JPH11159895A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH11159895A
JPH11159895A JP32685797A JP32685797A JPH11159895A JP H11159895 A JPH11159895 A JP H11159895A JP 32685797 A JP32685797 A JP 32685797A JP 32685797 A JP32685797 A JP 32685797A JP H11159895 A JPH11159895 A JP H11159895A
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Japan
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refrigerant
air conditioner
compressor
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power value
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JP32685797A
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Masayuki Nonaka
正之 野中
Hiroaki Matsushima
弘章 松嶋
Hiroo Nakamura
啓夫 中村
Ichiro Fujibayashi
一朗 藤林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機電気入力値に基づき封入冷媒の種類を
判定することができる空気調和装置を提供する。 【解決手段】 圧縮機1、凝縮機4、減圧機構3、蒸発
器2を配管30a、30b、30cで接続して構成され
る空気調和装置において、各冷媒について所定の条件で
圧縮機理論動力値を第一の演算制御装置10で計算し、
その所定の条件で圧縮機動力値をセンサ8で計測し、両
入力値を比較し、封入冷媒の種類を判定し、誤封入と判
断した場合は、運転を停止、表示器11で報知いこれら
のいずれかを行うようにしたものである。これにより、
冷媒の誤封入を運転に検知し、機器の性能低下や破損を
防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に係
り、ルームエアコンやパッケージエアコンなどの空気調
和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで空気調和装置に用いられる冷媒
には、オゾン破壊能力のあるHCFCやCFC系の冷媒
が用いられていた。このため、オゾン破壊能力のないR
410A〔HFC−32/125(50/50wt
%)〕やR407C〔HFC−32/125/134a
(23/25/52wt%)〕等のHFC系冷媒やプロ
パンやイソブタンなどの自然系冷媒など複数の代替冷媒
が提案され、これに伴いHFC系冷媒と相溶性を持つエ
ステル系やエーテル系の冷凍機油も提案され、今後、徐
々にこれらへの代替化が行われる。
【0003】すなわち、今後、世の中には複数の冷媒や
冷凍機油が混在することになる。そしてこれらの冷媒
は、物性特性や用いられる適正な冷凍機油が異なるた
め、従来の冷媒を用いるように設計された空気調和装置
に対して冷媒だけを入れ替えて用いることはできない。
【0004】また、HFC系用の冷凍機油、特にエステ
ル系冷凍機油は、冷凍サイクル内に水分が存在した場
合、加水分解してスラッジを析出し、該スラッジが膨張
弁やキャピラリーチューブ等の減圧機構やストレーナ部
に堆積し、空気調和装置の性能低下や破損を招く恐れが
あつた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように代替冷媒
は、従来用いていたHCFC系やCFC系冷媒と物性特
性や用いられる適正な冷凍機油が異なるため、空気調和
装置に用いられる場合、従来冷媒と入れ替えて用いるこ
とはできない。このため、世の中に多数の冷媒が混在す
る場合、空気調和装置毎に封入すべき冷媒を確認し、封
入作業が行われなければならないという必要が出てく
る。したがって、誤って種類の異なる冷媒を封入(以
下、誤封入という)して運転を続けると、機器の性能低
下や破損の恐れがあるという問題が生ずる。
【0006】これに対応するために次のような技術が提
案されていた。一般に冷凍サイクルにおいては圧縮工程
に、冷媒の種類に特有な特性があらわれるので、これを
利用し、圧縮工程の初めと終わりとの吸込み圧力と温度
および吐出し圧力と温度を圧力センサと温度センサを用
いて検出して冷媒のエンタルピを演算し、圧縮工程にお
ける圧力/エンタルピの傾きを演算して封入されている
冷媒を推定し、誤封入を検知する方法も提案されてい
た。しかし、この方法は、冷媒が二相域では圧力および
温度が定まっても前記エンタルピが演算できず、誤検知
してしまうという問題を生じていた。これに、関連する
ものとしては、特開平8−254363号公報に示され
る技術がある。
【0007】また、圧縮工程ではなく、停止時に外気温
度と冷媒の圧力に基づいて封入冷媒を推定し、誤封入を
検知する方法も考えられる。図14を参照して、従来の
空気調和装置の誤封入検知方法を説明する。図14は、
各冷媒における飽和ガス温度と飽和ガス圧力を示す線図
である。この方法では、例えば図示するように、代替候
補の冷媒R32(HFC−32)と冷媒R410A〔H
FC−32/125(50/50wt%)〕等のように
飽和温度と飽和圧力がほぼ等しい場合は区別することが
できないという問題があった。また、上記冷媒圧力の検
出に用いられる圧力センサは、高価であることや、圧力
センサの消費電力分だけ消費電力が増加し、冷凍サイク
ル装置の効率が低下してしまう点も問題であった。
【0008】また、上記の各問題点は、冷媒の誤封入の
問題点であったが、吸湿性が高いエステル系冷凍機油等
を封入している場合に、十分な水分管理が行えず、空気
調和装置内に水分を混入させてしまうことがある。この
ような場合、スラッジ等の不純物を析出させてしまう場
合も生ずることがある。この不純物を捕捉する手段とし
て、圧縮機の吸入部にストレーナを設ける方法もあった
が、該ストレーナに不純物が堆積しすぎると、循環させ
る冷媒の流路抵抗が増加したりする。さらに、該ストレ
ーナで捕捉できない場合は、減圧機構に堆積し、該減圧
機構の減圧量を必要以上に増加させる。この状態で運転
を続けると空気調和装置の性能が低下したり、破損して
しまうという問題があった。
【0009】本発明の第一の目的は、かかる従来の問題
点の一つを解決するためになされたもので、冷媒の誤封
入を、運転を続ける前に確実に検知し、機器の性能低下
や破損を防止する空気調和装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、かかる従来の問題点の他
の一つを解決するためになされたもので、エステル系冷
凍機油等を用いた冷凍サイクル装置に水分を混入させて
しまった場合でも、機器の性能低下や破損を防ぐことが
できる空気調和装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第一の発明に係る空気調和装置の構成は、少なくと
も圧縮機、凝縮器、減圧機構、蒸発器を配管接続して構
成される空気調和装置において、封入した冷媒の種類を
検出する冷媒種類検出手段を有し、前記冷媒種類検出手
段があらかじめ定めた冷媒と異なる冷媒が封入されてい
ることを検出した場合、該空気調和装置の運転を停止お
よび/または冷媒が異なる旨の報知を行うことを特徴と
するものである。
【0011】前項記載の空気調和装置において、前記冷
媒種類検出手段は、所定の条件下における圧縮機動力値
もしくは圧縮機回転数のいずれかに基づいて行なわれる
ものであることを特徴とするものである。前項記載の空
気調和装置において、前記冷媒種類検出手段は、予め定
めた冷媒の該空気調和装置の所定の熱負荷と所定の冷媒
循環量における理論圧縮動力値を求め、冷媒封入時の前
記所定の熱負荷と所定の冷媒循環量における圧縮動力値
を計測し、両圧縮動力値を比較して該封入冷媒の種類を
検知することを特徴とするものである。前項記載の記載
の空気調和装置において、前記冷媒種類検出手段は、予
め定めた冷媒の該空気調和装置の所定の圧縮動力値と所
定の熱負荷における理論冷媒循環量を求め、封入冷媒の
所定の圧縮動力値と所定の熱負荷における冷媒循環量を
測定し、両冷媒循環量を比較して該封入冷媒の種類を検
知することを特徴とするものである。
【0012】前項記載のいずれかの空気調和装置におい
て、前記圧縮動力値は、圧縮機電動機電流値で近似させ
ることを特徴とするものである。前項記載のいずれかの
空気調和装置において、前記冷媒循環量は、圧縮機回転
数で近似させることを特徴とするものである。
【0013】また、第二の発明に係る空気調和装置の構
成は、少くなくとも圧縮機、凝縮器、減圧機構、蒸発器
を配管接続して構成される空気調和装置において、前記
減圧機構に冷媒流れ方向切替手段と減圧量検出手段を配
設したことを特徴とするものである。前項記載の空気調
和装置において、前記減圧量検出手段が、減圧機構の減
圧量を所定値以上と検出した場合、一時的に冷媒流れ方
向を逆転もしくは運転の停止および/または前記検出し
た旨を報知を行うことを特徴とするものである。さら
に、第二の発明に係る空気調和装置の他の構成は、少な
くとも圧縮機、凝縮器、減圧機構、蒸発器を配管接続し
て構成される空気調和装置において、前記凝縮器と前記
蒸発器間の配管に並列に不純物補足手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態に係る空気調和装置に
おける冷媒の誤封入の検知方法を図1を参照して説明す
る。図1は、本発明に係る空気調和装置の冷媒誤封入の
検知方法の説明図である。これは、圧縮機動力値が、凝
縮(蒸発)熱量、すなわち(熱負荷)と回転数を一定と
すれば、冷媒の理論物性値により決定される理論圧縮動
力と冷媒循環量に関係することを利用するようにしたも
のである。圧縮機電動機入力は式(1)で表わされる。
【数1】
【0015】図1に示す如く、上記式(1)において、
Wadは、実圧縮動力値、Δhadは、理論圧縮動力値、G
rは、冷媒循環量、ηadは、圧縮機断熱効率、ηmoは、
圧縮機電動機効率、Vは圧縮機行程容積、Nは、圧縮機
回転数、viは吸い込みガス比容積である。冷媒の熱物
性より、所定の熱負荷時の各部温度である図1に示され
るSC(過冷却域)、Tc(凝縮温度)、Te(蒸発温
度)、SH(過熱域)のパラメータを一定にすると、V
を一定とし、冷媒の種類によりΔhad/viが定るの
で、Nを一定とすれば、所定の熱負荷時の実圧縮動力値
Wadが一義的に定まる。逆に、N=一定のとき、各冷媒
封入時の実圧縮動力値Wadがわかれば、その値の差は、
冷媒のΔhad/viの違いで生ずるものであり、冷媒の
種類を特定することができる。
【0016】また、式(1)を変形し、下記に示すNを
表わす式(2)が得られる。
【数2】 式(2)において、式中の符号は、式(1)と同様であ
る。冷媒の熱物性による定数を定め、実圧縮動力値Wa
d、圧縮機行程容積Vを一定とすれば、圧縮機回転数N
が一義的に定る。逆に、Wad=一定のとき、各冷媒封入
時のNの値が、冷媒のviおよびΔhadによって異なる
ので冷媒を特定することができる。このようにして、圧
縮機回転数Nにより、圧縮機動力値の場合と同様にし
て、冷媒の種類を検出することができる。
【0017】以下、上記原理に基づく、各実施形態を説
明する。 〔実施形態 1〕図2は、本発明に係る空気調和装置の
一実施形態の構成図である。図2において、1は圧縮
機、2は凝縮器としての室外熱交換器、3は減圧機構と
してのキャピラリーチューブ、4は蒸発器としての室内
熱交換器、5は室外熱交換器用送風ファン、6は室内熱
交換器用送風ファン、7は電源、8は圧縮機電動機電流
センサ、9は室外空気温度センサ、10は、前記室外空
気温度センサ9の検出結果を基に、適正な冷媒が封入さ
れている場合の圧縮機電動機入力を演算し、圧縮機の電
気入力制御等を行う第一の演算制御装置、11は、誤封
入の旨を警報する誤封入表示器、30a、30b、30
cは、前記圧縮機1と凝縮器としての室外熱交換器2
間、該室外熱交換器2と蒸発器としての室内熱交換器4
間、該室内熱交換器4と前記圧縮機1間の接続配管であ
る。そして、第一の演算制御装置10は、適正な冷媒と
してR410Aとして設定している。また圧縮機1は、
電源7が通電したときのみ一定速度で運転する。上記各
機器および部材により空気調和装置を構成している。
【0018】次ぎに、上記のように構成された空気調和
装置の動作について説明する。適正な冷媒R410Aが
適正量封入されている場合は、圧縮機1で圧縮された高
温高圧の冷媒ガスが接続配管30a内を流れ、室外熱交
換器2で室外熱交換器送風ファン5により送風される室
外空気に放熱して凝縮する。この凝縮した冷媒R410
Aは、接続配管30b内に設けられた減圧機構としての
キャピラリーチューブ3で減圧膨張され、低温低圧の冷
媒液R410Aとなる。
【0019】該低温低圧の冷媒液R410Aは、室内熱
交換器4で室内熱交換器送風ファン6により送風される
空気から吸熱して蒸発し、低温低圧の冷媒ガスとなり、
接続配管30cを経て再び圧縮機1へ戻る。前記圧縮機
1ではこの低温低圧の冷媒ガスを圧縮し高温高圧の冷媒
ガスにして送り出される。
【0020】次ぎに、適正でない冷媒が誤封入されてい
る場合の検知時の動作を図3、4を参照して説明する。
該空気調和装置の冷凍能力と回転数を所定値とするもの
とする。図3は、図2の空気調和装置において回転数を
所定値とした場合における室外温度(熱負荷)と圧縮機
入力電流の関係を示す線図、図4は、図2の空気調和装
置の運転フロチャートである。
【0021】図3に示すように、圧縮機回転数を350
0/minとし、室外温度の変化に対応して圧縮機電動
機電流が変化する。圧縮機電動機電流、すなわち上記式
(1)実圧縮動力が変化するのは、他のパラメータを一
定にすれば、凝縮温度に関連する。凝縮温度は、空気調
和装置の熱負荷と関係する。この熱負荷は、室外温度と
関係するものである。各冷媒によつて同じ空気調和装置
の熱負荷(室外温度)に対しても圧縮機電動機電流が異
なる。本実施形態は、各冷媒の種類を該各冷媒の熱負荷
(室外温度)における圧縮機電動機電流の差として検出
するものである。
【0022】まず、ステップ1において、室外空気温度
センサ9が室外空気温度Toutを検出する。ステップ2
において、前記検出結果に基づき、第一の演算制御装置
10は、R410Aが封入されている場合の圧縮機電動
機入力I'を演算する。ステップ3において、圧縮機電
動機電流センサ8は実際の圧縮機電動機入力Iを検出す
る。ステップ4において、第一の演算制御装置10は、
R410A封入時の演算されたI'と実際のIを比較す
る。そして、I'=Iと判断されれば、ステップ5にお
いて、適正な冷媒R410Aが封入されていると判定し
て運転を継続する。I'≠Iと判断されれば、ステップ
6において、R410A以外の適正でない冷媒が封入さ
れていると判定する。ステップ7において、圧縮機1の
運転を停止し、ステップ8において、誤封入されている
旨を誤封入表示器11が表示する。このようにして、誤
封入が検知することができる。
【0023】また、本実施形態では、空気調和装置の熱
負荷として室外空気温度を検出したが、空気調和装置の
熱負荷に関係するものであれば、室内空気温度、室外熱
交換器温度、室内熱交換器温度のいずれでも良く、条件
によっては複数の温度の検出結果が必要である。逆に、
室内温度、室外温度とも大幅な変動がなければ、温度セ
ンサは不要である。また本実施形態では、圧縮機回転数
に対する圧縮機電動機電流をグラフ化したデータで示し
たが、テーブルを作成しても差し支えない。上記〔実施
形態 1〕では、式(1)に示される各冷媒の定数を定
め、回転数を一定とし、該式(1)において、圧縮機電
動機電流と熱負荷(外気温度)との相関で誤封入が検知
できるようにした。
【0024】本実施形態をさらに説明する。例えば、室
外気温35℃、圧縮機回転数Nをパラメータとした場合
の圧縮機電動機電流を図5に示すものである。図5は、
本発明に係る空気調和装置の実施形態における圧縮機電
動機電流線図である。図5に示すように、例えば圧縮機
の回転数が3500RPMの場合を例にとると、冷媒R
410Aで4.2A、冷媒R32で4.5A、冷媒R2
2で2.7Aであり、圧縮機電動機電流で冷媒の種類を
検知することができる。
【0025】これは、図6に示すように飽和ガス温度に
おける飽和ガス比容積は、冷媒R410Aと他の冷媒は
大きく異なる。図6は、各冷媒における飽和ガス温度と
飽和ガス比容積との関係を示す線図である。本実施形態
の冷媒の判別を前記Δhad/vi、すなわち比容積にも
関係する圧縮機電動機入力とすることで各冷媒の判別が
可能となる。また、比容積を一定にするには、式(1)
において、Tc(凝縮温度)、Te(蒸発温度)、SH
(過熱域)−Te(蒸発温度)=Ts(圧縮機の吸入部
温度)を所定値とすれば一定値とすることができるの
で、これを利用して冷媒の判別をすることができる。
【0026】以上のように、冷媒種類を誤まって封入し
た場合でも、封入された冷媒の種類を室外空気温度と圧
縮機動力値から判別し、そのまま運転を続ける前に圧縮
機の運転を停止するので、空気調和装置の性能低下や破
損を防ぐことができる。また、圧力センサを使用せずに
誤封入を検知できるので、圧力センサの消費電力分だけ
機器の消費電力の増加を抑えることができる。
【0027】また、本実施形態の圧縮機1は、一定速タ
イプの電動機で駆動されていたが、インバータにより回
転数が可変タイプの電動機にも、各回転数での電流入力
を第一の演算制御装置に記憶させておけば適用すること
ができる。また、本実施形態では、誤封入した旨を表示
したが、ブザー等による警報、あるいは空気調和装置の
管理者に通報する報知方法でも差し支えない。また、本
実施形態では、適正な冷媒の種類がR410Aの場合で
あったが、データを変更すれば適正な冷媒がR22やR
407Cの場合にも適用可能である。
【0028】〔実施形態 2〕本発明に係る空気調和装
置の他の実施形態を図7、8を用いて説明する。図7
は、本発明に係る空気調和装置のさらに他の実施形態の
構成図である。図2の〔実施形態 1〕とは、式(2)
において実圧縮動力値Wadを一定となる。このため、圧
縮機1の回転数は、モータトルクが一定となるため、高
熱負荷の場合は低速、低熱負荷の場合は高回転となる。
図7において、図2と同一符号は同等部分であるので再
度の説明を省略し、新しい符号のみを説明する。
【0029】図7において、12は圧縮機回転数セン
サ、13は室外空気温度センサ9の検出結果を基に、適
正冷媒が封入されている場合の圧縮機回転数を演算し、
圧縮機電気入力制御等を行う第二の演算制御装置であ
る。そして、第二の演算制御装置13は、適正な冷媒が
R410Aとして設定している。本構成の空気調和装置
は、図2の〔実施形態 1〕とほぼ同様であるので再度
の説明を省略し、下記の動作の説明でその相違を説明す
る。
【0030】図8を参照して、上記構成の空気調和装置
の動作について説明する。適正な冷媒R410Aが封入
されている場合は、〔実施形態 1〕と同様の順序によ
り運転されるので、再度の説明を省略し、冷媒が誤封入
されたときの検知時の運転を説明する。図8は、図7の
空気調和装置の運転フローチャートである。まず、ステ
ップ1において、室外空気温度センサ9が室外空気温度
Toutを検出する。ステップ2において、検出結果に基
ずき第二の演算制御装置13は、冷媒R410Aが封入
されている場合の圧縮機回転数N'を演算する。ステッ
プ3において、圧縮機回転数センサ12は、実際の圧縮
機回転数Nを検出する。ステップ4において、第二の演
算制御装置13は、演算されたN'と実際のNを比較す
るステップ5において、N'=Nであれば、冷媒がR4
10Aが封入されていると判定して運転を継続する。ス
テップ6において、N'≠Nであれば、R410A以外
の適正でない冷媒が封入されていると判定する。ステッ
プ7において、圧縮機1の運転を停止する。ステップ8
において、誤封入の旨を誤封入表示器11が表示する。
【0031】ここで圧縮機回転数からの誤封入検知は、
冷媒により動作圧力と比容積が異なるため、圧縮機動力
値が一定の場合は、モータトルクが一定となるので圧縮
機回転数が異なる特性を利用するものである。例えば、
冷媒R410A用の空気調和装置に冷媒R410A、冷
媒R32、冷媒R22をそれぞれ封入し、室外気温35
℃で圧縮機動力値としての圧縮機電動機電流が4.2A
の場合の圧縮機回転数は、図5に示すように冷媒R41
0Aで3500RPM、冷媒R32で3200RPM、
冷媒R32で5200RPMとなる。
【0032】以上のように、圧縮機回転数で封入された
冷媒を判別するので、冷媒種類を誤まって封入した場合
でも、そのまま運転を続ける前に封入された冷媒を判別
でき、運転を停止できるので、圧縮機電動機電流を用い
る〔実施形態 1〕と同様の効果が得られる。
【0033】〔実施形態 4〕本発明に係る空気調和機
のさらに他の実施形態を図9を参照して説明する。図9
は、本発明に係る空気調和機のさらに他の実施形態の構
成図である。図9において、図2と同一符号は同一機
能、構成であるので再度の説明を省略し、新しい符号の
みを説明する。
【0034】14は冷媒流れ方向反転手段としての四方
弁、15は圧縮機吐出温度センサ、16は、前記圧縮機
吐出温度センサ12と室外空気温度センサ9の検出結果
を基に減圧機構であるキャピラリーチューブの減圧量を
検出し、減圧量があらかじめ定めた値より大きい場合
は、四方弁の冷媒流れ方向を反転あるいは圧縮機の運転
を停止する第三の演算制御装置、17はキャピラリーチ
ューブ減圧量増加表示器である。上記各機器により空気
調和装置を構成する。
【0035】図9の空気調和機の動作を中心について説
明する。キャピラリーチューブ3の減圧量がスラッジ等
により増加していない場合は、図2の〔実施形態 1〕
と同様であるので、再度の説明を省略する。前記キャピ
ラリーチューブ3の減圧量が、スラッジ等により増加し
ている場合の運転フローを図10を参照して説明する。
図10は、図9の空気調和機の運転フローチャートであ
る。
【0036】まず、ステップ1において、室外空気温度
センサ9が室外空気温度Toutを検出する。ステップ2
において、第三の演算制御装置が室外空気温度を基づ
き、キャピラリーチューブ3の減圧量が増加していない
場合の圧縮機吐出温度Td'を演算する。ステップ3にお
いて、圧縮機吐出温度センサ15が実際の圧縮機吐出温
度Tdを検出する。ステップ4において、第三の演算制
御装置16は、前記ステップ2で演算されたTd'とステ
ップ3で検出した実際のTdを比較する。ステップ5に
おいて、前記比較がTd<Td'であれば、キャピラリー
チューブ3の減圧量は増加していないと判断して運転を
継続する。ステップ6において、前記比較がTd>Td'
であれば、キャピラリーチューブ3の減圧量が増加して
いると判断し、四方弁14を切り替える。ステップ7に
おいて、冷媒流れ方向を反転させる(図示では冷媒流れ
方向を示す矢印とは逆方向)逆サイクル運転を行なわせ
る。そして、一定時間冷媒を逆方向に循環させる。これ
によりキャピラリーチューブ3内に堆積しているスラッ
ジの大部分あるいは一部を除去することができる。ステ
ップ8において、再び四方弁を切り換えて冷媒の流れを
元の方向(図示では冷媒流れ方向を示す矢印方向)に戻
すようにする。ステップ9において、一定時間内に逆サ
イクル運転を行った回数が3回以下の場合、すなわち、
Noの場合は、再びステップ1に戻り、ステップ2から
ステップ8までの圧縮機吐出温度Tdを検出してキャピ
ラリーチューブ3の減圧量が増加しているか否かを検出
するサイクルを繰り返すようにする。逆サイクル運転を
4回以上を行った場合、すなわち、Yesの場合は、ス
テップ10において、スラッジ除去不可と判定する。ス
テップ11において、圧縮機の運転を停止し、ステップ
12において、キャピラリーチューブ3の減圧量が増加
した旨をキャピラリーチューブ減圧量増加表示器17に
表示させる。
【0037】上記圧縮機吐出温度を減圧機構の減圧量検
出手段として用いる原理を図11を参照して説明する。
図11は、図9の空気調和機におけるモリエル線図およ
び冷凍サイクル図である。図11において、破線は、キ
ャピラリーチューブ3で構成された膨張機構の減圧量の
増加のないとき、実線は、キャピラリーチューブ3で構
成された膨張機構の減圧量の増加している場合の線図で
ある。実線において、減圧量が増加している場合は、蒸
発圧力は低下し、過熱度がSH0からSH1へ大きくな
り、圧縮機の吸入部のエントロピが、Ss0からSs1へ
と増加する。そして、冷凍サイクルの圧縮工程により断
熱圧縮が行われると、圧縮機の吐出温度がTd0からTd
1へ増加する。すなわち、膨張機構の減圧量が増加する
と圧縮機吐出温度が上昇する。
【0038】以上のように、減圧機構であるキャピラリ
ーチューブ3内に堆積しているスラッジを除去できない
場合は、圧縮機の運転を停止する。したがって、誤って
空気調和装置内に水分を混入させ、加水分解により生じ
るスラッジが析出しても減圧機構部にスラッジを堆積し
た状態で運転を続けることがないので、性能低下や機器
の破壊を防ぐことができる。なお、本実施形態では減圧
機構の減圧量検知を圧縮機吐出温度Tdで行ったが、図
11のモリエル線図で減圧量増加時と非増加時の違いが
現れている蒸発器温度、凝縮器温度、圧縮機動力値、圧
縮機吸入部過熱度も減圧機構減圧量検出手段として利用
できる。
【0039】また、減圧機構の減圧量が任意に設定で
き、スラッジが堆積した場合は、これによる減圧量増加
分だけ減圧機構の設定減圧量を減少させられる場合は、
この設定減圧量の変化量に基づいて、減圧量検知を行っ
てもよい。また、本実施形態では誤封入した旨を表示し
たが、ブザー等による警報、あるいは空気調和装置の管
理者に通報する報知方法でもよい。また、本実施例では
適正冷媒の種類が、冷媒R410Aの場合であったが、
データを変更すれば適正な冷媒が冷媒R22や冷媒R4
07Cの場合にも適用可能である。
【0040】〔実施形態 5〕本発明に係る空気調和装
置のさらに他の実施形態について、図12を参照して説
明する。図12は、本発明に係る空気調和装置のさらに
他の実施形態の構成図である。図12において、図9と
同一符号は、同一構成、同一機能であるので再度の説明
を省略する。新たな符号のみを説明する。18は、減圧
機構としての第二のキャピラリーチューブ、19は逆止
弁、20はスラッジ回収容器、21はフィルタである。
【0041】接続配管30bにおいて、第二のキャピラ
リーチューブ18は、第一のキャピラリーチューブ3と
室内熱交換器4との間に取付けられている。前記逆止弁
19とフィルタ21が室内熱交換器4側に内設されたス
ラッジ回収容器20が直列に接続されており、これらが
前記第二のキャピラリーチューブ18と並列に接続され
ている。前記スラッジ回収容器21とフィルタ20は不
純物補足手段であり、フィルタ21の穴径は、加水分解
により析出するスラッジよりも小さく構成されている。
【0042】以上のように構成することにより、例えば
スラッジを含む冷媒が、室外熱交換器2側から室内熱交
換器4側に図中(実線)に示す方向に流れる場合は、冷
媒の大部分は、第二のキャピラリーチューブ18の抵抗
により、逆止弁19とフィルタ21側を通過することに
なる。スラッジは、フィルタ21と逆止弁19の間のス
ラッジ回収容器20内に堆積する。
【0043】また、冷媒が室内熱交換器4側から室外熱
交換器2側へ図中(破線)に示す方向に流れる場合は、
前記逆止弁19とフィルタ21側には、該逆止弁19が
逆方向であるので閉じるため、冷媒は流れず、該第二の
キャピラリーチューブ18を通過する。
【0044】これにより、前記フィルタ21と逆止弁1
9間のスラッジ回収容器20に堆積させたスラッジが、
再び接続配管30bを介して、冷凍サイクル内に戻るこ
とを防ぐことができる。これにより、誤って冷凍サイク
ル内に水分を混入させ、加水分解により生じるスラッジ
が析出しても、このスラッジを回収できるので、キャピ
ラリーチューブ3等でのつまりによる空気調和装置の性
能低下や破壊を防ぐことができる。また、スラッジは、
凝縮器2と蒸発器4間の接続配管30bと並列に設けて
いる箇所に堆積するので、空気調和装置の性能に影響は
ない。
【0045】〔実施形態 6〕本発明に係る空気調和装
置のさらに他の実施形態について、図13を参照して説
明する。図13は、本発明に係る空気調和装置のさらに
他の実施形態の構成図である。図13の空気調和装置の
構成は、図9の〔実施形態 4〕の空気調和装置とほぼ
同一の構成であるが第三の演算制御装置16の代わり
に、図2の〔実施形態1〕の第一の演算制御装置10と
冷媒種類判定機能運転スイッチ22を付設したものであ
る。
【0046】これにより、冷媒封入直後の試運転時の時
などでのみ、第一の演算制御装置10を動作させるの
で、図1の〔実施形態 1〕の機能効果に加え、冷媒種
類の判定が不必要な時には、第一の演算制御装置10の
電気入力を必要としないので、それだけ空気調和装置の
電気入力を低減できる。
【0047】また、インバータ制御等により圧縮機の回
転数が可変となっている場合には、冷媒種類判定機能運
転スイッチ22がONになった時に、第一の演算制御装
置10は圧縮機回転数を一定値となるように制御する機
能を持たせれば、第一の演算制御装置は、ある圧縮機回
転数でのみの冷媒物性データのみを記憶しておけばよい
ので、第一の演算制御装置の小型化が行える。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、第一の発明
の構成によれば、冷媒の誤封入を、運転を続ける前に確
実に検知し、機器の性能低下や破損を防止する空気調和
装置を提供することができる。第二の発明の構成によれ
ば、エステル系冷凍機油等を用いた冷凍サイクル装置に
水分を混入させてしまった場合でも、機器の性能低下や
破損を防ぐことができる空気調和装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の冷媒誤封入の検知
方法の説明図である。
【図2】本発明に係る空気調和装置の一実施形態の構成
図である。
【図3】図2の空気調和装置において回転数を所定値と
した場合の室外温度と圧縮機入力電流の関係を示す線図
である。
【図4】図2の空気調和装置において運転フローチャー
トである。
【図5】本発明に係る空気調和装置の他の実施形態にお
ける圧縮機入力電流の線図である。
【図6】各冷媒における飽和ガス温度と飽和ガス比容積
との関係を示す線図である。
【図7】本発明に係る空気調和装置のさらに他の実施形
態の構成図である。
【図8】図7の空気調和装置の運転フローチャートであ
る。
【図9】本発明に係る空気調和装置のさらに他の実施形
態の構成図である。
【図10】図9の空気調和装置の運転フローチャートで
ある。
【図11】図9の空気調和装置におけるモリエル線図お
よび冷凍サイクル図である。
【図12】本発明に係る空気調和装置のさらに他の実施
形態の構成図である。
【図13】本発明に係る空気調和装置のさらに他の実施
形態の構成図である。
【図14】各冷媒における飽和ガス温度と飽和ガス圧力
を示す線図である。
【符号の説明】
1…圧縮機 2…室外熱交換器 3…キャピラリーチューブ 4…室外熱交換器 5…室外熱交換器用送風ファン 6…室内熱交換器用送風ファン 7…電源 8…圧縮機電流入力センサ 9…室外空気温度センサ 10…第一の演算制御装置 11…誤封入表示器 12…圧縮機回転数センサ 13…第二の演算制御装置 14…四方弁 15…圧縮機吐出温度センサ 16…第三の演算制御装置 17…キャピラリーチューブ減圧量増加表示器 18…第二のキャピラリーチューブ 19…逆止弁 20…スラッジ回収容器 21…フィルタ 22…冷媒種類判定機能運転スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤林 一朗 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧機構、
    蒸発器を配管接続して構成される空気調和装置におい
    て、封入した冷媒の種類を検出する冷媒種類検出手段を
    有し、前記冷媒種類検出手段が予め定めた冷媒と異なる
    冷媒が封入されていることを検出した場合、該空気調和
    装置の運転を停止および/または冷媒が異なる旨の報知
    を行うことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置において、 前記冷媒種類検出手段は、所定条件下の圧縮機動力値も
    しくは圧縮機回転数のいずれかに基づいて行なわれるも
    のであることを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の空気調和装置において、
    前記冷媒種類検出手段は、予め該空気調和装置の所定の
    熱負荷と所定の冷媒循環量における理論圧縮動力値を求
    め、冷媒封入時の前記所定の熱負荷と所定の冷媒循環量
    における圧縮動力値を計測し、両圧縮動力値を比較して
    該封入冷媒の種類を検知することを特徴とする空気調和
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の空気調和装置において、
    前記冷媒種類検出手段は、予め定めた冷媒の該空気調和
    装置の所定の圧縮動力値と所定の熱負荷における理論冷
    媒循環量を求め、冷媒封入時の所定の圧縮動力値と所定
    の熱負荷における冷媒循環量を測定し、両冷媒循環量を
    比較して該封入冷媒の種類を検知することを特徴とする
    空気調和装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、3、4記載のいずれかの空気
    調和装置において、前記冷媒封入時の圧縮動力値は、圧
    縮機電動機電流値で近似させることを特徴とする空気調
    和装置。
  6. 【請求項6】 請求項2、3、4、記載のいずれかの空
    気調和装置において、前記冷媒封入時の冷媒循環量は、
    圧縮機回転数で近似させることを特徴とする空気調和装
    置。
  7. 【請求項7】 少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧機構、
    蒸発器を配管接続して構成される空気調和装置におい
    て、前記減圧機構に冷媒流れ方向切替手段と減圧量検出
    手段を配設したことを特徴とする空気調和装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の空気調和装置において、
    前記減圧量検出手段が、減圧機構の減圧量を所定値以上
    と検出した場合、一時的に冷媒流れ方向を逆転もしくは
    運転の停止および/または前記検出した旨を報知を行う
    ことを特徴とする空気調和装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧機構、
    蒸発器を配管接続して構成される空気調和装置におい
    て、前記凝縮器と前記蒸発器間の配管に並列に不純物補
    足手段を設けたことを特徴とする空気調和装置。
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