JPH1115230A - 回転型現像装置 - Google Patents

回転型現像装置

Info

Publication number
JPH1115230A
JPH1115230A JP9183082A JP18308297A JPH1115230A JP H1115230 A JPH1115230 A JP H1115230A JP 9183082 A JP9183082 A JP 9183082A JP 18308297 A JP18308297 A JP 18308297A JP H1115230 A JPH1115230 A JP H1115230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
toner
developing device
developing
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9183082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3793624B2 (ja
Inventor
Yuichi Ueno
祐一 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP18308297A priority Critical patent/JP3793624B2/ja
Publication of JPH1115230A publication Critical patent/JPH1115230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3793624B2 publication Critical patent/JP3793624B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤容器の現像剤補給口縁部に設けた衝立
部材の作用によって該現像剤補給口の上方部位に貯溜さ
れた現像剤の慣性力による該衝立部材からの乗り越えを
防止すること。 【解決手段】 上記衝立部材614Yの先端部を、トナ
ーカートリッジ611Yに収容されたトナーの現像器回
転時の慣性力に対して垂直な方向よりも現像器回転方向
上流側の周方向に向けて湾曲するように形成する。これ
により、トナーカートリッジ611Yのトナー補給口6
13Yの上方部位に貯溜されたトナーの慣性力の作用す
る向きが、衝立部材614Yの湾曲部で、トナーカート
リッジ611Yのトナー補給口613Y側に偏向され、
該衝立部材614Yからの現像剤の乗り越えが阻止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置の回転型現像装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転軸線の周りに配設された複数
の現像器を有する回転自在な現像器ユニットと、該現像
器に対して内部が連通するように該現像器と一体に構成
された現像剤受入れ口を有する現像剤収容部と、該現像
剤受入れ口に対向する現像剤補給口を有し該現像剤補給
口及び該現像剤受入れ口を通して該現像剤収容部に補給
される現像剤を収容した現像剤容器とを備え、上記現像
器ユニットの回転により、任意の現像器を潜像担持体と
しての感光体に対向する現像位置に変位させ、現像剤容
器から現像剤収容部に補給された現像剤を該現像剤収容
部と現像器との間で循環させながら現像を行う回転型現
像装置が知られている。
【0003】ところで、この回転型現像装置において安
定した現像を行なうためには、現像剤容器から現像剤収
容部に補給された現像剤が、該現像剤収容部と現像器と
の間で円滑に循環されることが不可欠であり、そのため
には、現像器が所定の現像位置に変位して停止された状
態で、該現像剤容器から現像剤収容部への現像剤補給が
十分に行なわれ、現像剤収容部内が常に十分な量の現像
剤で満たされている必要がある。
【0004】しかしながら、この種の回転型現像装置で
は、現像器ユニットの回転により、任意の現像器を感光
体に対向する現像位置に変位させて現像を行なうため、
その現像剤収容部に形成された現像剤受入れ口が、現像
器ユニットの回転により現像剤容器の現像剤補給口の上
方、すなわち、現像剤収容部の下方に位置する状態があ
る。このように、現像剤収容部の現像剤受入れ口が現像
剤収容部の下方の位置に変位している状態では、現像剤
収容部に収容されている現像剤が、その現像剤受入れ口
から該現像剤補給口を通して、現像剤容器内に逆流し、
現像剤収容部内の現像剤が一時的に不足した状態とな
る。
【0005】この現像剤容器内に逆流した現像剤は、現
像器ユニットの回転により現像剤収容部の現像剤受入れ
口が現像剤容器の現像剤補給口よりも上方に変位するこ
とにより、現像剤収容部内に再び補給されることになる
が、この現像剤容器から現像剤収容部への現像剤補給に
はある程度の時間を必要とする。
【0006】従って、例えば、各現像器の現像位置への
切り換え時における現像器ユニットの回転速度を遅くし
て、この現像剤容器から現像剤収容部への現像剤補給に
十分な時間的余裕を持たせれば、現像剤収容部内を十分
な現像剤で満たすことができ、常に安定した現像を行な
うことが可能になるが、このように各現像器の現像位置
への切り換え時における現像器ユニットの回転速度を遅
くすることは、各現像器の現像処理速度を遅らせて画像
形成装置自体の処理能力を低化させることになるため好
ましくない。
【0007】しかし、現像器ユニットの現像処理能力を
高めるために、現像器ユニットの回転速度を速くする
と、この現像器ユニットの回転過程において、現像剤容
器内の現像剤が現像剤収容部へ僅かしか補給されず、所
定の現像器が現像位置に到達した時点で、多量の現像剤
が現像剤容器内に残留されたままとなる。
【0008】そこで、本出願人は、現像器が所定の現像
位置に変位された状態で、該現像器の現像剤収容部の現
像剤受入れ口が現像剤容器の現像剤補給口の下方に位置
するように、該現像剤収容部及び現像剤容器を配置する
とともに、現像剤容器の現像剤補給口の現像器ユニット
回転方向下流側の縁部に、現像位置に変位された状態に
おける現像剤容器内の現像剤を現像剤補給口の上方部位
に貯溜させるための衝立部材を設けた回転型現像装置を
提案した(特開平8−328346号)。
【0009】この回転型現像装置によれば、現像器が現
像位置に変位されて停止された状態において、上記衝立
部材の作用によって、現像剤容器内の現像剤を、現像剤
容器の現像剤補給口の上方部位に貯溜させることができ
るので、現像器ユニットの回転速度を速くしても、現像
剤収容部内を十分な現像剤で満たすことができ、安定し
た現像を行なうことが可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な衝立部材を設けた回転型現像装置においても、その現
像器ユニットの回転速度がある速度以上になると、現像
器ユニットが回転して所定の現像器が現像位置に停止さ
れた際に、一旦は該衝立部材の作用によって現像剤容器
の現像剤補給口の上方部位に貯溜された現像剤が、現像
器ユニットの回転時の慣性力によって該衝立部材を乗り
越えて、現像剤容器内に残留してしまう。このため、現
像剤容器内の現像剤量が不足していないにも拘らず、現
像剤収容部内に十分な現像剤を補給できなくなることが
あった。
【0011】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、上記衝立部材の作用
によって現像剤容器の現像剤補給口の上方部位に貯溜さ
れた現像剤の慣性力による該衝立部材からの乗り越えを
防止できる回転型現像装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回転軸線の周りに配設された複
数の現像器と、該現像器に対して内部が連通するように
該現像器と一体に構成された現像剤受入れ口を有する現
像剤収容部と、該現像剤受入れ口に対向する現像剤補給
口を有し該現像剤補給口及び該現像剤受入れ口を通して
該現像剤収容部に補給される現像剤を収容した現像剤容
器とを備え、上記複数の現像器の回転により、任意の現
像器を潜像担持体に対向する現像位置に変位させて現像
を行う回転型現像装置であって、現像器が所定の現像位
置に変位された状態で、該現像器の現像剤収容部の現像
剤受入れ口が該現像剤容器の現像剤補給口の下方に位置
するように、該現像剤収容部及び該現像剤容器が配置さ
れ、且つ、該現像剤容器の現像剤補給口の現像器回転方
向下流側の縁部に、該現像位置に変位された状態におけ
る現像剤容器内の現像剤を該現像剤補給口の上方部位に
貯溜させるための衝立部材が設けられた回転型現像装置
において、上記衝立部材の少なくとも先端部を、上記現
像剤容器に収容された現像剤の現像器回転時の慣性力に
対して垂直な方向よりも現像器回転方向上流側の周方向
に向けて折曲もしくは湾曲するように形成したことを特
徴とするものである。この回転型現像装置においては、
上記衝立部材の少なくとも先端部が、上記現像剤容器に
収容された現像剤の現像器回転時の慣性力に対して垂直
な方向よりも現像器回転方向上流側の周方向に向けて折
曲もしくは湾曲するように形成されているので、該衝立
部材の作用によって現像剤容器の現像剤補給口の上方部
位に貯溜された現像剤の慣性力による該衝立部材からの
乗り越えが阻止される。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の回転型現像
装置において、上記衝立部材の作用によって上記現像剤
容器の該現像剤補給口の上方部位に貯溜される現像剤の
容量が、上記現像剤収容部に収容される現像剤の容量以
上であることを特徴とするものである。この回転型現像
装置においては、上記衝立部材の作用によって上記現像
剤容器の該現像剤補給口の上方部位に貯溜される現像剤
の容量が、上記現像剤収容部に収容される現像剤の容量
以上であるので、少なくとも上記衝立部材により現像剤
容器の現像剤補給口の上方部位に現像剤が貯溜されてい
る間は、現像位置における現像剤収容部が、常に現像剤
で満たされた状態となる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の回
転型現像装置において、上記現像剤を上記現像器の現像
剤担持体の極性と反対の極性に帯電させ得る材質で、上
記衝立部材を形成したことを特徴とするものである。こ
の回転型現像装置においては、上記衝立部材が、現像剤
の補給時に現像剤に予備帯電を施すことが可能な材質で
形成されるので、現像剤収容部内での現像剤同士の摩擦
による逆帯電の発生が和らぐ。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカラー画像形成装
置の回転型現像装置に適用した実施形態について説明す
る。図1は該回転型現像装置としての現像器ユニット6
の概略構成を示す正面図である。この現像器ユニット6
においては、ユニットケース600内において回転体を
形成するケーシング60が、回転中心Oを中心に回転自
在に設けられ、該ケーシング60は、図示を省略した駆
動機構により矢印C方向に回転される。また、上記ケー
シング60は、現像装置を3分割するよう一体形状を成
し、これにより各色現像器62Y、62M、62Cが形
成されている。
【0016】また、各現像器62Y、62M、62Cに
は、現像剤担持体としての円筒状の現像ローラ63Y、
63M、63Cが設けられている。この各現像ローラ6
3Y、63M、63Cは、上記ケーシング60に設けら
れた開口部60aからその一部が外部に露出するように
配置され、色情報に同期して図中矢印C方向に120°
ずつ回転し、対応する静電潜像を現像するようになって
いる。
【0017】各色現像器62Y,62M,62Cは同一
形態及び同一動作をとるので、以下、イエロー現像器6
2Yのみに着目して説明する。図1において、現像器6
2Yは、図2に示すように、一対の回転ローラ2,3に
よって矢印A方向に回転される感光体ベルト1の下方に
配置され、該感光体ベルト1上に形成される静電潜像に
非磁性一成分現像剤としてのトナーを供給する。
【0018】図1において、ユニットケース600の上
記感光体ベルト1に対向する部分には開口部600aが
設けられている。そして、現像器62Yの上方部に形成
されている開口部60aが上記ユニットケース600の
開口部600aに対応するような現像位置に上記現像器
62Yが位置すると、図2に示すように、該現像器62
Y内の現像ローラ63Yが外部に露出して感光体ベルト
1に対向するように構成されている。上記感光体ベルト
1に対向する現像ローラ63Yは、感光体ベルト1と所
定の周速比をもって感光体移動方向と同方向に回転す
る。また、現像ローラ63Yの下方には、発泡ポリウレ
タン等の弾性体からなるトナー供給部材としての供給ロ
ーラ64Yが現像ローラ63Yと摺擦し、かつ現像ロー
ラ63Yに対し所定の周速比をもって、現像ローラ63
Yとの摺擦部において同方向に回転するように設けられ
ている。現像ローラ63Yの移動方向下流側で、上記開
口部60a近傍には、ウレタンゴム等の弾性体からなる
ブレード65Yが、その一端部近傍が現像ローラ63Y
に接するように設けられる。
【0019】ここで、各現像器の手前側には、図3に示
すように、異なる色のトナーを収容するトナー収容部6
10Y,610M,610Cが設けられている。そし
て、これらの外周には、各トナー収容部それぞれに対し
て補給されるトナーを収容する現像剤容器としてのトナ
ーカートリッジ611Y,611M,611Cが脱着可
能に取り付けられている。そして、現像器62、トナー
収容部610、及びトナーカートリッジ611は、すべ
て回転軸を中心に一体回転するようになっている。
【0020】そして、前述の図1において、現像ローラ
63Yと供給ローラ64Yとの摺擦位置に対向するよう
に、装置手前側のトナー収容部610Yから奥側に向け
てトナーを搬送するスクリュウ状の第1トナー搬送部材
66Yが、また、供給ローラ64Yの下方には装置奥側
から手前側に向けてトナーを搬送するスクリュウ状の第
2トナー搬送部材67Yが設けられている。上記第1ト
ナー搬送部材66Yは現像位置において供給ローラ64
Yの上方に位置することとなり、該トナー搬送部材66
Yによって該トナー搬送部材長手方向に搬送されなが
ら、トナーは自重により供給ローラ64Y側に移動し、
該供給ローラ64Y表面にトナーが供給される。
【0021】図4は上記イエロー現像器の縦断面図であ
る。図中右側は装置手前側を、図中左側は装置奥側を示
す。上記第1トナー搬送部材66Y及び第2トナー搬送
部材67Yは、該トナー収容部610Yからイエロー現
像器62Yの長手方向他端部(図中左側端部)まで上述
の現像ローラ63Y及び供給ローラ64Yと平行に配設
され、現像ローラ63Y及び供給ローラ64Yと連動
し、かつ、所定の周速比をもって回転される。
【0022】また、ケーシング60は、前述の図1に示
すようにその一部が供給ローラ64Yに接するように形
成されており、上記現像ローラ63Y、供給ローラ64
Y及び、ケーシング60により、第1トナー搬送部材6
6Yを取り巻くトナー搬送スペースSが形成される。
【0023】そして、上記第1トナー搬送部材66Y
は、所定の方向に回転することにより、トナー収容部6
10Yからトナー搬送スペース内にトナーを搬送し、供
給ローラ64Y上にトナーを供給する。供給ローラ64
Y上に供給されたトナーは、供給ローラ64Yにより現
像ローラ63Y表面に摩擦帯電されながら供給され、現
像ローラ63Y表面上に担持される。そして、現像ロー
ラ63Y表面に担持されたトナーは、ブレード65Yに
より均一かつ所定厚みのトナー薄層にされ、感光体ベル
ト1表面に形成された静電潜像を現像する。
【0024】また、上記現像工程で使用されなかったト
ナーは、上記第1トナー搬送部材66Yによりトナー収
容部610Yと逆側の現像器62Y端部に搬送される。
現像ローラ63Y及び供給ローラ64Yの軸方向有効径
部外側にはトナー循環部69Yが設けられている。第1
トナー搬送部材66Yでトナー循環部69Yまで搬送さ
れたトナーは、重力によりイエロー現像器62Y下部に
落下する。
【0025】イエロー現像器62Yの底部では、上記第
2トナー搬送部材67Yが第1トナー搬送部材66Yと
は逆方向にトナーを搬送するように回動され、上記現像
工程で使用されなかったトナーをトナー収容部610Y
に搬送する。
【0026】以上述べたようにトナーは循環搬送されな
がら現像ローラ63Yに供給され、現像動作に用いられ
る。
【0027】次に、上記トナーカートリッジからトナー
収容部へのトナー補給の仕組みについて説明する。図5
(a)乃至(d)は、現像器ユニット6の、トナーカー
トリッジ611Y,611M,611C及びトナー収容
部610Y,610M,610Cを示した図である。図
5(a)は現像器ユニット6のホームポジション位置
(基準位置)を示したものであり、該現像器ユニット6
は、画像形成動作時以外の現像動作前、及び動作後に
は、該ホームポジションに待機、停止している。図5
(a)の位置におけるトナー収容部610Yの上部壁面
には、トナーカートリッジ611Yのトナー補給口61
3Y(図6参照)から補給されるトナーを、トナー収容
部610Yに受け入れる現像剤受入れ口としてのトナー
受入れ口612Yが形成されている。現像動作を行う場
合には、現像器ユニット6の回転によりトナー収容部6
10Yは図5(a)から(d)へと変位する。図5
(b)は現像時の位置関係を示したものであり、図示の
状態はイエロー(Y)の現像器が現像位置に位置してい
る。Y現像終了後には回転現像器が回転し、M→Cと順
次他の現像器が現像位置に移動されて各現像器での現像
動作が行われる。図5(c)はマゼンタ(M)の現像器
が現像位置に位置した状態を、図5(d)はシアン
(C)の現像器が現像位置に位置した状態を示してい
る。上記回転に伴い、イエロー現像器62Yのトナー収
容部610Yに装着されたトナーカートリッジ611Y
内に収容されたトナーは、重力によりトナーカートリッ
ジ611Y内を移動する。そして、該トナーは、現像器
ユニット6が図5(d)に示す位置に位置するときに、
トナーカートリッジ611のトナー補給口及びトナー収
容部610Yのトナー受入れ口612Yの近傍に溜る。
そして、現像器ユニット6が図5(a)のホームポジシ
ョン位置に位置するまでの間に位置するトナー補給位置
において、上記トナー受入れ口612Y付近に溜ってい
たトナーが矢印で示したように該トナー受入れ口612
Yを通ってトナー収容部610Y内へと落下する。この
ようにして、現像位置に位置するトナー収容部2Yへの
トナー補給が良好に行われ、このトナー収容部610Y
内のトナーが前述の第1トナー搬送部材66Yによって
イエロー現像器62Yに供給される。また、他のトナー
収容部610C、610Mについても、上記トナー補給
位置に各々のトナー収容部610C、610Mが位置す
るときには内部にトナーが供給され、このトナーが第1
トナー搬送部材66C、66Mによって現像器に供給さ
れる。これにより、現像時において現像器へのトナー補
給が良好に行われる。その後、図5(a)に示すホーム
ポジションに戻る。 (以下、余白)
【0028】上記トナーカートリッジ611Y、611
M、611Cは、各色現像器62Y、62M、62Cの
トナー収容部610Y、610M、610Cに対して、
それぞれ着脱可能に構成されており、上記トナーカート
リッジ内のトナーが無くなるかあるいはある程度少なく
なって、図示しない現像剤エンド検知手段により該トナ
ーカートリッジ内のトナーが無しと検知された場合に、
トナーの無くなったトナーカートリッジがそのトナー収
容部から取り外され、該トナー収容部にトナーの収容さ
れている新たなトナーカートリッジが装着される。
【0029】ところで、図5(c)に示したように、ト
ナーカートリッジ611Y内に逆流したトナーは、現像
器ユニット6の回転によりトナー収容部610Yの現像
剤受入れ口612Yが、図5(a)に示すように、トナ
ーカートリッジ611Yの現像剤補給口よりも上方に変
位することにより、トナー収容部610Y内に再び補給
されることになるが、このトナーカートリッジ611Y
からトナー収容部610Yへのトナーの移動にはある程
度の時間を必要とする。
【0030】従って、例えば、各現像器の現像位置への
切り換え時における現像器ユニット6の回転速度を遅く
して、このトナーカートリッジ611Y、611M、6
11Cからトナー収容部610Y、610M、610C
へのトナー補給に十分な時間的余裕を持たせれば、トナ
ー収容部610Y、610M、610C内を十分なトナ
ーで満たすことができ、常に安定した現像を行なうこと
が可能になる。しかし、このように各現像器の現像位置
への切り換え時における現像器ユニット6の回転速度を
遅くすることは、各現像器の現像処理速度を遅らせて画
像形成装置自体の処理能力を低化させることになるため
好ましくない。
【0031】しかしながら、現像器ユニット6の現像処
理能力を高めるために、現像器ユニット6の回転速度を
速くすると、この現像器ユニット6の回転過程におい
て、トナーカートリッジ611Y、611M、611C
内のトナーがトナー収容部610Y、610M、610
Cへ僅かしか補給されず、所定の現像器が現像位置に到
達した時点で、多量のトナーがトナーカートリッジ61
1Y、611M、611C内に残留されたままとなる。
【0032】このような問題を解消するために、例え
ば、図6に示すように、イエロー現像器62Yが所定の
現像位置に変位された状態で、該現像器62Yのトナー
収容部610Yのトナー受入れ口612Yがトナーカー
トリッジ611Yのトナー補給口613Yの下方に位置
するように、該トナー収容部610Y及びトナーカート
リッジ611Yを配置するとともに、トナーカートリッ
ジ611Yのトナー補給口613Yの現像器ユニット回
転方向下流側の縁部に、現像位置に変位された状態にお
けるトナーカートリッジ611Y内のトナーをトナー補
給口613Yの上方部位に貯溜させるための衝立部材6
14Yを設けた現像器ユニットが提案されている。
【0033】この現像ユニットによれば、現像器62Y
が現像位置に変位されて停止された状態において、上記
衝立部材614Yの作用によって、トナーカートリッジ
611Y内のトナーを、トナーカートリッジ611Yの
トナー補給口613Yの上方部位に貯溜させることがで
きるので、現像器ユニットの回転速度を速くしても、ト
ナー収容部610Y内を十分なトナーで満たすことがで
き、常に安定した現像を行なうことができるようにな
る。
【0034】ところが、このような衝立部材614Yを
設けた現像器ユニットにおいても、その回転速度がある
速度以上になると、現像器ユニットが回転して現像器6
2Yが所定の現像位置に停止された際に、一旦は該衝立
部材614Yの作用によってトナーカートリッジ611
Yのトナー補給口613Yの上方部位に貯溜されたトナ
ーが、図6に矢印Bで示すように、現像器ユニットの回
転時の慣性力によって該衝立部材614Yを乗り越え
て、トナーカートリッジ611Y内に残留してしまう。
このため、この現像器ユニットでは、トナーカートリッ
ジ611Y内の現像剤量が不足していないにも拘らず、
トナー収容部610Y内に十分なトナーを補給できなく
なることがあった。
【0035】そこで、本実施形態に係る回転型現像装置
では、図7に示すように、上記衝立部材614Yの先端
部を、トナーカートリッジ611Yに収容されたトナー
の現像器回転時の慣性力に対して垂直な方向よりも現像
器回転方向上流側の周方向に向けて湾曲するように形成
する。
【0036】このように、上記衝立部材614Yの先端
部を湾曲形成することにより、トナーカートリッジ61
1Yのトナー補給口613Yの上方部位に貯溜されたト
ナーの慣性力の作用する向きが、衝立部材614Yの湾
曲部で、トナーカートリッジ611Yのトナー補給口6
13Y側に偏向され、該衝立部材614Yからの現像剤
の乗り越えが阻止される。
【0037】従って、この現像ユニットによれば、現像
器62Yが現像位置に変位されて停止された状態におい
て、上記衝立部材614Yの湾曲部の作用によって、ト
ナーカートリッジ611Y内のトナーを、トナーカート
リッジ611Yのトナー補給口613Yの上方部位によ
り確実に貯溜させることができるので、現像器ユニット
の回転速度を速くしても、トナー収容部610Y内を十
分なトナーで満たすことができ、常に安定した現像を行
なうことができるようになる。
【0038】ここで、図示の衝立部材614Yは、その
先端部を湾曲させた形状に形成しているが、この衝立部
材614Yとしては、その先端部を、トナーカートリッ
ジ611Yに収容されたトナーの現像器回転時の慣性力
に対して垂直な方向よりも現像器回転方向上流側の周方
向に向けて折り曲げるように折曲形成したものであって
もよい。また、この衝立部材614Yとしては、その湾
曲もしくは折曲する起点を、トナーカートリッジ611
Yのトナー補給口613Yの現像器ユニット回転方向下
流側の縁部としてもよい。
【0039】また、上記衝立部材614Yの作用によっ
てトナーカートリッジ611Yのトナー補給口613Y
の上方部位に貯溜されるトナーの容量は、トナー収容部
610Yに収容されるトナーの容量以上であることが望
ましい。すなわち、この衝立部材614Yの作用によっ
て貯溜されるトナーカートリッジ611Yのトナー補給
口上方部位のトナー容量を、トナー収容部610Yに収
容されるトナー容量以上とすることにより、現像器62
Yが現像部位に位置した状態で、少なくとも衝立部材6
14Yによってトナーカートリッジ611Yのトナー補
給口上方部位にトナーが貯溜される間は、現像位置にお
けるトナー収容部610Yを、常にトナーで満たした状
態とすることができる。
【0040】更に、上記衝立部材614Yは、その現像
器63Yの現像ローラ63Yの極性と反対の極性にトナ
ーを帯電させ得る材質で形成されることが望ましい。す
なわち、上記衝立部材614Yが、その現像器63Yの
現像ローラ63Yの極性と反対の極性にトナーを帯電さ
せ得る材質で形成されることにより、トナーの補給時に
トナーに予備帯電を施すことが可能となり、トナー収容
部610Y内でのトナー同士の摩擦による逆帯電の発生
を和らげることができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、上記衝
立部材の少なくとも先端部を湾曲または折曲形成するこ
とにより、この衝立部材の湾曲部で、現像剤容器の現像
剤補給口の上方部位に貯溜された現像剤の慣性力による
該衝立部材からの乗り越えを阻止することができるの
で、現像器が現像位置に変位されて停止された状態にお
いて、上記衝立部材の作用によって現像剤容器の現像剤
補給口の上方部位に現像剤を確実に貯溜させることがで
きる。従って、現像器切り換え時における現像器ユニッ
トの回転速度を速くしても、現像剤収容部内を十分な現
像鵜剤で満たすことができ、各現像器内での現像剤の循
環を円滑に行なうことが可能となるので、常に安定した
現像を行なうことができるようになるという優れた効果
がある。
【0042】請求項2の発明によれば、上記衝立部材の
作用によって貯溜される現像剤容器の現像剤補給口上方
部位の現像剤容量が、現像剤収容部に収容される現像剤
容量以上となるので、現像器が現像部位に位置した状態
で、少なくとも衝立部材によって現像剤容器の現像剤補
給口上方部位に現像剤が貯溜される間は、現像位置にお
ける現像剤収容部を、常に現像剤で満たした状態とする
ことができ、現像される画像の安定化を図ることができ
るという優れた効果がある。
【0043】請求項3の発明によれば、上記衝立部材
が、その現像器の現像剤担持体の極性と反対の極性に現
像剤を帯電させ得る材質で形成されるので、現像剤の補
給時に現像剤に予備帯電を施すことが可能となり、現像
剤収容部内での現像剤同士の摩擦による逆帯電の発生を
和らげることができ、更に良好な画像形成が可能となる
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る回転型現像装置の現像器ユニ
ットの概略構成を示す正面図。
【図2】同現像器ユニットのイエロー現像器の概略構成
図。
【図3】同現像器ユニットの外観を示す斜視図。
【図4】同現像器ユニットのイエロー現像器の縦断面
図。
【図5】(a)乃至(d)は、各色現像器の回転時にお
けるトナーカートリッジ及びトナー収容部内の現像剤の
移動状態を説明するための説明図。
【図6】本実施形態に係る回転型現像装置の比較例とし
ての現像器の要部を示す断面図。
【図7】本実施形態に係る回転型現像装置の現像器の要
部を示す断面図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 6 現像器ユニット 62Y イエロー現像器 63Y イエロー現像器の現像ローラ 64Y イエロー現像器の供給ローラ 65Y イエロー現像器のブレード 66Y イエロー現像器の第1トナー搬送部材 67Y イエロー現像器の第2トナー搬送部材 610Y イエロー現像器のトナー収容部 611Y イエロー現像器のトナーカートリッジ 612Y イエロー現像器のトナー受入れ口 613Y イエロー現像器のトナー補給口 614Y イエロー現像器の衝立部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸線の周りに配設された複数の現像器
    と、該現像器に対して内部が連通するように該現像器と
    一体に構成された現像剤受入れ口を有する現像剤収容部
    と、該現像剤受入れ口に対向する現像剤補給口を有し該
    現像剤補給口及び該現像剤受入れ口を通して該現像剤収
    容部に補給される現像剤を収容した現像剤容器とを備
    え、上記複数の現像器の回転により、任意の現像器を潜
    像担持体に対向する現像位置に変位させて現像を行う回
    転型現像装置であって、現像器が所定の現像位置に変位
    された状態で、該現像器の現像剤収容部の現像剤受入れ
    口が該現像剤容器の現像剤補給口の下方に位置するよう
    に、該現像剤収容部及び該現像剤容器が配置され、且
    つ、該現像剤容器の現像剤補給口の現像器回転方向下流
    側の縁部に、該現像位置に変位された状態における現像
    剤容器内の現像剤を該現像剤補給口の上方部位に貯溜さ
    せるための衝立部材が設けられた回転型現像装置におい
    て、上記衝立部材の少なくとも先端部を、上記現像剤容
    器に収容された現像剤の現像器回転時の慣性力に対して
    垂直な方向よりも現像器回転方向上流側の周方向に向け
    て折曲もしくは湾曲するように形成したことを特徴とす
    る回転型現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の回転型現像装置において、上記
    衝立部材の作用によって上記現像剤容器の該現像剤補給
    口の上方部位に貯溜される現像剤の容量が、上記現像剤
    収容部に収容される現像剤の容量以上であることを特徴
    とする回転型現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の回転型現像装置におい
    て、上記現像剤を上記現像器の現像剤担持体の極性と反
    対の極性に帯電させ得る材質で、上記衝立部材を形成し
    たことを特徴とする回転型現像装置。
JP18308297A 1997-06-24 1997-06-24 回転型現像装置 Expired - Fee Related JP3793624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18308297A JP3793624B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 回転型現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18308297A JP3793624B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 回転型現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1115230A true JPH1115230A (ja) 1999-01-22
JP3793624B2 JP3793624B2 (ja) 2006-07-05

Family

ID=16129455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18308297A Expired - Fee Related JP3793624B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 回転型現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3793624B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005529590A (ja) * 2002-04-17 2005-10-06 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト ARE含有mRNAとHuRタンパク質の結合のインヒビターの同定方法
JP2007183462A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2009168943A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Oki Data Corp 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005529590A (ja) * 2002-04-17 2005-10-06 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト ARE含有mRNAとHuRタンパク質の結合のインヒビターの同定方法
JP2007183462A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2009168943A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Oki Data Corp 画像形成装置
JP4646006B2 (ja) * 2008-01-11 2011-03-09 株式会社沖データ 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3793624B2 (ja) 2006-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3336808B2 (ja) 回転型現像装置
JP3305159B2 (ja) 現像装置
JP4755867B2 (ja) 現像装置、及びこれを備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置
JPH1115230A (ja) 回転型現像装置
JP3584692B2 (ja) 回転式現像装置
JP4534581B2 (ja) 現像装置
JP2000047474A (ja) 現像装置
JP4738799B2 (ja) 現像装置
JP2003015418A (ja) 現像装置、現像カートリッジ、およびプロセスカートリッジ
JPH0410071B2 (ja)
JPS6197674A (ja) 画像形成装置
JP3668608B2 (ja) 画像形成装置
JP3479857B2 (ja) 画像形成装置
JP4790352B2 (ja) ロータリー型現像装置
JPH06102765A (ja) 画像形成装置
JP2005055593A (ja) 現像装置
JPH10198155A (ja) 画像形成装置
JPH05150648A (ja) 現像システム
JPS61112169A (ja) トナ−補給装置
JPH07168433A (ja) 現像装置
JP2004271998A (ja) 現像装置
JPS61110175A (ja) トナ−補給装置
JP2007163959A (ja) 回転式現像装置
JPH048790B2 (ja)
JPH04120562A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees