JPH11157438A - バルブ - Google Patents

バルブ

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JPH11157438A
JPH11157438A JP32659697A JP32659697A JPH11157438A JP H11157438 A JPH11157438 A JP H11157438A JP 32659697 A JP32659697 A JP 32659697A JP 32659697 A JP32659697 A JP 32659697A JP H11157438 A JPH11157438 A JP H11157438A
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JP
Japan
Prior art keywords
support
valve
seal member
valve seat
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP32659697A
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English (en)
Inventor
Haruo Arakawa
川 晴 生 荒
Toshihiro Nakano
野 利 博 中
Hideaki Iijima
島 英 明 飯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より簡素な構成でもって組付け作業の能率向
上を図ったバルブを提供すること。 【解決手段】 連通孔22aを備えた弁座22と、支持
体と、支持体に配設されるシール部材213とを備えた
弁体21とを有するバルブ20において、シール部材2
13は弁座22に当接する当接部213bと本体部21
3aとを有し、支持体は第1支持体211と第2支持体
212とを備えるとともにシール部材213の本体部2
13aを第1支持体211と第2支持体212とで圧縮
挟持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシール部材を備えた
バルブに関し、詳細には、自動車用液圧ブレーキシステ
ムに使用されるマスタシリンダ等に用いられるバルブに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバルブは、特開平5−50915
号公報に開示されるように、圧力室に臨むと共に流体通
路である連通孔を備えた弁座と、支持体と、前記支持体
に配設され、前記弁座に接触することにより弾性変形し
前記連通孔を塞ぐシール部材とを備えた弁体と、を有す
るバルブにおいて、前記支持体は、前記弁座に対向する
前記支持体端面に開口する環状溝と、前記支持体の外周
面から前記環状溝に達する第1アンカ孔と、前記環状溝
に囲繞される前記支持体の芯部を横断する第2アンカ孔
とを有し、前記シール部材は、前記環状溝及び前記第
1、2アンカ孔に充填接合されるとともに、前記支持体
本体の前記端面より突出して前記弁座に当接する当接部
を有していることを特徴とするものである。
【0003】この従来のバルブは、シール部材が前記支
持体に充填接合されていることから、シール部材が圧力
室内の圧力を受けても極力歪まないようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のバルブにおいては、支持体にシール部材を配設
するために複雑な孔形状を必要としていることから、支
持体の加工に手間取り、ひいてはバルブの組付け作業に
おいて作業能率向上の妨げとなっている。
【0005】本発明は、より簡素な構成でもって組付け
作業の能率向上を図ったバルブを提供することを、その
技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、圧力室に臨むととともに流体通路である連通
孔を備えた弁座と、支持体と、前記支持体に配設され、
前記弁座に接触することにより弾性変形し前記連通孔を
塞ぐシール部材とを備えた弁体とを有するバルブにおい
て、前記シール部材は前記弁座に当接する当接部と本体
部とを有し、前記支持体は前記シール部材の前記本体部
を圧縮挟持することを特徴とするバルブを構成した。
【0007】好ましくは、前記支持体は第1支持体と第
2支持体とを有し、前記第1支持体は軸部と前記軸部の
外周に配設される環状突起部とを有し、前記第2支持体
は、前記シール部材の本体部を前記環状突起部の端面と
で挟持することを特徴とするバルブが望ましい。
【0008】好ましくは、前記環状突起部の前記端面は
テーパ状を呈し、前記シール部材の前記本体部の前記端
面に当接する部分はテーパ状の前記端面に沿った形状を
呈することを特徴とするバルブが望ましい。
【0009】好ましくは、前記シール部材は環状を呈す
るとともに前記弁座に対向する端面上に前記環状突起部
を有し、前記シール部材と前記第1支持体とは前記第1
支持体の前記軸部が前記シール部材の前記弁座に対向す
る端面側から前記シール部材の中心孔に挿入されること
により組付けられ、前記第2支持体は、前記シール部材
の前記本体部の外周を囲む筒状部と、前記筒状部の前記
弁座の側とは反対側の開口を塞ぐとともに前記第1支持
体の前記端面とで前記シール部材の本体部を圧縮挟持す
る底部とを有していることを特徴とするバルブが望まし
い。
【0010】請求項1のバルブは、弁体が弁座に接触し
てシール部材が弾性変形しつつ連通孔を遮蔽する。又、
弁体が弁座から離脱して連通孔が連通可能とされる。
【0011】更に、弁体のシール部材が弁座に接触して
連通孔が遮断されている状態において、弁体側の流体圧
が連通孔側の流体圧に比べて高圧となり、この高圧によ
って弁体のシール部材が同シール部材の径方向内方に向
かって付勢される場合、シール部材の本体部が支持部材
によって圧縮挟持されていることから、本体部の環状突
起部に連続する部分の特に弁座側への伸長変形が抑制さ
れ、ひいては、環状突起部の径方向内方への倒れ込みが
抑制されることになる。
【0012】請求項2のバルブは、請求項1の作用に加
えて、シール部材の本体部が第1支持部材と第2支持部
材とで圧縮挟持されることになる。
【0013】請求項3のバルブは、請求項1又は請求項
2の作用に加えて、シール部材の本体部は、第1支持体
の環状フランジ部のテーパ状端面と第2支持体とで圧縮
挟持されてることになる。
【0014】請求項4のバルブは、請求項2又は請求項
3の作用に加えて、シール部材の本体部は、第1支持体
の環状フランジ部のテーパ状端面と第2支持体の底部と
で圧縮挟持されてることになる。
【0015】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態により具体的
に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態である油圧制
御装置、例えば、ABS装置が付加された自動車用ブレ
ーキシステムに用いられるブレーキマスタシリンダの断
面図である。図1に示すように、ブレーキマスタシリン
ダ1のシリンダボデー2はシリンダ孔2aを有し、図1
中左端が閉塞されるとともに右端が開口する有底筒状を
呈している。
【0017】シリンダボデー2の外周にはオイルリザー
バ3に接続される左右一対のリザーバ結合部4、5が形
成されるとともに、シリンダボデー2の周壁には各リザ
ーバ結合部4、5とシリンダボデー2の内部とを連通す
るサプライポート4a、5aが形成されている。
【0018】シリンダ孔2aの開口部及び中央部には、
ピストン6、7がそれぞれ往復摺動可能に挿入されてい
る。シリンダ孔2a内は、両ピストン6、7によって第
1圧力室9が区画されるとともに、ピストン6とシリン
ダボデー2の底面とによって第2圧力室8が区画されて
いる。
【0019】更に、第1及び第2圧力室9、8を液密保
持するためにシールカップ10、11、12、13が、
各ピストン6、7の外周に夫々配設されている。
【0020】又、シリンダ孔2aと、ピストン6の前方
側フランジ部と後方側フランジ部との間とで第2ブレー
キ液供給室14が区画され、シリンダ孔2aとピストン
7の前方側フランジ部と後方側フランジ部との間とで第
1ブレーキ液供給室15が区画されている。第1、第2
ブレーキ供給室15、14はそれぞれサプライポート4
a、5aによりリザーバ3に連通されている。
【0021】ピストン6、7には、シリンダボデー2a
の軸方向垂直方向(図1中上下方向)に延在されるとと
もにシリンダボデー2に両端を固定されたピン16、1
7が貫通するスリット18、19が形成されている。シ
リンダボデー2の底部とピストン6との間、及び、ピス
トン6とピストン7との間には、リターンスプリング2
5、26が配設されている。ピン16、17はリターン
スプリング25、26により後退方向(図1中右方)に
付勢されるピストン6、7の復帰位置を定める機能を果
たす。
【0022】図2は図1のピストン7に配設されている
バルブ20近辺の拡大図である。図2に示すように、ピ
ストン7はその前方部分に円筒状の突出部7aを同軸的
に有し、この前方部分にバルブ20が配設されている。
突出部7aには、突出部7aの前方開口部分及び外周部
分を覆う略有底筒状を呈するリテーナ23が配設されて
いる。リテーナ23の底部には、筒状部7aの内部と第
2圧力室9とを連通する連通穴23aが設けられてい
る。
【0023】バルブ20は弁体21と弁座22とを有し
ている。弁座22は、突出部7aの底面部を構成してお
り、突出部7aの内部とスリット19とを連通する軸方
向(図2中左右方向)に延在する連通孔22aを有して
いる。
【0024】第1圧力室9とリザーバ3(図1中)と
は、リテーナ23の連通穴23a、筒状部7aの内部、
連通孔22a、スリット19、第1ブレーキ液供給室1
5(図1中)、及びサプライポート5a(図1中)とを
介して連通している。
【0025】弁体21は、第1支持体211と、第2支
持体212と、シール部材213とから形成されてい
る。第1支持体211は、連通孔22aに挿入される軸
部211aと、軸部211aの外周部に配設された環状
フランジ部211bとを有している。環状フランジ部2
11bの弁座22側(図2中右側)と反対、即ち、圧力
室9側(図2中左側)の端面211baは弁座22側に
向かって拡径するテーパ状を呈している。
【0026】第2支持体212は、筒状部212aと、
筒状部212aの圧力室9側の開口を塞ぐ底部212b
とを有しており、全体として略有底筒状を呈している。
弾性材から成るシール部材213は、環状を呈する本体
部213aと、本体部213aの弁座22側端部に一体
的に形成される環状突起部213bとを有しており、全
体として環状を呈している。
【0027】シール部材213の内周面は、第1支持体
211の環状フランジ部211bのテーパ状の端面21
1baに沿った形状を呈している。第1支持体211の
軸部211aの圧力室9側端部がシール部材213の弁
座22側端面からシール部材213の中心孔に貫通され
ることにより、シール部材213の内周面と環状フラン
ジ部211bのテーパ状端面211baとが当接し、シ
ール部材213が軸部211に係合される。
【0028】シール部213が軸部211に組付けられ
た後、第2支持体212の底部212bに形成された凹
部212cに軸部211の圧力室9側端部が嵌入される
ことにより、第2支持体212の筒状部212aがシー
ル部材213の本体部213aの外周部を覆うととも
に、第2支持体212の底部212bと第1支持体21
1の環状フランジ部211bの端面211baとでシー
ル部材213の本体部213aを軸方向(図2中左右方
向)で圧縮挟持する。
【0029】シール部材213が第1支持体211と第
2支持体212とにより挟持固定された後においては、
シール部材213の環状突起部213bは、環状フラン
ジ部211b及び周壁部212aの弁座22側端部より
も弁座22に向けて突出している。
【0030】リテーナ23と弁体21の第2支持体21
2との間には、弁体21を弁座22に向けて付勢するス
プリング24が配設されている。初期状態においては、
弁体21がスプリング24に付勢されることにより、弁
体21の軸部21bの後方端部がピン17に当接して弁
体21の後方への移動が規制されており、弁体21の環
状突起部213bと弁座22とは所定距離で離間されて
いる。従って、第1圧力室9とリザーバ3とは連通して
いる。
【0031】ピストン6にもピストン7と同様にして、
上述したバルブ20が形成されている。
【0032】次いで作動を説明する。図1、図2に示す
ように、マスタシリンダ1の非作動状態においては、ピ
ストン6、7はピン16、17に当接した復帰位置に位
置しており、各ピストン6、7のバルブ20は、弁体2
1と弁座22とが離間した開状態を採っている。
【0033】ピストン7に押圧力が加えられると、リタ
ーンスプリング26の付勢力に抗してピストン7は図1
中左方に向かって移動される。ピストン7の前進に伴っ
てバルブ20の弁座22がピストン7と共に前進するの
に対して、弁体21はスプリング24により弁体21の
軸部21bの後端部がピン17に当接した位置に保持さ
れるため、ピストン7が所定距離だけ前進すると、弁体
21のシール部材213の環状突起部213bが弁座2
2に接触する。
【0034】従って、連通孔22aが弁体21に遮蔽さ
れ、バルブ20は閉状態となる。即ち、第1圧力室9と
リザーバ3との連通が断たれることになる。
【0035】ピストン7のバルブ20が閉状態となった
後、更に、ピストン7が前進されることによって第1圧
力室9内のブレーキ液が昇圧される。このバルブ20の
閉状態以降の前進において、ピストン7は弁体21を図
2中左方に付勢することから、弁体21はピストン7と
一体的に前進され、弁体21の軸部21bの後方端部と
ピン17とが非当接状態となる。
【0036】第1圧力室9内のブレーキ液の昇圧により
ピストン6が図1中左方に移動されると、ピストン6に
配設されているバルブ20がピストン7のバルブ20の
作動と同様にして閉状態となることにより、第2圧力室
8とリザーバ3との連通が遮断され、第2圧力室8内の
ブレーキ液が昇圧される。両圧力室8、9のブレーキ液
の昇圧により第2圧力室8に連通するアウトレットポー
ト27及び第1圧力室9に連通するアウトレットポート
(図示省略)を介して車輪ブレーキにブレーキ液が圧送
される。
【0037】ピストン7への押圧力が解除されると、両
リターンスプリング25、26の付勢力により両ピスト
ン6、7が図1中右方へ復帰移動される。この復帰移動
において、各バルブ20の弁体21がスプリング24に
よって後方へ付勢されることから、移動当初はピストン
6、7と各バルブ20の弁体21とは一体的に移動する
が、弁体21の軸部21bの後方端部がピストン6、7
よりも先にピン16、17に当接することにより、弁体
21の復帰移動はピストン6、7の復帰移動よりも先に
終了することになる。
【0038】従って、ピストン6、7がピン16、17
に当接するまでは、弁体21に対してピストン6、7は
後方に移動することから、弁体21のシール部材213
の環状突起部213bが弁座22から離間され、連通孔
22aの弁体21による遮蔽状態が解除される。即ち、
各バルブ20が開状態となり、第2圧力室8が第2ブレ
ーキ液供給室14に連通され、第1圧力室9が第1ブレ
ーキ液供給室15に連通されてブレーキ液圧が降圧され
る。
【0039】マスタシリンダ1の作動時、即ち、各バル
ブ20の弁体21のシール部材213の環状突起部21
3bが弁座22に接触し、連通孔22aと圧力室8、9
とが遮断されている状態時に、各アウトレットポート2
7に連通される油圧制御装置を形成するアクチュエータ
(図示省略)において油圧制御作動が行われると、弁体
21側のブレーキ液圧、即ち、圧力室8、9内のブレー
キ液圧は、連通孔22a側のブレーキ液圧、即ち、リザ
ーバ3の液圧に比べて高圧となる。
【0040】圧力室8、9内のブレーキ液圧が連通孔2
2a側のブレーキ液圧よりも高圧となることにより、シ
ール部材213の環状突起部213bが径方向内方に付
勢されるようになる。この圧力室8、9が高圧状態の時
にピストン6、7が復帰位置に向けて後退されて所定位
置まで達した時、各バルブ20は開状態とされる。
【0041】各バルブ20が開状態とされることによ
り、圧力室8、9がリザーバ3と連通し、圧力室8、9
内のブレーキ液が連通孔22cを介してリザーバ3に流
入しようとする。圧力室8、9の高圧及び圧力室8、9
内のブレーキ液の連通孔22aへの流動によってシール
部材213の環状突起部213bが径方向内方へ倒れ込
もうとするが、シール部材213の本体部213aが第
1支持体211及び第2支持体212とにより圧縮挟持
されていることから、本体部213aの環状突起部21
3bに連続する部分の特に弁座22側への伸長変形が抑
制され、ひいては、環状突起部213bの径方向内方へ
の倒れ込みが抑制されることになる。
【0042】更に再度ピストン6、7が左方向へ押動さ
れることにより、各バルブ22の弁体21が弁座22に
当接して連通孔22aと圧力室8、9とが遮断されるこ
とになる。この弁体21と弁座22との当接に際して、
シール部材213の環状突起部213bは径方向内方に
倒れ込んでいないことから、弁体21の第1支持体21
1の環状フランジ部211bの弁座22側端面と弁座2
2との間に環状突起部213bが挟まれて損傷する虞は
ない。
【0043】以上説明したように、本実施の形態のバル
ブ20によれば、弁体21のシール部材213が損傷す
る虞が無い。
【0044】更に、バルブ20は弁体21と弁座22と
から成り、弁体21はシール部材213を第1支持体2
11と第2支持体212とで圧縮挟持する簡素な構成に
よって形成されていることから、組付け作業の能率向上
を可能としている。
【0045】従って、シール22bの環状突起部213
bの損傷の虞れを低減するとともに、より簡素な構成で
もって組付け作業の能率向上を図ったバルブ20を提供
することを可能としている。
【0046】本実施の形態においては、タンデム型のブ
レーキマスタシリンダにおいて本発明のバルブを採用し
たが、特にこの構成に限定されるものではなく、例え
ば、シングル型のポートレスブレーキマスタシリンダ等
の各種バルブ機構において本発明のバルブを採用しても
同様の作用効果が得られるのは言うまでもない。
【0047】又、本実施の形態においては、バルブ20
の遮蔽状態時に油圧制御装置が作動されることによって
圧力室8、9において高圧が生じているが、特にこの構
成に限定されるものではなく、バルブの遮蔽状態時に圧
力室が高圧となる状況が生じ得る各種装置においても同
様の作用効果が得られる。
【0048】以上、本発明を上記実施の態様に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、本実施の形態のバルブによれば、弁体のシール
部材が損傷する虞は無い。
【0050】更に、バルブは弁体と弁座とから成り、弁
体はシール部材を支持体で圧縮挟持する簡素な構成によ
って形成されていることから、組付け作業の能率向上を
可能としている。
【0051】従って、環状突起部の損傷の虞れを低減す
るとともに、より簡素な構成でもって組付け作業の能率
向上を図ったバルブを提供することを可能としている。
【0052】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、第1支持体のよりよい形態を示してい
る。
【0053】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加えて、環状突起部とシール部材のよりよい形
態を示している。
【0054】請求項4の発明によれば、請求項2又は請
求項3の発明の効果に加えて、第2支持体のよりよい形
態を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のマスタシリンダの断面図。
【図2】図1の一部拡大断面図。
【符号の説明】
8、9 圧力室 20 バルブ 21 弁体 211 第1支持体 211a 軸部 211b 環状フランジ部 211ba テ
ーパ状端面 212 第2支持体 212a 筒状
部 212b 底部 213 シール部 213a 本体
部 213b 環状突起部 22 弁座 22a 連通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力室に臨むととともに流体通路である
    連通孔を備えた弁座と、 支持体と、前記支持体に配設され、前記弁座に接触する
    ことにより弾性変形し前記連通孔を塞ぐシール部材とを
    備えた弁体と、 を有するバルブにおいて、 前記シール部材は前記弁座に当接する当接部と本体部と
    を有し、前記支持体は前記シール部材の前記本体部を圧
    縮挟持することを特徴とするバルブ。
  2. 【請求項2】 前記支持体は第1支持体と第2支持体と
    を有し、前記第1支持体は軸部と前記軸部の外周に配設
    される環状突起部とを有し、前記第2支持体は、前記シ
    ール部材の本体部を前記環状突起部の端面とで挟持する
    ことを特徴とする請求項1のバルブ。
  3. 【請求項3】 前記環状突起部の前記端面はテーパ状を
    呈し、前記シール部材の前記本体部の前記端面に当接す
    る部分はテーパ状の前記端面に沿った形状を呈すること
    を特徴とする請求項2のバルブ。
  4. 【請求項4】 前記シール部材は環状を呈するとともに
    前記弁座に対向する端面上に前記環状突起部を有し、前
    記シール部材と前記第1支持体とは前記第1支持体の前
    記軸部が前記シール部材の前記弁座に対向する端面側か
    ら前記シール部材の中心孔に挿入されることにより組付
    けられ、前記第2支持体は、前記シール部材の前記本体
    部の外周を囲む筒状部と、前記筒状部の前記弁座の側と
    は反対側の開口を塞ぐとともに前記第1支持体の前記端
    面とで前記シール部材の本体部を圧縮挟持する底部とを
    有していることを特徴とする請求項2又は請求項3のバ
    ルブ。
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JP (1) JPH11157438A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023212918A1 (en) * 2022-05-06 2023-11-09 Mueller International, Llc Valve seat with circumferential rib

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WO2023212918A1 (en) * 2022-05-06 2023-11-09 Mueller International, Llc Valve seat with circumferential rib

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