JPH11154984A - 通信装置、通信システム、通信方法および符号化復号化方法 - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法および符号化復号化方法

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JPH11154984A
JPH11154984A JP31990097A JP31990097A JPH11154984A JP H11154984 A JPH11154984 A JP H11154984A JP 31990097 A JP31990097 A JP 31990097A JP 31990097 A JP31990097 A JP 31990097A JP H11154984 A JPH11154984 A JP H11154984A
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Tasuku Yuguchi
翼 湯口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな回路規模で長距離および高速のデータ
伝送を実現することができる通信装置、通信システム、
通信方法および符号化復号化方法を提供することであ
る。 【解決手段】 送信ユニット1の符号化回路12は送信
すべきデータをバイフェーズ符号に符号化し、得られた
バイフェーズ符号を2分周し、送信回路13は2分周さ
れたバイフェーズ符号を符号化信号として送信する。受
信ユニット2の受信回路21は2分周されたバイフェー
ズ符号からなる符号化信号を受信し、復号化回路22は
データの各ビットの時間幅に相当する一定期間ごとに受
信された符号化信号のレベルの変化の有無を検出し、検
出されたレベルの変化の有無に基づいて符号化信号を復
号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送を行う
通信装置、通信システム、通信方法および符号化復号化
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】信号のレベルでデータ“0”および
“1”を表すNRZ(non-return zero)符号では、同じ
値のデータが続くと周波数が低くなり、異なる値のデー
タが交互に繰り返されると周波数が高くなる。データ伝
送において、信号がトランスを通過する場合には直流成
分が問題となる。そこで、信号の周波数を一定の帯域に
保つための種々の符号化方法が用いられる。
【0003】例えばバイフェーズ符号では、信号の立ち
上がりおよび立ち下がりでデータ“0”および“1”を
表している。そのため、信号の周波数が一定の帯域に保
たれる。
【0004】ところで、データ伝送を行う通信システム
において、多くの情報量を送るためには、周波数を高め
て高速通信を行う必要がある。しかしながら、通信距離
が長くなるにしたがって高速通信が困難になる。
【0005】図6(a)に示すように、短距離の通信で
は、高い周波数まで信号の減衰が少ない。この場合に
は、図7に示すように、高い周波数でも受信信号の波形
が送信信号の波形からほとんど変化しない。
【0006】一方、図6(b)に示すように、長距離の
通信では、高い周波数で信号の減衰が大きくなる。この
場合、図7に示すように、高い周波数で受信信号の波形
が送信信号の波形に比べてかなり変化する。そのため、
高い周波数の信号を用いて長距離通信を行うことは困難
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年の通信システムに
は、高速通信および長距離通信という相反する性能が求
められている。上記のように、長距離通信では、多くの
情報を短時間に送ることが難しい。そこで、同じ周波数
帯域でより多くの情報を送るために、より高度な振幅変
調または位相変調などが行われる。
【0008】図8(a)に標準信号の波形図を示し、図
8(b)に振幅変調された信号の波形図を示し、図8
(c)に位相変調された信号の波形図を示す。
【0009】図8(a)に示すように、標準信号では、
2つのレベルにより2値のデータが表される。図8
(b)に示すように振幅変調された信号では、4つの振
幅により4値のデータが表される。振幅変調された信号
は、複数のしきい値でサンプリングを行うことにより復
調される。この場合には、同じ周波数で送信される情報
量が標準信号の2倍となる。
【0010】図8(c)に示すように位相変調された信
号では、各周期におけるデューティ比により多値のデー
タが表される。位相変調された信号は、各周期内におい
て複数のタイミングでサンプリングを行うことにより復
調される。
【0011】このように、振幅変調または位相変調され
た信号を用いることにより同一の周波数で伝送する情報
量を大きくすることが可能となる。しかしながら、より
高度な振幅変調または位相変調を行うためには回路規模
が大きくなる。また、振幅変調または位相変調された信
号を復調するためにも回路規模が大きくなる。
【0012】本発明の目的は、小さな回路規模で長距離
および高速のデータ伝送を実現することができる通信装
置、通信システム、通信方法および符号化復号化方法を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係る通信装置は、送信すべきデータをバイ
フェーズ符号に符号化する符号化手段と、符号化手段に
より得られたバイフェーズ符号を2分周する分周手段
と、分周手段により2分周されたバイフェーズ符号を符
号化信号として送信する送信手段とを備えたものであ
る。
【0014】本発明に係る通信装置においては、送信す
べきデータがバイフェーズ符号に符号化され、そのバイ
フェーズ符号が2分周される。そして、2分周されたバ
イフェーズ符号が符号化信号として送信される。2分周
されたバイフェーズ符号は、データの各ビットの時間幅
に相当する一定期間ごとに符号化信号のレベルの変化の
有無を検出することにより復号化することができる。
【0015】この場合、2分周されたバイフェーズ符号
が符号化信号として送信されるので、同一の情報量をバ
イフェーズ符号の2分の1の周波数で伝送することが可
能となる。また、同一の周波数でバイフェーズ符号の2
倍の情報量を伝送することも可能となる。さらに、バイ
フェーズ符号を2分周することにより符号化信号が得ら
れるので、回路規模がほとんど大きくならない。したが
って、小さな回路規模で長距離および高速のデータ伝送
を実現することができる。
【0016】(2)第2の発明 第2の発明に係る通信装置は、2分周されたバイフェー
ズ符号からなる符号化信号を受信する受信手段と、受信
手段により受信された符号化信号のレベルの変化の有無
をデータの各ビットの時間幅に相当する一定期間ごとに
検出し、検出されたレベルの変化の有無に基づいて符号
化信号をデータに復号化する復号化手段とを備えたもの
である。
【0017】本発明に係る通信装置においては、2分周
されたバイフェーズ符号からなる符号化信号が受信さ
れ、データの各ビットの時間幅に相当する一定期間ごと
にその符号化信号のレベルの変化の有無が検出され、検
出されたレベルの有無に基づいて符号化信号がデータに
復号化される。
【0018】この場合、2分周されたバイフェーズ符号
からなる符号化信号が用いられるので、同一の情報量を
バイフェーズ符号の2分の1の周波数で伝送することが
可能となる。また、同一の周波数でバイフェーズ符号の
2倍の情報量を伝送することも可能となる。さらに、符
号化信号のレベルの変化の有無を一定期間ごとに検出す
ることにより符号化信号をデータに復号化することがで
きるので、回路規模がほとんど大きくならない。したが
って、小さな回路規模で長距離および高速のデータ伝送
を実現することができる。
【0019】(3)第3の発明 第3の発明に係る通信システムは、送信すべきデータを
バイフェーズ符号に符号化し、得られたバイフェーズ符
号を2分周し、2分周されたバイフェーズ符号を符号化
信号として送信する送信ユニットと、2分周されたバイ
フェーズ符号からなる符号化信号を受信し、受信された
符号化信号のレベルの変化の有無をデータの各ビットの
時間幅に相当する一定期間ごとに検出し、検出されたレ
ベルの変化の有無に基づいて符号化信号をデータに復号
化する受信ユニットとを備えたものである。
【0020】本発明に係る通信システムにおいては、送
信ユニットにより送信すべきデータがバイフェーズ符号
に符号化され、そのバイフェーズ符号が2分周され、2
分周されたバイフェーズ符号が符号化信号として送信さ
れる。また、受信ユニットにより2分周されたバイフェ
ーズ符号からなる符号化信号が受信され、データの各ビ
ットの時間幅に相当する一定期間ごとにその符号化信号
のレベルの変化の有無が検出され、検出されたレベルの
変化の有無に基づいて符号化信号がデータに復号化され
る。
【0021】このように、2分周されたバイフェーズ符
号が符号化信号として送受信されるので、同一の情報量
をバイフェーズ符号の2分の1の周波数で伝送すること
が可能となる。また、同一の周波数でバイフェーズ符号
の2倍の情報量を伝送することも可能となる。さらに、
バイフェーズ符号を2分周することにより符号化信号を
得ることができ、符号化信号のレベルの変化の有無を一
定期間ごとに検出することにより符号化信号をデータに
復号化することができるので、回路規模がほとんど大き
くならない。したがって、小さな回路規模で長距離およ
び高速のデータ伝送を実現することができる。
【0022】(4)第4の発明 第4の発明に係る通信方法は、データの送信時に、送信
すべきデータをバイフェーズ符号に符号化し、得られた
バイフェーズ符号を2分周し、2分周されたバイフェー
ズ符号を符号化信号として送信し、データの受信時に、
2分周されたバイフェーズ符号からなる符号化信号を受
信し、受信した符号化信号のレベルの変化の有無をデー
タの各ビットの時間幅に相当する一定期間ごとに検出
し、検出されたレベルの変化の有無に基づいて符号化信
号をデータに復号化するものである。
【0023】本発明に係る通信方法においては、2分周
されたバイフェーズ符号が符号化信号として送信される
ので、同一の情報量をバイフェーズ符号の2分の1の周
波数で伝送することが可能となる。また、同一周波数で
バイフェーズ符号の2倍の情報量を伝送することも可能
となる。さらに、バイフェーズ符号を2分周することに
より符号化信号を得ることができ、符号化信号のレベル
の変化の有無を一定期間ごとに検出することにより符号
化信号をデータに復号化することができるので、回路規
模がほとんど大きくならない。したがって、小さな回路
規模で長距離および高速のデータ伝送を実現することが
できる。
【0024】(5)第5の発明 第5の発明に係る符号化復号化方法は、データの符号化
時に、データをバイフェーズ符号に符号化し、得られた
バイフェーズ符号を2分周することにより符号化信号を
生成し、データの復号化時に、2分周されたバイフェー
ズ符号からなる符号化信号のレベルの変化の有無をデー
タの各ビットの時間幅に相当する一定期間ごとに検出
し、検出されたレベルの変化の有無に基づいて符号化信
号をデータに復号化するものである。
【0025】本発明に係る符号化復号化方法において
は、バイフェーズ符号を2分周することにより符号化信
号が生成されるので、同一の情報量をバイフェーズ符号
の2分の1の周波数で符号化することが可能となる。ま
た、同一の周波数でバイフェーズ符号の2倍の情報量を
符号化することができる。さらに、バイフェーズ符号を
2分周することにより符号化信号を生成することがで
き、符号化信号のレベルの変化の有無を一定期間ごとに
検出することにより符号化信号を復号化することができ
るので、回路規模がほとんど大きくならない。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
通信システムの構成を示すブロック図である。
【0027】図1の通信システムは、通信装置100
A,100Bおよび通信線3により構成される。通信装
置100Aは送信ユニット1を含み、通信装置100B
は受信ユニット2を含む。送信ユニット1および受信ユ
ニット2は通信線3を介して接続されている。
【0028】送信ユニット1は、入力回路11、符号化
回路12および送信回路13を含む。入力回路11には
例えば1または複数の入力用機器が接続される。また、
送信回路13は通信線3に接続される。
【0029】入力回路11は、入力用機器から入力され
た信号をパラレル信号として符号化回路12に与える。
符号化回路12は、入力回路11からのパラレル信号を
符号化(変調)し、シリアル信号として送信回路13に
与える。送信回路13は、符号化回路12からのシリア
ル信号を通信線3を介して受信ユニット2に送信する。
【0030】受信ユニット2は、受信回路21、復号化
回路22および出力回路23を含む。受信回路21は通
信線3に接続される。また、出力回路23には例えば1
または複数の出力用機器が接続される。
【0031】受信回路21は、送信ユニット1から通信
線3を介して送信されるシリアル信号を受信し、復号化
回路22に与える。復号化回路22は、受信回路21か
らのシリアル信号を符号化(復調)し、パラレル信号と
して出力回路23に与える。出力回路23は、復号化回
路22からのパラレル信号を出力用機器に出力する。
【0032】図2は図1の送信ユニット1の符号化回路
12の構成を示すブロック図である。また、図3は図2
の符号化回路12の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。本実施例では、各信号のハイレベルを
“1”とし、ローレベルを“0”とする。
【0033】図2に示すように、符号化回路12は、排
他的論理和回路121およびD型フリップフロップ回路
122を含む。
【0034】排他的論理和回路121の一方の入力端子
にはNRZ信号NRZが与えられ、他方の入力端子には
第1のクロック信号CLKが与えられる。排他的論理和
回路121から出力される排他的論理和信号EXは、D
型フリップフロップ回路122のデータ端子Dに与えら
れる。D型フリップフロップ回路122のクロック端子
Cには、第1のクロック信号CLKの2倍の周波数を有
する第2のクロック信号2CLKが与えられる。
【0035】D型フリップフロップ回路122の反転出
力端子Qbからバイフェーズ符号BIが出力される。D
型フリップフロップ回路123のクロック端子Cには、
D型フリップフロップ回路122から出力されるバイフ
ェーズ符号BIが与えられる。D型フリップフロップ回
路123の反転出力端子Qbの出力信号はデータ端子D
に入力され、出力端子Qから符号化信号CDが出力され
る。D型フリップフロップ回路123は、2分周回路と
して働く。符号化信号CDは、送信回路13により通信
線3を介して受信ユニット2に送信される。
【0036】図3に示すように、NRZ信号NRZは、
データが“1”のときにハイレベルとなり、データが
“0”のときにローレベルとなる。データの各ビットの
長さは、第1のクロック信号CLKの1周期分に相当す
る。ここで、データの各ビットの長さをTとする。
【0037】排他的論理和信号EXは、NRZ信号NR
Zの値と第1のクロック信号CLKの値とが等しいとき
に“0”(ローレベル)となり、NRZ信号NRZの値
と第1のクロック信号CLKの値とが異なるときに
“1”(ハイレベル)となる。
【0038】第2のクロック信号CLKの周期はT/2
である。第2のクロック信号CLKの立ち上がり時にお
ける排他的論理和信号EXの状態の反転信号がバイフェ
ーズ符号BIとなる。この場合、バイフェーズ符号BI
の“1”(ハイレベル)から“0”(ローレベル)への
変化がデータ“1”を表し、“0”(ローレベル)から
“1”(ハイレベル)への変化がデータ“0”を表す。
【0039】符号化信号CDは、バイフェーズ符号BI
を2分周することにより得られる。この符号化信号CD
は、データの各ビットの長さTに相当する各期間でレベ
ルの変化のない場合にデータ“1”を表し、変化のある
場合にデータ“0”を表す。
【0040】図4は図1の受信ユニット2の復号化回路
22の構成を示すブロック図である。また、図5は図4
の復号化回路22の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【0041】図4に示すように、復号化回路22は、ス
タートビット検出回路221、D型フリップロープ22
2,223および排他的否定論理和回路224を含む。
【0042】スタートビット検出回路221およびD型
フリップフロップ222のデータ端子Dには、受信回路
21により受信された符号化信号CDが与えられる。ス
タートビット検出回路221は、符号化信号CDに含ま
れるスタートビットSBを検出し、そのスタートビット
SBに基づいてサンプリング信号SPを出力する。サン
プリング信号SPは、D型フリップフロップ222,2
23のクロック端子Cに与えられる。
【0043】D型フリップフロップ222は、サンプリ
ング信号SPの立ち上がりに応答して、符号化信号CD
をラッチして出力端子Qから出力信号Aとして出力す
る。D型フリップフロップ222の出力信号Aは、D型
フリップフロップ223のデータ端子Dおよび排他的否
定論理和回路224の一方の入力端子に与えられる。
【0044】D型フリップフロップ223は、サンプリ
ング信号SPの立ち上がりに応答して、D型フリップフ
ロップ222の出力信号Aをラッチして出力端子Qから
出力信号Bとして出力する。D型フリップフロップ22
3の出力信号Bは、排他的否定論理和回路224の他方
の入力端子に与えられる。排他的否定論理和回路224
の出力端子から排他的否定論理和信号NEXが出力され
る。
【0045】図5に示すように、符号化信号CDはスタ
ートビットSBを含む。サンプリング信号SPは、符号
化信号CDに含まれるスタートビットSBの立ち下がり
に応答して発生する。データの各ビットの長さは、サン
プリング信号SPの2周期分に相当する。ここで、デー
タの各ビットの長さをTとする。
【0046】符号化信号CDのスタートビットSBに続
くデータ部分において、データの各ビットの長さTに相
当する各期間で変化のない場合にデータ“1”を表し、
変化のある場合にデータ“0”を表す。
【0047】出力信号Aは、符号化信号CDよりもサン
プリング信号SPの1/2周期分遅延した波形を有す
る。また、出力信号Bは、出力信号Aよりもサンプリン
グ信号SPの1周期分遅延した波形を有する。
【0048】排他的否定論理和信号NEXは、出力信号
Aの値と出力信号Bの値とが等しいときに“1”(ハイ
レベル)となり、NRZ信号NRZの値と出力信号Bの
値とが異なるときに“0”(ローレベル)となる。
【0049】データの1ビットに相当する期間Tごとに
排他的否定論理和信号NEXの値を検出することにより
符号化信号CDのレベルの変化の有無を検出することが
できる。これにより、符号化信号CDをデータに復号化
することができる。
【0050】上記のように、本実施例の通信システムで
は、2分周されたバイフェーズ符号が符号化信号CDと
して送受信されるので、同一の情報量をバイフェーズ符
号の2分の1の周波数で伝送することが可能となる。ま
た、同一の周波数でバイフェーズ符号の2倍の情報量を
伝送することも可能となる。さらに、バイフェーズ符号
を2分周することにより符号化信号CDを得ることがで
き、符号化信号CDのレベルの変化の有無を一定期間ご
とに検出することにより符号化信号CDをデータに復号
化することができるので、回路規模がほとんど大きくな
らない。したがって、小さな回路規模で長距離および高
速のデータ伝送を実現することができる。
【0051】本実施例では、排他的論理和回路121お
よびD型フリップフロップ122が符号化手段を構成
し、D型フリップフロップ123が分周手段を構成し、
送信回路13が送信手段に相当する。また、受信回路1
21が受信手段に相当し、復号化回路22が復号化手段
に相当する。
【0052】なお、上記実施例では、通信装置Aが送信
ユニット1を含み、通信装置100Bが受信ユニット2
を含むが、通信装置Aが送信ユニット1および受信ユニ
ット2の両方を含み、通信装置100Bも送信ユニット
および受信ユニット2の両方を含んでもよい。
【0053】また、上記実施例では、送信ユニット1と
受信ユニット2とが通信線3を介して通信を行っている
が、送信ユニット1と受信ユニット2とが無線通信によ
り通信を行うように構成してもよく、あるいは送信ユニ
ット1と受信ユニット2とが光通信を行うように構成し
てもよい。
【0054】上記実施例の送信ユニット1に入力用機器
としてスイッチを有する制御盤を接続し、受信ユニット
2にランプ、モータ、シリンダ、弁等の出力用機器を接
続した場合には、遠隔操作装置または集中制御装置が構
成される。
【0055】本発明は、遠隔操作装置や集中制御装置に
限らず、種々のデータ伝送を行うその他の通信システム
にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における通信システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の送信ユニットの符号化回路の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2の符号化回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図4】図1の受信ユニットの復号化回路の構成を示す
ブロック図である。
【図5】図4の復号化回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図6】短距離通信および長距離通信における周波数に
よる信号レベルの減衰を示す図である。
【図7】送信信号の波形図、短距離通信における受信信
号の波形図および長距離通信における受信信号の波形図
である。
【図8】標準信号の波形図、振幅変調された信号の波形
図および位相変調された信号の波形図である。
【符号の説明】
1 送信ユニット 2 受信ユニット 11 入力回路 12 符号化回路 13 送信回路 21 受信回路 22 復号化回路 23 出力回路 121 排他的論理和回路 122,123,222,223 D型フリップフロッ
プ 221 スタートビット検出回路 224 排他的否定論理和回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信すべきデータをバイフェーズ符号に
    符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により得られたバイフェーズ符号を2分
    周する分周手段と、 前記分周手段により2分周されたバイフェーズ符号を符
    号化信号として送信する送信手段とを備えたことを特徴
    とする通信装置。
  2. 【請求項2】 2分周されたバイフェーズ符号からなる
    符号化信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された符号化信号のレベルの変
    化の有無をデータの各ビットの時間幅に相当する一定期
    間ごとに検出し、前記検出されたレベルの変化の有無に
    基づいて前記符号化信号をデータに復号化する復号化手
    段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 送信すべきデータをバイフェーズ符号に
    符号化し、得られたバイフェーズ符号を2分周し、前記
    2分周されたバイフェーズ符号を符号化信号として送信
    する送信ユニットと、 2分周されたバイフェーズ符号からなる符号化信号を受
    信し、前記受信された符号化信号のレベルの変化の有無
    をデータの各ビットの時間幅に相当する一定期間ごとに
    検出し、前記検出されたレベルの変化の有無に基づいて
    前記符号化信号をデータに復号化する受信ユニットとを
    備えたことを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 データの送信時に、送信すべきデータを
    バイフェーズ符号に符号化し、得られたバイフェーズ符
    号を2分周し、前記2分周されたバイフェーズ符号を符
    号化信号として送信し、 データの受信時に、2分周されたバイフェーズ符号から
    なる符号化信号を受信し、前記受信した符号化信号のレ
    ベルの変化の有無をデータの各ビットの時間幅に相当す
    る一定期間ごとに検出し、前記検出されたレベルの変化
    の有無に基づいて前記符号化信号をデータに復号化する
    ことを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】 データの符号化時に、データをバイフェ
    ーズ符号に符号化し、得られたバイフェーズ符号を2分
    周することにより符号化信号を生成し、 データの復号化時に、2分周されたバイフェーズ符号か
    らなる符号化信号のレベルの変化の有無をデータの各ビ
    ットの時間幅に相当する一定期間ごとに検出し、前記検
    出されたレベルの変化の有無に基づいて前記符号化信号
    をデータに復号化することを特徴とする符号化復号化方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4851942B2 (ja) * 2003-12-19 2012-01-11 ジェンテックス コーポレイション シリアル通信が改善された装置

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