JPH11153414A - 成形品のバリ高さ及び型ずれ量の測定方法 - Google Patents

成形品のバリ高さ及び型ずれ量の測定方法

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JPH11153414A
JPH11153414A JP36242397A JP36242397A JPH11153414A JP H11153414 A JPH11153414 A JP H11153414A JP 36242397 A JP36242397 A JP 36242397A JP 36242397 A JP36242397 A JP 36242397A JP H11153414 A JPH11153414 A JP H11153414A
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JP
Japan
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molding
burr
height
characteristic line
molded product
Prior art date
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Pending
Application number
JP36242397A
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English (en)
Inventor
Yuji Suzuki
祐二 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Takaoka Co Ltd filed Critical Aisin Takaoka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形品のバリ高さ及び型ずれ量を正確かつ迅速
に測定する。 【解決手段】バリを横切る方向に沿って成形品表面にレ
ーザ光を照射し、その反射光を測定して表面高さ特性線
22を得る。表面高さ特性線22からバリの両側の成形
品面の抜け勾配を算出し、表面高さ特性線と抜け勾配と
から成形品のバリ高さHと型ずれ量Lとを取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型合わせした型内
で形成された成形品のバリ高さ及び型ずれ量をレーザ光
を用いて測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋳型や射出成形型等を型合わせすると、
型合わせ面に僅かながらも隙間が形成され、成形時に該
隙間に材料が進入して成形品にバリが生じ、また、型合
わせが正確に行われない場合には型合わせ面で成形品が
両側に同量ずつずれる型ずれが生ずる。従来はこれらの
バリの高さや型ずれの量を作業員がノギスを用いて手作
業で測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の測
定方法では、測定毎にノギスの当て位置やノギスの傾斜
角度が異なったりして測定結果の再現性が悪いという問
題点があった。そこで、本発明はかかる問題点を解決す
るためになされたものであり、成形品のバリ高さ及び型
ずれ量についての再現性の良好な測定方法を提供するこ
とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、型合わせした
型内で形成された成形品のバリ高さ及び型ずれ量を測定
する方法であって、該バリを横切る方向に沿って該成形
品表面にレーザ光を照射し、その反射光を測定して得ら
れる表面高さ特性線から該バリの両側の成形品面の抜け
勾配を算出し、該表面高さ特性線と該抜け勾配とから該
成形品のバリ高さ及び型ずれ量を取得することを特徴と
する。
【0005】成形品表面にレーザ光を照射してその反射
光を測定すると、該成形品表面の高さを検出することが
でき、成形品表面の位置に対する該成形品表面の高さを
グラフ上にプロットすることにより、成形品表面の位置
に対して該成形品表面の高さが変化する様子を示す表面
高さ特性線を取得することができる。バリは該特性線上
で針状に表されるので、その針状部の両側の抜け勾配を
算出し、該針状部先端の成形品表面の位置及び高さと、
該針状部の両側の成形品表面の位置及び高さと、該両成
形品表面の抜け勾配とに基づいて該成形品のバリ高さ及
び型ずれ量を取得する。
【0006】
【発明の実施の形態】成形品としては、鋳物、射出成形
品、ダイカスト成形品等がある。バリ高さ及び型ずれ量
の測定は、成形品の所定部位毎にスポット的に実施して
もよく、成形品の全周を連続的に実施してもよい。成形
品の抜け勾配の算出方法は特に限定されない。例えば、
抜け勾配を算出する範囲を予め定めておき、その範囲内
の測定点を一括して直線近似して該勾配を算出してもよ
く、抜け勾配を算出する範囲を複数の領域に分割し、そ
の分割した領域毎に直線近似して勾配を算出し、各領域
の勾配が所定の範囲内にあるものについて平均勾配を求
めるようにして算出してもよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜3に基づいて
説明する。最初に本実施例の測定方法を実施するために
用いる測定装置1を示す。図1に示すように、基盤2の
中央部近傍には成形品支持台3が固設され、成形品支持
台3を挟んだ両側にはガイドレール4、5が互いに平行
に基盤2に固設されている。ガイドレール4、5上に架
設され、かつガイドレール4、5に沿って走行する走行
台6の一端部7には、走行台6上に配設されたボール螺
子9に連結するステッピングモータ8が載設され、セン
サ台10がボール螺子9上を移動可能に螺設されてい
る。センサ台10に装着されたステッピングモータ11
にはスキャニング式2次元変位計12を固定した回転台
10aが連結されている。ガイドレール5の外側かつガ
イドレール5に沿って延設されたボール螺子13には走
行台6の一端14が螺合し、ボール螺子13の一端には
ステッピングモータ15が連結されている。ステッピン
グモータ8、11、15と変位計12とは信号線16を
介してコントロールユニット17に接続されている。
【0008】次に本実施例の測定方法を説明する。型合
わせした型内で形成された成形品18(例えば鋳物)を
成形品支持台3に固定した後、コントロールユニット1
7からの指令に基づいてステッピングモータ8、11、
15を駆動し、変位計12を所望位置に配置する。図2
に示すように、変位計12のレーザ光照射部から成形品
18のバリ20近傍の表面部位19にバリ20を横切る
方向に沿ってレーザ光21を照射すると共に変位計12
の受光部で反射光を受光して成形品18の表面高さを測
定し、成形品18の各表面位置における成形品18の表
面高さを表す表面高さ特性線を取得する。
【0009】図3に、表面高さ特性線22を示す。図3
のX軸は成形品表面位置を示し、Y軸は成形品表面高さ
を示す。特性線22の針状部23はバリ20を表し、針
状部23の頂点24(座標(X0,Y0))の左側の第
1領域27が図2に示す成形品18の表面部位19の第
1部位25を表し、頂点24の右側の第2領域28が図
2に示す成形品18の表面部位19の第2部位26を表
す。
【0010】特性線22の第1領域27及び第2領域2
8の勾配を次の手順で算出した。両領域27、28を頂
点24を起点として所定距離毎に複数領域a1〜a6、
b1〜b6に分割し、各領域において各5点の測定点を
選定し、それらを直線回帰して得られた勾配を第1領域
27においてはa2〜a6について平均して第1領域2
7の勾配とし、第2領域28においてはb2〜b6につ
いて平均して第2領域28の勾配とした。上記勾配を有
する直線を特性線22上に重ね合わせ、第1領域27の
勾配を表す勾配直線29と頂点24のX座標を通る直線
(X=X0)31との交点C1の座標を(X0,Y1)
とし、第2領域28の勾配を表す勾配直線30と頂点2
4のX座標を通る直線(X=X0)31との交点C2の
座標を(X0,Y2)とした。
【0011】上記3座標値(X0,Y0)、(X0,Y
1)、(X0,Y2)から、バリ20の高さH及び型ず
れ量Lを次式で求めることができる。 H=Y0−Y1 L=Y1−Y2
【0012】本実施例の測定方法で5つの測定点につい
て各3回測定して得られた求めたバリ高さHを表1に示
す。
【0013】
【表1】
【0014】表1から明らかなように、本実施例の測定
方法は極めて良好な再現性を得ることができた。
【0015】本実施例の測定方法は、バリ高さと型ずれ
量とを同時に測定することができるため、本実施例に使
用した測定装置により成形品18の全周のバリ高さ及び
型ずれ量を測定することにより、成形品の成形時におけ
る型ずれや型開きを知ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、バリを横切る方向に沿
って成形品表面にレーザ光を照射し、その反射光を測定
して得られる表面高さ特性線から該バリの両側の成形品
面の抜け勾配を算出し、該表面高さ特性線と該抜け勾配
とから該成形品のバリ高さ及び型ずれ量を取得するの
で、バリ高さ及び型ずれ量を迅速、かつ正確に求めるこ
とができるため検査時間が短縮され、かつ測定精度が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の測定方法を実施するのに用い
る装置を示す図である。
【図2】上記実施例において成形品表面を測定する様子
を示す概念図である。
【図3】上記実施例の測定方法により得られた表面高さ
特性線を表示するグラフである。
【符号の説明】
18 成形品 20 バリ 21 レーザ光 22 表面高さ特性線 29 勾配直線 30 勾配直線 H バリ高さ L 型ずれ量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型合わせした型内で形成された成形品のバ
    リ高さ及び型ずれ量を測定する方法であって、 該バリを横切る方向に沿って該成形品表面にレーザ光を
    照射し、その反射光を測定して得られる表面高さ特性線
    から該バリの両側の成形品面の抜け勾配を算出し、該表
    面高さ特性線と該抜け勾配とから該成形品のバリ高さ及
    び型ずれ量を取得することを特徴とする成形品のバリ高
    さ及び型ずれ量の測定方法。
JP36242397A 1997-11-21 1997-11-21 成形品のバリ高さ及び型ずれ量の測定方法 Pending JPH11153414A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1251330A1 (de) * 2001-04-22 2002-10-23 Gunther Dipl-.Ing. Röder Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der Höhe eines Grates
WO2002086419A1 (de) * 2001-04-22 2002-10-31 Roeder Gunther Verfahren und vorrichtung zur bestimmung des radius, der schärfe oder der form von kanten
KR100448872B1 (ko) * 2001-11-27 2004-09-18 대우조선해양 주식회사 Lng 선박의 커플러 베이스 높이 측정기
CN104249112A (zh) * 2014-07-30 2014-12-31 上海屹丰汽车模具制造有限公司 外板件特征线模具的加工方法及编程方法
JP2021139826A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 株式会社ヤクルト本社 容器の測定システム及び測定方法

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