JPH11152018A - 車輛のブレーキ装置 - Google Patents

車輛のブレーキ装置

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JPH11152018A
JPH11152018A JP33824697A JP33824697A JPH11152018A JP H11152018 A JPH11152018 A JP H11152018A JP 33824697 A JP33824697 A JP 33824697A JP 33824697 A JP33824697 A JP 33824697A JP H11152018 A JPH11152018 A JP H11152018A
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JP
Japan
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brake
piston
sleeve
gap
adjuster shaft
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Application number
JP33824697A
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English (en)
Inventor
Hideki Oka
秀樹 岡
Tetsuyuki Naito
哲之 内藤
Mitsuru Ochi
充 大地
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Tokyo Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Buhin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の車輛のブレーキ装置においては、工作
が面倒でコスト高になる欠点があった。 【解決手段】 本発明の車輛のブレーキ装置において
は、外端大径部が上記筒状穴の外端段部に対接して位置
される有底筒状ピストンをホイールシリンダのボディに
形成した筒状穴内に摺動自在に嵌入し、このピストン内
に筒状スリーブを嵌入し、このスリーブ内にアジャスタ
ー軸を螺合し、このアジャスター軸が上記スリーブ及び
ピストンと共に上記ボディに相対的に軸方向に移動した
とき上記スリーブを上記ボディに相対的に一方向に回動
してブレーキドラムとブレーキシュー間のギャップを自
動的に調整せしめるギャップ自動調整手段を上記筒状穴
の外端側に設け、パーキングブレーキの作動子によって
タペットを介して上記ピストンを押圧せしめると共に、
上記タペットと上記ピストン間に油圧ブレーキからの油
圧を供給せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輛のブレーキ装
置、特に、ブレーキドラムとブレーキシュー間のギャッ
プ自動調整手段を組み込んだ車輛のブレーキ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5はブレーキドラムとブレー
キシュー間のギャップ自動調整手段を有する従来のリー
ディングトレーリングシュウタイプの車輛のブレーキ装
置を示す。
【0003】図4及び図5において、1は車輛のブレー
キ装置のホイールシリンダーボディ、2は油圧作動機構
を有する第1のブレーキ手段、3は油圧作動機構を有し
ない第2のブレーキ手段、4は上記ボディ1の一方の側
に開口した、上記第1のブレーキ手段2のための第1の
筒状穴、5は上記ボディ1の他方の側に開口した、上記
第2のブレーキ手段3のための、上記第1の筒状穴4と
同軸状の第2の筒状穴、6はパーキングブレーキ、7は
その作動子である。
【0004】上記第1の筒状穴4は大径の穴部分4aと
小径の穴部分4bとこれらを連結する斜面または段部4
cとより成る。
【0005】上記第1のブレーキ手段2は、上記大径の
穴部分4a内に嵌入され、軸方向に移動し、その外端で
ブレーキシュー(図示せず)を押圧するための有底筒状
ピストン8と、上記ピストン8の廻り止め9と、上記ピ
ストン8の内周面に形成された右ねじ孔10と、上記ピ
ストン8内に嵌合され、上記ピストン8の右ねじ孔10
に螺合されるねじをその外周に有する、ブレーキドラム
(図示せず)とブレーキシュー(図示せず)間のギャッ
プを一定値に調整するためのアジャスター軸11と、上
記ピストン8を手動で回動してこれを上記アジャスター
軸11に相対的に軸方向に移動せしめるためのギャップ
手動調整ギヤ12と、油圧ブレーキ作動時上記ピストン
8を軸方向外方に押圧するため上記ボディ1に形成した
油圧通路13と、防塵用ブーツ14と、上記ピストン8
の外周面と上記ボディ1の穴部分4aの内壁間に介挿さ
れたシールパッキング15aと、アジャスター軸11の
内端面に形成された孔16と、この孔16内に挿入され
た、この孔の内径より僅か大きい外径の左巻きの遊動阻
止用スプリング17と、このスプリング17の一端延長
部18と、上記ボディ1の小径の穴部分4b内に軸方向
に摺動自在に設けたタペット19と、このタペット19
の外周面と上記ボディ1の穴部分4bの内壁間に介挿さ
れたシールパッキング15bと、上記タペット19の外
端面と上記アジャスター軸11の内端面間に介挿され
る、上記筒状穴4の斜面4cに突き当たる斜面をその外
周部に有し、その外端面に上記スプリング17の一端延
長部18を挿入するための止め孔20を有する中間部材
21と、上記タペット19の内端面と上記パーキングブ
レーキ6の作動子7間に介挿されたローラー22とより
成る。
【0006】また、上記第1のブレーキ手段2における
ブレーキドラムとブレーキシュー間のギャップを自動調
整する手段は、上記中間部材21の外端面に形成した筒
状斜面23と、上記アジャスター軸11の内端部外周上
に互いに間隔を設けて形成した右ねじ状の斜歯24と、
この斜歯24に噛合する回動リング25と、この回動リ
ング25を上記中間部材21の筒状斜面23に対接する
ため常時内方に抑制するため上記アジャスター軸11に
設けたスプリング26と、上記斜歯24の内端に設けた
上記回動リング25が上記斜歯24からはみ出して抜け
るのを防ぐための抑止リング27と、上記タペット19
とピストン8に同軸状に設けた孔28と、この孔28内
に共通に挿入された廻り止めピン29とより成る。
【0007】上記第2のブレーキ手段3は、上記第1の
ブレーキ手段2における油圧の通路13と、中間部材2
1と、遊動阻止用スプリング17を有せず、第2のブレ
ーキ手段3のタペット19とピストン8間には一方向ク
ラッチが介挿されている。
【0008】上記従来の車輛のブレーキ装置において
は、パーキングブレーキ6を操作すればその作動子7が
図4において下方に移動し、ローラー22を介して第
1,第2のブレーキ手段2,3のタペット19を夫々軸
方向外方に押圧する。この結果夫々アジャスター軸11
を介してブレーキシューが押圧され、車輛にブレーキが
かかるようになる。
【0009】また、油圧通路13を介して第1のブレー
キ手段2におけるピストン8と中間部材21間に油圧ブ
レーキの油圧が加われば、この油圧によってピストン8
が軸方向外方に押され、油圧に応じたブレーキが車輛に
加わるようになる。
【0010】上記従来のブレーキ装置においては、ブレ
ーキドラムとブレーキシュー間のギャップがブレーキシ
ューの摩耗により所定値より大きくなった場合、ギャッ
プ自動調整手段によって下記のようにギャップが自動的
に調整される。
【0011】1.ブレーキ作動のため油圧通路13を介
して加えられる油圧によってピストン8及びアジャスタ
ー軸11が軸方向外方に移動したとき、上記ギャップが
所定の範囲であれば、上記外方の移動によっても回動リ
ング25は斜歯24相互間に形成される溝内を移動する
ので斜歯24と回動リング25は互いに係合することは
ない。
【0012】2.上記ギャップが所定の範囲より大きく
なれば、それに対応するピストン8とアジャスター軸1
1の軸方向移動により斜歯24が回動リング25に係合
し、その結果、斜歯24の作用により回動リング25が
一方向に回動される。更に上記ギャップが大きい場合は
抑止リング27が回動リング25に接するようになり、
回動リング15はアジャスター軸11と共に軸方向外方
に移動するようになる。
【0013】3.ブレーキが開放され、ピストン8等が
ブレーキシューの復帰スプリング(図示せず)によって
軸方向内方に押された場合、初めに回動リング25がス
プリング26によって中間部材21の筒状斜面23に対
接固定され、つぎにこの固定の回動リング25によって
アジャスター軸11の斜歯24が上記一方向と反対の方
向に回動されるようになる。
【0014】4.アジャスター軸11に螺合しているピ
ストン8は廻り止め9の作用で回動することなく従っ
て、アジャスター軸11に相対的に軸方向外方に移動
し、アジャスター軸11の回動量に応じてギャップの調
整がなされるようになる。
【0015】5.なお、ギャップ調整のため上記アジャ
スター軸11が上記斜歯24と回動リング25の作用で
上記反対方向に回動した場合には、上記遊動阻止スプリ
ング17も上記反対方向に回動され、遊動阻止スプリン
グ17の外径が減少するようになるため上記遊動阻止ス
プリング17が上記アジャスター軸11の上記反対方向
の回動を阻止することはないが走行時の車輛の振動やブ
レーキ操作時の振動等によりアジャスター軸11が上記
一方向に遊動した場合には、上記アジャスター軸11の
穴16内にその端部が嵌合されている上記遊動抑止スプ
リング17が上記一方向の力を受け、これは上記スプリ
ング17に対し、その外径が大きくなるように作用し、
アジャスター軸11との摩擦が大きくなるため上記アジ
ャスター軸11の上記一方向の回動が阻止されるように
なる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
のブレーキ装置においては、ブレーキシューの復帰スプ
リングによってピストン8がボディ1の筒状穴4内で軸
方向内方に移動したとき、ピストン8を所定の位置で停
止せしめるため筒状穴4を大径の穴部分4aと小径の穴
部分4bに分割し、その間に斜面または段部4cを形成
する必要があり、工作が面倒であると共に、シールパッ
キング15aと15bとして夫々直径の異なるものを用
意する必要があり、部品数も多くなると共に誤った組合
せで使用するおそれがある等の欠点があった。
【0017】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の車輛のブレーキ
装置は、ホイールシリンダのボディに形成した筒状穴内
に摺動自在に嵌入した、その外端大径部が上記筒状穴の
外端段部に対接して位置決めされる有底筒状ピストン
と、このピストン内に嵌入した筒状スリーブと、このス
リーブ内に螺合したアジャスター軸と、このアジャスタ
ー軸が上記スリーブ及びピストンと共に上記ボディに相
対的に軸方向に移動したとき上記スリーブを上記ボディ
に相対的に一方向に回動してブレーキドラムとブレーキ
シュー間のギャップを自動的に調整せしめるため上記筒
状穴の外端側に設けたギャップ自動調整手段と、上記ピ
ストンを押圧するため上記ピストンの内端にタペットを
介して対接したパーキングブレーキの作動子と、上記タ
ペットと上記ピストン間に油圧ブレーキの油圧を供給す
る手段とより成ることを特徴とする。
【0019】また、本発明の車輛のブレーキ装置は、油
圧作動機構を有する第1のブレーキ手段と、油圧作動機
構を有しない第2のブレーキ手段と、上記第1,第2の
ブレーキ手段を作動するためのパーキングブレーキ作動
子とより成り、上記第1のブレーキ手段が、ホイールシ
リンダのボディに形成した筒状穴内に摺動自在に嵌入し
た、その外端大径部が上記筒状穴の外端段部に対接して
位置決めされる有底筒状ピストンと、このピストン内に
嵌入した筒状スリーブと、このスリーブ内に螺合したア
ジャスター軸と、このアジャスター軸が上記スリーブ及
びピストンと共に上記ボディに相対的に軸方向に移動し
たとき上記スリーブを上記ボディに相対的に一方向に回
動してブレーキドラムとブレーキシュー間のギャップを
自動的に調整せしめるため上記筒状穴の外端側に設けた
ギャップ自動調整手段と、上記ピストンと上記パーキン
グブレーキ作動子間に介挿したタペットと、上記タペッ
トと上記ピストン間に油圧ブレーキの油圧を供給する手
段とより成り、上記第2のブレーキ手段が、ホイールシ
リンダのボディに形成した筒状穴内に摺動自在に嵌入し
た筒状スリーブと、このスリーブ内に螺合したアジャス
ター軸と、このアジャスター軸が上記スリーブと共に上
記ボディに相対的に軸方向に移動したとき上記スリーブ
を上記ボディに相対的に一方向に回動してブレーキドラ
ムとブレーキシュー間のギャップを自動的に調整せしめ
るため上記筒状穴の外端側に設けたギャップ自動調整手
段とより成ることを特徴とする。
【0020】上記第1のブレーキ手段においては、上記
ピストンの内周面と上記スリーブの外周面間に上記スリ
ーブの一方向の遊動を阻止するために一方向クラッチを
介挿せしめる。
【0021】上記スリーブの上記第2のブレーキ手段に
おける上記スリーブの内周面と上記タペットの内周面間
に上記スリーブの遊動阻止手段を設ける。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
【0023】本発明においては、図1に示すように上記
第1のブレーキ手段2を、ボディ1の一方の側に開口し
た第1の筒状穴4内に嵌入され、上記ボディ1内で軸方
向に移動し、その外端大径部8aをボディ1の外側面に
形成された段部1aに係合せしめた有底筒状ピストン8
と、このピストン8の内周面に回転自在に嵌入したスリ
ーブ30と、のスリーブ30の内周面に形成された右ね
じ孔31と、上記スリーブ30内に嵌合され、上記スリ
ーブ30の右ねじ孔31に螺合されるねじをその外周に
有する、ブレーキドラム(図示せず)とブレーキシュー
(図示せず)間のギャップを一定値に調整するためのア
ジャスター軸11と、このアジャスター軸11の廻り止
め9と、上記アジャスター軸11を手動で回動してこれ
を上記スリーブ30に相対的に軸方向に移動せしめるた
めのギャップ手動調整ギヤ12と、油圧ブレーキ作動時
上記ピストン8を軸方向外方に押圧するため上記ボディ
1にタペット19とピストン8との間隙に連通するよう
に形成した油圧通路13aと、防塵用ブーツ14と、上
記ピストン8の外周面と上記ボディ1の穴4の内壁間に
介挿されたシールパッキング15aと、上記ボディ1の
穴4内に軸方向に摺動自在に設けたタペット19と、こ
のタペット19の外周面と上記ボディ1の穴4の内壁間
に介挿されたシールパッキング15bと、上記タペット
19の内端面と上記パーキングブレーキ6の作動子7間
に介挿されたローラー22と、上記タペット19に形成
した軸方向に延びる長孔32と、この長孔32内に挿入
され上記ボディ1によって支持される上記タペット19
の回り止めガイドピン33と、上記ピストン8の外周面
に形成した軸方向に延びる長溝34と、この長溝34内
に上記タペット19を通して挿入されるピストン回り止
めピン35と、ギャップ自動調整手段36とにより構成
する。
【0024】上記第1のブレーキ手段2におけるギャッ
プ自動調整手段36は、上記ピストン8の内周面とスリ
ーブ30の外周面間に配置した一方向クラッチ37と、
上記ボディ1の筒状穴4の外端面に形成した筒状斜面3
8と、上記スリーブ30の外端部外周上に互いに間隔を
設けて形成された右ねじ状の斜歯39と、この斜歯39
に噛合する回動リング25と、この回動リング25を上
記ボディ1の筒状斜面38に対接するよう常時内方に抑
制するため上記スリーブ30に設けたスプリング26
と、上記斜歯39の内端に設けた上記回動リング25が
上記斜歯39からはみ出して抜けるのを防ぐための抑止
リング27とにより構成する。
【0025】また、上記一方向クラッチ37は、図2及
び図3に示すようにスリーブ30の外周面に形成した軸
方向に延びる外周溝40と、この外周溝40の一端に形
成した半径方向内方に延びる孔41と、上記外周溝40
に巻回したコイルばね42と、上記孔41に挿入される
よう上記コイルばね42の一端に形成した折り曲げ部4
3とにより構成し、これによってスリーブ30がピスト
ン8に相対的に軸方向内方に移動するような回動を阻止
せしめる。
【0026】なお、上記タペット19には一端が上記ピ
ストン8の長溝34部分に連通し、他端が上記ボディ1
の油圧通路13aに連通する油圧通路13bを形成すれ
ば、装置内部の空気を装置外部に容易に逃がすことがで
きるようになる。
【0027】上記第2のブレーキ手段3は、上記第1の
ブレーキ手段2における油圧の通路13aと、ピストン
8と、一方向クラッチ37と、ピストン回り止めピン3
5を有しないことを除いて上記第1のブレーキ手段2と
略同様の構成であるが、代わりに上記スリーブ30の内
端側内周面とタペット19の内端側内周面に互に軸方向
に隣接する溝44形成し、この溝44内にスリーブ30
の遊動阻止用スプリング45を配置する。
【0028】本発明の車輛のブレーキ装置は上記のよう
な構成であるから、パーキングブレーキ6を操作すれ
ば、その作動子7が図1において下方に移動し、ローラ
ー22を介して第1,第2のブレーキ手段2,3のタペ
ット19を夫々軸方向外方に押圧する。この結果、夫々
アジャスター軸11を介してブレーキシューが押され、
車輛にブレーキがかかるようになる。
【0029】また、油圧通路13aを介して第1のブレ
ーキ手段2におけるピストン8とタペット19の端面間
に油圧が加われば、この油圧によってピストン8が軸方
向外方に押され、油圧に応じたブレーキが車輛に加わる
ようになる。
【0030】ブレーキドラムとブレーキシュー間のギャ
ップがブレーキシューの磨耗により所定値により大きく
なった場合には、従来装置と同様アジャスター軸11と
回動リング25等より成るギャップ自動調整手段36に
より自動調整される。
【0031】なお、本発明の車輛のブレーキ装置におい
ては上記第2のブレーキ手段3を第1のブレーキ手段2
と同一のものとすることができる。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明の車輛のブレーキ装
置によれば、ブレーキシューの復帰スプリングによって
ピストン8がボディ1の筒状穴4内で軸方向内方に移動
したとき、ピストン8の外端大径部8aが所定の位置で
ボディ1の段部1aに突き当たり停止されるため筒状穴
4に斜面または段部4cを形成する必要がなく、中間部
材21も不要であり、ギャップ自動調整手段36を装置
外側の大径部分に形成できるので、その工作が容易であ
ると共に、ギャップ自動調整手段36の精度を向上でき
る等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輛のブレーキ装置の断面図である。
【図2】本発明の車輛のブレーキ装置におけるスリーブ
の断面図である。
【図3】本発明の車輛のブレーキ装置における一方向ク
ラッチのコイルばねの斜視図である。
【図4】従来の車輛のブレーキ装置の断面図である。
【図5】従来の車輛のブレーキ装置における第1のブレ
ーキ手段部分の断面図である。
【符号の説明】
1 車輛用ブレーキのホイールシリンダーボディ 1a 段部 2 第1のブレーキ手段 3 第2のブレーキ手段 4 第1の筒状穴 4a 大径の穴部分 4b 小径の穴部分 4c 段部 5 第2の筒状穴 6 パーキングブレーキ 7 作動子 8 ピストン 8a 外端大径部 9 廻り止め 10 右ねじ孔 11 アジャスター軸 12 ギャップ手動調整ギヤ 13a 油圧通路 13b 油圧通路 14 防塵用ブーツ 15a シールパッキング 15b シールパッキング 16 孔 17 遊動阻止用スプリング 18 一端延長部 19 タペット 20 止め孔 21 中間部材 22 ローラー 23 筒状斜面 24 斜歯 25 回動リング 26 スプリング 27 抑止リング 28 孔 29 廻り止めピン 30 スリーブ 31 右ねじ孔 32 長孔 33 回り止めガイドピン 34 長溝 35 ピストン回り止めピン 36 ギャップ自動調整手段 37 一方向クラッチ 38 筒状斜面 39 斜歯 40 外周溝 41 孔 42 コイルばね 43 折り曲げ部 44 溝 45 遊動阻止用スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールシリンダのボディに形成した筒
    状穴内に摺動自在に嵌入した、その外端大径部が上記筒
    状穴の外端段部に対接して位置決めされる有底筒状ピス
    トンと、このピストン内に嵌入した筒状スリーブと、こ
    のスリーブ内に螺合したアジャスター軸と、このアジャ
    スター軸が上記スリーブ及びピストンと共に上記ボディ
    に相対的に軸方向に移動したとき上記スリーブを上記ボ
    ディに相対的に一方向に回動してブレーキドラムとブレ
    ーキシュー間のギャップを自動的に調整せしめるため上
    記筒状穴の外端側に設けたギャップ自動調整手段と、上
    記ピストンを押圧するため上記ピストンの内端にタペッ
    トを介して対接したパーキングブレーキの作動子と、上
    記タペットと上記ピストン間に油圧ブレーキの油圧を供
    給する手段とより成ることを特徴とする車輛のブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】 油圧作動機構を有する第1のブレーキ手
    段と、油圧作動機構を有しない第2のブレーキ手段と、
    上記第1,第2のブレーキ手段を作動するためのパーキ
    ングブレーキ作動子とより成り、上記第1のブレーキ手
    段が、ホイールシリンダのボディに形成した筒状穴内に
    摺動自在に嵌入した、その外端大径部が上記筒状穴の外
    端段部に対接して位置決めされる有底筒状ピストンと、
    このピストン内に嵌入した筒状スリーブと、このスリー
    ブ内に螺合したアジャスター軸と、このアジャスター軸
    が上記スリーブ及びピストンと共に上記ボディに相対的
    に軸方向に移動したとき上記スリーブを上記ボディに相
    対的に一方向に回動してブレーキドラムとブレーキシュ
    ー間のギャップを自動的に調整せしめるため上記筒状穴
    の外端側に設けたギャップ自動調整手段と、上記ピスト
    ンと上記パーキングブレーキ作動子間に介挿したタペッ
    トと、上記タペットと上記ピストン間に油圧ブレーキの
    油圧を供給する手段とより成り、上記第2のブレーキ手
    段が、ホイールシリンダのボディに形成した筒状穴内に
    摺動自在に嵌入した筒状スリーブと、このスリーブ内に
    螺合したアジャスター軸と、このアジャスター軸が上記
    スリーブと共に上記ボディに相対的に軸方向に移動した
    とき上記スリーブを上記ボディに相対的に一方向に回動
    してブレーキドラムとブレーキシュー間のギャップを自
    動的に調整せしめるため上記筒状穴の外端側に設けたギ
    ャップ自動調整手段とより成ることを特徴とする車輛の
    ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のブレーキ手段における上記ピ
    ストンの内周面と上記スリーブの外周面間に上記スリー
    ブの一方向の遊動を阻止するために一方向クラッチを介
    挿せしめたことを特徴とする請求項1または2記載の車
    輛のブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 上記第2のブレーキ手段における上記ス
    リーブの内周面と上記タペットの内周面間に上記スリー
    ブの遊動阻止手段を設けたことを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の車輛のブレーキ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163451A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd パーキングブレーキ装置
CN114962495A (zh) * 2022-05-10 2022-08-30 江苏凯迅达高铁传动技术开发有限公司 一种楔式制动器用轮缸润滑系统

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