部を有する圧縮
機1、暖房と冷房時の流れを切り替える四方弁5、熱源
側熱交換器2、減圧装置3からなる室外機20と、利用
側熱交換器からなる室内機21を備えた冷媒循環システ
ムにおいて、同一温度の飽和圧力がR−22よりも高い
冷媒を用い、冷媒に対して弱相溶性を有する冷凍機油を
用いる。
Description
に利用される冷凍空調装置などに用いられる冷媒循環シ
ステムに関するものである。
公報に示される従来の冷凍空調装置で用いられる冷媒循
環システムの冷媒回路図であり、図において、圧縮機
1、暖房、冷房時の流れを切り替える四方弁5、暖房時
に蒸発器、冷房時に凝縮器として動作する熱源側熱交換
器2、減圧装置3、暖房時に凝縮器、冷房時に蒸発器と
して動作する利用側熱交換器4、冷媒量調整機能を有す
るアキュムレータで構成されている。これらは配管によ
って直列に接続されて冷凍サイクルを構成している。
く使用されてきたHCFC系のR22(HCFC22)
が、その分子内の塩素がオゾン層に影響を与えるため、
代替冷媒として塩素を含まないハイドロフルオロカーボ
ン(HFC)の混合系の冷媒として、例えば、可燃性冷
媒であるRー32(HFCー32)、Rー125(HF
Cー125)や、それらを含む混合冷媒が用いられ、ま
た冷凍機油としては、例えばこの混合冷媒に対して相互
溶解性があるエステル系油が用いられている。
差(以後は油温のスーパーヒートと称する)に対する、
冷凍機油中への冷媒の重量溶解率と冷凍機油粘度の変化
を示したものである。ここで、冷凍機油中への冷媒の重
量溶解率、冷凍機油中に溶解している冷媒重量を冷媒重
量と冷凍機油重量の和で割った値である。このような冷
媒循環システムでは、図5に示すように、冷凍機油と冷
媒との相互溶解性があるため、油温のスーパーヒートの
減少に伴い、冷凍機油の粘度は低下し、特に、油温のス
ーパーヒートが10deg以下となると、冷凍機油粘度
は急激に低下するという特徴があった。
した圧力−エンタルピー線図を用いて説明する。上記の
ように構成された冷媒循環システムにおいて、圧縮機1
で圧縮された高温高圧の冷媒蒸気(図中A点)は、利用
側熱交換器4で凝縮し、過冷却液となり(図中B点)、
減圧装置3で減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となっ
て熱源側熱交換器2に流入する(図中C点)。さらに、
この冷媒は熱源側熱交換器2で蒸発し、圧縮機1に戻
り、再び圧縮される。また、室外温度の低下により熱源
側熱交換器2が着霜すると、冷房運転に切り替わり熱源
側熱交換器2に付着した霜を溶かす運転(以後はデフロ
スト運転と称する)を行う。
明する。図4において熱源側熱交換器2の温度が所定値
以下になると、四方弁5を切り替え、冷房運転を行い熱
源側熱交換器2の霜を溶かす。このとき、熱源側熱交換
器2と利用側熱交換器4に溜まった冷媒を循環させ、圧
縮機の入力と熱容量で、熱源側熱交換器2の霜を溶かす
ので、冷媒循環量を増加させる必要がある。その結果、
通常は圧縮機にはガス冷媒のみが吸入されているが、油
温のスーパーヒートが小さくなり圧縮機に液冷媒が吸入
される可能性がある。このように、デフロスト中やデフ
ロスト直後のような、圧縮機1に液冷媒が吸入される運
転条件では、圧縮機1に供給される冷凍機油の粘度が低
下するという特徴があった。
凍機油と冷媒との相互溶解性があることで、冷媒の溶解
率により、冷凍機油の粘度が変化するため、デフロスト
運転中においても、一定値以上の油温のスーパーヒート
を確保する必要があった。
力の差圧により加わる荷重について説明する。図7は、
従来の冷媒循環システムで用いられていたロータリー型
圧縮機の断面図である。圧縮機1は、密閉容器とこの容
器内にある圧縮機本体とこの圧縮機摺動部の潤滑性を良
くするために密閉容器内の底部に封入された冷凍機油6
とで構成されている。
受け9に加わる荷重について説明する。図8は、圧縮機
軸受け9を垂直方向に切断した断面図であり、圧縮機軸
受け9に加わる圧縮機軸10の中心から円周方向の荷重
を模式的に示している。図8−aは冷媒としてR−22
を用いた場合を示しており、図8−bは冷媒としてRー
32、Rー125や、それらを含む混合冷媒を用いた場
合を示している。
ー32、Rー125や、それらを含む混合冷媒を使用し
た場合の圧縮機軸受け9に加わる荷重は、同一温度の飽
和圧力の相違により、飽和圧力の高い冷媒を用いたほう
が圧縮機の吐出圧力と吸入圧力の差が大きくなるので、
R−22を使用いたときに圧縮機軸受け9に加わってい
た荷重より増加する。HFC系の冷媒の飽和圧力の例
を、表1に示すがR−22と比較すると、R−32は
1.6倍、R−125は1.3倍である。なお、飽和圧
力は50℃の場合である。
に、面的な荷重である場合には、例えば荷重が加わる部
分の面積を増加させるような設計上の変更により軸受け
に加わる荷重をR−22を使用したときの圧縮機軸受け
に加わる荷重と同等の荷重まで減少させることは可能で
あった(図8−c)。
向に切断した断面図であり、圧縮機摺動部の一つである
圧縮機ブレード12の先端部に加わる荷重を模式的に示
している。このように冷媒としてRー32、Rー125
や、それらを含む混合冷媒を使用した場合の圧縮機ブレ
ード12の先端部に加わる荷重(図9−b)も、圧縮機
軸受け9に加わる荷重と同様に、同一温度の飽和圧力の
相違によりR−22を使用してきたときに圧縮機ブレー
ド12の先端部に加わっていた荷重(図9−a)より増
加する。
に加わる荷重のように、線的な荷重である場合は、設計
上の変更によって摺動部に加わる荷重を減少させること
は不可能であった。
に加わる荷重が、R−22を使用したときに、圧縮機ブ
レード12の先端部に加わっていた荷重よりも増加する
ことにより、圧縮機ブレード12の先端部の磨耗量が増
加し、圧縮機の信頼性を低下させていた。
系油は局圧性耐力が低く、さらに条件によって加水分解
し、劣化するという特徴があった。そして、このエステ
ル系油が圧縮機の摺動部の温度上昇により加水分解した
場合、この加水分解により発生したスラッジが冷媒回路
内に滞留し、運転不良を引き起こすことがあった。
ムは、冷凍機油と冷媒との相互溶解性があることで、デ
フロスト中やデフロスト直後のような、圧縮機1に液冷
媒が吸入されるような運転条件では、冷凍機油の粘度が
低下するため、圧縮機1の摺動部の潤滑不良による異常
摩耗、焼き付き等信頼性に課題があった。
ることで、冷媒の溶解率により、冷凍機油の粘度が変化
するため、デフロスト運転中においても、一定値以上の
油温のスーパーヒートを確保する必要があった。
りも高い冷媒を使用した場合、圧縮機軸受け9や圧縮機
ブレード12の先端部に加わる荷重が、R−22を使用
したときより増加するという課題があった。
荷重のように、線的な荷重である場合には、設計上の変
更によって摺動部の加わる荷重を減少させることは不可
能であったため、圧縮機ブレード先端部の磨耗量が増加
し、圧縮機の信頼性を低下させるという課題があった。
ル系油は、局圧性耐力が低く、さらに圧縮機の摺動部先
端部の局所的温度上昇により加水分解し、この加水分解
により発生したスラッジが冷媒回路内に滞留し運転不良
を引き起こすという課題があった。
ためになされたもので、同一温度の飽和圧力がR−22
よりも高い冷媒を使用して、圧縮機の摺動部の摩耗が少
なく、信頼性の高い冷媒循環システムを得ることを目的
とする。
環システムは、吐出圧力と吸入圧力の差圧により線的な
荷重が加わる摺動部を有する圧縮機と、熱源側熱交換器
と、減圧装置と、利用者側熱交換器とを接続し、冷媒を
循環させる冷媒循環システムにおいて、前記冷媒は同一
温度における飽和圧力があらかじめ定められた値よりも
高く、前記圧縮機に用いられる冷凍機油は前記冷媒に対
して相互溶解性がないか、あるいは弱相溶性を有するも
のである。
線的な荷重が加わる摺動部を有する圧縮機と、熱源側熱
交換器と、減圧装置と、利用者側熱交換器とを接続し、
冷媒を循環させる冷媒循環システムにおいて、前記冷媒
は同一温度における飽和圧力がR−22よりも高く、前
記圧縮機に用いられる冷凍機油は前記冷媒に対して相互
溶解性がないか、あるいは弱相溶性を有するものであ
る。
に溶解する冷媒の重量溶解率が40%以下であるもので
ある。
ルキルベンゼン系油、あるいは鉱油、あるいは、これら
両方の混合油を用いたものである。
25の混合溶液を用いたものである。
る。
タ型圧縮機である。
実施の形態の一例を示す、家庭用に用いられるルームエ
アコンの冷媒回路図であり、従来装置と同様の部分は同
一符号で示す。図において、20は室外機で、圧縮機
1、暖房、冷房時の流れを切り替える四方弁5、暖房時
に蒸発器、冷房時に凝縮器として動作する熱源側熱交換
器2、減圧装置3である電子式膨張弁で構成されてい
る。また、21は室内機であり、暖房時に凝縮器、冷房
時に蒸発器として動作する利用側熱交換器4で構成され
ている。室外機20と室内機21は2本の配管15、1
6で接続され、冷凍サイクルを構成している。
として飽和圧力がR22よりも高いHFC32とHFC
125の混合冷媒(HFCー32:HFCー125=5
0:50%)であるR410Aが用いられている。R4
10Aの飽和圧力は表1に示すように50℃の場合、R
−22の1.5倍である。また、圧縮機に封入される冷
凍機油としては、例えばR410Aと弱相溶性を有し、
局圧性耐力が高いアルキルベンゼン系油が用いられてい
る。
ンタルピー線図を用いて説明する。まず暖房時は、図中
実線矢印で示すように、圧縮機1で圧縮された高温高圧
の冷媒蒸気(図中A点)は、配管16を通って、凝縮器
として動作する利用側熱交換器4で凝縮し液化する(図
中B点)。この液冷媒は配管15を通り、電子式膨張弁
3で減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となって、蒸発
器として動作する熱源側熱交換器2に流入する(図中C
点)。さらに、この冷媒は熱源側熱交換器2で蒸発し、
四方弁5を通って、圧縮機1に戻り(図中D点)、再び
圧縮される。
に、圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒蒸気(図中A
点)は、凝縮器として動作する熱源側熱交換器2で凝縮
し液化する(図中B点)。この液冷媒は、電子式膨張弁
3で減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となり、配管1
5を通って、蒸発器として動作する利用側熱交換器4に
流入する(図中C点)。さらに、この冷媒は利用側熱交
換器4で蒸発し、配管16および四方弁5を通って、圧
縮機1に戻り、再び圧縮される。
開始条件について説明する。低外気温時等の暖房負荷が
大きいときは、図6のC点の温度が低下するため、熱源
側熱交換器2が着霜する。この熱源側熱交換器2の温度
を検知し、ある所定温度以下の条件になるとデフロスト
運転を開始する。
明する。図1において熱源側熱交換器2の温度が所定値
以下になると、この実施の形態では、四方弁5を切り替
え、冷房運転を行い熱源側熱交換器2の霜を溶かす。こ
のデフロスト運転は、熱源側熱交換器2と利用側熱交換
器4に溜まった冷媒を循環させ、圧縮機の入力と熱容量
で、熱源側熱交換器2の霜を溶かすものであるため、冷
媒循環量を増加させる必要があり、その結果、油温のス
ーパーヒートが確保されなくなり、圧縮機に液冷媒が供
給される。しかし、冷凍機油と冷媒R410Aの相互溶
解性が弱相溶性を有することで、図2のR410AとR
410Aに対し弱溶性を有するアルキルベンゼン系油の
特性図に示すように、油温のスーパーヒートの減少に伴
う粘度の低下は小さくなり、冷凍機油の粘度は十分確保
される。
機油と冷媒R410Aが弱溶性を有するため、同一温度
の飽和圧力がR−22よりも高い冷媒を使用しても、デ
フロスト中およびデフロスト直後のような、圧縮機に液
冷媒が吸入されるような運転条件においても、圧縮機内
の冷凍機油の粘度は十分確保されるため、圧縮機の摺動
部の摩耗が少なく、信頼性の高い冷媒循環システムを得
ることができる。
油には、冷媒R410Aに対して弱溶性を有する冷凍機
油のなかでも局圧性耐力が高いという特性があるため、
設計上の変更によって摺動部の加わる荷重を減少させる
ことは不可能であった線的な荷重に対しても、圧縮機摺
動部の磨耗量を減少させることが可能であり、圧縮機の
信頼性を確保することができる。
クロール刃先先端部において、幅の狭い刃先に荷重が加
わる場合にも同様の効果がある。
機油は、加水分解することがないため、加水分解により
発生したスラッジが運転不良を引き起こすことがなくな
った。
5の混合冷媒を用いたので、オゾン層への影響をなくす
ことができる。
用いることにより、低容量帯において高い効率を得るこ
とができる。
バータ型圧縮機を用いることにより、電気代を安くする
ことができ、かつ高い快適性を得ることができる。
り高い冷媒としてR410を用い、冷凍機油は、R41
0Aと弱相溶性を有し、局圧性耐力が高いアルキルベン
ゼン系油が用いたが、塩素を含まない冷媒を対象とし
て、同一温度における飽和圧力があらかじめ定められた
値よりも高い冷媒を使用し、この冷媒に対して使用する
冷凍機油は相互溶解性がないか、あるいは弱相溶性を有
するものでもよい。
少による、冷凍機油中への冷媒の溶解量の増加と、冷凍
機油温度の上昇により、冷凍機油の粘度は低下する。そ
こで、本実施例では、20℃〜65℃の通常使用される
冷媒の凝縮温度範囲内で、最も冷凍機油の粘度が低下す
る65℃を例にとって説明する。
性を有する冷凍機油について、油温のスーパーヒートと
冷凍機油粘度の関係を示したものである。ここで、油温
のスーパーヒートが60deg以上(油温は125℃以
上)の高い領域では、相溶性を有する冷凍機油において
も、冷凍機油中への冷媒の溶解量が少ないため、粘度は
冷凍機油の物性値で決定される。
比較すると、相溶性のある冷凍機油の粘度は、10de
g以下になると冷媒の溶解により急激に低下し、0de
gでは冷媒と同一粘度まで低下する(図中A点)。しか
し、非相溶性を有する冷凍機油は、油温のスーパーヒー
トの減少に伴い粘度は増加し、油温のスーパーヒートが
0degの点(図中B点)は、冷凍機油の物性により決
定される点であり、油温が低いため高い粘度を確保して
いる。
凍機油の領域であり、この間の粘度は、冷凍機油中への
冷媒の溶解率により決定される。図3に示すように、弱
溶性を有する冷凍機油は、冷凍機油中への冷媒の重量溶
解率の増加に伴い、冷凍機油粘度は低下するが、重量溶
解率を常に40%以下とすることで、油温のスーパーヒ
ートが0degの点においても、油温のスーパーヒート
が60deg以上(油温は125℃以上)の高温領域と
同等以上の粘度が確保される。
機油中への冷媒の重量溶解率を40%以下とすること
で、デフロスト中およびデフロスト直後のような、圧縮
機1に液冷媒が吸入されるような運転条件においても、
圧縮機内の冷凍機油の粘度は十分確保されるため、信頼
性の高い冷媒循環システムを得ることができる。
ば、吐出圧力と吸入圧力の差圧により線的な荷重が加わ
る摺動部を有する圧縮機と、熱源側熱交換器と、減圧装
置と、利用者側熱交換器とを接続し、冷媒を循環させる
冷媒循環システムにおいて、前記冷媒は同一温度におけ
る飽和圧力があらかじめ定められた値よりも高く、前記
圧縮機に用いられる冷凍機油は前記冷媒に対して相互溶
解性がないか、あるいは弱相溶性を有するので、同一温
度の飽和圧力があらかじめ定められた値よりも高い冷媒
を使用しても、デフロスト中およびデフロスト直後のよ
うな、圧縮機に液冷媒が吸入されるような運転条件にお
いても、圧縮機内の冷凍機油の粘度は十分確保されるた
め、圧縮機の摺動部の摩耗が少なく、信頼性の高い冷媒
循環システムを得ることができる。
的な荷重が加わる摺動部を有する圧縮機と、熱源側熱交
換器と、減圧装置と、利用者側熱交換器とを接続し、冷
媒を循環させる冷媒循環システムにおいて、前記冷媒は
同一温度における飽和圧力がR−22よりも高く、前記
圧縮機に用いられる冷凍機油は前記冷媒に対して相互溶
解性がないか、あるいは弱相溶性を有するので、同一温
度の飽和圧力がR−22よりも高い冷媒を使用しても、
デフロスト中およびデフロスト直後のような、圧縮機に
液冷媒が吸入されるような運転条件においても、圧縮機
内の冷凍機油の粘度は十分確保されるため、圧縮機の摺
動部の摩耗が少なく、信頼性の高い冷媒循環システムを
得ることができる。
に溶解する冷媒の重量溶解率が40%以下であるので、
デフロスト中およびデフロスト直後のような、圧縮機に
液冷媒が吸入されるような運転条件においても、圧縮機
内の冷凍機油の粘度は十分確保されるため、信頼性の高
い冷媒循環システムを得ることができる。
ルキルベンゼン系油、あるいは鉱油、あるいは、これら
両方の混合油を用いたので、これら冷凍機油の局圧性耐
力が高く、また加水分解することがないので、圧縮機の
信頼性を確保することができる。さらに、デフロスト中
およびデフロスト直後のような、圧縮機に液冷媒が吸入
されるような運転条件においても、圧縮機内の冷凍機油
の粘度は十分確保されるため、信頼性の高い冷媒循環シ
ステムを得ることができる。
25の混合溶液を用いたのでオゾン層の破壊を引き起こ
す恐れがない。さらに、デフロスト中およびデフロスト
直後のような、圧縮機1に液冷媒が吸入されるような運
転条件においても、圧縮機内の冷凍機油の粘度は十分確
保されるため、信頼性の高い冷媒循環システムを得るこ
とができる。
で、低容量帯において高い効率を得ることができる。さ
らに、デフロスト中およびデフロスト直後のような、圧
縮機1に液冷媒が吸入されるような運転条件において
も、圧縮機内の冷凍機油の粘度は十分確保され、信頼性
の高い冷媒循環システムを得ることができる。
タ型圧縮機なので、電気代を安くすることができ、かつ
高い快適性を得ることができる。さらに、デフロスト中
およびデフロスト直後のような、圧縮機1に液冷媒が吸
入されるような運転条件においても、圧縮機内の冷凍機
油の粘度は十分確保され、信頼性の高い冷媒循環システ
ムを得ることができる。
テムの冷媒回路図である。
テムにおける油温のスーパーヒートに対する冷媒の重量
溶解率及び冷凍機油粘度の関係を示す図である(アルキ
ルベンゼン系油)。
テムにおける油温のスーパーヒートに対する冷媒の重量
溶解率及び冷凍機油粘度の関係を示す図(相溶油、非相
溶油、弱相溶油)である。
ヒートに対する冷媒の重量溶解率及び冷凍機油粘度の関
係を示す図である(エステル系油)。
ルピー線図である。
である。
利用側熱交器、6 冷凍機油、12 圧縮機ブレード。
Claims (7)
- 【請求項1】 吐出圧力と吸入圧力の差圧により線的な
荷重が加わる摺動部を有する圧縮機と、熱源側熱交換器
と、減圧装置と、利用者側熱交換器とを接続し、冷媒を
循環させる冷媒循環システムにおいて、前記冷媒は同一
温度における飽和圧力があらかじめ定められた値よりも
高く、前記圧縮機に用いられる冷凍機油は前記冷媒に対
して相互溶解性がないか、あるいは弱相溶性を有するこ
とを特徴とする冷媒循環システム。 - 【請求項2】 吐出圧力と吸入圧力の差圧により線的な
荷重が加わる摺動部を有する圧縮機と、熱源側熱交換器
と、減圧装置と、利用者側熱交換器とを接続し、冷媒を
循環させる冷媒循環システムにおいて、前記冷媒は同一
温度における飽和圧力がR−22よりも高く、前記圧縮
機に用いられる冷凍機油は前記冷媒に対して相互溶解性
がないか、あるいは弱相溶性を有することを特徴とする
冷媒循環システム。 - 【請求項3】 冷媒の凝縮温度に対して冷凍機油中に溶
解する冷媒の重量溶解率が40%以下であることを特徴
とする請求項1または請求項2記載の冷媒循環システ
ム。 - 【請求項4】 圧縮機に封入する冷凍機油としてアルキ
ルベンゼン系油、あるいは鉱油、あるいは、これら両方
の混合油を用いたことを特徴とする請求項1または請求
項2記載の冷媒循環システム。 - 【請求項5】 冷媒として、HFC32とHFC125
の混合溶液を用いたことを特徴とする請求項1または請
求項2記載の冷媒循環システム。 - 【請求項6】 圧縮機がロータリー型圧縮機であること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の冷媒循環シ
ステム。 - 【請求項7】 圧縮機が運転周波数可変のインバータ型
圧縮機であることを特徴とする請求項1または請求項2
記載の冷媒循環システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9330149A JPH11159896A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 冷媒循環システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9330149A JPH11159896A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 冷媒循環システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11159896A true JPH11159896A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18229370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9330149A Pending JPH11159896A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 冷媒循環システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11159896A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001041540A (ja) * | 1999-08-02 | 2001-02-16 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機およびその制御方法 |
JP2001141323A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-05-25 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
JP2005207734A (ja) * | 2005-04-08 | 2005-08-04 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機およびその制御方法 |
-
1997
- 1997-12-01 JP JP9330149A patent/JPH11159896A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001041540A (ja) * | 1999-08-02 | 2001-02-16 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機およびその制御方法 |
JP2001141323A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-05-25 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
JP2005207734A (ja) * | 2005-04-08 | 2005-08-04 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機およびその制御方法 |
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