JPH11153748A - オートフォーカス装置 - Google Patents
オートフォーカス装置Info
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- JPH11153748A JPH11153748A JP9318803A JP31880397A JPH11153748A JP H11153748 A JPH11153748 A JP H11153748A JP 9318803 A JP9318803 A JP 9318803A JP 31880397 A JP31880397 A JP 31880397A JP H11153748 A JPH11153748 A JP H11153748A
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- lens
- focus lens
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Abstract
短縮できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 CPU121およびIPP107により
AF評価値のサンプリングを開始するフォーカスレンズ
101aの位置をズームレンズ系の位置に応じて変更し
て、変倍位置に適したフォーカスレンズ101aの効率
的な合焦動作を得る。
Description
ス装置に関し、詳細には、ビデオカメラ,スチルカメラ
等の撮像装置に適用されるオートフォーカス装置に関す
る。
しては、CCD等の撮像素子から得られる撮像信号中の
高周波成分を抽出し、この高周波成分が最大となるよう
に撮影レンズを駆動してオートフォーカス行う、いわゆ
る山登り方式が知られている。
赤外線の発光/受光、あるいは焦点状態に応じて変化す
る像のずれ量を検出するための焦点調節用の特殊な光学
部材が不要であり、遠方で近くでも距離によらずに正確
にピントを合わせることができる等の長所を有する。
ォーカス調節方式にも各種の改良が提案されている。例
えば、特開平1−287508号公報では、焦点検出の
確率を高めるため、焦点検出を始める前に焦点距離の情
報に応じてレンズの初期停止位置を決定する技術が開示
されている。
なレンズ位置設定を省略できるように、レンズ駆動を行
う条件下にあることが判定された場合にレンズを初期停
止位置に駆動する技術が開示されている。
ラッシュの影響をなくして正確にレンズの位置決めがで
きるように、レンズ位置検出の情報に基づいて目標位置
より行き過ぎてから後戻りさせてレンズを停止させる技
術が開示されている。
ームレンズと呼ばれているレンズは、変倍によって撮影
距離が変わらないレンズである。それに対して、バリフ
ォーカルレンズは、変倍によって撮影距離が変わってし
まうレンズである。すなわち、バリフォーカルレンズ
は、変倍によってボケないようにするため、フォーカス
レンズを駆動する必要があった。
るレンズでも、変倍によって撮影距離が完璧に変化しな
いレンズはほとんどないといってよいが、その変化は変
倍してもファインダ上での被写体認識にはまったく問題
のない程度のレベルである。この問題は、高倍率ズーム
レンズになるほどレンズ群数や構成枚数が多くなり、レ
ンズ群間隔を設定するズームレンズカムが複雑になるこ
とや加工精度上の問題として認識される。
ォーカスレンズの位置を含むように広くした範囲がフォ
ーカスレンズの移動範囲として設定される。ところが、
フォーカスレンズ系を移動しながらAF評価値をサンプ
リングし、そのサンプリング結果により合焦を判定し
て、フォーカスレンズ系を合焦位置に駆動するカメラに
おいては、フォーカスレンズの移動範囲が広いために合
焦までに時間がかかるという問題があった。
解消するため、フォーカスレンズ系を合焦位置に駆動す
る時間を短縮してAF実行時間の短縮化を図ったオート
フォーカス装置を得ることを目的とする。
目的を達成するため、請求項1の発明に係るオートフォ
ーカス装置は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを制
御して撮像を行うオートフォーカス装置において、被写
体を撮像してデジタル映像信号を得る撮像手段と、前記
撮像手段により得られたデジタル映像信号に含まれる輝
度信号からAF評価値を得る評価手段と、前記フォーカ
スレンズの位置を移動させながら前記評価手段により得
られたAF評価値をサンプリングするサンプリング手段
と、前記ズームレンズの位置及び前記フォーカスレンズ
の位置に応じて前記サンプリング手段による各サンプリ
ング時の前記フォーカスレンズの移動量を変更する移動
量変更手段と、前記移動量変更手段の変更に伴う前記サ
ンプリング手段のサンプリング結果に基づいて前記フォ
ーカスレンズを合焦位置に駆動制御する合焦手段と、前
記サンプリング手段によりAF評価値のサンプリングを
開始する前記フォーカスレンズの位置を前記ズームレン
ズの位置に応じて変更するサンプリング開始位置変更手
段と、を備えたことを特徴とする。
のサンプリングを開始するフォーカスレンズの位置をズ
ームレンズ系の位置に応じて変更するようにしたので、
変倍位置に適したフォーカスレンズの効率的な合焦動作
となり、これによって、合焦時間が短縮することからA
F実行時間を短縮することが可能である。
カス装置は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを制御
して撮像を行うオートフォーカス装置において、被写体
を撮像してデジタル映像信号を得る撮像手段と、前記撮
像手段により得られたデジタル映像信号に含まれる輝度
信号からAF評価値を得る評価手段と、前記フォーカス
レンズの位置を移動させながら前記評価手段により得ら
れたAF評価値をサンプリングするサンプリング手段
と、前記ズームレンズの位置及び前記フォーカスレンズ
の位置に応じて前記サンプリング手段による各サンプリ
ング時の前記フォーカスレンズの移動量を変更する移動
量変更手段と、前記移動量変更手段の変更に伴う前記サ
ンプリング手段のサンプリング結果に基づいて前記フォ
ーカスレンズを合焦位置に駆動制御する合焦手段と、前
記サンプリング手段によりAF評価値のサンプリングを
終了する前記フォーカスレンズの位置を前記ズームレン
ズの位置に応じて変更するサンプリング終了位置変更手
段と、を備えたことを特徴とする。
のサンプリングを終了するフォーカスレンズの位置をズ
ームレンズ系の位置に応じて変更するようにしたので、
変倍位置に適したフォーカスレンズの効率的な合焦動作
となり、これによって、合焦時間が短縮することからA
F実行時間を短縮することが可能である。
発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、
この発明のオートフォーカス装置を適用した撮像装置の
構成について説明する。図1はこの発明の一実施の形態
による撮像装置の内部構成を示すブロック図である。こ
こでは、撮像装置の一例といてデジタルカメラを例に挙
げる。
カス装置を適用したデジタルカメラの構成図である。同
図において、100はデジタルカメラを示しており、デ
ジタルカメラ100は、レンズ系101,絞り・フィル
ター部等を含むメカ機構102,CCD103,CDS
回路104,可変利得増幅器(AGCアンプ)105,
A/D変換器106,IPP107,DCT108,コ
ーダー109,MCC110,DRAM111,PCカ
ードインタフェース112,CPU121,表示部12
2,操作部123,SG(制御信号生成)部126,ス
トロボ装置127,バッテリ128、DC−DCコンバ
ータ129、EEPROM130、フォーカスドライバ
131、パルスモータ132,ズームドライバ133,
パルスモータ134、モータドライバ135を具備して
構成されている。また、PCカードインタフェース11
2を介して着脱可能なPCカード150が接続されてい
る。
・フィルター部等を含むメカ機構102からなり,メカ
機構102のメカニカルシャッタは2つのフィールドの
同時露光を行う。レンズ系101は、例えば、バリフォ
ーカルレンズからなり、フォーカスレンズ系101aと
ズームレンズ系101bとで構成されている。
1から供給される制御信号に従って、パルスモータ13
2を駆動して、フォーカスレンズ系101aを光軸方向
に移動させる。ズームドライバ131は、CPU121
から供給される制御信号に従って、パルスモータ132
を駆動して、ズームレンズ系101bを光軸方向に移動
させる。また、モータドライバ135は、CPU121
から供給される制御信号に従ってメカ機構102を駆動
し、例えば、絞りの絞り値を設定する。
ユニットを介して入力した映像を電気信号(アナログ画
像データ)に変換する。CDS(相関2重サンプリン
グ)回路104は,CCD型撮像素子に対する低雑音化
のための回路である。
104で相関2重サンプリングされた信号のレベルを補
正する。さらにA/D変換器106は,AGCアンプ1
05を介して入力したCCD103からのアナログ画像
データをデジタル画像データに変換する。すなわち,C
CD103の出力信号は,CDS回路104およびAG
Cアンプ105を介し,またA/D変換器105によ
り,最適なサンプリング周波数(例えば,NTSC信号
のサブキャリア周波数の整数倍)にてデジタル信号に変
換される。
(Image Pre-Processor)107,DCT(Discrete Cos
ine Transform)108,およびコーダー(Huffman Enco
der/Decoder)109は,A/D変換器106から入力し
たデジタル画像データについて,色差(Cb,Cr)と
輝度(Y)に分けて各種処理,補正および画像圧縮/伸
長のためのデータ処理を施す。画像圧縮・伸長部107
は,例えばJPEG準拠の画像圧縮・伸長の一過程であ
る直交変換,並びに,JPEG準拠の画像圧縮・伸長の
一過程であるハフマン符号化・復号化等を行う。
r)110は、圧縮処理された画像を一旦蓄えてPCカ
ードインタフェース112を介してPCカード150へ
の記録,或いはPCカード150からの読み出しを行
う。
グラムに従ってRAMを作業領域として使用して、操作
部123からの指示、或いは図示しないリモコン等の外
部動作指示に従い,上記デジタルカメラ内部の全動作を
制御する。具体的には、CPU121は,撮像動作、自
動露出(AE)動作、自動ホワイトバランス(AWB)
調整動作や、AF動作等の制御を行う。
ば,NiCd,ニッケル水素,リチウム電池等から,D
C−DCコンバータ129に入力され,当該デジタルカ
メラ内部に供給される。
で実現されており,撮影したデジタル画像データや,伸
長処理された記録画像データ等の表示を行う。操作部1
23は,機能選択,撮影指示,およびその他の各種設定
を外部から行うためのボタンを備えている。EEPRO
M130には、CPU121がデジタルカメラの動作を
制御する際に使用する調整データ等が書き込まれてい
る。
21)は、被写体を撮像して得られる画像データをPC
カード150に記録する記録モードと、PCカード15
0に記録された画像データを表示する表示モード等を備
えている。
一例を示す図である。IPP107は、図2に示す如
く、A/D変換器106から入力したデジタル画像デー
タをR・G・Bの各色成分に分離する色分離部1071
と、分離されたR・G・Bの各画像データを補間する信
号補間部1072と、R・G・Bの各画像データの黒レ
ベルを調整するペデスタル調整部1073と、R,Bの
各画像データの白レベルを調整するホワイトバランス調
整部1074と、CPU121により設定されたゲイン
でR・G・Bの各画像データを補正するデジタルゲイン
調整部1075と、R・G・Bの各画像データのγ変換
を行うガンマ変換部1076と、RGBの画像データを
色差信号(Cb,Cr)と輝度信号(Y)とに分離する
マトリックス部1077と、色差信号(Cb,Cr)と
輝度信号(Y)とに基づいてビデオ信号を作成し表示部
122に出力するビデオ信号処理部1078と、を備え
ている。
1073によるペデスタル調整後の画像データの輝度デ
ータ(Y)を検出するY演算部1079と、Y演算部1
079で検出した輝度データ(Y)の所定周波数成分の
みを通過させるBPF1080と、BPF1080を通
過した輝度データ(Y)に応じたデジタルカウント値を
AF評価値としてCPU121に出力するAF評価値回
路1081と、Y演算部1079で検出した輝度データ
(Y)に応じたデジタルカウント値をAE評価値として
CPU121に出力するAE評価値回路1082と、デ
ジタルゲイン調整部1075によるゲイン調整後のR・
G・Bの各画像データの輝度データ(Y)を検出するY
演算部1083と、Y演算部1083で検出した輝度デ
ータ(Y)に応じたデジタルカウント値をAWB評価値
としてCPU121に出力するAWB評価値回路108
4と、CPU121とのインターフェースであるCPU
I/F1085と、及びDCT108とのインターフェ
ースであるDCTI/F1086等を備えている。
御においては、AE評価値が基準値になるようにシャッ
タ速度とAGCとが制御される。この実施の形態では、
一例として絞りを固定(F4;Av4)として説明す
る。
及びゲインが設定された後、AFM(パルスモータ)が
1Vd期間に規定パルス駆動される。この規定パルス駆
動の間に、IPP内で得られたデジタル映像信号が処理
されて輝度信号が得られる。この輝度信号の中からフィ
ルタ手段により高周波成分を積分してAF評価値が求め
られる。このAF評価値のピークが合焦となる。
位置が後述する設定値「fp far calc」(無
限)から設定値「fp near calc」(至近;
約0.2m)までのどの位置(距離)にあるかを比で求
められる。フォーカス位置は、ズーム駆動に併せてその
ズームポイントでの「fp far def」と「fp
near def」から同じ比になるフォーカス位置
に駆動され、バリフォーカルレンズのズームによるピン
トずれが補正される。
する。図3は設定値を説明する図である。オートフォー
カスでは、図3に示した如く、00〜08までの9ズー
ムステップ(ポジション)のバリフォーカルレンズを用
いて行われるものとする。また、撮影距離範囲は、無限
から約0.2mであるが、ワイドのみ約0.01mとす
る。
ップに対して6種類の設定値として「ccdaf dr
v data」,「fp far def」,「fp
near def」,「fp far calc」,
「fp near calc」,「nml smp」が
対応付けられている。なお、図3中の各設定値は16進
表示とする。
a」は、AF評価値をサンプリングする時の各サンプリ
ングのフォーカスレンズ系の移動量(パルス数)を示
す。「fp far def」は、各ズームステップで
のAF評価値サンプリングスタート位置を示し、フォー
カス繰り出しパルス数「fp inf def」の位置
を基準とした差分がデータとして入力されている。
ステップでのAF評価値サンプリングエンド位置を示
し、フォーカス繰り出しパルス数「fp inf de
f」の位置を基準とした差分がデータとして入力されて
いる。「fp far calc」は、各ズームステッ
プでの無限位置を示し、フォーカス繰り出しパルス数
「fp inf def」の位置を基準とした差分がデ
ータとして入力されている。
ムステップでの0.2m位置を示し、フォーカス繰り出
しパルス数「fp inf def」の位置を基準とし
た差分がデータとして入力されている。「nml sm
p」は、AF評価値のサンプリング結果によらずに必ず
AF評価値のサンプリングを実行する全域サンプリング
フォーカスレンズ系移動を行うサンプリング数を示して
いる。
ォーカスの無限側目メカ端からワイドのAF評価値サン
プリングスタートまでのフォーカス繰り出しパルス数を
示している。
ートフォーカス動作を行うための設定動作を説明するフ
ローチャートであり、図5はオートフォーカス動作を説
明するフローチャートである。
フォーカス繰り出しパルス数(fpinf def)−
AF評価値サンプリングスタート位置(fp far
def[zoom])、fp near init=フ
ォーカス繰り出しパルス数(fp inf def)+
AF評価値サンプリングエンド位置(fp near
def[zoom])、fp home=(fp fa
r init)−(fp home def)、そし
て、nml smp def=nml smp[zoo
m]である。ここで、zoomは9ズームステップのポ
ジションで、zoom=0のときに、「ワイド」とな
り、zoom=4のときに、「ミーン」となり、zoo
m=8のときに、「テレ」となる。
とズーム駆動パルス数とを合わせてズームリセットが行
われた後、フォーカス位置とフォーカス駆動パルス数と
を合わせてフォーカスリセットが行われる。ズームリセ
ット,フォーカスリセットはそれぞれメカ端にまで駆動
することで実施される。
た後の位置は規定のパルス数位置として決定される。こ
こで、フォーカスの場合には、near側のメカ端でf
pmax=205パルスとなる。また、メカ端に駆動す
る時の最後のパルス出力のデータは、fp home
stateとして調整時に設定される。続いて、フォー
カスが常焦点位置(約2.5m)に設定され、さらにズ
ームが実施される。
5に示した動作モードは、オートフォーカスモードであ
る。オートフォーカスの場合には、まずAF初期設定
(ccdaf init set)が実行され(ステッ
プS1)、第1レリーズが操作される。このとき、設定
されているズームポイントでの常焦点位置(約2.5
m)を調整値から計算し、AF作動する。続いて、AF
用AEの設定(ccdafae set)が行われる
(ステップS2)。
と、フォーカスをホームポジションHP(fp hom
e)に駆動する。続くステップS4では、フォーカスが
初期位置INIT(fp far init)へ駆動さ
れる。このように、フォーカスがホームポジションHP
から初期位置INITへ駆動されることで、バックラッ
シュ(fp b rash=8(パルス))を取り除く
ことができる。
AF評価値サンプリング時のフォーカス駆動が垂直同期
信号Vdに同期して行われる。その際、フォーカスは各
サンプリングのフォーカスレンズ系の移動量(ccda
f drv data)分ずつ駆動する。このとき、フ
ォーカスの駆動は、AF評価値の値(ピークなどの情
報)に関係なく、near位置(nml smp分のA
F評価値をサンプリングするまでで、フォーカスの駆動
量としては、(ccdaf drv data)*(n
ml smp)となる)まで行われる。これは通常の撮
影距離範囲内(無限から約0.5m)である。
リングしたAF評価値からピーク位置やAF評価値の増
減データなどが計算され、通常の撮影距離範囲内に合焦
位置があるかの判定が下される。マクロの撮影距離範囲
内で合焦を行う場合にも、フォーカスレンズは合焦位置
からバックラッシュを取り除く位置までフォーカスを駆
動後に合焦位置に駆動される。
ステップS6において、通常の撮影距離範囲内に合焦位
置がある場合、AF評価値のサンプリングが中止され、
合焦位置からバックラッシュを取り除く位置までフォー
カスが駆動された後に、フォーカスが合焦位置に駆動さ
れる。
ない場合、マクロの撮影距離範囲内(約0.5mから約
0.2m)のAF評価値のサンプリングが実施される
(マクロ;fp near initまで)。ただし、
マクロの撮影距離範囲内では、ピークを検出した時点で
AF評価値のサンプリングが中止される。
ステップS7においてフォーカスの駆動がオフ(fcs
m off)されることで、本処理が終了する。
係について説明する。図6はフォーカス位置調整用のZ
Fテーブルを示す図、図7は図6のZF(ズームフォー
カス)テーブルをグラフ化して示す図、図8はAF評価
値サンプリングタイミングとフォーカスパルスモータ駆
動タイミングとの対応関係を示すタイミングチャートで
ある。
ーカス位置を調整する時に使用されるものである。図6
に示したZFテーブルは、No.0,No.1,No.
2の3例を示している。いずれの例も、無限と至近(例
えば20cm)の2基準に対してワイド(W)端…ミー
ン(M)…テレ(T)端までの間で9つのポジションが
割り当てられる。各ポジションには、パルス数ZPと調
整値(f(mm))とが対応付けられる。このZFテー
ブルはROMなどに記憶保持される。
限基準A0−1と至近基準B0−1とが示され、No.
1のグラフとして無限基準A1−1と至近基準B1−1
とが示され、No.2のグラフとして無限基準A2−1
と至近基準B2−1とが示されている。以上のグラフか
ら、無限を基準とする場合よりも至近を基準とした場合
の方がパルス数が低くなる。
1/30Hz(33mS)のNTSCに関するタイミン
グチャートを示している。同図(b)は、Vdが1/2
5Hz(40mS)のPAL(テレビ:TV)に関する
タイミングチャートを示している。同図(c)は、垂直
同期信号Vdが1/36Hz(28mS)のPAL(液
晶:LCD)に関するタイミングチャートを示してい
る。
同期信号Vdのパルス間隔の広がりに伴ってAF評価値
サンプリングタイミングSTとフォーカスパルスモータ
駆動タイミングWT(ワイド)及びTT(テレ)の各パ
ルス間隔が変更される。すなわち、図8(a)のNTS
Cを基準してみると、NTSCでは1/30Hzである
のに対して8図(b)のPAL(TV)が1/25Hz
となってパルス幅が大きくなる。したがって、NTSC
の場合よりもPAL(TV)の方がAF評価値サンプリ
ングST及びフォーカスパルスモータ駆動タイミングW
TおよびTTのパルス間隔を広くとることになる。
ると、NTSCでは1/30Hzであるのに対して図8
(c)のPAL(LCD)が1/36Hzとなってパル
ス幅が小さくなる。したがって、NTSCの場合よりも
PAL(LCD)の方がAF評価値サンプリングST及
びフォーカスパルスモータ駆動タイミングWTおよびT
Tのパルス間隔を狭くとることになる。
ズームパルスモータ及びフォーカスパルスモータのドラ
イバを示す回路図、図10はパルスモータ駆動ICの真
理値表を示す図、そして、図11は図9に示したドライ
バにおけるオートフォーカス実行時のパルス波形をシミ
ュレーションによって示すタイミングチャートである。
図9において、フォーカスドライバ131とズームドラ
イバ133とは、図9に示した真理値表に従って入出力
の関係を規定する。
カスドライバ131及びズームドライバ133は、自回
路のイネーブル信号を“L”(ロー)としている場合に
は、入力(IN1,2)はなく、待機状態となることか
ら、出力(OUT1,2,3,4)はオフとなる。一
方、イネーブル信号を“H”(ハイ)としている場合に
は、入力のIN1とIN2との論理関係から、駆動して
出力のOUT1〜4が2相励磁の変化を生じる出力とな
る。ここで、図11(a),(b),(c)には、それ
ぞれAF実行時のワイド操作,ミーン操作時,テレ操作
時のパルス波形が示されている。以上のパルス波形を比
較すると、ワイド,ミーン,テレの順でイネーブル時間
が長くなり、それに伴ってドライバの駆動時間も長くな
る。
れば、AF評価値のサンプリングを開始するフォーカス
レンズの位置をズームレンズ系の位置に応じて変更する
ようにしたので、変倍位置に適したフォーカスレンズの
効率的な合焦動作となる。これによって、合焦時間が短
縮することからAF実行時間を短縮することが可能であ
る。
るフォーカスレンズの位置をズームレンズ系の位置に応
じて変更するようにしたので、変倍位置に適したフォー
カスレンズの効率的な合焦動作となる。これによって、
合焦時間が短縮することからAF実行時間を短縮するこ
とが可能である。
カス装置は、特にバリフォーカルレンズに有効なため、
各変倍位置に合った高速なAF実行が可能となる。
上(調整上)の無限であり、「fpnear cal
c」が計算上(調整上)の至近であるが、実際のAF評
価値のサンプリングを開始する又は終了するフォーカス
レンズ位置は調整誤差等を含めた「fp far de
f」(無限)から「fp near def」(至近)
までとしているので、無限,至近の被写体でも確実に合
焦が可能である。
ば、AF評価値のサンプリングを開始又は終了するフォ
ーカスレンズの位置をズームレンズ系の位置に応じて変
更するようにしたので、変倍位置に適したフォーカスレ
ンズの効率的な合焦動作となり、これによって、合焦時
間が短縮することからAF実行時間を短縮することが可
能である。
構成を示すブロック図である。
示す図である。
ための設定動作を説明するフローチャートである。
するフローチャートである。
カス位置を調整する時に使用するZFテーブルを示す図
である。
る。
イミングとフォーカスパルスモータ駆動タイミングとの
対応関係を示すタイミングチャートである。
ーカスパルスモータのドライバを示す回路図である。
駆動ICの真理値表を示す図である。
カス実行時のパルス波形をシミュレーションによって示
すタイミングチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 ズームレンズ及びフォーカスレンズを制
御して撮像を行うオートフォーカス装置において、 被写体を撮像してデジタル映像信号を得る撮像手段と、 前記撮像手段により得られたデジタル映像信号に含まれ
る輝度信号からAF評価値を得る評価手段と、 前記フォーカスレンズの位置を移動させながら前記評価
手段により得られたAF評価値をサンプリングするサン
プリング手段と、 前記ズームレンズの位置及び前記フォーカスレンズの位
置に応じて前記サンプリング手段による各サンプリング
時の前記フォーカスレンズの移動量を変更する移動量変
更手段と、 前記移動量変更手段の変更に伴う前記サンプリング手段
のサンプリング結果に基づいて前記フォーカスレンズを
合焦位置に駆動制御する合焦手段と、 前記サンプリング手段によりAF評価値のサンプリング
を開始する前記フォーカスレンズの位置を前記ズームレ
ンズの位置に応じて変更するサンプリング開始位置変更
手段と、 を備えたことを特徴とするオートフォーカス装置。 - 【請求項2】 ズームレンズ及びフォーカスレンズを制
御して撮像を行うオートフォーカス装置において、 被写体を撮像してデジタル映像信号を得る撮像手段と、 前記撮像手段により得られたデジタル映像信号に含まれ
る輝度信号からAF評価値を得る評価手段と、 前記フォーカスレンズの位置を移動させながら前記評価
手段により得られたAF評価値をサンプリングするサン
プリング手段と、 前記ズームレンズの位置及び前記フォーカスレンズの位
置に応じて前記サンプリング手段による各サンプリング
時の前記フォーカスレンズの移動量を変更する移動量変
更手段と、 前記移動量変更手段の変更に伴う前記サンプリング手段
のサンプリング結果に基づいて前記フォーカスレンズを
合焦位置に駆動制御する合焦手段と、 前記サンプリング手段によりAF評価値のサンプリング
を終了する前記フォーカスレンズの位置を前記ズームレ
ンズの位置に応じて変更するサンプリング終了位置変更
手段と、 を備えたことを特徴とするオートフォーカス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31880397A JP3866844B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | オートフォーカス装置及びカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31880397A JP3866844B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | オートフォーカス装置及びカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11153748A true JPH11153748A (ja) | 1999-06-08 |
JP3866844B2 JP3866844B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=18103123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31880397A Expired - Lifetime JP3866844B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | オートフォーカス装置及びカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3866844B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005085927A1 (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Sony Corporation | オートフォーカス制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
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1997
- 1997-11-19 JP JP31880397A patent/JP3866844B2/ja not_active Expired - Lifetime
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