JP2020185028A - 餅用容器 - Google Patents

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【課題】餅を容器に入れた状態で容器ごと加熱して餅を調理することができる容器において、加熱中における餅の移動を制限する手段を講じた餅用容器を提供する。【解決手段】餅を容器に入れた状態で容器ごと加熱して餅を調理することができる容器であり、容器の底板に配され、加熱された餅の移動を制限する第1凸部を備える餅用容器である。【選択図】図1

Description

本発明は、餅用容器に関する。
特許文献1又は特許文献2に示すように、餅を容器に収容したまま、容器ごと餅を加熱調理することができる容器が知られている。
特許文献1には、電子レンジによる加熱に耐える合成樹脂材料で構成した容器に、包装袋で包装した餅と、包装袋に巻回された食用海苔とを収納した容器が開示されている。電子レンジに容器に収容された餅片を入れて加熱調理すること、加熱調理した餅を収容した容器にしょうゆやみりんを入れて受皿として使用することが記載されている。
特許文献2には、ポリプロピレンシートの上に、食品用シリコーン層をコーティングしたポリプロピレンフィルムをダイレクトラミネートして構成された容器が開示されている。この容器の中に餅を収容して電子レンジで加熱調理することが記載されている。
特開平11−276348号公報 特開2015−19954号公報
特許文献1又は特許文献2の容器では、容器に収容した餅を容器ごと加熱調理した際に、餅が加熱調理中に膨らんで転がるなどして餅が移動することがあった。餅の移動の程度が大きいと、餅が容器からはみ出して電子レンジなどの加熱調理器具の壁面に餅が付着することがあった。
本発明は、餅を容器に入れた状態で容器ごと加熱して餅を調理することができる容器において、加熱中における餅の移動を制限する手段を講じた餅用容器を提供することを目的とする。
餅を容器に入れた状態で容器ごと加熱して餅を調理することができる容器であり、容器の底板に配され、加熱された餅の移動を制限する第1凸部を備える餅用容器により、上記の課題を解決する。第1凸部により、加熱中における餅の移動を制限することができる。
上記の餅用容器は、第1凸部の内側の底板に配され、餅を支持する第2凸部をさらに備える構成とすることが好ましい。第2凸部によって、餅を支持することにより、餅が容器の底板に接触する面積を小さくすることができる。これによって、加熱中の餅が容器に付着しにくくなる。
上記の餅用容器において、第1凸部及び第2凸部のうち少なくともいずれか一方は、閉じた突条であり、閉じた突条の内部に液体を貯留可能に構成されたものとすることが好ましい。これにより、貯留された液体を利用して餅を加熱調理することができる。
上記の餅用容器は、底板の縁から突出する側壁をさらに備えており、側壁の一端部と他端部とは連結され閉じた形状とすることが好ましい。側壁を設けることにより、例えば、餅の加熱調理後に餅用容器に調味料を投入するなどして、餅用容器を喫食用の受け皿として使用する際に、調味料をこぼれ難くすることができる。また、餅を加熱調理する際により確実に餅が容器からはみ出すことを防止することができる。
上記の餅用容器において、側壁と餅の移動を制限する第1凸部との間には、加熱された餅が膨化を許容する余部が設けられることが好ましい。これにより、餅を加熱調理する際に、膨化した餅が側壁に付着することを防止することができる。
上記の餅用容器において、側壁の高さは、餅の厚みよりも大きく構成することが好ましい。これにより、餅を加熱調理する際に、膨化した餅が容器の上端からはみ出しにくくすることができる。
上記の餅用容器において、容器の内側は、粘着防止層を有する構成とすることが好ましい。これによって、餅を加熱調理する際に、容器に餅をより付着しにくくすることができる。
本発明によれば、餅を容器に入れた状態で容器ごと加熱して餅を調理することができる容器において、加熱中における餅の移動を制限する手段を講じた餅用容器を提供することができる。
第1実施形態の餅用容器の平面図である。 図1のAA部における端面図である。 図1のBB部における端面図である。 第2実施形態の餅用容器の平面図である。 図4のCC部における端面図である。 第3実施形態の餅用容器の平面図である。 図6のDD部における端面図である。 第4実施形態の餅用容器の平面図である。 図8のEE部における端面図である。 第5実施形態の餅用容器の平面図である。 図10のFF部における端面図である。
以下、本発明の餅用容器の実施形態について、図面を参照して説明する。図1ないし図3に餅用容器の第1実施形態を示し、図4及び図5に餅用容器の第2実施形態を示し、図6及び図7に餅用容器の第3実施形態を示し、図8及び図9に餅用容器の第4実施形態を示し、図10及び図11に餅用容器の第5実施形態を示す。
[第1実施形態]
本実施形態の餅用容器1a(以下、単に容器と称することがある。)は、図1ないし図3に示したように、餅8を容器1aに入れた状態で容器1aごと加熱して餅を調理することができる。本実施形態の容器1aは、角餅に適している。
容器1aは、底板11と、底板の縁部分から突出する側壁12とを有する。底板の形状は、平面視において長方形状である。底板の形状はこれに限定されず、例えば、平面視において、正方形状、円形状、又は楕円形状などにすることができる。側壁12は、底板11の縁部から平面側へ突出し、側壁12の一端部と他端部と連結されており、閉じた形状とされている。なお、閉じた形状とは、側壁の一端部と他端部とが連結されており、側壁が連続する形状のことをいう。側壁12の下端部は、底板11と連結された形状とされている。本実施形態の容器1aでは、側壁12は、平面視において長方形の四辺に沿って設けられている。側壁12は、閉じた形状とされているため、容器1aの中に液状又は粉末状などの調味料を投入した際に、こぼれ難くなっている。側壁12の上端部は容器1aの側方及び下方に2度折り曲げられた形状の縁部13を有する。これにより、食品用ラップフィルムを開口部に被せた際に、食品用ラップフィルムを受ける部分が構成される。
本実施形態の容器1aは、側壁の上端が解放されており、開口部14とされている。餅8は、開口部14を経て容器内に収容され、底板11に載置される。容器1aは、餅の加熱調理だけではなく、餅の包装容器としても使用することができる。例えば、容器1aの内部に餅8を収納して、開口部14を食品用ラップフィルムで覆って密閉した状態で流通させることができる。この際、きな粉などの粉末調味料;醤油、みりん、若しくは砂糖などを含有する液体調味料;又は糖蜜などを餅と同梱することができる。粉末調味料などは、例えば、プラスチックバッグなどの容器に封入しておけばよい。
容器1aの底板11には、餅8に隣接し、かつ餅8の縁を囲むようにして、第1凸部15が配されている。第1凸部15は、平面視において閉じた1本の突条から構成される。突条は、図1に示したように、角取がされた略長方形状の枠体を形成し、図2及び図3に示したように、平面側に突出する形状である。第1凸部15は、加熱する前の餅8の縁と第1凸部15との間に0〜10mmの隙間ができる程度の寸法にすることが好ましく、隙間が3mm以下となるようにすることが好ましい。
容器1aの底板11には、上記の第1凸部15の内側に第2凸部16が配されている。第2凸部16は、平面視において閉じた1本の突条から構成される。突条は、図1に示したように、角取がされた略長方形状の枠体を形成し、図2及び図3に示したように、平面側に突出する形状である。第2凸部16によって形成される枠体は、第1凸部15に内包される形状であり、第1凸部15によって形成される枠体よりも径が小さい形状である。第2凸部16の平面視における形状は、餅8の平面視における形状よりも小さく構成されている。そして、第2凸部16の側面視における突出高さは、第1凸部15の突出高さよりも小さく構成されている。
図2及び図3に示したように、餅8は、第2凸部16に接するように載置する。これにより、餅8の底面が底板11から少し持ち上がった状態で支持される。このようにして餅8と底板11と接触面積が小さくなるため、加熱調理の際に軟化した餅8が底板11に付着し難くなる。
図2及び図3に示したように、餅8を加熱する前の状態又は加熱後に餅8が膨化した状態で、第1凸部15には餅8の縁が接触する。餅8の縁が第1凸部15に接触するため、膨化した餅が転がったり、餅が膨化によって移動しようとした際に、第1凸部によって餅の移動が制限される。これによって、容器1aの外に餅がはみ出したり、容器の外に餅が転がり落ちたりして、電子レンジなどの加熱調理器具に付着することを防ぐことができる。本実施形態の容器1aでは、上述のように、第1凸部15の高さは、第2凸部16の高さよりも高く構成されているため、餅8の縁がより確実に第1凸部15に接触するようになっている。
本実施形態の容器1aでは、第1凸部15及び第2凸部16の両方が、閉じた突条から構成される。このため、閉じた突条の内側である第1凸部15と第2凸部16との間、又は第2凸部16の内側に、液体を貯留することができる。なお、閉じた突条とは、突条の一端部と他端部とが連結され、突条が連続する形状のことをいう。液体としては、水、又は酒若しくはみりんなどの調味液が挙げられる。液体を閉じた突条の内側に貯留した状態で、餅8を加熱調理することにより、餅8に調味液の風味を付与したり、餅の水分が不足している場合には餅を蒸すようにして加熱することができる。液体は餅8の下方に貯留されることになるため、蒸発した液体を餅に効率的に接触させることが可能になる。
上述のように、本実施形態の容器1aでは、側壁12が閉じた形状とされている。このため、容器1aに収納されている加熱調理後の餅8に対して、例えば、きな粉などの粉末調味料、又は醤油、砂糖、若しくはみりんなどを含有する液体調味料などをかけて、喫食することができる。すなわち、容器1aは、流通時の包装容器としてだけではなく、加熱調理用の容器として機能し、さらに喫食時の受け皿としても機能する。これに加えて、側壁12は、万が一、餅が移動したり、過度に膨化した際に、餅8が容器1aの外にはみ出したり、転げ落ちたりすることを防止する壁としても機能する。
本実施形態の容器1aでは、第1凸部15と側壁12との間に、加熱された餅が膨化することを許容する余部17が設けられている。余部17は、平面視において、加熱前の餅8の上下左右の端部と側壁12との間に設けられる空間のことである。加熱により餅8が膨化したとしても、側壁12との間に空間的な余裕が存在するため、膨化した餅8が側壁12に付着したり、側壁12を越えて容器1aからはみ出したりすることが防止される。余部17の寸法は、例えば、第1凸部15と側壁12との直線距離L1が2〜6cmとなるようにすることが好ましく、3〜6cmとなるように設定することがより好ましい。餅は加熱によって概ね2倍程度まで膨化するため、餅の長さ方向における余部の寸法は、L1×2の値が餅の長さの2倍以上とすることが好ましく、3倍以下となるようにすることが好ましい。同様に、餅の幅方向における余部の寸法は、L1×2の値が餅の幅の2倍以上とすることが好ましく、3倍以下となるようにすることが好ましい。
本実施形態の容器1aでは、側壁の高さが餅の厚みよりも大きくなるように空間的な余裕を持たせて構成されている。例えば、図3に示したように、容器1aの上端と容器1aの底板11との直線距離L2が2〜8cmとなるようにすることが好ましく、より好ましくは2〜6cmとなるように設定されている。これによって、加熱により膨化した餅が容器1aの上端からはみ出さないように空間的な余裕を持たせている。餅は加熱によって概ね2倍程度まで膨化するため、L2の値は、餅の厚みの2倍以上にすることが好ましく、3倍以下になるようにすることが好ましい。
本実施形態の容器1aでは、容器の内側に粘着防止層を設けている。これによって、加熱により軟化した餅が容器の内側に付着しにくいように構成されている。粘着防止層は、軟化した餅の付着を低減できるものであればよく、例えば、シリコーン樹脂又は油脂を含有する層状物であることが好ましい。シリコーン樹脂又は油脂を含有する層状物としては、例えば、シリコーン樹脂又は油脂の塗布層、又はシリコーンを含有するフィルムなどが挙げられる。シリコーンを含有するフィルムは、例えば、ポリプロピレン又はポリエチレンなどのポリオレフィンのフィルム基材にシリコーン樹脂をコーティングしたものなどが挙げられる。
容器は、加熱に耐える素材で構成すればよく、例えば、ポリプロピレン、又はポリエチレンなどの素材で構成することができる。上述の粘着防止層は、容器を構成する基材の上に積層することにより、設けることが好ましい。積層の方法は、特に限定されず、例えば、粘着防止層を構成する熱可塑性樹脂を押出ラミネートにより積層してもよいし、粘着防止層を構成する剤を基材の上に塗布することによって構成してもよい。
[第2実施形態]
図4及び図5に示したように、本実施形態の容器1bは、図1ないし図3の容器1aに比して、第2凸部の構成のみが異なる。図4及び5では、容器1aと同様の構成については、図1ないし図3で使用したのと同様の符号を使用する。
本実施形態の容器1bでは、第2凸部16bは、第1凸部15に内包される第1突条161と第1突条161に内包される第2突条162とから構成される。第1突条161は、図4に示したように、平面視において、第1凸部15によって構成される長方形の枠体よりも径の小さい長方形の枠体を形成する閉じた突条で構成される。そして、第2突条162は、同様に、第1突条161により形成される長方形の枠体よりも径の小さい長方形の枠体を形成する閉じた突条で構成される。
図4に示したように、第1突条161及び第1突条162は、それぞれ、平面側に突出する1条の閉じた突条から構成される。図5に示したように、第1突条161及び第1突条162の側面視における突出高さは、第1凸部15の突出高さよりも小さく構成されている。図5に示したように、餅8は、第1突条161及び第1突条162によって、底板11から餅8の底面が離れた状態で支持される。
本実施形態の容器1bでは、第1凸部15、第1突条161、及び第2突条162のいずれもが閉じた突条で構成されており、それぞれの突条の内部に液体を貯留可能に構成されている。
第1突条、又は第2突条の形状は、平面視において、角取りがされた略長方形状である例を示したが、円形、又は三角形以上の多角形状などにすることができる。
第2凸部を構成する凸条の条数が2条の場合を示した。条数は、これに限定されず、例えば、3以上の条数にしてもよい。
[第3実施形態]
図6及び図7に示したように、本実施形態の容器1cは、図4及び図5の容器1bに比して、縁部13に凹部18を設けた点のみが異なる。図6及び図7では、容器1bと同様の構成については、図4及び図5で使用したのと同様の符号を使用する。
本実施形態の容器1cでは、図6及び図7に示したように、側壁12の上端部に設けられる縁部13に、容器1cの底面側に向かって窪んだ凹部18を設けている。この凹部18を利用して、容器1cの縁部13に箸19を架けたり、餅8に刺した串(図示略)を架けたりすることができる。
[第4実施形態]
図8及び図9に示したように、本実施形態の容器1dは、図1ないし図3の容器1aに比して、第1凸部の構成のみが異なる。図8及び図9では、容器1aと同様の構成については、図1ないし図3で使用したのと同様の符号を使用する。
本実施形態の容器1dでは、図8及び図9に示したように、第1凸部15dは、第2凸部16の外側に配される複数の円形の突起151から構成されており、平面視において略長方形の破線状の枠体であり、餅8の縁に隣接し、かつ餅を囲むように配置される。
第1凸部15dを構成する複数の突起151は、図9に示したように、平面側に突出する形状であり、餅8が移動しようとした際には、餅8の縁が接触する。これによって、餅が膨化することなどによる餅の移動が制限される。第1凸部15dの側面視における突出高さは、第2凸部16の側面視における突出高さよりも大きく構成されている。
容器1cでは、第1凸部15dは破線状となっているため液体を貯留しにくく、第2凸部16が液体を貯留するのに適している。
[第5実施形態]
本実施形態の容器1eは、丸餅に適したものであり、図10及び図11に示しように、底板の形状、側壁の形状、第1凸部の形状、及び第2凸部の形状が、図1ないし図3に示した容器1aに比して異なる。
本実施形態の容器1eでは、図10に示したように、底板11eは、平面視において円形であり、第1凸部15e及び第2凸部16eを設けた略板状である。容器1eは、底板11eの縁部分から突出する側壁12eを有する。側壁12eは、底板11eの縁部から平面側へ突出し、側壁の一端部と他端部とは連結されて閉じた形状とされている。本実施形態の容器1eでは、側壁12eは、平面視において円形の底板の円周部に沿って設けられている。側壁12eは、閉じた形状とされている。側壁12eの上端部は容器1aの側方及び下方に2度折り曲げられた形状の縁部13eを有する。
容器1eの底板11eには、第1凸部15eが配されている。第1凸部15eは、平面視において閉じた1本の突条から構成される。突条は、図10に示したように、円形状の枠体を形成し、図10及び図11に示したように、平面側に突出する形状である。第1凸部15eは、餅8eの縁と第1凸部15eとの間に0〜10mmの隙間ができる程度の寸法にすることが好ましく、隙間が3mm以下となるようにすることが好ましい。
容器1eの底板11eには、上記の第1凸部15eの内側に第2凸部16eが配されている。第2凸部16eは、平面視において円形の単一の突起から構成される。突起は、図10に示したように、平面視において円形状の凸部を形成し、図10及び図11に示したように、平面側に突出する形状である。第2凸部16eによって形成される凸部は、第1凸部15eを構成する枠体に内包される形状である。第2凸部16の平面視における形状は、餅の平面視における形状よりも小さく、かつ単一の突起で餅16eを支持可能な程度の大きさとされている。そして、第2凸部16eの側面視における突出高さは、第1凸部15eの突出高さよりも小さく構成されている。本実施形態の容器1eでは、第2凸部を単一の突起で構成したが、複数の突起で餅を支持する構成としてもよい。その場合、突起の数は、餅を支持することができる程度の数にすればよい。
図10及び図11に示したように、餅8eは、第2凸部16eに接するように載置する。これにより、餅8eの底面が底板11eから少し持ち上がった状態で支持される。このようにして餅8eと底板11eと接触面積が小さくなるため、加熱調理の際に軟化した餅が底板11eに付着し難くなる。
容器1eにおいては、第1凸部15eと側壁12eとの間に、上記の余部17の形状を、平面視において円形となるように変更した余部17eを有する。余部17eの寸法は、上記の余部17と同様にすることができる。
[変形例]
第1凸部の平面視における形状は、餅の移動を制限できるものであればよい。例えば、餅の平面視における形状に合わせて、正方形状、円形状、若しくは楕円形状などの枠体を構成する突条又は複数の突起などにすることができる。複数の突起は、例えば、破線状に配列することにより、枠体を形成するように設けることができる。複数の突起を採用する場合は、個々の突起の平面視における形状は、例えば、円形、又は矩形などの多角形にすることができる。
第2凸部の形状は、餅を支持することができるものであればよい。第2凸部の平面視における形状は、例えば、正方形状、円形状、若しくは楕円形状などの枠体を構成する突条、X字状などの突条、又は複数若しくは単一の突起にすることができる。突起を採用する場合は、突起の平面視における形状は、例えば、円形、又は矩形などの多角形にすることができる。第2凸部の側面視における形状は、平面側に突出し、餅の底面を容器の底板から離隔して支えるものとすることが好ましい。
側壁を省略し、第1凸部又は第2凸部を有する略板状の容器としてもよい。また、第2凸部を省略して、底板にて餅を支持する構成としてもよい。
1a 餅用容器
1b 餅用容器
1c 餅用容器
1d 餅用容器
1e 餅用容器
11 底板
11e 底板
12 側壁
15 第1凸部
15d 第1凸部
15e 第1凸部
16 第2凸部
16b 第2凸部
16e 第2凸部
17 余部
8 餅
8e 餅

Claims (7)

  1. 餅を容器に入れた状態で容器ごと加熱して餅を調理することができる容器であり、
    容器の底板に配され、加熱された餅の移動を制限する第1凸部を備える餅用容器。
  2. 第1凸部の内側の底板に配され、餅を支持する第2凸部をさらに備える請求項1に記載の餅用容器。
  3. 第1凸部又は第2凸部のうち少なくともいずれか一方は、閉じた突条であり、閉じた突条の内部に液体を貯留可能に構成された請求項1又は2に記載の餅用容器。
  4. 底板の縁から突出する側壁をさらに備えており、
    側壁の一端部と他端部とは連結され閉じた形状とされている請求項1ないし3のいずれかに記載の餅用容器。
  5. 側壁と餅の移動を制限する第1凸部との間には、加熱された餅が膨化することを許容する余部が設けられている請求項4に記載の餅用容器。
  6. 側壁の高さは、餅の厚みよりも大きく構成された請求項1ないし5のいずれかに記載の餅用容器。
  7. 容器の内側は、粘着防止層を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の餅用容器。
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