JPH11153981A - 液晶セルの駆動回路 - Google Patents

液晶セルの駆動回路

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JPH11153981A
JPH11153981A JP31799497A JP31799497A JPH11153981A JP H11153981 A JPH11153981 A JP H11153981A JP 31799497 A JP31799497 A JP 31799497A JP 31799497 A JP31799497 A JP 31799497A JP H11153981 A JPH11153981 A JP H11153981A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 表示品位の低下を抑え、ICチップの面積を縮
小し、低コスト化する。 【解決手段】 階調データ変換回路12はシフトレジスタ
10を介して液晶セルのR、G、B の各Y電極線に対応する表
示画面の行方向に配列される画素の8ビットの画像デー
タを並列に受け、信号FRM、信号M及び画像データの最下
位ビットに応じて受けた画像データの上位7ビットに0
又は1 を加えてなる上位7ビットのデータを形成し、D/
A 変換回路18は"0" を加えた場合はその階調レベルに応
じた正又は負極性階調電圧を形成し、1 を加えた場合は
負極性階調電圧を形成し、出力回路20を介して各々対応
するY電極線に出力する。走査線番号1の行方向に配列
される画素の入力データの全てが階調レベル2の場合、
フレーム1では奇数列、偶数列のY電極線に夫々階調レ
ベル1の正極性階調電圧、階調レベル3の負極性階調電
圧を出力し、フレーム2ではその逆を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶セルの駆動回路
に係り、とくにアクティブマトリクス型液晶セルのデー
タ信号線を駆動して好適な液晶セルの駆動回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からよく知られるフラットディスプ
レイの一種であるアクティブマトリクス液晶ディスプレ
イの回路が図16に示されている。この回路は液晶セル1
と、走査信号線駆動回路2と、データ信号線駆動回路3
とから構成されている。
【0003】液晶セル1は、同図に示すように、行方向
に等間隔に配列された複数のX電極線(X1、X2・・・Xm) と
列方向に等間隔に配列された複数のY電極線(Y1、Y2・・・
Yn)を有し、各X電極線と各Y電極線が立体的に交差す
るところにはアクティブ素子4(この例では薄膜トラン
ジスタ:TFT)および液晶表示素子5が形成される。X電
極線の各々は行方向に配列されたTFT4のゲート電極と接
続され、またY電極線の各々は列方向に配列されたTFT4
のソース電極と接続され、また液晶表示素子5の各々表
示電極は各々対応するTFT4のドレイン電極と接続され、
液晶表示素子5の反対側の各々電極は共通電極7と接続
されている。なお、同図に示すように、液晶表示素子5
の電荷保持特性を改善するために、液晶表示素子5に並
列にキャパシタ6を設けてよい。
【0004】Y電極線はデータ信号線とも呼ばれ、Y電
極線の各々は液晶表示素子5へ表示データ信号を供給す
るデータ信号駆動回路3の対応する出力端子(O1、O2・・・O
n)と接続され、またX電極線は走査信号線とも呼ばれ、
X電極線の各々は順次走査信号を出力する走査信号駆動
回路2の対応する出力端子(S1、S2・・・Sn)と接続されてい
る。
【0005】データ信号駆動回路3は一般的には、1〜
n列に対応する1〜n列のラッチ回路、デコーダ回路お
よびレベル選択回路、ならびに電源回路等から構成され
ている。図示しない画像信号入力端子はデータ信号駆動
回路3と接続され、その入力端子にたとえばD0〜D7の8
ビットの28=256階調のディジタル画像信号データが順次
入力される。順次入力される各行の画像信号データは1
〜n列のラッチ回路によりラッチされ、ラッチされた画
像信号データは各列のデコーダ回路に送られデコードさ
れる。各列のデコーダの出力は対応する各列のレベル選
択回路に送られて制御され、各列毎に電源回路からの電
源電圧(階調電圧)V1〜V256の1つが選択されて液晶セ
ル1の各列のY電極線(Y1、Y2・・・Yn) に同時に送られ
る。
【0006】レベル選択回路により選択されて送られる
各列毎の電源電圧V1〜V256に同期して、走査信号駆動回
路2は液晶セル1の各X電極線(X1、X2・・・Xm) に順次繰
り返し駆動する走査信号を送る。これにより、1画面分
の画像信号データの表わす映像が液晶セル1に表示され
る。
【0007】詳細にはTFT4のゲート電極に正の電圧を印
加するとTFT4がオンとなり、Y電極線に印加された電圧
で表示電極と共通電極間に形成された静電容量を充電す
る。またゲート電極に負の電圧を印加するとTFT4はオフ
となり、その時点で印加されていた電圧を表示電極・共
通電極間に保持する。つまり書き込みたい電圧をY電極
線に与えてゲート電圧を制御すれば、液晶表示素子5に
任意の電圧を保持させることができる。この保持電圧に
応じて液晶表示素子5の透過率を変化させ画像を表示す
る。この方法は電圧変調駆動法と呼ばれ、液晶ディスプ
レイにおいて中間調表示を行なう代表的な駆動法であ
る。
【0008】液晶ディスプレイはまたその信頼性の面か
ら液晶表示素子5を交流駆動しなければいけない。代表
的な交流駆動方式として、中島啓一、「1280x1024 画素
のフルカラーTFT 液晶パネルを開発」日経エレクトロニ
クス、no595 、165 頁〜175頁、1993.11.22に記載され
る「ライン反転駆動法」および「ドット反転駆動法」が
ある。
【0009】データ信号駆動回路の低電圧化(+5V電源動
作)および低コスト化を図ることのできるライン反転駆
動法が現在の主流になっている。ライン反転駆動法は液
晶表示素子5の表示電極へ印加する電圧の極性をゲート
線ごとに反転し、かつその共通電極へ印加する電圧の極
性を表示電極へ印加する電圧の極性とは逆の極性になる
ようにしたものである。これは、ノートパソコンなどの
10.4インチ型のパレルに主に採用されている。またドッ
ト反転駆動法は、ライン反転駆動法のように共通電極を
ふらないで一定電圧に固定し、隣り合う液晶表示素子5
(ドット)の表示電極への印加電圧の極性を逆になるよ
うにしたものである。
【0010】また最近では、CRT モニタの置き換えとし
てパネルの大型化(例えば13インチ以上)および高精細
化(例えば1024x768以上)された高品位パネルが開発さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高品位
パネルを上述したライン反転駆動法で駆動すると、たと
えば白ウインドウを黒で囲んだ映像を1画面に表示する
と、ウインドウの左右の黒表示部分が上下の黒表示部分
と異なって見えるクロストークと呼ばれる現象が顕著に
なり、表示品位が低下するという問題があった。
【0012】また、表示品位を低下させないで256 階調
を再現しようとすると、階調電圧レベル数を512 にする
必要があり、ICチップの面積の縮小化およびICチップの
低コスト化が図れないという問題があった。
【0013】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、表示品位の低下を抑えるとともに、ICチップの面積
の縮小化および低コスト化を図ることのできる液晶セル
の駆動回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、信号発生手段から送られるディジタル画
像信号を記憶する記憶手段と、表示画面の行方向に配列
される走査線である複数のX電極線と表示画面の列方向
に配列される複数のY電極線を含み、各々X電極線と各
々Y電極線の交点には薄膜トランジスタおよび液晶表示
素子が形成され、X電極線の各々はその各々行方向に配
列される薄膜トランジスタのゲート電極と接続され、Y
電極線の各々はその各々列方向に配列される薄膜トラン
ジスタのソース電極と接続され、液晶表示素子の各々表
示電極は各々対応する薄膜トランジスタのドレイン電極
と接続され、液晶表示素子の反対側の各々電極は共通電
極と接続される液晶セルとを有する液晶セルの駆動回路
において、記憶手段から出力されるディジタル画像信号
はフレーム1、2の順に順次繰り返してなる信号であ
り、繰り返しにより順次到来するフレーム1、2のペア
は同じ画像データで構成されており、フレーム1、2を
構成する走査線数は所定の偶数本からなり、フレーム
1、2を構成する各々画素の画像データはmビット(m
≧2)からなる画像データであり、この駆動回路は、信
号発生手段から送られる所定の制御信号に基づいて記憶
手段から出力されるディジタル画像信号を制御するフレ
ーム信号およびライン信号を形成する制御信号発生手段
と、記憶手段から出力されるディジタル画像信号である
複数のY電極線の各々に対応する表示画面の行方向に配
列される画素のmビットの画像データを並列に受け、制
御信号発生手段から出力されるフレーム信号およびライ
ン信号を受け、受けたフレーム信号、ライン信号および
画像データの最下位ビットに応じて受けた各々画素のm
ビットの画像データの上位m−1ビットに"0" または"
1" を加えてなる上位m−1ビットの画像データを形成
し、"0" を加えた上位m−1ビットの画像データの場合
は画像データの階調レベルに応じた共通電極に供給され
る電圧より正側の正極性階調電圧駆動信号および負側の
負極性階調電圧駆動信号を形成し、"1" を加えた上位m
−1ビットの画像データの場合は画像データの階調レベ
ルに応じた負極性階調電圧駆動信号を形成し、形成した
各々階調電圧駆動信号を各々対応するY電極線に出力す
るデータ信号駆動手段とを有し、このデータ信号駆動手
段は、制御信号発生手段からフレーム1を示すフレーム
信号および走査線番号1を示すライン信号を受け、記憶
手段から走査線番号1における表示画面の行方向に配列
される画素のmビットの画像データのすべてが階調レベ
ル2である画像データを受けた場合、複数のY電極線の
奇数列のY電極線に階調レベル1の正極性階調電圧駆動
信号を出力し、また偶数列のY電極線に階調レベル3の
負極性階調電圧駆動信号を出力し、また制御信号発生手
段からフレーム2を示すフレーム信号および走査線番号
1を示すライン信号を受け、記憶手段から走査線番号1
における表示画面の行方向に配列される画素のmビット
の画像データのすべてが階調レベル2である画像データ
を受けた場合、奇数列のY電極線に階調レベル3の負極
性階調電圧駆動信号を出力し、また偶数列のY電極線に
階調レベル1の正極性階調電圧駆動信号を出力すること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる液晶セルの駆動回路の一実施例を詳細に説明する。
【0016】図2には本発明による液晶セルの駆動回路
の一実施例が示されている。同図を参照すると、この駆
動回路は液晶セル1、走査信号線駆動回路2およびデー
タ信号線駆動回路8から構成されている。同図におい
て、図16と対応する部分には同じ符号を付して示し、重
複説明を省略する。
【0017】データ信号線駆動回路8は、図1に示すよ
うに、シフトレジスタ回路10、階調データ変換回路12、
ラッチ回路14、レベルシフト回路16、D/A(ディジタル・
アナログ)変換回路18および出力回路20から構成され、
このうちのシフトレジスタ回路10、階調データ変換回路
12およびラッチ回路14の1ドットセルのシフトレジスタ
回路、階調データ変換回路およびラッチ回路が図3に示
されている。
【0018】この例では図示しない赤(R)、緑(G)、青(B)
の各フレームメモリを有し、パーソナルコンピュータ
(パソコン)から送られる1フレーム分のR、G、B の画像
データがこれらR、G、B のフレームメモリに順次蓄積され
る。この蓄積された画像データはフレーム毎に読み出さ
れデータ信号線駆動回路8に送られる。駆動回路8に入
力されるフレームを構成する各ドットの画像データは8
ビットからなる画像データである。1表示画素(1ピク
セル)は、R、G、B の3ドットのサブピクセル(サブ画
素)から構成される。
【0019】また、駆動回路8には、制御信号として、
スタート信号(水平同期信号)EU、データシフトクロッ
クCP、 フレーム信号FRM、走査ライン毎の交流化信号(ラ
イン信号)Mおよびロード(LOAD)信号が供給される。制
御信号は、この例では図示しない制御信号発生回路によ
り形成されて送られてくるものであり、この形成のため
に制御信号発生回路にパソコンから垂直同期信号(フレ
ーム信号)が送られる。上記フレーム信号FRM はフレー
ム1(F1)とフレーム2(F2)の繰り返し信号であり、フレ
ーム1(F1)の後にくるフレーム2(F2)の画像データはフ
レーム1(F1)の画像データと同じものである。
【0020】この例ではさらに図示しない電源部を有
し、この電源部は階調電圧を形成するに必要な電圧値の
電源を作り駆動回路8に供給している。
【0021】駆動回路8は、まず入力する各ドット8ビ
ットの入力データDx0 〜Dx7 の上位7ビットのデータに
+0した上位7ビットのデータDx1 〜Dx7 または+1し
た上位7ビットのデータDx1+1 〜Dx7+1 を得、次に得ら
れたデータDx1 〜Dx7 の階調レベルに対応した正極性階
調電圧および負極性階調電圧を得るとともに、Dx1+1〜D
x7+1 の階調レベルに対応した負極性階調電圧を得る回
路であり、たとえば入力データとして液晶セル1の表示
画面のX走査線X1の行方向に配列される画素のデータの
すべてが階調レベル2であるデータを受けた場合、フレ
ーム1の場合は液晶セル1の表示画面の奇数列のY電極
線に階調レベル1の正極性階調電圧を、また偶数列のY
電極線に階調レベル3の負極性階調電圧駆動信号を出力
し、またフレーム2の場合は奇数列のY電極線に階調レ
ベル3の負極性階調電圧を、また偶数列のY電極線に階
調レベル1の正極性階調電圧を出力する。このように、
駆動回路8は基本的には7ビット(128 階調)対応の回
路で構成したにもかかわらず、疑似階調表示を行なって
いるので液晶セル1には高品位の256 階調の表示が行な
われる。
【0022】図1を参照すると、シフトレジスタ回路10
は入力端子100、102、104、106 および108 を有し、入力端
子100、102 および104 には信号線100、102 および104 を
通して上述したR、GおよびBフレームメモリから並行
して各ドット、8ビットからなるパラレル画像データD
10 〜D17、D20 〜D27 およびD30 〜D37 が送られる。
【0023】シフトレジスタ回路10はこの例ではR、G
およびB対応のシフトレジスタ回路を有し、R、Gおよ
びB対応のシフトレジスタ回路は入力端子106 および10
8 から入力するスタート信号EUおよびクロックCPに応動
して入力端子100、102 および104 からそれぞれパラレル
に入力する表示画面の各行の各ドットのR、GおよびB
データをそれら1〜n列対応のレジスタに順次格納す
る。
【0024】また、この例では各ドットのビット数は8
ビットであるから、上記各列対応のレジスタは図3に示
すように、8ビット分のレジスタSB0 〜SB7 から構成さ
れている。シフトレジスタ回路10の出力110 は階調デー
タ変換回路12の対応する入力と接続されている。
【0025】階調データ変換回路12は入力端子112 およ
び114 を有し、入力端子112 および114 には制御線112
および114 を通して上述した制御信号発生回路からフレ
ーム信号FRM およびライン信号Mが送られる。
【0026】階調データ変換回路12はこの例ではR、G
およびB対応の階調データ変換回路を有し、R、Gおよ
びB対応の階調データ変換回路はそれぞれ1〜n列対応
の加算装置から構成され、R、GおよびB対応の階調デ
ータ変換回路の1、・・・ およびn列対応の加算装置の入
力はシフトレジスタ回路10のR、GおよびB対応のシフ
トレジスタ回路の1、・・・ およびn列対応のレジスタの
出力と信号バス110 を介して接続されている。
【0027】階調データ変換回路12のR、GおよびB対
応の階調データ変換回路のそれぞれ1〜n列対応の加算
装置は、入力端子112 および114 からフレーム信号FRM
およびライン信号Mを受け、また、入力110 からパラレ
ルにシフトレジスタ回路10のR、GおよびB対応のシフ
トレジスタ回路のそれぞれ1〜n列対応のレジスタから
8ビットのデータを受け、受けたフレーム信号FRM およ
びライン信号Mに応動して受けた8ビットのデータの上
位7ビットのデータをそのまま出力バス116 に出力する
か、または、その上位7ビットのデータに+1した7ビ
ットのデータを出力バス116 に出力する演算回路であ
る。
【0028】階調データ変換回路12について以下に詳述
する。図3には、奇数列対応の加算装置が示されてい
る。この加算装置は7桁の加算回路(ADR)B0 〜B6、バッ
ファ30、32、エクスクルシブオアゲート(EOR)34、アンドゲ
ート(AND)36 およびインバータ38から構成されている。
【0029】バッファ30の入力は信号線114 と接続さ
れ、バッファ32の入力は信号線112 と接続され、バッフ
ァ30の出力はエクスクルシブオアゲート34の一方の入力
と接続され、バッファ32の出力はエクスクルシブオアゲ
ート34の他方の入力と接続され、エクスクルシブオアゲ
ート34の出力は信号線118、アンドゲート36の一方の入力
およびインバータ38の入力と接続され、インバータ38の
出力は信号線120 と接続されている。
【0030】この例では偶数列対応の加算装置は、奇数
列対応の加算装置のバッファ30、32、エクスクルシブオア
ゲート34およびインバータ38が不要である。すなわち、
偶数列対応の加算装置の場合は、奇数列対応の加算装置
のエクスクルシブオアゲート34の出力がアンドゲート36
の一方の入力に接続される代わりに、奇数列対応の加算
装置のインバータ38の出力が前記アンドゲート36の一方
の入力に接続される構成でよい。
【0031】加算回路B0、・・・およびB6の被加数端子Y0、・
・・およびY6はレジスタSB1、・・・ およびSB7 の出力と接続
され、アンドゲート36の他方の入力はレジスタSB0 の出
力と接続され、アンドゲート36の出力は加算回路B0の加
数端子X0に接続され、加算回路B0のキャリー(桁上げ)
出力C0は加算回路B1の加数端子X1に接続され、加算回路
B1のキャリー出力C1は加算回路B2の加数端子X2に接続さ
れ、加算回路B2のキャリー出力C2は加算回路B3の加数端
子X3に接続され、加算回路B3のキャリー出力C3は加算回
路B4の加数端子X4に接続され、加算回路B4のキャリー出
力C4は加算回路B5の加数端子X5に接続され、加算回路B5
のキャリー出力C5は加算回路B6の加数端子X6に接続され
ている。
【0032】図3を参照すると、上述したライン信号M
(図8(e)) はバッファ30の入力に、また上述したフレー
ム信号FRM (図8(c)、(d)) はバッファ32の入力に送られ
る。図8(e)では表示画面の奇数行(奇数ライン)がMの
高レベル期間、偶数行(偶数ライン)が低レベル期間に
対応する場合を示し、図8(c)、(d)では、表示画面のフレ
ーム1がFRM の高レベル期間、フレーム2が低レベル期
間に対応する場合を示している。
【0033】バッファ30によりバッファアンプされたラ
イン信号Mは、エクスクルシブオアゲート(不一致回路
または排他的論理和回路)34の一方の入力に与えられ、
バッファ32によりバッファアンプされたフレーム信号FR
M はエクスクルシブオアゲート34の他方の入力に与えら
れる。これら信号MおよびFRM の不一致が不一致回路34
で検出されて、その検出信号(階調電圧選択信号)ENB-
ODD (図8(f)) が信号線118、アンドゲート36の一方の入
力およびインバータ38の入力に与えられる。信号ENB-OD
D は図より明らかなように信号FRM の高レベル期間にお
いて信号Mを反転させて得られた信号である。信号ENB-
ODD はインバータ38により反転させられ信号ENB-EVEN
(図8(g)) として出力120 に出力される。出力118 およ
び出力120はD/A 変換回路18の対応する入力とそれぞれ
接続されている。
【0034】そこで演算動作について説明すると、入力
画像データのあるドットの最下位ビットが"0" のときは
シフトレジスタ回路10のレジスタSB0 の出力から"0" の
データがアンドゲート36の他方の入力に与えられる。こ
の場合アンドゲート36の一方の入力に"0" または"1" の
信号が与えられてもアンドゲート36の出力からは"0"の
データが出力される。そして、この"0" のデータは加算
回路B0の加算端子X0に与えられる。このような場合、入
力した画像データの上位7ビットのデータはそのまま加
算回路B0〜B6の出力から出力バス116 に出力される。
【0035】また入力画像データの最下位ビットが"1"
のときは、シフトレジスタ回路10のレジスタSB0 の出力
から"1" のデータがアンドゲート36の他方の入力に与え
られる。この場合、アンドゲート36の一方の入力に"0"
の信号が与えられた場合はアンドゲート36の出力から
は"0" のデータが出力される。そして、この"0" のデー
タは加算回路B0の加算端子X0に与えられる。このような
場合、入力した画像データの上位7ビットのデータは、
そのまま加算回路B0〜B6の出力から出力バス116に出力
される。またアンドゲート36の一方の入力に"1" の信号
が与えられた場合はアンドゲート36の出力からは"1" の
データが出力される。そして、この"1" のデータは加算
回路B0の加算端子X0に与えられる。このような場合、入
力した画像データの上位7ビットのデータに+1した7ビ
ットのデータが加算回路B0〜B6の出力から出力バス116
に出力される。
【0036】すなわち、奇数列であって、入力画像デー
タの最下位ビットが"0" のときはフレームおよびライン
の状態がどのような状態であろうと、入力した画像デー
タの上位7ビットのデータがそのまま加算回路B0〜B6
出力から出力される。また入力画像データの最下位ビッ
トが"1" のときであって、フレーム1では偶数ラインを
示し、フレーム2では奇数ラインを示しているときは、
入力した画像データの上位7ビットのデータに+1した7
ビットのデータが加算回路B0〜B6の出力から出力され、
フレーム1では奇数ラインを示し、フレーム2では偶数
ラインを示しているときは、入力した画像データの上位
7ビットのデータがそのまま加算回路B0〜B6の出力から
出力される。
【0037】偶数列の場合であって、入力画像データの
最下位ビットが"0" のときは、奇数列と同様に、フレー
ムおよびラインの状態がどのような状態であろうと、入
力した画像データの上位7ビットのデータがそのまま加
算回路B0〜B6の出力から出力される。また入力画像デー
タの最下位ビットが"1" のときは奇数列とは逆の動作に
なる。つまり入力画像データの最下位ビットが"1" のと
きであって、フレーム1では奇数ラインを示し、フレー
ム2では偶数ラインを示しているときは入力した画像デ
ータの上位7ビットのデータに+1した7ビットのデータ
が加算回路B0〜B6の出力から出力され、フレーム1では
偶数ラインを示し、フレーム2では奇数ラインを示して
いるときは、入力した画像データの上位7ビットのデー
タがそのまま加算回路B0〜B6の出力から出力される。出
力116 はラッチ回路14の対応する入力と接続されてい
る。
【0038】図1を参照すると、ラッチ回路14は入力端
子122 を有し、入力端子122 には制御線122 を通して上
述した制御信号発生回路からロード信号が送られる。
【0039】図1および図3を参照してラッチ回路14に
ついて説明すると、ラッチ回路14はこの例では、R、G
およびB対応のラッチ回路およびバッファ回路を有し、
R、GおよびB対応のラッチ回路は入力端子122 から入
力するロード信号により入力バス116 からそれぞれパラ
レルに入力する表示画面の各行の各ドットのR、Gおよ
びB上位7ビットのデータをそれら1〜n列対応のレジ
スタLB0 〜LB6 に格納し、この格納したデータをバッフ
ァ回路に送る。
【0040】R、GおよびB対応のバッファ回路は1〜
n列対応のバッファ回路および反転バッファ回路を有
し、それぞれ1〜n列対応のバッファ回路は入力する上
位7ビットのデータをバッファアンプし、このバッファ
アンプした上位7ビットのデータSW1 〜SW7 を信号バス
124 に出力し、またそれぞれ1〜n列対応の反転バッフ
ァ回路は入力する上位7ビットのデータを反転バッファ
アンプし、この反転バッファアンプした上位7ビットの
データSW1 バー〜SW7 バーを信号バス124 に出力する回
路である。出力124 はレベルシフト回路16の対応する入
力と接続されている。
【0041】レベルシフト回路16は、この例ではR、G
およびB対応のレベルシフト回路を有し、これらR、G
およびB対応のレベルシフト回路は1〜n列対応のレベ
ルシフト回路を有している。R、GおよびB対応のレベ
ルシフト回路の1〜n列対応のレベルシフト回路は対応
するR、GおよびB対応のバッファ回路の1〜n列対応
のバッファ回路および反転バッファ回路から送られるTT
L レベルの階調電圧デコード信号SW1 〜SW7 およびSW1
バー〜SW7 バーをMOS レベルの階調電圧デコード信号SW
1 〜SW7 およびSW1 バー〜SW7 バーに変換して信号バス
126 に出力するレベル変換回路である。出力126 はD/A
変換回路18の対応する入力と接続されている。
【0042】ところで、図4にはガンマ補正電圧と階調
データの関係が示されている。同図に示すように、ガン
マ補正電圧Vref0 〜Vref9 は共通電極電圧を中心にVref
0 〜Vref4 の正極性ガンマ補正電圧とVref5 〜Vref9 の
負極性ガンマ補正電圧に分けられて構成される。各ガン
マ補正電圧は使用する液晶材料の駆動電圧対光透過特性
(V-T特性)に近似し、階調特性を向上させる。たとえ
ば、階調データが"00H"の場合は、正極性ガンマ補正電
圧、負極性ガンマ補正電圧共に共通電極電圧に対し電位
差が最大になるように設定され、階調データが"FFH" の
場合は、反対に電位差が最小になるように設定される。
ただし、「H」 は16進数表示を示す。
【0043】図1のD/A 変換回路18は図5に示すよう
に、入力端子128、129、130、131、132、133、134、135、136 お
よび137 を有し、入力端子128、129、130、131、132、133、13
4、135、136 および137 には、電圧線128、129、130、131、13
2、133、134、135、136 および137を通して上述した電源部
から電圧Vref0、Vref1、Vref2、Vref3、Vref4、Vref5、Vref6、
Vref7、Vref8 およびVref9 が供給される。
【0044】D/A 変換回路18はこの例ではR、Gおよび
B対応のD/A 変換回路を有し、このR、GおよびB対応
のD/A 変換回路はそれぞれ1〜n列対応のD/A 変換回路
から構成されている。
【0045】D/A 変換回路18のR、GおよびB対応のD/
A 変換回路のそれぞれ1〜n列対応のD/A 変換回路は入
力バス126 から入力する階調電圧デコード信号SW1 〜SW
7 とSW1 バー〜SW7 バーに基づいて入力128 〜132 から
入力する電圧Vref0 〜Vref4より生成された正極性階調
電圧+V1 〜+V128 のいずれか1つを選択し、また入力バ
ス126 から入力する階調電圧デコード信号SW1 〜SW7 と
SW1 バー〜SW7 バーに基づいて入力133 〜137 から入力
する電圧Vref5 〜Vref9 より生成された-V1 〜-V129 の
負極性階調電圧のいずれか1つを選択し、奇数列の場合
は入力118 から入力する階調電圧選択信号EBN-ODD に基
づいてこれら選択した正極性階調電圧+V1 〜+V128 のい
ずれか1つ、-V1 〜-V129 の負極性階調電圧のいずれか
1つのいずれかを選択して出力バス140 に出力し、偶数
列の場合は入力120 から入力する階調電圧選択信号ENB-
EVENに基づいてこれら選択した正極性階調電圧+V1 〜+V
128 のいずれか1つ、-V1 〜-V129 の負極性階調電圧の
いずれか1つのいずれかを選択して出力バス140 に出力
する回路である。
【0046】D/A 変換回路18について以下に詳述する。
図5には、奇数列対応のD/A 変換回路が示されている。
このD/A 変換回路は正極性階調電圧生成部50、負極性階
調電圧生成部52、正極性階調電圧生成部50により生成さ
れた正極性階調電圧を選択するスイッチ回路群54、負極
性階調電圧生成部52により生成された負極性階調電圧を
選択するスイッチ回路群56およびアナログスイッチ回路
SW-P、SW-N から構成されている。
【0047】正極性階調電圧生成部50は入力端子128 〜
132 を通して電源部から送られる電圧Vref0 〜Vref4 を
受け、これら電圧Vref0 〜Vref4 から+V1 〜+V128 から
なる正極性階調電圧を生成する回路である。これら生成
された正極性階調電圧+V1 〜+V128 はスイッチ群54に送
られる。
【0048】また、負極性階調電圧生成部52は入力端子
133 〜137 を通して電源部から送られる電圧Vref5 〜Vr
ef9 を受け、これら電圧Vref5 〜Vref9 から-V1 〜-V12
9 からなる負極性階調電圧を生成する回路である。これ
ら生成された正極性階調電圧-V1 〜-V129 はスイッチ群
56に送られる。
【0049】階調電圧生成法について詳述すると、電位
条件はVref0>Vref1>Vref2>Vref3>Vref4>Vref5>Vref6>Vr
ef7>Vref8>Vref9 とする。そして任意の抵抗数および抵
抗値により2点間(Vref0〜Vref1、Vref1 〜Vref2、Vref2
〜Vref3、Vref3 〜Vref4、Vref4 〜Vref5、Vref5 〜Vref6、
Vref6 〜Vref7、Vref7 〜Vref8、Vref8 〜Vref9)のガンマ
補正電圧を分圧して階調電圧を生成する。たとえば、+V
2 ラインの階調電圧の生成法について図6を用いて説明
すると、同図からVref0 とVref1 間の全抵抗値ΣR はΣ
R=R1+R2+R3+R4・・・+Rm となるから、したがって+V2 は+V
2=V1+(Vref0-Vref1)・R1/ΣR となる。
【0050】スイッチ群54は正極性階調電圧生成部50か
ら送られる+V1、・・・、+V128 を選択する+V1、・・・、+V128 対
応のPMOSトランジスタからなるスイッチ回路から構成さ
れている。正極性階調電圧(+V1、・・・、+V128) のスイッチ
回路はPMOSトランジスタが直列に接続され、スイッチ
は"L" 信号が入力されると "オン" になる。
【0051】スイッチ群56は負極性階調電圧生成部52か
ら送られる-V1、・・・、-V129 を選択する-V1、・・・、-V129 対
応のNMOSトランジスタからなるスイッチ回路から構成さ
れている。負極性階調電圧(-V1、・・・、-V128) のスイッチ
回路はNMOSトランジスタが直列に接続され、スイッチ
は"H" 信号が入力されると "オン" になる。
【0052】たとえば階調データ変換回路12から出力さ
れる上位7ビットのデータがすべて"0" の場合は、レベ
ルシフト後のSW信号はSW1 〜SW7 がすべて"L" 信号、SW
1 バー〜SW7 バーはすべて"H" 信号となる。SW1 〜SW7
がすべて"L" 信号の時、正極性階調電圧スイッチ群54は
+V1 ラインのスイッチが "オン" 状態となり、+V1 の階
調電圧を選択する。SW1 バー〜SW7 バーがすべて"H" 信
号の時、負極性階調電圧スイッチ群56は-V1 ラインのス
イッチが "オン" 状態となり、かつSW129 バーが "オ
ン" 状態の時に-V1 の階調電圧を選択する。
【0053】また、スイッチSW129 バーがオンになる条
件については、図7を用いて以下に説明する。図7に
は、スイッチSW129 およびSW129 バーを制御する回路が
示されている。この回路は3入力アンドゲート60、62、6
6、 2入力アンドゲート64、68、72およびインバータ70、74
から構成されている。
【0054】図7に示すように、3入力アンドゲート60
の3つの入力にはシフトレジスタ回路10のレジスタSB7
〜SB5 の出力が、また3入力アンドゲート62の3つの入
力にはシフトレジスタ回路10のレジスタSB4 〜SB2 の出
力が、また2入力アンドゲート64の入力にはシフトレジ
スタ回路10のレジスタSB1 〜SB0 の出力がそれぞれ入力
される。アンドゲート60、62、64の出力は3入力アンドゲ
ート66に入力される。3入力アンドゲート66の出力は2
入力アンドゲート68と72の一方の入力に入力され、また
2入力アンドゲート68の他方の入力には階調データ変換
回路12のエクスクルシブオアゲート34の出力118 が入力
される。2入力アンドゲート68の出力はインバータ70に
入力される。2入力アンドゲート68の出力信号は信号SW
-129-ODDとして出力され、インバータ70の出力信号は信
号SW-129-ODDバーとして出力される。2入力アンドゲー
ト72の他方の入力には階調データ変換回路12のインバー
タ38の出力120 が入力される。2入力アンドゲート72の
出力はインバータ74に入力される。2入力アンドゲート
72の出力信号は信号SW-129-EVEN として出力され、イン
バータ74の出力信号は信号SW-129-EVEN バーとして出力
される。
【0055】奇数列の場合はレジスタSB7 〜SB0 のいず
れかの出力が"0" になると、入力118 から入力する階調
電圧選択信号ENB-ODD がどのような状態にあろうと、出
力信号SW-129-ODDは"0" になり、出力信号SW-129-ODDバ
ーは"1" になる。出力信号SW-129-ODDが"0" になるとス
イッチ256DECはオフになり、出力信号SW-129-ODDバー
が"1" になるとスイッチ256DECバーはオンになる。出力
信号SW-129-ODDが"1" になるとスイッチ256DECはオンに
なり、スイッチ256DECバーはオフになる。
【0056】また、レジスタSB7 〜SB0 のすべての出力
が"1" になり、かつ入力118 から入力する階調電圧選択
信号ENB-ODD が"1" (フレーム1では偶数ライン、フレ
ーム2では奇数ラインを示しているとき)になると、出
力信号SW-129-ODDは"1" になり、出力信号SW-129-ODDバ
ーは"0" になる。出力信号SW-129-ODDが"1" になると、
スイッチ256DECはオンになり、出力信号SW-129-ODDバー
が"0" になると、スイッチ256DECバーはオフになる。す
なわち、レジスタSB7 〜SB0 のすべての出力が"1" で、
選択信号ENB-ODD がフレーム1では偶数ライン、フレー
ム2では奇数ラインを示しているときは、スイッチ256D
ECがオンとなり、-V129 ラインが選択される。
【0057】スイッチ256DECバーをオフにする理由はレ
ジスタSB7 〜SB0 のすべての出力が"1" になったとき
に、加算回路B0〜B6のすべての出力が"0" になるため、
レジスタSB7 〜SB0 のすべての出力が"1" であるにもか
かわらず、レジスタSB7 〜SB0のすべての出力が"0" で
あったかのように、-V1 対応のNMOSスイッチ群をオンに
するためである。
【0058】なお、レジスタSB7 〜SB0 のすべての出力
が"1" であって、選択信号ENB-ODDが"0" (フレーム1
では奇数ライン、フレーム2では偶数ラインを示してい
るとき)であるときは、出力信号SW-129-ODDは"0" にな
り、スイッチ256DECをオフにする。オフにする理由は選
択信号ENB-ODD が"0" の期間は正極性階調電圧の選択期
間であり、±128Vラインが選択されているため-129V ラ
インをオフにする。
【0059】偶数列の場合はレジスタSB7 〜SB0 のいず
れかの出力が"0" になると入力120から入力する階調電
圧選択信号ENB-EVENがどのような状態にあろうと、出力
信号SW-129-EVEN は"0" になり、出力信号SW-129-EVEN
バーは"1" になる。出力信号SW-129-EVEN が"0" になる
と、スイッチ256DECはオフになり、出力信号SW-129-EVE
N バーが"1" になると、スイッチ256DECバーはオンにな
る。出力信号SW-129-EVEN が"1" になると、スイッチ25
6DECはオンになり、出力信号SW-129-EVEN バーが"0" に
なると、スイッチ256DECバーはオフになる。
【0060】またレジスタSB7 〜SB0 のすべての出力
が"1" になり、かつ入力120 から入力する階調電圧選択
信号ENB-EVENが"1" (フレーム1では奇数ライン、フレ
ーム2では偶数ラインを示しているとき)になると、出
力信号SW-129-EVEN は"1" になり、出力信号SW-129-EVE
N バーは"0" になる。出力信号SW-129-EVEN が"1" にな
ると、スイッチ256DECはオンになり、出力信号SW-129-E
VEN バーが"0" になると、スイッチ256DECバーはオフに
なる。すなわち、レジスタSB7 〜SB0 のすべての出力
が"1" で、選択信号ENB-EVENがフレーム1では奇数ライ
ン、フレーム2では偶数ラインを示しているときは、ス
イッチ256DECがオンとなり、-V129 ラインが選択され
る。
【0061】スイッチ群54の+V1 〜+V128 対応のスイッ
チ回路のいずれか1つのスイッチ回路により選択された
階調電圧はアナログスイッチ回路SW-Pの入力に送られ
る。またスイッチ群56の-V1 〜-V129 対応のスイッチ回
路のいずれか1つのスイッチ回路により選択された階調
電圧はアナログスイッチ回路SW-Nの入力に送られる。
【0062】奇数列の場合は、アナログスイッチ回路SW
-PおよびSW-Nの制御入力には信号線118 を通して階調電
圧選択信号ENB-ODD が送られ、また偶数列の場合は、ア
ナログスイッチ回路SW-PおよびSW-Nの制御入力には信号
線120 を通して階調電圧選択信号ENB-EVENが送られる。
奇数列の場合も偶数列の場合も、アナログスイッチ回路
SW-PおよびSW-Nの出力は接続され、さらにこの接続され
た出力は対応する出力回路20の出力バッファ回路の入力
と接続されている(図5)。
【0063】奇数列の場合であって、アナログスイッチ
回路SW-PおよびSW-Nの制御入力に選択信号ENB-ODD が入
力した場合、その選択信号ENB-ODD の論理レベルが"L"
つまり"0" であるときはアナログスイッチ回路SW-Pはオ
ンになり、アナログスイッチ回路SW-Nはオフになる。し
たがってアナログスイッチ回路SW-Pの出力からは選択さ
れた正極性階調電圧が出力される。また選択信号ENB-OD
D の論理レベルが"H"つまり"1" であるときはアナログ
スイッチ回路SW-Pはオフになり、アナログスイッチ回路
SW-Nはオンになる。したがってアナログスイッチ回路SW
-Nの出力からは選択された負極性階調電圧が出力され
る。
【0064】偶数列の場合であって、アナログスイッチ
回路SW-PおよびSW-Nの制御入力に選択信号ENB-EVENが入
力した場合、その選択信号ENB-EVENの論理レベルが"L"
であるときはアナログスイッチ回路SW-Pはオンになり、
アナログスイッチ回路SW-Nはオフになる。したがってア
ナログスイッチ回路SW-Pの出力からは選択された正極性
階調電圧が出力される。また選択信号ENB-EVENの論理レ
ベルが"H" であるときはアナログスイッチ回路SW-Pはオ
フになり、アナログスイッチ回路SW-Nはオンになる。し
たがってアナログスイッチ回路SW-Nの出力からは選択さ
れた負極性階調電圧が出力される。
【0065】上述からわかるように、D/A 変換回路18か
らは疑似階調表示を行なうための液晶セル1を駆動する
ための階調電圧が出力される。図9〜図14を用いて疑似
階調駆動法を以下に説明する。
【0066】図9および図10には、画像データと階調電
圧レベルの関係が示されている。図9からわかるよう
に、この例では階調レベルが偶数のときに疑似階調表示
を行なうための階調電圧レベルが生成される。すなわ
ち、たとえば階調レベル2のときには、正極性階調電圧
+V1 と負極性階調電圧-V2 が生成される。
【0067】なお、この例では階調レベル2のときに、
正極性階調電圧+V1 と負極性階調電圧-V2 を生成するよ
うにしたが、正極性側で階調電圧+V2 を負極性側で階調
電圧-V1 を生成するようにしてもよい。このようなこと
は階調レベル2以外の偶数の階調レベルについてもいえ
る。
【0068】図11には、データ信号線駆動回路8から出
力される駆動信号の波形が示され、図12、図13および図
14には、図11に示す階調レベル1、階調レベル2、階調
レベル256 に対応する走査信号線駆動回路2の一部出力
端子(S1 〜S3) におけるデータ信号線駆動回路8の一部
出力端子(O1 〜O3) の階調電圧が示されている。
【0069】図11〜図14などを参照し、データ信号線駆
動回路8の奇数出力端子(O1、O3、・・)に注目して疑似階調
表示について説明する。前にも少し触れたように、疑似
階調表示法はフレーム1とフレーム2の2フレーム期間
を利用して、液晶表示素子5からの光透過量を空間的に
平均化して表示するものである。
【0070】すなわち、たとえば階調レベル1は入力画
像データの1ドット8ビットのデータがすべて"0" の場
合であり、図12からわかるように、たとえばフレーム
1、奇数ライン、奇数列では正極性階調電圧の最大電圧
値+V1 が選択されて液晶表示素子5に印加され、フレー
ム2、奇数ライン、奇数列では負極性階調電圧の最大電
圧値-V1 が選択されて液晶表示素子5に印加される。液
晶表示素子5は2フレーム間で±V1電圧で交流駆動され
る。これにより液晶表示素子5からは階調レベル1の光
透過量が得られる。
【0071】階調レベル2では2フレームの期間を利用
して疑似階調表示を行なうために疑似階調駆動が行なわ
れる。階調レベル2は入力画像データの1ドット8ビッ
トのデータのうち最下位ビットのデータが"1" で、それ
より上位の7ビットのデータが"0" の場合であり、図13
からわかるように、たとえばフレーム1、奇数ライン、
奇数列では正極性階調電圧の最大電圧値+V1 が選択され
て液晶表示素子5に印加され、フレーム2、奇数ライ
ン、奇数列では負極性階調電圧値-V2 が選択されて液晶
表示素子5に印加される。この場合、フレーム1の期間
では液晶表示素子5からは階調レベル1の光透過量が得
られ、フレーム2の期間では液晶表示素子5からは階調
レベル3の光透過量が得られる。2フレーム期間での光
透過量の平均は階調レベル1と階調レベル3のほぼ中間
つまり階調レベル2となる。
【0072】同様にして階調レベル3の場合は、たとえ
ばフレーム1、奇数ライン、奇数列では正極性階調電圧
値+V2 が選択されて液晶表示素子5に印加され、フレー
ム2、奇数ライン、奇数列では負極性階調電圧値-V2 が
選択されて液晶表示素子5に印加される。この場合、液
晶表示素子5は2フレーム間で±V2電圧で交流駆動され
る。これにより液晶表示素子5からは階調レベル3の光
透過量が得られる。
【0073】以後の奇数および偶数の階調レベルについ
ても上記の方法により所定の光透過量が得られる。そし
て、最後の階調レベル256 の場合は入力画像データの1
ドット8ビットのデータがすべて"1" であり、図14から
わかるように、たとえばフレーム1、奇数ライン、奇数
列では正極性階調電圧の最小電圧値+V128 が選択されて
液晶表示素子5に印加され、フレーム2、奇数ライン、
奇数列では負極性階調電圧の最小電圧値-V129 が選択さ
れて液晶表示素子5に印加される。この場合、フレーム
1の期間では液晶表示素子5からは階調レベル255 の光
透過量が得られ、フレーム2の期間では液晶表示素子5
からは階調レベル257 の光透過量が得られる。2フレー
ム期間での光透過量の平均は階調レベル255 と階調レベ
ル257 の中間つまり階調レベル256 となる。
【0074】なお、データ信号線駆動回路8の偶数出力
端子(O2、O4、・・)の場合は、図9および図12〜図14からわ
かるように、上記奇数の場合の動作とは逆の動作とな
る。すなわちフレーム1、奇数ラインでは負極性階調電
圧が選択されて液晶表示素子5に印加され、フレーム
2、奇数ラインでは正極性階調電圧が選択されて液晶表
示素子5に印加される。
【0075】出力回路20はこの例ではR、GおよびB対
応の出力回路を有し、これらR、GおよびB対応の出力
回路は1〜n列対応の出力回路を有している。R、Gお
よびB対応の出力回路の1〜n列対応の出力回路は対応
する上記R、GおよびB対応のD/A 変換回路の1〜n列
対応のD/A 変換回路から信号バス140 を通して送られる
正極性階調電圧または負極性階調電圧をバッファアンプ
して信号バス142 に出力するバッファ回路である。出力
回路20によりバッファアンプされた正極性階調電圧また
は負極性階調電圧は信号バス142 、つまりY電極線(Y1
・・・、Yn) を通して液晶セル1に送られる。液晶セル1は
これにより疑似階調表示を行なうことができる。
【0076】動作を説明する。たとえばX電極線X1を駆
動する駆動信号に同期してR、GおよびBフレームメモ
リから階調レベル1(各ドットの8ビットのデータがす
べて"0" )のR、GおよびBデータがデータ信号線駆動
回路8の入力端子100、102 および104 に送られ、続いて
X電極線X2を駆動する駆動信号に同期してR、Gおよび
Bフレームメモリから階調レベル2(各ドットの8ビッ
トのデータのうち最下位ビットのデータが"1" それ以外
の上位の7ビットのデータが"0" )のR、GおよびBデ
ータが駆動回路8の入力端子100、102 および104 に送ら
れる場合の動作を説明する。
【0077】入力端子100、102 および104 に入力した階
調レベル1のR、GおよびBデータは駆動回路8のシフ
トレジスタ回路10のR、GおよびB対応のシフトレジス
タ回路に送られる。R、GおよびB対応のシフトレジス
タ回路の1〜n列対応の8ビットからなるレジスタは制
御信号発生回路から入力端子106 および108 を通して送
られるスタート信号EUおよびクロック信号CPに応動して
入力した階調レベル1のR、GおよびBデータつまり"
0" のデータを蓄積する。蓄積した"0" のデータはパラ
レルに信号バス110 を通して対応する駆動回路8の階調
データ変換回路12のR、GおよびB対応の階調データ変
換回路の1〜n列対応の加算装置に送られる。これによ
り奇数列および偶数列の加算装置の7桁の加算回路B0
B6の被加数端子Y0〜Y6に上位7ビットの"0" のデータが
送られる。
【0078】奇数列の加算装置について説明すると、上
位7ビットの"0" のデータが送られるに並行して、不一
致回路34には制御信号発生回路から入力端子112 および
114を通してフレーム信号FRM およびライン信号Mが送
られる。不一致回路34はそれら信号の不一致を検出し、
その出力から階調電圧選択信号ENB-ODD を出力する。選
択信号ENB-ODD はアンドゲート36の一方の入力に送られ
る。また、アンドゲート36の他方の入力にはシフトレジ
スタ回路10から最下位ビットの"0" のデータが送られ
る。
【0079】これによりアンドゲート36からは"0" のデ
ータが出力され加算回路B0の加数端子X0に送られる。加
算回路B0の加数端子X0に"0" のデータが送られると、7
桁の加算回路B0〜B6はそれぞれ加算を行なって、それら
出力から"0" のデータを出力する。すなわち、入力画像
データの最下位ビットのデータが"0" である場合には最
下位ビット以外の上位の7ビットのデータがそのまま加
算回路B0〜B6から出力される。
【0080】偶数列の加算装置について説明すると、不
一致回路34出力の選択信号ENB-ODDはアンドゲート36に
より反転され選択信号ENB-EVENとしてアンドゲート36の
一方の入力に送られる。また、アンドゲート36の他方の
入力にはシフトレジスタ回路10から最下位ビットの"0"
のデータが送られる。これによりアンドゲート36から
は"0" のデータが出力され加算回路B0の加数端子X0に送
られる。加算回路B0の加数端子X0に"0" のデータが送ら
れると、7桁の加算回路B0〜B6はそれぞれ加算を行なっ
て、それら出力から"0" のデータを出力する。すなわ
ち、偶数列の場合も奇数列と同様に、入力画像データの
最下位ビットのデータが"0" である場合には最下位ビッ
ト以外の上位の7ビットのデータがそのまま加算回路B0
〜B6から出力される。
【0081】階調データ変換回路12のR、GおよびB対
応の階調データ変換回路の1〜n列対応の加算装置から
出力される上位7ビットの"0" のデータは信号バス116
を介して対応するラッチ回路14のR、GおよびB対応の
ラッチ回路に送られる。R、GおよびB対応のラッチ回
路の1〜n列対応のレジスタLB0 〜LB6 は制御信号発生
回路から入力端子122 を通して送られるロード信号によ
り入力バス116 から入力するR、GおよびBデータ"0"
のデータを格納する。この格納された"0" のデータはラ
ッチ回路14のR、GおよびB対応のバッファ回路に送ら
れる。
【0082】R、GおよびB対応のバッファ回路は上位
7ビットのデータをバッファアンプして階調電圧デコー
ド信号SW1 〜SW7 とし、また反転バッファアンプして階
調電圧デコード信号SW1 バー〜SW7 バーとし、これら信
号を信号バス124 を通して対応する駆動回路8のレベル
シフト回路16のR、GおよびB対応のレベルシフト回路
16の1〜n列対応のレベルシフト回路に送る。
【0083】R、GおよびB対応のレベルシフト回路16
の1〜n列対応のレベルシフト回路は入力バス124 から
入力するTTL レベルの階調電圧デコード信号SW1 〜SW7
およびSW1 バー〜SW7 バーをMOS レベルの階調電圧デコ
ード信号SW1 〜SW7 およびSW1 バー〜SW7 バーに変換
し、これら変換した信号を信号バス126 を通して対応す
るD/A 変換回路18のR、GおよびB対応のD/A 変換回路
の1〜n列対応のD/A 変換回路に送る。
【0084】R、GおよびB対応のD/A 変換回路の1〜
n列対応のD/A 変換回路のスイッチ群54と56にはMOS レ
ベル"0" または"1" の階調電圧デコード信号SW1 バー〜
SW7バーと階調電圧デコード信号SW1 〜SW7 が送られ
る。
【0085】これによりスイッチ群54の+V1 ラインに接
続されるスイッチSW1 〜SW7 がオンとなり階調電圧+V1
が選択され、この選択された階調電圧+V1 はアナログス
イッチ回路SW-Pに送られる。またスイッチ群56の-V1 ラ
インに接続されるスイッチ256DECがオンとなり、かつス
イッチSW1 バー〜SW7 バーがオンとなるから階調電圧-V
1 が選択され、この選択された階調電圧-V1 はアナログ
スイッチ回路SW-Nに送られる。
【0086】奇数列のアナログスイッチ回路SW-Pおよび
SW-Nには信号線118 を通して選択信号ENB-ODD が入力さ
れるから、フレーム1のX電極線X1の走査期間ではアナ
ログスイッチ回路SW-Pがオンとなり、アナログスイッチ
回路SW-Nがオフとなり、アナログスイッチ回路SW-Pの出
力から階調電圧+V1 が出力される。また、偶数列のアナ
ログスイッチ回路SW-PおよびSW-Nには信号線120 を通し
て選択信号ENB-EVENが入力されるから、フレーム1のX
電極線X1の走査期間ではアナログスイッチ回路SW-Pがオ
フとなり、アナログスイッチ回路SW-Nがオンとなり、ア
ナログスイッチ回路SW-Nの出力から階調電圧-V1 が出力
される。
【0087】また奇数列のアナログスイッチ回路SW-Pお
よびSW-Nには信号線118 を通して選択信号ENB-ODD が入
力されるから、フレーム2のX電極線X1の走査期間では
アナログスイッチ回路SW-Pがオフとなり、アナログスイ
ッチ回路SW-Nがオンとなり、アナログスイッチ回路SW-N
の出力から階調電圧-V1 が出力される。また、偶数列の
アナログスイッチ回路SW-PおよびSW-Nには信号線120 を
通して選択信号ENB-EVENが入力されるから、フレーム2
のX電極線X1の走査期間ではアナログスイッチ回路SW-P
がオンとなり、アナログスイッチ回路SW-Nがオフとな
り、アナログスイッチ回路SW-Pの出力から階調電圧+V1
が出力される。
【0088】これら選択された階調電圧+V1 および-V1
は信号バス140 を通して出力回路20のR、GおよびB対
応の出力回路に送られ、これら出力回路によりバッファ
アンプされた階調電圧+V1 および-V1 はR、GおよびB
対応のY電極線を通して液晶セル1に送られる。これに
より液晶セル1はX電極線X1に階調レベル1の映像を表
示する。
【0089】この表示が終了すると、次にX電極線X2
駆動する駆動信号に同期してR、GおよびBフレームメ
モリから階調レベル2のR、GおよびBデータが駆動回
路8の入力端子100、102 および104 に送られる。入力端
子100、102 および104 に送られたデータはシフトレジス
タ回路10に送られる。シフトレジスタ回路10は入力画像
データの上位7ビットの"0" のデータを階調データ変換
回路12の奇数列および偶数列の加算装置の7桁の加算回
路B0〜B6の被加数端子Y0〜Y6に送る。
【0090】奇数列の加算装置について説明すると、選
択信号ENB-ODD はアンドゲート36の一方の入力に送られ
る。また、アンドゲート36の他方の入力にはシフトレジ
スタ回路10から最下位ビットの"1" のデータが送られ
る。
【0091】アンドゲート36の一方の入力に"1" のデー
タが入力した場合、つまりフレーム1では偶数ラインを
示し、フレーム2では奇数ラインを示している信号が入
力した場合には、アンドゲート36の出力からは"1" のデ
ータが出力され加算回路B0の加数端子X0に送られる。加
算回路B0の加数端子X0に"1" のデータが送られると、7
桁の加算回路B0〜B6はそれぞれ加算を行なう。これによ
り加算回路B1〜B6からは"0" のデータが出力され、加算
回路B0からは"1" のデータが出力される。すなわち、入
力画像データの上位7ビットのデータに+1した7ビット
のデータが加算回路B0〜B6から出力される。
【0092】また、アンドゲート36の一方の入力に"0"
のデータが入力した場合、つまりフレーム1では奇数ラ
インを示し、フレーム2では偶数ラインを示している信
号が入力した場合には、アンドゲート36の出力からは"
0" のデータが出力され加算回路B0の加数端子X0に送ら
れる。加算回路B0の加数端子X0に"0" のデータが送られ
ると、7桁の加算回路B0〜B6はそれぞれ加算を行なう。
これにより加算回路B0〜B6からは"0" のデータが出力さ
れる。すなわち、入力画像データの上位7ビットのデー
タがそのまま加算回路B0〜B6から出力される。
【0093】偶数列の加算装置について説明すると、ア
ンドゲート36の一方の入力に"1" のデータが入力した場
合、つまりフレーム1では奇数ラインを示し、フレーム
2では偶数ラインを示している信号が入力した場合に
は、アンドゲート36の出力からは"1" のデータが出力さ
れ加算回路B0の加数端子X0に送られる。加算回路B0の加
数端子X0に"1" のデータが送られると、7桁の加算回路
B0〜B6はそれぞれ加算を行なう。これにより加算回路B1
〜B6からは"0" のデータが出力され、加算回路B0から
は"1" のデータが出力される。すなわち、入力画像デー
タの上位7ビットのデータに+1した7ビットのデータが
加算回路B0〜B6から出力される。
【0094】また、アンドゲート36の一方の入力に"0"
のデータが入力した場合、つまりフレーム1では偶数ラ
インを示し、フレーム2では奇数ラインを示している信
号が入力した場合には、アンドゲート36の出力からは"
0" のデータが出力され加算回路B0の加数端子X0に送ら
れる。加算回路B0の加数端子X0に"0" のデータが送られ
ると、7桁の加算回路B0〜B6はそれぞれ加算を行なう。
これにより加算回路B0〜B6からは"0" のデータが出力さ
れる。すなわち、入力画像データの上位7ビットのデー
タがそのまま加算回路B0〜B6から出力される。
【0095】階調データ変換回路12のR、GおよびB対
応の階調データ変換回路の1〜n列対応の加算装置から
出力されるデータは信号バス116 を介して対応するラッ
チ回路14のR、GおよびB対応のラッチ回路に送られ
る。R、GおよびB対応のラッチ回路の1〜n列対応の
レジスタLB0 〜LB6 は送られてきたデータを格納する。
この格納したデータはラッチ回路14のR、GおよびB対
応のバッファ回路に送られる。
【0096】R、GおよびB対応のバッファ回路は送ら
れてきたデータをバッファアンプして階調電圧デコード
信号SW1 〜SW7 とし、また反転バッファアンプして階調
電圧デコード信号SW1 バー〜SW7 バーとし、これら信号
を信号バス124 を通して対応する駆動回路8のレベルシ
フト回路16のR、GおよびB対応のレベルシフト回路16
の1〜n列対応のレベルシフト回路に送る。
【0097】R、GおよびB対応のレベルシフト回路16
の1〜n列対応のレベルシフト回路は送られてきたTTL
レベルの階調電圧デコード信号SW1 〜SW7 およびSW1 バ
ー〜SW7 バーをMOS レベルの階調電圧デコード信号SW1
〜SW7 およびSW1 バー〜SW7バーに変換し、これら変換
した信号を対応するD/A 変換回路18のR、GおよびB対
応のD/A 変換回路の1〜n列対応のD/A 変換回路に送
る。
【0098】デコード信号を受信する奇数列対応のD/A
変換回路のスイッチ群54の動作を説明すると、フレーム
1では奇数ラインを示し、フレーム2では偶数ラインを
示している場合には、+V1 ラインに接続されるスイッチ
SW1 〜SW7 がオンとなり階調電圧+V1 が選択され、この
選択された階調電圧+V1 はアナログスイッチ回路SW-Pに
送られる。また、スイッチ群56の-V1 ラインに接続され
るスイッチ256DECバーおよびスイッチSW1 バー〜SW7 バ
ーがオンとなり階調電圧-V1 が選択され、この選択され
た階調電圧-V1 はアナログスイッチ回路SW-Nに送られ
る。
【0099】また、フレーム1では偶数ラインを示し、
フレーム2では奇数ラインを示している場合には、+V2
ラインに接続されるスイッチSW1 バーとSW2 〜SW7 がオ
ンとなり階調電圧+V2 が選択され、この選択された階調
電圧+V2 はアナログスイッチ回路SW-Pに送られる。また
スイッチ群56の-V2 ラインに接続されるスイッチSW1とS
W2 バー〜SW7 バーがオンとなり階調電圧-V2 が選択さ
れ、この選択された階調電圧-V2 はアナログスイッチ回
路SW-Nに送られる。
【0100】奇数列のアナログスイッチ回路SW-Pおよび
SW-Nには選択信号ENB-ODD が入力される。選択信号ENB-
ODD がフレーム1では奇数ラインを示し、フレーム2で
は偶数ラインを示している場合には、アナログスイッチ
回路SW-Pがオンとなり、アナログスイッチ回路SW-Nがオ
フとなり、アナログスイッチ回路SW-Pの出力から階調電
圧+V1 が出力される。また、フレーム1では偶数ライン
を示し、フレーム2では奇数ラインを示している場合に
は、アナログスイッチ回路SW-Pがオフとなり、アナログ
スイッチ回路SW-Nがオンとなり、アナログスイッチ回路
SW-Nの出力から階調電圧-V2 が出力される。
【0101】偶数列のアナログスイッチ回路SW-Pおよび
SW-Nには選択信号ENB-EVENが入力される。選択信号ENB-
EVENがフレーム1では偶数ラインを示し、フレーム2で
は奇数ラインを示している場合には、アナログスイッチ
回路SW-Pがオンとなり、アナログスイッチ回路SW-Nがオ
フとなり、アナログスイッチ回路SW-Pの出力から階調電
圧+V1 が出力される。また、フレーム1では奇数ライン
を示し、フレーム2では偶数ラインを示している場合に
は、アナログスイッチ回路SW-Pがオフとなり、アナログ
スイッチ回路SW-Nがオンとなり、アナログスイッチ回路
SW-Nの出力から階調電圧-V2 が出力される。
【0102】X電極線X2に着目すると、奇数列のアナロ
グスイッチ回路SW-PおよびSW-Nには信号線118 を通して
選択信号ENB-ODD が入力されるから、フレーム1のX電
極線X2の走査期間ではアナログスイッチ回路SW-Pがオフ
となり、アナログスイッチ回路SW-Nがオンとなり、アナ
ログスイッチ回路SW-Nの出力から階調電圧-V2 が出力さ
れる。また偶数列のアナログスイッチ回路SW-PおよびSW
-Nには信号線120 を通して選択信号ENB-EVENが入力され
るから、フレーム1のX電極線X2の走査期間ではアナロ
グスイッチ回路SW-Pがオンとなり、アナログスイッチ回
路SW-Nがオフとなり、アナログスイッチ回路SW-Pの出力
から階調電圧+V1 が出力される。
【0103】また奇数列のアナログスイッチ回路SW-Pお
よびSW-Nには信号線118 を通して選択信号ENB-ODD が入
力されるから、フレーム2のX電極線X2の走査期間では
アナログスイッチ回路SW-Pがオンとなり、アナログスイ
ッチ回路SW-Nがオフとなり、アナログスイッチ回路SW-N
の出力から階調電圧+V1 が出力される。また、偶数列の
アナログスイッチ回路SW-PおよびSW-Nには信号線120 を
通して選択信号ENB-EVENが入力されるから、フレーム2
のX電極線X1の走査期間ではアナログスイッチ回路SW-P
がオフとなり、アナログスイッチ回路SW-Nがオンとな
り、アナログスイッチ回路SW-Nの出力から階調電圧-V2
が出力される。
【0104】この階調電圧+V1 および-V2 は信号バス14
0 を通して出力回路20のR、GおよびB対応の出力回路
に送られ、各々出力回路によりバッファアンプされた階
調電圧+V1 および-V2 はY電極線を通して液晶セル1に
送られる。この疑似階調駆動により液晶セル1はX電極
線X2に階調レベル2の映像を表示する。
【0105】このように実施例によれば、入力画像デー
タの階調レベルが奇数のレベルである場合には液晶セル
1には交流駆動が行なわれ、階調レベルが偶数のレベル
である場合には液晶セル1には疑似階調駆動が行なわれ
る。
【0106】このように疑似階調駆動方式の採用によ
り、液晶セル1に高品位の映像を表示することができ
る。またこのような方式の採用により、階調再現に必要
な階調電圧レベル数を512 (RGB 各々)から257 (RGB
各々)へ半減させることができるので、ICチップの面積
を縮小でき、ICチップを低コストにできる。
【0107】図15には1ドットセルのD/A 変換回路の他
の実施例が示されている。同図を参照すると、このD/A
変換回路80は正極性階調電圧生成部50、負極性階調電圧
生成部52、スイッチ群82およびスイッチ群84から構成さ
れている。同図において、図5と対応する部分には同じ
符号を付して示し、重複説明を省略する。
【0108】図5の1ドットセルのD/A 変換回路18と異
なるところを説明する。図15では図5のスイッチ回路群
54および56をスイッチ回路群82および84に変更すること
で、図5のアナログスイッチ回路SW-P、SP-N を削除して
いる。スイッチ回路群82ではスイッチ回路群54の各々ス
イッチ回路に図示のようにPMOSトランジスタによる極性
選択スイッチSW-Cバーを挿入し、また、スイッチ回路群
84ではスイッチ回路群56の各々スイッチ回路に図示のよ
うにNMOSトランジスタによる極性選択スイッチSW-Cを挿
入している。そしてスイッチ回路群82および84の出力は
接続され、さらにこの接続された出力は対応する出力回
路20の出力バッファ回路の入力に接続されている。
【0109】極性選択スイッチSW-CおよびSW-Cバー以外
のスイッチの動作はD/A 変換回路18のところで説明した
のと同じであり、その説明を省略する。奇数列では極性
選択スイッチSW-CおよびSW-Cバーへは階調電圧選択信号
ENB-ODD が送られ、また偶数列では極性選択スイッチSW
-CおよびSW-Cバーへは階調電圧選択信号ENB-EVENが送ら
れる。階調電圧選択信号ENB-ODD およびENB-EVENの信号
レベルが"L" 論理の場合は正極性階調電圧が選択され、
また"H" 論理の場合は負極性階調電圧が選択される。つ
まり、奇数列および偶数列のSW-CバーはD/A 変換回路18
の奇数列および偶数列のアナログスイッチ回路SW-Pに相
当し、奇数列および偶数列のSW-CはD/A変換回路18の奇
数列および偶数列のアナログスイッチ回路SW-Nに相当す
る。したがって、このD/A 変換回路80の詳細動作の説明
は省略する。
【0110】なお、この例では液晶セル1をRGB からな
るカラーディスプレイとしたが、白黒ディスプレイでも
よい。
【0111】なおまた、この例ではフレーム1およびフ
レーム2のライン位置が奇数行であってそのラインの画
素位置が奇数列である場合には正極性階調電圧および負
極性階調電圧が選択され、フレーム1およびフレーム2
のライン位置が奇数行であってそのラインの画素位置が
偶数列である場合には負極性階調電圧および正極性階調
電圧が選択され、またフレーム1およびフレーム2のラ
イン位置が偶数行であってそのラインの画素位置が奇数
列である場合には負極性階調電圧および正極性階調電圧
が選択され、フレーム1およびフレーム2のライン位置
が偶数行であってそのラインの画素位置が偶数列である
場合には正極性階調電圧および負極性階調電圧が選択さ
れるように構成されている。
【0112】この構成をフレーム1およびフレーム2の
ライン位置が奇数行であってそのラインの画素位置が奇
数列である場合には負極性階調電圧および正極性階調電
圧が選択され、フレーム1およびフレーム2のライン位
置が奇数行であってそのラインの画素位置が偶数列であ
る場合には正極性階調電圧および負極性階調電圧が選択
され、またフレーム1およびフレーム2のライン位置が
偶数行であってそのラインの画素位置が奇数列である場
合には正極性階調電圧および負極性階調電圧が選択さ
れ、フレーム1およびフレーム2のライン位置が偶数行
であってそのラインの画素位置が偶数列である場合には
負極性階調電圧および正極性階調電圧が選択されるよう
に構成してよい。
【0113】
【発明の効果】このように本発明によれば、データ信号
駆動手段は、記憶手段から出力されるディジタル画像信
号である複数のY電極線の各々に対応する表示画面の行
方向に配列される画素のmビットの画像データを並列に
受け、制御信号発生手段から出力されるフレーム信号お
よびライン信号を受け、受けたフレーム信号、ライン信
号および画像データの最下位ビットに応じて受けた各々
画素のmビットの画像データの上位m−1ビットに"0"
または"1" を加えてなる上位m−1ビットの画像データ
を形成し、"0" を加えた上位m−1ビットの画像データ
の場合はこの画像データの階調レベルに応じた共通電極
に供給される電圧より正側の正極性階調電圧駆動信号お
よび負側の負極性階調電圧駆動信号を形成し、"1" を加
えた上位m−1ビットの画像データの場合はこの画像デ
ータの階調レベルに応じた負極性階調電圧駆動信号を形
成し、形成した各々階調電圧駆動信号を各々対応するY
電極線に出力する機能を有する。
【0114】このような機能を有するので、データ信号
駆動手段は、たとえば制御信号発生手段からフレーム1
を示すフレーム信号および走査線番号1を示すライン信
号を受け、記憶手段から走査線番号1における液晶セル
の表示画面の行方向に配列される画素のmビットの画像
データのすべてが階調レベル2である画像データを受け
た場合、液晶セルの複数のY電極線の奇数列のY電極線
に階調レベル1の正極性階調電圧駆動信号を出力し、ま
た偶数列のY電極線に階調レベル3の負極性階調電圧駆
動信号を出力し、また制御信号発生手段からフレーム2
を示すフレーム信号および走査線番号1を示すライン信
号を受け、記憶手段から走査線番号1における表示画面
の行方向に配列される画素のmビットの画像データのす
べてが階調レベル2である画像データを受けた場合、奇
数列のY電極線に階調レベル3の負極性階調電圧駆動信
号を出力し、また偶数列のY電極線に階調レベル1の正
極性階調電圧駆動信号を出力することができる。
【0115】このように、データ信号駆動手段は基本的
にはm−1ビット対応の機能であるにもかかわらず、疑
似階調駆動を行なっているので液晶セルに高品位のmビ
ット対応の階調の表示を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の実施例に適用されるデータ信号線駆動回
路の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明による液晶セルの駆動回路の一実施例を
示すブロック図である。
【図3】図1の実施例に適用されるシフトレジスタ回
路、階調データ変換回路およびラッチ回路の1ドットセ
ルの構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の実施例に適用されるガンマ補正電圧対階
調データの関係を示す一例の説明図である。
【図5】図1の実施例に適用されるD/A 変換回路の1ド
ットセルの一例を示すブロック図である。
【図6】図1の実施例に適用されるD/A 変換回路の正極
性階調電圧生成部の階調電圧生成に関する一例の説明図
である。
【図7】図5および図15に示すD/A 変換回路に適用され
るデコード回路の一例を示す回路図である。
【図8】図1に示すデータ信号線駆動回路の動作説明図
である。
【図9】図1に示すデータ信号線駆動回路の動作説明図
である。
【図10】図1に示すデータ信号線駆動回路における画
像データと階調電圧レベルの関係を示す説明図である。
【図11】図1に示すデータ信号線駆動回路の駆動波形
に関する動作説明図である。
【図12】図1に示すデータ信号線駆動回路の動作説明
図である。
【図13】図1に示すデータ信号線駆動回路の動作説明
図である。
【図14】図1に示すデータ信号線駆動回路の動作説明
図である。
【図15】図1の実施例に適用されるD/A 変換回路の1
ドットセルの他の例を示すブロック図である。
【図16】従来のアクティブマトリクス液晶ディスプレ
イ回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 液晶セル 2 走査信号線駆動回路 3、8 データ信号線駆動回路 4 薄膜トランジスタ 5 液晶表示素子 6 キャパシタ 10 シフトレジスタ回路 12 階調データ変換回路 14 ラッチ回路 16 レベルシフト回路 18 ディジタル・アナログ変換回路 20 出力回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号発生手段から送られるディジタル画
    像信号を記憶する記憶手段と、表示画面の行方向に配列
    される走査線である複数のX電極線と該表示画面の列方
    向に配列される複数のY電極線を含み、該各々X電極線
    と該各々Y電極線の交点には薄膜トランジスタおよび液
    晶表示素子が形成され、該X電極線の各々はその各々行
    方向に配列される前記薄膜トランジスタのゲート電極と
    接続され、該Y電極線の各々はその各々列方向に配列さ
    れる前記薄膜トランジスタのソース電極と接続され、前
    記液晶表示素子の各々表示電極は各々対応する前記薄膜
    トランジスタのドレイン電極と接続され、該液晶表示素
    子の反対側の各々電極は共通電極と接続される液晶セル
    とを有する液晶セルの駆動回路において、 前記記憶手段から出力されるディジタル画像信号はフレ
    ーム1、2の順に順次繰り返してなる信号であり、該繰
    り返しにより順次到来するフレーム1、2のペアは同じ
    画像データで構成されており、該フレーム1、2を構成
    する走査線数は所定の偶数本からなり、該フレーム1、
    2を構成する各々画素の画像データはmビット(m≧
    2)からなる画像データであり、 該駆動回路は、前記信号発生手段から送られる所定の制
    御信号に基づいて前記記憶手段から出力されるディジタ
    ル画像信号を制御するフレーム信号およびライン信号を
    形成する制御信号発生手段と、 前記記憶手段から出力されるディジタル画像信号である
    前記複数のY電極線の各々に対応する前記表示画面の行
    方向に配列される画素のmビットの画像データを並列に
    受け、該制御信号発生手段から出力されるフレーム信号
    およびライン信号を受け、該受けたフレーム信号、ライ
    ン信号および画像データの最下位ビットに応じて該受け
    た各々画素のmビットの画像データの上位m−1ビット
    に"0" または"1" を加えてなる上位m−1ビットの画像
    データを形成し、該"0" を加えた上位m−1ビットの画
    像データの場合は該画像データの階調レベルに応じた前
    記共通電極に供給される電圧より正側の正極性階調電圧
    駆動信号および負側の負極性階調電圧駆動信号を形成
    し、該"1" を加えた上位m−1ビットの画像データの場
    合は該画像データの階調レベルに応じた負極性階調電圧
    駆動信号を形成し、該形成した各々階調電圧駆動信号を
    各々対応する前記Y電極線に出力するデータ信号駆動手
    段とを有し、 該データ信号駆動手段は、前記制御信号発生手段からフ
    レーム1を示すフレーム信号および走査線番号1を示す
    ライン信号を受け、前記記憶手段から走査線番号1にお
    ける前記表示画面の行方向に配列される画素のmビット
    の画像データのすべてが階調レベル2である画像データ
    を受けた場合、前記複数のY電極線の奇数列のY電極線
    に階調レベル1の正極性階調電圧駆動信号を出力し、ま
    た偶数列のY電極線に階調レベル3の負極性階調電圧駆
    動信号を出力し、また前記制御信号発生手段からフレー
    ム2を示すフレーム信号および走査線番号1を示すライ
    ン信号を受け、前記記憶手段から走査線番号1における
    前記表示画面の行方向に配列される画素のmビットの画
    像データのすべてが階調レベル2である画像データを受
    けた場合、奇数列のY電極線に階調レベル3の負極性階
    調電圧駆動信号を出力し、また偶数列のY電極線に階調
    レベル1の正極性階調電圧駆動信号を出力することを特
    徴とする液晶セルの駆動回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液晶セルの駆動回路に
    おいて、前記データ信号駆動手段は、前記表示画面の列
    方向に配列される複数のY電極線の奇数列対応の奇数列
    階調データ変換手段および偶数列対応の偶数列階調デー
    タ変換手段を備える階調データ変換手段を有し、 前記奇数列階調データ変換手段は、前記制御信号発生手
    段からフレーム1のとき"1" を示し、フレーム2のと
    き"0" を示すフレーム信号および前記走査線番号が奇数
    番号であるとき"1" を示し、偶数番号であるとき"0" を
    示すライン信号を受け、該受けたフレーム信号とライン
    信号との一致・不一致をとり、一致しているとき"0" を
    示し、不一致のとき"1" を示す奇数列階調電圧選択信号
    を出力するエクスクルシブオアゲート手段と、 該エクスクルシブオアゲート手段から奇数列階調電圧選
    択信号を受け、前記記憶手段から前記奇数列のY電極線
    の各々に対応する前記表示画面の行方向に配列される画
    素の最下位ビットの画像データを受け、該受けた奇数列
    階調電圧選択信号と最下位ビットの画像データとのアン
    ドをとる奇数列アンドゲート手段と、 前記エクスクルシブオアゲート手段から奇数列階調電圧
    選択信号を受け、該受けた奇数列階調電圧選択信号の極
    性を反転してなる偶数列階調電圧選択信号を出力するイ
    ンバータ手段と、 前記奇数列アンドゲート手段から"0" または"1" のデー
    タを受け、前記記憶手段から前記奇数列のY電極線の各
    々に対応する前記表示画面の行方向に配列される画素の
    上位m−1ビットの画像データを受け、該受けたデータ
    が"0" のときは該受けた上位m−1ビットの画像データ
    に"0" を加えた上位m−1ビットの画像データを出力
    し、また該受けたデータが"1" のときは該受けた上位m
    −1ビットの画像データに"1" を加えた上位m−1ビッ
    トの画像データを出力する奇数列加算手段とを含み、 前記偶数列階調データ変換手段は、前記インバータ手段
    から偶数列階調電圧選択信号を受け、前記記憶手段から
    前記偶数列のY電極線の各々に対応する前記表示画面の
    行方向に配列される画素の最下位ビットの画像データを
    受け、該受けた偶数列階調電圧選択信号と最下位ビット
    の画像データとのアンドをとる偶数列アンドゲート手段
    と、 該偶数列アンドゲート手段から"0" または"1" のデータ
    を受け、前記記憶手段から前記偶数列のY電極線の各々
    に対応する前記表示画面の行方向に配列される画素の上
    位m−1ビットの画像データを受け、該受けたデータ
    が"0" のときは該受けた上位m−1ビットの画像データ
    に"0" を加えた上位m−1ビットの画像データを出力
    し、また該受けたデータが"1" のときは該受けた上位m
    −1ビットの画像データに"1" を加えた上位m−1ビッ
    トの画像データを出力する偶数列加算手段とを含むこと
    を特徴とする液晶セルの駆動回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の液晶セルの駆動回路に
    おいて、前記データ信号駆動手段はさらに、前記表示画
    面の列方向に配列される複数のY電極線の奇数列対応の
    奇数列階調電圧デコード信号形成手段および偶数列対応
    の偶数列階調電圧デコード信号形成手段を備える階調電
    圧デコード信号形成手段を有し、 前記奇数列階調電圧デコード信号形成手段は、前記奇数
    列加算手段から上位m−1ビットの画像データを受け、
    該受けた上位m−1ビットの各々ビットの画像データの
    電圧レベルを該受けた電圧レベルの極性と同じ極性の所
    定の電圧レベルに変換してなるバッファ階調電圧デコー
    ド信号を出力する奇数列バッファ階調電圧デコード信号
    形成手段と、 前記奇数列加算手段から上位m−1ビットの画像データ
    を受け、該受けた上位m−1ビットの各々ビットの画像
    データの電圧レベルを該受けた電圧レベルの極性を反転
    した極性の所定の電圧レベルに変換してなるインバータ
    階調電圧デコード信号を出力する奇数列インバータ階調
    電圧デコード信号形成手段とを含み、 前記偶数列階調電圧デコード信号形成手段は、前記偶数
    列加算手段から上位m−1ビットの画像データを受け、
    該受けた上位m−1ビットの各々ビットの画像データの
    電圧レベルを該受けた電圧レベルの極性と同じ極性の所
    定の電圧レベルに変換してなるバッファ階調電圧デコー
    ド信号を出力する偶数列バッファ階調電圧デコード信号
    形成手段と、 前記偶数列加算手段から上位m−1ビットの画像データ
    を受け、該受けた上位m−1ビットの各々ビットの画像
    データの電圧レベルを該受けた電圧レベルの極性を反転
    した極性の所定の電圧レベルに変換してなるインバータ
    階調電圧デコード信号を出力する偶数列インバータ階調
    電圧デコード信号形成手段とを含むことを特徴とする液
    晶セルの駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の液晶セルの駆動回路に
    おいて、前記データ信号駆動手段はさらに、前記共通電
    極に供給する電圧を生成するとともに、前記液晶表示素
    子のガンマ補正電圧特性に対応する前記共通電極に供給
    される電圧より正側の正極性のガンマ補正電圧および負
    側の負極性のガンマ補正電圧を生成する第1の電源手段
    と、 前記表示画面の列方向に配列される複数のY電極線の奇
    数列対応の第1の奇数列ディジタル・アナログ変換手段
    および偶数列対応の第1の偶数列ディジタル・アナログ
    変換手段を備える第1のディジタル・アナログ変換手段
    とを有し、 前記第1の奇数列ディジタル・アナログ変換手段は、前
    記第1の電源手段から正極性のガンマ補正電圧を受け、
    該受けた電圧から前記記憶手段からの上位m−1ビット
    の画像データの各々階調レベルに応じた正極性階調電圧
    駆動信号を生成する第1の正極性階調電圧生成手段と、 前記第1の電源手段から負極性のガンマ補正電圧を受
    け、該受けた電圧から前記記憶手段からの上位m−1ビ
    ットの画像データの各々階調レベルに応じた負極性階調
    電圧駆動信号を生成する第1の負極性階調電圧生成手段
    と、 前記第1の正極性階調電圧生成手段から各々正極性階調
    電圧駆動信号を受け、前記奇数列バッファおよびインバ
    ータ階調電圧デコード信号形成手段からバッファおよび
    インバータ階調電圧デコード信号を受け、該受けた各々
    正極性階調電圧駆動信号を各々選択する各々スイッチ回
    路をからなり、該受けたバッファおよびインバータ階調
    電圧デコード信号に応じて該各々スイッチ回路のいずれ
    か1つを"ON"にする第1の奇数列正極性階調電圧選択手
    段と、 前記第1の負極性階調電圧生成手段から各々負極性階調
    電圧駆動信号を受け、前記奇数列バッファおよびインバ
    ータ階調電圧デコード信号形成手段からバッファおよび
    インバータ階調電圧デコード信号を受け、該受けた各々
    負極性階調電圧駆動信号を各々選択する各々スイッチ回
    路からなり、該受けたバッファおよびインバータ階調電
    圧デコード信号に応じて該各々スイッチ回路のいずれか
    1つを"ON"にする第1の奇数列負極性階調電圧選択手段
    と、 前記第1の奇数列正極性階調電圧選択手段から正極性階
    調電圧駆動信号を受け、前記第1の奇数列負極性階調電
    圧選択手段から負極性階調電圧駆動信号を受け、前記エ
    クスクルシブオアゲート手段から奇数列階調電圧選択信
    号を受け、該受けた選択信号が"0" のときは該受けた正
    極性階調電圧駆動信号を選択して出力し、該受けた選択
    信号が"1" のときは該受けた負極性階調電圧駆動信号を
    選択して出力する第1の奇数列階調電圧選択手段とを含
    み、 前記第1の偶数列ディジタル・アナログ変換手段は、前
    記第1の正極性階調電圧生成手段から各々正極性階調電
    圧駆動信号を受け、前記偶数列バッファおよびインバー
    タ階調電圧デコード信号形成手段からバッファおよびイ
    ンバータ階調電圧デコード信号を受け、該受けた各々正
    極性階調電圧駆動信号を各々選択する各々スイッチ回路
    からなり、該受けたバッファおよびインバータ階調電圧
    デコード信号に応じて該各々スイッチ回路のいずれか1
    つを"ON"にする第1の偶数列正極性階調電圧選択手段
    と、 前記第1の負極性階調電圧生成手段から各々負極性階調
    電圧駆動信号を受け、前記偶数列バッファおよびインバ
    ータ階調電圧デコード信号形成手段からバッファおよび
    インバータ階調電圧デコード信号を受け、該受けた各々
    負極性階調電圧駆動信号を各々選択する各々スイッチ回
    路からなり、該受けたバッファおよびインバータ階調電
    圧デコード信号に応じて該各々スイッチ回路のいずれか
    1つを"ON"にする第1の偶数列負極性階調電圧選択手段
    と、 前記第1の偶数列正極性階調電圧選択手段から正極性階
    調電圧駆動信号を受け、前記第1の偶数列負極性階調電
    圧選択手段から負極性階調電圧駆動信号を受け、前記イ
    ンバータ手段から偶数列階調電圧選択信号を受け、該受
    けた選択信号が"0" のときは該受けた正極性階調電圧駆
    動信号を選択して出力し、該受けた選択信号が"1" のと
    きは該受けた負極性階調電圧駆動信号を選択して出力す
    る第1の偶数列階調電圧選択手段とを含み、 前記記憶手段から走査線番号1における前記表示画面の
    行方向に配列される画素のmビットの画像データのすべ
    てが階調レベル2である画像データが出力された場合、
    フレーム1においては第1の奇数列階調電圧選択手段か
    らは階調レベル1の正極性階調電圧駆動信号が出力さ
    れ、また、第1の偶数列階調電圧選択手段からは階調レ
    ベル3の負極性階調電圧駆動信号が出力され、フレーム
    2においては第1の奇数列階調電圧選択手段からは階調
    レベル3の負極性階調電圧駆動信号が出力され、また第
    1の偶数列階調電圧選択手段からは階調レベル1の正極
    性階調電圧駆動信号が出力されことを特徴とする液晶セ
    ルの駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の液晶セルの駆動回路に
    おいて、前記データ信号駆動手段はさらに、前記共通電
    極に供給する電圧を生成するとともに、前記液晶表示素
    子のガンマ補正電圧特性に対応する前記共通電極に供給
    される電圧より正側の正極性のガンマ補正電圧および負
    側の負極性のガンマ補正電圧を生成する第2の電源手段
    と、 前記表示画面の列方向に配列される複数のY電極線の奇
    数列対応の第2の奇数列ディジタル・アナログ変換手段
    および偶数列対応の第2の偶数列ディジタル・アナログ
    変換手段を備える第2のディジタル・アナログ変換手段
    とを有し、 前記第2の奇数列ディジタル・アナログ変換手段は、前
    記第2の電源手段から正極性のガンマ補正電圧を受け、
    該受けた電圧から前記記憶手段からの上位m−1ビット
    の画像データの各々階調レベルに応じた正極性階調電圧
    駆動信号を生成する第2の正極性階調電圧生成手段と、 前記第2の電源手段から負極性のガンマ補正電圧を受
    け、該受けた電圧から前記記憶手段からの上位m−1ビ
    ットの画像データの各々階調レベルに応じた負極性階調
    電圧駆動信号を生成する第2の負極性階調電圧生成手段
    と、 前記第2の正極性階調電圧生成手段から各々正極性階調
    電圧駆動信号を受け、前記奇数列バッファおよびインバ
    ータ階調電圧デコード信号形成手段からバッファおよび
    インバータ階調電圧デコード信号を受け、前記エクスク
    ルシブオアゲート手段から奇数列階調電圧選択信号を受
    け、該受けた各々正極性階調電圧駆動信号を各々選択す
    る各々スイッチ回路からなり、該受けたバッファ、イン
    バータ階調電圧デコード信号および奇数列階調電圧選択
    信号に応じて該各々スイッチ回路のいずれか1つを"ON"
    にする第2の奇数列正極性階調電圧選択手段と、 前記第2の負極性階調電圧生成手段から各々負極性階調
    電圧駆動信号を受け、前記奇数列バッファおよびインバ
    ータ階調電圧デコード信号形成手段からバッファおよび
    インバータ階調電圧デコード信号を受け、前記エクスク
    ルシブオアゲート手段から奇数列階調電圧選択信号を受
    け、該受けた各々負極性階調電圧駆動信号を各々選択す
    る各々スイッチ回路からなり、該受けたバッファ、イン
    バータ階調電圧デコード信号および奇数列階調電圧選択
    信号に応じて該各々スイッチ回路のいずれか1つを"ON"
    にする第2の奇数列負極性階調電圧選択手段と、 第2の奇数列正極性階調電圧選択手段の出力と第2の奇
    数列負極性階調電圧選択手段の出力とを接続する第1の
    接続手段とを含み、 前記第2の偶数列ディジタル・アナログ変換手段は、前
    記第2の正極性階調電圧生成手段から各々正極性階調電
    圧駆動信号を受け、前記偶数列バッファおよびインバー
    タ階調電圧デコード信号形成手段からバッファおよびイ
    ンバータ階調電圧デコード信号を受け、前記インバータ
    手段から偶数列階調電圧選択信号を受け、該受けた各々
    正極性階調電圧駆動信号を各々選択する各々スイッチ回
    路からなり、該受けたバッファ、インバータ階調電圧デ
    コード信号および偶数列階調電圧選択信号に応じて該各
    々スイッチ回路のいずれか1つを"ON"にする第2の偶数
    列正極性階調電圧選択手段と、 前記第2の負極性階調電圧生成手段から各々負極性階調
    電圧駆動信号を受け、前記偶数列バッファおよびインバ
    ータ階調電圧デコード信号形成手段からバッファおよび
    インバータ階調電圧デコード信号を受け、前記インバー
    タ手段から偶数列階調電圧選択信号を受け、該受けた各
    々負極性階調電圧駆動信号を各々選択する各々スイッチ
    回路からなり、該受けたバッファ、インバータ階調電圧
    デコード信号および偶数列階調電圧選択信号に応じて該
    各々スイッチ回路のいずれか1つを"ON"にする第2の偶
    数列負極性階調電圧選択手段と、 第2の偶数列正極性階調電圧選択手段の出力と第2の偶
    数列負極性階調電圧選択手段の出力とを接続する第2の
    接続手段とを含み、 前記記憶手段から走査線番号1における前記表示画面の
    行方向に配列される画素のmビットの画像データのすべ
    てが階調レベル2である画像データが出力された場合、
    フレーム1においては第1の接続手段からは階調レベル
    1の正極性階調電圧駆動信号が出力され、また、第2の
    接続手段からは階調レベル3の負極性階調電圧駆動信号
    が出力され、フレーム2においては第1の接続手段から
    は階調レベル3の負極性階調電圧駆動信号が出力され、
    また第2の接続手段からは階調レベル1の正極性階調電
    圧駆動信号が出力されことを特徴とする液晶セルの駆動
    回路。
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