JPH1115273A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1115273A
JPH1115273A JP9165712A JP16571297A JPH1115273A JP H1115273 A JPH1115273 A JP H1115273A JP 9165712 A JP9165712 A JP 9165712A JP 16571297 A JP16571297 A JP 16571297A JP H1115273 A JPH1115273 A JP H1115273A
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JP
Japan
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toner
image forming
shaft
cleaning
forming apparatus
Prior art date
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JP9165712A
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English (en)
Inventor
Hideo Sato
英夫 佐藤
Hiroya Hirose
寛哉 廣瀬
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Copyer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー搬送スクリューを長期間にわたって清掃
しても清掃能力の低下しない清掃部材を備えた画像形成
装置を提供する。 【解決手段】トナー搬送スクリュー58の上方から、軸
部54と羽根面56とに変形自在に接触する複数の清掃
部材92を垂れ下げた。軸部54や羽根面56に融着し
たトナーは、この清掃部材92によって掻き落とされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式電子写真方式
を採用した複写機、プリンタ、あるいはファクシミリ等
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、乾式トナー(乾式現像剤)を
用いて記録媒体に画像を形成する乾式電子写真方式の画
像形成装置が広く使用されている。
【0003】図7を参照して、乾式電子写真方式を用い
た従来の画像形成装置の一例を説明する。
【0004】図7は、従来の画像形成装置の一例を示す
模式図である。
【0005】画像形成装置10は、モータ(図示せず)
によって矢印A方向に回転される感光ドラム12を備え
ている。この感光ドラム12に対向して主帯電器14が
配置されており、この主帯電器14からのコロナ放電に
よって感光ドラム12が一様に帯電される。一様に帯電
された感光ドラム12に対して、原稿(図示せず)に記
載された画像の情報を担持する光(原稿露光)16が照
射され、感光ドラム12に静電潜像が形成される。感光
ドラム12が原稿露光に照射される位置よりも感光ドラ
ム12の回転方向下流側には、静電潜像を現像する現像
器18が配置されている。この現像器18は、モータ
(図示せず)によって矢印B方向に回転する現像スリー
ブ20を有しており、この現像スリーブ20から感光ド
ラム12にトナー(現像剤)が供給され、感光ドラム1
2にトナー像(現像像)が形成される。なお、現像器1
8の上には、トナーが収容されたホッパ19が配置され
ている。
【0006】感光ドラム12に形成されたトナー像の移
動速度に同期したタイミングでレジストローラ22,2
4がそれぞれ矢印C,D方向に回転し、ガイド部26に
案内されて記録媒体(図示せず)が転写帯電器28に向
けて搬送される。転写帯電器28に達した記録媒体に
は、感光ドラム12上のトナー像が転写される。トナー
像が転写された記録媒体は、分離帯電器30によって感
光ドラム12から分離される。分離帯電器30よりも感
光ドラム12の回転方向下流側には、クリーニングブレ
ード32を備えたクリーニング装置(クリーナユニッ
ト)34が配置されている。このクリーニングブレード
32によって、転写後に感光ドラム12に残留したトナ
ーが掻き落とされる。
【0007】クリーニング装置34よりも感光ドラム1
2の回転方向下流側には前露光器36が配置されてお
り、この前露光器36によって感光ドラム12上の残電
位が除電される。一方、トナー像が転写された記録媒体
は、ガイド部38,40に案内されて定着器42に搬送
される。定着器42は、矢印F方向に回転する定着ロー
ラ46と矢印E方向に回転する加圧ローラ44を有して
いる。定着器42によって記録媒体が定着され、その
後、記録媒体が機外に排出されて複写の1 サイクルが終
了する。
【0008】図8、図9を参照して、上述したクリーナ
装置34を説明する。
【0009】図8は、クリーナ装置34の概略構成を示
す模式図であり、図9は、クリーナ装置34の概略構成
を示す斜視図である。
【0010】クリーナ装置34は、上述したように、感
光ドラム12に残留したトナーを掻き落とすクリーニン
グブレード32を備えている。また、クリーニングブレ
ード32よりも感光ドラム12の回転方向上流側には、
感光ドラム12にほぼ接触して矢印G方向に回転するク
リーナローラ50が配置されている。感光ドラム12か
らクリーニングブレード32によって掻き落とされたト
ナーは、クリーナローラ50によって矢印G方向に搬送
され、スクレーパ52によってクリーナローラ50から
掻き落とされてトナー搬送スクリュー58へ移送され
る。
【0011】トナー搬送スクリュー58は、矢印H方向
に延びる軸部54と、この軸部54の外周面に螺旋状に
形成された羽根面56とを有している。軸部54が矢印
I方向に回転することにより、トナー搬送スクリュー5
8に移送されてきたトナーが矢印H方向に搬送される。
矢印H方向の先端側であってクリーナ装置34の外部に
は、回収箱(図示せず)が配置されており、トナー搬送
スクリュー58で搬送されたトナーがこの回収箱に回収
される。
【0012】次に、図10から図13までを参照して、
現像器18とその上方に配置されたホッパ19を説明す
る。
【0013】図10は、従来の画像形成装置の現像器を
示す模式図、図11は、図10の現像器の概略構成を模
式的に示す斜視図である。図12は、従来の画像形成装
置のホッパを示す模式図、図13は、図12のホッパか
ら図10の現像器にトナーを供給する様子を示す模式図
である。
【0014】現像器18の上部にはトナー供給口60が
形成されており、一方、ホッパ19の下部には、トナー
落下口80が形成されている。これらトナー供給口60
とトナー落下口80とは接続されており、ホッパ19に
収容されているトナーはトナー落下口80とトナー供給
口60とを通って現像器18に供給される。
【0015】ホッパ19内には、軸部82とこの軸部8
2の外周面に螺旋状に形成された羽根面84とを有する
トナー搬送スクリュー86が設けられている。ホッパ1
9に満たされているトナーは、トナー搬送スクリュー8
6によって移送されてトナー落下口80に到達し、トナ
ー供給口60から現像器18の内部に落下し、現像器1
8にトナーが供給される。
【0016】ホッパ19から現像器18にトナーが供給
される位置は、現像器18の手前側のみである。このた
め、トナーを現像器18内に均一に供給するトナー搬送
スクリュー66が現像器18内に設けられている。この
トナー搬送スクリュー66は、トナー搬送スクリュー8
6と同様に、軸部62とこの軸部62の外周面に螺旋状
に形成された羽根面64とを有している。
【0017】トナー供給口60から現像器18の内部に
落下したトナー61はトナー搬送スクリュー66によっ
て現像器18の奥にまで搬送されて樋68から、矢印J
方向に回転している第2撹拌棒70に落下し、さらに、
矢印K方向に回転している第1撹拌棒72に移送され、
現像スリーブ20にトナー61が供給される。現像器1
8にホッパ19からトナー61が供給されなくなり、現
像器18内のトナーが少なくなると、トナー供給口60
の近傍に配置された検知センサ(図示せず)が作動して
トナー無しを検知する。
【0018】上述したように、画像形成装置10を構成
する部品には、トナー搬送スクリューが複数使用されて
いる。ところが、高温多湿の条件下で画像形成装置を使
用すると、トナーがトナー搬送スクリューに融着してト
ナー搬送スクリューの搬送力が低下するという不都合が
ある。
【0019】トナー搬送スクリューの搬送力が低下する
と、クリーナ装置34(図8参照)内にトナーが滞留し
てクリーナローラ50やクリーニングブレード32を不
用意に汚す。さらに、クリーニング能力も低下すると共
に、画像汚れや機内汚れが発生する。
【0020】また、現像器18(図10参照)内でトナ
ーが滞留すると、現像器18内のトナー量に偏りが生
じ、現像スリーブ20の長手方向(軸方向)でのトナー
濃度が一定に保てなくなるだけでなく、正常なトナー残
量検知の障害となる。
【0021】また、ホッパ19内でトナーが滞留する
と、ホッパ19から現像器18へのトナー供給が不充分
となる。さらに、ホッパ19内にはトナーが充分存在し
ているにもかかわらず、トナー残量検知センサ74がト
ナー切れを検知することがある。この場合、ユーザがト
ナー補給をすると、ホッパ19には充分にトナーが存在
するので、ホッパへのトナー過補充となり、画像形成装
置本体をトナーで汚すだけでなく、ユーザの手や服をも
汚してしまう。
【0022】このように、トナーがトナー搬送スクリュ
ーに融着してトナー搬送スクリューの搬送力が低下する
と様々な問題が起こる。そこで、トナー搬送スクリュー
の羽根面にブラシ状の清掃部材を接触させ、融着したト
ナーを除去し、トナー搬送力の回復を図る技術が提案さ
れている(実開昭60−178857号公報参照)。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】この技術では、トナー
搬送スクリューの羽根面全体にブラシ状の清掃部材を接
触させて、羽根面に融着したトナーを除去する。このた
め、羽根面へのブラシ侵入を大きくすると、羽根面に融
着したトナーが充分に除去される。この場合、ブラシ使
用初期段階では、その効果は充分に得られる。しかし、
この技術では、ブラシの剛度、いわゆるコシに清掃能力
を依存しているので、ブラシ使用期間が長くなるほどブ
ラシが変形して清掃効果が低下するという問題がある。
【0024】本発明は、上記事情に鑑み、トナー搬送ス
クリューを長期間にわたって清掃しても清掃能力の低下
しない清掃部材を備えた画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像形成装置は、所定方向に延びる軸部と該
軸部の外周面に螺旋状に形成された羽根面とを有し、前
記軸部を回転させることによりトナーを搬送するトナー
搬送スクリューを備えた、記録媒体に画像を形成する画
像形成装置において、(1)前記軸部及び/又は前記羽
根面に変形自在に接触してこれらを清掃する清掃部材を
備えたことを特徴とするものである。
【0026】ここで、前記清掃部材は、(2)変形自在
な糸に錘を付けたものであってもよい。
【0027】また、前記清掃部材は、(3)所定間隔離
れた屈曲自在な複数の関節部を有する、所定長さの延長
部材からなるものであってもよい。
【0028】さらに、前記延長部材は、(4)複数個の
球を連ねたものであってもよい。
【0029】さらにまた、前記延長部材は、(5)鎖状
のものであってもよい。
【0030】さらにまた、前記延長部材は、(6)円筒
状の樹脂と板状の樹脂とを交互に複数個連ねたものであ
ってもよい。
【0031】さらにまた、前記延長部材は、(7)円筒
状の樹脂の複数箇所を圧延して形成されたものであって
もよい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0033】本発明の画像形成装置では、図7に示す従
来の画像形成装置と基本的構成が同じであるので、ここ
では、主に相違点を説明する。
【0034】先ず、図1を参照して実施形態の画像形成
装置のクリーナ装置を説明する。
【0035】図1は、クリーナ装置を示す模式図であ
り、図8に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符
号が付されている。
【0036】クリーナ装置90には、感光ドラム12の
回転軸と同じ方向(本発明にいう所定方向の一例であ
る)に延びる軸部54と、この軸部54の外周面に螺旋
状に形成された羽根面56とを有するトナー搬送スクリ
ュー58が配置されている。トナー搬送スクリュー58
の上方からは、軸部54と羽根面56とに変形自在に接
触する複数の清掃部材92(図には1つだけを示す)が
垂れ下がっている。軸部54や羽根面56に融着したト
ナーは、この清掃部材92によって掻き落とされる。清
掃部材92の上端92aは、クリーナ装置90の本体に
固定された断面「L」状の支持板94に固定されてい
る。清掃部材92の詳細については後述する。
【0037】図2は、現像器を示す模式図であり、図1
0に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付
されている。
【0038】現像器100には、トナー供給口60から
現像器18の内部に落下したトナー61を現像器18の
奥にまで搬送するトナー搬送スクリュー66が設けられ
ている。トナー搬送スクリュー66は、軸部62と、こ
の軸部62の外周面に螺旋状に形成された羽根面64と
を有する。トナー搬送スクリュー66の上方からは、軸
部62と羽根面64とに変形自在に接触する複数の清掃
部材102(図には1つだけを示す)が垂れ下がってい
る。軸部62や羽根面64に融着したトナーは、この清
掃部材102によって掻き落とされる。清掃部材102
の上端102aは、現像器100の本体に固定された支
持板104に固定されている。清掃部材の詳細について
は後述する。
【0039】図3は、ホッパを示す模式図であり、図1
2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付
されている。
【0040】ホッパ110には、ホッパ110に満たさ
れているトナーをトナー落下口80に搬送するトナー搬
送スクリュー86が設けられている。このトナー搬送ス
クリュー86は、軸部82とこの軸部82の外周面に螺
旋状に形成された羽根面84とを有する。トナー搬送ス
クリュー86の上方からは、軸部82と羽根面84とに
変形自在に接触する複数の清掃部材112(図には3つ
を示す)が垂れ下がっている。軸部82や羽根面84に
融着したトナーは、この清掃部材112によって掻き落
とされる。清掃部材112の上端112aは、ホッパ1
10の本体に固定された支持板114に固定されてい
る。清掃部材の詳細については後述する。
【0041】図4から図6までを参照して、清掃部材の
詳細を説明する。
【0042】図4は、4種類の清掃部材を示す正面図で
ある。
【0043】図4(a)に示す清掃部材120は、変形
自在な糸122とその下端に取り付けられた小さい径の
錘124を有する。錘124としては、ビーズ玉のよう
な、貫通孔が形成された小径の玉が使用されている。糸
122は、布、ステンレス、ピアノ線、樹脂などから製
造され、トナー搬送スクリューの軸部や羽根面に接触し
て自在に変形しながら、軸部や羽根面に融着したトナー
を掻き落とす。また、糸122の下端には、錘124が
抜け落ちないようにストッパ126が形成されている。
また、糸122の上端は、支持板128に固定されて装
置本体に吊り下げられている。このように、変形自在な
糸122を支持体として、この糸122の下端に錘12
4を吊り下げることにより、トナー搬送スクリューの軸
部や羽根面に糸122が接触して変形しながらトナーを
掻き落としても、清掃後は元の形状に直に復帰する。こ
のため、長期間にわたって清掃部材120を使用しても
清掃能力が低下せず、耐久性に優れる。
【0044】ところで、ブラシを用いた従来の清掃部
材、例えばナイロンやポリプロピレン樹脂で製造したブ
ラシは、例えば、ブラシの線径を0.8〜1.0mm程
度にすると、長期間使用して軸部や羽根面に接触させて
いくうちに変形してそのままの形となる。このため、ブ
ラシが軸部や羽根面に強く接触できなくなり、清掃能力
が低下して耐久性が低い。また、ブラシの線径を0.8
mmよりも細いものにすると、使用時にブラシが根元か
ら抜け落ちるという現象が起こり、耐久性に欠ける。
【0045】図4(b)に示す清掃部材130は、複数
個の球(玉)132を連ねたものである。貫通孔が形成
されたビーズ玉のような小径の玉132を糸134でつ
ないで変形自在な清掃部材130とした。このため、各
玉132のつなぎ目には、屈曲自在な関節部136が形
成されている。この関節部136によって、清掃部材1
30がトナー搬送スクリューの軸部や羽根面の形状に沿
って変形自在に接触する。この結果、軸部や羽根面と清
掃部材との接触面積が大きくなり、清掃能力が向上す
る。なお、糸134の下端には、玉132が抜け落ちな
いようにストッパ138が形成されている。また、糸1
34の上端は、支持板139に固定されて装置本体に吊
り下げられている。
【0046】ここで、清掃部材130の変形例を図5を
参照して説明する。
【0047】図5(a)は、第1変形例を示す正面図、
(b)は、第2変形例を示す正面図、(c)は、第3変
形例を示す正面図である。
【0048】第1変形例の清掃部材140も、清掃部材
130と同様に複数個の球(玉)を連ねたものである
が、糸146の上端の玉141が一番小さく、上端から
2番目の玉142が二番目に小さく、上端から3番目の
玉143が三番目に小さく、上端から4番目以降の玉1
44が一番大きい。このように玉のサイズを変えて糸1
46の下端側の玉のサイズを大きくし、トナー搬送スク
リュー58,66,86の羽根面56,64,84に接
触する玉144を大きくすることにより、小径の錘で形
成された関節部145は移動角度を大きくとれるように
なり清掃部材の、羽根の回転への追従性が良くなる。従
って、トナー搬送スクリュー58,66,86の回転速
度が速い場合にも確実に羽根面56,64,84と玉1
44とを接触させることができる。なお、糸146の下
端には、玉144が抜け落ちないようにストッパ148
が形成されている。また、糸146の上端は、支持板1
49に固定されて装置本体に吊り下げられている。
【0049】第2変形例の清掃部材150は、清掃部材
130の複数個の玉132に代えて、糸152に複数の
中空円筒154を連ねたものである。なお、糸152の
下端には、中空円筒154が抜け落ちないようにストッ
パ156が形成されている。また、糸152の上端は、
支持板158に固定されて装置本体に吊り下げられてい
る。
【0050】第3変形例の清掃部材160は、玉132
と中空円筒154とを交互に糸162に連ねたものであ
る。糸162の下端には、玉132と中空円筒154が
抜け落ちないようにストッパ164が形成されている。
また、糸162の上端は、支持板166に固定されて装
置本体に吊り下げられている。
【0051】上述した第1、第2、及び第3変形例の清
掃部材140,150,160も、図4(b)に示す清
掃部材130と同様に、各玉や中空円筒のつなぎ目に屈
曲自在な関節部145,155,165が形成されてい
る。この関節部145,155,165によって、清掃
部材140,150,160がトナー搬送スクリューの
軸部や羽根面の形状に沿って変形自在に接触する。この
結果、軸部や羽根面と清掃部材との接触面積が大きくな
り、清掃能力が向上する。
【0052】再び、図4を参照して清掃部材の他の種類
を説明する。
【0053】図4(c)に示す清掃部材170は、円筒
状の樹脂172の複数箇所を圧延して圧延部174を形
成し、この圧延部174に屈曲自在な関節部136
((b)参照)と同様の働きを持たせたものである。清
掃部材170の全体を樹脂で構成して関節部を形成した
ので、線径を太くでき耐久性が向上する。また、(b)
に示す玉132を連ねたものよりも製造が容易で、か
つ、コストも低く抑えられる。なお、樹脂172の上端
は、支持板176に固定されて装置本体に吊り下げられ
ている。
【0054】図4(d)に示す清掃部材180は、鎖1
82で構成されている。
【0055】樹脂や繊維で構成された金属製のブラシと
比較して、ステンレスやピアノ線で構成された金属製の
ブラシを用いると、ブラシの耐久性は向上するが、トナ
ー搬送スクリューに傷を付けたり、極端な負荷トルクの
増大となる。一方、ブラシの線径を細くするとブラシが
変形して充分な耐久性が得られない。そこで、屈曲自在
な関節部を有する金属製の清掃部材180として鎖18
2を用いた。この清掃部材180は、耐久性もあり、更
に、トナー搬送スクリュー58,66,86の軸部5
4,62,82や羽根面56,64,84に充分に侵入
し易く、かつ、これらとの接触面積も大きくなる。さら
に、コストも低く、製造も容易である。なお、鎖182
の上端は、針金184で支持板186に結ばれて装置本
体に吊り下げられている。
【0056】図6を参照して、清掃部材130(図4
(b)参照)の玉132の代替品について説明する。
【0057】図6(a)は円盤状の代替品190を示
し、(b)は中空の四角柱からなる代替品196を示
す。(c)は中空の三角柱からなる代替品200を示
す。
【0058】以上、様々な形状の清掃部材を説明した
が、いずれの清掃部材も、トナー搬送スクリューの軸部
や羽根面の形状に沿って変形自在に接触する。この結
果、軸部や羽根面に融着したトナーを効率よく除去で
き、長期間にわたって清掃しても清掃能力が低下しな
い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置には、トナー搬送スクリューの軸部や羽根面に変形
自在に接触してこれらを清掃する清掃部材が備えられて
いる。したがって、この清掃部材でトナー搬送スクリュ
ーを長期間にわたって清掃しても清掃能力が低下しな
い。この結果、高湿時にトナー搬送スクリューの軸部や
羽根面にトナーが融着しても容易に除去できるので、ト
ナー搬送スクリューの搬送力が低下することを防止でき
る。また、ブラシを用いてトナー搬送スクリューの軸部
や羽根面を清掃する清掃部材よりも、トナー搬送スクリ
ューの羽根面や軸部に充分に侵入させられるので、確実
にトナーを掻き落とせる。また、本発明の画像形成装置
に備えられた清掃部材は長期間使用しても変形しないの
で、長期に渡り、その効果を得られる。
【0060】ここで、清掃部材が、変形自在な糸に錘を
付けたものである場合は、比較的簡易な構成で耐久性の
ある清掃部材が得られる。
【0061】また、清掃部材が、所定間隔離れた屈曲自
在な複数の関節部を有する、所定長さの延長部材からな
るものである場合も、比較的簡易な構成で耐久性のある
清掃部材が得られる。
【0062】さらに、延長部材が、複数個の球を連ねた
ものである場合は、耐久性があり効率よく清掃できる清
掃部材が得られる。
【0063】さらにまた、延長部材が、鎖状のものであ
る場合も、耐久性があり効率よく清掃できる清掃部材が
得られる。
【0064】さらにまた、延長部材が、円筒状の樹脂と
板状の樹脂とを交互に複数個連ねたものである場合も、
耐久性があり効率よく清掃できる清掃部材が得られる。
【0065】さらにまた、延長部材が、円筒状の樹脂の
複数箇所を圧延して形成されたものである場合も、耐久
性があり効率よく清掃できる清掃部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置のクリーナ装置を示す模
式図である。
【図2】本発明の画像形成装置の現像器を示す模式図で
ある。
【図3】本発明の画像形成装置のホッパを示す模式図で
ある。
【図4】(a)は、変形自在な糸の下端に錘を取り付け
て構成された清掃部材を示す正面図、(b)は、複数個
の玉を連ねて構成された清掃部材を示す正面図、(c)
は、円筒状の樹脂の複数箇所を圧延して形成された清掃
部材を示す正面図、(d)は、鎖で構成された清掃部材
を示す正面図である。
【図5】(a)は、第1変形例を示す正面図、(b)
は、第2変形例を示す正面図、(c)は、第3変形例を
示す正面図である。
【図6】(a)は円盤状の代替品を示す正面図、(b)
は中空の四角柱からなる代替品を示す斜視図、(c)は
中空の三角柱からなる代替品を示す斜視図である。
【図7】従来の画像形成装置の一例を示す模式図であ
る。
【図8】従来の画像形成装置のクリーナ装置の概略構成
を示す模式図である。
【図9】図8のクリーナ装置の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図10】従来の画像形成装置の現像器を示す模式図で
ある。
【図11】図10の現像器の概略構成を模式的に示す斜
視図である。
【図12】従来の画像形成装置のホッパを示す模式図で
ある。
【図13】図12のホッパから図10の現像器にトナー
を供給する様子を示す模式図である。
【符号の説明】
54,62,82 軸部 56,64,84 羽根面 58,66,86 トナー搬送スクリュー 90 クリーナ装置 92,102,112 清掃部材 100 現像器 110 ホッパ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に延びる軸部と該軸部の外周面
    に螺旋状に形成された羽根面とを有し、前記軸部を回転
    させることによりトナーを搬送するトナー搬送スクリュ
    ーを備えた、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に
    おいて、 前記軸部及び/又は前記羽根面に変形自在に接触してこ
    れらを清掃する清掃部材を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃部材は、 変形自在な糸に錘を付けたものであることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃部材は、 所定間隔離れた屈曲自在な複数の関節部を有する、所定
    長さの延長部材からなるものであることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記延長部材は、 複数個の球を連ねたものであることを特徴とする請求項
    3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記延長部材は、 鎖状のものであることを特徴とする請求項3記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記延長部材は、 円筒状の樹脂と板状の樹脂とを交互に複数個連ねたもの
    であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記延長部材は、 円筒状の樹脂の複数箇所を圧延して形成されたものであ
    ることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
JP9165712A 1997-06-23 1997-06-23 画像形成装置 Withdrawn JPH1115273A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7904007B2 (en) 2006-11-20 2011-03-08 Sharp Kabushiki Kaisha Developer storage container and image forming apparatus
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