JPH11157414A - エアバッグ制御装置 - Google Patents

エアバッグ制御装置

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JPH11157414A
JPH11157414A JP9324563A JP32456397A JPH11157414A JP H11157414 A JPH11157414 A JP H11157414A JP 9324563 A JP9324563 A JP 9324563A JP 32456397 A JP32456397 A JP 32456397A JP H11157414 A JPH11157414 A JP H11157414A
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JP
Japan
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airbag
load
seat
vehicle
occupant
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JP9324563A
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English (en)
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Takuji Niisato
卓司 新里
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Shuichi Takeuchi
修一 竹内
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグの不要な作動を防止することがで
きると共に、乗員の体格や着座位置等による個人差を解
消する。 【解決手段】 車両10の助手席12の着座部12Aに
三軸触覚センサ38を配設する。三軸触覚センサ38
は、着座部12Aに荷重が加わることによって作用する
荷重Gの荷重ベクトルFを三軸に分割して検出すると共
に、温冷覚を検出する。これにより、着座部12Aに加
わる荷重Gの大きさ及び重心方向を検出することができ
る。従って、エアバッグ18の作動時におけるエアバッ
グ袋体24の膨張率は、乗員36の体格及び着座位置を
含む助手席12の着座部12Aの荷重状態に基づいて設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ制御装
置に係り、特に助手席側に備えられたエアバッグの作動
を制御するエアバッグ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗用車等の車両の運転席側及
び助手席側等には着座している乗員の車両急減速状態時
における保護を補助するためのエアバッグ等の乗員保護
装置が搭載されている。この乗員保護装置には機械着火
式のもの、電気着火式のもの等が存在しているが、いず
れの乗員保護装置においても万一の車両急減速状態時に
は確実に作動し、乗員の保護を補助しなければならな
い。以下、電気着火式の乗員保護装置であるエアバッグ
を対象にして説明する。
【0003】電気着火式のエアバッグは、車両に取り付
けられた加速度センサによって所定値を超える加速度が
検出された場合に車両が急減速状態であると判断し、イ
ンフレータを作動させ、このインフレータから噴出され
るガスによって袋体を乗員側に膨張させる。これによっ
て、車両急減速状態時における乗員の安全性の向上を図
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、助手席
側に備えられたエアバッグは、車両の急減速状態を検出
した場合に運転席側に備えられたエアバッグと同時に作
動する。このため、助手席に乗員が不在の場合等のエア
バッグが作動する必要のない場合にでもエアバッグが作
動する、という問題がある。
【0005】また、車両の急減速状態を検出した場合に
エアバッグが作動されるときの条件(袋体の膨張率や作
動タイミング等)は常に一定である。このため、乗員の
体格や着座位置等によってエアバッグと乗員との間の距
離や空間に個人差が生じていた。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、エアバッグの不要な作動を防止することが
できると共に、乗員の体格や着座位置等による個人差を
解消することができるエアバッグ制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、車両の急減速状態を検出す
る急減速状態検出手段と、前記急減速状態検出手段で前
記車両の急減速状態を検出した場合に作動するエアバッ
グと、前記車両に備えられたシートに作用する力のベク
トルを複数軸方向の成分に分割して検出する触覚センサ
と、前記触覚センサによって検出された力のベクトルに
基づいて前記エアバッグの作動条件を設定する作動条件
設定手段と、前記エアバッグの作動時に前記作動条件設
定手段で設定された作動条件に基づいて該エアバッグの
作動を制御する作動制御手段と、を有している。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、エアバッ
グ制御装置には、車両の急減速状態を検出する急減速状
態検出手段が設けられている。急減速状態検出手段とし
ては、加速度センサ等が用いられ、この加速度センサに
よって所定値を超える加速度が検出された場合に車両が
急減速状態であることを検出する。また、エアバッグ制
御装置には、所定の作動条件に基づいて作動するエアバ
ッグが設けられている。
【0009】さらに、エアバッグ制御装置には、車両に
備えられたシートに作用する力のベクトル、すなわち力
の大きさと向きを検出する触覚センサが設けられてい
る。触覚センサとは、対象物と接触することによって情
報を取得することができるセンサであり、本発明に係る
触覚センサではシートに作用する力のベクトルを複数軸
方向の成分に分割して検出する。例えば、力のベクトル
を3軸方向の成分に分割して検出した場合、Z軸方向の
成分が検出されなければシートの着座面に対象物(乗員
や荷物等)が接触していないと判断できる。こうして触
覚センサによってシートに作用する力のベクトルを検出
することにより、シートに荷重が加わっているかを判断
できると共に、荷重の大きさと重心方向、すなわち乗員
の体格や着座位置を含むシートの荷重状態を求めること
ができる。
【0010】エアバッグ制御装置には、エアバッグの作
動条件を設定する作動条件設定手段が設けられている。
作動条件設定手段は、前述した触覚センサによって検出
された力のベクトル、すなわち乗員の体格や着座位置を
含むシートの荷重状態に基づいて作動条件を設定する。
作動条件としては、例えばエアバッグに作動時の膨張率
が変更可能な袋体が備えられている場合には、袋体の膨
張率を設定する。この場合、例えば触覚センサによって
シートに荷重が加わっていないと判断された場合には、
シートに乗員が着座していないと判断して袋体の膨張率
を0%に設定する。また、例えばエアバッグの袋体を膨
張させるガスを噴出するインフレータがツインスクイブ
インフレータである場合には2つのインフレータの着火
タイミングを設定する。作動制御手段は、エアバッグの
作動時に予め設定された作動条件に基づいてエアバッグ
の作動を制御する。
【0011】このように、乗員の体格や着座位置を含む
シートの荷重状態に応じた作動条件でエアバッグが作動
するので、エアバッグの不要な作動を防止できると共に
乗員の体格や着座位置等による個人差を解消することが
できる。また、シートに作用する力のベクトルを複数軸
方向の成分に分割して検出する触覚センサを設けるの
で、シートに作用する力のベクトルを精度良く検出でき
かつエアバッグの作動を精度良く行うことができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記触覚センサ
は前記シートに複数設けられ、前記シートに作用する力
のベクトルの分布を検出することを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、エアバッ
グ制御装置の触覚センサは、車両に備えられたシートに
複数設けられている。これにより、シートの荷重状態と
して荷重の大きさや重心方向と共に荷重の分布情報を得
ることができる。すなわち、荷重の分布情報を得たとき
に荷重の重心方向が分散している場合には、シートの着
座面上に乗員(子供)が立っていると判断することがで
きる。
【0014】請求項3に記載の発明は、車両の急減速状
態を検出する急減速状態検出手段と、前記急減速状態検
出手段で前記車両の急減速状態を検出した場合に作動す
るエアバッグと、前記車両のシートを該車両の進行方向
に沿って移動可能に配設する1対のシートレールの両端
部に設けられ、該両端部を支持すると共に該シートレー
ルの端部に加わる荷重を検出する複数の荷重検出手段
と、前記荷重検出手段によって検出された荷重に基づい
て前記エアバッグの作動条件を設定する作動条件設定手
段と、前記エアバッグの作動時に前記作動条件設定手段
で設定された作動条件に基づいて該エアバッグの作動を
制御する作動制御手段と、を有している。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、エアバッ
グ制御装置には、前述したように急減速状態検出手段及
びエアバッグが設けられている。
【0016】車両のシートは、車両の幅方向に沿って所
定間隔を隔てて配設された1対のシートレールにより車
両進行方向に沿って移動可能に配設されている。このシ
ートレールの両端部には、この両端部を支持すると共に
シートレールの端部に加わる荷重を検出する荷重検出手
段が設けられている。荷重検出手段としては、例えば歪
みゲージ等が用いられる。荷重検出手段によって検出さ
れたシートレールの端部に加わる荷重の大きさは、シー
ト全体に加わる荷重の大きさに比例する。また、シート
レールの端部のそれぞれにどの程度の荷重が加わってい
るかによって荷重の重心位置を判断できる。従って、シ
ートに着座した乗員の体格や着座位置を含むシートの荷
重状態を求めることができる。
【0017】さらに、エアバッグ制御装置には、エアバ
ッグ作動時の作動条件を設定する作動条件設定手段、及
び設定された作動条件に基づいてエアバッグの作動を制
御する作動制御手段が設けられている。作動条件設定手
段は、荷重検出手段で検出された荷重、すなわち乗員の
体格や着座位置を含むシートの荷重状態に基づいて作動
条件を設定する。
【0018】従って、エアバッグの作動時には、乗員の
体格や着座位置を含むシートの荷重状態に応じた作動条
件でエアバッグが作動するので、エアバッグ装置の不要
な作動を防止できると共に乗員の体格や着座位置等によ
る個人差を解消することができる。また、シートに加わ
る荷重を検出するための荷重検出手段をシート外部に設
けるため、シートの交換が容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1に示さ
れるように、本第1の実施の形態に係るエアバッグ制御
装置が搭載された車両10には、助手席12の車両前方
のインストルメントパネル14に形成されたエアバッグ
ドア16内にエアバッグ18が収容されている。エアバ
ッグドア16は、車幅方向に対して長手状の矩形形状と
されている。また、車両10の運転席20にはステアリ
ングホイール22の内部に図示しないエアバッグが収容
されていると共に、後部座席及び各座席の側方等にも車
両10が急減速状態になったときに乗員の安全性を向上
させる目的でエアバッグが搭載されている(図示省
略)。なお、図中の矢印FRは車両前方方向を、矢印U
Pは車両上方方向を示している。
【0020】以下、助手席12の車両前方に搭載された
エアバッグ18について説明する。エアバッグ18は、
車両10が急減速状態になった場合、例えば車両10に
取り付けられた加速度センサ34(後述)によって検出
された加速度が予め定められた所定値以上であると判断
された場合にインフレータ30(後述)が作動して噴出
されるガスによりエアバッグ袋体24が膨張する。これ
により、エアバッグ袋体24はエアバッグドア16を破
り車室内に展開する(図2参照)。なお、インフレータ
30の詳細については後述する。
【0021】図3に示されるように、車両10に備えら
れたエアバッグ18のケース26は、車幅方向から見た
断面形状が略U字形状とされている。また、ケース26
には車両後方斜め上方に向けて開口部28が形成されて
いる。この開口部28の内周部には、エアバッグ袋体2
4の開口縁部が固定されている。ケース26内の底部2
6Aの近傍には、ガス発生物質が充填された円筒状のイ
ンフレータ30が車幅方向に沿って配設されている。
【0022】インフレータ30は、インストルメントパ
ネル14の裏側下部に配設されたエアバッグECU32
に接続されている。エアバッグECU32には、車両1
0の加速度を検出する加速度センサ34及びエアバッグ
18の作動条件としてエアバッグ袋体24の膨張率を設
定する設定回路40が接続されている。エアバッグEC
U32及び設定回路40は、CPU、ROM、RAM及
び入出力ポートによって構成される図示しないマイクロ
コンピュータを含んで構成されている。エアバッグEC
U32には図7に示される作動制御ルーチンが予め記憶
されており、設定回路40には図5に示される設定制御
ルーチン及び図6に示される膨張率設定ルーチンが予め
記憶されている。なお、図5に示される設定制御ルーチ
ン、図6に示される膨張率設定ルーチン、及び図7に示
される作動制御ルーチンの詳細については後述する。ま
た、設定回路40には助手席12の着座部12Aに設け
られた三軸触覚センサ38が接続されている。従って、
設定回路40ではシート12の着座部12Aにおける荷
重状態に基づいてエアバッグ18の作動時におけるエア
バッグ袋体24の膨張率を設定する。
【0023】図4に示されるように、三軸触覚センサ3
8は助手席12の着座部12Aの内部略中央であって乗
員36が着座する着座面に近接する位置に設けられてい
る。三軸触覚センサ38とは、対象物(乗員36や図示
しない荷物等)と接触することによって作用する力のベ
クトル(本第1の実施の形態では荷重ベクトルと称す
る)Fを三軸(x軸、y軸、z軸)の成分に分割して検
出するセンサである。なお、検出される荷重ベクトルF
は、F=(Fx ,Fy ,Fz )で表される。さらに、本
第1の実施の形態に係る三軸触覚センサ38は、助手席
12の着座部12Aの着座面に接触した対象物の温冷覚
(温度)も検出する。
【0024】次に、本発明の第1の実施の形態の作用を
図5に示される設定制御ルーチン、図6に示される膨張
率設定ルーチン、及び図7に示される作動制御ルーチン
を参照して説明する。作動制御ルーチンはエアバッグE
CU32に予め記憶されており、設定制御ルーチン及び
膨張率設定ルーチンは設定回路40に予め記憶されてい
る。作動制御ルーチン及び設定制御ルーチンは、乗員が
エンジンを始動させると同時に実行され、エンジンを停
止させるまで所定時間毎に繰り返し実行される。
【0025】まず、図5に示される設定制御ルーチンを
説明する。ステップ100では、車両10の助手席12
の着座部12Aに設けられた三軸触覚センサ38によ
り、対象物が接触することによって助手席12の着座部
12Aに作用する荷重Gの荷重ベクトルFを検出する。
次のステップ102では、三軸触覚センサ38によって
荷重ベクトルFが検出されたか否か、すなわち助手席1
2の着座部12Aに対象物が存在するか否かを判定す
る。このステップ202において荷重ベクトルFが検出
されたなかったと判定された場合には、助手席12の着
座部12Aに乗員36が着座しておらずかつ荷物が載置
されていないと判断できるので、ステップ108に移行
してエアバッグ袋体24の膨張率を0%に設定する。
【0026】一方、ステップ102において荷重ベクト
ルFが検出されたと判定された場合には、助手席12の
着座部12Aに乗員36が着座しているか、荷物が載置
されているか、をステップ104において特定する。ス
テップ104では、温冷覚によって対象物の温度が所定
温度以上であるか否かを判定する。所定温度とは、乗員
36の体温を検出することができる温度として予め定め
られている。このステップ104において対象物が所定
温度以上であると判定された場合には、助手席12の着
座部12Aに乗員36が着座していると判断できるの
で、ステップ106に移行して膨張率設定ルーチンを実
行する。
【0027】これに対して、ステップ104において対
象物が所定温度未満であると判定された場合には、助手
席12の着座部12Aに荷物が載置されていると判断で
きるので、ステップ108に移行してエアバッグ袋体2
4の膨張率を0%に設定する。
【0028】続いて、ステップ106の膨張率設定ルー
チンについて図6を参照して説明する。
【0029】まず、ステップ200では、助手席12の
着座部12Aに加わる荷重Gの重心方向がL1領域(図
4参照)に対応しているか否かを判定する。すなわち、
前述した図5の設定制御ルーチンのステップ100によ
って検出された荷重ベクトルFの方向が助手席12の着
座部12Aに加わる荷重Gの重心方向になる。このステ
ップ200において荷重Gの重心方向がL1領域に対応
していると判定された場合には、乗員36が助手席12
の着座部12Aにおける車両10の進行方向前方に着座
していると判断できるので、ステップ202でエアバッ
グ袋体24の膨張率を30%に設定する。
【0030】一方、ステップ200において荷重Gの重
心方向がL1領域に対応していないと判定された場合に
は、ステップ204に移行する。ステップ204では、
荷重Gの重心方向がL2領域(図4参照)に対応してい
るか否かを判定する。このステップ204において荷重
Gの重心方向がL2領域に対応していると判定された場
合には、ステップ206でエアバッグ袋体24の膨張率
を50%に設定する。
【0031】さらに、ステップ204において荷重Gの
重心方向がL2領域に対応していないと判定された場合
には、ステップ208に移行して荷重Gの重心方向がL
3領域(図4参照)に対応しているか否かを判定する。
このステップ208において荷重Gの重心方向がL3領
域に対応していると判定された場合には、乗員36が助
手席12の着座部12Aにおける車両10の進行方向後
方に着座していると判断できるので、ステップ210で
エアバッグ袋体24の膨張率を80%に設定する。
【0032】こうして助手席12の着座部12Aに加わ
る荷重Gの重心方向、すなわち乗員36の着座位置に応
じてエアバッグ袋体24の膨張率を設定した後、ステッ
プ212に移行する。ステップ212では、三軸触覚セ
ンサ38で検出された荷重Gの大きさを予め定められた
しきい値TH1、TH2と比較する。しきい値TH1、
TH2は、助手席12の着座部12Aに所謂標準体型の
乗員36が着座していることを判断できる値として予め
定められている。すなわち、検出された荷重Gがしきい
値TH1、TH2の範囲内である場合には、助手席12
に標準体型の乗員36が着座していると判断することが
できる。
【0033】ステップ212において、助手席12の着
座部12Aに加わる荷重Gがしきい値TH1以下(G≦
TH1)であると判定された場合には、着座している乗
員36の体格が小柄であると判断できる。この場合に
は、ステップ214に移行して前述したステップ20
2、206、210のいずれかで設定されたエアバッグ
袋体24の膨張率を10%低減する。例えば、エアバッ
グ袋体24の膨張率が50%に設定されている場合に
は、40%に変更する。
【0034】また、ステップ212において荷重Gがし
きい値TH1、TH2の範囲内(TH1<G<TH2)
であると判定された場合には、着座している乗員36の
体格が標準体型であると判断できるので、設定されたエ
アバッグ袋体24の膨張率を変更せずに本膨張率設定ル
ーチンを終了する。
【0035】さらに、ステップ212において荷重Gが
しきい値TH2以上(G≧TH2)であると判定された
場合には、着座している乗員36の体格が大柄であると
判断できる。この場合には、ステップ218に移行して
エアバッグ袋体24の膨張率を10%増加する。
【0036】このようにして、図5に示される設定制御
ルーチン及び図6に示される膨張率設定ルーチンを実行
することにより、助手席12の着座部12Aにおける乗
員36の体格や着座位置を含む荷重状態を応じてエアバ
ッグ袋体24の膨張率を設定することができる。
【0037】次に、図7に示される作動制御ルーチンを
説明する。ステップ300では、車両10の急減速状態
を検出したか否かを判定する。これは、加速度センサ3
4によって所定値以上の加速度が検出された場合に車両
10が急減速状態であると判定する。このステップ30
0において車両10の急減速状態を検出した場合には、
ステップ302に移行する。ステップ302では、助手
席12の着座部12Aにおける荷重状態に応じて設定さ
れたエアバッグ袋体24の膨張率を読み込む。次のステ
ップ304では、読み込まれた膨張率でエアバッグ18
の作動を制御する。
【0038】以上のように、エアバッグ18の作動時に
は、乗員36の体格や着座位置を含む助手席12の着座
部12Aの荷重状態に応じて設定された膨張率でエアバ
ッグ袋体24が膨張するので、エアバッグ18の不要な
作動を防止できると共に乗員36の体格や着座位置等に
よる個人差を解消することができる。また、三軸触覚セ
ンサ38を用いて助手席12の着座部12Aに作用する
荷重Gの荷重ベクトルFを三軸方向の成分に分割して検
出するので、荷重ベクトルFを精度良く検出することが
できる。これにより、助手席12の着座部12Aの荷重
状態を精度良く検出でき、かつエアバッグ18の作動を
精度良く行うことができる。
【0039】なお、本第1の実施の形態では、1つの三
軸触覚センサ38を助手席12の着座部12A内に設け
た場合を例として説明したが、これに限定されるもので
はない。例えば、図8に示されるように複数の三軸触覚
センサ39A〜39Iから構成される三軸触覚センサ群
39を助手席12の着座部12A内に設けるようにして
もよい。これにより、助手席12の着座部12Aに加わ
る荷重Gの分布情報を検出でき、乗員(子供)が着座部
12Aに立っている状態等を検出できる。
【0040】また、本第1の実施の形態においては、三
軸接触センサ38を助手席12の着座部12Aにおける
着座面近傍に設けた場合を例として説明したが、これに
限るものではない。例えば、図9に示されるように、助
手席12の着座部12Aにおける着座面と対向する面、
すなわち着座部12の下方に設けるようにしてもよい。
これにより、乗員36が助手席12に着座したときの座
り心地を向上させることができる。
【0041】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。本第2の実施の形態
は、第1の実施の形態と略同様の構成があるため、同一
構成部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0042】図10に示されるように、助手席12のシ
ートは車両10の幅方向に沿って所定間隔を隔てて配設
された1対のシートレール50(一方のみ図示)によ
り、車両10の進行方向に沿って移動可能に設けられて
いる。シートレール50は、助手席12の着座部12A
をアンカーボルト52(図11参照)で固定する移動部
50Aと、この移動部50Aが摺動可能に支持される固
定部50Bによって構成されている。シートレール50
の固定部50Bには、移動部50Aが嵌合する溝54が
形成されている。すなわち、移動部50Aは溝54を介
して摺動可能に嵌合されている。なお、シートレール5
0は助手席12が固定された状態で取り外すことができ
るようになっている。
【0043】また、シートレール50の固定部50Bの
両端部とシャシ56との間には、シートレール50の固
定部50Bを支持するようにして歪みゲージ58が設け
られている。歪みゲージ58は1対のシートレール50
の両端部に設けられているため、1つのシートに対して
4つ配設されている。歪みゲージ58としては、例えば
圧電素子が用いられる。すなわち、歪みゲージ58は助
手席12の着座部12Aに荷重Jが加わることによって
荷重Jに応じて変化する電圧値からシートレール50の
端部に加わる荷重jの大きさを求めることができる。な
お、歪みゲージ58によって検出されるシートレール5
0の端部における荷重を荷重jと示し、助手席12の着
座部12Aの全体に加わる荷重を荷重Jと示す。
【0044】これらの歪みゲージ58は設定回路60に
接続されており、設定回路60はエアバッグECU32
に接続されている。設定回路60は、CPU、ROM、
RAM及び入出力ポートによって構成される図示しない
マイクロコンピュータを含んで構成されており、後述す
る図12に示される設定制御ルーチン及び図13に示さ
れる膨張率設定ルーチンが予め記憶されている。従っ
て、設定回路60では検出されたシートレール50の端
部における荷重jから助手席12の着座部12Aに加わ
る荷重Jの大きさ及び重心位置を算出し、エアバッグ1
8の作動時におけるエアバッグ袋体24の膨張率を設定
する。すなわち、助手席12の着座部12Aに着座した
乗員36の体格及び着座位置を含む荷重状態に基づいて
エアバッグ袋体24の膨張率を設定する。
【0045】次に、本第2の実施の形態の作用を図12
に示される設定制御ルーチン及び図13に示される膨張
率設定ルーチンを参照して説明する。
【0046】まず、ステップ400では、車両10のエ
ンジンが始動されているか否かを判定する。ステップ4
00においてエンジンが始動されていると判定された場
合には、ステップ402でサンプリング間隔T1を設定
する。このサンプリング間隔T1は予め定められてお
り、後述するステップ412のサンプリング間隔T2よ
りも短く設定される。
【0047】次のステップ404では、シートレール5
0とシャシ56の間に配設された4つの歪みゲージ58
によって、各歪みゲージ58の配設位置(シートレール
50の端部)に加わる荷重jを検出する。ステップ40
6では、4つの歪みゲージ58によって検出された荷重
jを合計し、助手席12の着座部12Aの全体に加わる
荷重Jを算出する。こうして助手席12の着座部12A
に加わる荷重Jを算出することにより、助手席12Aに
着座している乗員36の体格を判断することができる。
【0048】続いて、ステップ408では、前述したス
テップ404で検出された4つの歪みゲージ58の配設
位置における荷重jに基づいて助手席12の着座部12
Aに加わる荷重Jの重心位置を算出する。重心位置を算
出することにより、助手席12の着座部12Aに着座し
ている乗員36の着座位置を判断することができる。
【0049】次のステップ410では、ステップ406
及びステップ408による算出結果、すなわち助手席1
2の着座部12Aの荷重状態に基づいてエアバッグ18
の作動時におけるエアバッグ袋体24の膨張率を設定す
るため、膨張率設定ルーチンを実行する(詳細後述)。
【0050】一方、ステップ400においてエンジンが
始動されていないと判定された場合には、ステップ41
2に移行してサンプリング間隔T2を設定する。このサ
ンプリング間隔T2は、前述したようにサンプリング間
隔T1よりも長く設定される。次のステップ414で
は、前述したステップ404と同様に、シートレール5
0とシャシ56の間に配設された4つの歪みゲージ58
の配設位置に加わる荷重jを検出する。さらに、ステッ
プ416では、前述したステップ406と同様にして、
歪みゲージ58によって検出された荷重jを合計し、助
手席12の着座部12Aの全体に加わる荷重Jを算出し
た後、ステップ400に移行する。
【0051】このようにエンジンが始動されていないと
きに助手席12の着座部12Aに加わる荷重Jを検出す
るのは、車両10のシートを交換したときにシート自体
の重さが変化し、エアバッグ袋体24の膨張率設定に影
響を及ぼすことがあることを考慮している。従って、シ
ート自体の重さが変化した場合には、前述したステップ
404において検出される歪みゲージ58の配設位置に
おける荷重jから所定量を減算(あるいは加算)して補
正する。例えば、交換後のシートが交換前のシートの重
量よりも重くなった場合には荷重jから所定量を減算
し、交換後のシートが交換前のシートの重量よりも軽く
なった場合には荷重jに所定量を加算して補正する。
【0052】続いて、ステップ410の膨張率設定ルー
チンについて図13を参照して説明する。
【0053】まず、ステップ500では、前述した設定
制御ルーチンのステップ406で算出された荷重Jが0
であるか否かを判定する。このステップ500において
荷重Jが0であると判定された場合には、助手席12の
着座部12Aに乗員36が着座していないと判断できる
ので、ステップ502でエアバッグ袋体24の膨張率を
0%に設定する。
【0054】一方、荷重Jが0でないと判定された場合
には、助手席12の着座部12Aに乗員36が着座して
いると判断できるので、ステップ504に移行する。ス
テップ504では、前述した設定制御ルーチンのステッ
プ408で算出された荷重Jの重心位置がM1領域(図
10参照)に存在するか否かを判定する。このステップ
504において、荷重Jの重心位置がM1領域に存在す
ると判定された場合には、乗員36が助手席12の着座
部12Aにおける車両10の進行方向前方に着座してい
ると判断できるので、ステップ506でエアバッグ袋体
24の膨張率を30%に設定する。
【0055】また、ステップ504において荷重Jの重
心位置がM1領域に存在していないと判定された場合に
は、ステップ508において荷重Jの重心位置がM2領
域(図10参照)に存在しているか否かを判定する。こ
のステップ508において荷重Jの重心位置がM2領域
に存在していると判定された場合には、乗員36が助手
席12の着座部12Aにおける略中央に着座していると
判断できるので、ステップ510でエアバッグ袋体24
の膨張率を50%に設定する。
【0056】さらに、ステップ508において荷重Jの
重心位置がM2領域に存在していないと判定された場合
には、ステップ512に移行する。ステップ512で
は、荷重Jの重心方向がM3領域(図10参照)に存在
しているか否かを判定する。このステップ512におい
て荷重Jの重心方向がM3領域に存在していると判定さ
れた場合には、乗員36が助手席12の着座部12Aに
おける車両10の進行方向後方に着座していると判断で
きるので、ステップ514でエアバッグ袋体24の膨張
率を80%に設定する。
【0057】こうして助手席12の着座部12Aに加わ
る荷重Jの重心位置、すなわち乗員36の着座位置に応
じてエアバッグ袋体24の膨張率を設定した後、ステッ
プ516に移行する。ステップ516では、助手席12
の着座部12Aに加わる荷重Jの大きさを予め定められ
たしきい値TH3、TH4と比較する。しきい値TH
3、TH4は、助手席12の着座部12Aに所謂標準体
型の乗員36が着座していることを判断できる値として
予め定められている。
【0058】ステップ516において、助手席12の着
座部12Aに加わる荷重Jがしきい値TH3以下(G≦
TH3)であると判定された場合には、着座している乗
員36の体格が小柄であると判断できる。この場合に
は、ステップ518に移行して前述したステップ50
6、510、514のいずれかで設定されたエアバッグ
袋体24の膨張率を10%低減する。
【0059】また、ステップ516において荷重Jがし
きい値TH3、TH4の範囲内(TH3<G<TH4)
であると判定された場合には、着座している乗員36の
体格が標準体型であると判断できるので、設定されたエ
アバッグ袋体24の膨張率を変更せずに本膨張率設定ル
ーチンを終了する。
【0060】さらに、ステップ516において荷重Jが
しきい値TH4以上(G≧TH4)であると判定された
場合には、着座している乗員36の体格が大柄であると
判断できる。この場合には、ステップ520に移行して
エアバッグ袋体24の膨張率を10%増加する。
【0061】このようにして、図12に示される設定制
御ルーチン及び図13に示される膨張率設定ルーチンを
実行することにより、助手席12の着座部12Aに着座
している乗員36の体格や着座位置を含む荷重状態に応
じてエアバッグ袋体24の膨張率を設定することができ
る。
【0062】続いて前述した図7に示される作動制御ル
ーチンが実行される。これによれば、車両10の急減速
状態が検出されると、設定されたエアバッグ袋体24の
膨張率に応じてエアバッグ18の作動を制御される。
【0063】以上のように、エアバッグ18の作動時に
は、乗員36の体格や着座位置を含む助手席12の着座
部12Aの荷重状態に応じて設定された膨張率でエアバ
ッグ袋体24が膨張するので、乗員36の体格や着座位
置等による個人差を解消することができる。
【0064】また、助手席12の着座部12Aに加わる
荷重Jを検出する歪みゲージ58がシートレール50と
シャシ56との間であり、助手席12のシート外部に配
設されるため、シート交換が容易になる。
【0065】なお、本第2の実施の形態では、助手席1
2の着座部12Aに加わる荷重Jを検出する荷重検出手
段として歪みゲージ58によって検出する構成を例とし
て説明したが、これに限定されるものではない。例え
ば、図14(A)に示されるように、荷重検出手段を板
バネ62、LED(半導体レーザ)64、及びPSD
(半導体光位置検出器)66によって構成してもよい。
板バネ62におけるLED64の光射出側に対向する面
は、LED64から射出された光が反射するように金属
等による光沢面で形成することが好ましい。この構成の
荷重検出手段によれば、助手席12の着座部12Aに荷
重が加わることによって板バネ62が変形し、PSD6
6による光の受光位置が変化する。従って、PSD66
による光の受光位置を検出することによって助手席12
の着座部12Aに加わる荷重Jを求めることができる。
【0066】また、図14(B)に示されるように、シ
ートレール50の固定部50B側に磁石70を配設し、
シャシ56側における磁石70に対向する位置に磁気セ
ンサ72を配設して荷重検出手段を構成してもよい。こ
のとき、シートレール50の固定部50Bとシャシ56
はコイルバネ68で接続する。この構成の荷重検出手段
では、磁気センサ72によって検知される磁気の強度に
よって助手席12の着座部12Aに加わる荷重Jを検出
することができる。
【0067】さらに、図14(C)に示されるように、
シートレール50の固定部50Bにプラス電極74を配
設し、シャシ56におけるプラス電極74と対向する位
置にマイナス電極76を配設することによって荷重検出
手段を構成するようにしてもよい。この場合にもシート
レール50の固定部50Bとシャシ56はコイルバネ6
8で接続する。従って、プラス電極74とマイナス電極
76との間の電荷量によって助手席12の着座部12A
に加わる荷重Jを検出することができる。
【0068】また、本第2の実施の形態においては、歪
みゲージ58によって検出されたシートレール50の端
部における荷重jに基づいて助手席12の着座部12A
に加わる荷重J及び荷重Jの重心位置を算出した後に、
エアバッグ袋体24の膨張率を設定する場合について説
明したが、これに限定されるものではない。例えば、複
数の歪みゲージ58によって検出されたシートレール5
0の端部における荷重jに基づいてエアバッグ袋体24
の膨張率を設定するようにしてもよい。
【0069】さらに、本第2の実施の形態では、助手席
12の着座部12Aの全体に加わる荷重Jの時間的変化
を求めることにより、助手席12に乗員36が着座して
いるか、荷物が載置されているかを判断してエアバッグ
袋体24の膨張率を設定するようにしてもよい。例え
ば、所定時間経過後に助手席12に加わる荷重Jの重心
位置が変化している場合には、乗員36が着座している
と判断し、所定時間経過後においても荷重Jの重心位置
の変化がない場合には、助手席12の着座部12Aに荷
物が載置されていると判断して、エアバッグ袋体24の
膨張率をそれぞれ設定する。
【0070】なお、本第1の実施の形態及び第2の実施
の形態では、助手席12の着座部12Aに加わる荷重の
大きさ及び重心位置(方向)に応じてエアバッグ袋体2
4の膨張率を制御する場合を例として説明したが、これ
に限定されるものではない。例えば、エアバッグ袋体2
4を膨張させるガスを噴出するインフレータがツインス
クイブインフレータである場合には、助手席12の着座
部12Aに加わる荷重の大きさ及び重心位置(方向)に
応じて2つのスクイブの着火タイミングを制御するよう
にしてもよい。
【0071】また、本第1の実施の形態及び第2の実施
の形態では、助手席12に搭載されたエアバッグ18の
展開を制御する場合を例として説明したが、運転席等に
搭載されたエアバッグ等に対しても適用可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
アバッグの作動時には触覚センサによって検出されるシ
ートに作用する力のベクトルに基づいて設定される作動
条件、すなわち乗員の体格や着座位置を含む助手席の着
座部の荷重状態に応じて設定された作動条件でエアバッ
グが作動するので、エアバッグの不要な作動を防止でき
ると共に乗員の体格や着座位置等による個人差を解消す
ることができる。
【0073】また、シートレールの端部に加わる荷重を
検出する荷重検出手段をシート外部に設けるので、シー
トの交換を容易にすることができる、という優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアバッグが搭載された車両を示す概略斜視図
である。
【図2】助手席に備えられたエアバッグが作動した状態
を示す概略斜視図である。
【図3】第1の実施の形態におけるエアバッグ制御装置
を示す概略構成図である。
【図4】助手席の着座部の内部構成を示す概略構成図で
ある。
【図5】エアバッグ作動時におけるエアバッグ袋体の膨
張率を設定するための設定制御ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図6】設定制御ルーチンにおけるサブルーチンとして
の膨張率設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】エアバッグ作動を制御する作動制御ルーチンを
示すフローチャートである。
【図8】その他の実施の形態として、複数の三軸触覚セ
ンサを設けた助手席の概略構成図である。
【図9】その他の実施の形態として、三軸接触センサを
着座面と対向する面近傍に設けた助手席の概略構成図で
ある。
【図10】第2の実施の形態におけるエアバッグ制御装
置を示す概略構成図である。
【図11】助手席に加わる荷重を検出する歪みゲージの
配設位置近傍の構成を示す概略構成図である。
【図12】エアバッグ作動時におけるエアバッグ袋体の
膨張率を設定するための設定制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図13】設定制御ルーチンにおけるサブルーチンとし
ての膨張率設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図14】助手席に加わる荷重を検出する荷重検出手段
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 車両 12 助手席 18 エアバッグ 24 エアバッグ袋体 30 インフレータ 32 エアバッグECU(作動制御手段) 34 加速度センサ(急減速状態検出手段) 38 三軸触覚センサ(触覚センサ) 40 設定回路(作動条件設定手段) 50 シートレール 56 シャシ 58 歪みゲージ(荷重検出手段) 60 設定回路(作動条件設定手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の急減速状態を検出する急減速状態
    検出手段と、 前記急減速状態検出手段で前記車両の急減速状態を検出
    した場合に作動するエアバッグと、 前記車両に備えられたシートに作用する力のベクトルを
    複数軸方向の成分に分割して検出する触覚センサと、 前記触覚センサによって検出された力のベクトルに基づ
    いて前記エアバッグの作動条件を設定する作動条件設定
    手段と、 前記エアバッグの作動時に前記作動条件設定手段で設定
    された作動条件に基づいて該エアバッグの作動を制御す
    る作動制御手段と、 を有するエアバッグ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記触覚センサは前記シートに複数設け
    られ、該シートに作用する力のベクトルの分布を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載のエアバッグ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 車両の急減速状態を検出する急減速状態
    検出手段と、 前記急減速状態検出手段で前記車両の急減速状態を検出
    した場合に作動するエアバッグと、 前記車両のシートを該車両の進行方向に沿って移動可能
    に配設する1対のシートレールの両端部に設けられ、該
    両端部を支持すると共に該シートレールの端部に加わる
    荷重を検出する複数の荷重検出手段と、 前記複数の荷重検出手段によって検出された荷重に基づ
    いて前記エアバッグの作動条件を設定する作動条件設定
    手段と、 前記エアバッグの作動時に前記作動条件設定手段で設定
    された作動条件に基づいて該エアバッグの作動を制御す
    る作動制御手段と、 を有するエアバッグ制御装置。
JP9324563A 1997-11-26 1997-11-26 エアバッグ制御装置 Pending JPH11157414A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211348A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Takata Corp エアバッグ装置
KR20020085731A (ko) * 2001-05-08 2002-11-16 주식회사 신한에스아이티 압전소자에 의한 감지장치

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211348A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Takata Corp エアバッグ装置
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