JPH11151493A - 電解装置及び電解方法 - Google Patents

電解装置及び電解方法

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JPH11151493A
JPH11151493A JP9318775A JP31877597A JPH11151493A JP H11151493 A JPH11151493 A JP H11151493A JP 9318775 A JP9318775 A JP 9318775A JP 31877597 A JP31877597 A JP 31877597A JP H11151493 A JPH11151493 A JP H11151493A
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anode
exchange membrane
electrolysis
diaphragm
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解質濃度を低くした場合でも、電解電圧が
低くて済み、そして殺菌、洗浄、表面処理、或いは植物
の成長促進に利用できる塩素臭が低い電解水を得る技術
を提供することである。 【解決手段】 隔膜によって仕切られたアノード室を有
する電解装置であって、前記アノード室には隔膜に接し
てアノード電極が設けられてなり、前記アノード電極に
接して設けられた隔膜にはフッ素系のカチオン交換膜が
用いられてなる電解装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば殺菌、洗
浄、表面処理、或いは植物の成長促進に利用できる水を
製造する電解装置及び電解方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】食塩水を電解すると、
アノード電極側では酸性で、かつ、酸化性の液が生成
し、カソード電極側ではアルカリ性で、かつ、還元性の
液が生成する。このような電解装置は、図6に示す構造
をしている。図6中、21はアノード室、22はアノー
ド電極、23はカソード室、24はカソード電極、25
はアノード室21とカソード室23とを仕切っている隔
膜である。この隔膜25によって分離されたアノード室
21とカソード室23とを有する2室型の電解槽を具備
した従来の電解装置において、アノード電極22とカソ
ード電極24との間に電圧を印加して電解を行った場
合、食塩などの電解質濃度が低い場合には、電解電圧を
高くしなければならなかった。そして、電解電圧を低く
する場合には、食塩水濃度を高くせざるを得なかった。
【0003】ところで、食塩水を電解してアノード電極
22側で得た酸性・酸化性の水は、病院などでの殺菌
(消毒)水として利用することが提案されている。これ
は、アノード電極側で次のような反応が起き、Cl2
ClO- 等の塩素化合物が生成し、これらの活性種が殺
菌作用を発揮するからと考えられたからである。 2Cl- −2e- →Cl2 (1) 2Na+ +2e- →2Na (2) 2Na+2H2 O→2Na+ +H2 +2OH- (3) 2H2 O+2e- →H2 +2OH- (4) 又、(1)式で生成したCl2 ガスの一部が水に溶解
し、次亜塩素酸が生成する。 Cl2 +H2 O→HClO+HCl (5) そして、食塩水濃度を高くした場合、塩素イオンの酸化
反応が増加し、Cl2ガスの発生量が増し、塩素臭が強
くなると共に、機器の腐食や、作業環境の悪化等がもた
らされる。従って、食塩水濃度を高くすることは避けな
ければならない。しかし、これは、電解電圧を高くする
ことを意味する。
【0004】食塩水を電解してカソード電極24側で得
たアルカリ性・還元性の水は、生物の成長や酵素反応を
促進することが報告(”電解水が作物の成育に及ぼす影
響”清水裕一 東京農業大学 修士論文(1996
年))されている。しかし、殺菌水としての酸化水を生
成する時の副産物として生成した場合、上記(2)から
(4)の反応式に従い、pHが約12、酸化還元電位
(ORP)が約−850mV(vs,Ag/AgCl)
で、高濃度のNaClが溶解したアルカリ性還元水が得
られる。このようなアルカリ性還元水は、高すぎるpH
や高濃度のNaClの為、植物の成長には悪影響を及ぼ
すと考えられる。従って、この場合でも、NaCl濃度
が低い方が好ましいことが窺える。尚、pHが12以上
のアルカリ性還元水も細菌に対する殺菌効果を示す。
【0005】従って、本発明が解決しようとする課題
は、電解質濃度を低くした場合でも、電解電圧が低くて
済み、そして殺菌、洗浄、表面処理、或いは植物の成長
促進に利用できる塩素臭が低い電解水を得る技術を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、隔膜によ
って仕切られたアノード室を有する電解装置であって、
前記アノード室には隔膜に接してアノード電極が設けら
れてなり、前記アノード電極に接して設けられた隔膜に
はフッ素系のカチオン交換膜が用いられてなることを特
徴とする電解装置によって解決される。
【0007】又、アノード室と、カソード室と、前記ア
ノード室とカソード室との間に設けられた中間室とを有
し、前記アノード室と中間室とが隔膜によって仕切られ
た電解装置であって、前記アノード室には隔膜に接して
アノード電極が設けられてなり、前記アノード電極に接
して設けられた隔膜にはフッ素系のカチオン交換膜が用
いられてなることを特徴とする電解装置によって解決さ
れる。
【0008】又、上記の電解装置に電導度が60000
μS/cm以下の水を供給し、電解することを特徴とす
る電解方法によって解決される。特に、アノード室とカ
ソード室とからなる2室型の電解槽タイプの電解装置を
用いた場合には、カソード室に電導度が60000μS
/cm以下の水を供給し、電解により、アノード室に酸
化性物質を含む水を、カソード室に還元性物質を含む水
を生成することを特徴とする電解方法によって解決され
る。
【0009】或いは、アノード室とカソード室と中間室
とからなる3室型の電解槽タイプの電解装置を用いた場
合には、中間室に電導度が60000μS/cm以下の
水を供給し、電解により、アノード室に酸化性物質を含
む水を、カソード室に還元性物質を含む水を生成するこ
とを特徴とする電解方法によって解決される。すなわ
ち、アノード電極に接して(特に、密着して)フッ素系
のカチオン交換膜を設けた場合、電解質濃度が低い場合
でも、低い電解電圧で電解水が得られるようになった理
由を完全に解明するには未だ至っていないが、フッ素系
のカチオン交換膜の中でH+ の解離が起こり、交換膜中
において導電性が高まった為であろうと考えている。つ
まり、フッ素系のカチオン交換膜とアノード電極との接
点で、水の電解が容易に起こり、アニオンがアノード電
極に必ずしも移行する必要がないからであろうと考え
た。
【0010】そして、フッ素系のカチオン交換膜のアノ
ード電極と反対側にアニオン交換膜を設けていた場合、
特にアノード室を形成する為の仕切りとなる隔膜として
フッ素系のカチオン交換膜とアニオン交換膜とを積重し
たタイプのものを用い、フッ素系のカチオン交換膜をア
ノード電極に密着させて設けた場合、電解質濃度を低く
した場合でも、より一層低い電解電圧で、殺菌、洗浄、
表面処理、或いは植物の成長促進に利用できる塩素臭の
低い電解水を得ることが出来た。
【0011】アノード室側で得た電解水におけるCl-
等の陰イオン濃度を高めたい場合には、フッ素系のカチ
オン交換膜に孔(ピンホール)を開けておけば、Cl-
等の陰イオンは補足されずにアノード室に移行すること
になる。従って、必要に応じて、所定の割合(面密度)
で孔を開けておけば、所望の濃度のCl- 等の陰イオン
を有するアノード電解液が得られる。
【0012】カソード室側で得た電解水中のNa+ 等の
陽イオン濃度を制御する場合、カソード室を形成する為
の仕切りとなる隔膜として、特にカチオン交換膜とアニ
オン交換膜との併用が好ましい。アノード室側にフッ素
系のカチオン交換膜を用いた場合、カソード室側でもフ
ッ素系のカチオン交換膜が必ずしも必要になるものでは
ない。但し、陽イオン濃度を制御して電解電圧をより低
減する為には、カソード電極にアニオン交換膜を接して
設けておくのが好ましい。
【0013】カソード室側で得た電解水における陽イオ
ン濃度を高めたい場合には、アニオン交換膜に孔(ピン
ホール)を開けておけば、陽イオンは補足されずにカソ
ード室に移行することになる。従って、必要に応じて、
所定の割合(面密度)でアニオン交換膜に孔を開けてお
けば、所望の濃度の陽イオンを有するカソード電解液が
得られる。
【0014】上記のように構成した装置を用いた場合、
電極表面におけるCl- 等の電解質濃度は低下し、水の
電解が優先的に起きるようになる。この結果、酸化還元
電位に寄与する電解生成物の種が変化する。すなわち、
NaClが低濃度の領域では、塩素の酸化以外にも下記
の反応により水の酸化分解種であるO3 ,H2 2 等が
生成し、これらの活性種がClO-等の陰イオンの酸化
反応生成物と共に作用して殺菌効果を相乗的に示すよう
になる。 〔アノード反応〕 2H2 O−4e- →4H+ +O2 (6) 2H2 O−2e- →H2 2 +2H+ (7) H2 O+O2 −2e- →O3 +2H+ (8) 尚、O3 ,H2 2 等は、細菌などを酸化すると、酸素
や水に戻る。従って、電解質が低濃度な水を電解したア
ノード電解水は、環境面からも好ましいものである。
【0015】還元反応においても、下式に従って水素ガ
スや水酸イオン等が生成する。 〔カソード反応〕 2H2 O+2e- →H2 +2OH- (9) 2H+ +2e- →H2 (10) H2 O+e- →OH- +H (11) H+ +e- →H・ (12)
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の電解装置は、隔膜によっ
て仕切られたアノード室を有する電解装置であって、前
記アノード室には隔膜に接して、特に密着してアノード
電極が設けられてなり、前記アノード電極に接して設け
られた隔膜にはフッ素系のカチオン交換膜が用いられた
ものである。特に、アノード室とカソード室とを有し、
前記アノード室とカソード室とが隔膜によって仕切られ
た2室型の電解槽を具備した電解装置であって、前記ア
ノード室には隔膜に接して、特に密着してアノード電極
が設けられてなり、前記アノード電極に接して設けられ
た隔膜にはフッ素系のカチオン交換膜が用いられたもの
である。又、アノード室と、カソード室と、前記アノー
ド室とカソード室との間に設けられた中間室とを有し、
前記アノード室と中間室、カソード室と中間室とが各々
隔膜によって仕切られた3室型の電解槽を具備した電解
装置であって、前記アノード室には隔膜に接して、特に
密着してアノード電極が設けられてなり、前記アノード
電極に接して設けられた隔膜にはフッ素系のカチオン交
換膜が用いられたものである。又、上記電解装置におい
て、フッ素系のカチオン交換膜のアノード電極と反対側
にはアニオン交換膜が設けられている。又、3室型の電
解槽を具備した電解装置にあっては、カソード室と中間
室とを仕切る隔膜にカチオン交換膜とアニオン交換膜と
が積重されたものが用いられている。又、上記フッ素系
のカチオン交換膜には孔が開けられている。又、カソー
ド室と中間室とを仕切る隔膜のアニオン交換膜には孔が
開けられている。
【0017】本発明の電解方法は、上記の電解装置に電
導度が60000μS/cm以下(下限値は0.05μ
S/cm)の水を供給し、電解するものである。特に、
アノード室とカソード室とからなる2室型の電解槽タイ
プの電解装置を用いた場合には、カソード室に電導度が
60000μS/cm以下(下限値は0.05μS/c
m)の水を供給し、電解により、アノード室に酸化性物
質を含む水を、カソード室に還元性物質を含む水を生成
するものである。又、アノード室とカソード室と中間室
とからなる3室型の電解槽タイプの電解装置を用いた場
合には、中間室に電導度が60000μS/cm以下
(下限値は0.05μS/cm)の水を供給し、電解に
より、アノード室に酸化性物質を含む水を、カソード室
に還元性物質を含む水を生成するものである。
【0018】以下、更に具体的に説明する。図1は、本
発明になる電解装置の第1実施形態を示すものである。
図1に示される如く、電解槽内にイオン交換膜からなる
隔膜1が設けられ、アノード室2aとカソード室2bと
が構成される。従って、2室型のものであって、3室型
のタイプのような中間室はない。
【0019】前記隔膜1は、フッ素系のカチオン交換膜
(本例では、デュポン社製のフッ素系カチオン交換膜ナ
フィオン117)1aとアニオン交換膜1b(本例で
は、徳山ソーダ社製のアニオン交換膜AMH)とが積重
されたものである。そして、フッ素系のカチオン交換膜
1aがアノード室2a側に面している。アノード室2a
には隔膜(フッ素系のカチオン交換膜1a)に密着させ
てアノード電極(例えば、ラス目7×12のチタン−白
金電極、面積60mm×80mm)3aが設けられてい
る。
【0020】3bはカソード電極(例えば、ラス目7×
12のチタン−白金電極、面積60mm×80mm)で
あり、カソード電極3bはアニオン交換膜1bに密着さ
せても、図示するようにアニオン交換膜1bから離間さ
せても良い。本例では、隔膜(アニオン交換膜1b)か
ら5mm離した。アノード室2aには電導度が約1μS
/cmの純水を通水し、カソード室2bには200g/
Lの食塩を溶解した食塩水を2L充填した。
【0021】そして、アノード電極3aとカソード電極
3bとの間に電解電流9Aを流した時、電解電圧は16
vとなり、電解が行われた。アノード室2aの排水口か
ら取り出されたアノード電解液のpHは4.1で、OR
Pは1100mv(vs,Ag/AgCl)であった。
又、残留塩素濃度は2ppmであった。更に、このアノ
ード電解液の抗菌作用を調べた。すなわち、E.col
i,P.aeruginosaを取り挙げ、菌濃度を約
107 個/ccとし、1ccの菌液を10ccのアノー
ド電解液に混合した後、この混合液を標準寒天培地に塗
沫し、30℃で24時間培養した処、菌数はほぼ全て零
になった。このことから、アノード電解液は殺菌作用に
優れていることが判る。
【0022】尚、図1の装置において、比較の為、アノ
ード電極3aをフッ素系のカチオン交換膜1aから5m
m離した処、500v以上の電解電圧が必要であり、低
電圧での電解を行うことは出来なかった。図2は、本発
明になる電解装置の第2実施形態を示すものである。本
実施形態は、アノード室とカソード室と中間室とを有す
る3室型のタイプのものである。
【0023】図2に示される如く、電解槽内にイオン交
換膜からなる隔膜10,11が設けられ、アノード室1
2aと中間室12cとカソード室12bとが構成され
る。アノード室12aと中間室12cとを仕切る隔膜1
0は、フッ素系のカチオン交換膜(本例では、デュポン
社製のフッ素系カチオン交換膜ナフィオン117)10
aとアニオン交換膜10b(本例では、徳山ソーダ社製
のアニオン交換膜AMH)とが積重されたものである。
そして、フッ素系のカチオン交換膜10aがアノード室
12a側に面している。
【0024】カソード室12bと中間室12cとを仕切
る隔膜11は、カチオン交換膜(本例では、徳山ソーダ
社製のカチオン交換膜CMV)である。アノード室12
aには隔膜10(フッ素系のカチオン交換膜10a)に
密着させてアノード電極(例えば、ラス目7×12のチ
タン−白金電極、面積60mm×80mm)13aが設
けられている。
【0025】カソード室12bには隔膜(徳山ソーダ社
製のカチオン交換膜CMV)11に密着させてカソード
電極(例えば、ラス目7×12のチタン−白金電極、面
積60mm×80mm)13bが設けられている。中間
室12cにはガラスビーズが充填された。そして、アノ
ード室12a及びカソード室12bに約1L/minの
割合で純水(電導度1.0μS/cm)を供給し、又、
中間室12cには飽和濃度の食塩水を充填した。
【0026】アノード電極13aとカソード電極13b
との間に電解電流9Aを流した時、電解電圧は14vと
なり、電解が行われた。アノード室12aの排水口から
取り出されたアノード電解液のpHは4.05で、OR
Pは1090mv(vs,Ag/AgCl)であった。
又、残留塩素濃度は2ppmであった。更に、このアノ
ード電解液の抗菌作用を調べた。すなわち、E.col
i,P.aeruginosaを取り挙げ、菌濃度を約
107 個/ccとし、1ccの菌液を10ccのアノー
ド電解液に混合した後、この混合液を標準寒天培地に塗
沫し、30℃で24時間培養した処、菌数はほぼ全て零
になった。このことから、アノード電解液は殺菌作用に
優れていることが判る。
【0027】又、上記純水の代わりに水道水(pH=
7.56、電導度=320μS/cm)を供給し、電解
電流9Aで電解した処、得られたアノード電解液の電導
度は360μS/cm、pHは5.5で、ORPは10
20mv(vs,Ag/AgCl)であった。又、塩素
臭は感じられなかったが、残留塩素濃度は2.5ppm
であった。
【0028】このように、純水、水道水いずれの電解に
おいても、アノード電解液における塩素ガスの発生はほ
ぼ零であり、O3 の発生が観測された。すなわち、アノ
ード電解では活性酸素が生成されたことが判る。又、図
2の装置において、中間室12cに5%硫酸水溶液を充
填し、アノード室12a及びカソード室12bに約1L
/minの割合で純水(電導度1.0μS/cm)を供
給し、電解電流7A、電解電圧20vの条件で電解を行
った処、pH4.89で、ORP−450mv(vs,
Ag/AgCl)のアノード電解液が得られた。
【0029】このアノード電解液中にマグネタイト(F
3 4 )の酸化皮膜が1μm程度成長した鉄を浸漬
し、5分後に引き上げた処、表面の酸化皮膜は綺麗に除
去できていた。すなわち、アノード電解液は酸化皮膜な
どの溶解除去にも利用できることが判る。尚、比較の
為、図2の装置において、アノード電極13aをフッ素
系のカチオン交換膜10aから5mm離して設けた。こ
の場合、電解に500v以上の電解電圧が必要であっ
た。
【0030】又、比較の為、図2の装置において、フッ
素系のカチオン交換膜10aの代わりにフッ素系のもの
ではないカチオン交換膜(徳山ソーダ社製のカチオン交
換膜CMV)を用い、アノード室12a及びカソード室
12bに約1L/minの割合で純水(電導度1.0μ
S/cm)を供給し、又、中間室12cには飽和濃度の
食塩水を充填し電解した処、電解電圧は300v以上必
要であり、低い電圧での電解が困難になった。
【0031】又、比較の為、図2の装置において、フッ
素系のカチオン交換膜10aの代わりにフッ素樹脂から
なる不織布を用い、アノード室12a及びカソード室1
2bに約1L/minの割合で純水(電導度1.0μS
/cm)を供給し、又、中間室12cには飽和濃度の食
塩水を充填して電解した処、比較的低い電解電圧でも行
えた。しかし、この時に得たアノード電解液のpHは
2.7で、ORPは1160mv(vs,Ag/AgC
l)、電導度は950μS/cmであり、そして残留塩
素濃度は80ppmであり、塩素臭が感じられたことか
ら塩素ガスの発生が認められた。
【0032】図2の装置において、フッ素系のカチオン
交換膜10aに500個のピンホール(孔径0.1m
m)を開けたものを用いて同様に行った。すなわち、ア
ノード室12a及びカソード室12bに約1L/min
の割合で水道水(電導度320μS/cm)を供給し、
又、中間室12cには飽和濃度の食塩水を充填して電解
した処、電解電流9A、電解電圧14.5vで電解が始
まり、pHは3.1で、ORPは1130mv(vs,
Ag/AgCl)、電導度は430μS/cmのアノー
ド電解液が得られた。このアノード電解液は、E.co
li,P.aeruginosa,B.subtili
sに抗菌性を示した。特に、上記実施形態のものよりも
抗菌性が高かった。又、アノード電解液の残留塩素濃度
は150〜200ppmであったものの、電解時に発生
した塩素ガスは極微量であった。O3 の発生の方が多か
った。これは、アノード電極13a上で直接Cl- が酸
化されるのではなく、水の酸化により生成した活性酸素
によりCl- が酸化されたことを示している。
【0033】従って、フッ素系のカチオン交換膜10a
に開けるピンホールの大きさや数を制御することによ
り、アノード電解液中に含まれる残留塩素濃度を高めた
にもかかわらず、電解に際して塩素ガスの発生を抑制で
きた。尚、このアノード電解液は、残留塩素濃度が高い
ものの、Cl- 濃度が低いので、SUS304鋼などの
ステンレス材料の腐食を促進することはなかった。
【0034】又、図2の装置において、フッ素系のカチ
オン交換膜10aに500個のピンホール(孔径0.1
mm)を開けたものを用い、アノード室12a及びカソ
ード室12bに約1L/minの割合で純水(電導度
1.0μS/cm)を供給し、又、中間室12cには飽
和濃度の食塩水を充填し、電解電流9A、電解電圧1
4.5vの条件で電解を行った処、pH2.6で、OR
P1160mv(vs,Ag/AgCl)、電導度43
0μS/cm、残留塩素濃度150〜200ppmのア
ノード電解液が得られた。
【0035】このアノード電解液を用いて洗浄を行った
ハードディスク用ガラス基板と、通常の純水を用いて洗
浄を行ったハードディスク用ガラス基板とを、80℃の
飽和湿度の中で1週間暴露試験した処、純水を用いて洗
浄を行ったハードディスク用ガラス基板は空気中の湿気
により表面が数μm程度侵され、表面平滑度が低下した
のに対して、アノード電解液を用いて洗浄を行ったハー
ドディスク用ガラス基板は空気中の湿気によっても表面
が侵されることなく、表面平滑度が優れたものであっ
た。
【0036】図3は、本発明になる電解装置の他の実施
形態を示すものである。本実施形態は、図2の装置にお
いて、カソード室12bと中間室12cとを仕切る隔膜
11に、カチオン交換膜のみではなく、カチオン交換膜
11aとアニオン交換膜11bとを積重したものを用い
たものである。カソード電極13bは、アニオン交換膜
11bに密着して設けられている。
【0037】その他の構成は第2実施形態のものと基本
的に同じであるから、同一部分には同じ符号を付し、詳
細な説明は省略する。そして、アノード室12a及びカ
ソード室12bに約1L/minの割合で純水(電導度
1.0μS/cm)を供給し、又、中間室12cには飽
和濃度の食塩水を充填し、アノード電極13aとカソー
ド電極13bとの間に電解電流7Aを流した時、電解電
圧は30vとなり、電解が行われた。
【0038】この電解液も上記本発明の実施形態と同様
な特長を有するものであった。例えば、カソード電解水
は、電導度が250μS/cm、pHが10.5、OR
Pが−810mv(vs,Ag/AgCl)のものであ
った。又、図3の装置において、フッ素系のカチオン交
換膜10a、及びアニオン交換膜11bに500個のピ
ンホール(孔径1mm)を開けたものを用い、アノード
室12a及びカソード室12bに約1L/minの割合
で水道水(電導度320μS/cm)を供給し、又、中
間室12cには飽和濃度の食塩水を充填し、電解電流9
A、電解電圧16.5vの条件で電解を行った。
【0039】この電解液も上記本発明の実施形態と同様
な特長を有するものであった。例えば、カソード電解水
は、電導度が390μS/cm、pHが11.1、OR
Pが−870mv(vs,Ag/AgCl)のものであ
った。比較の為、フッ素系のカチオン交換膜10aを除
いた場合には、電解電流5Aを得るには電解電圧が10
0v以上必要であり、低電圧での電解は行えなかった。
【0040】又、図3の装置において、中間室12cに
固体電解質としてカチオン交換樹脂(オルガノ社製のア
ンバーライトIRC458)を充填し、アノード室12
a及びカソード室12bに約0.5L/minの割合で
超純水(抵抗が18MΩ)を供給し、電解電流5A、電
解電圧35vの条件で電解を行った。この電解液も上記
本発明の実施形態と同様な特長を有するものであった。
例えば、カソード電解水は、電導度が2μS/cm、p
Hが9.05、ORPが−690mv(vs,Ag/A
gCl)のものであった。
【0041】図4は、本発明になる電解装置の他の実施
形態を示すものである。本実施形態は、図2の装置にお
いて、フッ素系のカチオン交換膜10aのみを残し、ア
ニオン交換膜10bを除去したものである。その他の構
成は第2実施形態のものと基本的に同じであるから、同
一部分には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0042】そして、中間室12cに固体電解質として
カチオン交換樹脂(デュポン社製のナフィオンNR−5
0)を充填し、アノード室12a及びカソード室12b
に約0.5L/minの割合で水道水(電導度320μ
S/cm)を供給し、又、中間室12cにも水道水を充
填し、アノード電極13aとカソード電極13bとの間
に電解電流5Aを流した時、電解電圧は25vとなり、
電解が行われた。
【0043】この電解液も上記本発明の実施形態と同様
な特長を有するものであった。例えば、アノード電解水
は、電導度が330μS/cm、pHが7.0、ORP
が960mv(vs,Ag/AgCl)のものであり、
カソード電解水は、電導度が350μS/cm、pHが
9.65、ORPが−620mv(vs,Ag/AgC
l)のものであった。
【0044】図5は、本発明になる電解装置の他の実施
形態を示すものである。本実施形態のものは、図2の装
置において、フッ素系のカチオン交換膜10aのみを残
し、アニオン交換膜10bを除去し、中間室12cに固
体電解質としてカチオン交換樹脂(デュポン社製のナフ
ィオンNR−50)を充填し、そして中間室12cを通
過した水をアノード室12aに供給するようにしたもの
である。その他の構成は第2実施形態のものと基本的に
同じであるから、同一部分には同じ符号を付し、詳細な
説明は省略する。尚、図5中、4は3室型電解槽、5は
軟水器、6はカソード室液タンク、7はアノード室液タ
ンクである。
【0045】そして、カソード室12bに約0.5L/
minの割合で水道水(電導度320μS/cm)を供
給し、電解電流5A、電解電圧25vの条件で電解し
た。この電解液も上記本発明の実施形態と同様な特長を
有するものであった。例えば、アノード電解水は、電導
度が430μS/cm、pHが3.55、ORPが11
20mv(vs,Ag/AgCl)のものであり、カソ
ード電解水は、電導度が450μS/cm、pHが1
0.02、ORPが−750mv(vs,Ag/AgC
l)のものであった。
【0046】
【発明の効果】電解質濃度を低くした場合でも、電解電
圧が低くて済み、そして殺菌、洗浄、表面処理、或いは
植物の成長促進に利用できる塩素の発生が少ない電解水
を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電解装置の第1実施形態の概略図
【図2】本発明になる電解装置の第2実施形態の概略図
【図3】本発明になる電解装置の第3実施形態の概略図
【図4】本発明になる電解装置の第4実施形態の概略図
【図5】本発明になる電解装置の第5実施形態の概略図
【図6】従来の電解装置の概略図
【符号の説明】
1,10,11 隔膜 2a,12a アノード室 2b,12b カソード室 12c 中間室 1a,10a フッ素系のカチオン交換膜 3a,13a アノード電極 3b,13b カソード電極 10b アニオン交換膜 11b アニオン交換膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔膜によって仕切られたアノード室を有
    する電解装置であって、 前記アノード室には隔膜に接してアノード電極が設けら
    れてなり、 前記アノード電極に接して設けられた隔膜にはフッ素系
    のカチオン交換膜が用いられてなることを特徴とする電
    解装置。
  2. 【請求項2】 アノード室と、カソード室と、前記アノ
    ード室とカソード室との間に設けられた中間室とを有
    し、 前記アノード室と中間室とが隔膜によって仕切られた電
    解装置であって、 前記アノード室には隔膜に接してアノード電極が設けら
    れてなり、 前記アノード電極に接して設けられた隔膜にはフッ素系
    のカチオン交換膜が用いられてなることを特徴とする電
    解装置。
  3. 【請求項3】 フッ素系のカチオン交換膜のアノード電
    極と反対側にアニオン交換膜が設けられてなることを特
    徴とする請求項1又は請求項2の電解装置。
  4. 【請求項4】 カソード室と中間室とを仕切る隔膜にカ
    チオン交換膜とアニオン交換膜とが併用されてなること
    を特徴とする請求項2又は請求項3の電解装置。
  5. 【請求項5】 カチオン交換膜に孔が開けられてなるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかの電解装
    置。
  6. 【請求項6】 アニオン交換膜に孔が開けられてなるこ
    とを特徴とする請求項3〜請求項5いずれかの電解装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6いずれかの電解装置
    に電導度が60000μS/cm以下の水を供給し、電
    解することを特徴とする電解方法。
  8. 【請求項8】 アノード室とカソード室とからなる2室
    型の電解槽タイプの電解装置を用いた場合には、カソー
    ド室に電導度が60000μS/cm以下の水を供給
    し、電解により、アノード室に酸化性物質を含む水を、
    カソード室に還元性物質を含む水を生成することを特徴
    とする請求項7の電解方法。
  9. 【請求項9】 アノード室とカソード室と中間室とから
    なる3室型の電解槽タイプの電解装置を用いた場合に
    は、中間室に電導度が60000μS/cm以下の水を
    供給し、電解により、アノード室に酸化性物質を含む水
    を、カソード室に還元性物質を含む水を生成することを
    特徴とする請求項7の電解方法。
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