JPH11152399A - 良好な延性および耐候性を有する脂肪族ポリエステル−アクリルブレンド成形組成物 - Google Patents

良好な延性および耐候性を有する脂肪族ポリエステル−アクリルブレンド成形組成物

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JPH11152399A
JPH11152399A JP25778598A JP25778598A JPH11152399A JP H11152399 A JPH11152399 A JP H11152399A JP 25778598 A JP25778598 A JP 25778598A JP 25778598 A JP25778598 A JP 25778598A JP H11152399 A JPH11152399 A JP H11152399A
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acrylonitrile
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JP25778598A
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Frank A Hoefflin
フランク・エー・ホーフリン
Robert Russell Gallucci
ロバート・ラッセル・ガルーチ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合則によって予測されるよりも実質的によ
り大きな程度に向上され改善された延性および剛性を有
するUV−安定性の耐衝撃性改良された脂環式ポリエス
テル樹脂成形組成物。 【解決手段】 式 【化1】 (上記式中、R1 はHまたはC1−C6アルキル、好ま
しくはメチルであり、そしてR2 はC1−C12アルキ
ル、シクロアルキルまたはアルキルアリール、好ましく
はメチルである)の反復構造単位を有する高分子量熱可
塑性アクリルポリマーまたはこれと50重量%までの別
のエチレン性不飽和モノマーとのコポリマーを、ポリマ
ー混合物に基づいて約5重量%乃至約50重量%まで脂
環式ポリエステル樹脂にブレンドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は熱可塑性ポリエステル樹脂および熱可塑性ポリ
アクリレート樹脂のバインダー物質のブレンドに基づく
成形組成物に係わり、このバインダー物質によって改善
された耐候性の表示である光沢の保持および色の保持に
対する改善された特性、改善された衝撃強さ、寸法安定
性、増大された曲げ弾性率、たるみに対するより高い熱
安定性、減少された収縮および改善されたメルトフロー
の諸特性が成形組成物に付与される。
【0002】ポリメチルメタクリレート(PMMA)の
ような熱可塑性ポリアクリレートバインダー物質に基づ
く成形組成物は良好な硬さ、光沢および耐候性を有す
る。しかし、これらは延性に乏しく、脆くそして耐溶剤
性に限界がある。熱可塑性脂環式ポリエステル樹脂バイ
ンダー物質に基づく成形組成物は、少なくとも実質的に
芳香族成分を欠いている脂環式ポリエステルの場合には
良好な延性、衝撃強さおよぞ耐候性を有する。
【0003】樹脂それぞれの望ましい特性をブレンドに
付与するために異なる熱可塑性バインダー物質のブレン
ドから成形組成物を調合することは 可能であるが、こ
れによって一般にこうした望ましい特性の幾つかが劣化
を受けおよび/または樹脂それぞれがそれ自体所有して
いない望ましくない特性を形成する結果となる。従来技術の記述 米国特許5,486,562 を参照すると、これには耐衝撃性改
良剤であるエラストマー性ポリマーとガラス繊維のよう
な充填剤を含有した脂環式ポリエステルバインダー物質
に基づくUV安定性で耐候性の成形組成物であり、良好
な衝撃強さ特性を維持しながらメルトフロー特性が向上
されている組成物が開示されている。これらの組成物の
弾性率は低く、ガラス繊維のような充填剤を添加すれば
剛性は改善できるが、衝撃強さは減少する。
【0004】また、米国特許5,410,000 を参照すると、
これには耐衝撃性改良剤としてのポリマーおよび強化剤
としての充填剤と共にポリ(シクロアルキル/アリー
ル)ポリエステルあるいはこれとポリカーボネートを含
めた他のポリマーバインダー物質との混合物を含有した
成形組成物が開示されている。米国特許5,399,661 にも
またポリ(シクロアルキル/アリール)ポリエステルま
たはこれと他のポリマーとの混合物、コア−シェル耐衝
撃性改良剤および充填剤を含有する成形組成物が開示さ
れている。しかし、これらの芳香族シクロアルキルエス
テル類は良好な耐候性を持たない。
【0005】また、米国特許5,498,668 を参照すると、
これには成形組成物が可視的に透明になるように類似の
屈折率を持った、脂環式ポリエステル樹脂でもよいポリ
エステル樹脂とポリ(メチルメタクリレート)のような
アクリルポリマーとのブレンドを含む熱可塑性成形組成
物が開示されている。この米国特許はこのポリエステル
かまたはこのアクリルポリマーを1−99重量%含有
し、そして広義に”耐衝撃性改良剤”を含むとはしてい
るが、かかる物質が如何なる物かあるいはその含有量に
ついて何等同定されていない、これら特定の脂環式ポリ
エステルのポリマーブレンドについて広義に触れている
に過ぎない。また、不透明な、補強されたまたは耐候性
の組成物についてあるいは延性特性についても何等言及
されていない。
【0006】また、米国特許5,260,379 を参照すると、
ここには芳香族ポリエステル樹脂と約35モル%までの
メチルメタクリレートを含有するスチレンコポリマーと
のブレンドを含みそして良好な延性およびメルトフロー
特性を有する熱可塑性成形組成物が開示されている。”
耐衝撃性改良剤”と同様にガラス繊維強化用充填剤を含
むことができる。これらのスチレンコポリマーをそれぞ
れ25、50および75重量%含有する特定のブレンド
が開示されているが、しかしこのようなブレンドに対す
る添加剤として何等特定の耐衝撃性改良剤は開示されて
いない。
【0007】更にまた、米国特許3,657,389 を参照する
と、ここには脂環式ポリエステルとアクリレートおよび
メチルメタクリレートコポリマーを含めたオレフィンポ
リマーとのポリマーブレンドに基づくホットメルト型接
着剤組成物が開示されている。充填剤は含有されてもよ
いとされているが、耐衝撃性改良剤は開示されていな
い。
【0008】また、米国特許5,115,016 を参照すると、
ここには結晶性ポリエチレンテレフタレート、強化用ガ
ラス繊維および組成物から成形された物品の光沢を改善
しそして反りを減少する改質剤樹脂としての熱可塑性ポ
リ(メチルメタクリレート)を含んだ芳香族ポリエステ
ル樹脂成形組成物が開示されている。最後に、ヨーロッ
パ特許出願0248352 を参照すると、ここには脂環式また
は芳香族ジ酸の飽和ポリエステル少なくとも55重量
%、アクリルゴム35重量%までおよびエラストマー性
コポリエステル10重量%の混合物を含み、そしてポリ
カーボネート、ABSポリマーなどのような他の熱可塑
性ポリマーを含む、ポリマー組成物が開示されている。
【0009】発明の要約 本発明は、従来既知のUV−安定性の耐衝撃性改良され
た脂環式ポリエステル樹脂成形組成物の延性および耐候
性が、これに式
【0010】
【化2】
【0011】(上記式中、R1 はHまたはC1−C6ア
ルキルであり、そして好ましくはメチルであり、またR
2 はC1−C12アルキル、シクロアルキルまたはアル
キルアリールであり、好ましくはメチルである)の反復
構造単位を有する高分子量熱可塑性アクリルポリマーま
たは50重量%までの他のエチレン性不飽和モノマーと
のそのコポリマーをポリマー混合物に基づいて約5重量
%乃至約50重量%までブレンドすることによって、複
合則によって予測されるよりも実質的により大きな程度
まで実質的に向上し改善することができるとの発見に係
わる。
【0012】発明の詳細な記述 本発明はUV−安定性で耐候性のポリアクリレート成形
組成物の延性および靱性が、熱可塑性ポリアクリレート
樹脂即ちアクリルホモポリマーまたはコポリマー約95
乃至50重量%を熱可塑性脂環式ポリエステル樹脂約5
乃至50重量%とブレンドして複合則によって予測され
るよりも実質的により大きな延性および靱性を有する成
形組成物を形成することにより実質的にそして予想外に
改善できるとの発見に基づいている。
【0013】本発明の成形組成物は好ましくはまた、例
えばアクリルゴム好ましくはポリ(メチルメタクリレー
ト)PMMAシェルとブチルアクリレートコアとを有す
るコア−シェル改質剤、アクリロニトリル−スチレン−
アクリレート(ASA)ゴム、エチレン−プロピレン−
ジエン−グラフト−スチレン−アクリロニトリルゴム
(EPDM−g−SN)あるいは最も好ましくは後述す
るようなグリシジルエステルゴムのような耐衝撃性改良
剤を2乃至30重量%含有する。
【0014】本発明に使用される脂環式ポリエステルは
脂肪族ジ酸またはその化学的等価物と脂肪族ジオールま
たはその化学的等価物との縮合生成物である。本発明の
脂環式ポリエステルは脂肪族ジ酸と脂肪族ジオールとの
混合物から形成できるが、環式ジ酸および/またはジオ
ール成分を少なくとも80モル%含有しなければなら
ず、存在するなら残部は線状脂肪族ジ酸および/または
ジオールである。これらの環式成分は良好な剛性を付与
するために必要であり、そして通常の露出条件下でUV
を吸収しないので、これにより優れた耐候性を有する剛
性の成形物品を提供する。芳香族成分はその存在する程
度においてUV−吸収を高めて耐候性を低下するので好
ましくない。
【0015】本発明の成形組成物中に使用するのに好ま
しい脂環式ポリエステルは脂環式ジオールと、脂環式ジ
酸または例えばその塩、エステルまたは酸ハロゲン化物
のようなこのジ酸の化学的等価物、好ましくは1,4−
シクロヘキシルジ酸そして最も好ましくはその70モル
%より多くがtrans-異性体の形態をしたものとの、縮合
生成物である。好ましい脂環式ジオールは1,4−シク
ロヘキシル第一ジオール例えば1,4−シクロヘキシル
ジメタノール、最も好ましくはその70モル%より多く
がtrans-異性体の形態をしたものである。
【0016】本発明に使用されるポリエステル樹脂の調
製に有用なジオールは直鎖、分岐鎖または好ましくは脂
環式アルカンジオールであり、2−12個の炭素原子を
含有できる。限定はされないがこのようなジオールには
例えばエチレングリコール;プロピレングリコール即ち
1,2−および1,3−プロピレングリコール;2,2
−ジメチル−1,3−プロパンジオール;2−エチル−
2−メチル−1,3−プロパンジオール;1,3−およ
び1,5−ペンタンジオール;ジプロピレングリコー
ル;2−メチル−1,5−ペンタンジオール;1,6−
ヘキサンジオール;ジメタノールデカリン;ジメタノー
ルビシクロオクタン;1,4−シクロヘキサンジメタノ
ールおよび特にそのcis-およびtrans-異性体;トリエチ
レングリコール;1,10−デカンジオール;並びに前
記化合物のいずれかの混合物が含まれる。好ましくは脂
環式ジオールまたはその化学的等価物、特に1,4−シ
クロヘキサンジメタノールまたはその化学的等価物、好
ましくはそのcis-およびtrans-異性体の混合物でtrans-
異性体含有量が70%以上の物がジオール成分として使
用される。
【0017】ジオールの化学的等価物にはジアルキルエ
ステル、ジアリールエステルのようなエステル、塩等が
含まれる。本発明に使用される脂肪族ポリエステル樹脂
の調製に有用なジ酸は脂環式ジ酸である。これは含有さ
れる2つのカルボキシル基の各々が飽和炭素に結合され
ているカルボン酸を包含する意味である。好ましいジ酸
はシクロまたはビシクロ脂肪族酸、例えばデカヒドロナ
フタレンジカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸、ビ
シクロオクタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸またはこれらの化学的等価物であり、最も
好ましいのはtrans-1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸またはその化学的等価物である。
【0018】シクロヘキサンジカルボン酸およびそれら
の化学的等価物は例えばイソフタル酸、テレフタル酸ま
たはナフタレン酸のようなシクロ芳香族ジ酸および対応
する誘導体を炭素またはアルミナのような適当なキャリ
ヤー上に支持されたロジウムのような適当な触媒を使用
して室温および大気圧において適当な溶剤、水または酢
酸中において水素添加することによって調製できる。Fr
iefelder等のJournalof Organic Chemistry, 31, 3438
(1966)および米国特許2,675,390および4,754,064を参照
されたい。また、これらはフタル酸が反応条件下におい
て少なくとも部分的に溶解される不活性の液体媒質並び
に炭素またはシリカ中のパラジウムまたはルテニウムの
触媒を使用して調製することもできる。米国特許2.888.
484 および3,444,237を参照されたい。
【0019】典型的には、この水素添加においては、カ
ルボン酸基がcis-またはtrans-位置にある2つの異性体
が得られる。このcis-およびtrans-異性体は例えばn−
ヘプタンのような溶剤を使用しあるいは使用せずに結晶
化するかまたは蒸留するかして分離できる。cis-異性体
はより良好にブレンドされる傾向があるが、しかしtran
s-異性体のほうがより高い融点および結晶化温度を有す
るので特に好ましい。本発明ではcis-およびtrans-異性
体の混合物も同様に有用であり、そしてこのような混合
物が使用されるときは、trans-異性体が少なくとも約7
0重量%含まれているのが好ましい。
【0020】このような異性体の混合物または一種より
多くのジ酸が使用されるときは、コポリエステルまたは
2種のポリエステルの混合物を本発明で脂環式ポリエス
テル樹脂として使用できる。これらのジ酸の化学的等価
物には例えばジアルキルエステルやジアリールエステル
のようなエステル、無水物、塩、酸塩化物、酸臭化物等
が含まれる。好ましいこうした化学的等価物は脂環式ジ
酸のジアルキルエステルであり、最も好ましい化学的等
価物はこの酸のジメチルエステルであり、特にジメチル
−trans-1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートで
ある。
【0021】本発明に使用されるポリエステル樹脂は典
型的にはこうしたジオールまたはジオールの等価物の成
分とこうしたジ酸またはジ酸の化学的等価物の成分との
縮合またはエステル交換重合を介して得られ式
【0022】
【化3】
【0023】の反復単位を有する。ここに、上記式中、
Rは2−12個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖または
脂環式アルカンジオールまたはその化学的等価物の残基
である2−12個の炭素原子を有するアルキルまたはシ
クロアルキル基を表し、R3 は脂環式ジ酸またはその化
学的等価物から誘導された脱カルボキシル化後の残基で
あるアルキルまたは脂環式基であり、但し少なくとも1
つのRまたはR3 基はシクロアルキル基である。
【0024】好ましい脂環式ポリエステルは式
【0025】
【化4】
【0026】の反復単位を有するポリ(1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール−1,4−シクロヘキサンジカル
ボキシレート)(PCCD)である。ここに、上記式
中、Rは1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導
され、R3 はシクロヘキサンジカルボキシレートまたは
その化学的等価物から誘導されたシクロヘキサン環であ
る。
【0027】この反応は一般には適当量、代表的には最
終生成物に基づいてチタン約100−400ppmの量
のテトラキス(2−エチルヘキシル)チタネートのよう
な適当な触媒の存在下において行われる。本発明の強化
された成形組成物に使用される好ましい脂肪族ポリエス
テルは50℃より高い、最も好ましくは100℃より高
いガラス転位温度(Tg)を有する。
【0028】相乗効果的に改善された延性を有するポリ
マーブレンドを形成する上でこうした脂環式ポリエステ
ルと共に有用な熱可塑性アルキルアクリレートポリマー
は構造式
【0029】
【化5】
【0030】を含むホモポリマーまたはコポリマーであ
る。ここに、上記式中、R1 はHまたはC1−C6アル
キルそして好ましくはメチルであり、またR2 はC1−
C12アルキル、シクロアルキルまたはアルキルアリー
ルそして好ましくはメチルである。アクリルエステルの
ホモポリマーの場合には、n=100−100,000
である。コポリマーの場合、その分子量はホモポリマー
の分子量範囲に入るであろう。あらゆる場合において、
アクリルエステルポリマーは好ましくは約80℃より高
いガラス転位温度を有する。
【0031】適当な割合または比率、即ちアクリルポリ
マーまたはコポリマー約5乃至50重量%好ましくは2
0乃至40重量%および脂環式ポリエステル約95乃至
50重量%好ましくは80乃至60重量%にて使用され
るときには、ブレンドにおけるアクリルポリマーまたは
コポリマー、最も好ましくはポリ(メチルメタクリレー
ト)ホモポリマー即ちPMMAは、このようなポリエス
テル単独に基づく組成物より安価であり、改善されたU
V−安定性および耐候性を有し、そしてこのようなポリ
エステル単独に基づく組成物より著しく高い剛性を有す
る組成物を提供する働きをする。
【0032】例えばポリ(メチルメタクリレート)のよ
うなアクリルエステルホモポリマーが好ましいが、本発
明ではアクリルエステルポリマーはアクリルエステルモ
ノマーと、例えばアクリロニトリル、スチレン、アルキ
ルスチレン、エチレンやプロピレンのようなα−オレフ
ィン、酢酸ビニルのようなビニルエステル、マレイン酸
や無水マレイン酸のような不飽和ジ酸または酸無水物ま
たはマレイミドの如きの他の1種または2種のエチレン
性不飽和またはビニルコ−モノマー約50重量%までと
のコポリマーまたはターポリマーでもよい。
【0033】好ましいPMMAホモポリマーはAto Haas
からPlexiglassの商標名で市販されているPMMA V920Aで
ある。一般に適当なアクリルポリマーまたはコポリマー
は約100℃のガラス転位温度を有しており、そして良
好な靱性および非−透明性を有するミクロ相分離構造の
混合物を与えるよう上記のポリエステルとは非混和性で
ある。
【0034】本発明のポリマーブレンドに好ましくは添
加される実質的に非晶質の耐衝撃性改良剤コポリマー樹
脂は幾つかの異種のゴム質改質剤の1つあるいはこのよ
うな改質剤の2種以上の組合せからなることができる。
適当なのはアクリルゴム、ASAゴム、アクリレートま
たはジエンゴム、オルガノシロキサンゴム、EPDMゴ
ム、SBSまたはSEBSゴム、ABSゴムおよびグリ
シジルエステル耐衝撃性改良剤として知られる群の改質
剤である。
【0035】用語「アクリレートゴム改質剤」とは多
段、コア−シェルあるいはインターポリマー改質剤を指
して言うことがあり、この改質剤は架橋されたまたは部
分的に架橋された(メタ)アクリレート、好ましくはブ
チルアクリレートのゴム質コア相を有している。この架
橋されたアクリルエステルコアにはアクリルまたはスチ
レン系樹脂、好ましくはメチルメタクリレートまたはス
チレンの外殻シェルが結合されており、この外殻シェル
が前記ゴム質のコア相に相互貫入している。この樹脂質
のシェル内にアクリロニトリルまたは(メタ)アクリロ
ニトリルのような他のモノマーを少量導入しても適当な
耐衝撃性改良剤を与える。この相互貫入網目構造は、こ
の樹脂質の相を形成するモノマーが前記の前もって既に
重合されそして架橋された(メタ)アクリレートのゴム
質の相の存在下で重合されそして架橋されるとき与えら
れる。
【0036】好ましいゴムはポリアルキルアクリレート
またはポリオレフィンにPMMAまたはSANがグラフ
トされて構成され、ゴム質成分のTgが0℃より低く、
好ましくは約−40℃乃至−80℃であるグラフトまた
はコア−シェル構造体である。好ましくはこのゴム含有
量は少なくとも40重量%、最も好ましくは約70−9
0重量%である。
【0037】好ましいグリシジルエステル耐衝撃性改良
剤は1種またはそれ以上のグリシジルエステルモノマー
から誘導された繰り返し単位を含んだポリマーである。
ここに使用される用語”グリシジルエステルモノマー”
は例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸のよう
なエチレン性不飽和カルボン酸のグリシジルエステルを
意味し、例えばグリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレート、グリシジルイタコネートなどを包含す
る。好ましい実施の態様では、グリシジルエステルモノ
マーはグリシジルアクリレートまたはグリシジルメタク
リレートである。グリシジルエステル改質剤の好ましい
含有量は1乃至10%である。
【0038】別の好ましい実施の態様では、グリシジル
エステル耐衝撃性改良剤は1種またはそれ以上のグリシ
ジルエステルモノマーから誘導された第一の繰り返し単
位と例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、スチレンあるいはアルキルアクリレートまたは
メタクリレートのような1種またはそれ以上のα−オレ
フィンモノマーから誘導された第二の繰り返し単位を含
んでいる。
【0039】好ましい耐衝撃性改良された脂環式ポリエ
ステル/アクリルエステルブレンドポリマー組成物は、
(A)約50乃至95重量%最も好ましくは60乃至8
0重量%の脂環式ポリエステル樹脂および約50乃至5
重量%最も好ましくは40乃至20重量%のアクリルエ
ステルポリマーまたはコポリマーを含んでなる熱可塑性
ポリマーブレンド70乃至100重量部を含む。このポ
リエステル樹脂は(a)少なくとも1種の直鎖、分岐鎖
または脂環式C2 −C12アルカンジオール、最も好まし
くはC8 −C12脂環式ジオールあるいはその化学的等価
物と(b)少なくとも1種の脂環式ジ酸、好ましくはC
6 −C12ジ酸あるいはその化学的等価物との反応生成物
からなる。また、このアクリルポリマーまたはコポリマ
ーは
【0040】
【化6】
【0041】を有するアクリルエステルモノマーのポリ
マーからなる。ここに、上記式中、R 1 はHまたはC1
−C6アルキルそして好ましくはメチルであり、またR
2 はC1−C12アルキル、シクロアルキルまたはアル
キルアリール好ましくはメチルである。アクリルエステ
ルのホモポリマーの場合には、n=100−100,0
00である。本発明に使用されるアクリルエステルポリ
マーはアクリルエステルモノマーと、例えばアクリロニ
トリル、スチレン、アルキルスチレン、エチレンやプロ
ピレンのようなα−オレフィン、酢酸ビニルのようなビ
ニルエステル、マレイン酸や無水マレイン酸のような不
飽和ジ酸または酸無水物またはマレイミドの如きのエチ
レン性不飽和またはビニルコ−モノマー約50重量%ま
でとのコポリマーでもよい。また、前記好ましい耐衝撃
性改良された脂環式ポリエステル/アクリルエステルブ
レンドポリマー組成物は(B)幾つかの異種の改質剤の
1つあるいはこのような改質剤の2種以上の組合せから
なる実質的に非晶質な樹脂を含むゴム質の耐衝撃性改良
剤2乃至30重量部を含む。適当なのはアクリルゴム、
ASA改質剤、EPDM−グラフト−SANまたはアク
リル改質剤、およびグリシジルエステル改質剤として知
られる群の改質剤である。
【0042】非常に高いUV−安定性を有しているので
脂肪族ポリエステル樹脂は成形組成物にとって好ましい
バインダー物質であるが、本発明は高価である脂環式ポ
リエステル樹脂をこれより安価な慣用のUV−安定性の
アクリルエステルポリマーまたはコポリマーと混合して
ブレンドすれば、UV−安定性を維持しそして耐候性を
増大しながらこの組成物の全体のコストを低下するのみ
ならず、複合則によって予想しうる以上にこの組成物の
延性および靱性に予想外の向上をもたらすとの発見に係
わる。
【0043】前記の脂環式ポリエステルおよびアクリル
ポリマーまたはコポリマーブレンドに加えて、本発明の
組成物は例えばポリカーボネート(PC)ポリマー、特
にビスフェノールA(BPA)PC、ポリアルキレンフ
タレートまたはナフタノエート例えばポリブチレンテレ
フタレートポリマー(PBT)、ポリエチレンテレフタ
レートポリマー(PET)、ポリプロピレンテレフタレ
ートポリマー(PPT)、ポリエチレンナフタノエート
ポリマー(PEN)、ポリシクロヘキサンジメタノール
テレフタレートのような芳香族ポリエステルおよび好ま
しくは25−35%のアクリロニトリルを含有するスチ
レン−アクリロニトリルコポリマーの如きの追加のポリ
マー性バインダー物質を30重量%までこのブレンド中
に含有することができる。
【0044】好ましい耐衝撃性改良剤は一般にグリシジ
ルエステルポリマーあるいはアクリレートエラストマー
のアクリルまたはメタクリルグラフトポリマーの単独あ
るいはこれとビニル芳香族化合物との共重合体からな
る。特に適当なグラフトポリマーは例えばAcryloid EXL
3330のようなRohm & Haas から市販されているタイプの
アクリルコア−シェルポリマーである。最も好ましく
は、耐衝撃性改良剤はn−ブチルアクリレートをベース
とするゴム質のコアの第一段とメチルメタクリレート単
独またはこれとスチレンとの組合せから重合された第二
段とを有する二段重合体からなるであろう。この第一段
にはまた架橋作用のあるモノマーおよびグラフト結合作
用のあるモノマーも存在しうる。
【0045】適当なグリシジルエステルコポリマーは随
意には、このグリシジルエステルモノマーと共重合可能
な1種またはそれ以上の他のモノエチレン性不飽和モノ
マーから誘導された繰り返し単位を少量即ち約50重量
%まで含有することができる。ここに使用される用語”
モノエチレン性不飽和”とはエチレン性不飽和の部位を
分子あたり一つ有することを意味する。適当な共重合可
能なモノエチレン性不飽和モノマーの例には例えばスチ
レンおよびビニルトルエンのようなビニル芳香族モノマ
ー、例えば酢酸ビニルおよびプロピオン酸ビニルのよう
なビニルエステル、例えばブチルアクリレート、メチル
メタクリレートおよびシクロヘキシルメタクリレートの
ような(C1 −C20)アルキル(メタ)アクリレートが
含まれる。ここに使用される用語”(C1 −C20)アル
キル”は例えばメチル、エチル、デシル、エイコシル、
シクロヘキシルのような基あたり1−20個の炭素原子
を持つ直鎖または分岐アルキル基を意味し、そして用
語”(メタ)アクリレート”はアクリレート化合物とメ
タクリレート化合物の両者を集約して言及するものであ
る。
【0046】適当なグリシジルエステルコポリマーは例
えば慣用の遊離基開始共重合法あるいはグラフト重合法
によって製造できる。大いに好ましい実施の態様におい
ては、グリシジルエステル耐衝撃性改良剤は次式
【0047】
【化7】
【0048】の構造式による相対組成を有するランダム
コポリマーである。ここに、上記式中、R4 はH、アル
キルまたはアリール好ましくはHであり;R5 、R6
よびR 8 はそれぞれ個々にHまたは(C1 −C6 )アル
キル好ましくはHまたはメチルであり、R7 およびR9
はそれぞれ個々にアルキルまたはアリール好ましくはメ
チルであり、a+b+c+d=100であり、aは50
−99.5であり、bは0.5−25好ましくは1−1
0であり、cは0−50であり、そしてdは0−50好
ましくは0である。
【0049】好ましい実施の態様においては、ASTM D-1
238 により190℃で測定したグリシジルエステル耐衝
撃性改良剤のメルトインデックスは0.1−100グラ
ム/10分、好ましくは0.5−30グラム/10分で
ある。好ましい実施の態様においては、グリシジルエス
テル耐衝撃性改良剤はオレフィン−グリシジル(メタ)
アクリレートコポリマー、オレフィン−ビニルアセテー
ト−グリシジル(メタ)アクリレートコポリマーおよび
オレフィン−グリシジル(メタ)アクリレート−アルキ
ル(メタ)アクリレートコポリマーから選ばれるコポリ
マー1種以上からなる。
【0050】本発明の組成物をブレンドする方法は慣用
の技術によってなされうる。一つの便宜な方法は前記の
ポリエステル、アクリル、耐衝撃性改良剤およびその他
の成分を粉末または顆粒形態で溶融ブレンドし、得られ
たブレンドを押出し、それからペレットまたはその他の
適当な形状に細分することからなる。これらの成分は例
えば乾燥混合してから押出機内で溶融状態で混合するな
どにより任意の通常の方法で組み合わされる。
【0051】本発明の耐候性の成形組成物はタルク、粘
土、シリカ、ウォラストナイト、バライト、繊維状ガラ
スまたは炭素充填剤、好ましくはガラス繊維のような鉱
物質充填剤を全組成物の約5乃至50重量%、最も好ま
しくは10乃至30重量%の範囲の量で含有させること
により強化あるいは剛性化することができる。更にま
た、離型剤、酸化防止剤、潤滑剤、タルクなどのような
造核剤、例えば限定されないがベンゾトリアゾールのよ
うなUV安定剤を含めた他の安定剤、補助的な強化用充
填剤等、難燃剤、顔料あるいはこれらの組合せのような
添加剤を本発明の組成物に添加することができる。
【0052】好適な実施の態様の記述 以下の実施例での開示においては、諸特性は以下の手順
によって測定した。”ノッチ付きアイゾット(NI)および
ノッチ無しアイゾット(UNI)” :この試験手順はASTM D
256 法に基づいている。この場合、Izod Method E を使
用して、ノッチのつけてない供試体を試験してノッチ無
し衝撃強さを得た。この試験の結果は供試体の単位幅あ
たりの吸収エネルギーとして報告しそしてフィート×ポ
ンド/インチ(ft.lbs/in) で表した。典型的には最終
試験結果は5つの試験棒の試験結果の平均として計算し
た。”Dynatup (登録商標)(DYN TE)”:この試験手順は
ASTM D3763法に基づいておりDynatup ブランドの衝撃試
験器で行った。この手順は多軸変形条件下において材料
が如何に挙動するかについての情報を提供する。適用さ
れる変形は高速度の衝撃穴あけである。このタイプの試
験装置の供給者の例はDynatup である。試験結果として
報告されるのは種々の温度におけるいわゆる全エネルギ
ー値であり、フィート×ポンド(ft.lbs)で表される。
この最終試験結果は典型的には10個の試験小板の試験
結果の平均として計算される。”溶融粘度(MV)”:この
試験手順はASTM D1238法に基づいている。使用した装置
は自動タイマーの装備された押出可塑度計である。この
装置の典型的な例はTinius Olson MP 987 であろう。試
験に先立ち、試料を150℃で1時間乾燥した。試験条
件は融解温度250℃、全負荷5,000グラム、オリ
フィス直径0.0825インチおよび滞留時間5分であ
る。試験結果はポイズ単位で表されている。”曲げ弾性
率(FM)”:この剛性を測定するための試験手順はASTM D
790 法に基づいている。代表的な試験棒は1/8インチ
×1/2インチ×2 1/2インチの寸法を有する。この最
終試験結果は5つの試験棒の試験結果の平均として計算
されている。この試験は単純に支持されたビーム上に中
心負荷を使用した3点負荷式装置を伴う。Instronおよ
びZwickがこのタイプの試験を行うように設計された計
器の製造者の代表的な例である。曲げ弾性率は弾性限界
内における応力とこれに対応する歪みとの比でありポン
ド/平方インチ(psi) で表される。”光沢保持(J1960 G
loss)”:このJ1960試験は促進耐候試験に対するSAE 自
動車規格であり、光沢値はASTM D523 を使用して測定し
た。”色保持(J1960 Color)”:この試験はCielab Syst
emを使用して耐候試験にかけた試料の色の変化(△E)を
測定する。
【0053】実施例で使用した成分は以下のとおりであ
る。 1)”PCCD”はチタン触媒の存在下においてジメチル−
trans-1,4−シクロヘキサンジカルボキシレート(t-D
MCD)と1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)の
等モル量を反応させて製造された脂環式ポリエステルで
ある。このポリマーは4500−5000ポイズ(250
℃)の溶融粘度を有し、Tm=220℃の樹脂である。 2)”Irganox(登録商標)1076”はCiba-Geigy から市販
されているヒンダードフェノール系の酸化防止剤であ
る。 3)”Tinuvin(登録商標)234”はCiba-Geigy Corporati
onから市販されている置換されたヒドロキシフェニルベ
ンゾトリアゾールであるUV吸収剤である。 4)”Lexan 100 grade”はGE Plasticsから市販されて
いるビスフェノールAポリカーボネートである。 5)”PMMA V920A”はAto HaasからPlexiglassの商標名
で市販されているポリ(メチルメタクリレート)であ
る。 6)”Lotadar AX8900”はポリエチレン−グリシジルメ
タクリレート−メチルアクリレート重合体の耐衝撃性改
良剤である。 7)”Irgafos(登録商標)168”はCiba-Geigy Corporati
onから市販されているアリールホスファイト安定剤であ
る。 8)”Cyasorb(登録商標)5411”はCytec Corporationか
ら市販されているベンゾトリアゾールUV安定剤であ
る。 9)”Acryloid(登録商標)EXL 3330”はRohm & Haas か
ら市販されているアクリルゴム系のコア−シェル型耐衝
撃性改良剤である。 10)”ASA” はアクリロニトリル−スチレン−グラフ
ト−n−ブチルアクリレートゴム(n−ブチルアクリレ
ート46%)である。
【0054】以下の実施例ではブレンドの良好な均質性
が達成されるまで全ての成分をバケットブレンダー中で
配合することにより調製されている。調合物は500°
Fで運転されている(ダイヘッド帯域=480°F)真
空ベント式30mm型WP二軸スクリュー押出機で押し
出した。スクリュー速度は250rpmである。表1お
よび表2はPMMA/PCCD比の重要性を例示している。対照
C1、C2、C4およびC5はブレンドされていないポ
リマーを表している。これらの対照例をPCCDおよびPMMA
の75/25 ブレンドであるE2およびE4と比較すると、
これらのブレンドがノッチ無しアイゾット値(UNI) で
の正の相乗効果並びにDynatup 全エネルギー(DYN TE)の
完全な保持を示していることが明瞭に実証されている。
これらの2つのポリマー間の高いPMMA/PCCD比(C3お
よびC6)は何らの相乗効果をもたらしていない。これ
らのポリマーを1:1の比で含んでいる本発明の実施例
E1およびE3は同じく予想外に高いUNI 延性を実証し
ている。10%の耐衝撃性改良剤を追加して混合すると
(表2のE5およびE6)ノッチ付きアイゾット値を増
大する(従って靱性を増大する)が、PCCDとPMMAとの相
互作用によって起こる一次的相乗効果(DYN TE、UNI )
を変化させていない。しかしながら、このノッチ付きア
イゾット値の増大と靱性(FM)の上昇との組合せも、剛
性と靱性とが一般に互いに反比例すると知られているこ
とからすれば、これまた予想外である。
【0055】 表1 実施例 C1 C2 C3 E1 E2 PMMA V920A 99.75 - 74.81 49.88 24.94 PCCD - 99.75 24.94 49.88 74.81 Irganox 1076 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20亜燐酸 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 MV 8103 4573 6787 6186 5362 NI[ft.lbs/in] 0.3 3.6 0.3 0.4 0.3 UNI[ft.lbs/in] 3.5 30.9 5.6 17.2 39.7 DYN TE[ft.lbs] 1.8 38.1 1.2 4.6 37.7 FM[psi] 453000 169200 373800 304800 309800 FS[psi] 15850 7056 13680 11220 11790 更に、表2はJ1960 条件下で耐候試験にかけた後のこれ
らの調合物の光沢保持の挙動を例示している。J1960 試
験は促進耐候試験に対する現行の自動車規格である。
【0056】 表2 実施例 C4 C5 C6 E3 E4 E5 E6 PMMA V920A 99.75 - 74.81 49.88 24.94 22.4 22.4 PCCD - 99.75 24.94 49.88 74.81 67.1 67.1 ASA - - - - - 10 - Acryloid EXL 3330 - - - - - - 10 Tinuvin 234 0.30 0.30 0.30 0.30 0.30 0.30 0.30 Irganox 1076 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20亜燐酸 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.50 0.05 MV 2525 2687 2692 3086 3644 3500 4400 NI[ft.lbs/in] 0.19 9.3 0.2 0.3 0.47 1.6 6 UNI[ft.lbs/in] 3.8 34.7 5.3 21.6 47.6 50 41 DYN TE[ft.lbs] 1.7 40.6 1.4 10.3 40 40 37FM[psi] 438000 163000 365000 294000 222500 293000 343500 光沢(60゜)保持 露出量[kJ/m2] 0 130 128 90 88 92 89 89 625 116 119 85 88 86 76 75 1250 109 112 83 87 88 78 79 1875 110 113 91 90 88 80 78 脚註:表2におけるJ1960条件下での促進耐候試験後の
60゜光沢値はASTM D523を使用して測定された。この
耐候試験は以下のようなプロトコルを使用してSAEJ 196
0の条件下で行われた。耐候試験 :SAE J1960 JUN89法を使用してテクスチャー
ド加工されていないGardner チップをXenon Arc Atlas
Ci65/DMC ウェザオメーターで耐候試験にかけた。内側
石英および外側硼珪酸ガラスのフィルターを使用した。
試料は2段ラックに保持した。条件は以下のとおりであ
る。
【0057】 コントロール条件 暗サイクル 光サイクル 放射照度 --- 340nmで0.55±0.01 w/m2 ブラックパネル温度 38±2℃ 70±2℃ 湿球温度降下 0℃ 12℃ 乾球温度 38±2℃ 47±2℃ 相対湿度 95±5℃ 50±5℃ コンディショニングウオーター 40±4℃ 45±4℃ #180カムを使用し、40分光、20分光および前面
水噴霧、60分光、60分暗および水噴霧の順に繰り返
した。全120分光、60分暗。一日あたり光照射時間
16時間。
【0058】試料は全放射照度625、1250、18
75および2500KJ/m2 で測定した。概略日数
(機械は24時間/日運転)は19.7、39.5、5
9.2および78.9日(3、6、12および17週)
になるであろう。表3に示される次なる組の実施例E7
−E12は特許請求されている比の範囲内においてPCCD
とPMMAとの間の比を変化させるとノッチ付きアイゾット
値が変動される(相乗効果範囲を逸脱した対照例につい
ては表1を参照されたい)ことを例示している。これら
の実施例はまた耐衝撃性改良剤のノッチ感受性およびDy
natup TE値に与える影響をPMMA/PCCD比の関数として例
示してもいる。しかしながら、興味深い観察はEXL 3330
耐衝撃性改良剤の装填量を10%から15%に増大する
と(E9→E11およびE10→E12)ノッチ付きア
イゾット値(NI)が300%−400%も増加している
が、溶融粘度はほんの10%−15%しか増大していな
い発見である。この挙動もまた予測し難いものである。
【0059】 表3 実施例 E7 E8 E9 E10 E11 E12 PMMA V920A 22.1 25.3 29.5 35.4 27.8 33.4 PCCD 66.4 63.2 59.0 53.1 55.7 50.1 Irganox 1076 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 Acryloid EXL 3330 10.0 10.0 10.0 10.0 15.0 15.0オルト 珪酸テトラフェニル 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 亜燐酸 Tinuvin 234 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3カーホ゛ンフ゛ラック 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 MV[ホ゜イス゛] 9400 9100 9000 8770 10600 10500 NI[ft.lbs/in] 7.2 4.5 1.3 1.3 9.2 7.3 UNI[ft.lbs/in] 38.3 35.4 37.3 39.4 37.5 37.1 DYN TE[ft.lbs] 32 34 35 36 32 32 FM[psi] 248000 260000 275000 288900 256000 270000 FS[psi] 8500 8700 9100 9500 8400 8800 表4は75/25PCCD/PMMAブレンドの耐衝撃性改良形(E
13)の機械的特性に対する2つの鉱物質充填剤の影響
を例示している。E14−E20に実証されているよう
に、鉱物質充填剤の含有量が増すにつれて延性(NI、UN
I、DYN TE )が減少している。しかし、こらの2つの充
填剤の低い装填量では剛性(FM)の増大と組み合わせて
実質的に高い延性をなお維持できる。特に関心が持たれ
るのはE15であり、これは10%装填量のUltratalc
(登録商標)609がブレンドの粘度(MV)を犠牲にするこ
となく剛性および強度を100%も向上させていること
を示している。
【0060】 表4 実施例 E13 E14 E15 E16 E17 E18 E19 E20 PMMA V920A 22.3 21.1 19.8 18.6 21.1 19.8 18.6 17.3 PCCD 66.9 63.2 59.4 55.7 63.2 59.4 55.7 51.9 Acryloid EXL 3330+ 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 Silkem Silica - - - - 5.0 10.0 15.0 20.0 Ultratalc 609* - 5.0 10.0 15.0 - - - - モノ亜鉛燐酸塩 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05カーホ゛ンフ゛ラック 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 Irganox 1076 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2Cyasorb 5411 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 MV[ホ゜イス゛] 7320 7850 8400 9690 9300 10900 15100 18200 NI[ft.lbs/in] 2.3 0.6 0.45 0.45 1.1 0.95 0.65 0.2 UNI[ft.lbs/in] 38.4 30 16 12 38 39 35 34 DYN TE[ft.lbs] 37 15 5 3 29 23 21 9 FM[psi] 188000 226700 356700 383800 199400 207000 220000 244400 FS[psi] 7000 7800 14300 16000 7000 6900 7100 7200 脚註: +:EXL3330 は85%がブチルアクリレートゴムで15%がグラフトされたPMMA シェルからなる。 *:Barrets Mineral Co.からの市販品。
【0061】 表5 実施例 C7 C8 E21 E22 PMMA V920A 96.5 - 21.6 21.6 PCCD - 96.5 64.8 64.8 Irganox 1076 0.2 0.2 0.2 0.2 Ube ASA - - 10 - Acryloid EXL 3330 - - - 10 亜燐酸 0.05 0.05 0.50 0.05 Tinuvin 234 0.3 0.3 0.3 0.3TiO2 3 3 3 3 MV[ホ゜イス゛] 7100 4250 5350 6600 NI[ft.lbs/in] 0.16 18 2 2 UNI[ft.lbs/in] 3.1 32.2 40 36 DYN TE[ft.lbs] 0.68 25 29 28 FM[psi] 45100 168000 220000 216000FS[psi] 15800 6700 7800 7300 色保持(△E) 露出量[kJ/m2] 0 82 88 92 93 625 80 77 82 80 1250 78 81 78 73 1875 81 70 75 66 2500 80 21 67 56 脚註:色保持(△E)はJ1960条件下での促進耐候試験後の色の保持。
【0062】表5に示されている色の変化はCIELABシス
テムを使用してデルタEで測定した。F.W.Billmeyer &
M.Saltzmanの"Principles of Color Technology",2nd.E
ditionを参照されたい。表5は耐衝撃性改良剤を添加さ
れたおよび添加されていないTiO2 で充填されたPMMA
/PCCDに基づく実施例を例示している。更に、J1960 耐
候試験後の色の保持も呈示されている。観察した期間に
わたって全ての調合物が殆ど可視的な色の形成を示して
いないことが理解できる。表2に提供したデータと合わ
せて、このタイプのPMMA/PCCD調合物は耐候性の屋外用
途に非常によく適していることが実証できる。
【0063】表6はPMMA/PCCD/PCブレンドに基づく実
施例を例示している。 表6 実施例 E23 E24 E25 E26 PMMA V920A 44.48 41.98 39.33 29.48 PCCD 44.48 41.98 39.33 29.48 モノ亜鉛燐酸塩 0.05 0.05 0.05 0.05 Irgafos 168 0.5 0.5 0.5 0.5 Cyasorb 5411 0.5 0.5 0.5 0.5 Lotadar AX8900 10 10 10 10Lexan 100 0 5 10 29.48 MV[ホ゜イス゛] 6500 7100 7700 10800 NI[ft.lbs/in] 0.3 0.6 0.4 1 UNI[ft.lbs/in] 28 34 29 40 DYN TE[ft.lbs] 29 28 30 35 FM[psi] 300000 300000 300000 307000 FS[psi] 11000 11000 11200 11700 表7はガラス繊維(GF)を種々異なる装填量で含むガラス
充填PMMA/PCCDブレンドに基づく実施例を例示してい
る。
【0064】 表7 実施例 C7 C8 E27 E28 E29 C9 E30 E31 PMMA V920A 74.2 22.3 18.6 14.8 55.7 37.1 18.6 PCCD 74.2 66.9 55.7 44.4 18.6 37.1 55.7 Acryloid EXL 3330 10 10 10 10 10 10 10 10 GF(カ゛ラス繊維) 15 15 0 15 30 15 15 15 Irganox 1076 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2カーホ゛ンフ゛ラック 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4Irgafos 168 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 NI[ft.lbs/in] 0.69 4.7 0.8 1.8 2.4 1.1 1.3 1.9 UNI[ft.lbs/in] 3.9 14.9 38 12.2 11.5 7.7 10.1 12.6 DYN TE[ft.lbs] 4.3 15.7 33 11 12 4.2 3.8 11.2 FM[psi] 652300 369800 186000 395000 654000 600000 515500 393400 FS[psi] 16500 12200 7000 11800 16000 17780 15510 11740 上記に示した比較試験は、熱可塑性成形組成物に対して
脂環式ポリエステルポリマーとアクリルポリマーとの約
1:1乃至約95:5までの重量比のポリマーブレン
ド、より好ましくは脂環式ポリエステルポリマー約60
乃至80重量部とアクリルポリマー約40乃至20重量
部とのポリマーブレンドを含むバインダー物質を使用す
ることにより延性および剛性に新たなそして予想外の改
善が得られることを明確に立証している。
【0065】前記の記載は単に本発明の例示に過ぎない
ことを理解されたい。本発明の範囲を逸脱することなく
種々の代替的な修正が当業者に可能であろう。従って、
本発明は特許請求の範囲の範疇に入るこのような代替、
修正および変更の全てを包含する意図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08L 67/02 33:20 25:10) (72)発明者 ロバート・ラッセル・ガルーチ アメリカ合衆国、インディアナ州、マウン ト・ヴァーノン、タングルウッド・ドライ ブ、1109番

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族ジカルボン酸またはその化学的等
    価物および脂肪族ジオールまたはその化学的等価物の縮
    合生成物から本質的になり脂環式ジカルボン酸またはそ
    の化学的等価物および/または脂環式ジオールまたはそ
    の化学的等価物を少なくとも約80重量%含有する脂環
    式ポリエステル樹脂約50−95重量%と、式 【化1】 (上記式中、R1 はHおよびC1−C6アルキルからな
    る群から選ばれそしてR 2 はC1−C12アルキル、シ
    クロアルキルおよびアルキルアリールからなる群から選
    ばれる)の反復構造単位を有しそして約100乃至10
    0,000の反復単位を含有するアクリルホモポリマー
    またはこのホモポリマーと約50重量%までの少なくと
    も1種の他のエチレン性不飽和モノマーとのコポリマー
    約50−5重量%とを含有する熱可塑性樹脂のブレンド
    を含んだ樹脂質バインダー物質を主要重量含んでなり、
    前記バインダー物質ブレンドによって複合則によって予
    測される個々のポリエステル樹脂およびアクリル樹脂の
    対応する特性から期待されるよりも実質的により大きな
    延性および靱性を提供された、成形組成物。
  2. 【請求項2】 脂環式ポリエステル樹脂がシクロヘキシ
    ルジカルボン酸とシクロヘキシルジアルカノールとの縮
    合生成物から本質的になる請求項1記載の成形組成物。
  3. 【請求項3】 シクロヘキシルジカルボン酸が1,4−
    シクロヘキシルジカルボン酸からなる請求項2記載の成
    形組成物。
  4. 【請求項4】 シクロヘキシルジアルカノールが1,4
    −シクロヘキシルジメタノールである請求項2記載の成
    形組成物。
  5. 【請求項5】 他のエチレン性不飽和モノマーがスチレ
    ン、アルキルスチレン、アクリロニトリル、α−オレフ
    ィン、ビニルエステル、不飽和ジ酸または無水物および
    不飽和アミドからなる群から選ばれる請求項1記載の成
    形組成物。
  6. 【請求項6】 アクリルホモポリマーが約80℃より高
    いガラス転位温度を有するポリ(メチルアクリレート)
    である請求項1記載の成形組成物。
  7. 【請求項7】 アクリルホモポリマーが約80℃より高
    いガラス転位温度を有するポリ(メチルメタクリレー
    ト)である請求項1記載の成形組成物。
  8. 【請求項8】 全組成物の約2−30重量%の耐衝撃性
    改良剤を更に含有する請求項1記載の成形組成物。
  9. 【請求項9】 耐衝撃性改良剤が0℃以下のガラス転位
    温度を有する請求項8記載の成形組成物。
  10. 【請求項10】 耐衝撃性改良剤がアクリルゴム、アク
    リロニトリル−スチレン−アクリレート(ASA)ゴ
    ム、エチレン−プロピレン−ジエン−グラフト−スチレ
    ン−アクリロニトリル(EPDM−g−SAN)ゴムお
    よびグリシジルエステルポリマーからなる群から選ばれ
    るゴムである請求項8記載の成形組成物。
  11. 【請求項11】 耐衝撃性改良剤がグリシジルエステル
    とエチレンおよびアルキルアクリレートとのターポリマ
    ーを1−10%含む請求項10記載の成形組成物。
  12. 【請求項12】 全組成物の約5−40重量%の充填剤
    を更に含有する請求項1記載の成形組成物。
  13. 【請求項13】 充填剤がガラス繊維、タルクまたはシ
    リカを含む請求項11記載の成形組成物。
  14. 【請求項14】 樹脂質バインダー物質がポリカーボネ
    ート樹脂、スチレン−アクリロニトリル樹脂および芳香
    族ポリエステル樹脂からなる群から選ばれる別の熱可塑
    性樹脂を前記ブレンドの重量に基づいて約30重量%ま
    で更に含んでいる請求項1記載の成形組成物。
  15. 【請求項15】 他の熱可塑性樹脂がビスフェノールA
    ポリカーボネート樹脂である請求項14記載の成形組成
    物。
  16. 【請求項16】 他の熱可塑性樹脂が25−35重量%
    のアクリロニトリルを含有するスチレン−アクリロニト
    リルポリマーである請求項14記載の成形組成物。
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