JPH11153229A - ガスケット用素材 - Google Patents

ガスケット用素材

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JPH11153229A
JPH11153229A JP32115997A JP32115997A JPH11153229A JP H11153229 A JPH11153229 A JP H11153229A JP 32115997 A JP32115997 A JP 32115997A JP 32115997 A JP32115997 A JP 32115997A JP H11153229 A JPH11153229 A JP H11153229A
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JP
Japan
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gasket
weight
carbon black
inorganic filler
fibers
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Pending
Application number
JP32115997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiomi Watanabe
良臣 渡辺
Masanari Meguro
勝成 目黒
Tomonori Niijima
智紀 新島
Shigehiro Kitsuta
茂弘 橘田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASUKU TECNICA KK
Original Assignee
ASUKU TECNICA KK
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  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機繊維のみを使用しても充分なシール性能
を有し、有機繊維のみを使用しても充分な耐熱性を有す
るガスケット用素材を安価に提供する。 【解決手段】 金属板(3)の表面に、ゴム材およびゴ
ム薬品に無機繊維および/または有機繊維を含有する表
面層(1,1)を形成したガスケット用素材において、
前記表面層に、3〜20重量%のカーボンブラックおよ
び/またはホワイトカーボンと35〜85重量%の無機
質充填剤を、カーボンブラックおよび/またはホワイト
カーボンと無機質充填剤とを合わせた重量がゴム材1に
対し5〜15となる範囲で含有させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種産業、特に
自動車およびその関連産業において使用されるガスケッ
トを製造するためのガスケット用素材に関し、特に、金
属板の表面に、ゴム材およびゴム薬品に無機繊維および
/または有機繊維を含有する表面層を形成したガスケッ
ト用素材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガスケット用素材とし
て、鉄板の表面に、合成ゴムに60〜80重量%の石綿
を含有させた表面層を形成したものが使用されていた
(特公昭48−20341号公報)が、最近、石綿の人
体に対する悪影響が指摘され、石綿を合成繊維に置き換
えた製品が提案されている(特公昭53−23457号
公報)。
【0003】しかしながら、従来の方法によって、ただ
単に石綿を代替繊維(アスベスト排出抑制マニュアル
環境庁大気保全局大気規制課監修)に置き換えた場合、
特公平6−084785号公報に記載されているよう
に、「石綿以外の無機繊維は柔軟性に乏しいため、基材
繊維として石綿以外の無機繊維のみを用いると、ガスケ
ット材のシール性能が低下してしまう一方、有機繊維は
耐熱性が悪いため、基材繊維として有機繊維のみを用い
るとすると、ガスケット材の耐熱性が悪くなる」ことと
なる。このため、通常、一般的な方法として有機繊維と
無機繊維とを混合して使用している(特開昭58−22
3679号公報)。
【0004】なお、石綿の代替繊維として使用される耐
熱性の高いフィブリル化された有機繊維は価格が高価
で、それを大量に使用する場合にはガスケット用素材を
高価なものとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の問
題点を解決し、無機繊維のみを使用しても充分なシール
性能を有し、有機繊維のみを使用しても充分な耐熱性を
有するガスケット用素材を安価に提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、金属板の表面に、ゴム材およびゴム薬
品に無機繊維および/または有機繊維を含有する表面層
を形成したガスケット用素材において、前記表面層に、
3〜20重量%のカーボンブラックおよび/またはホワ
イトカーボンと35〜85重量%の無機質充填剤を、カ
ーボンブラックおよび/またはホワイトカーボンと無機
質充填剤とを合わせた重量がゴム材1に対し5〜15と
なる範囲で含有させたものである。なお、無機繊維のみ
を含有する表面層には、7〜10重量%のカーボンブラ
ックおよび/またはホワイトカーボンと50〜80重量
%の無機質充填剤を含有させたものが特に好適であり、
有機繊維のみを含有する表面層には、8〜11重量%の
カーボンブラックおよび/またはホワイトカーボンと7
5〜80重量%の無機質充填剤を含有させたものが特に
好適である。なお、有機繊維がフイブリル化した芳香族
ポリアミド繊維であることが好ましい。
【0007】
【作用】金属板の表面に、ゴム材およびゴム薬品に無機
繊維のみを含有する表面層を形成したガスケット用素材
の欠点は、無機繊維が柔軟性に乏しいため、シール性能
が低下することである。本発明者は種々の実験により、
表面層にカーボンブラックおよび/またはホワイトカー
ボンと無機質充填剤とをさらに含有させ、カーボンブラ
ックおよび/またはホワイトカーボンの量が3〜20重
量%、無機質充填剤の量が35〜85重量%であり、カ
ーボンブラックおよび/またはホワイトカーボンと無機
質充填剤の重量がゴム材1に対し5〜15の場合に、優
れたシール性能を有するガスケット用素材が得られるこ
とを見出した。
【0008】また、金属板の表面に、ゴム材およびゴム
薬品に有機繊維のみを含有する表面層を形成したガスケ
ット用素材の欠点は、ガスケット用素材の耐熱性が低下
することである。本発明者は種々の実験により、表面層
にカーボンブラックおよび/またはホワイトカーボンと
無機質充填剤とをさらに含有させ、カーボンブラックお
よび/またはホワイトカーボンの量が3〜20重量%、
無機質充填剤の量が35〜85重量%であり、カーボン
ブラックおよび/またはホワイトカーボンと無機質充填
剤の量がゴム材1に対し5〜15の場合に、ガスケット
用素材として適当な耐熱性を有することを見出した。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明によるガスケット用素材
は、図1に示すように、金属板3の表面に接着剤2を介
して表面層1を接着したものである。この発明に使用さ
れる有機繊維および無機繊維は、特に限定されるわけで
はないが、有機繊維としては、芳香族ポリアミド繊維、
芳香族ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリエステル
繊維、パルプ等のガスケット用素材として利用できるこ
との知られている繊維を単独または混合して使用するこ
とができるが、フイブリル化したポリアミド繊維(商品
名「ケプラーパルプ」)が特に適している。無機繊維と
しては、ガラス繊維、岩綿、アルミナ繊維、シリカ繊
維、チタン酸カリ繊維等を単独または混合して使用する
ことができる。
【0010】カーボンブラックは、チャネルブラック、
サーマルブラック、ファーネスブラック等を単独または
混合して使用することができる。また、ホワイトカーボ
ンは、乾式法によるもの、湿式法によるものを単独また
は混合して使用することができる。さらに、無機質充填
剤としては、タルク、クレー、グラハイト、カオリン、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、珪藻土、バー
ミキュライト、ウォラストナイト、セピオライト、雲母
等が単独または混合して使用できる。ゴム材としては、
NBR、SBR、CR、EPR、EPDM、FKM(フ
ッ素ゴム)、CSM(クロロスルホン化ポリエチレ
ン)、ACM(アクリルゴム)、CO(エピクロルヒド
リンゴム)、Q(シリコンゴム)等を単独または混合し
て使用することができる。
【0011】以下に実験の結果を示す。各実験例の評価
は以下の方法による。 圧縮率、復元率:JIS R3453による。 評価基準 ○ 圧縮率 5〜8%、復元率 50%以上 ガスケット用素材として好ま しい状態 △ 圧縮率 3〜5%、復元率 40〜50% ガスケット用素材として特に 問題のない水準 × 圧縮率 3%以下、10%以上、復元率 40%以下、ガスケット用素材 として好ましい状態ではない
【0012】もろさ(柔軟性) 3φの金属の丸棒にガ
スケット用素材を巻き付け、表面に発生する亀裂を観察
する。 評価基準 ○ 亀裂の発生がなく、ガスケット用素材として好まし
い状態 △ 若干亀裂があるが、ガスケット用素材として問題な
い × 亀裂が発生し、ガスケット用素材として好ましくな
【0013】シール性 ガスケット用素材から幅8mm
のガスケットを成型する。洩れ試験治具に面圧40kg
/cm2でガスケットを組付け、内部に潤滑油を入れ、
100℃の雰囲気中で洩れを観察する。 評価基準 ○ 24時間後洩れなし、ガスケット用素材として良い
水準 △ 24時間後若干のにじみ、ガスケット用素材として
特に問題のない水準 × 24時間後洩れ発生、ガスケット用素材として好ま
しくない
【0014】熱老化性 ガスケット用素材を、204℃
の空気炉中に16時間放置後、取り出して、もろさの測
定をする。 評価基準 ○ 亀裂の発生がなく、ガスケット用素材として好まし
い状態 △ 若干亀裂があるが、ガスケット用素材として問題な
い × 亀裂が発生し、ガスケット用素材として好ましくな
【0015】応力緩和試験 JIS R3453による 評価基準 ○ 10%以下 ガスケット用素材として好ましい
状態 △ 10〜20% ガスケット用素材として問題ない × 20%以上 ガスケット用素材として好ましく
ない
【0016】なお、各実験に使用されたガスケット用素
材は、次のような方法で製作されたものである。 1.NBR(NIPOL 1042(商品名 日本ゼオン株式会社
製))とSBR(NIPOL 1502(商品名 日本ゼオン株式
会社製))を混合したゴム材を、溶剤(トルエン)に溶
解し、ゴム液を作る。このゴム液に、ゴム薬品(硫黄、
加硫促進剤TT(商品名)、加硫促進剤DM(商品
名)、酸化亜鉛、ステアリン酸バリウムおよび老化防止
剤の混合物)と、カーボンブラック(HMF(商品
名))および/またはホワイトカーボン(ニップシール
NS(商品名 日本シリカ工業株式会社製))、カオリ
ン、ワラストナイトおよび雲母からなる無機質充填剤、
繊維(無機繊維の場合にはガラス繊維(「ガラスチョッ
プドストランド」(商品名 ユニチカグラスファイバー
株式会社製)と岩綿(「PMF」(商品名 スロス イ
ンダストリーズ コーポレーション製)を混合、有機繊
維の場合には芳香族ポリアミド繊維)を加え、撹拌機中
で撹拌混合し、原料を得る。 2.あらかじめ接着剤で処理した0.2mmのSPCC
鋼板(GIS G3141)を芯材として、その両面
に、片面づつ原料をコーティングし、片面0.15mm
の表面層をロールにより形成する。 3.表面層の溶剤を乾燥した後、160℃の空気炉中で
60分間加熱処理し、ガスケット用素材を得た。
【0017】
【表1】
【表2】
【0018】表1および表2には、無機繊維(ガラス
岩綿)を使用した場合における、カーボンブラックと無
機質充填剤の合計含有量を変化させた場合の例が示され
ている。すなわち、例1においては、ゴム材に対するカ
ーボンブラックと無機充填剤の重量比が1対3.99の
場合に、熱老化性と応力緩和においてガスケット用素材
として好ましくないということが示され、例10におい
ては、ゴム材に対するカーボンブラックと無機充填剤の
重量比が1対15.98の場合に、もろさ、シール性お
よび熱老化性において、ガスケット用素材として好まし
くないことが示されている。したがって、無機繊維(ガ
ラス 岩綿)を使用した場合における、ガスケット用素
材として好ましい、カーボンブラックと無機質充填剤の
含有合計量の範囲は、例2から例9に示されるように、
ゴム材1に対し5〜15の範囲である。
【0019】
【表3】
【表4】
【0020】表3には、無機繊維(ガラス 岩綿)を使
用した場合における、カーボンブラックの含有量を変化
させた場合の例が示されている。すなわち、例12のカ
ーボンブラックが3.1重量%と例13の19.2重量
%の場合に、ガスケット用素材として問題がないことが
示され、例11の0.1重量%の場合には、熱老化性と
応力緩和において、ガスケット用素材として好ましくな
いことが示され、例14の23.5重量%の場合には、
もろさにおいて、ガスケット用素材として好ましくない
ことが示されている。なお、表1および2の例4〜7を
参照するに、無機繊維(ガラス 岩綿)を使用した場合
における、カーボンブラックの含有量は7〜10重量%
が最も好適であることが理解される。
【0021】また、表4には、無機繊維(ガラス 岩
綿)を使用した場合における、無機質充填剤の含有量を
変化させた場合の例が示されている。すなわち、例16
の無機質充填剤が35.8重量%の場合に、ガスケット
用素材として問題がないことが示され、例17の84.
8重量%の場合には、無機質充填剤の範囲を満たしてい
るが、カーボンブラックの量が足りず、もろさの点でガ
スケット用素材として好ましくないことが示されてい
る。例15の31.0重量%の場合(この場合には、カ
ーボンブラックと無機質充填剤の含有合計量の範囲も、
ゴム材1に対し4.47と外れている。)には、圧縮
率、復元率、もろさ、シール性および熱老化性におい
て、ガスケット用素材として好ましくないことが示さ
れ、例18の86.6重量%の場合には、もろさ、シー
ル性および熱老化性において、ガスケット用素材として
好ましくないことが示されている。なお、表1および2
の例2〜9を参照するに、無機繊維(ガラス 岩綿)を
使用した場合における、無機質充填剤の含有量は50〜
80重量%が最も好適であることが理解される。
【0022】
【表5】
【表6】
【0023】表5および表6には、有機繊維(芳香族ポ
リアミド繊維)を使用した場合における、カーボンブラ
ックと無機質充填剤の合計含有量を変化させた場合の例
が示されている。すなわち、例19においては、ゴム材
に対するカーボンブラックと無機充填剤の重量比が1対
4.00の場合に、圧縮率と復元率、熱老化性および応
力緩和においてガスケット用素材として好ましくないと
いうことが示され、例26においては、ゴム材に対する
カーボンブラックと無機充填剤の重量比が1対15.0
1の場合に、もろさにおいて、例28においては重量比
が1対15.91の場合に、もろさおよび熱老化性にお
いて、ガスケット用素材として好ましくないことが示さ
れている。したがって、有機繊維(芳香族ポリアミド繊
維)を使用した場合における、カーボンブラックと無機
質充填剤の含有合計量の範囲は、例20から例25およ
び例27に示されるように、ゴム材1に対し5〜15.
01の範囲である。
【0024】
【表7】
【表8】
【0025】表7には、有機繊維(芳香族ポリアミド繊
維)を使用した場合における、カーボンブラックの含有
量を変化させた場合の例が示されている。すなわち、例
30のカーボンブラックが3.6重量%と例31の1
9.2重量%の場合に、ガスケット用素材として問題が
ないことが示され、例29の0.1重量%の場合には、
熱老化性と応力緩和において、ガスケット用素材として
好ましくないことが示され、例32の21.9重量%の
場合には、もろさ、シール性および熱老化性において、
ガスケット用素材として好ましくないことが示されてい
る。なお、表5および6の例を参照するに、有機繊維
(芳香族ポリアミド繊維)を使用した場合における、カ
ーボンブラックの含有量は8〜11重量%が最も好適で
あることが理解される。
【0026】また、表8には、有機繊維(芳香族ポリア
ミド繊維)を使用した場合における、無機質充填剤の含
有量を変化させた場合の例が示されている。すなわち、
例34の無機質充填剤が38.3重量%と例35の8
3.6重量%の場合に、ガスケット用素材として問題が
ないことが示され、例33の32.9重量%の場合に
は、圧縮率と復元率、シール性、熱老化性および応力緩
和において、ガスケット用素材として好ましくないこと
が示され、例36の86.3重量%の場合には、もろさ
および熱老化性において、ガスケット用素材として好ま
しくないことが示されている。なお、表5および6の例
23〜25を参照するに、有機繊維(芳香族ポリアミド
繊維)を使用した場合における、無機質充填剤の含有量
は75〜80重量%が最も好適であることが理解され
る。
【0027】以上の実験の結果、カーボンブラックおよ
び/またはホワイトカーボンが3重量%以下の場合、適
切な補強がなされないため、弾性がなくなり、特に、有
機繊維のみの場合には耐熱性も低下する。一方、カーボ
ンブラックおよび/またはホワイトカーボンが20重量
%を越えると、ガスケット用素材の柔軟性がなくなり、
ガスケット用素材として適しない。無機充填剤が35重
量%以下の場合、シール性の低下が見られる。特に、無
機繊維のみの場合には、それが著しく、有機繊維のみの
場合には、耐熱性の低下も見られる。85重量%以上の
無機充填剤を加えると、ガスケット用素材の柔軟性がな
くなり、シール性も低下し、適当でないと同時に、ガス
ケット用素材を作る時の作業性が低下し、適切でない。
【0028】ゴム材1に対しカーボンブラックおよび/
またはホワイトカーボンと無機充填剤とを合わせた重量
が5以下の場合には、ゴム材の量が多くなり、耐熱性の
低下と、ガスケット用素材として必要な耐圧力の低下も
認められ、ガスケット用素材として適当でない。また、
合わせた重量が15を越えると、ガスケット用素材とし
ての柔軟性が低下し、適当でない。
【0029】なお、これまでの実験例は、無機繊維と有
機繊維のみを用いた場合のガスケット用素材について行
われたが、無機繊維と有機繊維とを適当な割合で混合す
ることによって、さらに優れたガスケット用素材を得ら
れることが次の表9から理解されるであろう。
【0030】
【表9】
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、無機繊維と有機繊維
を混合して用いる場合ばかりでなく、無機繊維のみを用
いても十分シール性能を有するガスケット用素材を安価
に得ることができ、また、有機繊維のみを用いても十分
耐熱性のあるシール性能の高いガスケット用素材を安価
に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるガスケット用素材の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 表面層 2 接着剤 3 金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘田 茂弘 山梨県西八代郡市川大門町1488 株式会社 アスクテクニカ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の表面に、ゴム材およびゴム薬品
    に無機繊維および/または有機繊維を含有する表面層を
    形成したガスケット用素材において、前記表面層に、3
    〜20重量%のカーボンブラックおよび/またはホワイ
    トカーボンと35〜85重量%の無機質充填剤を、カー
    ボンブラックおよび/またはホワイトカーボンと無機質
    充填剤とを合わせた重量がゴム材1に対し5〜15とな
    る範囲で含有させたことを特徴とするガスケット用素
    材。
  2. 【請求項2】 金属板の表面に、ゴム材およびゴム薬品
    に無機繊維を含有する表面層を形成したガスケット用素
    材において、前記表面層に、7〜10重量%のカーボン
    ブラックおよび/またはホワイトカーボンと50〜80
    重量%の無機質充填剤を、カーボンブラックおよび/ま
    たはホワイトカーボンと無機質充填剤とを合わせた重量
    がゴム材1に対し5〜15となる範囲で含有させたこと
    を特徴とするガスケット用素材。
  3. 【請求項3】 金属板の表面に、ゴム材およびゴム薬品
    に有機繊維を含有する表面層を形成したガスケット用素
    材において、前記表面層に、8〜11重量%のカーボン
    ブラックおよび/またはホワイトカーボンと75〜80
    重量%の無機質充填剤を、カーボンブラックおよび/ま
    たはホワイトカーボンと無機質充填剤とを合わせた重量
    がゴム材1に対し5〜15となる範囲で含有させたこと
    を特徴とするガスケット用素材。
  4. 【請求項4】 上記有機繊維がフイブリル化した芳香族
    ポリアミド繊維であることを特徴とする請求項1または
    3のいずれかに記載のガスケット用素材。
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