JPH11157432A - 車輛用ブレーキシステム - Google Patents

車輛用ブレーキシステム

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JPH11157432A
JPH11157432A JP34223697A JP34223697A JPH11157432A JP H11157432 A JPH11157432 A JP H11157432A JP 34223697 A JP34223697 A JP 34223697A JP 34223697 A JP34223697 A JP 34223697A JP H11157432 A JPH11157432 A JP H11157432A
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JP
Japan
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parking brake
pressure
brake
brake system
valve
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JP34223697A
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Takeo Shimomura
丈夫 下村
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Nabco Ltd
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Nabco Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3605Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force wherein the pilot valve is mounted in a circuit controlling the working fluid system

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動スリップ制御機能を有する配管構成を従
来より簡略化することができる車両用ブレーキシステム
を提供することを課題とする。 【解決手段】 駐車ブレーキ切換装置30と駐車ブレー
キ作動器31a、31bとを備えた駐車ブレーキ系統
に、駆動輪22a、22bの駆動スリップ状態を監視す
るコントローラ50からの指令に基づいて駐車ブレーキ
作動器31a、31bへの供給圧力を調整する圧力制御
弁39a、39bを設け、これら圧力制御弁39a、3
9bと駐車ブレーキ作動器31a、31bでもって駆動
スリップ制御を行わせる。これにより常用ブレーキ系統
の配管を複雑にすることなく駆動スリップ制御可能なブ
レーキシステムを構築することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、常用ブレーキ系統
と駐車ブレーキ系統とを備えた車輛用ブレーキシステム
に関し、さらに詳しくは、アンチスキッド制御弁と駆動
輪の駆動スリップを制御する圧力制御弁とを有する車輛
用ブレーキシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の車輛用ブレーキシステム
の配管系統図を示している。管路15を介してエアレザ
ーバ4に接続されるブレーキバルブ1の一方の出力部
は、高圧選択弁8の一方の入力部に接続され、ここから
アンチスキッド制御弁5および空圧−液圧変換装置(以
下、単にAOH:Air Over Hydraulic boosterと略称す
る。)18を介して駆動輪である後輪2a、2bのホイ
ールシリンダ12a、12bに連絡している。また、ブ
レーキバルブ1の他方の出力部は、アンチスキッド制御
弁6およびAOH19を介して従動輪である前輪3a、
3bのホイールシリンダ13a、13bに連絡してい
る。これにより、常用ブレーキ系統が構成される。
【0003】また、後輪2aおよび2bにはそれぞれ駐
車ブレーキ作動器11a、11bが設けられ、これら駐
車ブレーキ作動器11a、11bは管路15、17を介
してエアレザーバ4に連絡しており、その間に設けられ
た駐車ブレーキ切換装置10の運転手による切換操作に
より、エアレザーバ4との連通/遮断が切り換えられる
ようになっている。これにより、駐車ブレーキ系統が構
成される。
【0004】駐車ブレーキ作動器11a、11bは、駐
車ブレーキ切換装置10の駐車ブレーキ解除操作に応じ
て、エアレザーバ4からの空気圧が供給されることによ
り後輪2a、2bに対するブレーキ力を解除し、また、
駐車ブレーキ切換装置10による駐車ブレーキ作動操作
に応じて、駐車ブレーキ切換装置10の排出ポート10
aから空気圧が排出されることにより後輪2a、2bに
ブレーキ力を与えるタイプのスプリングブレーキチャン
バで構成される。なお、管路17が駐車ブレーキ作動器
11a、11b側へ分離される分岐部に設けられるクイ
ックリリースバルブ38は、駐車ブレーキの作動操作時
に、圧力管路17内の圧力低下に応じて上記分岐部から
駐車ブレーキ作動器11a、11b側に供給されていた
空気圧を大気へ開放するものである。
【0005】高圧選択弁8の他方の入力部は、後輪2
a、2bの駆動スリップ状態を検出する図示しないコン
トローラからの指令を受けて開閉する切換弁(ASRバ
ルブ)9および管路16を介してエアレザーバ4に連絡
している。これにより、駆動スリップ制御時は切換弁9
を開いてエアレザーバ4と後輪2a、2bのホイールシ
リンダ12a、12bとの間を連通させるとともに、ア
ンチスキッド制御弁5でもって適正なブレーキ圧力制御
を行うことにより公知の駆動スリップ制御を行うように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、駆動
スリップ制御用の配管系統を常用ブレーキ系統の配管中
に設けているため、高圧選択弁8、切換弁9および切換
弁9とエアレザーバ4とを接続するための管路16を設
けることが必須となっている。したがって、常用ブレー
キ系統の配管を形成する上で駆動スリップ制御用の配管
系統を考慮する必要があるので、配管構成が複雑化する
という問題がある。
【0007】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、駆動
スリップ制御機能を有するブレーキシステムの配管構成
を従来より簡略化することができる車輛用ブレーキシス
テムを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、常用ブレ
ーキ系統と駐車ブレーキ系統とを備えた車輛用ブレーキ
システムであって、前記常用ブレーキ系統は、運転手の
操作に応じてブレーキ圧力を吐出する主動器と、このブ
レーキ圧力が供給される従動器とを有し、前記駐車ブレ
ーキ系統は、車輪にブレーキを作用させる駐車ブレーキ
作動器と、この駐車ブレーキ作動器と圧力供給源との間
に設けられ運転手により操作される駐車ブレーキ切換装
置とを有し、前記駐車ブレーキ作動器は、前記駐車ブレ
ーキ切換装置による駐車ブレーキ解除操作に応じて、前
記圧力供給源からの圧力が供給されることにより、車輪
に対するブレーキ力を解除し、また前記駐車ブレーキ切
換装置による駐車ブレーキ作動操作に応じて、供給圧力
が排出されることにより、車輪にブレーキ力を与える車
輛用ブレーキシステムにおいて、前記駐車ブレーキ作動
器を、左右の駆動輪各々に対して設けるとともに、前記
駐車ブレーキ切換装置と前記駐車ブレーキ作動器との間
に、前記駆動輪の駆動スリップ状態を監視するコントロ
ーラからの指令に基づき、前記駐車ブレーキ作動器への
供給圧力を調整する圧力制御弁を設けたことを特徴とす
る車輛用ブレーキシステム、によって解決される。
【0009】本発明は、駐車ブレーキ系統に、駆動輪の
駆動スリップ状態を監視するコントローラからの指令に
基づいて駐車ブレーキ作動器への供給圧力を調整する圧
力制御弁を設けて、この圧力制御弁と駐車ブレーキ作動
器でもって駆動スリップ制御を行わせるようにしてい
る。これにより、常用ブレーキ系統の配管を複雑にする
ことなく駆動スリップ制御可能なブレーキシステムを構
築することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態による車輛用
ブレーキシステムの配管構成を示している。ブレーキペ
ダル20が連結されるブレーキペダル21の入力部は管
路35を介して圧力供給源であるエアレザーバ24に接
続され、ブレーキバルブ21の出力部は、アンチスキッ
ド制御弁25および26、AOH(空圧−液圧変換装
置)28および29を介して駆動輪である後輪22a、
22bのホイールシリンダ32a、32bおよび従動輪
である前輪23a、23bのホイールシリンダ33a、
33bにそれぞれ連絡している。これにより常用ブレー
キ系統が構成される。
【0012】各車輪22a、22b、23a、23bの
それぞれには、パルスロータ42a、42b、43a、
43bおよび車輪速センサ52a、52b、53a、5
3bが設けられ、その出力信号が各車輪のロック傾向を
監視するコントローラ50に供給される。コントローラ
50は、いずれかの車輪にロック傾向が検出されたと
き、対応するアンチスキッド制御弁25、26に所定の
制御指令を発信する。各アンチスキッド制御弁25、2
6は、入力側(ブレーキバルブ21側)と出力側(ホイ
ールシリンダ22a、22b、23a、23b側)とを
連通させる圧力供給モード、出力側を入力側から遮断す
る圧力保持モードおよび出力側を入力側から遮断して大
気に開放する圧力排出モードの3切換モードをもつ電磁
弁として構成され、車輪の回転状態に応じて発信される
コントローラ50からの制御指令に基づいて、いずれか
のモードに切り換えられるようになっている。
【0013】駆動輪である後輪22a、22bのそれぞ
れには、従動器としてのホイールシリンダ32a、32
bとは別に、駐車ブレーキ作動器31a、31bが設け
られている。これら駐車ブレーキ作動器31a、31b
は、管路35、37、および管路37aまたは37bを
介してエアレザーバ24に連絡しており、その間に設け
られる駐車ブレーキ切換装置30の運転手による切換操
作により、エアレザーバ24との連通/遮断が切り換え
られるようになっている。これにより、駐車ブレーキ系
統が構成される。
【0014】駐車ブレーキ作動器31a、31bは、駐
車ブレーキ切換装置30の駐車ブレーキ解除操作に応じ
て、エアレザーバ24からの空気圧が供給されることに
より後輪22a、22bに対するブレーキ力を解除し、
また、駐車ブレーキ切換装置30による駐車ブレーキ作
動操作に応じて、駐車ブレーキ切換装置30の排出ポー
ト30aから空気圧が排出されることにより後輪22
a、22bにブレーキ力を与えるタイプのスプリングブ
レーキチャンバで構成される。
【0015】この駐車ブレーキ切換装置30と駐車ブレ
ーキ作動器31a、31bとの間には、駆動輪である後
輪22a、22bの駆動スリップ状態を監視するコント
ローラ50からの指令に基づき、駐車ブレーキ作動器3
1a、31bへの供給圧力を調整する圧力制御弁39
a、39bが設けられている。これら圧力制御弁39
a、39bは、常用ブレーキ系統に設けられるアンチス
キッド制御弁25、26と同様に圧力供給モード、圧力
保持モードおよび圧力排出モードの3切換モードを有す
る電磁弁として構成されている。
【0016】駐車ブレーキ切換装置30を駐車ブレーキ
作動器31a、31bに連絡する圧力管路37は途中、
右側駆動輪22aに対する駐車ブレーキ作動器31a側
に連絡する管路37aと、左側駆動輪22bに対する駐
車ブレーキ作動器31b側に連絡する管路37bとに分
岐し、図示するように、圧力制御弁39a、39bは、
その分岐部よりも駐車ブレーキ作動器31a、31b側
に位置させて、各々の駐車ブレーキ作動器31a、31
bに対して設けられている。すなわち、駐車ブレーキ作
動器31a、31bをそれぞれ独立して圧力制御可能と
している。また、上記分岐部には、駐車ブレーキ切換装
置30から供給される圧力の低下に応じて、駐車ブレー
キ作動器31a、31b側に供給されていた空気圧を大
気に開放させるクイックリリースバルブ38が設けられ
ており、駐車ブレーキ切換装置30による駐車ブレーキ
作動時に駐車ブレーキ作動器31a、31b側の圧縮空
気を迅速に大気へ排出可能としている。
【0017】図2は、圧力制御弁39a、39bの作用
を説明するための模式図で、以下、これを参照して説明
するが、常用ブレーキ系統に設けられるアンチスキッド
制御弁25、26もまた図2と同様に表現される。
【0018】本体61には入力ポート62、出力ポート
63および排出ポート67が形成されており、入力ポー
ト62と出力ポート63とを連絡する通路を供給通路7
0、また出力ポート63と排出ポート67とを連絡する
通路を排出通路71としている。圧力供給モードでは、
保持側電磁弁64Aおよび排出側電磁弁65Aはともに
図示するように消磁状態で、供給通路70および排出通
路71にそれぞれ設けられたダイヤフラム式の保持弁6
4および排出弁65は、弁ばね68、69のばね力によ
り閉弁状態をとっている。入力ポート62に導入される
圧縮空気は供給通路70を通って保持弁64を開弁して
出力ポート63に至り、ここから駐車ブレーキ作動器3
1a、31bへ供給される。このとき排出弁65はその
背圧室65Bにパイロット圧(入力ポート62からの圧
縮空気)が導入されているので開弁されることはない。
【0019】この圧力制御弁39a、39bによるブレ
ーキ圧力制御は、コントローラ50からの指令に応じて
保持側電磁弁64A、排出側電磁弁65Aを駆動し、保
持弁64および排出弁65のそれぞれの背圧室64Bお
よび65Bへパイロット圧を給排することにより行われ
る。圧力保持モードでは、保持側電磁弁64Aが励磁さ
れることにより背圧室64Bにパイロット圧を導入し、
保持弁64の開弁を阻止して入力ポート62と出力ポー
ト63との間の連通を遮断する。また、圧力排出モード
では、保持側電磁弁64Aおよび排出側電磁弁65Aが
共に励磁されることにより、背圧室65Bに導入された
圧縮空気を開放弁66を開いて排出ポート67から大気
へ排出するとともに、出力ポート63側の圧縮空気を排
出弁65を介して排出ポート67へ導く。
【0020】本実施の形態による車輛用ブレーキシステ
ムは以上のように構成される。次にこの作用について説
明する。
【0021】車輛が走行状態にあるとき(勿論、駐車ブ
レーキ切換装置30は駐車ブレーキ解除位置にあるもの
とする)、運転手がブレーキ操作を行うべくブレーキペ
ダル20を踏み込むと、エアレザーバ24内の空気圧に
基づいて調圧された空気圧がブレーキバルブ21から吐
出される。ブレーキバルブ21の吐出空気圧はAOH2
8、29においてブレーキ液圧に変換され、各車輪22
a、22b、23a、23bのホイールシリンダ32
a、32b、33a、33bに供給されることにより、
公知のブレーキ作用が行われる。ブレーキペダル20へ
の踏力除去によりブレーキ操作が解除されると、ブレー
キバルブ21とAOH28、29との間における管路内
の圧縮空気は、ブレーキバルブ21の排出ポート21a
から大気へ排出される。
【0022】ブレーキ制御中、いずれかの車輪にロック
傾向が生じると、このことをコントローラ50が判定
し、対応するアンチスキッド制御弁25、26にアンチ
スキッド制御指令信号を供給する。これを受けてアンチ
スキッド制御弁25、26はブレーキ圧力排出モード、
ブレーキ圧力保持モードおよびブレーキ圧力供給モード
のうち最適な切換モードに順次切り換えられることによ
り、公知のアンチスキッド制御が行われる。なお、本実
施の形態では、いわゆる4センサ2チャンネルシステム
を採っているので、後輪22a、22b側、前輪23
a、23b側のブレーキ圧力制御はともに共通に行われ
ることになる。
【0023】車輛が停止した後、駐車ブレーキを作動さ
せるべく運転手により駐車ブレーキ切換装置30の駐車
ブレーキ作動操作が行われると、駐車ブレーキ切換装置
30とクイックリリースバルブ38との間における圧力
配管37内部の圧縮空気が駐車ブレーキ切換装置30の
排出ポート30aから大気へ排出されると共に、圧力管
路37内の空気圧の低下に応じて管路37aおよび37
b内の圧縮空気がクイックリリースバルブ38から大気
に排出される。これにより、後輪22a、22bに対す
る公知の駐車ブレーキ作用が迅速に行われる。また、駐
車ブレーキを解除するときは、駐車ブレーキ切換装置3
0の駐車ブレーキ解除操作によりエアレザーバ24内の
圧縮空気を管路35、圧力管路37、および管路37a
または37bを介して駐車ブレーキ作動器31a、31
bに供給し、もって後輪22a、22bに対する駐車ブ
レーキを解除する。
【0024】次に、駆動スリップ制御について説明する
と、次のようになる。なお、このとき、駐車ブレーキは
解除されているものとする。
【0025】車輛の急発進等により、駆動輪である後輪
22a、22bが駆動スリップ状態であるとコントロー
ラ50が判断すると、このコントローラ50から圧力制
御弁39a、39bに対して圧力排出指令が発せられ
る。圧力制御弁39a、39bは圧力供給モードから圧
力排出モードに切り換わり、駐車ブレーキ作動器31
a、31bに供給されていた圧力(圧縮空気)は圧力制
御弁39a、39bの排出ポート67、67(図2参
照)から大気へ排出される。これにより、駐車ブレーキ
作動器31a、31bによって後輪22a、22bに対
してブレーキ力が作用する。また、コントローラ50に
よりブレーキ力を保持すべきであると判定されると、圧
力制御弁39a、39bは圧力保持モードに切り換えら
れて駐車ブレーキ作動器31a、31b内の供給圧力を
一定に保持し、後輪22a、22bに対するブレーキ力
を保持する。さらに、ブレーキ力を弛めるべきであると
判定されると、圧力制御弁39a、39bは圧力供給モ
ードに切り換えられることにより、圧力管路37内の圧
縮空気が駐車ブレーキ作動器31a、31bへ供給さ
れ、駐車ブレーキ作動器31a、31bによる後輪22
a、22bに対するブレーキ力が弛められる。以上のよ
うな操作が繰り返されることにより、公知の駆動スリッ
プ制御が行われる。
【0026】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、駐車ブレーキ切換装置30と、各駆動輪22a、2
2bに対して設けた駐車ブレーキ作動器31a、31b
との間に、コントローラ50からの指令に基づいて駐車
ブレーキ作動器31a、31bへの供給圧力を調整する
圧力制御弁39a、39bを設け、駐車ブレーキ系統を
駆動スリップ制御用の圧力供給系として利用し、これら
圧力制御弁39a、39bと駐車ブレーキ作動器31
a、31bとにより駆動輪22a、22bの駆動スリッ
プ制御を行うようにしているので、常用ブレーキ系統の
配管を複雑にすることなく駆動スリップ制御可能なシス
テムを構築することができる。
【0027】また、本実施の形態によれば、各々の駐車
ブレーキ作動器31a、31bに対して圧力制御弁39
a、39bを設けているので、各駆動輪22a、22b
に対して独立に駆動スリップ制御を行うことができる。
【0028】また、常用ブレーキ系統にアンチスキッド
制御弁25、26を設けたが、これによって常用ブレー
キ系統のシステム構成が複雑になることはない。さら
に、アンチスキッド制御弁25、26と圧力制御弁39
a、39bとを共に、圧力供給モード、圧力保持モード
および圧力排出モードの3切換モードをもつ弁として構
成したので、アンチスキッド制御および駆動スリップ制
御の両機能をシステムに付加した場合でも、構成部品の
共通化により、システムを簡便に構成することができ
る。
【0029】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0030】例えば以上の実施の形態では、ブレーキシ
ステムを空圧−液圧変換型の配管構成としたが、これに
代えて、フルエアブレーキの配管構成としてもよい。
【0031】また、以上の実施の形態では、駐車ブレー
キ作動時に、駐車ブレーキ作動器31a、31b側のブ
レーキ圧力(圧縮空気)をクイックリリースバルブ38
から排出させるようにしたが、このクイックリリースバ
ルブ38を省略し、圧力制御弁39a、39bを圧力排
出モードに切り換えて上記ブレーキ圧力を排出させるよ
うにしてもよい。
【0032】さらに、以上の実施の形態では4センサ2
チャンネル(バルブ)で構成した例を説明したが、前輪
23a、23bを共通制御するようにした4センサ3チ
ャンネル、または全車輪を独立制御するようにした4セ
ンサ4チャンネルで構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車輛用ブレ
ーキシステムによれば、駐車ブレーキ系統に駆動輪の駆
動スリップ状態を監視するコントローラからの指令に基
づいて駐車ブレーキ作動器への供給圧力を調整する圧力
制御弁を設けて、この圧力制御弁と駐車ブレーキ作動器
でもって駆動スリップ制御を行わせるようにしたので、
常用ブレーキ系統の配管を複雑にすることなく駆動スリ
ップ制御可能なブレーキシステムを構築することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による車輛用ブレーキシス
テムを示す配管図および配線図である。
【図2】本発明に係る圧力制御弁の作用を説明するため
の模式図である。
【図3】従来のブレーキシステムを示す配管図である。
【符号の説明】
21 ブレーキバルブ 22a 後輪(駆動輪) 22b 後輪(駆動輪) 23a 前輪(従動輪) 23b 前輪(従動輪) 24 エアレザーバ 25 アンチスキッド制御弁 26 アンチスキッド制御弁 30 駐車ブレーキ切換装置 31a 駐車ブレーキ作動器 31b 駐車ブレーキ作動器 32a ホイールシリンダ 32b ホイールシリンダ 33a ホイールシリンダ 33b ホイールシリンダ 37 圧力管路 39a 圧力制御弁 39b 圧力制御弁 50 コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常用ブレーキ系統と駐車ブレーキ系統と
    を備えた車輛用ブレーキシステムであって、前記常用ブ
    レーキ系統は、運転手の操作に応じてブレーキ圧力を吐
    出する主動器と、このブレーキ圧力が供給される従動器
    とを有し、前記駐車ブレーキ系統は、車輪にブレーキを
    作用させる駐車ブレーキ作動器と、この駐車ブレーキ作
    動器と圧力供給源との間に設けられ運転手により操作さ
    れる駐車ブレーキ切換装置とを有し、前記駐車ブレーキ
    作動器は、前記駐車ブレーキ切換装置による駐車ブレー
    キ解除操作に応じて、前記圧力供給源からの圧力が供給
    されることにより、車輪に対するブレーキ力を解除し、
    また前記駐車ブレーキ切換装置による駐車ブレーキ作動
    操作に応じて、供給圧力が排出されることにより、車輪
    にブレーキ力を与える車輛用ブレーキシステムにおい
    て、 前記駐車ブレーキ作動器を、左右の駆動輪各々に対して
    設けるとともに、前記駐車ブレーキ切換装置と前記駐車
    ブレーキ作動器との間に、前記駆動輪の駆動スリップ状
    態を監視するコントローラからの指令に基づき、前記駐
    車ブレーキ作動器への供給圧力を調整する圧力制御弁を
    設けたことを特徴とする車輛用ブレーキシステム。
  2. 【請求項2】 前記駐車ブレーキ切換装置を前記駐車ブ
    レーキ作動器に連絡する圧力管路には、左駆動輪に対す
    る駐車ブレーキ作動器側と右駆動輪に対する駐車ブレー
    キ作動器側とを分離する分岐部があり、前記圧力制御弁
    は、その分岐部よりも前記駐車ブレーキ作動器側に位置
    させて、各々の駐車ブレーキ作動器に対して設けられる
    請求項1に記載の車輛用ブレーキシステム。
  3. 【請求項3】 前記常用ブレーキ系統には、車輪のロッ
    ク傾向を監視するコントローラからの指令に基づき、前
    記従動器に供給されるブレーキ圧力を調整するアンチス
    キッド制御弁が設けられている請求項1または請求項2
    に記載の車輛用ブレーキシステム。
  4. 【請求項4】 前記圧力制御弁および前記アンチスキッ
    ド制御弁を、共に、入力側と出力側とを連通させる圧力
    供給モード、出力側を入力側から遮断する圧力保持モー
    ド、及び出力側を入力側から遮断して大気に開放する圧
    力排出モードの、3切換モードをもつ弁とした請求項3
    に記載の車輛用ブレーキシステム。
JP34223697A 1997-11-27 1997-11-27 車輛用ブレーキシステム Pending JPH11157432A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015054547A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 日野自動車株式会社 自動停車装置
US11485333B2 (en) * 2017-03-27 2022-11-01 Knorr-Bremse Systeme Fuer Nutzfahrzeuge Gmbh Diaphragm valve without a supporting ring and without a supporting plate

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