JPH11155532A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH11155532A
JPH11155532A JP32306697A JP32306697A JPH11155532A JP H11155532 A JPH11155532 A JP H11155532A JP 32306697 A JP32306697 A JP 32306697A JP 32306697 A JP32306697 A JP 32306697A JP H11155532 A JPH11155532 A JP H11155532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
laver
food
pizza
processed food
Prior art date
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Pending
Application number
JP32306697A
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English (en)
Inventor
Katsumi Watanabe
克己 渡辺
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Individual
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  • Edible Seaweed (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 餅、ピザ等の加工食品を電子レンジで加熱す
る場合に、加熱時間が長過ぎて柔らかくなり過ぎたとし
ても、それらが流れ出るのを防止する。 【解決手段】 複数枚のシート状の海苔を接合して角環
状の側板2とするとともに、側板2の下部開口部に1枚
のシート状の海苔を接合してその部分を閉塞する底板3
とし、全体を箱状に形成する。内部に餅、ピザ等の加工
食品4を入れて電子レンジで加熱すると、加工食品4は
レストラン等で提供されるものと同じように、柔らか
く、温かい状態となる。加熱時間が長過ぎて加工食品4
が柔らかくなり過ぎても容器1内に入っているので容器
1外に流れ出ることはない。食する場合には、容器1で
加工食品4を包み込んで容器1ごと食することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は容器に関し、特
に、餅、ピザ等の加工食品を電子レンジで加熱する場合
等に有効な容器に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】近年、スーパー等の食料
品売場等では様々な加工食品が販売されている。これら
の加工食品の多くは、調理済み又は半調理の状態で販売
されているので、調理の手間、時間を短縮するのに大変
便利な商品である。例えば、餅、ピザ等の加工食品は、
電子レンジで加熱するだけで簡単に食することができる
ので、大変人気のある商品となっている。
【0003】しかしながら、餅、ピザ等の加工食品は、
電子レンジで加熱する場合に加熱時間が長過ぎると、柔
らかくなり過ぎて流れ出てしまい、食するのが困難にな
ったり、流れ出たものが電子レンジの各部に付着して除
去するのに手間がかかったりする等の問題が生じる。
【0004】この発明は、前記のような従来のもののも
つ問題点を解決したものであって、餅、ピザ等の加工食
品を電子レンジで加熱する場合に加熱時間が長過ぎて、
餅、ピザ等の加工食品が柔らかくなり過ぎたとしても、
それらが流れ出て食するのが困難になったり、流れ出た
ものが電子レンズの各部に付着して除去するに手間がか
かったりするようなことのない容器を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの発明は、全体を海苔で形成した手段を採用
したものである。また、箱状をなすとともに、全体を海
苔で形成した手段を採用したものである。さらに、乾燥
した海苔を接合して箱状に形成した手段を採用したもの
である。さらに、流動状態の海苔を成形型内に流し込ん
で乾燥させて箱状に形成した手段を採用したものであ
る。さらに、カップ状をなすとともに、全体を海苔で形
成した手段を採用したものである。さらに、乾燥した海
苔を接合してカップ状に形成した手段を採用したもので
ある。さらに、流動状態の海苔を成形型内に流し込んで
乾燥させてカップ状に形成した手段を採用したものであ
る。さらに、海苔で形成した蓋を有する手段を採用した
ものである。さらに、前記蓋は乾燥した海苔からなる手
段を採用したものである。さらに、前記蓋は流動状態の
海苔を成形型内に流し込んで乾燥させてなる手段を採用
したものである。さらに、前記海苔は、生海苔、焼海苔
又は味付海苔である手段を採用したものである。
【0006】
【作用】この発明は前記のような手段を採用したことに
より、全体を海苔で形成した容器内に、餅、ピザ等の加
工食品を入れて電子レンジで加熱すると、餅、ピザ等の
加工食品はレストラン等で提供されるものと同じように
柔らかく、温かくなる。この場合、加熱時間が長過ぎ
て、餅、ピザ等の加工食品が柔らかくなり過ぎたとして
も、それらは容器内に入っているので流れ出すようなこ
とはない。そして、食する場合には、容器から餅、ピザ
等の加工食品を取り出すことなく、容器で餅、ピザ等の
加工食品を包み込んで容器ごと食することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
の形態について説明する。図1には、この発明による容
器の第1の実施の形態が示されている。この容器1は、
上下が開口する角環状の側板2と側板2の下部開口部を
閉塞する四角板状の底板3とによって上部が開口する箱
状に形成したものであって、内部に餅、ピザ等の加工食
品4を収納できるようにしたものである。
【0008】側板2は、4枚のシート状の乾燥した海苔
を一列に並べて隣接する端辺どうしを互いに接合すると
ともに、長手方向の両端どうしを互いに接合して角環状
(四角環状)に形成したものである。なお、側板2は、
4枚に限らず、1枚、2枚、3枚又は4枚以上の海苔を
用いて角環状に形成してもよい。また、四角環状に限ら
ず、三角、五角、六角、七角、八角環状……、円環状等
としてもよいものである。
【0009】底板3は、側板2の下部開口部よりも一回
り大きく形成した四角板状の乾燥した海苔からなるもの
であって、周縁部を側板2の下部開口部に接合すること
によって、側板2の下部開口部を閉塞するようになって
いる。
【0010】シート状の乾燥した海苔の端辺どうしを互
いに接合するには、端辺どうしを所定の幅で重ね合わせ
てその部分をアルコール、水等の液体で湿らせて加圧
し、ドライヤー等で乾燥させればよい。なお、アルコー
ル、水等の液体に限らず、食することが可能な接着剤等
を用いて接合するようにしてもよいものである。
【0011】海苔としては、生海苔、焼海苔又は味付海
苔を用いることができるが、これらに限定することな
く、他の種類の海苔又は海苔と同様の性質を有するもの
であってもよい。
【0012】そして、上記のように構成した容器1内に
餅、ピザ等の加工食品4を入れて電子レンジ(図示せ
ず)で加熱すると、餅、ピザ等の加工食品4は、レスト
ラン等で提供されるものと同じように、程よい柔らか
さ、温かさとなり、美味しく食することができる。
【0013】この場合、電子レンジによる加熱時間が長
過ぎて、餅、ピザ等の加工食品4が柔らかくなり過ぎた
としても、それらは容器1内に収納されているので容器
1外に流れ出るようなことはない。そして、食する場合
には、容器1から餅、ピザ等の加工食品4を取り出すこ
となく、容器1で餅、ピザ等の加工食品4を包み込んで
そのまま食することができる。
【0014】図2には、この発明による容器の第2の実
施の形態が示されている。この容器1は、容器1の上部
開口部にシート状(四角形状)の乾燥した海苔からなる
蓋5を接合して、上部開口部を開閉できるようにしたも
のであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示
すものと同様である。
【0015】そして、上記のように構成したこの実施の
形態による容器1にあっても、前記第1の実施の形態に
示すものと同様に、電子レンジによる加熱時間が長過ぎ
て、餅、ピザ等の加工食品4が柔らかくなり過ぎたとし
ても、それらは容器1内に収納されているので容器1外
に流れ出るようなことはない。そして、食する場合に
は、容器1から餅、ピザ等の加工食品4を取り出すこと
なく、容器1で餅、ピザ等の加工食品4を包み込んでそ
のまま食することができる。また、この実施の形態に示
す容器1は、容器1の上部開口部を開閉する蓋5を有し
ているので、電子レンジによる加熱時に蓋5で容器1の
上部開口部を閉塞しておくことによって、更に効果的に
餅、ピザ等の加工食品4が容器1外に流れ出るのを防止
することができる。
【0016】図3には、この発明による容器の第3の実
施の形態が示されている。この実施の形態に示すもの
は、側板2を上方に行くに従って順次広がるテーパ角環
状に形成したものであって、その他の構成は前記第1の
実施の形態に示すものと同様である。
【0017】そして、このように側板2をテーパ角環状
に形成することによって、複数の容器1、1……を重ね
合わせることができるので、運搬、保管等に便利にな
る。なお、この実施の形態においても、前記第2の実施
の形態に示すものと同様に、個々の容器1の上部開口部
にそれぞれシート状の海苔製の蓋(図示せず)を接合す
るようにしてもよい。また、側板2は、角環状に限ら
ず、上方に行くに従って順次広がるテーパ円環状であっ
てもよいものである。
【0018】図4には、この発明による容器の第4の実
施の形態が示されている。この実施の形態に示すもの
は、形状が同じで大きさの異なる複数の容器1、1……
を一セットとしたものであって、個々の容器1の構成は
前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0019】そして、このように形状が同じで大きさの
異なる複数の容器1、1……を一セットとすることによ
って、複数の容器1、1……を重ね合わせることができ
るので、運搬、保管等に便利になるとともに、大きさの
異なる様々な加工食品4に用いることができることにな
る。なお、この実施の形態においても、前記第2の実施
の形態に示すものと同様に、個々の容器1の上部開口部
にそれぞれシート状の海苔製の蓋(図示せず)を接合す
るようにしてもよい。
【0020】図5には、この発明による容器の第5の実
施の形態が示されている。この容器11は、上下が開口
する円環状に形成した側板12と側板12の下部開口部
を閉塞する略円板状の底板13とによって、上部が開口
するカップ状に形成したものであって、内部に餅、ピザ
等の加工食品4を収納できるように構成したものであ
る。
【0021】側板12は、1枚のシート状の乾燥した海
苔の長手方向の両端を所定の幅で重ね合わせて接合して
円環状に形成したものである。なお、側板12は、1枚
のシート状の乾燥した海苔を表裏方向に交互に折り曲げ
てジャバラ状に形成するとともに、長手方向の両端を所
定の幅で重ね合わせて接合してジャバラ環状に形成して
もよいものである。
【0022】底板13は、側板12の下部開口部よりも
一回り大きく形成した略円板状の乾燥した海苔からなる
ものであって、周縁部を側板12の下部開口部に接合す
ることによって、側板12の下部開口部を閉塞するよう
になっている。
【0023】側板12の接合方法及び側板12と底板1
3との接合方法は、前記第1の実施の形態に示すものと
同様である。
【0024】そして、上記のように構成したこの実施の
形態に示す容器11にあっても、前記第1の実施の形態
に示すものと同様に、電子レンジ(図示せず)による加
熱時間が長過ぎて、餅、ピザ等の加工食品4が柔らかく
なり過ぎたとしても、それらは容器11内に収納されて
いるので容器11外に流れ出るようなことはない。そし
て、食する場合には容器11から餅、ピザ等の加工食品
4を取り出すことなく、容器11で餅、ピザ等の加工食
品4を包み込んでそのまま食することができる。
【0025】図6には、この発明による容器の第6の実
施の形態が示されている。この容器11は、容器11の
上部開口部にシート状の海苔製の蓋15を接合して、容
器11の上部開口部を開閉できるようにしたものであっ
て、その他の構成は前記第5の実施の形態に示すものと
同様である。
【0026】そして、この実施の形態に示すものにあっ
ても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、電子
レンジによる加熱時間が長過ぎて、餅、ピザ等の加工食
品4が柔らかくなり過ぎたとしても、それらは容器11
内に収納されているので容器11外に流れ出るようなこ
とはない。そして、食する場合には、容器11から餅、
ピザ等の加工食品4を取り出すことなく、容器11で
餅、ピザ等の加工食品4を包み込んでそのまま食するこ
とができる。また、この実施の形態に示す容器11は、
上部開口部を開閉する蓋15を有しているので、上部開
口部を蓋15で閉塞しておくことにより、電子レンジに
よる加熱時に更に効果的に餅、ピザ等の加工食品4が容
器11外に流れ出るのを防止することができる。
【0027】図7には、この発明による容器の第7の実
施の形態が示されている。この実施の形態に示すもの
は、形状が同じで大きさの異なる複数の容器11、11
……を一セットとしたものであって、個々の容器11の
構成は前記第5の実施の形態に示すものと同様である。
【0028】そして、このように形状が同じで大きさの
異なる複数の容器11、11……を一セットとすること
によって、運搬、保管等に便利となるとともに、大きさ
の異なる様々な加工食品4の容器11として利用するこ
とができる。
【0029】なお、この実施の形態においても、前記第
6の実施の形態に示すものと同様に、個々の容器11に
シート状の海苔製の蓋を接合して、容器11の上部開口
部を開閉できるようにしてもよいものである。
【0030】なお、前記各実施の形態においては、側板
2、12及び底板3、13にシート状の乾燥した海苔を
用いて接合することによって箱状又はカップ状の容器
1、11に形成したが、箱状又はカップ状に形成した成
形型内にどろどろの流動状態の海苔を流し込んで乾燥さ
せて箱状又はカップ状に形成してもよいものである。
【0031】
【発明の効果】この発明は、前記のように構成したこと
により、海苔製の容器内に餅、ピザ等の加工食品を入れ
て電子レンジで所定時間加熱することにより、餅、ピザ
等をレストラン等で提供されるものと同じように、柔ら
かく、温かい状態とすることができ、美味しく食するこ
とができることになる。そして、電子レンジによる加熱
時間が長過ぎて、餅、ピザ等の加工食品が柔らかくなり
過ぎたとしても、それらは容器内に収納されているので
容器外に流れ出るようなことはなくなる。したがって、
加熱時間が長過ぎて、餅、ピザ等の加工食品が柔らかく
なり過ぎても、それらが流れ出すことによって食するこ
とが困難になったり、流れ出たものが電子レンジの各部
に付着してその除去に手間がかかったりするようなこと
は完全になくなり、安心して餅、ピザ等の加工食品を電
子レンジで加熱することができることになる等の優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による容器の第1の実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】この発明による容器の第2の実施の形態を示す
斜視図である。
【図3】この発明による容器の第3の実施の形態を示す
断面図である。
【図4】この発明による容器の第4の実施の形態を示す
斜視図である。
【図5】この発明による容器の第5の実施の形態を示す
斜視図である。
【図6】この発明による容器の第6の実施の形態を示す
斜視図である。
【図7】この発明による容器の第7の実施の形態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1、11……容器 2、12……側板 3、13……底板 4……加工食品 5、15……蓋

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体を海苔で形成したことを特徴とする
    容器。
  2. 【請求項2】 箱状をなすとともに、全体を海苔で形成
    したことを特徴とする容器。
  3. 【請求項3】 乾燥した海苔を接合して箱状に形成した
    請求項2記載の容器。
  4. 【請求項4】 流動状態の海苔を成形型内に流し込んで
    乾燥させて箱状に形成した請求項2記載の容器。
  5. 【請求項5】 カップ状をなすとともに、全体を海苔で
    形成したことを特徴とする容器。
  6. 【請求項6】 乾燥した海苔を接合してカップ状に形成
    した請求項5記載の容器。
  7. 【請求項7】 流動状態の海苔を成形型内に流し込んで
    乾燥させてカップ状に形成した請求項5記載の容器。
  8. 【請求項8】 海苔で形成した蓋を有する請求項1〜7
    記載の容器。
  9. 【請求項9】 前記蓋は乾燥した海苔からなる請求項8
    記載の容器。
  10. 【請求項10】 前記蓋は流動状態の海苔を成形型内に
    流し込んで乾燥させてなる請求項8記載の容器。
  11. 【請求項11】 前記海苔は、生海苔、焼海苔又は味付
    海苔である請求項1〜10記載の容器。
JP32306697A 1997-11-25 1997-11-25 容 器 Pending JPH11155532A (ja)

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JP32306697A JPH11155532A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 容 器

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JP32306697A JPH11155532A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 容 器

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JPH11155532A true JPH11155532A (ja) 1999-06-15

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ID=18150720

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JP32306697A Pending JPH11155532A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 容 器

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JP (1) JPH11155532A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012055664A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Takuko Ishihara 落とし蓋
JP2020185028A (ja) * 2019-05-09 2020-11-19 株式会社丸善 餅用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012055664A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Takuko Ishihara 落とし蓋
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