JPH11153138A - 無潤滑摺動形回転軸受装置 - Google Patents
無潤滑摺動形回転軸受装置Info
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- JPH11153138A JPH11153138A JP33478997A JP33478997A JPH11153138A JP H11153138 A JPH11153138 A JP H11153138A JP 33478997 A JP33478997 A JP 33478997A JP 33478997 A JP33478997 A JP 33478997A JP H11153138 A JPH11153138 A JP H11153138A
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Abstract
摩耗性、摩擦振動抑制効果、耐衝撃性に優れる摺動形回
転軸受装置を提供する。 【解決手段】回転軸を支持する外輪の内周面側に適宜角
度の等間隔で複数のウッドセラミックスからなる摩擦体
を係合配設し、この各摩擦体の先端摩擦接触面を回転軸
に嵌着した内輪又は回転軸の外周面の曲率に呼応した弧
状の湾曲面となすとともに、この弧状に湾曲した複数の
摩擦体の先端摩擦接触面を介して内輪又は回転軸を摺動
回転せしめる。
Description
回転支持する回転軸受装置に関し、とりわけ従来の回転
軸受装置に比し、無潤滑でも起動時運転時を問わず低摩
擦で,耐摩耗性,摩擦振動抑制機能,耐衝撃性,そして
摩擦精度の維持に優れる無潤滑摺動形回転軸受装置に係
るものである。
支持する軸受け部材としての外輪の内周面側に銅合金,
チタン合金,マグネシウム合金等の各種金属の合金素材
を配設しこれら合金素材の摩擦体を介して回転軸を摺動
回転させるもの、或はボ−ルを介した転がり摺動方式を
用いたものがある。しかしこれらの場合には、その素材
や構造に起因して、低摩擦や耐摩耗性の要求に可及的に
応えるためにはいずれも潤滑油やグリ−スなどの潤滑材
を必要とするもので、そのため給油設備や保守点検の手
間と費用を要するのみならず、潤滑材の機能が低下する
高温や低温下,或は特殊ガス中,真空中,放射線環境下
等の特殊環境下での使用には制約が伴うという問題を有
していた。 また,潤滑材を使用しても,起動時運転時
を通して比較的摩擦係数が大きく且つ摩擦変動に幅があ
り安定した摩擦特性が得られず回転精度の維持が困難で
あり、回転速度の増加に伴う摩擦振動の抑制効果に優れ
ないという問題も有していた。 そして特に転がり軸受
けにおいては、無理な荷重がかかりガタが生ずる等によ
り正逆回転の方向転換時に慣性モ−メントによるハンマ
−作用が生じたり、衝撃荷重によっては瞬間的に数倍の
荷重が働いて消耗度合いが拡大し、振動や騒音の発生に
繋がり耐衝撃性に優れないという難点があった。
鑑み鋭意研究の結果開発されたもので、回転軸を支持す
る軸受けの素材と構造に工夫を施すことにより上記従来
技術の有する諸難点を解消し、使用上好適である無潤滑
摺動形回転軸受装置を提供することを目的とするもので
ある。
成するために、回転軸を支持する外輪の内周面側に適宜
角度の等間隔で複数の木質系多孔質炭素材料を素材とす
るウッドセラミックスからなる摩擦体を係合配設し、こ
の摩擦体の先端摩擦接触面を回転軸の外周面に嵌着した
内輪の外周面の曲率に呼応した弧状の湾曲面となすとと
もに、この弧状の湾曲面となした摩擦体の先端摩擦接触
面を介して回転軸に嵌着した内輪を摺動回転せしめるよ
うになしたことを特徴とする。
した摩擦体の先端摩擦接触面を介して回転軸を直接に摺
動回転せしめる場合もある。 この場合には、摩擦体の
先端摩擦接触面を回転軸の外周面の曲率に呼応した弧状
の湾曲面となす。
に、外輪の内周面側に複数のウッドセラミックスからな
る摩擦体をその先端摩擦接触部が外輪の内周面の円周上
に位置するように適宜角度等間隔にて係合配設し、この
複数の摩擦体を係合配設した外輪を回転軸の外周面に嵌
着した内輪の外周面に嵌合せしめ、その複数の摩擦体の
先端摩擦接触部と外輪の内周面の双方を介して回転軸に
嵌着した内輪を摺動回転せしめるようになす場合もあ
る。
軸の外周面に嵌合し、外輪内周面の複数の摩擦体の先端
摩擦接触部と外輪の内周面の双方を介して回転軸を直接
に摺動回転せしめる場合もある。
増すために、前記外輪の内周面の円周上に位置せしめた
複数のウッドセラミックスからなる摩擦体の先端摩擦接
触部を、回転軸の外周面に嵌着した内輪又は回転軸の外
周面の曲率に呼応した弧状の湾曲面となす場合もある。
的に又は回転軸を直接的に摺動回転せしめる外輪の内周
面側に複数係合配設された摩擦体として、上記のウッド
セラミックスの代わりに竹,籾殻,米糠等の木質系以外
の植物の多孔質炭素材料を素材とする植物性セラミック
スを用いる場合もある。
て、本発明の実施の形態の一例を説明する。
態を示すものである。 1は回転軸で、その外周面には
円筒形の内輪2が嵌着されている。 3は前記回転軸1
を支持する円筒形の外輪で、その内周面側には90度の
等間隔で4個の嵌合溝4が形成されており、この4個の
嵌合溝4内に夫々接着等により木質系多孔質炭素材料を
素材とするウッドセラミックスからなる摩擦体5が係合
配設されている。
記内輪2の外周面の曲率に呼応した即ち内輪2の外周面
の半径R(図15参照)と同一半径の円弧状の湾曲面に
研削,研磨加工されている。 そして各摩擦体5の先端
摩擦接触面Bは、図15で示す如く、外輪3の内周面か
らその中心方向に向かってE寸法で突出されている。こ
のEの寸法は約0.5mm以下程度に設定されており、
そのため後記の内輪2との摩擦摺動接触に伴う衝撃によ
り摩擦体5が破損されるおそれはない。
等間隔で係合配設した外輪3は、前記回転軸1の外周面
に嵌着された内輪2の外周面に嵌合して配設される。
従って内輪2は4個の摩擦体5の円弧状に湾曲した各先
端摩擦接触面Bに摺動可能に密接嵌合されており、回転
軸1はこの内輪2の摩擦体5の先端摩擦接触面Bを介し
た摺動回転により外輪3にて円滑に回転支持される。外
輪3の両側端面には、中央に回転軸1の挿出孔を有する
ド−ナツ形の側板6が止めネジ7により固定され、これ
により内輪2の横振れによる脱出や内輪2と摩擦体5と
の摺動接触面に異物が侵入して摺動回転の円滑性が損な
われるのが防止される。 図中,8,9は、外輪3と側
板6とに形成された止めネジ7を嵌合するネジ孔であ
る。
ラミックスからなる摩擦体5は、図10〜図15に示す
如く、当初長方形角棒型の摩擦体5を外輪3のU字形嵌
合溝4内に接着係合した後、その先端摩擦接触面Bを内
輪2の外周面の半径Rに呼応した円弧状の湾曲面に研
削,研磨加工せしめる、又は予めこの円弧状の湾曲面に
加工しておく。
内輪2の摺動回転を介して外輪3にて回転軸1を回転支
持せしめるものを示したが、装置の小型化等の要求に対
応して、内輪2を用いずに摩擦体5を介して回転軸1を
直接に摺動回転させて外輪3にて回転軸1を回転支持す
るようになす場合もある。 この場合には、摩擦体5の
先端摩擦接触面Bは、回転軸1の外周面の半径に呼応し
た円弧状の湾曲面となしておく。
形態を示すものである。 10は回転軸1を支持する外
輪で、その内周面側には90度の等間隔で4個のU字形
嵌合溝11が形成されており、各嵌合溝11には外輪1
0の外周面側から調整ネジ挿入用のネジ孔12が貫通し
て接続形成されている。
ッドセラミックスからなる4個の摩擦体13が係合配設
されるが、上記第1の実施の形態と異なり、摩擦摺動の
安定性と耐衝撃性の増強を図るため、図16の如く摩擦
体13の先端摩擦接触部Gが外輪10の内周面と同一円
周上に位置して外輪10の内周面とともに回転軸1に嵌
着した内輪2の外周面に摺動可能に密接に嵌合するよう
に係合配設する。
設は、図25,図26に示す如く、調整ネジ14と治具
15を用いて行う。 角棒型の摩擦体13は、チャンネ
ル形の保持金具16の溝内に接着剤Jにて埋設固定され
ている。 摩擦体13の外部に面する先端面Kは、図2
4の如く保持金具16の先端面(下面)と同一平面上と
なるように精確に研磨加工された平滑面となっている。
円板形の治具15の中央部には内輪2の内径に等しい直
径を有する円柱形の案内突起17が突出形成されてお
り、その周囲には所定幅,適宜深さの案内溝18が環状
に形成されている。 図26に示す如く、円柱形の案内
突起17の外周面に沿って内輪2を挿入嵌合し、その下
側部を案内溝18内に収容セットする。次に内輪2の外
周面に沿って外輪10を挿入嵌合し、同様にその下側部
を案内溝18内に収容セットする。 これにより内輪2
と外輪10とは、治具15の案内突起17と案内溝18
を介して確実に同心円状に密接に嵌合配設された状態と
なる。 しかして,外輪10の各嵌合溝11内に図26
の如く摩擦体13を埋設固定した保持金具16を夫々挿
入嵌合せしめた後、外輪10の外周面に開口するネジ孔
12に調整ネジ14をネジ込み嵌合して保持金具16を
押圧していき、その押し込み操作量を調節して内輪2の
外周面に対する各摩擦体13の接触圧力を適度に調整す
る。 その調整後,各保持金具16は図25に示す如く
嵌合溝11内に対し接着剤Mにて接着固定する。 この
とき,外輪10は内輪2の外周面に密接に嵌合している
ので、各摩擦体13の先端摩擦接触部Gは外輪10の内
周面の円周上に位置することとなり、内輪2の外周面は
4個の摩擦体とともに金属製の外輪10の内周面の部分
にも密接に嵌合し摺動回転可能となっている。次に,調
整ネジ14と治具15を外し、外輪10の両側端部に側
板6をネジ止めにより取り付け、内輪2を回転軸1の外
周面に嵌着する。
の摩擦体13及び外輪10の金属製内周面の部分と内輪
2との摺動回転を介して、外輪10にて円滑に回転支持
される。 その際,各摩擦体13の先端摩擦接触部Gは
外輪10の内周面と同一円周上に位置する,即ち各摩擦
体13の外輪10の内周面からの内側中心方向への突出
寸法は零の状態であり、そして内輪2の外周面には複数
の摩擦体13と金属製の外輪内周面の双方が同時に接触
しているので、ウッドセラミックスと金属の双方の摩擦
特性が合理的に働き、軸受け装置の摩擦摺動の安定性と
耐衝撃性が増強される。
型化の要求に対応して、内輪2を用いずに内周面に複数
の摩擦体13を係合配設した外輪10を回転軸1の外周
面に嵌合し、回転軸1を直接に摺動回転させて回転支持
する場合もある。
外輪10の内周面と同一円周上に配設した摩擦体13の
先端摩擦接触部Gを平滑面ではなく、第1の実施の形態
におけると同様に内輪2又は回転軸1の外周面の曲率に
呼応した弧状の湾曲面となして、摩擦摺動の安定性と耐
衝撃性の一層の増強を図るようになす場合もある。
ラミックスからなる摩擦体5,13は、木材等の木質系
多孔質炭素材料にフェノ−ル樹脂を含浸させた硬質ガラ
ス状炭素を約30%以上含有させ、これを真空炉で約8
00度C以上の温度にて炭化焼成して形成したものであ
る。このウッドセラミックスからなる摩擦体は自己潤滑
作用を有するので、軸受け装置において潤滑材を使用し
ない、即ち無潤滑で用いる。
ストしたところ、従来装置と比較して図27及び図28
に示す如く、極めて特異な(特徴のある)摩擦特性が得
られた。同図から分かるように、潤滑材を用いた従来装
置では起動時及び運転時を通して摩擦係数が比較的高く
(0.2以上)振幅の大きな小刻みな変動があり安定性
がないのに対し、本発明に係る装置では無潤滑でも低摩
擦(0.1乃至0.15以下)で振幅の大きな変動もな
く安定(一定)している。 これは、ウッドセラミック
スが自己潤滑作用を有し摩擦係数が極めて小さいという
摩擦特性を有しているためである。 また図28から明
らかなように、本発明に係る装置では、摩擦速度(回転
速度)が増加するにつれて摩擦係数が僅かずつ増加する
特性を示しており、そのため従来装置と異なり回転速度
の増加に伴う装置の摩擦振動を抑制する機能にも充分に
優れている。 更にウッドセラミックスの材質上、耐摩
耗性にも優れている。
媒体となる摩擦体として上記のウッドセラミックスの代
わりに、竹,籾殻,米糠等の木質系以外の植物の多孔質
炭素材料を素材として同様に炭化焼成して形成された植
物性セラミックスを用いても、ほぼ同様な効果が得られ
る。
の従来装置の素材と構造に起因する諸難点を解消し、以
下に示す特有の効果を奏する。
面側に等間隔で複数係合配設され,先端摩擦接触面を回
転軸の外周面に嵌着した内輪の外周面の曲率に呼応した
弧状の湾曲面となしたウッドセラミックスからなる摩擦
体と内輪との摺動回転を介して回転軸を回転支持するよ
うになしたので、摩擦係数が小さく耐摩耗性に優れ自己
潤滑作用を有するウッドセラミックスの特性上、従来装
置と異なり、無潤滑でも起動時運転時を問わず低摩擦
で,耐摩耗性に優れ,安定した摩擦精度を維持すること
ができるとともに、摩擦速度(回転速度)の増加につれ
て摩擦係数が僅かに増加する性質を有しているので、回
転速度の増加に伴い発生する摩擦振動を確実に抑制する
効果を有しており、装置の耐久性上好適である。また,
摩擦体の素材の特性の関係で騒音やガタツキの発生のお
それも少なく、機械的剛性の面でも問題がなく、潤滑材
を必要としないため上述の温度制限や特殊環境下での使
用制限の問題もなく、給油のための設備や維持,管理等
に要する手間と費用を節約することができ、装置の全体
構造も簡潔化することができ使用上好適である。
いずに前記外輪の内周面側に配設したウッドセラミック
スからなる摩擦体と回転軸との摺動回転を介して回転軸
を回転支持するようになしているので、前記の摩擦特性
に伴う特有の効果に加えて可及的に装置の小型化の要請
に寄与することができる。
面側に等間隔にて複数配設するウッドセラミックスから
なる摩擦体をその各先端摩擦接触部が外輪内周面の円周
上に位置せしめて係合し,この外輪を回転軸に嵌着した
内輪の外周面に嵌合するようになしたので、摩擦体の外
輪内周面から内側中心方向への突出寸法が零で複数のウ
ッドセラミックスからなる摩擦体のみならず金属製の外
輪内周面の部分も内輪外周面に接触し、摩擦体も含めた
外輪内周面全体と内輪との摺動回転を介して回転軸を回
転支持せしめることとなり、従って装置の摩擦摺動の安
定性が増大するとともに,ウッドセラミックスと金属部
分の双方の摩擦特性が合理的に作用し耐衝撃性が増強さ
れる。
輪を用いずに外輪内周面側に配設した複数のウッドセラ
ミックスからなる摩擦体及び金属製の外輪内周面の部分
と回転軸との摺動回転を介して回転軸を回転支持せしめ
るようになしたので、前項の摩擦特性に伴う特有の効果
に加えて装置の小型化の要請をも満足することができ
る。
又は4に係る発明において外輪の内周面側に係合配設し
た複数のウッドセラミックスからなる摩擦体の先端摩擦
接触部を内輪又は外輪の外周面の曲率に呼応した弧状の
湾曲面となしたので、一層装置の摩擦摺動の安定性及び
耐衝撃性が増強される。
1,2,3,4,又は5に係る発明における外輪の内周
面側に係合配設した複数の摩擦体として、ウッドセラミ
ックスの代わりにそれと同様な摩擦特性を有する木質系
以外の植物の多孔質炭素材料を素材とする植物性セラミ
ックスを用いたので、上記請求項1,2,3,4又は5
に係る発明と同様な効果を有する。
装置の正面図である。
る。
る。
ドセラミックスからなる摩擦体の正面図である。
状態の正面図である。
の曲率に呼応した弧状の湾曲面に研磨加工した状態の正
面図である。
る。
側に係合配設した状態の正面図である。
態の装置の正面図である。
る。
ドセラミックスからなる摩擦体の正面図である。
た状態の斜視図である。
領を示す平面図である。
である。
する摩擦係数の変化を示す摩擦特性の比較実験説明図で
ある。
摩擦特性の比較実験説明図である。
出寸法 R 内輪2の外周面の半径 G 摩擦体13の先端摩擦接触部 J 接着剤 K 保持金具16の嵌合溝内に嵌着した摩擦体13の
外部に面する 先端面 M 接着剤
Claims (6)
- 【請求項1】回転軸を支持する外輪の内周面側に適宜角
度の等間隔で複数の木質系多孔質炭素材料を素材とする
ウッドセラミックスからなる摩擦体を係合配設し、この
摩擦体の先端摩擦接触面を回転軸の外周面に嵌着した内
輪の外周面の曲率に呼応した弧状の湾曲面となすととも
に、この弧状の湾曲面となした摩擦体の先端摩擦接触面
を介して回転軸に嵌着した内輪を摺動回転せしめること
を特徴とする無潤滑摺動形回転軸受け装置。 - 【請求項2】回転軸を支持する外輪の内周面側に適宜角
度の等間隔で複数の木質系多孔質炭素材料を素材とする
ウッドセラミックスからなる摩擦体を係合配設し、この
摩擦体の先端摩擦接触面を回転軸の外周面の曲率に呼応
した弧状の湾曲面となすとともに、この弧状の湾曲面と
なした摩擦体の先端摩擦接触面を介して回転軸を摺動回
転せしめることを特徴とする無潤滑摺動形回転軸受装
置。 - 【請求項3】回転軸を支持する外輪の内周面側に適宜角
度の等間隔で複数の木質系多孔質炭素材料を素材とする
ウッドセラミックスからなる摩擦体を,その先端摩擦接
触部を外輪の内周面の円周上に位置せしめて係合配設
し、この複数の摩擦体を係合配設した外輪を回転軸の外
周面に嵌着した内輪の外周面に嵌合して,その複数の摩
擦体及び外輪の内周面を介して回転軸に嵌着した内輪を
摺動回転せしめることを特徴とする無潤滑摺動形回転軸
受装置。 - 【請求項4】回転軸を支持する外輪の内周面側に適宜角
度の等間隔で複数の木質系多孔質炭素材料を素材とする
ウッドセラミックスからなる摩擦体を,その先端摩擦接
触部を外輪の内周面の円周上に位置せしめて係合配設
し、この複数の摩擦体を係合配設した外輪を回転軸の外
周面に嵌合して,その複数の摩擦体及び外輪の内周面を
介して回転軸を摺動回転せしめることを特徴とする無潤
滑摺動形回転軸受装置。 - 【請求項5】回転軸を支持する外輪の内周面側に係合配
設された複数のウッドセラミックスからなる摩擦体の先
端摩擦接触部を、回転軸の外周面に嵌着した内輪又は回
転軸の外周面の曲率に呼応した弧状の湾曲面となしたこ
とを特徴とする請求項3又は4記載の無潤滑摺動形回転
軸受装置。 - 【請求項6】回転軸を支持する外輪の内周面側に複数係
合配設された摩擦体として、竹,籾殻,米糠等の木質系
以外の植物の多孔質炭素材料を素材とする植物性セラミ
ックスを用いたことを特徴とする請求項1、2、3、4
又は5記載の無潤滑摺動形回転軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33478997A JP4026094B2 (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 無潤滑摺動形回転軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33478997A JP4026094B2 (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 無潤滑摺動形回転軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11153138A true JPH11153138A (ja) | 1999-06-08 |
JP4026094B2 JP4026094B2 (ja) | 2007-12-26 |
Family
ID=18281261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33478997A Expired - Lifetime JP4026094B2 (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 無潤滑摺動形回転軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4026094B2 (ja) |
Cited By (7)
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WO2020045435A1 (ja) | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 京セラ株式会社 | 回転部材、混練機用部材およびそれを用いた混練機、軸受およびそれを用いた軸受ユニット |
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- 1997-11-20 JP JP33478997A patent/JP4026094B2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR20210030460A (ko) | 2018-08-30 | 2021-03-17 | 교세라 가부시키가이샤 | 회전 부재, 혼련기용 부재 및 그것을 사용한 혼련기, 베어링 및 그것을 사용한 베어링 유닛 |
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JP4026094B2 (ja) | 2007-12-26 |
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