JPH11153301A - 脱気器スプレイノズル - Google Patents

脱気器スプレイノズル

Info

Publication number
JPH11153301A
JPH11153301A JP32307297A JP32307297A JPH11153301A JP H11153301 A JPH11153301 A JP H11153301A JP 32307297 A JP32307297 A JP 32307297A JP 32307297 A JP32307297 A JP 32307297A JP H11153301 A JPH11153301 A JP H11153301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
deaerator
spray nozzle
water supply
receiving plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32307297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Azuma
陽一 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP32307297A priority Critical patent/JPH11153301A/ja
Publication of JPH11153301A publication Critical patent/JPH11153301A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイラ給水経路に配置した脱気器の給水室に
取り付けたスプレイノズルにおいて、弁棒の摩耗減肉の
発生を防止すると共に万一折損に至ったとしても弁の脱
落を防止して脱気効果を低下させず、かつ運転の継続を
可能にしたものを提供することを課題とする。 【解決手段】 脱気器内部の給水室に取り付けられたス
プレイノズルの弁座の下部に一定間隙を置いて配置した
弁受け板を設けると共に、一端を弁に取り付け他端側を
弁受け板に形成した弁ガイド穴に挿入および抜出可能に
した弁ガイドを設けて脱気器スプレイノズルを構成し、
弁ガイドと弁ガイド穴により弁の軸方向の動きを規制し
て弁の移動に際して弁棒等に摩耗減肉が発生するのを防
止し、かつ万一弁棒が折損に至るという事態になったと
しても、弁は弁受け板に支持されるので弁の落下を防止
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ給水経路に
配置した脱気器の給水室に取り付けたスプレイノズルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボイラ給水中に溶解している酸素、炭酸
ガス、空気その他のガスを除去してボイラおよび蒸気原
動機各部の腐食、劣化を防止するために復水ラインの途
中に脱気器が配置されている。
【0003】この脱気器において有効な脱気を行うため
には、給水と蒸気の接触面積をできる限り大きくするこ
とが必要であり、そのため脱気器本体の頂部に配置され
る脱気器給水室にスプレイノズルを取り付け、脱気器給
水室全体に散水している。
【0004】この脱気器の全貌を図4に示し、その概要
を説明する。脱気器は竪円筒型の脱気器本体20の上部
に給水入口21を設け、これに続いて脱気器本体20内
の上部には給水室22を配設し、同給水室22の底面に
は多数のスプレイノズル23を取り付けている。
【0005】同スプレイノズル23に続いて脱気器本体
20の内部にはトレイ24、加熱蒸気入口25、および
スクラバー26が備えられており、これらが相俟って給
水入口21から供給される給水内の空気(酸素)分を除
去し、下部に設けた貯水タンク27へ給水を送り、最下
部に配置した給水出口28よりこれを排出する。
【0006】この様な構成の脱気器において、給水室2
2の底面に設置された従来のスプレイノズル23は図3
に示す様に構成されている。
【0007】すなわち、スプレイノズル23は給水室壁
10に取り付けられたスプレイノズル取付座11に螺合
して取り付けられる。
【0008】3は弁座で、同弁座3は下部に弁1の当接
面を形成すると共に上部には弁棒2を摺動可能に挿入す
る弁棒ガイド16を設け、その周囲には給水が通る導水
穴17を複数個配置し、かつ、スプレイノズル取付座1
1との接合面にはパッキンPを介装している。
【0009】また、前記弁棒ガイド16に挿入された弁
棒2の上半部には上下一対のバネ受12、12の間にバ
ネ13を介装し、同バネ13の弾力により弁棒2を上方
に付勢して弁1が弁座3に圧接する様に構成されてい
る。
【0010】なお、15はナットで、弁棒2の頂部に螺
合されて上方のバネ受12の位置決めを行い、また、1
4は割ピンで、ナット15および弁棒2を通して配置さ
れ、同ナット15および弁棒2の離脱を防いでいる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記した様に構成され
た従来の脱気器におけるスプレイノズルでは、負荷の変
動に伴って弁棒2が上下運動をする際に、この上下運動
により弁棒ガイド16と弁棒2の接触部において摩耗F
し、弁棒2が摩耗減肉することになる。
【0012】この摩耗減肉の状況は定期点検等に際し点
検を行い、減肉が著しいものについては弁の取り替える
ことで対応しているが、運転中に摩耗減肉が急激に進展
し、弁棒2が折損に至る場合がある。
【0013】その様な場合においては、弁1は下方に脱
落してしまい、その部位での給水量の調整が出来なくな
るので、脱気効果が著しく低下し、ボイラへ悪影響を及
ぼすため、プラントを停止しての処置が必要となるとい
う不具合を有するものであった。
【0014】本発明は、この様な従来のものの不具合を
解消し、弁棒2の摩耗減肉の発生を防止すると共に万一
摩耗減肉が進展して折損に至ることが有ったとしても弁
の脱落を防止して脱気効果を低下させることなく、運転
の継続を可能とする様にしたものを提供することを課題
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した課題
を解決すべくなされたもので、ボイラ給水ポンプの上流
で復水ラインの途中に配置されてボイラ給水の脱気を行
う脱気器において、同脱気器内部の給水室に取り付けら
れたスプレイノズルの弁座の下部に一定間隙を置いて配
置した弁受け板を設けると共に、一端を弁に取り付け他
端側を弁受け板に形成した弁ガイド穴に挿入および抜出
可能にした弁ガイドを設けた脱気器スプレイノズルを提
供するものである。
【0016】すなわち、本発明によれば、スプレイノズ
ルの弁座の下部には同弁座との間に一定間隙を置いて弁
受け板を配置し、同弁受け板には弁ガイド穴を形成し、
かつ一端を弁に取り付けた弁ガイドの他端側を前記弁受
け板に形成した弁ガイド穴に挿入および抜出可能として
いるので、この弁ガイドと弁ガイド穴により弁の軸方向
の動きは規制され、弁の移動に際して例えば弁棒等に摩
耗減肉の発生するのを防止し、かつ万一摩耗減肉の発生
等により弁棒が折損に至るという不慮の事態になったと
しても、弁は弁受け板に支持されるので弁が落下してし
まって脱気効率が低下するという事態の発生は防止さ
れ、このために運転を中断する必要もなく運転継続を維
持することが出来るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1及び
図2に基づいて説明する。
【0018】なお前記した従来のものと同一の部位につ
いては、図中に同一の符号を付して示し、重複する説明
は省略して本実施の形態の特徴ある部分について重点的
に説明する。
【0019】4は弁受け板で、弁1とほぼ等しい面積を
有し、投影面で見て弁1と同心状になる位置で、給水の
最大噴出時における弁リフトLに等しい間隙を弁1との
間に置いて弁1の下方に配置されている。
【0020】この弁受け板4の配置は、一端を弁座3に
固定され他端を弁受け板4に固定した支持金物5を4個
用いて、弁受け板4を四方から固定する様な配列にし
て、弁受け板4をこの位置に支持している。
【0021】また、弁受け板4の中央で、投影面で見て
弁1の軸芯に当たる位置には弁ガイド穴7が設けられて
おり、同弁ガイド穴7に対しては、弁1の下面中心に上
端を固定されて下方に逆円錐台状に延びるテーパ状の弁
ガイド6の下端側が上下方向に移動可能に挿入されてい
る。
【0022】なお前記した支持金物5による弁受け板4
の支持形態は勿論一例を示したものであり、弁1が開い
た時、これから噴出する給水の噴射が邪魔されなく均一
に四方に分散される様な支持形態であれば、種々の形態
を選んでよいことは言うまでもない。
【0023】本実施の形態は前記の様に、弁1の最大噴
出時におけるリフトに等しい間隙を置いて配置された弁
受け板4と、一端を弁1に固定した弁ガイド6により弁
1の位置を規制しているので、給水の噴出の際に弁1が
振れるのは防止され、弁棒2と弁棒ガイド16との接触
部において、弁棒2が摩耗減肉することは防止されるこ
とになる。
【0024】また、万一摩耗減肉が発生し、または不慮
の事故等により弁棒2が折損したとしても、弁1は弁ガ
イド6のテーパ部が弁受け板4の弁ガイド穴7で受け止
められ、しかもその位置は弁1の最大噴出時におけるリ
フトLを越えることなく、かつ、弁1の軸芯も維持して
いるので、この折損により弁1におけるスプレイ効果は
何ら損じることなく平常に維持されるものである。
【0025】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ボ
イラ給水ポンプの上流で復水ラインの途中に配置されて
ボイラ給水の脱気を行う脱気器において、同脱気器内部
の給水室に取り付けられたスプレイノズルの弁座の下部
に一定間隙を置いて配置した弁受け板を設けると共に、
一端を弁に取り付け他端側を弁受け板に形成した弁ガイ
ド穴に挿入および抜出可能にした弁ガイドを設けて脱気
器スプレイノズルを構成したので、この弁ガイドと弁ガ
イド穴により弁の軸方向の動きは規制され、給水噴射時
における弁の移動に際して例えば弁棒等に摩耗減肉が発
生するのを防止され、かつ万一摩耗減肉が発生するか又
は不慮の事故等で弁棒が折損に至るという事態になった
としても、弁は弁受け板に支持されるので弁が落下して
しまい脱気効率が低下するという事態の発生は防止さ
れ、このために運転を中断する必要はなくプラントの運
転継続を維持することが出来、以て脱気器の運転中にお
ける信頼性を大幅に向上した装置を得ることが出来たも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る脱気器スプレイノ
ズルの概要を示す説明図である。
【図2】図1の矢視II−II面を示す説明図である。
【図3】従来の脱気器スプレイノズルの概要を示す説明
図である。
【図4】脱気器の概要を示す説明図である。
【符号の説明】
1 弁 2 弁棒 3 弁座 4 弁受け板 5 支持金物 6 弁ガイド 7 弁ガイド穴 10 給水室壁 11 スプレイノズル取付座 12 バネ受 13 バネ 14 割ピン 15 ナット 16 弁棒ガイド 17 導水穴 20 脱気器本体 21 給水入口 22 給水室 23 スプレイノズル 24 トレイ 25 加熱蒸気入口 26 スクラバー 27 貯水タンク 28 給水出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ給水ポンプの上流で復水ラインの
    途中に配置されてボイラ給水の脱気を行う脱気器におい
    て、同脱気器内部の給水室に取り付けられたスプレイノ
    ズルの弁座の下部に一定間隙を置いて配置した弁受け板
    を設けると共に、一端を弁に取り付け他端側を弁受け板
    に形成した弁ガイド穴に挿入および抜出可能にした弁ガ
    イドを設けたことを特徴とする脱気器スプレイノズル。
JP32307297A 1997-11-25 1997-11-25 脱気器スプレイノズル Withdrawn JPH11153301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32307297A JPH11153301A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 脱気器スプレイノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32307297A JPH11153301A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 脱気器スプレイノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11153301A true JPH11153301A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18150780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32307297A Withdrawn JPH11153301A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 脱気器スプレイノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11153301A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423264B1 (ko) * 2001-07-31 2004-03-24 (주)페스코 보일러 급수 탈기장치용 이중 스프링 분사밸브
KR100901908B1 (ko) * 2001-10-31 2009-06-10 제너럴 일렉트릭 캄파니 터빈 로터의 버켓 냉각용 냉각 시스템
CN105570871A (zh) * 2016-01-19 2016-05-11 北新集团建材股份有限公司 冷凝自动回水系统
WO2016136347A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 三菱日立パワーシステムズ株式会社 スプレイノズル及び脱気器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423264B1 (ko) * 2001-07-31 2004-03-24 (주)페스코 보일러 급수 탈기장치용 이중 스프링 분사밸브
KR100901908B1 (ko) * 2001-10-31 2009-06-10 제너럴 일렉트릭 캄파니 터빈 로터의 버켓 냉각용 냉각 시스템
WO2016136347A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 三菱日立パワーシステムズ株式会社 スプレイノズル及び脱気器
JP2016161148A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 三菱日立パワーシステムズ株式会社 スプレイノズル及び脱気器
US10859258B2 (en) 2015-02-26 2020-12-08 Mitsubishi Power, Ltd. Spray nozzle and deaerator
CN105570871A (zh) * 2016-01-19 2016-05-11 北新集团建材股份有限公司 冷凝自动回水系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5620144A (en) Stacked interspacial spray header for FGD wet scrubber
US4443551A (en) Method and new distributor for delivering high velocity gas from a gas distributor through a nozzle with decreased erosion in the nozzle
US20100325956A1 (en) Cooling chamber assembly for a gasifier
US4991780A (en) Duocone spray nozzle
JPH11153301A (ja) 脱気器スプレイノズル
JP2000146105A (ja) 循環流動層燃焼炉及びその蒸発管の摩耗防止方法
CN102384478B (zh) 悬置膜片式声波吹灰器
JP2018044703A (ja) 直接接触式復水器
JP4326200B2 (ja) ブローダウンタンク
TWI802860B (zh) 脫硫裝置的吸收塔
CN218424440U (zh) 水刀结构及清洗装置
JPH119956A (ja) 湿式排煙脱硫装置の吸収塔
KR200140847Y1 (ko) 나염기의 가습장치
JP2006116378A (ja) 脱硫装置
KR200185581Y1 (ko) 절삭유 공급장치 분사노즐 조립구조
US5383227A (en) Method for modifying existing transition pieces in bottom entry nuclear fuel assemblies for reducing coolant pressure drop
JPH07124404A (ja) 脱気装置
CN212895681U (zh) 一种纸幅边沿防飘稳定装置
KR102072086B1 (ko) 발전소 플래시탱크의 냉각구조
JP2021099173A (ja) 旋回流路を有する温度調整装置
KR940003793Y1 (ko) 탈기기내의 수분사 장치
KR200218699Y1 (ko) 전자선 가속기의 배가스냉각장치
JPH0953735A (ja) 水封排水管装置
JPH07167421A (ja) 流動床ボイラ用燃料ノズル
JP2020011241A (ja) 反応炉

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201