JPH11153630A - 不正確なクロック信号の測定及び補償方法及び装置 - Google Patents
不正確なクロック信号の測定及び補償方法及び装置Info
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- JPH11153630A JPH11153630A JP10174792A JP17479298A JPH11153630A JP H11153630 A JPH11153630 A JP H11153630A JP 10174792 A JP10174792 A JP 10174792A JP 17479298 A JP17479298 A JP 17479298A JP H11153630 A JPH11153630 A JP H11153630A
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- G06F1/08—Clock generators with changeable or programmable clock frequency
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- G—PHYSICS
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- G04G—ELECTRONIC TIME-PIECES
- G04G3/00—Producing timing pulses
- G04G3/02—Circuits for deriving low frequency timing pulses from pulses of higher frequency
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P7/00—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
- F02P7/06—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices of circuit-makers or -breakers, or pick-up devices adapted to sense particular points of the timing cycle
- F02P7/077—Circuits therefor, e.g. pulse generators
- F02P7/0775—Electronical verniers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不正確なクロック信号の実際の周波数を決定
し、次いで実際の周波数を用いて補償係数を発生し、ク
ロック信号を用いる計算を補正する方法である。 【解決手段】 所定のプログラム可能な時間期間にわた
るクロック信号24におけるクロック・パルス数をカウ
ント44し、該クロック・パルス計数に基づいてクロッ
ク信号の実際の周波数を決定する各ステップを含む。一
旦クロック信号の実際の周波数が決定46されれば、こ
の値を用いて、補償係数をクロック信号の期待される又
は定格の周波数に基づいて発生48し、クロック信号を
用いる計算を補償50する。低周波数共振器26及び高
周波数システム・クロック24を組み込むパワートレー
ン制御モジュールに使用する特定の用途を有する。
し、次いで実際の周波数を用いて補償係数を発生し、ク
ロック信号を用いる計算を補正する方法である。 【解決手段】 所定のプログラム可能な時間期間にわた
るクロック信号24におけるクロック・パルス数をカウ
ント44し、該クロック・パルス計数に基づいてクロッ
ク信号の実際の周波数を決定する各ステップを含む。一
旦クロック信号の実際の周波数が決定46されれば、こ
の値を用いて、補償係数をクロック信号の期待される又
は定格の周波数に基づいて発生48し、クロック信号を
用いる計算を補償50する。低周波数共振器26及び高
周波数システム・クロック24を組み込むパワートレー
ン制御モジュールに使用する特定の用途を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にクロック信
号の周波数を決定する方法及び装置に関し、より詳細に
は、最初に、特定量の時間中クロック信号のクロック・
パルス数をカウントすることにより不正確なクロック信
号の実際の周波数を決定し、次いで、特定のディジタル
回路タイミング用途に対してクロック信号の定格周波数
の補正として用いられる補償係数を実際の周波数に基づ
いて決定する方法及び装置に関する。
号の周波数を決定する方法及び装置に関し、より詳細に
は、最初に、特定量の時間中クロック信号のクロック・
パルス数をカウントすることにより不正確なクロック信
号の実際の周波数を決定し、次いで、特定のディジタル
回路タイミング用途に対してクロック信号の定格周波数
の補正として用いられる補償係数を実際の周波数に基づ
いて決定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】良く理解されているように、全てのディ
ジタル回路は、ディジタル論理タイミングの目的のため
1つ又はそれより多くのクロック信号を用いる。これら
のクロック信号は、種々の水晶、共振器等のような種々
のタイプのデバイスにより発生することができる。種々
のクロック信号発生デバイスは、広範囲の異なるクロッ
ク信号周波数を種々の程度の正確さで与えることができ
る。クロック信号の正確さは、特定の周波数をいずれの
特定の時間に或る一定のパーセント誤差内で発生するデ
バイスの能力により決定される。特定のクロック信号源
に応じて、温度、経時劣化(age)等は、クロック信号
発生源の出力周波数及び正確さに対して影響を及ぼす。
より正確であり且つそれらの正確さを時間に対して且つ
温度が変化する中で維持するクロック信号発生デバイス
は、一般により高価である。
ジタル回路は、ディジタル論理タイミングの目的のため
1つ又はそれより多くのクロック信号を用いる。これら
のクロック信号は、種々の水晶、共振器等のような種々
のタイプのデバイスにより発生することができる。種々
のクロック信号発生デバイスは、広範囲の異なるクロッ
ク信号周波数を種々の程度の正確さで与えることができ
る。クロック信号の正確さは、特定の周波数をいずれの
特定の時間に或る一定のパーセント誤差内で発生するデ
バイスの能力により決定される。特定のクロック信号源
に応じて、温度、経時劣化(age)等は、クロック信号
発生源の出力周波数及び正確さに対して影響を及ぼす。
より正確であり且つそれらの正確さを時間に対して且つ
温度が変化する中で維持するクロック信号発生デバイス
は、一般により高価である。
【0003】ディジタル論理回路を組み込むパワートレ
ーン制御モジュール(PCM)が、内燃機能を有する近
年の車両には車両の内燃機関及びトランスミッション機
能の動作を制御するため設けられている。PCMは、機
関の種々のシリンダに対する燃料及びイグニション・ス
パークの印加のタイミングを制御して、スパーク・ドエ
ル(spark dwell)及びプレースメント(placement)
と、燃料パルス幅及びプレースメントとを与える。更
に、タイミング信号は通信プロトコル・ビット・タイミ
ングを与える。この制御を与えるのに必要なタイミング
信号を発生するため、PCMは、(例えば、20MHz
の周波数を有する)高周波数システム・クロックと、
(例えば、2MHzの周波数を有する)低周波数制御ク
ロックとを利用する。高周波数システム・クロックは、
CPU内ではるかに高い周波数へ逓倍される(32KH
zのような)低周波数水晶クロックである場合が多い。
低周波数制御クロックは、通常、この種の用途において
は共振器である。比較的早いシステム・クロックが、P
CM内のマイクロコードの行(lines)を処理すること
に対する高データ速度要求に適合するため必要であり、
そして、より遅い制御クロックが、燃料及びイグニショ
ン・スパークのための出力信号に適切なタイミングを与
えるため必要である。
ーン制御モジュール(PCM)が、内燃機能を有する近
年の車両には車両の内燃機関及びトランスミッション機
能の動作を制御するため設けられている。PCMは、機
関の種々のシリンダに対する燃料及びイグニション・ス
パークの印加のタイミングを制御して、スパーク・ドエ
ル(spark dwell)及びプレースメント(placement)
と、燃料パルス幅及びプレースメントとを与える。更
に、タイミング信号は通信プロトコル・ビット・タイミ
ングを与える。この制御を与えるのに必要なタイミング
信号を発生するため、PCMは、(例えば、20MHz
の周波数を有する)高周波数システム・クロックと、
(例えば、2MHzの周波数を有する)低周波数制御ク
ロックとを利用する。高周波数システム・クロックは、
CPU内ではるかに高い周波数へ逓倍される(32KH
zのような)低周波数水晶クロックである場合が多い。
低周波数制御クロックは、通常、この種の用途において
は共振器である。比較的早いシステム・クロックが、P
CM内のマイクロコードの行(lines)を処理すること
に対する高データ速度要求に適合するため必要であり、
そして、より遅い制御クロックが、燃料及びイグニショ
ン・スパークのための出力信号に適切なタイミングを与
えるため必要である。
【0004】現在用いられている高周波数システム・ク
ロックは、温度及び経時変化に対して一般に予測可能で
且つ安定(±0.1%)である長期間周波数を有する
が、しかし1つのパルス幅を別のパルス幅又はその期待
されるパルス幅から著しく変化させ得る短期間「ジッ
タ」を有する。このジッタは、CPU内で低周波数水晶
の逓倍により生じる。より低い周波数制御クロックは、
通常、短期間ジッタを持たないが、しかし比較的長期間
誤差(±2.0%)を有し、従って、著しいドリフトを
経時及び温度変動の結果として有する。比較的不正確な
制御クロック信号は不点火検出にとって許容できるが、
しかし、例えばフォース・モータ(force motor)パル
ス幅変調(PCM)のような他の目的にとって許容でき
ない。更に、高周波数システム・クロック信号上のジッ
タは、燃料及び点火制御信号を不正確にし、要件に従う
ため一層高いエミッション及び/又はより低い燃料経済
性及び故障に導く。
ロックは、温度及び経時変化に対して一般に予測可能で
且つ安定(±0.1%)である長期間周波数を有する
が、しかし1つのパルス幅を別のパルス幅又はその期待
されるパルス幅から著しく変化させ得る短期間「ジッ
タ」を有する。このジッタは、CPU内で低周波数水晶
の逓倍により生じる。より低い周波数制御クロックは、
通常、短期間ジッタを持たないが、しかし比較的長期間
誤差(±2.0%)を有し、従って、著しいドリフトを
経時及び温度変動の結果として有する。比較的不正確な
制御クロック信号は不点火検出にとって許容できるが、
しかし、例えばフォース・モータ(force motor)パル
ス幅変調(PCM)のような他の目的にとって許容でき
ない。更に、高周波数システム・クロック信号上のジッ
タは、燃料及び点火制御信号を不正確にし、要件に従う
ため一層高いエミッション及び/又はより低い燃料経済
性及び故障に導く。
【0005】図1は、上述した信号を図示するラインA
〜F上の一連のクロック信号を示す。ラインAは或る一
定の期間を有する高周波数システム・クロック信号を表
し、そこにおいてシステム・クロック信号の長期間平均
周波数は非常に正確であるが、しかし短期間ジッタが個
々のパルスを相互に対して不正確にする。ラインBは低
周波数制御クロック信号を表し、そこにおいて個々のク
ロック・パルスは相互に対して安定であるが、しかし長
期間クロック周波数は相対的に不正確であり得る。ライ
ンCは、例えば、内燃機関で燃料及びイグニション・ス
パークのタイミングを与えるため用いられる、所望のパ
ルス幅を有する出力制御信号を示す。システム・クロッ
ク信号におけるジッタのため、該システム・クロック信
号から発生された出力信号の実際のクロック・パルス幅
は、ラインDにおける出力信号により表されるように、
多くの位置に来ることがあり得る。このことにより、上
記システム・クロックは、より高分解能及び正確さの要
件を有するある一部の用途にとって燃料及びイグニショ
ン・スパークを制御する出力信号に対するタイミング信
号として用いるのに実用的なものにならない。
〜F上の一連のクロック信号を示す。ラインAは或る一
定の期間を有する高周波数システム・クロック信号を表
し、そこにおいてシステム・クロック信号の長期間平均
周波数は非常に正確であるが、しかし短期間ジッタが個
々のパルスを相互に対して不正確にする。ラインBは低
周波数制御クロック信号を表し、そこにおいて個々のク
ロック・パルスは相互に対して安定であるが、しかし長
期間クロック周波数は相対的に不正確であり得る。ライ
ンCは、例えば、内燃機関で燃料及びイグニション・ス
パークのタイミングを与えるため用いられる、所望のパ
ルス幅を有する出力制御信号を示す。システム・クロッ
ク信号におけるジッタのため、該システム・クロック信
号から発生された出力信号の実際のクロック・パルス幅
は、ラインDにおける出力信号により表されるように、
多くの位置に来ることがあり得る。このことにより、上
記システム・クロックは、より高分解能及び正確さの要
件を有するある一部の用途にとって燃料及びイグニショ
ン・スパークを制御する出力信号に対するタイミング信
号として用いるのに実用的なものにならない。
【0006】PCMにおいて制御クロック信号を発生す
る現に存在する共振器は、高価でない共振器であり、そ
して上述したようにそれらの長期間の正確さは燃料及び
点火制御出力信号の正確さに影響を与えていた。このこ
とを示すため、ラインEは、高過ぎる周波数を有する制
御クロック信号に基づく出力制御信号を表し、そしてラ
インFは、所望の出力信号にとって低過ぎる周波数を有
する制御クロック信号に基づく出力信号を表す。この新
しい要件及びクロック・ジッタにより、従来技術のPC
Mにおいて点火及びスパークをシリンダに対して印加す
るときの誤差に著しいマージン(余裕)がある。
る現に存在する共振器は、高価でない共振器であり、そ
して上述したようにそれらの長期間の正確さは燃料及び
点火制御出力信号の正確さに影響を与えていた。このこ
とを示すため、ラインEは、高過ぎる周波数を有する制
御クロック信号に基づく出力制御信号を表し、そしてラ
インFは、所望の出力信号にとって低過ぎる周波数を有
する制御クロック信号に基づく出力信号を表す。この新
しい要件及びクロック・ジッタにより、従来技術のPC
Mにおいて点火及びスパークをシリンダに対して印加す
るときの誤差に著しいマージン(余裕)がある。
【0007】産業基準は、燃料及び点火信号が印加され
る時の精度を与えるため制御クロック信号の正確さを確
立している。現代の車両の高度化(sophistication)及
び性能の要件が増大するにつれ、燃料及びイグニション
・スパークが制御されるその正確さはより臨界的にな
り、こうして制御クロックの正確さはますますより重要
になっている。より正確な制御クロック信号を発生する
ため、より正確な共振器をPCMに設けることができ、
又は共振器を水晶に置き換えることができるが、しかし
これらの共振器や水晶は、それらの正確さが増大するに
つれ、ますますより高価になる。
る時の精度を与えるため制御クロック信号の正確さを確
立している。現代の車両の高度化(sophistication)及
び性能の要件が増大するにつれ、燃料及びイグニション
・スパークが制御されるその正確さはより臨界的にな
り、こうして制御クロックの正確さはますますより重要
になっている。より正確な制御クロック信号を発生する
ため、より正確な共振器をPCMに設けることができ、
又は共振器を水晶に置き換えることができるが、しかし
これらの共振器や水晶は、それらの正確さが増大するに
つれ、ますますより高価になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】必要とされるものは、
比較的不正確なクロック信号の周波数を決定し、一旦そ
の周波数が決定されればクロック信号の補償を与え、そ
れによりより正確なクロック発生デバイスの必要性を排
除する技術である。従って、そのような技術を提供する
ことが本発明の目的である。
比較的不正確なクロック信号の周波数を決定し、一旦そ
の周波数が決定されればクロック信号の補償を与え、そ
れによりより正確なクロック発生デバイスの必要性を排
除する技術である。従って、そのような技術を提供する
ことが本発明の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の教示に従った、
不正確なクロック信号の実際の周波数を決定し、且つ当
該実際の周波数を用いて、クロック信号を用いる計算を
補正するため補償係数を発生する方法が開示されてい
る。この方法は、ソフトウエアを用いることにより追加
のハードウエア及びコストを排除する。本方法は、所定
のプログラム可能な時間期間にわたりクロック信号にお
けるクロック・パルス数をカウントするステップと、当
該クロック・パルス計数に基づいてクロック信号の実際
の周波数を決定するステップとを含む。一旦クロック信
号の実際の周波数が決定されれば、この値を用いて、ク
ロック信号を用いる計算を補償するためクロック信号の
期待された又は定格の周波数に基づいて補償係数を発生
する。代替として、補償係数を計算する必要性なしにク
ロック信号の実際の周波数を計算に用いることができ
る。
不正確なクロック信号の実際の周波数を決定し、且つ当
該実際の周波数を用いて、クロック信号を用いる計算を
補正するため補償係数を発生する方法が開示されてい
る。この方法は、ソフトウエアを用いることにより追加
のハードウエア及びコストを排除する。本方法は、所定
のプログラム可能な時間期間にわたりクロック信号にお
けるクロック・パルス数をカウントするステップと、当
該クロック・パルス計数に基づいてクロック信号の実際
の周波数を決定するステップとを含む。一旦クロック信
号の実際の周波数が決定されれば、この値を用いて、ク
ロック信号を用いる計算を補償するためクロック信号の
期待された又は定格の周波数に基づいて補償係数を発生
する。代替として、補償係数を計算する必要性なしにク
ロック信号の実際の周波数を計算に用いることができ
る。
【0010】本方法は、低周波数共振器及び高周波数シ
ステム・クロックを組み込むパワートレーン制御モジュ
ールにおける使用に対して特有の適用を有し、そこにお
いて当該共振器は短い時間期間に対して非常に安定であ
り、そしてシステム・クロックは長期間にわたり比較的
安定であるが短期間のジッタの影響を受ける。時間捕捉
レジスタを用いて、共振器クロック信号の計数及びシス
テム・クロック信号を与える。共振器クロック信号の周
波数は、システム・クロック信号に関して確立された時
間期間の間に決定される。この方法を用いて、比較的安
価な低周波数共振器が維持され、スパーク・ドエル及び
プレースメントと燃料パルス幅及びプレースメントのよ
うな或る一定のタイミング信号を与えることができる。
ステム・クロックを組み込むパワートレーン制御モジュ
ールにおける使用に対して特有の適用を有し、そこにお
いて当該共振器は短い時間期間に対して非常に安定であ
り、そしてシステム・クロックは長期間にわたり比較的
安定であるが短期間のジッタの影響を受ける。時間捕捉
レジスタを用いて、共振器クロック信号の計数及びシス
テム・クロック信号を与える。共振器クロック信号の周
波数は、システム・クロック信号に関して確立された時
間期間の間に決定される。この方法を用いて、比較的安
価な低周波数共振器が維持され、スパーク・ドエル及び
プレースメントと燃料パルス幅及びプレースメントのよ
うな或る一定のタイミング信号を与えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の更なる目的、利点及び特
徴は、添付図面と関係した以下の記載及び頭書の特許請
求の範囲から明らかになるであろう。比較的不正確なク
ロック信号の実際の周波数を決定し、次いで当該測定さ
れたクロック信号と定格クロック信号との間の誤差に基
づいて補償係数を決定する方法を指向する本発明の好適
な実施形態の以下の記載は、当然単に例示であり、本発
明あるいはその適用又は使用を制限することを決して意
図するものではない。特に、以下の説明は、内燃機関に
おける点火及び燃料信号を与えるため用いられるパワー
トレーン制御モジュールと関連した低周波数共振器クロ
ック信号を測定して補償する方法を指向している。しか
しながら、本発明の方法は、ディジタル回路用途に対す
るいずれの不正確なクロック信号を測定して補償する点
ではるかに広い用途を有する。図2は、本発明の実施形
態に従った、不正確なクロック信号を測定し、且つ当該
測定されたクロック信号に基づいて補償係数を発生する
技術を組み込むシステム10を図示する。当該システム
10は、当該技術において良く理解されているように、
車両の機関及びトランスミッション機能の動作を制御す
るため近年の車両に用いられているタイプを表すパワー
トレーン制御モジュール(PCM)12を含む。当該P
CM 12は、そのPCM 12内で処理を行う中央処
理装置(CPU)14を含むディジタル論理回路を組み
込んでいる。当業者には理解されるように、本発明に適
するいずれの既知のCPUを用いることができる。
徴は、添付図面と関係した以下の記載及び頭書の特許請
求の範囲から明らかになるであろう。比較的不正確なク
ロック信号の実際の周波数を決定し、次いで当該測定さ
れたクロック信号と定格クロック信号との間の誤差に基
づいて補償係数を決定する方法を指向する本発明の好適
な実施形態の以下の記載は、当然単に例示であり、本発
明あるいはその適用又は使用を制限することを決して意
図するものではない。特に、以下の説明は、内燃機関に
おける点火及び燃料信号を与えるため用いられるパワー
トレーン制御モジュールと関連した低周波数共振器クロ
ック信号を測定して補償する方法を指向している。しか
しながら、本発明の方法は、ディジタル回路用途に対す
るいずれの不正確なクロック信号を測定して補償する点
ではるかに広い用途を有する。図2は、本発明の実施形
態に従った、不正確なクロック信号を測定し、且つ当該
測定されたクロック信号に基づいて補償係数を発生する
技術を組み込むシステム10を図示する。当該システム
10は、当該技術において良く理解されているように、
車両の機関及びトランスミッション機能の動作を制御す
るため近年の車両に用いられているタイプを表すパワー
トレーン制御モジュール(PCM)12を含む。当該P
CM 12は、そのPCM 12内で処理を行う中央処
理装置(CPU)14を含むディジタル論理回路を組み
込んでいる。当業者には理解されるように、本発明に適
するいずれの既知のCPUを用いることができる。
【0012】CPU 14の構成要素は、当該CPU
14の種々の機能の動作のタイミングを取るための処理
を与える時間処理ユニット(TPU)16である。CP
U14はまた、当該CPU 14の動作において用いら
れる種々のデータ及びコードを記憶するCPUプログラ
ム・メモリ18を含む。当該プログラム・メモリ18
は、本発明の目的に適するいずれのマイクロプロセッサ
・メモリでよく、例えば、読出し専用メモリ(RO
M)、消去可能プログラム可能読出し専用メモリ(EP
ROM)、電気的消去可能プログラム可能読出し専用メ
モリ(EEPROM)、フラッシュ・ランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)、及びRAMのようないずれの既
知のタイプのメモリ、又はこれらのいずれの組合わせ
で、全て当業者に良く知られているものでよい。同様
に、TPU 16は、本発明の目的に適するいずれのメ
モリでよく、そして上述のいずれのメモリでよいTPU
プログラム・メモリ20を含む。CPUプログラム・メ
モリ18及びTPUプログラム・メモリ20をPCM
12において単一のメモリとして組み合わせることがで
きることは十分に本発明の範囲内である。
14の種々の機能の動作のタイミングを取るための処理
を与える時間処理ユニット(TPU)16である。CP
U14はまた、当該CPU 14の動作において用いら
れる種々のデータ及びコードを記憶するCPUプログラ
ム・メモリ18を含む。当該プログラム・メモリ18
は、本発明の目的に適するいずれのマイクロプロセッサ
・メモリでよく、例えば、読出し専用メモリ(RO
M)、消去可能プログラム可能読出し専用メモリ(EP
ROM)、電気的消去可能プログラム可能読出し専用メ
モリ(EEPROM)、フラッシュ・ランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)、及びRAMのようないずれの既
知のタイプのメモリ、又はこれらのいずれの組合わせ
で、全て当業者に良く知られているものでよい。同様
に、TPU 16は、本発明の目的に適するいずれのメ
モリでよく、そして上述のいずれのメモリでよいTPU
プログラム・メモリ20を含む。CPUプログラム・メ
モリ18及びTPUプログラム・メモリ20をPCM
12において単一のメモリとして組み合わせることがで
きることは十分に本発明の範囲内である。
【0013】通常水晶発振器であるシステム・クロック
発生デバイス24が、高周波数システム・クロック信号
を与えるためPCM 12に含まれ、そして共振器26
が、上述の目的のため低周波数制御クロック信号を発生
するためPCM 12に含まれている。システム・クロ
ック発生デバイス24及び共振器26は、所望の周波数
のクロック信号を所与の公称精度で与えるため当該技術
において既知のいずれの適切なデバイスでよい。
発生デバイス24が、高周波数システム・クロック信号
を与えるためPCM 12に含まれ、そして共振器26
が、上述の目的のため低周波数制御クロック信号を発生
するためPCM 12に含まれている。システム・クロ
ック発生デバイス24及び共振器26は、所望の周波数
のクロック信号を所与の公称精度で与えるため当該技術
において既知のいずれの適切なデバイスでよい。
【0014】TPU 16はまた、参照符号TCR1を
付された第1の時間捕捉レジスタ(TCR)28、及び
参照符号TCR2を付された第2のTCR 30を含
む。当該技術において良く理解されているように、TC
Rは、クロック又はタイミング信号を受け取り且つ或る
一定数のパルス毎に増分して計数をクロック信号に基づ
いて記憶する。TCR 28は、システム・クロック信
号をシステム・クロック発生デバイス24から受け取
り、当該システム・クロック信号の時間計数を与える。
TCR 30は、共振器クロック信号を共振器26から
且つシステム・クロック信号をシステム・クロック発生
デバイス24から受け取り、時間計数を所定数の共振器
クロック・サイクル毎に与える。TCR 28及びTC
R 30は、計数を、クロック信号の立ち上がり縁(エ
ッジ)か立ち下がり縁(エッジ)かのいずれかで与え
る。共振器クロック信号のエッジとシステム・クロック
信号のエッジとは通常一致しないので、TPU 16に
よりTCR 28とTCR 30との間に同期が与えら
れる。一例では、システム・クロック信号は16.7M
Hzであり、TCR 28はこの周波数を16分周して
1.048MHzクロック信号をTCR 28の出力に
得る。更に、共振器26は、2MHzクロック信号を発
生し、TCR 28はこの信号を2分周して1MHzク
ロック信号を発生する。
付された第1の時間捕捉レジスタ(TCR)28、及び
参照符号TCR2を付された第2のTCR 30を含
む。当該技術において良く理解されているように、TC
Rは、クロック又はタイミング信号を受け取り且つ或る
一定数のパルス毎に増分して計数をクロック信号に基づ
いて記憶する。TCR 28は、システム・クロック信
号をシステム・クロック発生デバイス24から受け取
り、当該システム・クロック信号の時間計数を与える。
TCR 30は、共振器クロック信号を共振器26から
且つシステム・クロック信号をシステム・クロック発生
デバイス24から受け取り、時間計数を所定数の共振器
クロック・サイクル毎に与える。TCR 28及びTC
R 30は、計数を、クロック信号の立ち上がり縁(エ
ッジ)か立ち下がり縁(エッジ)かのいずれかで与え
る。共振器クロック信号のエッジとシステム・クロック
信号のエッジとは通常一致しないので、TPU 16に
よりTCR 28とTCR 30との間に同期が与えら
れる。一例では、システム・クロック信号は16.7M
Hzであり、TCR 28はこの周波数を16分周して
1.048MHzクロック信号をTCR 28の出力に
得る。更に、共振器26は、2MHzクロック信号を発
生し、TCR 28はこの信号を2分周して1MHzク
ロック信号を発生する。
【0015】更に、TPU 16は、該TPU 16の
多数(例えば、16)の入力/出力チャネルの1つを表
すことを意図している入力/出力チャネル32を含む。
なお、当該入力/出力チャネル32は、例えば、外部セ
ンサ(図示せず)からの入力信号、あるいは燃料及びス
パーク信号を車両へ印加するための制御信号である出力
信号のような、入力及び出力の信号をCPU 14から
そしてそれへ与える。これまで説明したPCM 12の
アーキテクチャは当該技術において通常であり、車両の
機関及びトランスミッションの機能を制御するためのこ
れらのシステムの動作は十分に理解されている。共振器
26は、PCM 12のコストを低減又は維持するた
め、比較的不正確(公称の2%)で、従って安価であり
得る。本発明の教示に従って、アルゴリズムがCPU
14のファームウエア内に設けられ、該アルゴリズムに
おいて共振器26からの不正確なクロック信号の周波数
が最初測定され、次いで、補償係数がクロック信号の実
際の周波数及びクロック信号の定格周波数に基づいて決
定され、例えば入力/出力チャネル32からのように、
CPU 14から所望のパルス幅の入力信号及び出力信
号を与える。
多数(例えば、16)の入力/出力チャネルの1つを表
すことを意図している入力/出力チャネル32を含む。
なお、当該入力/出力チャネル32は、例えば、外部セ
ンサ(図示せず)からの入力信号、あるいは燃料及びス
パーク信号を車両へ印加するための制御信号である出力
信号のような、入力及び出力の信号をCPU 14から
そしてそれへ与える。これまで説明したPCM 12の
アーキテクチャは当該技術において通常であり、車両の
機関及びトランスミッションの機能を制御するためのこ
れらのシステムの動作は十分に理解されている。共振器
26は、PCM 12のコストを低減又は維持するた
め、比較的不正確(公称の2%)で、従って安価であり
得る。本発明の教示に従って、アルゴリズムがCPU
14のファームウエア内に設けられ、該アルゴリズムに
おいて共振器26からの不正確なクロック信号の周波数
が最初測定され、次いで、補償係数がクロック信号の実
際の周波数及びクロック信号の定格周波数に基づいて決
定され、例えば入力/出力チャネル32からのように、
CPU 14から所望のパルス幅の入力信号及び出力信
号を与える。
【0016】本発明を説明するため、図2は、本発明と
関連したCPU 14のマイクロコード及びソフトウエ
ア内の種々のオペレーションを表すため、プログラム・
メモリ18及び20の双方内のフローチャートのボック
スを示す。CPU 14は、所定のプログラム可能な時
間期間にわたり、TCR 30において表されるよう
に、共振器26からのクロック信号の実際の周波数を決
定する。ここで説明されている特定の例においては、値
dtcr1は、その間共振器クロック信号の周波数が測
定されるそのプログラム可能な時間期間であり、値dt
cr2は、その時間の間の共振器クロック信号の実際の
期間(周波数)である。共振器クロック信号の周波数
は、各連続のdtcr1時間期間に対して連続的に決定
され、そのため共振器クロック信号がドリフトすると、
当該共振器クロック信号の実際の周波数を更新すること
ができる。
関連したCPU 14のマイクロコード及びソフトウエ
ア内の種々のオペレーションを表すため、プログラム・
メモリ18及び20の双方内のフローチャートのボック
スを示す。CPU 14は、所定のプログラム可能な時
間期間にわたり、TCR 30において表されるよう
に、共振器26からのクロック信号の実際の周波数を決
定する。ここで説明されている特定の例においては、値
dtcr1は、その間共振器クロック信号の周波数が測
定されるそのプログラム可能な時間期間であり、値dt
cr2は、その時間の間の共振器クロック信号の実際の
期間(周波数)である。共振器クロック信号の周波数
は、各連続のdtcr1時間期間に対して連続的に決定
され、そのため共振器クロック信号がドリフトすると、
当該共振器クロック信号の実際の周波数を更新すること
ができる。
【0017】CPU 14内の種々のメモリ及びレジス
タの初期化シークエンスの間、dtcr1値の時間期間
が、アルゴリズムによりセットされ、測定値セットアッ
プ・ボックス36で記憶される。動作中に、dtcr1
値は種々の理由のため変化し得る。アルゴリズムは、d
tcr1値が判断菱形ボックス38で変えられるべきで
あるかを決定し、そこでそうである場合、新しいdtc
r1値が測定値セットアップ・ボックス36で記憶され
る。通常のケースである、dtcr1値が一定のままで
ある場合、判断菱形ボックス38は、図示のように、測
定値セットアップ・ボックス36でのセットをバイパス
する。
タの初期化シークエンスの間、dtcr1値の時間期間
が、アルゴリズムによりセットされ、測定値セットアッ
プ・ボックス36で記憶される。動作中に、dtcr1
値は種々の理由のため変化し得る。アルゴリズムは、d
tcr1値が判断菱形ボックス38で変えられるべきで
あるかを決定し、そこでそうである場合、新しいdtc
r1値が測定値セットアップ・ボックス36で記憶され
る。通常のケースである、dtcr1値が一定のままで
ある場合、判断菱形ボックス38は、図示のように、測
定値セットアップ・ボックス36でのセットをバイパス
する。
【0018】大部分のディジタル・タイマ・ユニットの
ように、TPU 16は、イベントをある時間値に基づ
いて発生する特別のハードウエアと、時間レジスタに関
係するエッジ(edge)時間のような、或る入力情報を捕
捉する特別のハードウエアとを含む。現在の動作におい
て、TPU 16は、アルゴリズムにより命令され、d
tcr1値に対応する時間量が経過した後にイベントを
発生する。図示のように、測定値セットアップ・ボック
ス36で記憶されたdtcr1値は、システム・クロッ
クに関してTPUプログラム・メモリ20に書き込ま
れ、次の捕捉セットアップ・ボックス40に印加され
る。アルゴリズムは、信号を次の捕捉セットアップ・ボ
ックス40からTCR 30へ印加し、TCR 30に
共振器26からの或る一定数のクロック信号毎に増分さ
せる。アルゴリズムはまた、信号をTCR 28に印加
して、該TCR 28に時間量dtcr1が経過したと
きTPU 16に対して指示させる。例えば、TCR
30は、クロック・サイクル当たり1対1(one-to-on
e)計数に対してクロック信号の各立ち上がり縁又は立
ち下がり縁で1つの計数を与え得る。代替として、TC
R 30は、1つの計数を2クロック・サイクル毎に与
え、共振器クロック信号の周波数を半分に分周してもよ
い。
ように、TPU 16は、イベントをある時間値に基づ
いて発生する特別のハードウエアと、時間レジスタに関
係するエッジ(edge)時間のような、或る入力情報を捕
捉する特別のハードウエアとを含む。現在の動作におい
て、TPU 16は、アルゴリズムにより命令され、d
tcr1値に対応する時間量が経過した後にイベントを
発生する。図示のように、測定値セットアップ・ボック
ス36で記憶されたdtcr1値は、システム・クロッ
クに関してTPUプログラム・メモリ20に書き込ま
れ、次の捕捉セットアップ・ボックス40に印加され
る。アルゴリズムは、信号を次の捕捉セットアップ・ボ
ックス40からTCR 30へ印加し、TCR 30に
共振器26からの或る一定数のクロック信号毎に増分さ
せる。アルゴリズムはまた、信号をTCR 28に印加
して、該TCR 28に時間量dtcr1が経過したと
きTPU 16に対して指示させる。例えば、TCR
30は、クロック・サイクル当たり1対1(one-to-on
e)計数に対してクロック信号の各立ち上がり縁又は立
ち下がり縁で1つの計数を与え得る。代替として、TC
R 30は、1つの計数を2クロック・サイクル毎に与
え、共振器クロック信号の周波数を半分に分周してもよ
い。
【0019】TPU 16が、dtcr1値の時間が経
過したことを指示するとき、アルゴリズムは、信号をT
CR 30に印加して、当該TCR 30に記憶されて
いる計数値をエッジ捕捉ボックス42に印加させ、当該
エッジ捕捉ボックス42においてアルゴリズムは、TC
R 30に記憶されている計数の数を最後のdtcr1
時間期間中に決定する。こうして、エッジ捕捉ボックス
42で、アルゴリズムは、或る一定の時間期間にわたり
クロック信号のエッジ情報を受け取る。dtcr1時間
期間が経過する度に、TCR 30からの計数信号は、
エッジ捕捉ボックス42に印加され、TCR 30に現
在記憶されている計数値又は共振器26の期間の指示を
与える。この動作において、TPU 16は、TCR
28からのイベントが生じるとき、TCR 30からの
上記値に関してエッジ時間及びエッジ計数データを記録
する。
過したことを指示するとき、アルゴリズムは、信号をT
CR 30に印加して、当該TCR 30に記憶されて
いる計数値をエッジ捕捉ボックス42に印加させ、当該
エッジ捕捉ボックス42においてアルゴリズムは、TC
R 30に記憶されている計数の数を最後のdtcr1
時間期間中に決定する。こうして、エッジ捕捉ボックス
42で、アルゴリズムは、或る一定の時間期間にわたり
クロック信号のエッジ情報を受け取る。dtcr1時間
期間が経過する度に、TCR 30からの計数信号は、
エッジ捕捉ボックス42に印加され、TCR 30に現
在記憶されている計数値又は共振器26の期間の指示を
与える。この動作において、TPU 16は、TCR
28からのイベントが生じるとき、TCR 30からの
上記値に関してエッジ時間及びエッジ計数データを記録
する。
【0020】アルゴリズムは、期間計算ボックス44に
より表されるように、共振器クロック信号のエッジが捕
捉されるとき、各dtcr1期間にわたり共振器クロッ
ク信号の期間を決定する。なお、その期間は値dtcr
2である。この期間値は、本質的に共振器26からのク
ロック信号の測定された周波数である。アルゴリズムは
また信号を期間計算ボックス44から次の捕捉セットア
ップ・ボックス40に送り、アルゴリズムに信号をTC
R 28へ与えさせて、当該TCR 28に次のdtc
r1期間が経過した時をTPU 16に対して指示させ
る。dtcr1時間期間が経過したときTCR 30が
計数信号を送る度に、アルゴリズムはクロック信号の期
間をその計数値から決定する。
より表されるように、共振器クロック信号のエッジが捕
捉されるとき、各dtcr1期間にわたり共振器クロッ
ク信号の期間を決定する。なお、その期間は値dtcr
2である。この期間値は、本質的に共振器26からのク
ロック信号の測定された周波数である。アルゴリズムは
また信号を期間計算ボックス44から次の捕捉セットア
ップ・ボックス40に送り、アルゴリズムに信号をTC
R 28へ与えさせて、当該TCR 28に次のdtc
r1期間が経過した時をTPU 16に対して指示させ
る。dtcr1時間期間が経過したときTCR 30が
計数信号を送る度に、アルゴリズムはクロック信号の期
間をその計数値から決定する。
【0021】アルゴリズムは、測定値読み出しボックス
46でdtcr2値を期間計算ボックス44からCPU
プログラム・メモリ18に付与する。アルゴリズムは、
測定値読み出しボックス46でdtcr2値又はクロッ
ク周波数を決定し、この値を補償係数計算ボックス48
に付与する。アルゴリズムは、dtcr1値及びdtc
r2値に基づいて補償係数を計算する。この補償係数
は、共振器26の定格クロック周波数と測定された実際
のクロック周波数との差を表す係数である。アルゴリズ
ムは、補償付与ボックス50でこの補償係数をCPU
14内のコードの複数の適切な行に付与し、入力/出力
チャネル32並びに他の入力/出力チャネルに、補正さ
れた信号を正確に発生する。補償係数は、共振器26か
らのクロック信号に基づくタイミング出力又はタイミン
グ入力に関係する全ての計算に与えられる。例えば、こ
れらの計算は、スパーク・ドエル及びプレースメント、
燃料パルス幅及びプレースメント、及び通信プロトコル
・ビット・タイミングを含むが、しかしこれらに限定さ
れるものではない。代替として、補償係数を発生する代
りに、CPU 14は、共振器26からのクロック信号
の測定された実際の周波数を、共振器26からのクロッ
ク周波数信号を用いる種々の計算に用いることができ
る。
46でdtcr2値を期間計算ボックス44からCPU
プログラム・メモリ18に付与する。アルゴリズムは、
測定値読み出しボックス46でdtcr2値又はクロッ
ク周波数を決定し、この値を補償係数計算ボックス48
に付与する。アルゴリズムは、dtcr1値及びdtc
r2値に基づいて補償係数を計算する。この補償係数
は、共振器26の定格クロック周波数と測定された実際
のクロック周波数との差を表す係数である。アルゴリズ
ムは、補償付与ボックス50でこの補償係数をCPU
14内のコードの複数の適切な行に付与し、入力/出力
チャネル32並びに他の入力/出力チャネルに、補正さ
れた信号を正確に発生する。補償係数は、共振器26か
らのクロック信号に基づくタイミング出力又はタイミン
グ入力に関係する全ての計算に与えられる。例えば、こ
れらの計算は、スパーク・ドエル及びプレースメント、
燃料パルス幅及びプレースメント、及び通信プロトコル
・ビット・タイミングを含むが、しかしこれらに限定さ
れるものではない。代替として、補償係数を発生する代
りに、CPU 14は、共振器26からのクロック信号
の測定された実際の周波数を、共振器26からのクロッ
ク周波数信号を用いる種々の計算に用いることができ
る。
【0022】図3は、本発明の教示に従った、アルゴリ
ズムが補償係数を計算するときのCPU 14の動作の
より詳細なフローチャート図52を示す。CPU 14
の初期化中、TPU 16は、ボックス54に示される
ように、TCR 30から測定されたdtcr2値を決
定できるよう準備させられる。CPU 14は、コード
のdtcr1値を決定し、この値がTPU 16により
読み出されるよう当該値をメモリに書き込む。dtcr
1値は、例えば、共振器クロック信号26の長期間ドリ
フトやシステム・クロック24の短期間ジッタのような
種々の要因により決定され、ボックス56に示されるよ
うに、コードにおける較正定数K MEASURE T
IMEとして確立される。K MEASURE TIM
Eは、その間に測定がdtcr2値をTCR 28にお
いて表されたシステム・クロック信号に関して与えられ
た場合生じる期間である。一旦dtcr1値が決定され
れば、TPU 16は、ボックス58で、使用可能化さ
れ、TPU 16の動作をスタートする。
ズムが補償係数を計算するときのCPU 14の動作の
より詳細なフローチャート図52を示す。CPU 14
の初期化中、TPU 16は、ボックス54に示される
ように、TCR 30から測定されたdtcr2値を決
定できるよう準備させられる。CPU 14は、コード
のdtcr1値を決定し、この値がTPU 16により
読み出されるよう当該値をメモリに書き込む。dtcr
1値は、例えば、共振器クロック信号26の長期間ドリ
フトやシステム・クロック24の短期間ジッタのような
種々の要因により決定され、ボックス56に示されるよ
うに、コードにおける較正定数K MEASURE T
IMEとして確立される。K MEASURE TIM
Eは、その間に測定がdtcr2値をTCR 28にお
いて表されたシステム・クロック信号に関して与えられ
た場合生じる期間である。一旦dtcr1値が決定され
れば、TPU 16は、ボックス58で、使用可能化さ
れ、TPU 16の動作をスタートする。
【0023】dtcr2値が上記で説明されたように決
定され、ボックス60で、この値が書き込まれた場所か
らTPU 16により読み出される。次に、補償係数
は、ボックス62でCOMP FACTOR=dtcr
2/K NOMINAL DTCR2として決定され
る。K NOMINAL DTCR2は、TCR 30
において計数値に関して与えられた場合、期待される測
定された時間期間である。補償係数を決定するため、T
PU 16におけるdtcr2値は、共振器26が完全
に正確であった場合上記期待される値と比較される。こ
の例においては、この期待値は、較正定数K NOMI
NAL DTCR2により表される。2つの較正定数は
相互に関連していることに注目されたい。
定され、ボックス60で、この値が書き込まれた場所か
らTPU 16により読み出される。次に、補償係数
は、ボックス62でCOMP FACTOR=dtcr
2/K NOMINAL DTCR2として決定され
る。K NOMINAL DTCR2は、TCR 30
において計数値に関して与えられた場合、期待される測
定された時間期間である。補償係数を決定するため、T
PU 16におけるdtcr2値は、共振器26が完全
に正確であった場合上記期待される値と比較される。こ
の例においては、この期待値は、較正定数K NOMI
NAL DTCR2により表される。2つの較正定数は
相互に関連していることに注目されたい。
【0024】次に、操作はボックス64で実施され、補
償係数が共振器26からのクロック信号の指定された正
確さに基づいて或る所定の限界内にあるかを決定する。
補償係数が判断菱形ボックス66に与えられ、該判断菱
形ボックス66は補償係数が所定の最大値CF MAX
より大きいかを決定する。補償係数が所定の最大値より
大きい場合、ボックス68で、補償係数は最大補償係数
にセットされる。アルゴリズムは、補償係数が最大の所
定限界より小さいと決定した場合、アルゴリズムは、判
断菱形ボックス70で、補償係数が最小の所定値CF
MINより小さいかを決定する。補償係数が所定の最小
値より小さい場合、ボックス72で、補償係数は当該最
小値にセットされる。こうして、実際の補償係数、所定
の最小補償係数及び所定の最大補償係数のうちのいずれ
か1つが、補償係数としてセットされる。アルゴリズム
は、この補償係数を、共振器26からのクロック信号を
用いるCPU 14の動作内でのいずれのパラメータに
対して適用する。ボックス74に示されるように、入力
/出力パラメータは、上記補償係数を乗算した所望のク
ロック値として、即ちIO PARAMETER=DE
SIRED VALUE*COMP FACTORとし
てセットされる。
償係数が共振器26からのクロック信号の指定された正
確さに基づいて或る所定の限界内にあるかを決定する。
補償係数が判断菱形ボックス66に与えられ、該判断菱
形ボックス66は補償係数が所定の最大値CF MAX
より大きいかを決定する。補償係数が所定の最大値より
大きい場合、ボックス68で、補償係数は最大補償係数
にセットされる。アルゴリズムは、補償係数が最大の所
定限界より小さいと決定した場合、アルゴリズムは、判
断菱形ボックス70で、補償係数が最小の所定値CF
MINより小さいかを決定する。補償係数が所定の最小
値より小さい場合、ボックス72で、補償係数は当該最
小値にセットされる。こうして、実際の補償係数、所定
の最小補償係数及び所定の最大補償係数のうちのいずれ
か1つが、補償係数としてセットされる。アルゴリズム
は、この補償係数を、共振器26からのクロック信号を
用いるCPU 14の動作内でのいずれのパラメータに
対して適用する。ボックス74に示されるように、入力
/出力パラメータは、上記補償係数を乗算した所望のク
ロック値として、即ちIO PARAMETER=DE
SIRED VALUE*COMP FACTORとし
てセットされる。
【0025】以下は、特定の入力又は出力、ここではコ
ードにおいてBit Rateと表されるビット・レー
トを補償する例である。Bit Rateは、TCR
30における1ビットの時間に対応する共振器26から
のクロック・サイクル数を表す整数であり、そこにおい
てはビット時間はボー・レートの逆数である。
ードにおいてBit Rateと表されるビット・レー
トを補償する例である。Bit Rateは、TCR
30における1ビットの時間に対応する共振器26から
のクロック・サイクル数を表す整数であり、そこにおい
てはビット時間はボー・レートの逆数である。
【0026】
【数1】 Bit Rate=TCR2freq/(ボー・レート) (1) TCR2freqは、TCR 30に記憶されているクロッ
ク信号の周波数(単位Hz)であり、ボー・レートはビ
ット/秒である。
ク信号の周波数(単位Hz)であり、ボー・レートはビ
ット/秒である。
【0027】CPU 14は、上記で説明したアルゴリ
ズムを用いて、dtcr2値を周期的に読み出し、次の
関係式を用いて計算を実施し且つBit Rateを更
新することにより、ボー・レートを正確に保つ。
ズムを用いて、dtcr2値を周期的に読み出し、次の
関係式を用いて計算を実施し且つBit Rateを更
新することにより、ボー・レートを正確に保つ。
【0028】
【数2】 ここで、fsystemはシステム・クロックの周波数であ
り、TCR1prescalerはTCR 28に記憶されてい
る基準化されたシステム・クロック計数である。
り、TCR1prescalerはTCR 28に記憶されてい
る基準化されたシステム・クロック計数である。
【0029】値dtcr1は、単純な計算が新しいBi
t Rateを決定するためdtcr2値について行わ
れることができるようセットアップされる。一例とし
て、16.8MHzのシステム・クロックと8192ボ
ー・レートを仮定する。式(2)を用いて、補償された
Bit Rateは次のとおり決定される。
t Rateを決定するためdtcr2値について行わ
れることができるようセットアップされる。一例とし
て、16.8MHzのシステム・クロックと8192ボ
ー・レートを仮定する。式(2)を用いて、補償された
Bit Rateは次のとおり決定される。
【0030】
【数3】 CPU 14が2048の値をdtcr1値として書き
込むと仮定する。すると、
込むと仮定する。すると、
【数4】 次いで、CPU 14は、単純にdtcr2値を読み出
し、その上位バイトをBit Rateに対して書き込
む。上位バイトのみを用いることにより、用いられた値
の正確さは更に増大する。このdtcr1レートで、d
tcr2値が31.25ミリ秒毎に更新されることに注
目されたい。
し、その上位バイトをBit Rateに対して書き込
む。上位バイトのみを用いることにより、用いられた値
の正確さは更に増大する。このdtcr1レートで、d
tcr2値が31.25ミリ秒毎に更新されることに注
目されたい。
【0031】別の例として、21.75MHzのシステ
ム周波数を仮定する。式(3)を用いると、
ム周波数を仮定する。式(3)を用いると、
【数5】 CPU 14が64の値をdtcr1値として書き込む
ことを仮定する。すると、
ことを仮定する。すると、
【数6】 CPU 14は、dtcr2値を読み出し、それに83
を乗算して、上位バイトの右シフトされた値をBit
Rateに対して書き込む。このdtcr1レートで、
dtcr2値が753ミリ秒毎に更新されることに注目
されたい。各アプリケーションは、dtcr2値が共振
器26の周波数が変化している速度とシステム・クロッ
ク24のジッタとに基づいて読み出される必要がある回
数を決定すべきである。
を乗算して、上位バイトの右シフトされた値をBit
Rateに対して書き込む。このdtcr1レートで、
dtcr2値が753ミリ秒毎に更新されることに注目
されたい。各アプリケーションは、dtcr2値が共振
器26の周波数が変化している速度とシステム・クロッ
ク24のジッタとに基づいて読み出される必要がある回
数を決定すべきである。
【0032】ビット時間を正確に決定するため、供給さ
れ検出されたボー・レートは次のように計算される。
れ検出されたボー・レートは次のように計算される。
【数7】 ボー・レート=TCR2freq/Bit Rate (7) これは、次のとおりのビット時間を与える。
【数8】 ビット時間=1/(ボー・レート) =Bit Rate/TCR2freq (8) このビット時間は、TCR 28とTCR 30との間
の同期が考慮されないならば、精密に正確である。しか
しながら、共振器からのクロック信号のエッジが、シス
テム・クロック信号のエッジに対して同期化される必要
がある。TCR30の同期化が起こるので、上記ビット
時間は同期速度内まで正確である。
の同期が考慮されないならば、精密に正確である。しか
しながら、共振器からのクロック信号のエッジが、シス
テム・クロック信号のエッジに対して同期化される必要
がある。TCR30の同期化が起こるので、上記ビット
時間は同期速度内まで正確である。
【0033】同期速度は、次の式により表される。
【数9】同期速度=4/fsystem (9) 正確に言えば、ビット時間は、その値が2つの最も近い
同期化された値のいずれか1つであるように決定される
ことができ、ここで当該同期化された値は同期速度のあ
る整数(N)倍である。次いで、実際のビット時間は、
同期化された値のいずれか1つであるように決定される
ことができ、ここで当該同期化された値は同期速度のあ
る整数(N)倍である。次いで、実際のビット時間は、
【数10】(4/fsystem)*N 又は (4/f
system)*(N+1)により表されるものの1つであろ
う。
system)*(N+1)により表されるものの1つであろ
う。
【0034】一例のため、21.757952MHzの
システム・クロック、244のBit Rate値、及
び共振器26からの2MHzでTCR 30に与えられ
る周波数を仮定する。
システム・クロック、244のBit Rate値、及
び共振器26からの2MHzでTCR 30に与えられ
る周波数を仮定する。
【0035】式(8)及び(9)を用いると、次のとお
りである。
りである。
【数11】ビット時間=244/2000000=12
2.000マイクロ秒 同期速度=4/21757952=183.841ナノ
秒 N=663に対する実際のビット時間は次のいずれかに
なる。
2.000マイクロ秒 同期速度=4/21757952=183.841ナノ
秒 N=663に対する実際のビット時間は次のいずれかに
なる。
【数12】 実際のビット時間=(4/21757952)*663 =121.886マイクロ秒 実際のビット時間=(4/21757952)*664 =122.070マイクロ秒 この例において、所望のボー・レートは8192であ
り、それは122.070マイクロ秒のビット時間であ
る。上記値が示すように、シリアル通信インタフェース
のビット時間の正確さは−183.841ナノ秒であ
る。
り、それは122.070マイクロ秒のビット時間であ
る。上記値が示すように、シリアル通信インタフェース
のビット時間の正確さは−183.841ナノ秒であ
る。
【0036】一般に、共振器26の正確さは、システム
・クロック24の正確さよりはるかに小さい。2%の正
確さを有する共振器26からの2MHzの、TCR 3
0に与えられるクロック信号を考慮する。クロック信号
が+2%であったならば、調整されてないビット時間は
次のとおりであろう。
・クロック24の正確さよりはるかに小さい。2%の正
確さを有する共振器26からの2MHzの、TCR 3
0に与えられるクロック信号を考慮する。クロック信号
が+2%であったならば、調整されてないビット時間は
次のとおりであろう。
【数13】ビット時間=244/2040000=11
9.608マイクロ秒 実際のビット時間=119.497又は119.681
マイクロ秒 補償のこの方法を用いて、249の値がBit Rat
eとして計算される。Bit Rateに対する調整に
より、実際のビット時間は、公称共振器入力の場合と同
じとなるであろう。即ち、
9.608マイクロ秒 実際のビット時間=119.497又は119.681
マイクロ秒 補償のこの方法を用いて、249の値がBit Rat
eとして計算される。Bit Rateに対する調整に
より、実際のビット時間は、公称共振器入力の場合と同
じとなるであろう。即ち、
【数14】ビット時間=249/2040000=12
2.059マイクロ秒 実際のビット時間=121.886又は122.070
マイクロ秒 補償なしでは、出力誤差は2%であったであろう。
2.059マイクロ秒 実際のビット時間=121.886又は122.070
マイクロ秒 補償なしでは、出力誤差は2%であったであろう。
【0037】前述の説明は、本発明の単なる例示の実施
形態を開示し記述している。当業者は、そのような説
明、添付図面、及び特許請求の範囲から種々の変更、修
正、変化が頭書の特許請求の範囲に規定される本発明の
精神と範囲から離れることなくなし得ることを容易に認
識するであろう。
形態を開示し記述している。当業者は、そのような説
明、添付図面、及び特許請求の範囲から種々の変更、修
正、変化が頭書の特許請求の範囲に規定される本発明の
精神と範囲から離れることなくなし得ることを容易に認
識するであろう。
【図1】本発明の利点を表すための、システム・クロッ
ク、制御クロック及び出力タイミング信号に対する一連
のクロック信号を示す。
ク、制御クロック及び出力タイミング信号に対する一連
のクロック信号を示す。
【図2】本発明の実施形態に従った、不正確なクロック
信号を測定し且つ補償するためのファームウエアを組み
込むパワートレーン制御モジュールのブロック図であ
る。
信号を測定し且つ補償するためのファームウエアを組み
込むパワートレーン制御モジュールのブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施形態に従った、補償係数を発生す
るための技術を図示するより詳細なフローチャートであ
る。
るための技術を図示するより詳細なフローチャートであ
る。
10 システム 12 パワートレーン制御モジュール(PCM) 14 中央処理装置(CPU) 16 時間処理ユニット(TPU) 18 CPUプログラム・メモリ 20 TPUプログラム・メモリ 24 システム・クロック発生デバイス 26 共振器 28 第1の時間捕捉レジスタ 30 第2の時間捕捉レジスタ 32 入力/出力チャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アール・ブルックス・リード アメリカ合衆国インディアナ州46060,ノ ウブルズヴィル,ノース・ハーバー・ドラ イブ 2379 (72)発明者 チャールズ・スチュアート・トシュ アメリカ合衆国ミシガン州48430,フェン トン,ランディングズ・ウェイ 14083
Claims (19)
- 【請求項1】 定格クロック周波数を有する制御クロッ
ク信号を用いる処理方法において、 所定の時間期間を確立するステップと、 前記時間期間中前記制御クロック信号のサイクル数に基
づいてクロック計数を決定するステップと、 前記時間期間の間の前記クロック計数に基づいて前記制
御クロック信号の実際のクロック周波数を決定するステ
ップと、 制御クロック信号の実際のクロック周波数と制御クロッ
ク信号の定格クロック周波数との差に基づいて補償係数
を発生するステップとを備える方法。 - 【請求項2】 クロック計数を決定する前記ステップ
は、クロック・サイクルのクロック計数を発生する時間
捕捉レジスタに制御クロック信号を印加するステップを
含み、 前記時間捕捉レジスタは制御クロック信号のエッジ情報
を決定する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 所定の時間期間を決定する前記ステップ
は、プログラム可能である所定の時間期間を確立するス
テップを含む請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記制御クロック信号は、車両と関連し
たパワートレーン制御モジュール内の共振器により発生
されるクロック信号である請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 補償係数を発生する前記ステップは、 補償係数が所定の最大補償係数と所定の最小補償係数と
の間にあるかを決定するステップと、 補償係数が所定の最大補償係数より大きい場合当該補償
係数を前記所定の最大補償係数に設定するステップと、 補償係数が所定の最小補償係数より小さい場合当該補償
係数を前記所定の最小補償係数に設定するステップと、 さもなければ、前記の決定された補償係数を用いるステ
ップとを含む請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 前記時間期間中クロック計数を決定する
前記ステップは、 システム・クロック信号のクロック計数を発生する第1
の時間捕捉レジスタを設けるステップと、 制御クロック信号のクロック計数を与える第2の時間捕
捉レジスタを設けるステップと、 前記所定の時間期間を経過するとき信号を前記第1の時
間捕捉レジスタに送り、前記第2の時間捕捉レジスタに
制御クロック信号のクロック計数を出力させるステップ
とを含む請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 タイミング信号を計算するため用いられ
るアルゴリズム内で前記補償係数を用いるステップを更
に備える請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 前記タイミング信号は、スパーク・ドエ
ル及びプレースメント、燃料パルス幅及びプレースメン
ト、及び通信プロトコル・ビット・タイミングから成る
グループの1つを制御するため、パワートレーン制御モ
ジュールで用いられる請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 システム・クロック信号を与えるステッ
プを更に備え、 所定の時間期間を確立する前記ステップは、当該所定の
時間期間を前記システム・クロック信号に基づいて確立
するステップを含む請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 定格クロック周波数を有する制御クロ
ックを与えるステップと、 システム・クロック信号を与えるステップと、 制御クロック信号のサイクル数に基づいて制御クロック
計数を決定するステップと、 前記システム・クロック信号のサイクル数に基づいてシ
ステム・クロック計数を決定するステップと、 システム・クロック信号に関して所定の時間期間を確立
するステップと、 制御クロック信号の実際の周波数を前記時間期間の間の
クロック計数に基づいて決定するステップとを備える処
理方法。 - 【請求項11】 制御クロック信号の実際のクロック周
波数と制御クロック信号の定格クロック周波数との差に
基づいて補償係数を発生するステップを更に備える請求
項10記載の方法。 - 【請求項12】 補償係数を発生する前記ステップは、 補償係数が所定の最大補償係数と所定の最小補償係数と
の間にあるかを決定するステップと、 補償係数が所定の最大補償係数より大きい場合当該補償
係数を前記所定の最大補償係数に設定するステップと、 補償係数が所定の最小補償係数より小さい場合当該補償
係数を前記所定の最小補償係数に設定するステップと、 さもなければ、前記の決定された補償係数を用いるステ
ップとを含む請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 制御クロック計数を決定する前記ステ
ップは、制御クロック信号のクロック計数を発生する第
1の時間捕捉レジスタを設けるステップを含み、 システム・クロック計数を決定する前記ステップは、当
該システム・クロック計数を発生する第2の時間捕捉レ
ジスタを設けるステップを含む請求項10記載の処理方
法。 - 【請求項14】 前記制御クロック信号は、車両と関連
したパワートレーン制御モジュール内の共振器により発
生され、 前記システム・クロック信号は、前記パワートレーン制
御モジュール内の水晶クロックである請求項10記載の
処理方法。 - 【請求項15】 前記パワートレーン制御モジュール
は、実際のクロック周波数を用いて、スパーク・ドエル
及びプレースメント、燃料パルス幅及びプレースメン
ト、及び通信プロトコル・ビット・タイミングから成る
グループの1つを制御するため用いられるタイミング信
号を与える請求項14記載の処理方法。 - 【請求項16】 タイミング信号を与えるシステムにお
いて、 定格クロック周波数を有する制御クロック信号を発生す
る第1のクロック信号発生装置と、 システム・クロック信号を発生する第2のクロック信号
発生装置と、 前記制御クロック信号に応答し且つ当該制御クロック信
号のサイクル数に基づいて制御クロック計数を与える第
1の時間捕捉レジスタと、 前記システム・クロック信号に応答し且つ当該システム
・クロック信号のサイクル数に基づいてシステム・クロ
ック計数を発生する第2の時間捕捉レジスタと、 所定の時間期間を前記システム・クロック信号に基づい
て発生し、且つ前記時間期間の間の制御クロック計数に
基づいて制御クロック信号の実際の周波数を決定する処
理装置とを備えるタイミング信号を与える装置。 - 【請求項17】 前記処理装置は、制御クロック信号の
実際のクロック周波数と制御クロック信号の定格クロッ
ク周波数の差に基づいて補償係数を発生する請求項16
記載の装置。 - 【請求項18】 前記処理装置は、パワートレーン制御
モジュール及び車両と関連した時間プロセッサ装置の一
部である請求項16記載の装置。 - 【請求項19】 前記処理装置は補償係数が所定の最大
補償係数と所定の最小補償係数との間にあるかを決定
し、補償係数が前記所定の最大補償係数より大きい場合
補償係数を当該所定の最大係数にセットし、補償係数が
前記所定の最小補償係数より小さい場合補償係数を前記
所定の最小補償係数にセットし、さもなければ決定され
た補償決定を用いるように、前記処理装置は補償係数を
発生する請求項17記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/885,408 US5915108A (en) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | Method of measurement and compensation of an inaccurate clock signal |
US885408 | 1997-06-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11153630A true JPH11153630A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=25386836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10174792A Pending JPH11153630A (ja) | 1997-06-30 | 1998-06-22 | 不正確なクロック信号の測定及び補償方法及び装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5915108A (ja) |
JP (1) | JPH11153630A (ja) |
KR (1) | KR100307469B1 (ja) |
DE (1) | DE19828967C2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
DE19722114C2 (de) * | 1997-05-27 | 2003-04-30 | Bosch Gmbh Robert | Taktsignal-Bereitstellungsvorrichtung und -verfahren |
US6026497A (en) * | 1997-12-23 | 2000-02-15 | Sun Microsystems, Inc. | System and method for determining the resolution of a granular clock provided by a digital computer and for using it to accurately time execution of computer program fragment by the digital computer |
JP3626021B2 (ja) * | 1998-10-09 | 2005-03-02 | 沖電気工業株式会社 | マイクロコンピュータ |
JP2001013179A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-19 | Mitsubishi Electric Corp | リングオシレータクロック周波数測定方法、リングオシレータクロック周波数測定回路、およびマイクロコンピュータ |
EP1067448B1 (de) * | 1999-07-08 | 2009-02-11 | Siemens Aktiengesellschaft | PC-System für Echtzeit- und Nicht-Echtzeitprogramme |
GB2358490B (en) * | 1999-12-29 | 2004-08-11 | Nokia Mobile Phones Ltd | A clock |
DE10214526B4 (de) * | 2002-04-02 | 2004-06-03 | Siemens Ag | Verfahren zur Kalibrierung einer Zeitsteuerung eines Prozessorsystems und Prozessorsystem zur Realisierung des Verfahrens |
US7158904B2 (en) * | 2005-02-25 | 2007-01-02 | Texas Instruments Incorporated | System and method for correcting an inaccurate clock |
GB0807625D0 (en) * | 2008-04-25 | 2008-06-04 | Glonav Ltd | Method and system for detecting timing characteristics in a communications system |
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US4616173A (en) * | 1984-03-21 | 1986-10-07 | Sencore, Inc. | Frequency counter |
DE3900292A1 (de) * | 1989-01-07 | 1990-07-12 | Acer Inc | Frequenzdetektor |
EP0717528B1 (en) * | 1994-12-12 | 2003-05-28 | Ford Motor Company | Method and apparatus for data communication |
-
1997
- 1997-06-30 US US08/885,408 patent/US5915108A/en not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-06-22 JP JP10174792A patent/JPH11153630A/ja active Pending
- 1998-06-29 KR KR1019980025042A patent/KR100307469B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-06-29 DE DE19828967A patent/DE19828967C2/de not_active Expired - Fee Related
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---|---|
DE19828967C2 (de) | 2003-04-24 |
KR19990007430A (ko) | 1999-01-25 |
DE19828967A1 (de) | 1999-01-07 |
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