JPH11156296A - 可変型振動テーブル用振動装置 - Google Patents

可変型振動テーブル用振動装置

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JPH11156296A
JPH11156296A JP9320786A JP32078697A JPH11156296A JP H11156296 A JPH11156296 A JP H11156296A JP 9320786 A JP9320786 A JP 9320786A JP 32078697 A JP32078697 A JP 32078697A JP H11156296 A JPH11156296 A JP H11156296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4本の偏心重錘付き振動軸を用い振動テーブ
ルを上下振動のみを得るようにした可変型振動テーブル
用振動装置を提供する。 【解決手段】 振動テーブル内に同期回転する一対の等
価偏心重錘4付き振動原軸1とこれに夫々平行する前記
等価偏心重錘と位相が変えられる偏心重錘9付き振動従
軸8を配設し4連軸構成とし、各振動従軸端の歯付きプ
ーリ18に掛けるタイミングベルト12を、夫々揺動支
持腕16の上下端の歯付き張りプーリ17,17′を介
し各振動原軸端の歯付きプーリ18に掛け渡し対称の逆
転伝達機構10を形成し、この左右対向の揺動支持腕
を、単一のシリンダ20で制御される連動リンク機構1
9に連動し、両等価偏心重錘に対する両偏心重錘の位相
ずれをもって振動テーブルの上下振幅を最大から最小ま
で可変する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はブロック成形機等
に用いる上下振動のみを発生する振動テーブルに適する
可変振幅型振動テーブル用振動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、偏心重錘を備えた振動軸をもっ
て振動テーブルに振動を与える振置は旧くから各種知ら
れている。例えば、コンクリートブロック成形機におけ
る振動テーブルとしては、特開平2−80203号公報
に示される様にブロック原料を充填する型枠を受ける振
動テーブル本体の下面位置に、夫々油圧にて重錘部位置
を直接変えられる二重軸構成の振動軸体を2基配置し、
各油圧ピストンの摺動をもって重錘部の位置を移動し振
幅を変えるようにしたものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1本の軸を内
筒と外筒とする二重軸構成の振動機構では、振動のアン
バランスの位置を位相のずれをもって行うには構成が複
雑過ぎて重錘部の位置制御が難しく、且つ装置への組み
込みが容易でなく、またメンテナンス等も面倒なものと
なっていた。
【0004】また、先に本願出願人が提示した二重軸構
成の振動軸を2本、振動テーブルの中央部に組み込み
し、この内筒軸を重錘構成とする不平衡軸とし、該不平
衡軸に捩じれカム溝を設け、この捩じれカム溝に嵌合す
る制御ピンを機械的に長手方向に移動させて重錘部の位
相を変え所定の振動を得る振動装置もあるが、このタイ
プとしても捩じれカム溝に対する制御ピンの摺動が円滑
でなく、且つずれ等も生じやすく振動テーブル全域に均
一な所定振動を得ることは困難であった。
【0005】本発明は上記実情に鑑み、振動を誘起する
ための偏心重錘付き振動軸を2本一対としたものを2
組、振動テーブル内に左右対称に配置し、各組の振動軸
のうち夫々片方の振動軸の偏心重錘の位置を対称的に可
変するようにし、上記課題を解決する簡易タイプの可変
型振動テーブル用振動装置を提供することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の振動テ
ーブル内に夫々独立のモータで駆動し同期させる一対の
等価偏心重錘付き振動原軸を平行に軸承配設し、該各振
動原軸に夫々平行に前記等価偏心重錘と位相が変えられ
る互いに等価な偏心重錘付き振動従軸を軸承配設し4連
軸構成とすると共に、前記各振動従軸端に設けた歯付き
プーリに掛けるタイミングベルトを、夫々中央を枢着し
た揺動支持腕の上下端に配す歯付き張りプーリを介し前
記各振動原軸端の歯付きプーリに掛け渡し対称の逆転伝
達機構を形成し、且つ前記左右対向の揺動支持腕の枢軸
を、単一のシリンダで制御される連動リンク機構に連結
し対称回動とし、シリンダロッドの繰出し量に応じ振動
テーブルの上下振幅のみを最大から最小まで可変するよ
うにしたものである。
【0007】この場合、連動リンク機構が、シリンダの
ロッド端に連結したクランク部の中途に一方の揺動支持
腕の枢軸を配設し、クランク部先端に連結の連接棒端
を、他方の揺動支持腕の枢軸に配した連動杆端に連結し
てなる。
【0008】また、シリンダロッドが、振動テーブルの
振動中に繰出し自在となり連続的な可変を行うものであ
る。
【0009】この様に、振動装置は同期回転する等価偏
心重錘付き振動原軸を2本と、該振動原軸の偏心重錘と
位相が変えられる偏心重錘付き振動従軸を2本との計4
本の振動軸を用い、且つ各振動従軸を夫々振動原軸から
タイミングベルトを介し対称的に逆回転するようにし、
振動従軸側の偏心重錘の位相変更を、単一のシリンダに
連動リンク機構を介して無段階に連動するようにしたた
め、振動テーブルの振動可変は、全体としてテーブルの
左右位置に等価偏心重錘付き振動原軸と偏心重錘付き振
動従軸が2組対称となっていて、振動原軸と振動従軸の
双方の偏心重錘の位相の選定に起因し上下振動のみを最
大から最小まで発生する。
【0010】即ち、各振動従軸の偏心重錘の位置(位
相)が夫々の振動原軸の等価偏心重錘に対し上下対称位
置に設定されているときは、上下方向の振動は振動原軸
の等価偏心重錘と振動従軸の偏心重錘が上下方向にあっ
て対称位置となって相殺され、最小振幅となる。水平方
向(左右方向)の振動は、テーブルの中心に対しして2
組の振動原軸と振動従軸が対称配置となっているため相
殺され0となる。
【0011】また、各振動従軸の偏心重錘の位置(位
相)が夫々の振動原軸の等価偏心重錘と同一方向の設定
では、上下方向の振幅は最大を得る。この振幅最小から
最大に至るすべての位相において、水平方向の振動は2
組の振動原軸の等価偏心重錘と振動従軸の偏心重錘が左
右対称且つ等価となるため、水平方向の振動は相殺され
0となる。
【0012】この振動テーブルは左右の振動従軸の等価
偏心重錘の位置の移動で上下方向の振幅が最大から最小
(停止)まで連続的に可変となる。但し、水平振動にあ
っては、あくまで2組の偏心重錘付き振動従軸と偏心重
錘付き振動原軸がテーブル中心に対し左右対称のため、
偏心重錘の位置が変わっても全体としては左右対称が維
持され、水平方向への振動は相殺されるので上下方向の
みの振幅が生ずる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可変型振動テーブ
ル用振動装置を実施例の図に基づいて説明すれば、次の
通りである。
【0014】図1乃至図6は偏心重錘(ウエイト)を回
転軸の長手方向片面に付けた振動軸を用いる実施例を示
す。1は所定の振動テーブル2の中心に対し左右位置に
夫々軸受3をもって平行に軸承配設した一対の等価偏心
重錘4付きの振動原軸で、この各振動原軸1は夫々独立
したモータ5よりベルト6を介し駆動されると共に、そ
の各軸端に設けた同期用歯車7を互いに噛合させて同期
回転させる構成としている。8は前記各振動原軸1の外
側位置に夫々平行配設する互いに等価な偏心重錘9付き
の振動従軸であり、この各偏心重錘9の偏心設定は、振
動従軸8自体の回動をもって前記振動原軸1の等価偏心
重錘4に対し適宜の位相が取れるようにしている。この
各振動従軸8の回転は各振動原軸1から適宜の伝達機構
を介し反転する構成である。この逆転伝達機構10の構
成は、振動従軸8の軸端に設けた歯付きプーリ11に掛
けた無端の両面型タイミングベルト12を、機体13側
の軸受14に軸承の支軸15に一体となる揺動支持腕1
6の上下部に取付けた歯付きプーリ17,17′に掛け
て反転させると共に、その両側を振動原軸1の軸端に取
付けた前記歯付きプーリ11と同一歯数の歯付きプーリ
18に掛け、振動従軸8と振動原軸1を反転の回転とす
る。
【0015】19は前記左右一対となる縦使用の揺動支
持腕16,16を対称的に連動させる連動リンク機構
で、該連動リンク機構19は単一のシリンダ20のロッ
ド軸20aを、機体13側の軸受14′に軸承の一方の
支軸15を中央に配設したクランク部21の下端に連結
し、該クランク部21の上端に連結した連設棒22の先
端を前記他の軸受14に軸承の支軸15に設けた揺動杆
23の下端に連結したクランク構成であり、これら前記
全体構成で可変型振動テーブル用振動装置24となる。
図中、25は機体13と振動テーブル2間に装着した緩
衝部材である。
【0016】いまこの作用を説明すると、この可変型振
動テーブル用振動装置24は、例えば図7に示すような
コンクリートブロック成形機26に組み込みする。この
場合、振動装置24はブロック用型枠27を載置する振
動テーブル2に装着する。また、この振動テーブル2の
上方には型押し加圧部28を配置し,且つ型枠位置の左
右側に2種類の原料を給送するホッパー部29,29′
を配置している。
【0017】ここにおいて、コンクリートブロックの成
形としては、前記ホッパー部29,29′より給送する
ブロック原料a,a′を所定の型枠27内に順次充填
し、振動テーブル2に所定の振動を与えながら型押し加
圧部28を降下させてコンクリートブロックを形成する
ものである。
【0018】ここで、振動テーブル2に生ずる振動は、
振動テーブル2に軸承した4本の振動軸中、2本の振動
原軸1の等価偏心重錘4は同位置に配されるが、該各振
動原軸1に平行となる振動従軸8の偏心重錘9の設定位
置(位相)は、前記等価偏心重錘4に対し同一位置から
180°ずれる対称位置まで逆転伝達機構10と連動リ
ンク機構19の作動をもって可変するため、この等価偏
心重錘4と偏心重錘9の位相の選定により最大振幅から
最小振幅までの範囲の振動を得る。
【0019】例えば、2本の振動原軸1の等価偏心重錘
4の偏心位置と平行となる2本の振動従軸8の偏心重錘
9の偏心位置が同一のときは(図3,図6のC参照)、
上下方向にあっては振動が増幅され最大振幅の上下振動
が生ずる。このとき、水平方向の振動は、振動テーブル
2にあって2組の等価偏心重錘4付き振動原軸1と偏心
重錘9付き振動従軸8がテーブル中心を堺とし左右位置
に対称となっているため、双方の振動が相殺され水平振
動0となる。
【0020】また、振動テーブル2の上下振動を、給
材,圧縮等の各工程又は成型高さ、原料(重量骨材,軽
量骨材)などに起因して変えたい場合、前記等価偏心重
錘付き振動原軸1と偏心重錘付き振動従軸8の状態か
ら、その偏心重錘4,9の位相を適宜角度分ずらせばよ
い。この偏心重錘9の回動操作としては、先ずシリンダ
20を適宜作動しそのロッド軸20aを繰り出せば、該
ロッド軸20a端のクランク部21が支軸15を支点と
して横回動するため、クランク部21の先端の連設棒2
2が連動し対称位置で対向する偏心重錘付き振動従軸8
側の揺動杆23を回動し、該揺動杆23と一体の支軸1
5を介し揺動支持腕16が連動される。
【0021】ここで、シリンダロッド軸20aの繰出し
量が最大となれば、揺動支持腕16と対向の揺動支持腕
16が夫々支軸15,15の回動に起因して図2に示す
ようにハ字状に位置するものとなる。このとき、各揺動
支持腕16の上下端に設けた歯付きプーリ17,17′
中、上位の歯付きプーリ17が振動従軸8の歯付きプー
リ11側に寄る移動となり下位の歯付きプーリ17′は
歯付きプーリ11に対し離れる移動となり、これに掛け
たタイミングベルト12の移行につれ振動原軸1を固定
して考えた場合、同図2にあって右振動従軸8は反時計
廻りに、左振動従軸8は時計廻りに回転し、該振動従軸
8に付いた偏心重錘9が振動原軸1の等価偏心重錘4に
対し180°回転する対称のずれた位置に臨むものとな
る。
【0022】この様に、振動従軸8の偏心重錘9と振動
原軸1の偏心重錘4が上下の対称位置に臨めば、振動従
軸8と振動原軸1に発生する双方の振動は相殺される。
即ち、この状態下では上下方向の振幅は最小となる。勿
論、このときの水平方向の振動も全体として2組の振動
従軸8と振動原軸1が、振動テーブル2の中心位置より
左右対称に配置しているため、左右方向となる振動は相
殺される。即ち、水平方向の振動が0となる。
【0023】また、シリンダ20のロッド軸20aの繰
出し量を、最大繰出しと最小繰出しの中途となる適宜の
中間位置で止めたとすれば、振動従軸8の偏心重錘9は
振動原軸1の等価偏心重錘4に対し任意のしかも左右同
一のずれた位相となり、上下振幅が最大と最小と中間の
任意振幅を得るようになる。このときも、基本的には水
平方向の振動は0である。即ち、この種の振動テーブル
2は上下方向のみの振動を生ずる。例えば、シリンダ2
0のロッド軸20aの繰出し量を中間位置で止めれば、
振動従軸8の偏心重錘9は振動原軸1の等価偏心重錘4
に対し90°ずれた位相となり、上下振幅が最大と最小
との中間振幅を得るようになる。
【0024】更に、この振動原理を図6に基づいて詳述
すれば、図6の(A)に示す如く2組の等価偏心重錘付
き振動原軸1A,1Bと偏心重錘付き振動従軸8A,8
Bが振動テーブルにあって左右位置で対称的に配置さ
れ、且つ振動原軸1A,1Bの等価偏心重錘4Aと4B
が下方で同一に位置し、両外側の振動従軸8A,8Bの
偏心重錘9A,9Bの位置が前記偏心重錘4A,4Bに
対し180°の位相ずれ(反対位置)となった場合、2
組の振動原軸1A(1B)の偏心重錘4A(4B)と振
動従軸8A(8B)の偏心重錘9A(9B)が反対位置
の対称のため、振動原軸1A,1Bと振動従軸8A,8
Bが振動すれば双方の振動は相殺され上下方向の振幅が
最小となる。このとき、水平方向の振動としては、2組
の振動原軸1A,1Bと振動従軸8A,8Bの偏心重錘
4A,4Bと9A,9Bが全体として左右対称且つ等価
の配置となるため、左右方向の振動は相殺され、水平方
向の振動も0となる。
【0025】また、図6の(C)に示すように左右位置
にあって一対の振動原軸1Aと1Bの偏心重錘4Aと4
Bが下方で同一に位置し、その両外側の振動従軸8Aと
8Bの偏心重錘9Aと9Bも下方で同一の位置の状態で
は、振動原軸1A,1Bと振動従軸8A,8Bが回転す
ればその振動は増幅され上下方向に最大の振幅を得る。
このとき、左右方向の振動は、前記同様に全体としてテ
ーブル中心の左右対称の配置のために相殺され、水平方
向の振動も0となる。
【0026】また、図6の(B)に示す如く偏心重錘9
A,9Bの位相を前記態様に対し中間位置をとる場合、
即ち、振動従軸8A,8Bの偏心重錘9A,9Bが振動
原軸1A,1Bの偏心重錘4Aと4Bの位置より90°
の位相ずれを取るときは、上下方向の振幅が、前記図6
の(C)の最大振幅と図6の(A)の最小振幅との中間
振幅を得る。このことは、振動従軸8A,8Bの偏心重
錘9A,9Bの設定位置の選択で、テーブルの上下振幅
を最大値から最小値までの所望値を得ることができる事
になる。
【0027】
【発明の効果】上述の様に、本発明の可変型振動テーブ
ル用振動装置は同期する一対の偏心重錘付き振動原軸
と、この各両側に前記偏心重錘と位相が変えられる偏心
重錘付き振動従軸を配す4連軸構成とし、各振動従軸の
回転を振動原軸よりタイミングベルトをもって揺動支持
腕の上下端に配す張りプーリを介し逆転伝達とし、且つ
揺動支持腕を単一のシリンダで制御される連動リンク機
構に連結し揺動させ、揺動支持腕の上下の張りプーリ位
置の移動に応じるタイミングベルトのずれをもって振動
従軸自体を回動し、偏心重錘位置を移行し振動原軸の偏
心重錘とに位相ずれ招くようにしたため、この装置を振
動テーブルに組み込めば、該振動テーブルには上下振幅
のみを最大から最小まで無段階に可変でき、振動テーブ
ルの使用目的に応じた上下振動を与えることができる。
即ち、この振動テーブル用振動装置で良い点は、単一の
シリンダの作動だけで運転中に可変されるため、原料や
成型物の大きさ、工程などに対応し随時調整を可能とす
る。
【0028】しかも、このとき振動変化はタイミングベ
ルトを掛ける逆転伝達機構と連動リンク機構を、単一の
シリンダをもって連動させるだけのため取扱いが容易
で、且つ振動テーブルの振動運転中に振幅を変えられ
る。また、シリンダ自体を少なくとも振動テーブルの外
側に臨ませれば振動変化を目視的に監視することも可能
となり、シリンダロッド軸の繰出し量を見るだけで上下
方向のみの振動量が簡単にわかる。
【0029】このことは、例えばコンクリートブロック
成形機の振動テーブル使用とした場合、その型枠への材
料供給,充填,圧縮等の各工程に対応し最適振幅に瞬時
に切換え、最短時間で所期の目的を達することができ、
生産性が向上すると共にブロック原料の違い等に応じて
振動を変える場合などに最適である。
【0030】また、本発明は偏心重錘付き振動原軸を振
動テーブルに対し単に並列的に4本平行連設とするた
め、振動機構全体が簡略化されるので、各種の振動テー
ブルへの装着が可能となり、且つメンテナンスも容易と
なる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変型振動テーブル用振動装置の一実
施例の要部を示す斜視図である。
【図2】上下方向,水平方向の振幅を最小とした場合の
要部を示す同側面図である。
【図3】上下方向の振幅を最大とし,水平方向の振動を
0とした場合の要部を示す同側面図である。
【図4】振動従軸の軸位を可変とする逆転伝達機構を示
す説明図である。
【図5】同逆転伝達機構を連動するための連動リンク機
構の説明図である。
【図6】4連となる振動原軸と振動従軸における偏心重
錘の位置関係を示す図で、(A)は振動原軸の等価偏心
重錘と振動従軸の偏心重錘を上下対称位置に設定し、上
下方向の振幅を最小とする説明図であり、(B)は振動
原軸の等価偏心重錘に対し振動従軸の偏心重錘を90°
ずらした位相とし上下方向の振幅を中間の振幅とする説
明図であり、(C)は振動原軸の等価偏心重錘と振動従
軸の偏心重錘を夫々下方で同一位置に設定し、上下方向
の振動を最大とする説明図である。
【図7】可変型振動テーブル用振動装置をコンクリート
ブロック成形機の振動テーブルに組み込む実施例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 振動原軸 2 振動テーブル 4 等価偏心重錘 5 モータ 8 振動従軸 9 偏心重錘 10 逆転伝達機構 11 歯付きプーリ 12 タイミングベルト 16 揺動支持腕 17、17′ 歯付きプーリ 18 歯付きプーリ 19 連動リンク機構 20 シリンダ 21 クランク部 22 連設棒 23 揺動杆

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の振動テーブル内に夫々独立のモー
    タで駆動し同期させる一対の等価偏心重錘付き振動原軸
    を平行に軸承配設し、該各振動原軸に夫々平行に前記等
    価偏心重錘と位相が変えられる互いに等価な偏心重錘付
    き振動従軸を軸承配設し4連軸構成とすると共に、前記
    各振動従軸端に設けた歯付きプーリに掛けるタイミング
    ベルトを、夫々中央を枢着した揺動支持腕の上下端に配
    す歯付き張りプーリを介し前記各振動原軸端の歯付きプ
    ーリに掛け渡し対称の逆転伝達機構を形成し、且つ前記
    左右対向の揺動支持腕の枢軸を、単一のシリンダで制御
    される連動リンク機構に連結し対称回動とし、シリンダ
    ロッドの繰出し量に応じ振動テーブルの上下振幅のみを
    最大から最小まで可変することを特徴とする可変型振動
    テーブル用振動装置。
  2. 【請求項2】 連動リンク機構が、シリンダのロッド端
    に連結したクランク部の中途に一方の揺動支持腕の枢軸
    を配設し、クランク部先端に連結の連接棒端を、他方の
    揺動支持腕の枢軸に配した連動杆端に連結する請求項1
    記載の可変型振動テーブル用振動装置。
  3. 【請求項3】 シリンダロッドが、振動テーブルの振動
    中に繰出し自在となり連続的な可変を行う請求項1記載
    の可変型振動テーブル用振動装置。
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