JPH11155187A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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Publication number
JPH11155187A
JPH11155187A JP32090997A JP32090997A JPH11155187A JP H11155187 A JPH11155187 A JP H11155187A JP 32090997 A JP32090997 A JP 32090997A JP 32090997 A JP32090997 A JP 32090997A JP H11155187 A JPH11155187 A JP H11155187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
enclosure
speakers
frequency
opposite
Prior art date
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Pending
Application number
JP32090997A
Other languages
English (en)
Inventor
Junzo Ikeyama
順三 池山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32090997A priority Critical patent/JPH11155187A/ja
Publication of JPH11155187A publication Critical patent/JPH11155187A/ja
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は各種音響機器に使用される小型のス
ピーカ装置に関するものであり、低域再生能力の向上し
たスピーカ装置を提供するものである。 【解決手段】 本発明は、第1、第2のエンクロージャ
ー15,16からなるエンクロージャー13に装着され
た第1のスピーカ11と第2のスピーカ12を逆位相に
接続し、エンクロージャー15にポート17を設けるこ
とで2つのスピーカの低域の強調をポート17で行なわ
せて低域再生の向上を図ったものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種音響機器に使用
されるスピーカ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にスピーカの再生能力を発揮させ
るためにエンクロージャーにスピーカを取り付けてスピ
ーカ装置を形成していた。又、特に低域部の再生能力を
向上させるために2本のスピーカを1つの空間を挟んで
取り付け、同一方向に駆動することにより低域での振幅
を増大させ、低域再生の向上を図ったシンメトリック方
式のスピーカ装置も開発されていた。
【0003】以下図面を参照しながら従来のスピーカ装
置について図4により説明する。図4は一般的なシンメ
トリック方式のスピーカ装置の概念図である。
【0004】同図によると、40はエンクロージャー、
41は開放側のスピーカ、42はエンクロージャー40
内に取り付けたスピーカ、43は一方の内部空間部、4
4は他方の内部空間部、45は電気信号入力用ハーネス
を示す。
【0005】以上のように構成された従来のスピーカ装
置について以下にその動作について説明する。まず電気
信号入力用ハーネス45に増幅器(図示せず)からの電
気信号を入力するとスピーカ41,42へ伝達され、お
互いのスピーカ41,42は入力信号に対し同一方向に
空気の粗密振動を発生させる。
【0006】その時スピーカ41,42は一方の内部空
間部43を挟んで設置されているので振動はお互いが増
幅されることになる。このことから外部へ発生する音声
信号はスピーカ41からであるが振幅の増幅した分(特
に低域部)再生能力を向上させることができるものであ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のスピーカ装置で
はスピーカ42から発生する振動エネルギーを一方の内
部空間部43を媒体としスピーカ41に伝達し、スピー
カ41を補助的に増幅するものであるため、エネルギー
の損失が大きく、再生能力を増幅させるポイントが明確
に設定できないという課題を有するものであった。
【0008】本発明は以上のような従来の課題を解決
し、再生効率が良く、再生時の能率向上ポイント(低域
部)を明確且つ容易に設定できるスピーカ装置を提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスピーカ装置は、エンクロージャー内に外方
に向かって装着された第1のスピーカと、外方から上記
エンクロージャー内の上記第1のスピーカに向かって上
記エンクロージャーに装着された第2のスピーカと、上
記エンクロージャーに設けられたポートとで構成され、
上記第1および第2のスピーカを入力信号に対してそれ
ぞれのスピーカの振動方向がお互いに逆になるように接
続したものであり、小型のスピーカ装置において低域の
再生周波数の能力の向上が図れるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、エンクロージャー内に外方に向かって装着された第
1のスピーカと、外方から上記エンクロージャー内の上
記第1のスピーカに向かって上記エンクロージャーに装
着された第2のスピーカと、上記エンクロージャーに設
けられたポートとで構成され、上記第1および第2のス
ピーカを入力信号に対してそれぞれのスピーカの振動方
向がお互いに逆になるように接続したものであり、上記
ポートからは第1、第2のスピーカ分の低域再生が行わ
れることになり、小型のスピーカ装置において上記ポー
トによって設定された低域の再生周波数の向上が図れる
ものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の第1および第2のスピーカを直列接続したものであ
り、第1および第2のスピーカの入力周波数によるイン
ピーダンスの差異を利用して中高音域の再生のコントロ
ールを行えるものである。
【0012】以下、本発明のスピーカ装置の一実施の形
態を図1から図3により説明する。 (実施の形態1)図1は本発明のスピーカ装置の一実施
の形態の概略断面図であり、図2は同再生周波数音圧特
性を示すものである。
【0013】同図によると、13はエンクロージャーで
あり、第1のエンクロージャー15、第2のエンクロー
ジャー16で構成されており、この第1のエンクロージ
ャー15には第1のスピーカ11である開放型スピーカ
が装着されると共に第1と第2のエンクロージャー1
5,16を構成する内部仕切板14に第2のスピーカ1
2が取り付けられている。17は第1のエンクロージャ
ー15に設けられたポートである。なお、第1のスピー
カ11と第2のスピーカ12はスピーカの振動方向がお
互いに逆になるように逆位相に接続されている。
【0014】次に動作とともにより詳細の構成について
説明すると、音声増幅器(図示せず)からの電気信号が
信号入力部19に印加されると接続コード18を通じて
第1、第2のスピーカ11,12へと伝達され、図2
(a)の周波数特性の音声信号を発生する。
【0015】この時、第1のスピーカ11はエンクロー
ジャー13より前面が開放されているため発生した音声
信号はそのまま放出されることとなるが、第2のスピー
カ12はエンクロージャー13の内部に配置され第1の
スピーカ11とは逆相に振幅するため第1のエンクロー
ジャー15内で第1、第2のスピーカ11,12の振幅
分空気の密度が増減される。
【0016】そこでこの第1のエンクロージャー15に
設置されたポート17によりホルム共振によって低域部
のある周波数に共鳴され強調された音声信号がエンクロ
ージャー13の外部に放出されることとなる。再生音は
スピーカからの直接音でなくポート17を通したもので
あるため中高域の再生音は音響的にカットされた図2
(b)に示す低域のみの再生音となる。よって最終的に
本実施の形態により再生される音声信号は図2(c)に
示すものとなる。
【0017】従って小型のスピーカを使用したスピーカ
装置でありながら従来の再生帯域以下の低域が可能とな
るものである。
【0018】即ち、ポート17からは2つのスピーカ分
の低域再生が行われることとなり、小型のスピーカ装置
などの低域再生上、不利なものがポート17による音響
フィルターを利用した低域での歪の少ない再生を図れる
ものである。
【0019】(実施の形態2)本発明の他の実施の形態
を図3により説明する。なお、実施の形態1と同一部分
は同一番号を付し、説明を省略して説明する。
【0020】図3は本発明の他の実施の形態の要部であ
る2個のスピーカの接続法を示す概略断面図であり、実
施の形態1との相違点は、第1、第2のスピーカ11,
12に対する接続コード18aの接続法である。
【0021】同図によると、第1、第2のスピーカ1
1,12の接続法を並列接続から直列接続法にしたもの
であり、スピーカの特性上発生する入力周波数に対する
抵抗値の上昇分の違いを利用し第1のスピーカ11の高
域再生のコントロールを行うものである。
【0022】即ち、第1のスピーカ11に高域周波数に
おけるインピーダンスの上昇の少ないものを用いた場合
は、閉鎖回路であるため電流Iが一定で高域でのインピ
ーダンスRが小さいため第1のスピーカ11の出力Wは
W=I*I*Rから相対的に減少するものとなる。よっ
て特に付加回路によるフィルターなしで高域再生の抑制
が図れるものであり、逆の場合は強調できることにな
る。
【0023】なお、上記実施の形態において第1、第2
のスピーカ11,12のインピーダンスを異ならせるこ
とによって、第1のスピーカ11の音声再生能力を制御
することを更に効果的に行えるものとなる。
【0024】
【発明の効果】本発明のスピーカ装置は、以上のように
逆位相となるように接続するとともに、エンクロージャ
ーにポートを設けたので、上記ポートからはこのポート
に依存する低域の共振周波数の第1、第2のスピーカ分
の低域再生が行われることになり、小型のスピーカ装置
において低域の再生周波数の能力の向上が図れるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカ装置の概略断面図
【図2】(a)同要部である各スピーカの周波数音圧特
性図 (b)同要部であるポートでの周波数音圧特性図 (c)同周波数音圧特性図
【図3】同他の実施の形態の概略断面図
【図4】従来のシンメトリック式のスピーカ装置の概略
【符号の説明】
11 第1のスピーカ 12 第2のスピーカ 13 エンクロージャー 15 第1のエンクロージャー 16 第2のエンクロージャー 17 ポート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンクロージャー内に外方に向かって装
    着された第1のスピーカと、外方から上記エンクロージ
    ャー内の上記第1のスピーカに向かって上記エンクロー
    ジャーに装着された第2のスピーカと、上記エンクロー
    ジャーに設けられたポートとで構成され、上記第1およ
    び第2のスピーカを入力信号に対してそれぞれのスピー
    カの振動方向がお互いに逆になるように接続されたスピ
    ーカ装置。
  2. 【請求項2】 第1と第2のスピーカを直列接続した請
    求項1に記載のスピーカ装置。
JP32090997A 1997-11-21 1997-11-21 スピーカ装置 Pending JPH11155187A (ja)

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JP32090997A JPH11155187A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 スピーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP32090997A JPH11155187A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 スピーカ装置

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JPH11155187A true JPH11155187A (ja) 1999-06-08

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ID=18126631

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32090997A Pending JPH11155187A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 スピーカ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102630066A (zh) * 2012-02-23 2012-08-08 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种八阶带通音箱及电视机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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