JPH11159550A - ディスクロータ - Google Patents

ディスクロータ

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JPH11159550A
JPH11159550A JP32913897A JP32913897A JPH11159550A JP H11159550 A JPH11159550 A JP H11159550A JP 32913897 A JP32913897 A JP 32913897A JP 32913897 A JP32913897 A JP 32913897A JP H11159550 A JPH11159550 A JP H11159550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hat
disk rotor
disk
vibration
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32913897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Katagiri
正義 片桐
Toshitaka Suga
登志隆 須賀
Hideyuki Kai
秀幸 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Takaoka Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Takaoka Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP32913897A priority Critical patent/JPH11159550A/ja
Publication of JPH11159550A publication Critical patent/JPH11159550A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクロータにおけるハット部の形状変更
によってブレーキ鳴きを低減すること。 【解決手段】 車輪に連結する板状のフランジ部11
と、摩擦材のパッドを押し当てて制動力を得る板状の摺
動部12と、フランジ部11と摺動部12を連結する筒
状のハット部13からなるディスクロータ10におい
て、ハット部13の肉厚を周方向にて不均一とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪制動装置の一
構成部材であるディスクロータに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクロータは、一般に、車輪に連結
する板状(円盤形状)のフランジ部と、摩擦材のパッド
を押し当てて制動力を得る板状(円盤形状)の摺動部
と、前記フランジ部と前記摺動部を連結する筒状(円筒
形状)のハット部からなり(図1参照)、円盤・円筒特
有の振動モードを有している。
【0003】ディスクロータの振動モードには、円盤で
ある摺動面が車軸方向にうねる(変形する)面直振動
(図2参照)と、円盤である摺動面が周方向に疎密変形
し、同時に円筒であるハット部が半径方向に振動する面
内振動(図3参照)がある。
【0004】後者の振動(面内振動)によるブレーキ鳴
きは、摺動面が車軸方向に振動しないため、キャリパ、
パッド等関連部品に振動が伝達され難く、それらによる
対策が困難である。よって、ディスクロータによる対策
が望ましい。
【0005】この振動によるブレーキ鳴きは、(摺動部
が車軸方向に振動するため、摺動部がスピーカになる面
直振動とは異なり、)摺動部が車軸方向には殆ど振動し
ないため、摺動部がスピーカにはなり難く、円筒のハッ
ト部が半径方向に振動(変位)または膨張・収縮するこ
とが原因で発生している。この振動モードは、例えば、
茶碗を叩いた時に、茶碗(円筒)が半径方向に振動また
は膨張・収縮する振動モードに似ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、ディ
スクロータの形状は、回転する車輪を制動する構造上、
車軸を中心とした円盤・円筒形状であり、面内振動に寄
与しているハット部は、真円で同一肉厚の形状である。
このため、円筒のハット部は、バランスを崩すことなく
振動を発生しやすい状態にあり、またこの振動を抑制す
る対策がなされていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、車輪に連結する板状
のフランジ部と、摩擦材のパッドを押し当てて制動力を
得る板状の摺動部と、前記フランジ部と前記摺動部を連
結する筒状のハット部からなるディスクロータにおい
て、前記ハット部の肉厚を周方向にて不均一としたこと
に特徴がある。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明によるディスクロータにお
いては、筒状のハット部の肉厚を周方向にて不均一とし
たため、ハット部は円筒特有の振動が発生するバランス
を崩された状態となっている。また、ハット部は厚肉箇
所を部分的に形成されて剛性を部分的に高められ、肉厚
が均一な円筒に比して半径方向に膨張・収縮する振動が
起こり難い状態となっている。
【0009】したがって、ハット部の振動バランスを崩
すことができるとともに、ハット部が半径方向に膨張・
収縮する振動を抑制できて、特に面内振動によるブレー
キ鳴きを低減でき、結果的にディスクロータ全体のブレ
ーキ鳴きを低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施形態を図
面に基づいて説明する。図4は本発明によるディスクロ
ータの第1実施形態を示していて、このディスクロータ
10は、車輪(図示省略)に連結する板状(実質的には
円盤形状)のフランジ部11と、摩擦材のパッド(図示
省略)を押し当てて制動力を得る板状(実質的には円盤
形状)の摺動部12と、フランジ部11と摺動部12を
連結する筒状のハット部13からなる。
【0011】ところで、この実施形態においては、ハッ
ト部13がその外周を12角形に形成されるとともにそ
の内周を8角形に形成されていて、その肉厚を周方向に
て不均一とされている。
【0012】このため、筒状ではあるが非円筒のハット
部13は円筒特有の振動が発生するバランスを崩された
状態となっている。また、ハット部13は厚肉箇所を部
分的に形成されて剛性を部分的に高められ、肉厚が均一
な円筒に比して半径方向に膨張・収縮する振動が起こり
難い状態となっている。
【0013】したがって、ハット部13の振動バランス
を崩すことができるとともに、ハット部13が半径方向
に膨張・収縮する振動を抑制できて、図8に示したよう
に、特に面内振動によるブレーキ鳴きを低減でき、結果
的にディスクロータ10全体のブレーキ鳴きを低減する
ことができる。
【0014】図5は本発明によるディスクロータの第2
実施形態を示していて、このディスクロータ20は、車
輪(図示省略)に連結する円盤形状(板状)のフランジ
部21と、摩擦材のパッド(図示省略)を押し当てて制
動力を得る円盤形状(板状)の摺動部22と、フランジ
部21と摺動部22を連結する筒状のハット部23から
なる。
【0015】ところで、この実施形態においては、ハッ
ト部23が円筒形状の基部23aとこの基部23aの外
周にランダムに設けた複数の異形リブ23bによって構
成されていて、その肉厚を周方向にて不均一とされてい
る。このため、この実施形態においても、上記第1実施
形態と同様の作用効果が期待できて、図8に示したよう
に、結果的にディスクロータ20全体のブレーキ鳴きを
低減することができる。
【0016】図6は本発明によるディスクロータの第3
実施形態を示していて、このディスクロータ30は、車
輪(図示省略)に連結する円盤形状(板状)のフランジ
部31と、摩擦材のパッド(図示省略)を押し当てて制
動力を得る円盤形状(板状)の摺動部32と、フランジ
部31と摺動部32を連結する筒状のハット部33から
なる。
【0017】ところで、この実施形態においては、ハッ
ト部33がその外周の中心O1に対してその内周の中心
O2を径方向に所定量偏芯させていて、その肉厚を周方
向にて不均一とされている。このため、この実施形態に
おいても、上記第1実施形態と同様の作用効果が期待で
きて、結果的にディスクロータ30全体のブレーキ鳴き
を低減することができる。
【0018】図7は本発明によるディスクロータの第4
実施形態を示していて、このディスクロータ40は、車
輪(図示省略)に連結する円盤形状(板状)のフランジ
部41と、摩擦材のパッド(図示省略)を押し当てて制
動力を得る円盤形状(板状)の摺動部42と、フランジ
部41と摺動部42を連結する筒状のハット部43から
なる。
【0019】ところで、この実施形態においては、ハッ
ト部43がその外周を真円形状とされるのに対してその
内周を楕円形状とされていて、その肉厚を周方向にて不
均一とされている。このため、この実施形態において
も、上記第1実施形態と同様の作用効果が期待できて、
結果的にディスクロータ40全体のブレーキ鳴きを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のディスクロータを示す図である。
【図2】 面直振動を示す図である。
【図3】 面内振動を示す図である。
【図4】 本発明によるディスクロータの第1実施形態
を示す図である。
【図5】 本発明によるディスクロータの第2実施形態
を示す図である。
【図6】 本発明によるディスクロータの第3実施形態
を示す図である。
【図7】 本発明によるディスクロータの第4実施形態
を示す図である。
【図8】 本発明によるディスクロータの鳴き評価によ
る効果確認のための図表である。
【符号の説明】
10…ディスクロータ、11…フランジ部、12…摺動
部、13…ハット部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐 秀幸 愛知県豊田市高丘新町天王1番地 アイシ ン高丘株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に連結する板状のフランジ部と、摩
    擦材のパッドを押し当てて制動力を得る板状の摺動部
    と、前記フランジ部と前記摺動部を連結する筒状のハッ
    ト部からなるディスクロータにおいて、前記ハット部の
    肉厚を周方向にて不均一としたことを特徴とするディス
    クロータ。
JP32913897A 1997-11-28 1997-11-28 ディスクロータ Pending JPH11159550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32913897A JPH11159550A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ディスクロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32913897A JPH11159550A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ディスクロータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11159550A true JPH11159550A (ja) 1999-06-15

Family

ID=18218065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32913897A Pending JPH11159550A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ディスクロータ

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JP (1) JPH11159550A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1124072A3 (de) * 2000-02-12 2003-11-12 Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft Geräuschreduzierte Bremsscheibe
US6722478B2 (en) 2000-11-10 2004-04-20 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Assembly for vehicle brake disk
JP2014194235A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Toyota Motor Corp 制動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1124072A3 (de) * 2000-02-12 2003-11-12 Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft Geräuschreduzierte Bremsscheibe
US6722478B2 (en) 2000-11-10 2004-04-20 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Assembly for vehicle brake disk
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