JPH11159842A - 空気調和機におけるプリント基板装着装置 - Google Patents
空気調和機におけるプリント基板装着装置Info
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- JPH11159842A JPH11159842A JP9327405A JP32740597A JPH11159842A JP H11159842 A JPH11159842 A JP H11159842A JP 9327405 A JP9327405 A JP 9327405A JP 32740597 A JP32740597 A JP 32740597A JP H11159842 A JPH11159842 A JP H11159842A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、空気調和機室内機の電装ユニット
内プリント基板の脱着作業性向上と倒れ防止,ガタツキ
防止およびプリント基板への振動吸収機構を実現させた
ものである。 【解決手段】 P板1を金属箱の上フタ10と下ケース
11で挟み込み、下ケース11内面に樹脂板13を装着
し、P板1の上下部に角型切り欠き部14を設け、相対
する樹脂板13にL型突起16を形成する。
内プリント基板の脱着作業性向上と倒れ防止,ガタツキ
防止およびプリント基板への振動吸収機構を実現させた
ものである。 【解決手段】 P板1を金属箱の上フタ10と下ケース
11で挟み込み、下ケース11内面に樹脂板13を装着
し、P板1の上下部に角型切り欠き部14を設け、相対
する樹脂板13にL型突起16を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板が垂
直に装着され、周囲を金属箱で囲まれる電装ユニットを
具備する空気調和機室内機本体におけるプリント基板装
着装置に関するものである。
直に装着され、周囲を金属箱で囲まれる電装ユニットを
具備する空気調和機室内機本体におけるプリント基板装
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機室内機のように設置
上、横縦幅長等に制約がある場合は、その制約長範囲内
で適正な冷房および暖房能力を確保するために熱交換器
の横幅をできる限り広くする必要があり、その結果、空
気調和機内部の電装ユニットのスペースを縦長で、か
つ、極小にし、電装ユニット内部のプリント基板(以下
P板)も垂直方向に支持固定する必要がある。また、空
気調和機の電装ユニットのP板に搭載される部品は空気
調和機駆動のためにリード部品を使用することが多いの
が現状であり、用いられる電装部品は、P板上への実装
部品と、空気調和機内で構成される各種部品および構造
面での都合上、P板上に実装できない電装部品が存在
し、その間のリード線接続が必要であったため、P板脱
着時の作業の煩雑さを少しでも解消するために、P板が
装着される電装ユニットの樹脂形状を複雑にし、リード
線の引き回し時のリード線止め用のリブ形成や、P板を
空気調和機の手前側からスライド脱着できるように、溝
がリブ形成され、その溝内をP板がスライドできるよう
にしていた。また、PL法施行に伴い、電装ユニット内
部からの発火防止対策(以下外火対策)のため、電装ユ
ニットの周囲をより積極的に、金属板にて囲む構造をし
ていた。従って、金属板とP板上の電子部品の絶縁性も
電装ユニットの樹脂で自ずと確保されていた。
上、横縦幅長等に制約がある場合は、その制約長範囲内
で適正な冷房および暖房能力を確保するために熱交換器
の横幅をできる限り広くする必要があり、その結果、空
気調和機内部の電装ユニットのスペースを縦長で、か
つ、極小にし、電装ユニット内部のプリント基板(以下
P板)も垂直方向に支持固定する必要がある。また、空
気調和機の電装ユニットのP板に搭載される部品は空気
調和機駆動のためにリード部品を使用することが多いの
が現状であり、用いられる電装部品は、P板上への実装
部品と、空気調和機内で構成される各種部品および構造
面での都合上、P板上に実装できない電装部品が存在
し、その間のリード線接続が必要であったため、P板脱
着時の作業の煩雑さを少しでも解消するために、P板が
装着される電装ユニットの樹脂形状を複雑にし、リード
線の引き回し時のリード線止め用のリブ形成や、P板を
空気調和機の手前側からスライド脱着できるように、溝
がリブ形成され、その溝内をP板がスライドできるよう
にしていた。また、PL法施行に伴い、電装ユニット内
部からの発火防止対策(以下外火対策)のため、電装ユ
ニットの周囲をより積極的に、金属板にて囲む構造をし
ていた。従って、金属板とP板上の電子部品の絶縁性も
電装ユニットの樹脂で自ずと確保されていた。
【0003】図8は、従来例の電装ユニット搭載簡易図
である。P板1は、空気調和機室内機2に縦長に搭載さ
れる電装ユニット3内に垂直方向に装着され、電装ユニ
ット3は金属板4により、切り欠き5等を利用して固定
されて囲まれる構成をしている。複数のP板が搭載され
ている場合は、P板間をリード線6で接続し、同時に、
P板は電装ユニット部の樹脂板7に形成された溝状の上
下のリブ8によりスライド脱着できるように工夫されて
いる。また、リード線6の引き回しの処理をするため、
樹脂板7に形成したリード線止め部9などを利用して組
み立てがなされていた。
である。P板1は、空気調和機室内機2に縦長に搭載さ
れる電装ユニット3内に垂直方向に装着され、電装ユニ
ット3は金属板4により、切り欠き5等を利用して固定
されて囲まれる構成をしている。複数のP板が搭載され
ている場合は、P板間をリード線6で接続し、同時に、
P板は電装ユニット部の樹脂板7に形成された溝状の上
下のリブ8によりスライド脱着できるように工夫されて
いる。また、リード線6の引き回しの処理をするため、
樹脂板7に形成したリード線止め部9などを利用して組
み立てがなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
電装ユニット内部のP板間は多くのリード線により接続
されているため、衝撃や振動に対しては、リード線が吸
収材となり大きな問題にはなっていなかった。しかしな
がら、生産性向上、コスト競争力に対応するためにロボ
ットによる電装ユニット組立の機運が高まってきてお
り、従来とは異なる点を新たに検討することが要求され
ていた。つまり、ロボット化に際しては、P板間のリー
ド線接続廃止が前提となるため、P板間を直に、電気
的、機械的接続することが不可欠となり、電装ユニット
全体の構造面に加え、P板の脱着や位置決め、P板への
組立時のストレス,ガタツキ,振動吸収などの点から構
造を見直す必要がでてきた。そこで、本発明において
は、電装ユニット周囲への金属板取り付け構造をも配慮
した電装ユニット内へのP板脱着の作業性向上と倒れ防
止構造の実現、P板の上下左右方向ガタツキ防止の実
現、P板への振動吸収機構を実現させることを目的とす
るものである。
電装ユニット内部のP板間は多くのリード線により接続
されているため、衝撃や振動に対しては、リード線が吸
収材となり大きな問題にはなっていなかった。しかしな
がら、生産性向上、コスト競争力に対応するためにロボ
ットによる電装ユニット組立の機運が高まってきてお
り、従来とは異なる点を新たに検討することが要求され
ていた。つまり、ロボット化に際しては、P板間のリー
ド線接続廃止が前提となるため、P板間を直に、電気
的、機械的接続することが不可欠となり、電装ユニット
全体の構造面に加え、P板の脱着や位置決め、P板への
組立時のストレス,ガタツキ,振動吸収などの点から構
造を見直す必要がでてきた。そこで、本発明において
は、電装ユニット周囲への金属板取り付け構造をも配慮
した電装ユニット内へのP板脱着の作業性向上と倒れ防
止構造の実現、P板の上下左右方向ガタツキ防止の実
現、P板への振動吸収機構を実現させることを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、P板を金属製の箱(以下金属箱)の上フ
タと下ケースにより挟み込み、金属製の下ケース内面に
は、部品のリードが当たらないようにP板面の周辺部に
接するリブが形成される樹脂板を装着し、P板に切り欠
き部を設け、切り欠き部に相対する樹脂板の位置にL型
突起を形成したものである。P板を樹脂板にあてがいな
がら、スライド脱着によって、電装ユニット周囲への金
属板取り付け構造をも配慮した電装ユニット内へのP板
脱着の作業性向上と倒れ防止を実現させることができ
る。
に、本発明は、P板を金属製の箱(以下金属箱)の上フ
タと下ケースにより挟み込み、金属製の下ケース内面に
は、部品のリードが当たらないようにP板面の周辺部に
接するリブが形成される樹脂板を装着し、P板に切り欠
き部を設け、切り欠き部に相対する樹脂板の位置にL型
突起を形成したものである。P板を樹脂板にあてがいな
がら、スライド脱着によって、電装ユニット周囲への金
属板取り付け構造をも配慮した電装ユニット内へのP板
脱着の作業性向上と倒れ防止を実現させることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するための請求
項1記載の発明は、電装ユニット内部のP板を金属製の
箱(以下金属箱)の上フタと下ケースにより挟み込み、
金属製の下ケース内面には、部品のリードが当たらない
ようにP板面の周辺部に接するリブが形成される樹脂板
を装着し、P板が垂直に装着される時のP板の上下部に
角型の切り欠き部を設け、切り欠き部に相対する樹脂板
のリブ天面にP板側に突起したL型突起を形成するもの
である。そのため、金属板による外火対策を配慮した構
造の実現とP板を樹脂板にあてがいながらのスライド脱
着による作業性向上を実現し、さらに、L型突起によ
り、P板の倒れ防止が可能となるため、電装ユニット周
囲への金属板取り付け構造をも配慮した電装ユニット内
へのP板脱着の作業性向上と倒れ防止を実現できる。
項1記載の発明は、電装ユニット内部のP板を金属製の
箱(以下金属箱)の上フタと下ケースにより挟み込み、
金属製の下ケース内面には、部品のリードが当たらない
ようにP板面の周辺部に接するリブが形成される樹脂板
を装着し、P板が垂直に装着される時のP板の上下部に
角型の切り欠き部を設け、切り欠き部に相対する樹脂板
のリブ天面にP板側に突起したL型突起を形成するもの
である。そのため、金属板による外火対策を配慮した構
造の実現とP板を樹脂板にあてがいながらのスライド脱
着による作業性向上を実現し、さらに、L型突起によ
り、P板の倒れ防止が可能となるため、電装ユニット周
囲への金属板取り付け構造をも配慮した電装ユニット内
へのP板脱着の作業性向上と倒れ防止を実現できる。
【0007】請求項2記載の発明は、P板の奥側上下角
部に円弧状の切り欠き部を設け、円弧状の切り欠き部に
相対する樹脂板のリブ天面に円弧状突起を形成するもの
であり、それにより、P板装着後のP板上下方向の位置
決めやガタツキ防止を実現できる。
部に円弧状の切り欠き部を設け、円弧状の切り欠き部に
相対する樹脂板のリブ天面に円弧状突起を形成するもの
であり、それにより、P板装着後のP板上下方向の位置
決めやガタツキ防止を実現できる。
【0008】請求項3記載の発明は、P板の上下部に台
形型の切り欠き部を設け、台形型の切り欠き部に相対す
る樹脂板のリブ天面にP板に平行に板状のリブを設け、
更に、板状のリブの背面に位置し、P板とは反対側の直
角面で、P板にも垂直な位置になる樹脂板の上下面にP
板と平行方向に先端が下方に下がった向き合う2枚の板
状の機構を設けることで、樹脂の弾性を利用したP板の
位置決めとP板への振動吸収機構を実現できる。
形型の切り欠き部を設け、台形型の切り欠き部に相対す
る樹脂板のリブ天面にP板に平行に板状のリブを設け、
更に、板状のリブの背面に位置し、P板とは反対側の直
角面で、P板にも垂直な位置になる樹脂板の上下面にP
板と平行方向に先端が下方に下がった向き合う2枚の板
状の機構を設けることで、樹脂の弾性を利用したP板の
位置決めとP板への振動吸収機構を実現できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。尚、従来例および他の実施例と同一内容に
ついては同一番号を付し、説明を省略する。また、本実
施例については、P板装着部について中心に説明する。
て説明する。尚、従来例および他の実施例と同一内容に
ついては同一番号を付し、説明を省略する。また、本実
施例については、P板装着部について中心に説明する。
【0010】(実施例1)図1,図2,図3において、
図1は、実施例1および2における電装ユニット簡易
図、図2は、実施例1におけるP板と樹脂板のスライド
嵌合部拡大図、図3は、実施例1におけるP板と樹脂板
のスライド嵌合状態拡大図である。電装ユニット3内部
のP板1を金属製の箱(以下金属箱)の上フタ10と下
ケース11により挟み込み、金属製の下ケース11内面
には、部品のリードが当たらないようにP板1面の周辺
部に接するリブ12が形成される樹脂板13を装着し、
P板1が垂直に装着される時のP板1の上下部に角型の
切り欠き部14(以下角型切り欠き部14)を設け、角
型切り欠き部14に相対する樹脂板13のリブ12の天
面15にP板1側に突起したL型突起16を形成するも
のである。角型切り欠き部14の幅サイズ17はL型突
起16の頭部18のサイズ19より少々大きめの寸法に
なっており、矢印20方向からP板1の角型切り欠き部
14が頭部18を通過するように樹脂板13のリブ12
の天面15にまであてがい、矢印21方向にP板をスラ
イドさせて、結果、頭部18とリブ12の天面15の間
にP板1ははさまれた形で維持される。尚、角型切り欠
き部14とL型突起16は、P板1の上下2カ所に設け
られており、上下同じタイミングでスライド装着が完了
するようになっている。P板1の取り外し時は、反対の
動きで実現できる。また、L型突起16は、P板1がス
ライド脱着できれば、特に形状にこだわらないものであ
る。
図1は、実施例1および2における電装ユニット簡易
図、図2は、実施例1におけるP板と樹脂板のスライド
嵌合部拡大図、図3は、実施例1におけるP板と樹脂板
のスライド嵌合状態拡大図である。電装ユニット3内部
のP板1を金属製の箱(以下金属箱)の上フタ10と下
ケース11により挟み込み、金属製の下ケース11内面
には、部品のリードが当たらないようにP板1面の周辺
部に接するリブ12が形成される樹脂板13を装着し、
P板1が垂直に装着される時のP板1の上下部に角型の
切り欠き部14(以下角型切り欠き部14)を設け、角
型切り欠き部14に相対する樹脂板13のリブ12の天
面15にP板1側に突起したL型突起16を形成するも
のである。角型切り欠き部14の幅サイズ17はL型突
起16の頭部18のサイズ19より少々大きめの寸法に
なっており、矢印20方向からP板1の角型切り欠き部
14が頭部18を通過するように樹脂板13のリブ12
の天面15にまであてがい、矢印21方向にP板をスラ
イドさせて、結果、頭部18とリブ12の天面15の間
にP板1ははさまれた形で維持される。尚、角型切り欠
き部14とL型突起16は、P板1の上下2カ所に設け
られており、上下同じタイミングでスライド装着が完了
するようになっている。P板1の取り外し時は、反対の
動きで実現できる。また、L型突起16は、P板1がス
ライド脱着できれば、特に形状にこだわらないものであ
る。
【0011】これにより、金属箱の上ケース10と下ケ
ース11による外火対策を配慮した構造の実現とP板1
を樹脂板13にあてがいながらのスライド脱着による作
業性向上を実現し、さらに、L型突起16により、P板
1の倒れ防止が可能となるため、電装ユニット3周囲へ
の金属板取り付け構造をも配慮した電装ユニット3内へ
のP板1脱着の作業性向上と倒れ防止を実現できる。
ース11による外火対策を配慮した構造の実現とP板1
を樹脂板13にあてがいながらのスライド脱着による作
業性向上を実現し、さらに、L型突起16により、P板
1の倒れ防止が可能となるため、電装ユニット3周囲へ
の金属板取り付け構造をも配慮した電装ユニット3内へ
のP板1脱着の作業性向上と倒れ防止を実現できる。
【0012】(実施例2)基本構成は実施例1と同一で
あるため説明は省略し、実施例2の特徴部分のみを説明
する。図4,図5,図6において、図4は、実施例2に
おけるP板と樹脂板の嵌合部拡大図、図5は、実施例2
におけるP板と樹脂板の嵌合状態拡大図、図6は、実施
例1,2におけるP板と樹脂板との装着状態概要図であ
る。P板1が垂直に装着される時のP板1の奥側上下角
部22に円弧状の切り欠き部23(以下円弧状切り欠き
部23)を設け、円弧状切り欠き部23に相対する樹脂
板13のリブ12天面15にP板1側に突起した円弧状
突起24を形成するものである。矢印20方向からP板
1の角型切り欠き部14が頭部18を通過するように樹
脂板13のリブ12の天面15にまであてがい、矢印2
1方向にP板をスライドさせて、結果、頭部17と樹脂
面20の間にP板1ははさまれた形で維持される実施例
1に加えて、矢印21方向でスライド装着されるP板1
の奥側上下角部22の円弧状切り欠き部23と樹脂板1
3の円弧状突起24は、図5のように嵌合され、P板1
の上下のガタツキが抑制される。図6は、P板1が装着
された状態を簡易的に表現したものであり、矢印25方
向にて、P板1の上下方向のガタツキが抑制される。
尚、円弧状切り欠き部23と円弧状突起24は、P板1
の奥側上下角部22の2カ所に設けられており、上下同
じタイミングで嵌合が完了するようになっている。P板
1の取り外し時は、反対の動きで実現できる。また、円
弧状突起24は、P板1がスライド式に嵌合できれば、
特に形状にこだわらないものである。
あるため説明は省略し、実施例2の特徴部分のみを説明
する。図4,図5,図6において、図4は、実施例2に
おけるP板と樹脂板の嵌合部拡大図、図5は、実施例2
におけるP板と樹脂板の嵌合状態拡大図、図6は、実施
例1,2におけるP板と樹脂板との装着状態概要図であ
る。P板1が垂直に装着される時のP板1の奥側上下角
部22に円弧状の切り欠き部23(以下円弧状切り欠き
部23)を設け、円弧状切り欠き部23に相対する樹脂
板13のリブ12天面15にP板1側に突起した円弧状
突起24を形成するものである。矢印20方向からP板
1の角型切り欠き部14が頭部18を通過するように樹
脂板13のリブ12の天面15にまであてがい、矢印2
1方向にP板をスライドさせて、結果、頭部17と樹脂
面20の間にP板1ははさまれた形で維持される実施例
1に加えて、矢印21方向でスライド装着されるP板1
の奥側上下角部22の円弧状切り欠き部23と樹脂板1
3の円弧状突起24は、図5のように嵌合され、P板1
の上下のガタツキが抑制される。図6は、P板1が装着
された状態を簡易的に表現したものであり、矢印25方
向にて、P板1の上下方向のガタツキが抑制される。
尚、円弧状切り欠き部23と円弧状突起24は、P板1
の奥側上下角部22の2カ所に設けられており、上下同
じタイミングで嵌合が完了するようになっている。P板
1の取り外し時は、反対の動きで実現できる。また、円
弧状突起24は、P板1がスライド式に嵌合できれば、
特に形状にこだわらないものである。
【0013】これにより、円弧状切り欠き部23と相対
する樹脂板13のリブ12の天面15に形成される円弧
状突起24との嵌合により、P板装着後のP板上下方向
の位置決めやガタツキ防止を実現できる。
する樹脂板13のリブ12の天面15に形成される円弧
状突起24との嵌合により、P板装着後のP板上下方向
の位置決めやガタツキ防止を実現できる。
【0014】(実施例3)基本構成は実施例1,2と同
一であるため説明は省略し、実施例3の特徴部分のみを
説明する。図7は、実施例3におけるP板と樹脂板のス
ライド嵌合部機構拡大図である。P板1の上下部に台形
型の切り欠き部26(以下台形切り欠き部26)を設
け、台形切り欠き部26に相対する樹脂板13のリブ1
2の天面15にP板1に平行に板状リブ27を設け、更
に、板状リブ27の背面に位置し、P板1とは反対側の
直角面で、P板1にも垂直な位置になる樹脂板13の上
下面28にP板1と平行方向に先端が下方に下がった向
き合う2枚の板状機構29(以下板状機構29)を設け
たものである。P板1には、斜めの面30を有する台形
切り欠き部26が施されており、台形切り欠き部26の
幅サイズ31は樹脂板13の板状リブ27の幅サイズ3
2より少々大きめの寸法になっており、矢印33方向か
らP板1の台形切り欠き部26が板状リブ27を通過す
るように樹脂板13の板状機構29部下まであてがい矢
印34方向にスライドさせる。その際、P板1の台形切
り欠き部26が有する斜めの面30を板状機構29がす
べり、P板1が奥側でストッパーに当てられることでP
板面35にて止まる。結果、P板1は、樹脂弾性を持つ
板状機構29で上下から固定され、同時に、板状リブに
より倒れ防止が施される。尚、P板1の矢印33,34
方向への移動に対するストッパーの位置,形状について
は、ここでは問わない。また、台形切り欠き部26と板
状リブ27および板状機構29は、P板1の上下2カ所
に設けられており、上下同じタイミングでスライド装着
が完了するようになっている。P板1の取り外し時は、
反対の動きで実現できる。
一であるため説明は省略し、実施例3の特徴部分のみを
説明する。図7は、実施例3におけるP板と樹脂板のス
ライド嵌合部機構拡大図である。P板1の上下部に台形
型の切り欠き部26(以下台形切り欠き部26)を設
け、台形切り欠き部26に相対する樹脂板13のリブ1
2の天面15にP板1に平行に板状リブ27を設け、更
に、板状リブ27の背面に位置し、P板1とは反対側の
直角面で、P板1にも垂直な位置になる樹脂板13の上
下面28にP板1と平行方向に先端が下方に下がった向
き合う2枚の板状機構29(以下板状機構29)を設け
たものである。P板1には、斜めの面30を有する台形
切り欠き部26が施されており、台形切り欠き部26の
幅サイズ31は樹脂板13の板状リブ27の幅サイズ3
2より少々大きめの寸法になっており、矢印33方向か
らP板1の台形切り欠き部26が板状リブ27を通過す
るように樹脂板13の板状機構29部下まであてがい矢
印34方向にスライドさせる。その際、P板1の台形切
り欠き部26が有する斜めの面30を板状機構29がす
べり、P板1が奥側でストッパーに当てられることでP
板面35にて止まる。結果、P板1は、樹脂弾性を持つ
板状機構29で上下から固定され、同時に、板状リブに
より倒れ防止が施される。尚、P板1の矢印33,34
方向への移動に対するストッパーの位置,形状について
は、ここでは問わない。また、台形切り欠き部26と板
状リブ27および板状機構29は、P板1の上下2カ所
に設けられており、上下同じタイミングでスライド装着
が完了するようになっている。P板1の取り外し時は、
反対の動きで実現できる。
【0015】これにより、樹脂の弾性を利用することで
P板の位置決めとP板への振動吸収機構を実現できる。
P板の位置決めとP板への振動吸収機構を実現できる。
【0016】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、金属箱の上ケースと下ケースに
よる電装ユニット挟み込みによる外火対策を配慮した構
造の実現とP板を樹脂板にあてがいながらのスライド脱
着による作業性向上を実現し、さらに、L型突起によ
り、P板の倒れ防止が可能となるため、電装ユニット周
囲への金属板取り付け構造をも配慮した電装ユニット内
へのP板装着の作業性向上と倒れ防止を実現させること
で、電装ユニット組立時の作業内容の標準化、工数の低
減、ロボットによる自動組立を進められる。また、市場
でのP板脱着の作業性向上にも寄与する。
1記載の発明によれば、金属箱の上ケースと下ケースに
よる電装ユニット挟み込みによる外火対策を配慮した構
造の実現とP板を樹脂板にあてがいながらのスライド脱
着による作業性向上を実現し、さらに、L型突起によ
り、P板の倒れ防止が可能となるため、電装ユニット周
囲への金属板取り付け構造をも配慮した電装ユニット内
へのP板装着の作業性向上と倒れ防止を実現させること
で、電装ユニット組立時の作業内容の標準化、工数の低
減、ロボットによる自動組立を進められる。また、市場
でのP板脱着の作業性向上にも寄与する。
【0017】請求項2記載の発明によれば、円弧状切り
欠き部と相対する樹脂板のリブの天面に形成される円弧
状突起との嵌合により、P板装着後のP板上下方向の位
置決めやガタツキ防止を実現させることで、電装ユニッ
ト組立時の精度向上、P板へのストレス回避ができるよ
うになり、半田クラックなどのP板へ悪影響も回避でき
る。
欠き部と相対する樹脂板のリブの天面に形成される円弧
状突起との嵌合により、P板装着後のP板上下方向の位
置決めやガタツキ防止を実現させることで、電装ユニッ
ト組立時の精度向上、P板へのストレス回避ができるよ
うになり、半田クラックなどのP板へ悪影響も回避でき
る。
【0018】請求項3記載の発明によれば、P板は、樹
脂弾性を持つ板状機構で上下から固定され、同時に、板
状リブにより倒れ防止が施され、結果、樹脂の弾性を利
用することでP板の位置決めとP板への振動吸収機構を
実現させることで、輸送時などの急峻な衝撃からのP板
へのストレス回避にも効果がある。
脂弾性を持つ板状機構で上下から固定され、同時に、板
状リブにより倒れ防止が施され、結果、樹脂の弾性を利
用することでP板の位置決めとP板への振動吸収機構を
実現させることで、輸送時などの急峻な衝撃からのP板
へのストレス回避にも効果がある。
【図1】実施例1および2における電装ユニット構成図
【図2】実施例1におけるP板と樹脂板のスライド嵌合
部拡大斜視図
部拡大斜視図
【図3】実施例1におけるP板と樹脂板のスライド嵌合
状態拡大斜視図
状態拡大斜視図
【図4】実施例2におけるP板と樹脂板の嵌合部拡大斜
視図
視図
【図5】実施例2におけるP板と樹脂板の嵌合状態拡大
斜視図
斜視図
【図6】実施例1,2におけるP板と樹脂板との装着状
態概要構成図
態概要構成図
【図7】実施例3におけるP板と樹脂板のスライド嵌合
部機構拡大斜視図
部機構拡大斜視図
【図8】従来例の電装ユニット搭載状態を示す斜視図
1 P板 2 空気調和機室内機 3 電装ユニット 4 金属板 5 切り欠き 6 P板間リード線 7 従来例の樹脂板 8 従来例の溝状の上下リブ 9 リード線止め部 10 金属箱上フタ 11 金属箱下ケース 12 リブ 13 樹脂板 14 P板の角型切り欠き部 15 樹脂板のリブ天面 16 L型突起 17 角型切り欠き部の幅サイズ 18 L型突起の頭部 19 L型突起の頭部のサイズ 20,33 矢印 21 スライド方向矢印 22 P板の奥側上下角部 23 円弧状切り欠き部 24 円弧状突起 25 ガタツキ抑制に関する矢印 26 台形切り欠き部 27 板状リブ 28 樹脂板の上下面 29 板状機構 30 P板斜めの面 31 台形切り欠き部の幅サイズ 32 板状リブの幅サイズ 34 スライド矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上島 敬人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 プリント基板が垂直に装着され、周囲を
金属箱で囲まれる電装ユニットを具備する空気調和機室
内機本体において、電子部品であるリード部品が実装さ
れたプリント基板と、前記プリント基板を上フタと下ケ
ースにより挟み込む金属箱と、プリント基板上の電子部
品であるリード部品のリードがプリント基板に実装後に
飛び出す側、つまり、部品実装面とは反対面側にプリン
ト基板と平行に配設され、前記金属箱の下ケースにはめ
込まれ、リード部品のリードと金属箱の下ケース間を遮
断し、かつ、リードが当たらないようにプリント基板面
の周辺部に接するリブが形成される樹脂板から構成され
る電装ユニットにおいて、プリント基板が垂直に装着さ
れる時のプリント基板の上下部に角型の切り欠き部を設
け、前記切り欠き部に相対する前記リブ天面の位置にプ
リント基板側に突起したL型突起を形成した樹脂板を有
する電装ユニットを具備する空気調和機におけるプリン
ト基板装着装置。 - 【請求項2】 プリント基板の奥側上下角部に円弧状の
切り欠き部を設け、前記円弧状の切り欠き部に相対する
前記リブ天面の位置に円弧状突起を形成した樹脂板を有
する電装ユニットを具備する請求項1記載の空気調和機
におけるプリント基板装着装置。 - 【請求項3】 プリント基板の上下部に台形型の切り欠
き部を設け、前記台形型の切り欠き部に相対する前記リ
ブ天面の位置にプリント基板に平行に板状のリブを設
け、更に、板状のリブの背面に位置し、プリント基板と
は反対側の直角面で、プリント基板にも垂直な位置にな
る樹脂板の上下面にプリント基板と平行方向に先端が下
方に下がった向き合う2枚の板状の機構を有する電装ユ
ニットを具備する請求項1記載の空気調和機におけるプ
リント基板装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9327405A JPH11159842A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 空気調和機におけるプリント基板装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9327405A JPH11159842A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 空気調和機におけるプリント基板装着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11159842A true JPH11159842A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18198796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9327405A Pending JPH11159842A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 空気調和機におけるプリント基板装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11159842A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004032588A1 (en) * | 2002-10-03 | 2004-04-15 | Amplus Communication Pte Ltd | Radio frequency transceivers |
US7522427B2 (en) | 2004-06-15 | 2009-04-21 | Hms Industrial Networks Ab | Electrical module |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP9327405A patent/JPH11159842A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004032588A1 (en) * | 2002-10-03 | 2004-04-15 | Amplus Communication Pte Ltd | Radio frequency transceivers |
US7522886B2 (en) | 2002-10-03 | 2009-04-21 | Amplus Communication Pte. Ltd. | Radio frequency transceivers |
US7522427B2 (en) | 2004-06-15 | 2009-04-21 | Hms Industrial Networks Ab | Electrical module |
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