JPH11156266A - 接着剤塗布装置 - Google Patents
接着剤塗布装置Info
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- JPH11156266A JPH11156266A JP32005497A JP32005497A JPH11156266A JP H11156266 A JPH11156266 A JP H11156266A JP 32005497 A JP32005497 A JP 32005497A JP 32005497 A JP32005497 A JP 32005497A JP H11156266 A JPH11156266 A JP H11156266A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着剤の塗布径の可変範囲が広く、しかも安
定した接着剤の噴射特性を維持でき、且つ安価に製造で
きる接着剤塗布装置を提供する。 【解決手段】 装置本体２内で往復運動するプランジャ
３と、接着剤を装置本体２内に供給する接着剤供給部５
と、装置本体２の先端に設けられ接着剤噴射孔８を有す
るノズル９とを備え、ノズル９の噴射孔８と連通した状
態でプランジャ３の下降時にその下端面３ａで封止され
る圧力室１０を有する部材１１を装置本体に配設し、こ
の圧力室１０を有する部材１１を圧力室１０の大きさの
異なる部材１１に換えることによって、接着剤の塗布量
を変化させるようにした。
定した接着剤の噴射特性を維持でき、且つ安価に製造で
きる接着剤塗布装置を提供する。 【解決手段】 装置本体２内で往復運動するプランジャ
３と、接着剤を装置本体２内に供給する接着剤供給部５
と、装置本体２の先端に設けられ接着剤噴射孔８を有す
るノズル９とを備え、ノズル９の噴射孔８と連通した状
態でプランジャ３の下降時にその下端面３ａで封止され
る圧力室１０を有する部材１１を装置本体に配設し、こ
の圧力室１０を有する部材１１を圧力室１０の大きさの
異なる部材１１に換えることによって、接着剤の塗布量
を変化させるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤やクリーム
状半田等の高粘性接着物質をプリント基板上に塗布する
接着剤塗布装置に関する。
状半田等の高粘性接着物質をプリント基板上に塗布する
接着剤塗布装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、接着剤塗布装置としては、ノズ
ル先端に接着剤を所定量噴出し、この接着剤をプリント
基板上に転写するエアーパルス方式の接着剤塗布装置
と、ノズル先端から接着剤を噴射し、非接触で接着剤を
プリント基板上に塗布するジェットディスペンス方式の
接着剤塗布装置とがある。
ル先端に接着剤を所定量噴出し、この接着剤をプリント
基板上に転写するエアーパルス方式の接着剤塗布装置
と、ノズル先端から接着剤を噴射し、非接触で接着剤を
プリント基板上に塗布するジェットディスペンス方式の
接着剤塗布装置とがある。
【０００３】従来のジェットディスペンス方式の接着剤
塗布装置としては、例えば、図５に示すものがある。
塗布装置としては、例えば、図５に示すものがある。
【０００４】この従来のジェットディスペンス方式の接
着剤塗布装置は、装置本体１００の外周部に設けられた
電磁エアーバルブ１０１で駆動されるピストン１０２
と、ピストン１０２によって往復移動され、且つスプリ
ング１０３によって下向き（後述するノズル１０９側）
に付勢されたプランジャ１０４と、プランジャ１０４の
上下ストロークを調整するアジャスタ１０５と、装置本
体１００の内部に接着剤を供給する接着剤供給部１０６
と、供給された接着剤を一定温度に保持する温調部１０
７と、温調部１０７の先端に設けられ、接着剤噴射孔１
０８を有するノズル１０９とを備えており、温調部１０
７の先端にはガイド１１０が溶着され、このガイド１１
０の先端部にはノズル１０９の噴射孔１０８と同じ径で
同芯の円形穴１１１が形成されている。
着剤塗布装置は、装置本体１００の外周部に設けられた
電磁エアーバルブ１０１で駆動されるピストン１０２
と、ピストン１０２によって往復移動され、且つスプリ
ング１０３によって下向き（後述するノズル１０９側）
に付勢されたプランジャ１０４と、プランジャ１０４の
上下ストロークを調整するアジャスタ１０５と、装置本
体１００の内部に接着剤を供給する接着剤供給部１０６
と、供給された接着剤を一定温度に保持する温調部１０
７と、温調部１０７の先端に設けられ、接着剤噴射孔１
０８を有するノズル１０９とを備えており、温調部１０
７の先端にはガイド１１０が溶着され、このガイド１１
０の先端部にはノズル１０９の噴射孔１０８と同じ径で
同芯の円形穴１１１が形成されている。
【０００５】上記のように構成された従来の接着剤塗布
装置の動作について説明すると、電磁エアーバルブ１０
１に通電するとピストン１０２が上昇してプランジャ１
０４がアジャスタ１０５と衝突する位置まで上昇する。
これに伴い、ノズル１０９とプランジャ１０４との間に
接着剤供給部１０６から接着剤が供給される。ここで、
電磁エアーバルブ１０１を切換えると、ピストン１０２
がスプリング１０３の付勢力によって下降し、プランジ
ャ１０４の先端がノズル１０９の噴射孔１０８の上部側
の円形穴１１１の上縁に衝突する。この時、プランジャ
１０４とノズル１０９に挟まれた接着剤には高圧が発生
し、接着剤がノズル１０９の噴射孔１０８から噴射され
て、この接着剤がプリント基板上に塗布される。
装置の動作について説明すると、電磁エアーバルブ１０
１に通電するとピストン１０２が上昇してプランジャ１
０４がアジャスタ１０５と衝突する位置まで上昇する。
これに伴い、ノズル１０９とプランジャ１０４との間に
接着剤供給部１０６から接着剤が供給される。ここで、
電磁エアーバルブ１０１を切換えると、ピストン１０２
がスプリング１０３の付勢力によって下降し、プランジ
ャ１０４の先端がノズル１０９の噴射孔１０８の上部側
の円形穴１１１の上縁に衝突する。この時、プランジャ
１０４とノズル１０９に挟まれた接着剤には高圧が発生
し、接着剤がノズル１０９の噴射孔１０８から噴射され
て、この接着剤がプリント基板上に塗布される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
接着剤塗布装置では、接着剤の塗布径を大幅に変化させ
るためには、ノズル１０９の噴射孔１０８の孔径を変更
させる必要がある。
接着剤塗布装置では、接着剤の塗布径を大幅に変化させ
るためには、ノズル１０９の噴射孔１０８の孔径を変更
させる必要がある。
【０００７】例えば、プランジャ１０４の先端が平面の
場合、孔径が０．５ｍｍで長さが１．５ｍｍの噴射孔１
０８を有するノズル１０９を使用したときの接着剤の塗
布径は０．８ｍｍ程度となる。
場合、孔径が０．５ｍｍで長さが１．５ｍｍの噴射孔１
０８を有するノズル１０９を使用したときの接着剤の塗
布径は０．８ｍｍ程度となる。
【０００８】現在、プリント基板上での部品の高密度実
装に伴い、接着剤の塗布径の微小化が要請されており、
例えば、接着剤の塗布径を０．５ｍｍにするには、噴射
孔１０８の孔径は０．１ｍｍ以下にする必要がある。
装に伴い、接着剤の塗布径の微小化が要請されており、
例えば、接着剤の塗布径を０．５ｍｍにするには、噴射
孔１０８の孔径は０．１ｍｍ以下にする必要がある。
【０００９】ところが、この条件で接着剤をノズル１０
９の噴射孔１０８から噴射させると、液滴速度が小さく
なり、且つ液滴に曲がりが生じてしまい、プリント基板
上での接着剤の塗布位置精度の悪化や接着剤が噴射孔１
０８で詰まってしまって接着剤の噴射不能が生じるとい
う問題があった。
９の噴射孔１０８から噴射させると、液滴速度が小さく
なり、且つ液滴に曲がりが生じてしまい、プリント基板
上での接着剤の塗布位置精度の悪化や接着剤が噴射孔１
０８で詰まってしまって接着剤の噴射不能が生じるとい
う問題があった。
【００１０】また、このように小径の噴射孔１０８のノ
ズル１０９を制作するには、微小な噴射孔１０８を小さ
な表面粗さで加工する必要があり、高精度な噴射孔１０
８に加工しなくてはならないので、製造コストが高くな
るという問題があった。
ズル１０９を制作するには、微小な噴射孔１０８を小さ
な表面粗さで加工する必要があり、高精度な噴射孔１０
８に加工しなくてはならないので、製造コストが高くな
るという問題があった。
【００１１】本発明は、上記従来の問題を解決し、接着
剤の塗布径の可変範囲が広く、しかも安定した接着剤の
噴射特性を維持でき、且つ安価に製造できる接着剤塗布
装置を提供することを目的としている。
剤の塗布径の可変範囲が広く、しかも安定した接着剤の
噴射特性を維持でき、且つ安価に製造できる接着剤塗布
装置を提供することを目的としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、装置本体内で往復運動するプランジャ
と、接着剤を装置本体内に供給する接着剤供給部と、装
置本体の先端に設けられ接着剤噴射孔を有するノズルと
を備えた接着剤塗布装置において、前記ノズルの噴射孔
と連通した状態で前記プランジャの下降時にその下端面
で封止される圧力室を有する部材を装置本体内に配設し
たことを特徴とする。
成するために、装置本体内で往復運動するプランジャ
と、接着剤を装置本体内に供給する接着剤供給部と、装
置本体の先端に設けられ接着剤噴射孔を有するノズルと
を備えた接着剤塗布装置において、前記ノズルの噴射孔
と連通した状態で前記プランジャの下降時にその下端面
で封止される圧力室を有する部材を装置本体内に配設し
たことを特徴とする。
【００１３】また、圧力室を有する部材を穴径の異なる
圧力室を有する部材と交換可能にすると好適である。
圧力室を有する部材と交換可能にすると好適である。
【００１４】更に、穴径の異なる複数の圧力室を有する
部材を移動可能に配設すると好適である。
部材を移動可能に配設すると好適である。
【００１５】本発明によると、適切な大きさの圧力室を
有する部材を選択してノズルの内面側に配設することに
よって、プランジャの下降によりプランジャとノズルに
挟まれた圧力室内の接着剤には適切な高圧が発生し、こ
れにより所望の噴射量の接着剤がノズルの噴射孔から噴
射して、所望の塗布径の接着剤をプリント基板上に塗布
できる。
有する部材を選択してノズルの内面側に配設することに
よって、プランジャの下降によりプランジャとノズルに
挟まれた圧力室内の接着剤には適切な高圧が発生し、こ
れにより所望の噴射量の接着剤がノズルの噴射孔から噴
射して、所望の塗布径の接着剤をプリント基板上に塗布
できる。
【００１６】したがって、圧力室の大きさの異なる部材
のいずれかを選択してノズルの内面側に配設することに
よって、接着剤の塗布径の可変範囲を広くすることがで
きる。更に、安定した噴射特性を維持しつつ、塗布径の
変更を行うことができる。
のいずれかを選択してノズルの内面側に配設することに
よって、接着剤の塗布径の可変範囲を広くすることがで
きる。更に、安定した噴射特性を維持しつつ、塗布径の
変更を行うことができる。
【００１７】また、圧力室の大きさの異なる部材のいず
れかを選択して使用することによって、孔径の異なる噴
射孔を有する複数のノズルを用いる必要がないので、安
価に製造できる。
れかを選択して使用することによって、孔径の異なる噴
射孔を有する複数のノズルを用いる必要がないので、安
価に製造できる。
【００１８】更に、圧力室を有する部材を穴径の異なる
圧力室を有する部材と交換可能とし、ノズルの噴射孔か
ら噴出される接着剤の噴出量を変化させるように構成す
れば、簡単に接着剤の塗布径を変化させることができ、
更に高精度の噴射孔を有するノズルを交換する必要がな
く、穴径の異なる圧力室を有する部材を変更して使用す
ることによって、安価に提供することができる。
圧力室を有する部材と交換可能とし、ノズルの噴射孔か
ら噴出される接着剤の噴出量を変化させるように構成す
れば、簡単に接着剤の塗布径を変化させることができ、
更に高精度の噴射孔を有するノズルを交換する必要がな
く、穴径の異なる圧力室を有する部材を変更して使用す
ることによって、安価に提供することができる。
【００１９】また、穴径の異なる複数の圧力室を有する
部材を移動可能に配設すると、この部材を移動させるだ
けで、所望の穴径の圧力室を選択でき、簡単な操作で圧
力室を変更できる。
部材を移動可能に配設すると、この部材を移動させるだ
けで、所望の穴径の圧力室を選択でき、簡単な操作で圧
力室を変更できる。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照しつつ説明する。
て、図を参照しつつ説明する。
【００２１】図１は本発明の第１実施形態のジェットデ
ィスペンス方式の接着剤塗布装置を示す一部断面した正
面図、図２は第１実施形態の接着剤塗布装置の要部の拡
大縦断面図である。
ィスペンス方式の接着剤塗布装置を示す一部断面した正
面図、図２は第１実施形態の接着剤塗布装置の要部の拡
大縦断面図である。
【００２２】この接着剤塗布装置は、図１に示すよう
に、電磁エアーバルブ１で上下方向に駆動されるピスト
ン６と、このピストン６の上下移動によって装置本体２
内で上下往復移動されるプランジャ３と、プランジャ３
のストロークを調整するためのアジャスタ４と、接着剤
を装置本体２内に供給する接着剤供給部５と、供給され
た接着剤を一定温度に保持するための調温部７と、調温
部７の先端に設けられ、接着剤噴射孔８を有するノズル
９と、ノズル９の噴射孔８とプランジャ３の下端面３ａ
との間で封止される圧力室１０を有し、ノズル９の内面
側に配設された有底筒状の部材１１とを備えている。
に、電磁エアーバルブ１で上下方向に駆動されるピスト
ン６と、このピストン６の上下移動によって装置本体２
内で上下往復移動されるプランジャ３と、プランジャ３
のストロークを調整するためのアジャスタ４と、接着剤
を装置本体２内に供給する接着剤供給部５と、供給され
た接着剤を一定温度に保持するための調温部７と、調温
部７の先端に設けられ、接着剤噴射孔８を有するノズル
９と、ノズル９の噴射孔８とプランジャ３の下端面３ａ
との間で封止される圧力室１０を有し、ノズル９の内面
側に配設された有底筒状の部材１１とを備えている。
【００２３】この圧力室１０を有する有底筒状の部材１
１には、図２に明示するように、先端に鍔形状部１２が
設けられ、この鍔形状部１２は調温部７の先端内面に形
成された凹部７ａに嵌め入れられ、有底筒状の部材１１
を固定している。圧力室１０は、この有底筒状の部材１
１の底部中央に設けられている。
１には、図２に明示するように、先端に鍔形状部１２が
設けられ、この鍔形状部１２は調温部７の先端内面に形
成された凹部７ａに嵌め入れられ、有底筒状の部材１１
を固定している。圧力室１０は、この有底筒状の部材１
１の底部中央に設けられている。
【００２４】ノズル９は、その周壁部９ａを調温部７の
外周面に螺合によって着脱可能に取り付けられている。
外周面に螺合によって着脱可能に取り付けられている。
【００２５】尚、図１において、符号１３はプランジャ
３が圧力室１０の縁部に衝突したときに、２度当たりを
防止するためのスプリング、符号１７はピストン６の外
周部に配設されたＯリング、符号１８、１９は電磁エア
ーバルブ１からの圧縮空気を装置本体２内に給排気する
連通孔である。
３が圧力室１０の縁部に衝突したときに、２度当たりを
防止するためのスプリング、符号１７はピストン６の外
周部に配設されたＯリング、符号１８、１９は電磁エア
ーバルブ１からの圧縮空気を装置本体２内に給排気する
連通孔である。
【００２６】上記のように構成された第１実施形態の接
着剤塗布装置の動作について説明すると、図１はプラン
ジャ３が上死点にある状態であり、接着剤供給部５から
装置本体２内に接着剤が供給されている。そして、電磁
エアーバルブ１を切り換えると、プランジャ３は下降す
る。
着剤塗布装置の動作について説明すると、図１はプラン
ジャ３が上死点にある状態であり、接着剤供給部５から
装置本体２内に接着剤が供給されている。そして、電磁
エアーバルブ１を切り換えると、プランジャ３は下降す
る。
【００２７】ここで、図２に示すように、プランジャ３
の下端面３ａの圧力室１０の周縁上面と衝突する部分は
平面に形成されており、この下端面３ａと圧力室１０の
間に存在する接着剤には、プランジャ３の下端面３ａが
圧力室１０に向けて急激に接近するために、スクイーズ
効果により高圧が発生する。
の下端面３ａの圧力室１０の周縁上面と衝突する部分は
平面に形成されており、この下端面３ａと圧力室１０の
間に存在する接着剤には、プランジャ３の下端面３ａが
圧力室１０に向けて急激に接近するために、スクイーズ
効果により高圧が発生する。
【００２８】この高圧によって接着剤がノズル９の噴射
孔８から噴射されるが、接着剤の噴射量の決定は、圧力
室１０の穴径ｈと関係しており、穴径ｈと接着剤の塗布
量には所定の関係が成り立っている。即ち、圧力室１０
の穴径ｈが大きい場合には、ノズル９の噴射孔８から多
量の接着剤が噴射され、圧力室１０の穴径ｈが小さい場
合には、ノズル９の噴射孔８から少量の接着剤が噴射さ
れる。
孔８から噴射されるが、接着剤の噴射量の決定は、圧力
室１０の穴径ｈと関係しており、穴径ｈと接着剤の塗布
量には所定の関係が成り立っている。即ち、圧力室１０
の穴径ｈが大きい場合には、ノズル９の噴射孔８から多
量の接着剤が噴射され、圧力室１０の穴径ｈが小さい場
合には、ノズル９の噴射孔８から少量の接着剤が噴射さ
れる。
【００２９】したがって、穴径ｈの異なる圧力室１０を
有する部材１１と取り換えることによって、ノズル９の
噴射孔８から噴射される接着剤の塗布量を変化させるこ
とができ、接着剤の塗布径の可変範囲が広く、しかも接
着剤の安定した噴射特性を維持でき、且つ高精度を孔径
を必要とする噴射孔８を有するノズル９を取り換える必
要がなく安価に製造できる。
有する部材１１と取り換えることによって、ノズル９の
噴射孔８から噴射される接着剤の塗布量を変化させるこ
とができ、接着剤の塗布径の可変範囲が広く、しかも接
着剤の安定した噴射特性を維持でき、且つ高精度を孔径
を必要とする噴射孔８を有するノズル９を取り換える必
要がなく安価に製造できる。
【００３０】図３は第２実施形態の接着剤塗布装置の要
部を示す縦断面図である。尚、上記第１実施形態の接着
剤塗布装置における同一部材、同一箇所には同一符号を
付して説明を省略する。
部を示す縦断面図である。尚、上記第１実施形態の接着
剤塗布装置における同一部材、同一箇所には同一符号を
付して説明を省略する。
【００３１】この第２実施形態の接着剤塗布装置は、図
３に示すように、調温部７の先端とノズル９の噴射孔８
との間に水平移動可能に配設された可動プレートからな
る部材１１Ａに、穴径の異なる大小２つの圧力室１０
Ａ、１０Ｂが形成されており、更に、スプリング１４に
よって下向きに付勢されたサポート筒１５の円弧状先端
１５ａが係入される係入穴１６Ａ、１６Ｂが圧力室１０
Ａ、１０Ｂの周囲に形成され、係入穴１６Ａ、１６Ｂに
与圧をもってサポート筒１５の円弧状先端１５ａが係入
され、可動プレートからなる部材１１Ａはノズル９側に
圧着されている。
３に示すように、調温部７の先端とノズル９の噴射孔８
との間に水平移動可能に配設された可動プレートからな
る部材１１Ａに、穴径の異なる大小２つの圧力室１０
Ａ、１０Ｂが形成されており、更に、スプリング１４に
よって下向きに付勢されたサポート筒１５の円弧状先端
１５ａが係入される係入穴１６Ａ、１６Ｂが圧力室１０
Ａ、１０Ｂの周囲に形成され、係入穴１６Ａ、１６Ｂに
与圧をもってサポート筒１５の円弧状先端１５ａが係入
され、可動プレートからなる部材１１Ａはノズル９側に
圧着されている。
【００３２】この可動プレートからなる部材１１Ａは、
ノズル９の周壁部の対向する箇所に設けられた横穴９
ａ、９ｂにスライド可能に挿入されている。
ノズル９の周壁部の対向する箇所に設けられた横穴９
ａ、９ｂにスライド可能に挿入されている。
【００３３】この第２実施形態の接着剤塗布装置では、
図４の状態から可動プレートからなる部材１１Ａを左方
側へスライドさせることによって、可動プレートからな
る部材１１Ａの係入穴１６Ａからサポート筒１５の円弧
状先端１５ａをスプリング１４の付勢力に抗して上方に
押し上げ、小さな穴径の圧力室１０Ａから大きな穴径の
圧力室１０Ｂをノズル９の噴射孔８の箇所に位置させ
て、可動プレートからなる部材１１Ａの係入穴１６Ｂに
サポート筒１５の円弧状先端１５ａを与圧をもって係入
し、この可動プレートからなる部材１１Ａをノズル９側
に圧着させることができ、穴径の異なる圧力室１０Ａ、
１０Ｂのいずれかを選択できるようになっている。
図４の状態から可動プレートからなる部材１１Ａを左方
側へスライドさせることによって、可動プレートからな
る部材１１Ａの係入穴１６Ａからサポート筒１５の円弧
状先端１５ａをスプリング１４の付勢力に抗して上方に
押し上げ、小さな穴径の圧力室１０Ａから大きな穴径の
圧力室１０Ｂをノズル９の噴射孔８の箇所に位置させ
て、可動プレートからなる部材１１Ａの係入穴１６Ｂに
サポート筒１５の円弧状先端１５ａを与圧をもって係入
し、この可動プレートからなる部材１１Ａをノズル９側
に圧着させることができ、穴径の異なる圧力室１０Ａ、
１０Ｂのいずれかを選択できるようになっている。
【００３４】この第２実施形態の接着剤塗布装置によれ
ば、ノズル９を取り外すことなく、可変プレートからな
る部材１１Ａをスライドさせるだけの簡単な操作で異な
る穴径の圧力室１０Ａ、１０Ｂを選択できる。
ば、ノズル９を取り外すことなく、可変プレートからな
る部材１１Ａをスライドさせるだけの簡単な操作で異な
る穴径の圧力室１０Ａ、１０Ｂを選択できる。
【００３５】これにより、ノズル９の噴射孔８から噴射
される接着剤の塗布量を容易に変化させることができ、
接着剤の塗布径の可変範囲が広く、しかも安定した接着
剤の噴射特性を維持でき、且つ安価に製造できる。
される接着剤の塗布量を容易に変化させることができ、
接着剤の塗布径の可変範囲が広く、しかも安定した接着
剤の噴射特性を維持でき、且つ安価に製造できる。
【００３６】図４は第３実施形態の接着剤塗布装置の要
部を示す縦断面図である。尚、上記第１実施形態の接着
剤塗布装置における同一部材、同一箇所には同一符号を
付して説明を省略する。
部を示す縦断面図である。尚、上記第１実施形態の接着
剤塗布装置における同一部材、同一箇所には同一符号を
付して説明を省略する。
【００３７】この第３実施形態の接着剤塗布装置は、図
４に示すように、圧力室１０を有する円板状の部材１１
Ｂをノズル９の内面側に配設し、その周縁部を調温部７
の先端内周面に形成された凹部７ｂに嵌め入れて固定し
ている。
４に示すように、圧力室１０を有する円板状の部材１１
Ｂをノズル９の内面側に配設し、その周縁部を調温部７
の先端内周面に形成された凹部７ｂに嵌め入れて固定し
ている。
【００３８】この第３実施形態の接着剤塗布装置では、
ノズル９を調温部７から外して別の異なる穴径の圧力室
１０を有する円板状の部材１１Ｂと取り換えることによ
って、ノズル９の噴射孔８から噴射される接着剤の塗布
量を変化させることができ、接着剤の塗布径の可変範囲
が広く、しかも安定した接着剤の噴射特性を維持でき、
且つ安価に製造できる。
ノズル９を調温部７から外して別の異なる穴径の圧力室
１０を有する円板状の部材１１Ｂと取り換えることによ
って、ノズル９の噴射孔８から噴射される接着剤の塗布
量を変化させることができ、接着剤の塗布径の可変範囲
が広く、しかも安定した接着剤の噴射特性を維持でき、
且つ安価に製造できる。
【００３９】また、円板状の部材１１Ｂを使用している
ので、構造が簡単であり、更に安価に製造できる。
ので、構造が簡単であり、更に安価に製造できる。
【００４０】尚、本発明は、上記した３例の圧力室を有
する部材１１、１１Ａ、１１Ｂに限らず、他の形状の部
材を使用してもよいことは勿論である。
する部材１１、１１Ａ、１１Ｂに限らず、他の形状の部
材を使用してもよいことは勿論である。
【００４１】
【発明の効果】本発明によれば、接着剤の塗布径を変え
るときに、異なる大きさの圧力室を有する部材を選択し
て用いることにより、接着剤の塗布径を容易に変更で
き、しかも安定した接着剤の噴射特性を得ることができ
る。
るときに、異なる大きさの圧力室を有する部材を選択し
て用いることにより、接着剤の塗布径を容易に変更で
き、しかも安定した接着剤の噴射特性を得ることができ
る。
【００４２】更に、異なる大きさの圧力室を有する安価
な部材を用い、異なる孔径の高精度な噴射孔を有する高
価な複数のノズルを必要としないので、安価に製造でき
る。
な部材を用い、異なる孔径の高精度な噴射孔を有する高
価な複数のノズルを必要としないので、安価に製造でき
る。
【図１】本発明の第１実施形態の接着剤塗布装置の一部
断面した正面図である。
断面した正面図である。
【図２】第１実施形態の接着剤塗布装置の要部の拡大縦
断面図である。
断面図である。
【図３】第２実施形態の接着剤塗布装置の要部の拡大縦
断面図である。
断面図である。
【図４】第３実施形態の接着剤塗布装置の要部の拡大縦
断面図である。
断面図である。
【図５】従来の接着剤塗布装置の縦断面図である。
２ 装置本体 ３ プランジャ ３ａ 下端面 ４ アジャスタ ５ 接着剤供給部 ７ 調温部 ８ 噴射孔 ９ ノズル １０ 圧力室 １１ 有底筒状の部材 １０Ａ 圧力室 １０Ｂ 圧力室 １１Ａ 可動プレートからなる部材 １１Ｂ 円板状の部材
Claims (3)
- 【請求項１】 装置本体内で往復運動するプランジャ
と、接着剤を装置本体内に供給する接着剤供給部と、装
置本体の先端に設けられ接着剤噴射孔を有するノズルと
を備えた接着剤塗布装置において、前記ノズルの噴射孔
と連通した状態で前記プランジャの下降時にその下端面
で封止される圧力室を有する部材を装置本体内に配設し
たことを特徴とする接着剤塗布装置。 - 【請求項２】 圧力室を有する部材を穴径の異なる圧力
室を有する他の部材と交換可能としたことを特徴とする
請求項１に記載の接着剤塗布装置。 - 【請求項３】 穴径の異なる複数の圧力室を有する部材
を移動可能に配設したことを特徴とする請求項１に記載
の接着剤塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32005497A JPH11156266A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 接着剤塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32005497A JPH11156266A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 接着剤塗布装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11156266A true JPH11156266A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18117216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32005497A Pending JPH11156266A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 接着剤塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11156266A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000024526A1 (fr) * | 1998-10-23 | 2000-05-04 | Musashi Engineering, Inc. | Procede et dispositif de distribution de liquide a vitesse constante |
| WO2002076623A1 (fr) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Musashi Engineering, Inc. | Procede de formation de gouttelettes et dispositif de diffusion de gouttelettes a volume constant |
| JP2020032384A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 日本電産株式会社 | 塗布装置 |
| WO2020110358A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | コネクトオール株式会社 | 積層コアの製造方法、接着剤塗布装置及び積層コアの製造装置 |
-
1997
- 1997-11-20 JP JP32005497A patent/JPH11156266A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000024526A1 (fr) * | 1998-10-23 | 2000-05-04 | Musashi Engineering, Inc. | Procede et dispositif de distribution de liquide a vitesse constante |
| US6527142B1 (en) | 1998-10-23 | 2003-03-04 | Musashi Engineering, Inc. | Liquid constant rate discharge method and device |
| WO2002076623A1 (fr) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Musashi Engineering, Inc. | Procede de formation de gouttelettes et dispositif de diffusion de gouttelettes a volume constant |
| US7134617B2 (en) | 2001-03-27 | 2006-11-14 | Musashi Engineering, Inc. | Droplets forming method and device for discharging constant-volume droplets |
| JP2020032384A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 日本電産株式会社 | 塗布装置 |
| WO2020110358A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | コネクトオール株式会社 | 積層コアの製造方法、接着剤塗布装置及び積層コアの製造装置 |
| JP2020089208A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | コネクトオール株式会社 | 積層コアの製造方法、接着剤塗布装置及び積層コアの製造装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041102 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070220 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070626 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071023 |