JPH11155755A - 湿式加温装置 - Google Patents

湿式加温装置

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Publication number
JPH11155755A
JPH11155755A JP34210197A JP34210197A JPH11155755A JP H11155755 A JPH11155755 A JP H11155755A JP 34210197 A JP34210197 A JP 34210197A JP 34210197 A JP34210197 A JP 34210197A JP H11155755 A JPH11155755 A JP H11155755A
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JP
Japan
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heated
ceiling
wet
ceiling surface
plate
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JP34210197A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Watabe
強志 渡部
Hideo Kawakami
秀生 川上
Kazuo Matsubara
一雄 松原
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Atom Medical Corp
Original Assignee
Atom Medical Corp
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K10/00Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
    • A47K10/24Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
    • A47K10/32Dispensers for paper towels or toilet-paper
    • A47K2010/3266Wet wipes
    • A47K2010/3293Wet wipes combined with wipe warming devices

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  • Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加温物を水蒸気を利用して加湿し、加温す
る湿式加温装置で、天井面に付着して結露した水滴を被
加温物の上に落下することがないようにすること。 【解決手段】 湿式加温装置であるタオル蒸し器1の収
容部2にタオル3を収めたタオル籠4を収容させ、該収
容部2の下方に貯水部6を設け、加熱手段7によって貯
水部6の水を加熱し蒸発させる。収容部2の上方の蓋体
10を屋根板13と天井板14との二重構造として、天井板14
を断面ほぼ逆V字形状として天井面14d を傾斜面で形成
する。発生した水蒸気はタオル3の加温を行なって上昇
し、天井面14d に付着し、その傾斜のため天井面14d に
結露して形成された水滴は、天井面14d の周縁部に流れ
て該周縁部から落下し、タオル3の上には落下しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蒸気を用いて容
器に収容された収容物を加温する湿式加温装置に関し、
特にタオルを蒸すタオル蒸し器に適した湿式加温装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】湿式加温装置は、水蒸気を利用して容器
内の収容物を加温する装置であり、特にタオルを加温す
るのに適している。従来のタオル用湿式加温装置、すな
わちタオル蒸し器は、タオルを収容する収容部の下部に
貯水部を備え、この貯水部の上方に被加温物であるタオ
ルを収容させ、この収容部を、内部圧が高圧にならない
ように適宜な蒸気抜きを具備させてほぼ密閉し、上記貯
水部の水を加熱して蒸気を発生させ、タオルを蒸すこと
によって加温するものである。
【0003】タオルなどは乾燥させてしまってはその使
用勝手が悪くなってしまうので、ある程度の湿り気を与
える必要があり、また湿り過ぎても不都合である。その
ために湿式加温装置には貯留水の加熱制御が行なわれ、
適宜な状態でタオルが加湿され、加温されるようにして
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の湿式加温装置では、天井面がほぼ水平に配され
ているため、次のような問題がある。発生した水蒸気は
上昇する途中でタオルを加温しながら適宜に湿らせるこ
とになり、貯留水の加熱制御が行なわれて、加温用の蒸
気量の制御が行なわれるが、タオルに含まれることなく
通過して上昇する蒸気が存在する。この蒸気は容器の天
井面に達することになり、冷却されて結露することにな
る。そして、天井面が水平であるため、結露量が多くな
ると結露している位置から雫となってタオルの上に落下
することになる。落下した水分はタオルに含まれてしま
うためタオルを必要以上に湿らさせてしまうことにな
り、使用時に絞らなければならなくなってしまうが、高
温でもあり、容易に絞ることができず、使用勝手を悪く
してしまうおそれがある。
【0005】そこで、この発明の目的は、天井面で結露
して形成された水分が水滴となって被加温物の上に落下
することを防止して、必要以上に加湿されないようにし
た湿式加温装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る湿式加温装置
は、加湿、加温すべき被加温物を収容した収容部に加熱
水蒸気を供給し、この水蒸気にさらして上記被加温物を
加温する湿式加温装置において、前記収容部の天井面
を、該天井面に付着した水滴が該天井面を伝わって該天
井面の周縁部に流れるよう案内する形状に形成したこと
を主たる特徴としている。
【0007】すなわち、前記収容部に供給されて被加温
物の加温に供した、あるいは供しない水蒸気は上昇して
前記天井面に付着し、冷却されて該天井面に結露する。
結露が適宜な大きさの水滴に生長すると、前記天井面が
水滴をその周縁部に案内して流す形状に形成してあるか
ら、この水滴は該天井面を伝わって天板の周縁部に向っ
て流れ該周縁部から落下したり、収容部の壁面を伝わっ
て流れ落ちたりする。したがって、被加温物の上に落下
することがなく、不必要に被加温物を加湿してしまうこ
とがない。
【0008】また、請求項2の発明に係る湿式加温装置
は、加湿、加温すべき被加温物を収容した収容部に加熱
水蒸気を供給し、この水蒸気にさらして上記被加温物を
加温する湿式加温装置において、前記収容部の天井面を
傾斜面に形成したことを特徴としている。
【0009】すなわち、天井面に結露して生長した水滴
は、傾斜面で形成された天井面を伝わってその周縁部に
向って流れることになる。しかも、傾斜面であるから、
天井面を形成することになる天板を所望の形状に容易に
加工することができる。
【0010】加温用の水蒸気は前記収容部に外部から供
給する構造とすることができるが、落下した水滴は外部
に排出するようにしなければならない。水蒸気は水を加
熱して発生するのであるから、落下した水滴も水蒸気の
発生に供することができれば、加温用の水蒸気を回収す
るサイクルとして構成することができる。このため、請
求項3の発明に係る湿式加温装置は、加湿、加温すべき
被加温物を収容した収容部に加熱水蒸気を供給し、この
水蒸気にさらして上記被加温物を加温する湿式加温装置
において、前記収容部の下側に設けた貯水部と、前記貯
水部の水を加熱して蒸気を発生させる加熱手段と、傾斜
面で形成した前記収容部の天井面とからなり、前記加熱
手段で加熱されて発生した水蒸気を前記収容部に供給し
て被加温物を加温することを特徴としている。
【0011】すなわち、天井面に結露した水滴は、天井
面の周縁部から落下したり、収容部の側壁を伝わって収
容部の下部の貯水部に至る。この貯水部には前記加熱手
段が設けられて、水蒸気が発生されるようにしてあるか
ら、結露した水滴が回収されて水蒸気の発生に供される
ことになる。したがって、この湿式加温装置を閉じた系
のものとして構成することができる。
【0012】前記傾斜面は、1つの面で構成するもので
あっても構わないが、結露した水滴を容器内で均等に落
下させることが好ましい。そのために適した構造とし
て、請求項4の発明に係る湿式加温装置は、前記傾斜面
を、その中央部を周縁部よりも高くして、天井面を複数
の傾斜面で形成したことを特徴としている。
【0013】例えば天井面を2つの面で構成し、これら
2つの面を断面ほぼ逆V字形状に組み合わせて構成すれ
ば、結露した水滴はこの逆V字形の端部を形成する縁部
に向って流れることになる。また、内側面を4つの面を
組み合わせて四角錐状に形成すれば、結露した水滴は全
ての縁部に向って流れる。なお、必要に応じて3つある
いは5つ以上の傾斜面を組み合わせて天井面を構成する
こともできる。
【0014】また、水滴が天井面を容易に伝わって流れ
るように、請求項5の発明に係る湿式加温装置は、前記
天井面に撥水性を具備させたことを特徴としている。
【0015】内側面に撥水性を具備させるには、天井面
を形成する天板自体を撥水性を備えたフッ素樹脂などの
合成樹脂で形成したり、天井面に当該合成樹脂を被覆し
ても構わない。
【0016】また、例えば、腐食などを考慮してステン
レス鋳物によって容器の屋根部を形成し、その内側面を
傾斜面にして天井面とした構造とすることものできる
が、板材を加工して形成したものの方が、軽量であり安
価である。しかし、単一の板材のみでは、容器内部の熱
が外部に容易に伝達されて、容器外部の壁面が熱くなっ
てしまい、不用意に触れてしまった場合には不都合であ
る。そこで、請求項6の発明に係る湿式加温装置は、前
記天井面を収容部の屋根板の内側に適宜距離を隔てて設
けた天井板により形成し、収容部の上部を屋根板と天井
板との二重構造としたことを特徴としている。
【0017】すなわち、前記天井板と屋根板との間隙が
断熱部として機能し、容器内部の熱が外部に伝達される
ことが防止され、容器外部の面を構成する屋根板の温度
を上昇させない。
【0018】また、被加温物の出し入れのためには扉体
が設けられ、収容部の側面に該扉体を設けることもでき
るが、小型の湿式加温装置には蓋体を設けてこの蓋体を
開閉して被加温物の出し入れを行なうものがあり、この
ため請求項7の発明に係る湿式加温装置は、収容部の上
部を開閉する蓋体を設け、該蓋体を屋根板と該屋根板の
内側に適宜距離を隔てて設けた天井板とにより構成し、
該蓋体を屋根板と天井板との二重構造としたことを特徴
としている。
【0019】すなわち、蓋体によって開閉する場合に
は、蓋体が軽量であることが望ましく、そのため、蓋体
を二重構造とする。これにより、軽量化を図ることがで
き、容器内部の熱が蓋体の表面に伝達されることが防止
される。
【0020】そして、この構成による湿式加温装置を利
用して加温する具体的な物品としてタオルがあり、その
ため請求項8の発明に係る湿式加温装置は、前記被加温
物がタオルであって、該タオルを蒸すことを特徴として
いる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る湿式加温装置を具体的に
説明する。なお、本実施形態では、この湿式加温装置と
してタオル蒸し器を例として説明する。
【0022】図1はこの発明に係る湿式加温装置をタオ
ル蒸し器1に実施した場合の概略の構造を示す断面図で
ある。収容部2には、被加温物であるタオル3を収容し
たタオル籠4が収容される。この収容部2の底部には、
多孔板などによって形成された底板5が着脱自在に設け
られており、タオル籠4はこの底板5に載置される。こ
の底板5の下方には水を貯める貯水部6が設けられてお
り、内部に加熱手段としてのヒータ7が設けられてい
る。このヒータ7の作動によって貯水部6に貯められた
水が加熱されて沸騰し、水蒸気を発生することになる。
また、このヒータ7は、上記収容部2に隣接した部分に
収容された図示しないコントロールユニットによって制
御され、タオル3を適宜な状態に加湿するようにしてあ
る。
【0023】収容部2の上方は開口されており、図4に
示すように、この開口をヒンジ部11を有する蓋体10で開
閉するようにしてある。なお、ヒンジ部11の反対側には
把手部12が設けられ、この把手部12を把持して蓋体10を
開閉させる。前記収容部2の上端縁部には、フランジ部
2aが設けられており、このフランジ部2aにパッキン8が
収められて蓋体10で開口を閉成した状態で蓋体10の下端
面がこのパッキン8に密着して開口の周縁部が封止され
るようにしてある。
【0024】蓋体10は、図2に示すように、このタオル
蒸し器1の容器である収容部2の屋根面を構成する屋根
板13とこの屋根板13の下側に配された天井板14とによっ
て構成されている。天井板14は図1および図2に示すよ
うに断面ほぼ逆V字形状となるよう、板材を折曲して形
成されており、その内側面で天井面14d が形成される。
このV字形の先端部には、ほぼ水平方向に伸長させたフ
ランジ部14a が形成されている。なお、天井板14の断面
逆V字形の折曲部を連ねた直線と直交する面を、図3に
示すように、天井板14の端部に止着された側板15で形成
してある。この側板15の下端部には、上記フランジ部14
a に連続させたフランジ部15a が形成されている。この
蓋体10を閉成した状態では、前記パッキン8にこのフラ
ンジ部14a 、15a のフランジ面が当接するようにしてあ
る。
【0025】前記天井板14の裏面の四隅部には、水平部
を備えたブラケット14b が止着されている。他方、屋根
板13の内側面であって上記ブラケット14b を臨んだ部分
には、支持ボルト16が下方を指向させて植設してあり、
上記ブラケット14b の水平部にはこの支持ボルト16が挿
通する透孔が形成されている。また、天井板14の一部で
あって、上記透孔を挿通した支持ボルト16の先端が臨ん
だ位置には、適宜径の透孔が形成され、この透孔を通し
て上記支持ボルト16のナット17を締め付けることができ
るようにしてあり、該ナット17を締め付けた後には、盲
板14c によって閉塞されるようにしてある。また、支持
ボルト16には適宜長さのスペーサリング18と断熱スペー
サ19とを嵌装させることにより、屋根板13と天井板14と
が適宜に離隔し、これらの間に間隙20が形成されてい
る。すなわち、上記支持ボルト16にスペーサリング18と
断熱スペーサ19とを嵌装し、先端部をブラケット14b の
透孔を挿通させて、支持ボルト16の該先端部にナット17
を締め付けることによって屋根板13と天井板14とを一体
にする。そして、ナット17を締め付けるために天井板14
に形成された透孔に盲板14c を係合させて閉塞してあ
る。
【0026】前記天井板14の天井面14d には撥水性を具
備させてあり、このため、天井板14を撥水性を備えたフ
ッ素樹脂などの合成樹脂によって形成したり、天井板14
をステンレスなどの金属で形成して天井面14d にこの種
の合成樹脂を被覆して構成してある。
【0027】また、蓋体10の屋根板13の適宜部分には、
適宜数の小孔からなる蒸気抜き部21が形成されて、収容
部2内の圧力が高圧とならないようにしてある。
【0028】以上により構成したこの発明に係る湿式加
温装置の図1〜図4に示した実施形態の作用を、以下に
説明する。
【0029】タオル3を収容させたタオル籠4を収容部
の上方から装填し、蓋体10を閉成すると、蓋体10の天井
板14のフランジ部14a 、15a が収容部2の上端縁部に配
されたパッキン8に押し当てられて該上端縁部が封止さ
れ、収容部2がほぼ密閉される。前記図示しないコント
ロールユニットのメインスイッチなどをオンするとヒー
タ7が発熱を開始し、貯水部6に貯められた水が加熱さ
れる。適宜な温度まで加熱されると水が沸騰し、蒸発す
ることなり、水蒸気が上昇する。この水蒸気は収容部2
の底板5の透孔を通過して収容部2に侵入し、収容部2
に収容されたタオル籠4内のタオル3がこの水蒸気にさ
らされて加温されるとともに加湿されることになる。
【0030】タオル3を加温した水蒸気や加温に寄与し
なかった水蒸気が上昇すると、天井板14の天井面14d に
達して付着し冷却されて結露することになる。この結露
した水滴が適宜な大きさまで生長すると、天井面14d の
傾斜に案内されて移動する。この天井面14d は中央部が
周縁部よりも高くしてあるほぼ逆V字形状に形成されて
いるから、水滴は天井板14の周縁部に向って流れること
になる。しかも、天井面14d には撥水性を具備させてあ
るから、水滴は円滑に天井面14d を伝わって流れること
になり、付着した位置から落下してしまうほど生長する
前に周縁部に向って流れることになる。周縁部に達した
水滴は、該周縁部から落下し、あるいは収容部2の側壁
を伝わって収容部2の底板5に至り、貯水部6に流れ込
んで、再びヒータ7により加熱されることになる。
【0031】上述したように、天井板14は加熱された水
蒸気にさらされて高温になるが、この天井板14と屋根板
13との間に間隙20が形成されているため、該間隙20で断
熱され、屋根板13はさほど昇温されることがない。この
ため、作業者が不用意に蓋体10に接触しても火傷するこ
ともない。しかも、屋根板13と天井板14とを結合させた
支持ボルト16には断熱スペーサ19を嵌装させてあるか
ら、このスペーサの部分を伝熱して屋根板13が昇温する
ことも防止される。
【0032】図1〜図4に示した実施形態では、天井板
14を断面ほぼV字形状となるように折曲して形成したも
のとして説明したが、天井面14d に付着して結露した水
滴が天井板14の周縁部に向って流れる形状のものであれ
ば、他の形状であっても構わない。図5(a)は、天井板
31を1枚の平板によって構成したもので、その一つの辺
31a を高く配し、当該辺に対向した他の辺31b を低く配
して天井面31c を傾斜面としたものであり、この天井面
31c に結露した水滴は辺31b を有する縁部に向って流
れ、この縁部から落下する。図5(b)は、天井板32をほ
ぼ四角錐状に組み合わせて構成したもので、天井面32a
は四角錐の内側面で形成される。したがって、天井面32
a に結露した水滴は該四角錐のそれぞれの辺縁に向って
流れ、それぞれの縁部から落下することになる。この四
角錐を正四角錐で形成すれば、それぞれの縁部から落下
する水滴の量がほぼ均一になる。
【0033】また、図6に示す天井板33は、4枚の板材
を、その1枚の構成板33a をほぼ2等辺三角形に形成す
るとともに鉛直に配し、この構成板33a の等しい長さの
辺のそれぞれにほぼ直角三角形で形成した構成板33b を
連続させ、それぞれの構成板33b の斜辺に、ほぼ2等辺
三角形で形成した構成板33c の等しい長さの辺を連続さ
せて組み合わせて構成したものである。なお、この説明
では、2等辺三角形と直角三角形の組み合わせとして説
明したが、これらの特異な三角形に限らず、4枚の構成
板のうちの1枚を鉛直に配して構成しても構わない。
【0034】すなわち、天井面は縁部に水滴を案内する
ことができる傾斜面を備えているものであればよく、さ
らには球面や放物面その他の曲面の一部で形成するもの
であっても構わず、収容部2の形状などに応じて天井面
の形状を変更することもできる。
【0035】また、この実施形態では収容部2の下方に
貯水部6を備えたタオル蒸し器1を例示して説明した
が、大型の湿式加温装置などでは、装置の外部にボイラ
などの蒸気発生装置を備えて該湿式加温装置内部の収容
部に蒸気を供給する構成とすることがあり、その場合で
あっても天井面を傾斜面などとすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る湿
式加温装置によれば、天井面に水蒸気が付着し、結露し
て形成された水滴は、天井面を伝わって該天井面の周縁
部に流れ、該周縁部から落下するから、この天井面の下
方に設けられた収容部に収容されている被加温物に落下
することがなく、該被加温物を適宜な湿り状態に保つこ
とができる。
【0037】また、請求項2の発明に係る湿式加温装置
によれば、天井面を、該天井面に結露した水滴を案内す
るような形状として傾斜面としたから、天井面の加工を
極力簡単に行なうことができる。
【0038】また、請求項3の発明に係る湿式加温装置
によれば、天井面に結露して天井面の端縁部から落下し
た水滴は、貯水部に戻すことができ、小型の湿式加温装
置にとって適したものとすることができる。
【0039】また、請求項4の発明に係る湿式加温装置
によれば、一つの周縁部に偏ることなく、周縁部からほ
ぼ均一に水滴を落下させることができる。
【0040】また、請求項5の発明に係る湿式加温装置
によれば、天井面を円滑に水滴を流すことができ、天井
面の途中で予期せずに水滴が生長してしまって当該位置
から落下してしまうことを防止できる。
【0041】また、請求項6または請求項7の発明に係
る湿式加温装置によれば、天井板と屋根板との二重構造
としたから、軽量化を図ることができるとともに、外部
に露呈する屋根部が高温となることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る湿式加温装置をタオル蒸し器に
実施した場合の概略の構造を示す断面図である。
【図2】この発明に係る湿式加温装置をタオル蒸し器に
実施した場合の天井部分を構成する蓋体の概略の断面図
である。
【図3】この発明に係る湿式加温装置をタオル蒸し器に
実施した場合の天井面を示す概略の斜視図である。
【図4】この発明に係る湿式加温装置をタオル蒸し器に
実施した場合の該タオル蒸し器の概略の側面図で、想像
線で蓋体を開放した状態を示している。
【図5】この発明に係る湿式加温装置をタオル蒸し器に
実施した場合の、天井面の他の実施形態を示す概略の斜
視図である。
【図6】この発明に係る湿式加温装置をタオル蒸し器に
実施した場合の、天井面のさらに他の実施形態を示す概
略の斜視図である。
【符号の説明】
1 タオル蒸し器(湿式加温装置) 2 収容部 3 タオル(被加温物) 4 タオル籠 6 貯水部 7 ヒータ(加熱手段) 10 蓋体 11 ヒンジ部 13 屋根板 14 天井板 14d 天井面 18 スペーサリング 19 断熱スペーサ 20 間隙 21 蒸気抜き部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加湿、加温すべき被加温物を収容した収
    容部に加熱水蒸気を供給し、この水蒸気にさらして上記
    被加温物を加温する湿式加温装置において、 前記収容部の天井面を、該天井面に付着した水滴が該天
    井面を伝わって該天井面の周縁部に流れるよう案内する
    形状に形成したことを特徴とする湿式加温装置。
  2. 【請求項2】 加湿、加温すべき被加温物を収容した収
    容部に加熱水蒸気を供給し、この水蒸気にさらして上記
    被加温物を加温する湿式加温装置において、 前記収容部の天井面を傾斜面に形成したことを特徴とす
    る湿式加温装置。
  3. 【請求項3】 加湿、加温すべき被加温物を収容した収
    容部に加熱水蒸気を供給し、この水蒸気にさらして上記
    被加温物を加温する湿式加温装置において、 前記収容部の下側に設けた貯水部と、 前記貯水部の水を加熱して蒸気を発生させる加熱手段
    と、 傾斜面で形成した前記収容部の天井面とからなり、 前記加熱手段で加熱されて発生した水蒸気を前記収容部
    に供給して被加温物を加温することを特徴とする湿式加
    温装置。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面を、その中央部を周縁部より
    も高くして、天井面を複数の傾斜面で形成したことを特
    徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の湿
    式加温装置。
  5. 【請求項5】 前記天井面に撥水性を具備させたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    湿式加温装置。
  6. 【請求項6】 前記天井面を収容部の屋根板の内側に適
    宜距離を隔てて設けた天井板により形成し、収容部の上
    部を屋根板と天井板との二重構造としたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の湿式加温
    装置。
  7. 【請求項7】 収容部の上部を開閉する蓋体を設け、該
    蓋体を屋根板と該屋根板の内側に適宜距離を隔てて設け
    た天井板とにより構成し、該蓋体を屋根板と天井板との
    二重構造としたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    5のいずれかに記載の湿式加温装置。
  8. 【請求項8】 前記被加温物がタオルであって、該タオ
    ルを蒸すことを特徴とする請求項1ないし請求項7のい
    ずれかに記載の湿式加温装置。
JP34210197A 1997-11-27 1997-11-27 湿式加温装置 Pending JPH11155755A (ja)

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