JP2001044756A - 発振器、発振器の制御方法及び計時装置 - Google Patents
発振器、発振器の制御方法及び計時装置Info
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- JP2001044756A JP2001044756A JP11212612A JP21261299A JP2001044756A JP 2001044756 A JP2001044756 A JP 2001044756A JP 11212612 A JP11212612 A JP 11212612A JP 21261299 A JP21261299 A JP 21261299A JP 2001044756 A JP2001044756 A JP 2001044756A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発振安定性を低下させることなく発振パルス
の周波数を広い範囲に調整でき、かつ、低消費電流で正
確に希望の周波数に調整することができる発振器、この
発振器の制御方法及びこの発振器を具備する計時装置を
提供する。 【解決手段】 発振パルスの周波数を設定すべき周波数
に補正するために複数のコンデンサを発振器に接続し、
または切り離す場合には、予め設定した単位時間当たり
の発振器の容量の変化量が予め設定した設定値以下とな
るように制御する。
の周波数を広い範囲に調整でき、かつ、低消費電流で正
確に希望の周波数に調整することができる発振器、この
発振器の制御方法及びこの発振器を具備する計時装置を
提供する。 【解決手段】 発振パルスの周波数を設定すべき周波数
に補正するために複数のコンデンサを発振器に接続し、
または切り離す場合には、予め設定した単位時間当たり
の発振器の容量の変化量が予め設定した設定値以下とな
るように制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振器、発振器の
制御方法及び計時装置に関する。
制御方法及び計時装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子時計等の計時装置において
は、水晶振動子、セラミック発振子等を使用した発振器
を具備し、この発振器の発振パルスを基準に計時を行う
ようになっている。このような計時装置には、正確な計
時を行うため、水晶振動子等の発振周波数が温度に応じ
て変化しても発振パルスの周波数が変化しないように温
度補償を行うものがある。
は、水晶振動子、セラミック発振子等を使用した発振器
を具備し、この発振器の発振パルスを基準に計時を行う
ようになっている。このような計時装置には、正確な計
時を行うため、水晶振動子等の発振周波数が温度に応じ
て変化しても発振パルスの周波数が変化しないように温
度補償を行うものがある。
【0003】図10は、発振パルスの温度補償可能な計
時装置のブロック図である。この計時装置1は、発振パ
ルスPを出力する発振器2と、発振パルスPを分周して
1Hzの分周信号を出力する分周回路3と、分周信号か
ら駆動パルスを生成する駆動パルス発生回路4と、駆動
パルスに基づいてステッピングモータ5を駆動するドラ
イバ6と、発振パルスPの周波数を補正するための補正
データDを発生する補正データ発生回路7と、補正デー
タDに基づいて発振器2を制御する制御回路8とを備え
て構成される。
時装置のブロック図である。この計時装置1は、発振パ
ルスPを出力する発振器2と、発振パルスPを分周して
1Hzの分周信号を出力する分周回路3と、分周信号か
ら駆動パルスを生成する駆動パルス発生回路4と、駆動
パルスに基づいてステッピングモータ5を駆動するドラ
イバ6と、発振パルスPの周波数を補正するための補正
データDを発生する補正データ発生回路7と、補正デー
タDに基づいて発振器2を制御する制御回路8とを備え
て構成される。
【0004】図11は、発振器2の回路図である。発振
器2は、水晶振動子2a、発振インバータI1、帰還抵
抗R、ゲート側のコンデンサCg及びドレイン側のコン
デンサCdを有するコルピッツ型発振回路と、このコル
ピッツ型発振回路より出力された発振パルスを反転増幅
する反転増幅器I2と、ドレイン側のコンデンサCdに
スイッチSWを介して並列接続された容量C0のコンデ
ンサCddとを備えて構成される。従って、発振器2
は、スイッチSWがオフの場合には、コンデンサCdの
容量がドレイン側の容量であるのに対し、スイッチSW
がオンの場合には、コンデンサCdの容量とコンデンサ
Cddの容量の加算値がドレイン側の容量になる。これ
により、発振器2より出力される発振パルスPは、周波
数が発振器2の容量に反比例するため、スイッチSWを
オフの時とスイッチSWをオンの時とでは、オンの時の
方が低い周波数になる。
器2は、水晶振動子2a、発振インバータI1、帰還抵
抗R、ゲート側のコンデンサCg及びドレイン側のコン
デンサCdを有するコルピッツ型発振回路と、このコル
ピッツ型発振回路より出力された発振パルスを反転増幅
する反転増幅器I2と、ドレイン側のコンデンサCdに
スイッチSWを介して並列接続された容量C0のコンデ
ンサCddとを備えて構成される。従って、発振器2
は、スイッチSWがオフの場合には、コンデンサCdの
容量がドレイン側の容量であるのに対し、スイッチSW
がオンの場合には、コンデンサCdの容量とコンデンサ
Cddの容量の加算値がドレイン側の容量になる。これ
により、発振器2より出力される発振パルスPは、周波
数が発振器2の容量に反比例するため、スイッチSWを
オフの時とスイッチSWをオンの時とでは、オンの時の
方が低い周波数になる。
【0005】ここで、図12に、発振器2の発振パルス
Pの周波数と温度の関係を示す特性曲線図を示すよう
に、発振パルスPの周波数は、水晶振動子2a等の温度
特性により温度に応じて変化する。すなわち、スイッチ
SWがオフの時の発振パルスPの周波数foffは、温
度tmの時に最大周波数Fmaxになり、温度tmから
温度差があるほど周波数が低く変化し、温度ta又は温
度tbの時に計時装置1が正確に計時可能な周波数であ
る設定周波数Fに変化する。なお、設定周波数Fは、例
えば時計の場合、一般的には32768[Hz]の値で
ある。また、スイッチSWがオンの時の発振パルスPの
周波数fonは、上述したようにスイッチSWがオフの
時の発振パルスPの周波数foffよりdF[Hz]だ
け低い周波数になる。ここで、dF[Hz]は、発振器
2のドレイン側の容量の変化量である容量C0に比例す
る。従って、発振器2は、温度taから温度tbの温度
範囲内では、設定周波数Fより高い周波数foffの発
振パルスPと、設定周波数Fより低い周波数fonの発
振パルスPのいずれかを選択的に出力できるようになっ
ている。
Pの周波数と温度の関係を示す特性曲線図を示すよう
に、発振パルスPの周波数は、水晶振動子2a等の温度
特性により温度に応じて変化する。すなわち、スイッチ
SWがオフの時の発振パルスPの周波数foffは、温
度tmの時に最大周波数Fmaxになり、温度tmから
温度差があるほど周波数が低く変化し、温度ta又は温
度tbの時に計時装置1が正確に計時可能な周波数であ
る設定周波数Fに変化する。なお、設定周波数Fは、例
えば時計の場合、一般的には32768[Hz]の値で
ある。また、スイッチSWがオンの時の発振パルスPの
周波数fonは、上述したようにスイッチSWがオフの
時の発振パルスPの周波数foffよりdF[Hz]だ
け低い周波数になる。ここで、dF[Hz]は、発振器
2のドレイン側の容量の変化量である容量C0に比例す
る。従って、発振器2は、温度taから温度tbの温度
範囲内では、設定周波数Fより高い周波数foffの発
振パルスPと、設定周波数Fより低い周波数fonの発
振パルスPのいずれかを選択的に出力できるようになっ
ている。
【0006】補正データ発生回路7は、温度に応じて発
振パルスPの周波数を設定周波数Fに補正するための補
正データDを制御回路8に出力し、制御回路8は、補正
データDに基づき制御信号S0を出力してスイッチSW
の制御を行い、発振器2より出力される発振パルスPの
周波数を設定周波数Fに補正する。このとき、制御回路
8は、スイッチSWがオフの時の周波数foffとスイ
ッチSWがオンの時の周波数fonとの間に設定周波数
Fがある温度T(ta<T<tb)の場合には、発振パ
ルスPの周波数を等価的に設定周波数Fに補正するた
め、スイッチSWをオン/オフ制御するタイミングを設
定するようになっている。これにより、計時装置1は、
温度taから温度tbの範囲内では、発振パルスPの周
波数を設定周波数Fに補正でき、正確な計時を行うこと
ができるようになっている。
振パルスPの周波数を設定周波数Fに補正するための補
正データDを制御回路8に出力し、制御回路8は、補正
データDに基づき制御信号S0を出力してスイッチSW
の制御を行い、発振器2より出力される発振パルスPの
周波数を設定周波数Fに補正する。このとき、制御回路
8は、スイッチSWがオフの時の周波数foffとスイ
ッチSWがオンの時の周波数fonとの間に設定周波数
Fがある温度T(ta<T<tb)の場合には、発振パ
ルスPの周波数を等価的に設定周波数Fに補正するた
め、スイッチSWをオン/オフ制御するタイミングを設
定するようになっている。これにより、計時装置1は、
温度taから温度tbの範囲内では、発振パルスPの周
波数を設定周波数Fに補正でき、正確な計時を行うこと
ができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
計時装置においては、発振中に発振器のドレイン側の容
量を変化させるため、変化量であるコンデンサCddの
容量C0が大きいと発振器の発振安定性が低下する場合
がある。このため、発振器の発振安定性を維持するため
にはコンデンサCddの容量C0を小さくする必要があ
る。しかし、コンデンサCddの容量C0を小さくする
と、発振パルスの周波数の調整範囲(dF)が狭くなる
問題がある。このことは、発振パルスの周波数を設定周
波数に補正できる温度範囲が狭くなることを意味する。
一方、発振パルスの周波数を正確に設定周波数に補正す
るためには、周波数の高い信号に基づいてスイッチのオ
ン/オフの比率を細かく制御する方法が考えられる。し
かし、周波数の高い信号を使用するとシステム消費電流
が増加するため、システム消費電流の観点から発振パル
スの周波数を正確に設定周波数に補正できない場合があ
る。
計時装置においては、発振中に発振器のドレイン側の容
量を変化させるため、変化量であるコンデンサCddの
容量C0が大きいと発振器の発振安定性が低下する場合
がある。このため、発振器の発振安定性を維持するため
にはコンデンサCddの容量C0を小さくする必要があ
る。しかし、コンデンサCddの容量C0を小さくする
と、発振パルスの周波数の調整範囲(dF)が狭くなる
問題がある。このことは、発振パルスの周波数を設定周
波数に補正できる温度範囲が狭くなることを意味する。
一方、発振パルスの周波数を正確に設定周波数に補正す
るためには、周波数の高い信号に基づいてスイッチのオ
ン/オフの比率を細かく制御する方法が考えられる。し
かし、周波数の高い信号を使用するとシステム消費電流
が増加するため、システム消費電流の観点から発振パル
スの周波数を正確に設定周波数に補正できない場合があ
る。
【0008】そこで本発明の目的は、発振安定性を低下
させることなく発振パルスの周波数を広い範囲で調整で
き、かつ、低消費電流で正確に希望の周波数に調整する
ことができる発振器、この発振器の制御方法及びこの発
振器を具備する計時装置を提供することを目的とする。
させることなく発振パルスの周波数を広い範囲で調整で
き、かつ、低消費電流で正確に希望の周波数に調整する
ことができる発振器、この発振器の制御方法及びこの発
振器を具備する計時装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明における発振器、
発振器の制御方法及び計時装置は、上記課題を解決する
ため、請求項1記載の構成は、予め設定された容量に対
応する基準周波数の発振パルスを出力する発振手段と、
n個(n:2以上の整数)のコンデンサと、前記発振パ
ルスの設定すべき周波数と前記基準周波数との差に対応
する前記発振手段の容量に基づいて、前記容量に相当す
るk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前記発振手段
に接続し、または切り離す接続制御手段とを備え、前記
接続制御手段は、前記k個のコンデンサを前記発振手段
に接続する場合、または切り離す場合、予め設定した単
位時間内における前記発振手段の容量の変化量が予め設
定した設定値以下となるように制御することを特徴とし
ている。
発振器の制御方法及び計時装置は、上記課題を解決する
ため、請求項1記載の構成は、予め設定された容量に対
応する基準周波数の発振パルスを出力する発振手段と、
n個(n:2以上の整数)のコンデンサと、前記発振パ
ルスの設定すべき周波数と前記基準周波数との差に対応
する前記発振手段の容量に基づいて、前記容量に相当す
るk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前記発振手段
に接続し、または切り離す接続制御手段とを備え、前記
接続制御手段は、前記k個のコンデンサを前記発振手段
に接続する場合、または切り離す場合、予め設定した単
位時間内における前記発振手段の容量の変化量が予め設
定した設定値以下となるように制御することを特徴とし
ている。
【0010】請求項2記載の構成は、予め設定された容
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振手
段と、同一の容量を有するn個(n:2以上の整数)の
コンデンサと、前記発振パルスの設定すべき周波数と前
記基準周波数との差に対応する前記発振手段の容量に基
づいて、前記容量に相当するk個(0≦k≦n)の前記
コンデンサを前記発振手段に接続し、または切り離す接
続制御手段とを備え、前記接続制御手段は、前記k個の
コンデンサを前記発振手段に接続する場合、または切り
離す場合、予め設定した単位時間内における前記発振手
段の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるよう
に制御することを特徴としている。
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振手
段と、同一の容量を有するn個(n:2以上の整数)の
コンデンサと、前記発振パルスの設定すべき周波数と前
記基準周波数との差に対応する前記発振手段の容量に基
づいて、前記容量に相当するk個(0≦k≦n)の前記
コンデンサを前記発振手段に接続し、または切り離す接
続制御手段とを備え、前記接続制御手段は、前記k個の
コンデンサを前記発振手段に接続する場合、または切り
離す場合、予め設定した単位時間内における前記発振手
段の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるよう
に制御することを特徴としている。
【0011】請求項3記載の構成は、請求項2記載の発
振器において、前記接続制御手段は、各ビットの値が前
記n個のコンデンサにそれぞれ対応するnビットのシフ
トレジスタと、前記nビットのうち、k個のビットのビ
ットデータを予め定めた所定の値とする値設定手段と、
を備え、前記シフトレジスタのシフトクロックのクロッ
ク周期を前記単位時間として前記ビットの値が前記所定
の値である場合に当該ビットに対応するコンデンサを前
記発振手段に接続し、または切り離すことを特徴として
いる。
振器において、前記接続制御手段は、各ビットの値が前
記n個のコンデンサにそれぞれ対応するnビットのシフ
トレジスタと、前記nビットのうち、k個のビットのビ
ットデータを予め定めた所定の値とする値設定手段と、
を備え、前記シフトレジスタのシフトクロックのクロッ
ク周期を前記単位時間として前記ビットの値が前記所定
の値である場合に当該ビットに対応するコンデンサを前
記発振手段に接続し、または切り離すことを特徴として
いる。
【0012】請求項4記載の構成は、予め設定された容
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振手
段と、基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサ
の容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントするとともに、
前記カウント値のk桁目の値に応じて前記第kコンデン
サを前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手
段と、を備え、前記接続制御手段は、予め設定した単位
時間毎に前記カウント値を更新して前記単位時間内にお
ける前記発振手段の容量の変化量が予め設定した設定値
以下となるように制御することを特徴としている。
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振手
段と、基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサ
の容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントするとともに、
前記カウント値のk桁目の値に応じて前記第kコンデン
サを前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手
段と、を備え、前記接続制御手段は、予め設定した単位
時間毎に前記カウント値を更新して前記単位時間内にお
ける前記発振手段の容量の変化量が予め設定した設定値
以下となるように制御することを特徴としている。
【0013】請求項5記載の構成は、請求項4記載の発
振器において、前記接続制御手段は、カウントクロック
のクロック周期を基準にして前記カウント値をアップカ
ウントまたはダウンカウントするとともに、前記カウン
ト値のk桁目の値が前記第kコンデンサに対応するn桁
の2進アップダウンカウンタと、前記カウント値の目標
を前記容量を前記基準容量値で除算した値に設定する値
設定手段と、を備え、前記カウントクロックのクロック
周期を前記単位時間として前記カウント値の各桁に対応
するコンデンサを前記発振手段に接続し、または切り離
すことを特徴としている。
振器において、前記接続制御手段は、カウントクロック
のクロック周期を基準にして前記カウント値をアップカ
ウントまたはダウンカウントするとともに、前記カウン
ト値のk桁目の値が前記第kコンデンサに対応するn桁
の2進アップダウンカウンタと、前記カウント値の目標
を前記容量を前記基準容量値で除算した値に設定する値
設定手段と、を備え、前記カウントクロックのクロック
周期を前記単位時間として前記カウント値の各桁に対応
するコンデンサを前記発振手段に接続し、または切り離
すことを特徴としている。
【0014】請求項6記載の構成は、予め設定された容
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振手
段と、基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサ
の容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントし、前記カウン
ト値の(k+α)桁目(α:1以上の整数)の値に応じ
て第(k+α)コンデンサを前記発振手段に接続し、ま
たは切り離すとともに、前記発振手段が出力可能な周波
数と前記設定すべき周波数との差に基づくタイミング
で、前記第1コンデンサから第αコンデンサをそれぞれ
独立に前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御
手段と、を備え、前記接続制御手段は、予め設定した単
位時間毎に前記カウント値を更新して前記単位時間内に
おける前記発振器の容量の変化量が予め設定した設定値
以下となるように制御することを特徴としている。
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振手
段と、基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサ
の容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントし、前記カウン
ト値の(k+α)桁目(α:1以上の整数)の値に応じ
て第(k+α)コンデンサを前記発振手段に接続し、ま
たは切り離すとともに、前記発振手段が出力可能な周波
数と前記設定すべき周波数との差に基づくタイミング
で、前記第1コンデンサから第αコンデンサをそれぞれ
独立に前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御
手段と、を備え、前記接続制御手段は、予め設定した単
位時間毎に前記カウント値を更新して前記単位時間内に
おける前記発振器の容量の変化量が予め設定した設定値
以下となるように制御することを特徴としている。
【0015】請求項7記載の構成は、予め設定された容
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振回
路と、n個(n:2以上の整数)のコンデンサと、を有
する発振器の制御方法において、前記発振パルスの設定
すべき周波数と前記基準周波数との差に対応する前記発
振回路の容量に基づいて、前記容量に相当するk個(0
≦k≦n)の前記コンデンサを前記発振回路に接続し、
または切り離す接続制御工程を有し、前記接続制御工程
は、前記k個のコンデンサを前記発振回路に接続する場
合、または切り離す場合、予め設定した単位時間内にお
ける前記発振回路の容量の変化量が予め設定した設定値
以下となるように制御することを特徴としている。
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振回
路と、n個(n:2以上の整数)のコンデンサと、を有
する発振器の制御方法において、前記発振パルスの設定
すべき周波数と前記基準周波数との差に対応する前記発
振回路の容量に基づいて、前記容量に相当するk個(0
≦k≦n)の前記コンデンサを前記発振回路に接続し、
または切り離す接続制御工程を有し、前記接続制御工程
は、前記k個のコンデンサを前記発振回路に接続する場
合、または切り離す場合、予め設定した単位時間内にお
ける前記発振回路の容量の変化量が予め設定した設定値
以下となるように制御することを特徴としている。
【0016】請求項8記載の構成は、予め設定された容
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振回
路と、同一の容量を有するn個(n:2以上の整数)の
コンデンサと、を有する発振器の制御方法において、前
記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数との
差に対応する前記発振回路の容量に基づいて、前記容量
に相当するk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前記
発振回路に接続し、または切り離す接続制御工程を有
し、前記接続制御工程は、前記k個のコンデンサを前記
発振回路に接続する場合、または切り離す場合、予め設
定した単位時間内における前記発振回路の容量の変化量
が予め設定した設定値以下となるように制御することを
特徴としている。
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振回
路と、同一の容量を有するn個(n:2以上の整数)の
コンデンサと、を有する発振器の制御方法において、前
記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数との
差に対応する前記発振回路の容量に基づいて、前記容量
に相当するk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前記
発振回路に接続し、または切り離す接続制御工程を有
し、前記接続制御工程は、前記k個のコンデンサを前記
発振回路に接続する場合、または切り離す場合、予め設
定した単位時間内における前記発振回路の容量の変化量
が予め設定した設定値以下となるように制御することを
特徴としている。
【0017】請求項9記載の構成は、予め設定された容
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振回
路と、基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサ
の容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
を有する発振器の制御方法において、前記発振パルスの
設定すべき周波数と前記基準周波数との差に対応する前
記発振回路の容量に基づいて、n桁の2進数で表される
カウント値が前記容量を前記基準容量値で除算した値に
相当するまでカウントするとともに、前記カウント値の
k桁目の値に応じて前記第kコンデンサを前記発振回路
に接続し、または切り離す接続制御工程を有し、前記接
続制御工程は、予め設定した単位時間毎に前記カウント
値を更新して前記単位時間内における前記発振回路の容
量の変化量が予め設定した設定値以下となるように制御
することを特徴としている。
量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振回
路と、基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサ
の容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
を有する発振器の制御方法において、前記発振パルスの
設定すべき周波数と前記基準周波数との差に対応する前
記発振回路の容量に基づいて、n桁の2進数で表される
カウント値が前記容量を前記基準容量値で除算した値に
相当するまでカウントするとともに、前記カウント値の
k桁目の値に応じて前記第kコンデンサを前記発振回路
に接続し、または切り離す接続制御工程を有し、前記接
続制御工程は、予め設定した単位時間毎に前記カウント
値を更新して前記単位時間内における前記発振回路の容
量の変化量が予め設定した設定値以下となるように制御
することを特徴としている。
【0018】請求項10記載の構成は、予め設定された
容量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振
回路と、基準容量値をC0とした場合に、第kコンデン
サの容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
を有する発振器の制御方法において、前記発振パルスの
設定すべき周波数と前記基準周波数との差に対応する前
記発振回路の容量に基づいて、n桁の2進数で表される
カウント値が前記容量を前記基準容量値で除算した値に
相当するまでカウントし、前記カウント値の(k+α)
桁目(α:1以上の整数)の値に応じて第(k+α)コ
ンデンサを前記発振回路に接続し、または切り離すとと
もに、前記発振回路が出力可能な周波数と前記設定すべ
き周波数の差に基づくタイミングで、前記第1コンデン
サから第αコンデンサを前記発振回路に接続し、または
切り離す接続制御工程を有し、前記接続制御工程は、予
め設定した単位時間毎に前記カウント値を更新して前記
単位時間内における前記発振回路の容量の変化量が予め
設定した設定値以下となるように制御することを特徴と
している。
容量に対応する基準周波数の発振パルスを出力する発振
回路と、基準容量値をC0とした場合に、第kコンデン
サの容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
を有する発振器の制御方法において、前記発振パルスの
設定すべき周波数と前記基準周波数との差に対応する前
記発振回路の容量に基づいて、n桁の2進数で表される
カウント値が前記容量を前記基準容量値で除算した値に
相当するまでカウントし、前記カウント値の(k+α)
桁目(α:1以上の整数)の値に応じて第(k+α)コ
ンデンサを前記発振回路に接続し、または切り離すとと
もに、前記発振回路が出力可能な周波数と前記設定すべ
き周波数の差に基づくタイミングで、前記第1コンデン
サから第αコンデンサを前記発振回路に接続し、または
切り離す接続制御工程を有し、前記接続制御工程は、予
め設定した単位時間毎に前記カウント値を更新して前記
単位時間内における前記発振回路の容量の変化量が予め
設定した設定値以下となるように制御することを特徴と
している。
【0019】請求項11記載の構成は、発振器より出力
される発振パルスに基づいて計時を行う計時装置におい
て、予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パ
ルスを出力する発振手段と、n個(n:2以上の整数)
のコンデンサと、前記発振パルスの設定すべき周波数と
前記基準周波数との差に対応する前記発振手段の容量に
基づいて、前記容量に相当するk個(0≦k≦n)の前
記コンデンサを前記発振手段に接続し、または切り離す
接続制御手段とを備え、前記接続制御手段は、前記k個
のコンデンサを前記発振手段に接続する場合、または切
り離す場合、予め設定した単位時間内における前記発振
手段の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるよ
うに制御することを特徴としている。
される発振パルスに基づいて計時を行う計時装置におい
て、予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パ
ルスを出力する発振手段と、n個(n:2以上の整数)
のコンデンサと、前記発振パルスの設定すべき周波数と
前記基準周波数との差に対応する前記発振手段の容量に
基づいて、前記容量に相当するk個(0≦k≦n)の前
記コンデンサを前記発振手段に接続し、または切り離す
接続制御手段とを備え、前記接続制御手段は、前記k個
のコンデンサを前記発振手段に接続する場合、または切
り離す場合、予め設定した単位時間内における前記発振
手段の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるよ
うに制御することを特徴としている。
【0020】請求項12記載の構成は、発振器より出力
される発振パルスに基づいて計時を行う計時装置におい
て、予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パ
ルスを出力する発振手段と、同一の容量を有するn個
(n:2以上の整数)のコンデンサと、前記発振パルス
の設定すべき周波数と前記基準周波数との差に対応する
前記発振手段の容量に基づいて、前記容量に相当するk
個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前記発振手段に接
続し、または切り離す接続制御手段とを備え、前記接続
制御手段は、前記k個のコンデンサを前記発振手段に接
続する場合、または切り離す場合、予め設定した単位時
間内における前記発振手段の容量の変化量が予め設定し
た設定値以下となるように制御することを特徴としてい
る。
される発振パルスに基づいて計時を行う計時装置におい
て、予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パ
ルスを出力する発振手段と、同一の容量を有するn個
(n:2以上の整数)のコンデンサと、前記発振パルス
の設定すべき周波数と前記基準周波数との差に対応する
前記発振手段の容量に基づいて、前記容量に相当するk
個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前記発振手段に接
続し、または切り離す接続制御手段とを備え、前記接続
制御手段は、前記k個のコンデンサを前記発振手段に接
続する場合、または切り離す場合、予め設定した単位時
間内における前記発振手段の容量の変化量が予め設定し
た設定値以下となるように制御することを特徴としてい
る。
【0021】請求項13記載の構成は、請求項12記載
の計時装置において、前記接続制御手段は、各ビットの
値が前記n個のコンデンサにそれぞれ対応するnビット
のシフトレジスタと、前記nビットのうち、k個のビッ
トのビットデータを予め定めた所定の値とする値設定手
段と、を備え、前記シフトレジスタのシフトクロックの
クロック周期を前記単位時間として前記ビットの値が前
記所定の値である場合に当該ビットに対応するコンデン
サを前記発振手段に接続し、または切り離すことを特徴
としている。
の計時装置において、前記接続制御手段は、各ビットの
値が前記n個のコンデンサにそれぞれ対応するnビット
のシフトレジスタと、前記nビットのうち、k個のビッ
トのビットデータを予め定めた所定の値とする値設定手
段と、を備え、前記シフトレジスタのシフトクロックの
クロック周期を前記単位時間として前記ビットの値が前
記所定の値である場合に当該ビットに対応するコンデン
サを前記発振手段に接続し、または切り離すことを特徴
としている。
【0022】請求項14記載の構成は、発振器より出力
される発振パルスに基づいて計時を行う計時装置におい
て、予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パ
ルスを出力する発振手段と、基準容量値をC0とした場
合に、第kコンデンサの容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントするとともに、
前記カウント値のk桁目の値に応じて前記第kコンデン
サを前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手
段と、を備え、前記接続制御手段は、予め設定した単位
時間毎に前記カウント値を更新して前記単位時間内にお
ける前記発振手段の容量の変化量が予め設定した設定値
以下となるように制御することを特徴としている。
される発振パルスに基づいて計時を行う計時装置におい
て、予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パ
ルスを出力する発振手段と、基準容量値をC0とした場
合に、第kコンデンサの容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントするとともに、
前記カウント値のk桁目の値に応じて前記第kコンデン
サを前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手
段と、を備え、前記接続制御手段は、予め設定した単位
時間毎に前記カウント値を更新して前記単位時間内にお
ける前記発振手段の容量の変化量が予め設定した設定値
以下となるように制御することを特徴としている。
【0023】請求項15記載の構成は、請求項14記載
の計時装置において、前記接続制御手段は、カウントク
ロックのクロック周期を基準にして前記カウント値をア
ップカウントまたはダウンカウントするとともに、前記
カウント値のk桁目の値が前記第kコンデンサに対応す
るn桁の2進アップダウンカウンタと、前記カウント値
の目標を前記容量の差を前記基準容量値で除算した値に
設定するする値設定手段と、を備え、前記カウントクロ
ックのクロック周期を前記単位時間として前記カウント
値の各桁に対応するコンデンサを前記発振手段に接続
し、または切り離すことを特徴としている。
の計時装置において、前記接続制御手段は、カウントク
ロックのクロック周期を基準にして前記カウント値をア
ップカウントまたはダウンカウントするとともに、前記
カウント値のk桁目の値が前記第kコンデンサに対応す
るn桁の2進アップダウンカウンタと、前記カウント値
の目標を前記容量の差を前記基準容量値で除算した値に
設定するする値設定手段と、を備え、前記カウントクロ
ックのクロック周期を前記単位時間として前記カウント
値の各桁に対応するコンデンサを前記発振手段に接続
し、または切り離すことを特徴としている。
【0024】請求項16記載の構成は、発振器より出力
される発振パルスに基づいて計時を行う計時装置におい
て、予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パ
ルスを出力する発振手段と、基準容量値をC0とした場
合に、第kコンデンサの容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントし、前記カウン
ト値の(k+α)桁目(α:1以上の整数)の値に応じ
て第(k+α)コンデンサを前記発振手段に接続し、ま
たは切り離すとともに、前記発振手段が出力可能な周波
数と前記設定すべき周波数の差に基づくタイミングで、
前記第1コンデンサから第αコンデンサをそれぞれ独立
に前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手段
と、を備え、前記接続制御手段は、予め設定した単位時
間毎に前記カウント値を更新して前記単位時間内におけ
る前記発振器の容量の変化量が予め設定した設定値以下
となるように制御することを特徴としている。
される発振パルスに基づいて計時を行う計時装置におい
て、予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パ
ルスを出力する発振手段と、基準容量値をC0とした場
合に、第kコンデンサの容量が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントし、前記カウン
ト値の(k+α)桁目(α:1以上の整数)の値に応じ
て第(k+α)コンデンサを前記発振手段に接続し、ま
たは切り離すとともに、前記発振手段が出力可能な周波
数と前記設定すべき周波数の差に基づくタイミングで、
前記第1コンデンサから第αコンデンサをそれぞれ独立
に前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手段
と、を備え、前記接続制御手段は、予め設定した単位時
間毎に前記カウント値を更新して前記単位時間内におけ
る前記発振器の容量の変化量が予め設定した設定値以下
となるように制御することを特徴としている。
【0025】請求項17記載の構成は、請求項11乃至
請求項15のいずれかに記載の計時装置において、前記
接続制御手段は、検出した温度に基づいて前記容量の差
を定めることを特徴としている。
請求項15のいずれかに記載の計時装置において、前記
接続制御手段は、検出した温度に基づいて前記容量の差
を定めることを特徴としている。
【0026】請求項18記載の構成は、請求項16記載
の計時装置において、前記接続制御手段は、検出した温
度に基づいて前記カウント値をカウントするとともに、
前記検出した温度に基づいて予め設定した所定期間にお
ける前記発振パルスの周波数が前記設定すべき周波数と
なるように前記タイミングを定めることを特徴としてい
る。
の計時装置において、前記接続制御手段は、検出した温
度に基づいて前記カウント値をカウントするとともに、
前記検出した温度に基づいて予め設定した所定期間にお
ける前記発振パルスの周波数が前記設定すべき周波数と
なるように前記タイミングを定めることを特徴としてい
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施形態について説明する。
発明の実施形態について説明する。
【0028】(1) 第1実施形態 (1−1) 第1実施形態の構成 図1は、本発明の第1実施形態に係る計時装置のブロッ
ク図である。この計時装置10は、発振器12と、補正
データ発生回路17と、制御回路18が異なる点を除い
て従来の計時装置1と同様であるため、同様の部分は同
一の番号を付して示し、その詳細な説明を援用する。
ク図である。この計時装置10は、発振器12と、補正
データ発生回路17と、制御回路18が異なる点を除い
て従来の計時装置1と同様であるため、同様の部分は同
一の番号を付して示し、その詳細な説明を援用する。
【0029】図2は、発振器12の回路図である。発振
器12は、前述した従来の発振器2の容量C0のコンデ
ンサCddとスイッチSWに代えて、それぞれ容量C1
のn個(n≧2)のコンデンサCA1〜CAnとスイッ
チSW1〜SWnが設けられて構成される。コンデンサ
CA1〜CAnは、それぞれスイッチSW1〜SWnを
介してドレイン側のコンデンサCdに並列接続される。
ここで、コンデンサCA1〜CAnの各容量C1は、従
来の発振器2のコンデンサCddの容量C0に比して小
さい同一の容量であり、具体的には、容量C1として
は、例えば発振器12のドレイン側のコンデンサCdd
に加算した時の発振器12の容量の変化が発振器12の
発振安定性に影響を与えない程度の大きさの容量であ
る。
器12は、前述した従来の発振器2の容量C0のコンデ
ンサCddとスイッチSWに代えて、それぞれ容量C1
のn個(n≧2)のコンデンサCA1〜CAnとスイッ
チSW1〜SWnが設けられて構成される。コンデンサ
CA1〜CAnは、それぞれスイッチSW1〜SWnを
介してドレイン側のコンデンサCdに並列接続される。
ここで、コンデンサCA1〜CAnの各容量C1は、従
来の発振器2のコンデンサCddの容量C0に比して小
さい同一の容量であり、具体的には、容量C1として
は、例えば発振器12のドレイン側のコンデンサCdd
に加算した時の発振器12の容量の変化が発振器12の
発振安定性に影響を与えない程度の大きさの容量であ
る。
【0030】発振器12は、制御回路18より出力され
る制御信号S1〜SnによりスイッチSW1〜SWnが
それぞれ制御され、コンデンサCA1〜CAnの接続状
態によって発振器12のドレイン側の容量が変化するよ
うになっている。すなわち、発振器12は、コンデンサ
CA1〜CAnがコンデンサCdに対して並列に配置さ
れているため、例えばk個のコンデンサがスイッチによ
りコンデンサCdに接続されている場合には、コンデン
サCdの容量とコンデンサCA1〜CAnの容量k・C
1の加算値がドレイン側の容量になる。ここで、kは、
スイッチSW1〜SWnのうちオンにされたスイッチの
数であり、1からnの整数である。
る制御信号S1〜SnによりスイッチSW1〜SWnが
それぞれ制御され、コンデンサCA1〜CAnの接続状
態によって発振器12のドレイン側の容量が変化するよ
うになっている。すなわち、発振器12は、コンデンサ
CA1〜CAnがコンデンサCdに対して並列に配置さ
れているため、例えばk個のコンデンサがスイッチによ
りコンデンサCdに接続されている場合には、コンデン
サCdの容量とコンデンサCA1〜CAnの容量k・C
1の加算値がドレイン側の容量になる。ここで、kは、
スイッチSW1〜SWnのうちオンにされたスイッチの
数であり、1からnの整数である。
【0031】図3は、発振器12の発振パルスPの周波
数と温度の関係を示す特性曲線図である。すなわち、発
振器12の発振パルスPは、スイッチSW1〜SWnの
うちk個のスイッチをオンにした場合には、上述したよ
うに温度に応じて周波数fkが変化し、かつ、オンにし
たスイッチの数kに比例してドレイン側の容量が大きく
なるため、周波数fkが低くなる。従って、発振器12
は、ある温度において、スイッチSW1〜SWnを全て
オフにした時の発振パルスPの周波数f0と、スイッチ
SW1〜SWnを全てオンにした時の発振パルスPの周
波数fnとの間の周波数範囲でn+1種類の周波数の発
振パルスPを選択的に出力できるようになっている。こ
の場合、発振器12は、温度tk及び温度t2n-kの時に
設定周波数Fの発振パルスPを出力できるため、温度t
0〜温度t2nの範囲内では、設定周波数Fと同一又はほ
ぼ同一の周波数の発振パルスPを出力できるようになっ
ている。
数と温度の関係を示す特性曲線図である。すなわち、発
振器12の発振パルスPは、スイッチSW1〜SWnの
うちk個のスイッチをオンにした場合には、上述したよ
うに温度に応じて周波数fkが変化し、かつ、オンにし
たスイッチの数kに比例してドレイン側の容量が大きく
なるため、周波数fkが低くなる。従って、発振器12
は、ある温度において、スイッチSW1〜SWnを全て
オフにした時の発振パルスPの周波数f0と、スイッチ
SW1〜SWnを全てオンにした時の発振パルスPの周
波数fnとの間の周波数範囲でn+1種類の周波数の発
振パルスPを選択的に出力できるようになっている。こ
の場合、発振器12は、温度tk及び温度t2n-kの時に
設定周波数Fの発振パルスPを出力できるため、温度t
0〜温度t2nの範囲内では、設定周波数Fと同一又はほ
ぼ同一の周波数の発振パルスPを出力できるようになっ
ている。
【0032】補正データ発生回路17は、図示しない温
度センサが接続され、検出した温度に基づいて発振パル
スPの周波数を設定周波数Fに補正するための補正デー
タDHを制御回路18に出力する。すなわち、補正デー
タ発生回路17は、例えば所定サンプリング間隔で温度
センサの出力値が入力され、予め保持している温度補償
データに基づき、発振パルスPの周波数を設定周波数F
に補正するためにオンにするスイッチSW1〜SWnの
数を指示する補正データDHを出力する。より具体的に
は、補正データDHは、オンにするスイッチSW1〜S
Wnの数がk個の場合、時間kTだけ出力レベルがHi
のデータであり、Tは、発振パルスPの1周期である。
度センサが接続され、検出した温度に基づいて発振パル
スPの周波数を設定周波数Fに補正するための補正デー
タDHを制御回路18に出力する。すなわち、補正デー
タ発生回路17は、例えば所定サンプリング間隔で温度
センサの出力値が入力され、予め保持している温度補償
データに基づき、発振パルスPの周波数を設定周波数F
に補正するためにオンにするスイッチSW1〜SWnの
数を指示する補正データDHを出力する。より具体的に
は、補正データDHは、オンにするスイッチSW1〜S
Wnの数がk個の場合、時間kTだけ出力レベルがHi
のデータであり、Tは、発振パルスPの1周期である。
【0033】図4は、制御回路18を具体的に示す図で
ある。制御回路18は、シフトレジスタにより構成さ
れ、補正データDHに基づき各スイッチSW1〜SWn
を制御するための制御信号S1〜Snを生成して、各ス
イッチSW1〜SWnの制御をする。
ある。制御回路18は、シフトレジスタにより構成さ
れ、補正データDHに基づき各スイッチSW1〜SWn
を制御するための制御信号S1〜Snを生成して、各ス
イッチSW1〜SWnの制御をする。
【0034】(1−2) 第1実施形態の動作 次に、上記構成の計時装置10の動作について説明す
る。計時装置10においては、補正データ発生回路17
により温度に応じて発振パルスPの周波数を設定周波数
Fに補正するための補正データDHが生成される。そし
て、補正データDHは、制御回路18により出力レベル
が判定され、出力レベルに応じて各スイッチSW1〜S
Wnを制御するための制御信号S1〜Snが生成され
る。すなわち、図5(A)に、制御信号S1〜Snのタ
イミングチャートを示すように、補正データDHは、制
御回路18により発振パルスPの1周期毎に出力レベル
が判定され、補正データDHが「Hi」レベルの場合に
は、スイッチSW1をオンにすべく「Hi」レベルの制
御信号S1が出力されるのに対し、補正データDHが
「Lo」レベルの場合には、スイッチSW1をオフにす
べく「Lo」レベルの制御信号S1が出力される。そし
て、この制御信号S1は、制御回路18により発振パル
スPの1周期毎に順次シフトされて各スイッチSW1〜
SWnに制御信号S1〜Snとして順次出力される。
る。計時装置10においては、補正データ発生回路17
により温度に応じて発振パルスPの周波数を設定周波数
Fに補正するための補正データDHが生成される。そし
て、補正データDHは、制御回路18により出力レベル
が判定され、出力レベルに応じて各スイッチSW1〜S
Wnを制御するための制御信号S1〜Snが生成され
る。すなわち、図5(A)に、制御信号S1〜Snのタ
イミングチャートを示すように、補正データDHは、制
御回路18により発振パルスPの1周期毎に出力レベル
が判定され、補正データDHが「Hi」レベルの場合に
は、スイッチSW1をオンにすべく「Hi」レベルの制
御信号S1が出力されるのに対し、補正データDHが
「Lo」レベルの場合には、スイッチSW1をオフにす
べく「Lo」レベルの制御信号S1が出力される。そし
て、この制御信号S1は、制御回路18により発振パル
スPの1周期毎に順次シフトされて各スイッチSW1〜
SWnに制御信号S1〜Snとして順次出力される。
【0035】このようにして制御信号S1〜Snが各ス
イッチSW1〜SWnに出力されると、図5(B)に、
発振器12のドレイン側の容量のタイミングチャートを
示すように、補正データDHが「Hi」レベルの場合に
は、制御回路18により発振パルスPの1周期毎にスイ
ッチSW1〜SWnが順次オンにされ、発振パルスPの
1周期毎に容量C1が発振器12のドレイン側の容量に
加算される。これに対して、補正データDHが「Lo」
レベルの場合には、制御回路18により発振パルスPの
1周期毎にスイッチSW1〜SWnが順次オフにされ、
発振パルスPの1周期毎に容量C1が発振器12のドレ
イン側の容量から減算される。このとき、発振器12よ
り出力される発振パルスPは、発振パルスPの1周期毎
に周波数が変化し、ドレイン側の容量が設定周波数Fの
発振パルスPを出力可能な値になると、制御回路18に
より、例えば、発振パルスPによるシフトを停止する等
の方法で、その状態に維持できるようにスイッチSW1
〜SWnが制御される。なお、スイッチSW1〜SWn
の状態を維持する方法には、発振パルスPによるシフト
を停止する方法に限らず、オンしているスイッチの数が
一定となるような補正データDHを補正データ発生回路
17が出力する等の方法を広く適用することができる。
イッチSW1〜SWnに出力されると、図5(B)に、
発振器12のドレイン側の容量のタイミングチャートを
示すように、補正データDHが「Hi」レベルの場合に
は、制御回路18により発振パルスPの1周期毎にスイ
ッチSW1〜SWnが順次オンにされ、発振パルスPの
1周期毎に容量C1が発振器12のドレイン側の容量に
加算される。これに対して、補正データDHが「Lo」
レベルの場合には、制御回路18により発振パルスPの
1周期毎にスイッチSW1〜SWnが順次オフにされ、
発振パルスPの1周期毎に容量C1が発振器12のドレ
イン側の容量から減算される。このとき、発振器12よ
り出力される発振パルスPは、発振パルスPの1周期毎
に周波数が変化し、ドレイン側の容量が設定周波数Fの
発振パルスPを出力可能な値になると、制御回路18に
より、例えば、発振パルスPによるシフトを停止する等
の方法で、その状態に維持できるようにスイッチSW1
〜SWnが制御される。なお、スイッチSW1〜SWn
の状態を維持する方法には、発振パルスPによるシフト
を停止する方法に限らず、オンしているスイッチの数が
一定となるような補正データDHを補正データ発生回路
17が出力する等の方法を広く適用することができる。
【0036】これにより、計時装置10は、温度に応じ
て発振器12のドレイン側の容量を設定周波数Fの発振
パルスPを出力可能な値に補正できることにより、設定
周波数Fの発振パルスPに基づいて正確な計時を行うこ
とができる。このとき、計時装置10は、複数のコンデ
ンサCA1〜CAnの全容容量n・C1の範囲内で容量
C1単位で発振器12のドレイン側の容量を調整できる
ことにより、発振パルスPの周波数を広い温度範囲で精
度良く設定周波数Fに補正することができる。また、計
時装置10は、発振器12のドレイン側の容量を変化さ
せる場合には、発振器12のドレイン側の容量に加算あ
るいは減算しても発振安定性が低下しない大きさの容量
C1ずつ徐々に変化させることにより、発振器12の発
振安定性の低下を防止することができる。さらに、計時
装置10は、発振器12のドレイン側の容量を調整して
も設定周波数Fの発振パルスPを出力することができな
い温度の場合でも、設定周波数Fに近い周波数の発振パ
ルスPを出力できるので、従来と同様に発振パルスを基
準にして設定周波数F前後の2つの周波数の発振パルス
Pを出力する時間割合を変化させる場合でも、従来に比
して発振パルスPの周波数を正確に設定周波数Fに補正
することができる。
て発振器12のドレイン側の容量を設定周波数Fの発振
パルスPを出力可能な値に補正できることにより、設定
周波数Fの発振パルスPに基づいて正確な計時を行うこ
とができる。このとき、計時装置10は、複数のコンデ
ンサCA1〜CAnの全容容量n・C1の範囲内で容量
C1単位で発振器12のドレイン側の容量を調整できる
ことにより、発振パルスPの周波数を広い温度範囲で精
度良く設定周波数Fに補正することができる。また、計
時装置10は、発振器12のドレイン側の容量を変化さ
せる場合には、発振器12のドレイン側の容量に加算あ
るいは減算しても発振安定性が低下しない大きさの容量
C1ずつ徐々に変化させることにより、発振器12の発
振安定性の低下を防止することができる。さらに、計時
装置10は、発振器12のドレイン側の容量を調整して
も設定周波数Fの発振パルスPを出力することができな
い温度の場合でも、設定周波数Fに近い周波数の発振パ
ルスPを出力できるので、従来と同様に発振パルスを基
準にして設定周波数F前後の2つの周波数の発振パルス
Pを出力する時間割合を変化させる場合でも、従来に比
して発振パルスPの周波数を正確に設定周波数Fに補正
することができる。
【0037】すなわち、計時装置は、温度が温度t2
[℃]と温度t3[℃]の間の温度、例えば、(a・t
3+b・t2)/(a+b)[℃](a、bは、正の実
数)の場合は、制御回路18により設定周波数Fに近い
周波数f2の発振パルスPと周波数f3の発振パルスP
をb:aのタイミングで切り換えて出力する。このと
き、発振器12は、周波数f2と周波数f3の周波数の
差が小さいため、発振パルスPを出力する時間割合を細
かく制御することによる消費電流の増大を回避して、発
振パルスPの周波数をほぼ正確に設定周波数Fに補正す
ることができる。
[℃]と温度t3[℃]の間の温度、例えば、(a・t
3+b・t2)/(a+b)[℃](a、bは、正の実
数)の場合は、制御回路18により設定周波数Fに近い
周波数f2の発振パルスPと周波数f3の発振パルスP
をb:aのタイミングで切り換えて出力する。このと
き、発振器12は、周波数f2と周波数f3の周波数の
差が小さいため、発振パルスPを出力する時間割合を細
かく制御することによる消費電流の増大を回避して、発
振パルスPの周波数をほぼ正確に設定周波数Fに補正す
ることができる。
【0038】(1−3) 第1実施形態の効果 以上の構成によれば、発振器12の容量に加算あるいは
減算しても発振安定性が低下しない大きさの容量C1ず
つ徐々に発振器12の容量を変化させることにより、発
振安定性を低下させることなく発振パルスPの周波数を
広い範囲で調整でき、かつ低消費電流で正確に設定周波
数に補正することができる。
減算しても発振安定性が低下しない大きさの容量C1ず
つ徐々に発振器12の容量を変化させることにより、発
振安定性を低下させることなく発振パルスPの周波数を
広い範囲で調整でき、かつ低消費電流で正確に設定周波
数に補正することができる。
【0039】(2) 第2実施形態 (2−1) 第2実施形態の構成 図6は、第2実施形態に係る計時装置の発振器の回路図
である。第2実施形態に係る計時装置は、発振器22
と、制御回路28が異なる点を除いて第1実施形態に係
る計時装置10と同一であるため、同様の部分は同一の
番号を付して示し、重複した説明は省略する。
である。第2実施形態に係る計時装置は、発振器22
と、制御回路28が異なる点を除いて第1実施形態に係
る計時装置10と同一であるため、同様の部分は同一の
番号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0040】図6に示すように、発振器22は、第1実
施形態の発振器12の容量C1のコンデンサCA1〜C
Anに代えて、それぞれの容量が2(k-1)・C1(k:
1〜n)のn個のコンデンサCBkを設けて構成され
る。図7は、制御回路28を具体的に示す図である。制
御回路28は、nビットのアップダウンカウンタ(U/
Dカウンタ)により構成され、補正データDHの出力レ
ベルに基づいて発振パルスPをカウントし、カウント値
に応じて各スイッチSW1〜SWnを制御するための制
御信号SS1〜SSnを生成して、各スイッチSW1〜
SWnを制御する。
施形態の発振器12の容量C1のコンデンサCA1〜C
Anに代えて、それぞれの容量が2(k-1)・C1(k:
1〜n)のn個のコンデンサCBkを設けて構成され
る。図7は、制御回路28を具体的に示す図である。制
御回路28は、nビットのアップダウンカウンタ(U/
Dカウンタ)により構成され、補正データDHの出力レ
ベルに基づいて発振パルスPをカウントし、カウント値
に応じて各スイッチSW1〜SWnを制御するための制
御信号SS1〜SSnを生成して、各スイッチSW1〜
SWnを制御する。
【0041】(2−2) 第2実施形態の動作 次に、上記構成の計時装置の動作について説明する。計
時装置においては、補正データ発生回路17により温度
に応じて発振パルスPの周波数を設定周波数Fに補正す
るための補正データDHが生成される。補正データDH
は、制御回路18により発振パルスPの1周期毎に出力
レベルが判定され、補正データDHが「Hi」レベルの
場合には、制御回路28により発振パルスPに応じてn
ビットのカウント値がアップカウントされるのに対し、
補正データDHが「Lo」レベルの場合には、発振パル
スPに応じてnビットのカウント値がダウンカウントさ
れる。そして、このnビットのカウント値の各ビットの
値に応じて各スイッチSW1〜SWnをオンまたはオフ
に制御するための制御信号SS1〜SSnが生成され、
各スイッチSW1〜SWnに出力される。
時装置においては、補正データ発生回路17により温度
に応じて発振パルスPの周波数を設定周波数Fに補正す
るための補正データDHが生成される。補正データDH
は、制御回路18により発振パルスPの1周期毎に出力
レベルが判定され、補正データDHが「Hi」レベルの
場合には、制御回路28により発振パルスPに応じてn
ビットのカウント値がアップカウントされるのに対し、
補正データDHが「Lo」レベルの場合には、発振パル
スPに応じてnビットのカウント値がダウンカウントさ
れる。そして、このnビットのカウント値の各ビットの
値に応じて各スイッチSW1〜SWnをオンまたはオフ
に制御するための制御信号SS1〜SSnが生成され、
各スイッチSW1〜SWnに出力される。
【0042】このようにして制御信号S1〜Snが各ス
イッチSW1〜SWnに出力されると、図8(A)に、
制御信号SS1〜SSnのタイミングチャートを示すよ
うに、制御回路28おいては、nビットのカウント値の
i(i:1〜n)ビット目の値が「1」の場合は、スイ
ッチSWiをオンにすべく「Hi」レベルの制御信号S
Siが出力されるのに対し、iビット目の値が「0」の
場合は、スイッチSWiをオフにすべく「Lo」レベル
の制御信号SSiが出力される。ここで、iビット目の
値「1」は、10進数で表すと2(i-1)であり、スイッ
チSWiに接続されているコンデンサCBiの容量は、
コンデンサCB1の容量である基準容量値C1の2
(i-1)倍の値であるため、ドレイン側の容量に加算され
る容量値は、nビットのカウント値×C1の容量値と表
すことができる。
イッチSW1〜SWnに出力されると、図8(A)に、
制御信号SS1〜SSnのタイミングチャートを示すよ
うに、制御回路28おいては、nビットのカウント値の
i(i:1〜n)ビット目の値が「1」の場合は、スイ
ッチSWiをオンにすべく「Hi」レベルの制御信号S
Siが出力されるのに対し、iビット目の値が「0」の
場合は、スイッチSWiをオフにすべく「Lo」レベル
の制御信号SSiが出力される。ここで、iビット目の
値「1」は、10進数で表すと2(i-1)であり、スイッ
チSWiに接続されているコンデンサCBiの容量は、
コンデンサCB1の容量である基準容量値C1の2
(i-1)倍の値であるため、ドレイン側の容量に加算され
る容量値は、nビットのカウント値×C1の容量値と表
すことができる。
【0043】従って、図8(B)に、発振器22のドレ
イン側の容量のタイミングチャートを示すように、発振
器22は、補正データDHが「Hi」レベルの場合に
は、制御回路28によりnビットのカウント値が発振パ
ルスPの1周期毎にカウントアップされることに伴っ
て、ドレイン側の容量に容量C1ずつ加算される。これ
に対し、発振器22は、補正データDHが「Lo」レベ
ルの場合には、制御回路28によりnビットのカウント
値が発振パルスPの1周期毎にカウントダウンされるこ
とに伴って、ドレイン側の容量から容量C1ずつ減算さ
れる。このとき、発振器22より出力される発振パルス
は、発振パルスPの1周期毎に周波数が変化し、ドレイ
ン側の容量が設定周波数Fの発振パルスPを出力可能な
値になると、制御回路18により、例えばカウントを停
止する等の方法で、その状態に維持できるようにスイッ
チSW1〜SWnが制御され、設定周波数Fに維持され
る。
イン側の容量のタイミングチャートを示すように、発振
器22は、補正データDHが「Hi」レベルの場合に
は、制御回路28によりnビットのカウント値が発振パ
ルスPの1周期毎にカウントアップされることに伴っ
て、ドレイン側の容量に容量C1ずつ加算される。これ
に対し、発振器22は、補正データDHが「Lo」レベ
ルの場合には、制御回路28によりnビットのカウント
値が発振パルスPの1周期毎にカウントダウンされるこ
とに伴って、ドレイン側の容量から容量C1ずつ減算さ
れる。このとき、発振器22より出力される発振パルス
は、発振パルスPの1周期毎に周波数が変化し、ドレイ
ン側の容量が設定周波数Fの発振パルスPを出力可能な
値になると、制御回路18により、例えばカウントを停
止する等の方法で、その状態に維持できるようにスイッ
チSW1〜SWnが制御され、設定周波数Fに維持され
る。
【0044】これにより、第2実施形態に係る計時装置
は、設定周波数Fの発振パルスPを出力可能な発振器2
2のドレイン側の容量に対応するカウント値に応じて、
カウント値×C1の容量を発振器22のドレイン側の容
量に容量C1ずつ順次加算することができ、第1実施形
態と同様に、発振器22の発振安定性を低下させること
なく、発振パルスPの周波数を精度良く設定周波数Fに
補正することができ、正確な計時を行うことができる。
このとき、この計時装置は、複数のコンデンサCB1〜
CBnの全容量(2n−1)・C1の範囲内で容量C1
単位で発振器22のドレイン側の容量を調整することが
でき、第1実施形態に比して発振パルスPに周波数を広
い温度範囲で設定周波数Fに調整することができる。な
お、発振器22のドレイン側の容量に例えば容量を容量
値=31・C1だけ加算する場合には、第1実施形態の
計時装置は、制御回路が31個のスイッチSW1〜SW
31を制御する必要があるのに対し、第2実施形態の計
時装置は、5個(31=25−1)のスイッチSW1〜
SW5を制御するだけでよい。このため、例えば制御し
ないスイッチへの電力を供給を停止するなどの方法を適
用すれば、計時装置の消費電力を大幅に低減することも
可能である。
は、設定周波数Fの発振パルスPを出力可能な発振器2
2のドレイン側の容量に対応するカウント値に応じて、
カウント値×C1の容量を発振器22のドレイン側の容
量に容量C1ずつ順次加算することができ、第1実施形
態と同様に、発振器22の発振安定性を低下させること
なく、発振パルスPの周波数を精度良く設定周波数Fに
補正することができ、正確な計時を行うことができる。
このとき、この計時装置は、複数のコンデンサCB1〜
CBnの全容量(2n−1)・C1の範囲内で容量C1
単位で発振器22のドレイン側の容量を調整することが
でき、第1実施形態に比して発振パルスPに周波数を広
い温度範囲で設定周波数Fに調整することができる。な
お、発振器22のドレイン側の容量に例えば容量を容量
値=31・C1だけ加算する場合には、第1実施形態の
計時装置は、制御回路が31個のスイッチSW1〜SW
31を制御する必要があるのに対し、第2実施形態の計
時装置は、5個(31=25−1)のスイッチSW1〜
SW5を制御するだけでよい。このため、例えば制御し
ないスイッチへの電力を供給を停止するなどの方法を適
用すれば、計時装置の消費電力を大幅に低減することも
可能である。
【0045】(2−3) 第2実施形態の効果 以上の構成によれば、それぞれが基準容量値C1の2進
数の各桁の倍数でなる容量のコンデンサCB1〜CBn
を配置し、2進数のカウント値の各桁の値に応じて発振
器22の容量を変化させることにより、発振器22のド
レイン側の容量に加算あるいは減算しても発振安定性が
低下しない大きさの容量C1ずつ徐々に発振器22の容
量を変化させることでき、第1実施形態の効果に加え
て、さらに発振パルスの周波数を広い範囲で正確に希望
の周波数に調整することができる。
数の各桁の倍数でなる容量のコンデンサCB1〜CBn
を配置し、2進数のカウント値の各桁の値に応じて発振
器22の容量を変化させることにより、発振器22のド
レイン側の容量に加算あるいは減算しても発振安定性が
低下しない大きさの容量C1ずつ徐々に発振器22の容
量を変化させることでき、第1実施形態の効果に加え
て、さらに発振パルスの周波数を広い範囲で正確に希望
の周波数に調整することができる。
【0046】(3) 第3実施形態 図9は、第3実施形態に係る計時装置の制御回路のブロ
ック図である。第3実施形態に係る計時装置は、制御回
路38が異なる点を除いて第2実施形態に係る計時装置
と同一であるため、同様の部分は同一の番号を付して示
し、重複した説明は省略する。
ック図である。第3実施形態に係る計時装置は、制御回
路38が異なる点を除いて第2実施形態に係る計時装置
と同一であるため、同様の部分は同一の番号を付して示
し、重複した説明は省略する。
【0047】図9に示すように、制御回路38は、温度
を計測する温度センサ39と、温度センサ39の計測結
果に基づいて温度範囲を判定する温度範囲判定回路40
と、制御信号SS2〜SSnを出力する制御信号SS2
〜SSn決定回路41と、スイッチSW1を制御するた
めのパルス信号を出力するデューティ設定回路42と、
パルス信号に応じて制御信号SS1を出力する制御信号
SS1制御回路43とを備えて構成される。
を計測する温度センサ39と、温度センサ39の計測結
果に基づいて温度範囲を判定する温度範囲判定回路40
と、制御信号SS2〜SSnを出力する制御信号SS2
〜SSn決定回路41と、スイッチSW1を制御するた
めのパルス信号を出力するデューティ設定回路42と、
パルス信号に応じて制御信号SS1を出力する制御信号
SS1制御回路43とを備えて構成される。
【0048】温度範囲判定回路40は、温度範囲の判定
結果に基づいて、第2実施形態の制御回路28と同様に
nビットの値をアップカウント又はダウンカウントす
る。そして、制御信号SS2〜SSn決定回路41は、
このnビットの値の2〜nビット目の値に応じて各スイ
ッチSW2〜SWnをオン/オフに制御するための制御
信号SS2〜SSnを出力する。
結果に基づいて、第2実施形態の制御回路28と同様に
nビットの値をアップカウント又はダウンカウントす
る。そして、制御信号SS2〜SSn決定回路41は、
このnビットの値の2〜nビット目の値に応じて各スイ
ッチSW2〜SWnをオン/オフに制御するための制御
信号SS2〜SSnを出力する。
【0049】デューティ設定回路42は、温度センサ3
9の計測結果に基づいて、例えば発振パルスPの10周
期中における「Hi」レベルと「Lo」レベルの時間割
合が設定されたパルス信号を出力する。すなわち、デュ
ーティ設定回路42は、温度センサ39の計測結果を入
力し、内部データに基づいて発振パルスPを基準に「H
i」または「Lo」のパルス信号を出力することによ
り、発振パルスPの10周期中における「Hi」レベル
と「Lo」レベルの時間割合が10%単位で設定された
パルス信号を出力できるようになっている。制御信号S
S1制御回路43は、このパルス信号を入力し、パルス
信号が「Hi」レベルの場合には、スイッチSW1をオ
ンすべく「Hi」レベルの制御信号SS1を出力するの
に対し、パルス信号が「Lo」レベルの場合には、スイ
ッチSW1をオフすべく「Lo」レベルの制御信号SS
1を出力するようになっている。
9の計測結果に基づいて、例えば発振パルスPの10周
期中における「Hi」レベルと「Lo」レベルの時間割
合が設定されたパルス信号を出力する。すなわち、デュ
ーティ設定回路42は、温度センサ39の計測結果を入
力し、内部データに基づいて発振パルスPを基準に「H
i」または「Lo」のパルス信号を出力することによ
り、発振パルスPの10周期中における「Hi」レベル
と「Lo」レベルの時間割合が10%単位で設定された
パルス信号を出力できるようになっている。制御信号S
S1制御回路43は、このパルス信号を入力し、パルス
信号が「Hi」レベルの場合には、スイッチSW1をオ
ンすべく「Hi」レベルの制御信号SS1を出力するの
に対し、パルス信号が「Lo」レベルの場合には、スイ
ッチSW1をオフすべく「Lo」レベルの制御信号SS
1を出力するようになっている。
【0050】これにより、制御回路38は、温度範囲判
定回路40及び制御信号SS2〜SSn決定回路41に
より、スイッチSW2〜SWnを第2実施形態と同様に
制御できるとともに、デューティ設定回路42及び制御
信号SS1制御回路43により、スイッチSW1を独立
して制御できるようになっている。
定回路40及び制御信号SS2〜SSn決定回路41に
より、スイッチSW2〜SWnを第2実施形態と同様に
制御できるとともに、デューティ設定回路42及び制御
信号SS1制御回路43により、スイッチSW1を独立
して制御できるようになっている。
【0051】すなわち、デューティ設定回路42は、温
度が温度t2i(i:1〜n)の場合は、「Hi」レベル
のパルス信号を出力するのに対し、温度が温度t2i-1の
場合は、「Lo」レベルのパルス信号を出力することに
より、制御信号SS1制御回路43によりスイッチSW
1を第2実施形態のスイッチSW1と同様に制御するこ
とができるようになっている。また、デューティ設定回
路42は、温度が温度t2iと温度t2i-1の間にある場
合、つまり、発振器22の容量を設定するだけでは設定
周波数Fの発振パルスPを出力することができない温度
の場合は、温度が温度t2iに近いほど「Hi」レベルの
時間割合が多いパルス信号を出力するのに対し、温度が
温度t2i-1に近いほど「Hi」レベルの時間割合が少な
いパルス信号を出力する。これにより、デューティ設定
回路42は、発振パルスPの周波数が設定周波数Fにな
るときのスイッチSW1がオン状態とオフ状態の時間割
合、つまり、スイッチSW1をオン/オフ制御するタイ
ミングを設定できるようになっている。
度が温度t2i(i:1〜n)の場合は、「Hi」レベル
のパルス信号を出力するのに対し、温度が温度t2i-1の
場合は、「Lo」レベルのパルス信号を出力することに
より、制御信号SS1制御回路43によりスイッチSW
1を第2実施形態のスイッチSW1と同様に制御するこ
とができるようになっている。また、デューティ設定回
路42は、温度が温度t2iと温度t2i-1の間にある場
合、つまり、発振器22の容量を設定するだけでは設定
周波数Fの発振パルスPを出力することができない温度
の場合は、温度が温度t2iに近いほど「Hi」レベルの
時間割合が多いパルス信号を出力するのに対し、温度が
温度t2i-1に近いほど「Hi」レベルの時間割合が少な
いパルス信号を出力する。これにより、デューティ設定
回路42は、発振パルスPの周波数が設定周波数Fにな
るときのスイッチSW1がオン状態とオフ状態の時間割
合、つまり、スイッチSW1をオン/オフ制御するタイ
ミングを設定できるようになっている。
【0052】これにより、第3実施形態に係る計時装置
は、発振器22の容量を設定するだけでは設定周波数F
の発振パルスPを出力することができない温度の場合で
も、スイッチSW1を制御するタイミングを変化させる
だけで、発振パルスPの周波数を設定周波数Fに補正す
ることができる。なお、デューティ設定回路42は、発
振パルスPを基準にしてパルス信号を出力する場合に限
らず、スイッチSW1を制御するタイミングを細かく制
御するため、周波数逓倍器を用いるなどして発振パルス
Pの周波数より高い周波数の信号を基準にパルス信号を
出力してもよい。この場合、周波数の高い信号はスイッ
チSW1の制御のためだけに使用すれば良いので、計時
装置の消費電力をそれほど増大させずに、発振パルスの
周波数の調整精度を向上することができる。
は、発振器22の容量を設定するだけでは設定周波数F
の発振パルスPを出力することができない温度の場合で
も、スイッチSW1を制御するタイミングを変化させる
だけで、発振パルスPの周波数を設定周波数Fに補正す
ることができる。なお、デューティ設定回路42は、発
振パルスPを基準にしてパルス信号を出力する場合に限
らず、スイッチSW1を制御するタイミングを細かく制
御するため、周波数逓倍器を用いるなどして発振パルス
Pの周波数より高い周波数の信号を基準にパルス信号を
出力してもよい。この場合、周波数の高い信号はスイッ
チSW1の制御のためだけに使用すれば良いので、計時
装置の消費電力をそれほど増大させずに、発振パルスの
周波数の調整精度を向上することができる。
【0053】また、スイッチSW1のみ制御するタイミ
ングを変化させる場合に限らず、発振器22のドレイン
側の容量に加算あるいは減算しても発振安定性が低下し
ない大きさの容量を有するコンデンサを接続させるスイ
ッチについても、制御するタイミングを変化させてもよ
い。すなわち、例えば、発振器22に加算等しても発振
安定性が低下しない大きさの容量が2(α-1)・C1
(α:2以上の整数)までであれば、制御信号SS1制
御回路43に加えて、制御信号SS2制御回路、制御信
号SS3制御回路、‥‥、制御信号SSα制御回路を配
置し、デューティ設定回路42により制御信号SS1制
御回路43や制御信号SSα制御回路等から制御信号S
S1〜SSαをそれぞれ出力させる。これにより、制御
回路38は、スイッチSW1〜SWαを制御するタイミ
ングをそれぞれ独立して制御することができる。さら
に、発振器22の発振安定性を維持できる範囲内で発振
器22の容量の変化幅を大きくすることができるので、
発振器22の容量を設定すべき容量に迅速に変化させる
ことができる。
ングを変化させる場合に限らず、発振器22のドレイン
側の容量に加算あるいは減算しても発振安定性が低下し
ない大きさの容量を有するコンデンサを接続させるスイ
ッチについても、制御するタイミングを変化させてもよ
い。すなわち、例えば、発振器22に加算等しても発振
安定性が低下しない大きさの容量が2(α-1)・C1
(α:2以上の整数)までであれば、制御信号SS1制
御回路43に加えて、制御信号SS2制御回路、制御信
号SS3制御回路、‥‥、制御信号SSα制御回路を配
置し、デューティ設定回路42により制御信号SS1制
御回路43や制御信号SSα制御回路等から制御信号S
S1〜SSαをそれぞれ出力させる。これにより、制御
回路38は、スイッチSW1〜SWαを制御するタイミ
ングをそれぞれ独立して制御することができる。さら
に、発振器22の発振安定性を維持できる範囲内で発振
器22の容量の変化幅を大きくすることができるので、
発振器22の容量を設定すべき容量に迅速に変化させる
ことができる。
【0054】また、制御回路38を第1実施形態の制御
回路に適用してもよい。この場合、制御回路38におい
て、例えば、温度範囲判定回路40と制御信号SSα〜
SSn決定回路は、第1実施形態に係る制御回路18と
同様に制御信号を発振パルスPの1周期毎に順次シフト
し、制御信号SSα〜SSnを出力する。このとき、デ
ューティ設定回路42は、制御信号SS1制御回路43
や制御信号SSα制御回路等により制御信号SS1〜S
Sαをそれぞれ出力させる。この場合、発振器の発振安
定性を維持できる範囲内で発振器の容量の変化幅を最大
α・C1まで大きくすることができ、発振器22の容量
を設定すべき容量に迅速に変化させることができる。
回路に適用してもよい。この場合、制御回路38におい
て、例えば、温度範囲判定回路40と制御信号SSα〜
SSn決定回路は、第1実施形態に係る制御回路18と
同様に制御信号を発振パルスPの1周期毎に順次シフト
し、制御信号SSα〜SSnを出力する。このとき、デ
ューティ設定回路42は、制御信号SS1制御回路43
や制御信号SSα制御回路等により制御信号SS1〜S
Sαをそれぞれ出力させる。この場合、発振器の発振安
定性を維持できる範囲内で発振器の容量の変化幅を最大
α・C1まで大きくすることができ、発振器22の容量
を設定すべき容量に迅速に変化させることができる。
【0055】(4) 変形例 (4−1) 第1変形例 上述の実施形態においては、発振パルスの周波数を可変
させるために発振器のドレイン側の容量を変化させる場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、ゲート側
の容量を変化させるなど、発振パルスの周波数を変化さ
せることが可能な範囲で発振器の容量を変化させればよ
い。
させるために発振器のドレイン側の容量を変化させる場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、ゲート側
の容量を変化させるなど、発振パルスの周波数を変化さ
せることが可能な範囲で発振器の容量を変化させればよ
い。
【0056】(4−2) 第2変形例 上述の実施形態においては、水晶振動子を有する発振器
に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、セラミック振動子を有する発振器や、自励
発振器に適用することができる。
に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、セラミック振動子を有する発振器や、自励
発振器に適用することができる。
【0057】(4−3) 第3変形例 上述の実施形態においては、温度が変化した場合に発振
パルスの周波数を一定値に補正する場合に本発明を適用
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、発
振パルスの周波数を様々な周波数に変化させる場合にも
広く適用することができる。
パルスの周波数を一定値に補正する場合に本発明を適用
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、発
振パルスの周波数を様々な周波数に変化させる場合にも
広く適用することができる。
【0058】(4−4) 第4変形例 上述の実施形態においては、計時装置の発振器に本発明
を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、電子機器に使用されている発振器に広く適用するこ
とができる。
を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、電子機器に使用されている発振器に広く適用するこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】上述したように本発明の計時装置は、発
振パルスの周波数を設定すべき周波数に補正するために
複数のコンデンサを発振器に接続し、または切り離す場
合には、予め設定した単位時間当たりの発振器の容量の
変化量が予め設定した設定値以下となるように制御する
ことにより、発振器の発振安定性を低下させることなく
発振パルスの周波数を広い範囲で調整でき、かつ、低消
費電流で正確に希望の周波数に調整することができる。
振パルスの周波数を設定すべき周波数に補正するために
複数のコンデンサを発振器に接続し、または切り離す場
合には、予め設定した単位時間当たりの発振器の容量の
変化量が予め設定した設定値以下となるように制御する
ことにより、発振器の発振安定性を低下させることなく
発振パルスの周波数を広い範囲で調整でき、かつ、低消
費電流で正確に希望の周波数に調整することができる。
【図1】 本発明の第1実施形態に係る計時装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】 前記計時装置の発振器の回路図である。
【図3】 前記発振器の発振パルスの周波数と温度の関
係を示す特性曲線図である。
係を示す特性曲線図である。
【図4】 前記計時装置の制御回路を具体的に示す図で
ある。
ある。
【図5】 図8(A)は、前記制御回路の制御信号S1
〜Snのタイミングチャートであり、図8(B)は、前
記発振器のドレイン側の容量のタイミングチャートであ
る。
〜Snのタイミングチャートであり、図8(B)は、前
記発振器のドレイン側の容量のタイミングチャートであ
る。
【図6】 第2実施形態に係る計時装置の発振器の回路
図である。
図である。
【図7】 前記計時装置の制御回路を具体的に示す図で
ある。
ある。
【図8】 図11(A)は、前記制御回路の制御信号S
S1〜SSnのタイミングチャートであり、図11
(B)は、前記発振器のドレイン側の容量のタイミング
チャートである。
S1〜SSnのタイミングチャートであり、図11
(B)は、前記発振器のドレイン側の容量のタイミング
チャートである。
【図9】 第3実施形態に係る計時装置の制御回路のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図10】 従来の発振パルスを一定の周期に維持可能
な計時装置のブロック図である。
な計時装置のブロック図である。
【図11】 前記計時装置の発振器の回路図である。
【図12】 前記発振器の発振パルスの周波数と温度の
関係を示す特性曲線図である。
関係を示す特性曲線図である。
1、10……計時装置、2、12、22……発振器(発
振手段)、7、17……補正データ発生回路(接続制御
手段、値設定手段)、8、18、28、38……制御回
路(接続制御手段)、Cg、Cd、Cdd、CA1〜C
An、CB1〜CBn……コンデンサ、SW、SW1〜
SWn……スイッチ、P……発振パルス、S0、S1〜
Sn、SS1〜SSn……制御信号
振手段)、7、17……補正データ発生回路(接続制御
手段、値設定手段)、8、18、28、38……制御回
路(接続制御手段)、Cg、Cd、Cdd、CA1〜C
An、CB1〜CBn……コンデンサ、SW、SW1〜
SWn……スイッチ、P……発振パルス、S0、S1〜
Sn、SS1〜SSn……制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA07 AA13 AD04 CA05 CA06 CB02 CB04 DA00 5J079 AA04 BA12 BA41 DA16 FA14 FA21 FB03 FB32 FB48 GA04 GA09 GB05 KA02 5J081 AA03 BB04 CC22 DD15 EE05 FF21 FF25 GG05 KK02 KK07 KK23 LL05 MM01 MM03
Claims (18)
- 【請求項1】 予め設定された容量に対応する基準周波
数の発振パルスを出力する発振手段と、 n個(n:2以上の整数)のコンデンサと、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、前記容
量に相当するk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前
記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手段とを
備え、 前記接続制御手段は、前記k個のコンデンサを前記発振
手段に接続する場合、または切り離す場合、予め設定し
た単位時間内における前記発振手段の容量の変化量が予
め設定した設定値以下となるように制御することを特徴
とする発振器。 - 【請求項2】 予め設定された容量に対応する基準周波
数の発振パルスを出力する発振手段と、 同一の容量を有するn個(n:2以上の整数)のコンデ
ンサと、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、前記容
量に相当するk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前
記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手段とを
備え、 前記接続制御手段は、前記k個のコンデンサを前記発振
手段に接続する場合、または切り離す場合、予め設定し
た単位時間内における前記発振手段の容量の変化量が予
め設定した設定値以下となるように制御することを特徴
とする発振器。 - 【請求項3】 請求項2記載の発振器において、 前記接続制御手段は、各ビットの値が前記n個のコンデ
ンサにそれぞれ対応するnビットのシフトレジスタと、 前記nビットのうち、k個のビットのビットデータを予
め定めた所定の値とする値設定手段と、を備え、 前記シフトレジスタのシフトクロックのクロック周期を
前記単位時間として前記ビットの値が前記所定の値であ
る場合に当該ビットに対応するコンデンサを前記発振手
段に接続し、または切り離すことを特徴とする発振器。 - 【請求項4】 予め設定された容量に対応する基準周波
数の発振パルスを出力する発振手段と、 基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサの容量
が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントするとともに、
前記カウント値のk桁目の値に応じて前記第kコンデン
サを前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手
段と、を備え、 前記接続制御手段は、予め設定した単位時間毎に前記カ
ウント値を更新して前記単位時間内における前記発振手
段の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるよう
に制御することを特徴とする発振器。 - 【請求項5】 請求項4記載の発振器において、 前記接続制御手段は、 カウントクロックのクロック周期を基準にして前記カウ
ント値をアップカウントまたはダウンカウントするとと
もに、前記カウント値のk桁目の値が前記第kコンデン
サに対応するn桁の2進アップダウンカウンタと、 前記カウント値の目標を前記容量を前記基準容量値で除
算した値に設定する値設定手段と、を備え、 前記カウントクロックのクロック周期を前記単位時間と
して前記カウント値の各桁に対応するコンデンサを前記
発振手段に接続し、または切り離すことを特徴とする発
振器。 - 【請求項6】 予め設定された容量に対応する基準周波
数の発振パルスを出力する発振手段と、 基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサの容量
が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントし、 前記カウント値の(k+α)桁目(α:1以上の整数)
の値に応じて第(k+α)コンデンサを前記発振手段に
接続し、または切り離すとともに、前記発振手段が出力
可能な周波数と前記設定すべき周波数との差に基づくタ
イミングで、前記第1コンデンサから第αコンデンサを
それぞれ独立に前記発振手段に接続し、または切り離す
接続制御手段と、を備え、 前記接続制御手段は、予め設定した単位時間毎に前記カ
ウント値を更新して前記単位時間内における前記発振器
の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるように
制御することを特徴とする発振器。 - 【請求項7】 予め設定された容量に対応する基準周波
数の発振パルスを出力する発振回路と、n個(n:2以
上の整数)のコンデンサと、を有する発振器の制御方法
において、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振回路の容量に基づいて、前記容
量に相当するk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前
記発振回路に接続し、または切り離す接続制御工程を有
し、 前記接続制御工程は、前記k個のコンデンサを前記発振
回路に接続する場合、または切り離す場合、予め設定し
た単位時間内における前記発振回路の容量の変化量が予
め設定した設定値以下となるように制御することを特徴
とする発振器の制御方法。 - 【請求項8】 予め設定された容量に対応する基準周波
数の発振パルスを出力する発振回路と、同一の容量を有
するn個(n:2以上の整数)のコンデンサと、を有す
る発振器の制御方法において、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振回路の容量に基づいて、前記容
量に相当するk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前
記発振回路に接続し、または切り離す接続制御工程を有
し、 前記接続制御工程は、前記k個のコンデンサを前記発振
回路に接続する場合、または切り離す場合、予め設定し
た単位時間内における前記発振回路の容量の変化量が予
め設定した設定値以下となるように制御することを特徴
とする発振器の制御方法。 - 【請求項9】 予め設定された容量に対応する基準周波
数の発振パルスを出力する発振回路と、 基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサの容量
が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
を有する発振器の制御方法において、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振回路の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントするとともに、
前記カウント値のk桁目の値に応じて前記第kコンデン
サを前記発振回路に接続し、または切り離す接続制御工
程を有し、 前記接続制御工程は、予め設定した単位時間毎に前記カ
ウント値を更新して前記単位時間内における前記発振回
路の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるよう
に制御することを特徴とする発振器の制御方法。 - 【請求項10】 予め設定された容量に対応する基準周
波数の発振パルスを出力する発振回路と、 基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサの容量
が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、
を有する発振器の制御方法において、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振回路の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントし、 前記カウント値の(k+α)桁目(α:1以上の整数)
の値に応じて第(k+α)コンデンサを前記発振回路に
接続し、または切り離すとともに、前記発振回路が出力
可能な周波数と前記設定すべき周波数の差に基づくタイ
ミングで、前記第1コンデンサから第αコンデンサを前
記発振回路に接続し、または切り離す接続制御工程を有
し、 前記接続制御工程は、予め設定した単位時間毎に前記カ
ウント値を更新して前記単位時間内における前記発振回
路の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるよう
に制御することを特徴とする発振器の制御方法。 - 【請求項11】 発振器より出力される発振パルスに基
づいて計時を行う計時装置において、 予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パルス
を出力する発振手段と、 n個(n:2以上の整数)のコンデンサと、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、前記容
量に相当するk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前
記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手段とを
備え、 前記接続制御手段は、前記k個のコンデンサを前記発振
手段に接続する場合、または切り離す場合、予め設定し
た単位時間内における前記発振手段の容量の変化量が予
め設定した設定値以下となるように制御することを特徴
とする計時装置。 - 【請求項12】 発振器より出力される発振パルスに基
づいて計時を行う計時装置において、 予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パルス
を出力する発振手段と、 同一の容量を有するn個(n:2以上の整数)のコンデ
ンサと、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、前記容
量に相当するk個(0≦k≦n)の前記コンデンサを前
記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手段とを
備え、 前記接続制御手段は、前記k個のコンデンサを前記発振
手段に接続する場合、または切り離す場合、予め設定し
た単位時間内における前記発振手段の容量の変化量が予
め設定した設定値以下となるように制御することを特徴
とする計時装置。 - 【請求項13】 請求項12記載の計時装置において、 前記接続制御手段は、各ビットの値が前記n個のコンデ
ンサにそれぞれ対応するnビットのシフトレジスタと、 前記nビットのうち、k個のビットのビットデータを予
め定めた所定の値とする値設定手段と、を備え、 前記シフトレジスタのシフトクロックのクロック周期を
前記単位時間として前記ビットの値が前記所定の値であ
る場合に当該ビットに対応するコンデンサを前記発振手
段に接続し、または切り離すことを特徴とする計時装
置。 - 【請求項14】 発振器より出力される発振パルスに基
づいて計時を行う計時装置において、 予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パルス
を出力する発振手段と、 基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサの容量
が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントするとともに、
前記カウント値のk桁目の値に応じて前記第kコンデン
サを前記発振手段に接続し、または切り離す接続制御手
段と、を備え、 前記接続制御手段は、予め設定した単位時間毎に前記カ
ウント値を更新して前記単位時間内における前記発振手
段の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるよう
に制御することを特徴とする計時装置。 - 【請求項15】 請求項14記載の計時装置において、 前記接続制御手段は、 カウントクロックのクロック周期を基準にして前記カウ
ント値をアップカウントまたはダウンカウントするとと
もに、前記カウント値のk桁目の値が前記第kコンデン
サに対応するn桁の2進アップダウンカウンタと、 前記カウント値の目標を前記容量の差を前記基準容量値
で除算した値に設定するする値設定手段と、を備え、 前記カウントクロックのクロック周期を前記単位時間と
して前記カウント値の各桁に対応するコンデンサを前記
発振手段に接続し、または切り離すことを特徴とする計
時装置。 - 【請求項16】 発振器より出力される発振パルスに基
づいて計時を行う計時装置において、 予め設定された容量に対応する基準周波数の発振パルス
を出力する発振手段と、 基準容量値をC0とした場合に、第kコンデンサの容量
が、 2(k-1)・C0 (k:1〜n、n:2以上の整
数) である第1コンデンサ、第2コンデンサ、…、第kコン
デンサ、…、第n−1コンデンサ、第nコンデンサと、 前記発振パルスの設定すべき周波数と前記基準周波数と
の差に対応する前記発振手段の容量に基づいて、n桁の
2進数で表されるカウント値が前記容量を前記基準容量
値で除算した値に相当するまでカウントし、 前記カウント値の(k+α)桁目(α:1以上の整数)
の値に応じて第(k+α)コンデンサを前記発振手段に
接続し、または切り離すとともに、前記発振手段が出力
可能な周波数と前記設定すべき周波数の差に基づくタイ
ミングで、前記第1コンデンサから第αコンデンサをそ
れぞれ独立に前記発振手段に接続し、または切り離す接
続制御手段と、を備え、 前記接続制御手段は、予め設定した単位時間毎に前記カ
ウント値を更新して前記単位時間内における前記発振器
の容量の変化量が予め設定した設定値以下となるように
制御することを特徴とする計時装置。 - 【請求項17】 請求項11乃至請求項15のいずれか
に記載の計時装置において、 前記接続制御手段は、検出した温度に基づいて前記容量
の差を定めることを特徴とする計時装置。 - 【請求項18】 請求項16記載の計時装置において、 前記接続制御手段は、検出した温度に基づいて前記カウ
ント値をカウントするとともに、前記検出した温度に基
づいて予め設定した所定期間における前記発振パルスの
周波数が前記設定すべき周波数となるように前記タイミ
ングを定めることを特徴とする計時装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212612A JP2001044756A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 発振器、発振器の制御方法及び計時装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212612A JP2001044756A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 発振器、発振器の制御方法及び計時装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001044756A true JP2001044756A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16625577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11212612A Pending JP2001044756A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 発振器、発振器の制御方法及び計時装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001044756A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006522933A (ja) * | 2003-03-07 | 2006-10-05 | パクセンス インコーポレーティッド | 腐敗しやすい製品の電子ラベル |
JP2007531404A (ja) * | 2004-03-22 | 2007-11-01 | モビウス マイクロシステムズ,インク. | モノリシックなクロック・ジェネレータおよびタイミング/周波数リファレンス |
JP2013026833A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Seiko Epson Corp | 温度補償発振器および電子機器 |
JPWO2016093340A1 (ja) * | 2014-12-12 | 2017-11-02 | 新日鐵住金株式会社 | 電源装置、接合システム、及び、通電加工方法 |
JP2021034832A (ja) * | 2019-08-22 | 2021-03-01 | セイコーエプソン株式会社 | 回路装置、発振器、リアルタイムクロック装置、電子機器及び移動体 |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP11212612A patent/JP2001044756A/ja active Pending
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JP7408950B2 (ja) | 2019-08-22 | 2024-01-09 | セイコーエプソン株式会社 | 回路装置、発振器、リアルタイムクロック装置、電子機器及び移動体 |
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