JPH11151426A - 煙突一体型排煙脱硫装置 - Google Patents
煙突一体型排煙脱硫装置Info
- Publication number
- JPH11151426A JPH11151426A JP9318320A JP31832097A JPH11151426A JP H11151426 A JPH11151426 A JP H11151426A JP 9318320 A JP9318320 A JP 9318320A JP 31832097 A JP31832097 A JP 31832097A JP H11151426 A JPH11151426 A JP H11151426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- chimney
- absorption tower
- scraping member
- swirling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸収塔及び煙突の径を小さくしても、吸収塔
内に噴霧される吸収液の液滴が排ガスに同伴され、煙突
の上端から周囲へ飛散することを防止し得、補給水量の
削減並びにコンパクト化を図り得る煙突一体型排煙脱硫
装置を提供する。 【解決手段】 吸収塔３の上部内面に、上昇する排ガス
に旋回力を与えるためのガイド翼６を配設し、煙突４の
上部内面所要箇所に、前記ガイド翼６によって旋回力を
与えられた排ガスに同伴される液滴を捕集するための掻
取部材７を、前記旋回しつつ上昇する排ガスの流通方向
へ延びるよう配設すると共に、前記掻取部材７の上端部
位置における煙突４に、掻取部材７に捕集された液滴を
吸収塔３内へ戻すドレン管８を接続する。
内に噴霧される吸収液の液滴が排ガスに同伴され、煙突
の上端から周囲へ飛散することを防止し得、補給水量の
削減並びにコンパクト化を図り得る煙突一体型排煙脱硫
装置を提供する。 【解決手段】 吸収塔３の上部内面に、上昇する排ガス
に旋回力を与えるためのガイド翼６を配設し、煙突４の
上部内面所要箇所に、前記ガイド翼６によって旋回力を
与えられた排ガスに同伴される液滴を捕集するための掻
取部材７を、前記旋回しつつ上昇する排ガスの流通方向
へ延びるよう配設すると共に、前記掻取部材７の上端部
位置における煙突４に、掻取部材７に捕集された液滴を
吸収塔３内へ戻すドレン管８を接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙突一体型排煙脱
硫装置に関するものである。
硫装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】煙突一体型排煙脱硫装置は、一般に、図
５に示されるように、下部に吸収剤として炭酸カルシウ
ム（ＣａＣＯ3）等を用いた吸収液１の液溜部１ａが形
成され且つ上部に多数のスプレーノズル２が配設された
吸収塔３の排ガス出口３ｂに煙突４を一体に接続し、前
記吸収塔３の液溜部１ａの吸収液１を汲み上げ前記スプ
レーノズル２から噴霧させて循環させる循環ポンプ５を
設けてなる構成を有している。
５に示されるように、下部に吸収剤として炭酸カルシウ
ム（ＣａＣＯ3）等を用いた吸収液１の液溜部１ａが形
成され且つ上部に多数のスプレーノズル２が配設された
吸収塔３の排ガス出口３ｂに煙突４を一体に接続し、前
記吸収塔３の液溜部１ａの吸収液１を汲み上げ前記スプ
レーノズル２から噴霧させて循環させる循環ポンプ５を
設けてなる構成を有している。
【０００３】前述の如き煙突一体型排煙脱硫装置の場
合、吸収液１が循環ポンプ５の作動によりスプレーノズ
ル２から噴霧されつつ循環しており、図示していない石
炭焚ボイラ等から煙道を通過し排ガス入口３ａから吸収
塔３に送り込まれた排ガスは、前記スプレーノズル２か
ら噴霧される吸収液１と接触することにより、ＳＯ
2（硫黄酸化物）が吸収除去された後、排ガス出口３ｂ
から煙突４へ導かれ、該煙突４から大気へ放出される。
合、吸収液１が循環ポンプ５の作動によりスプレーノズ
ル２から噴霧されつつ循環しており、図示していない石
炭焚ボイラ等から煙道を通過し排ガス入口３ａから吸収
塔３に送り込まれた排ガスは、前記スプレーノズル２か
ら噴霧される吸収液１と接触することにより、ＳＯ
2（硫黄酸化物）が吸収除去された後、排ガス出口３ｂ
から煙突４へ導かれ、該煙突４から大気へ放出される。
【０００４】前記煙突一体型排煙脱硫装置は、吸収塔３
と煙突４とを一体化したことにより、吸収塔３と煙突４
とが別々に設けられる通常の排煙脱硫装置に比べて設置
面積を削減しコストダウンを図ったものであるが、前記
吸収塔３及び煙突４の径を更に小さくしてコンパクト化
を図ることが提案されている。
と煙突４とを一体化したことにより、吸収塔３と煙突４
とが別々に設けられる通常の排煙脱硫装置に比べて設置
面積を削減しコストダウンを図ったものであるが、前記
吸収塔３及び煙突４の径を更に小さくしてコンパクト化
を図ることが提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、吸収塔３及び煙突４の径を更に小さくした場合、
上昇する排ガスの流速が速くなり、吸収塔３内にスプレ
ーノズル２から噴霧される吸収液１の液滴が排ガスに同
伴され、煙突４の上端から周囲へ飛散してしまい、補給
水量の増加にもつながるという不具合を有していた。
如く、吸収塔３及び煙突４の径を更に小さくした場合、
上昇する排ガスの流速が速くなり、吸収塔３内にスプレ
ーノズル２から噴霧される吸収液１の液滴が排ガスに同
伴され、煙突４の上端から周囲へ飛散してしまい、補給
水量の増加にもつながるという不具合を有していた。
【０００６】本発明は、斯かる実情に鑑み、吸収塔及び
煙突の径を小さくしても、吸収塔内に噴霧される吸収液
の液滴が排ガスに同伴され、煙突の上端から周囲へ飛散
することを防止し得、補給水量の削減並びにコンパクト
化を図り得る煙突一体型排煙脱硫装置を提供しようとす
るものである。
煙突の径を小さくしても、吸収塔内に噴霧される吸収液
の液滴が排ガスに同伴され、煙突の上端から周囲へ飛散
することを防止し得、補給水量の削減並びにコンパクト
化を図り得る煙突一体型排煙脱硫装置を提供しようとす
るものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、排ガス入口か
ら吸収塔内へ導入される排ガスに吸収液を噴霧して排ガ
ス中の硫黄酸化物を吸収除去するよう構成してなり、且
つ前記吸収塔の排ガス出口に煙突を一体に接続してなる
煙突一体型排煙脱硫装置であって、吸収塔の上部内面
に、上昇する排ガスに旋回力を与えるためのガイド翼を
配設し、煙突の上部内面所要箇所に、前記ガイド翼によ
って旋回力を与えられた排ガスに同伴される液滴を捕集
するための掻取部材を、前記旋回しつつ上昇する排ガス
の流通方向へ延びるよう配設すると共に、前記掻取部材
の上端部位置における煙突に、掻取部材に捕集された液
滴を吸収塔内へ戻すドレン管を接続したことを特徴とす
る煙突一体型排煙脱硫装置にかかるものである。
ら吸収塔内へ導入される排ガスに吸収液を噴霧して排ガ
ス中の硫黄酸化物を吸収除去するよう構成してなり、且
つ前記吸収塔の排ガス出口に煙突を一体に接続してなる
煙突一体型排煙脱硫装置であって、吸収塔の上部内面
に、上昇する排ガスに旋回力を与えるためのガイド翼を
配設し、煙突の上部内面所要箇所に、前記ガイド翼によ
って旋回力を与えられた排ガスに同伴される液滴を捕集
するための掻取部材を、前記旋回しつつ上昇する排ガス
の流通方向へ延びるよう配設すると共に、前記掻取部材
の上端部位置における煙突に、掻取部材に捕集された液
滴を吸収塔内へ戻すドレン管を接続したことを特徴とす
る煙突一体型排煙脱硫装置にかかるものである。
【０００８】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【０００９】吸収液が吸収塔内へ噴霧されつつ循環され
た状態で、排ガス入口から吸収塔に送り込まれた排ガス
は、前記噴霧される吸収液と接触し、ＳＯ2が吸収除去
された後、ガイド翼に沿って上昇することにより旋回力
が与えられ、旋回流として排ガス出口から煙突へ導かれ
る。
た状態で、排ガス入口から吸収塔に送り込まれた排ガス
は、前記噴霧される吸収液と接触し、ＳＯ2が吸収除去
された後、ガイド翼に沿って上昇することにより旋回力
が与えられ、旋回流として排ガス出口から煙突へ導かれ
る。
【００１０】上昇する排ガスの流速が速い場合、前記旋
回流として排ガス出口から煙突へ導かれた排ガスには、
前記吸収塔内に噴霧される吸収液の液滴が同伴される
が、前記排ガスに同伴された吸収液の液滴は、遠心力に
よって煙突の内面側へ寄せられ旋回しつつ上昇して行
き、煙突の上部内面に配設された掻取部材に掻き取られ
るように捕集されて排ガスから分離され、吸収液の液滴
が分離された排ガスのみが煙突の上端から大気へ放出さ
れることとなる。
回流として排ガス出口から煙突へ導かれた排ガスには、
前記吸収塔内に噴霧される吸収液の液滴が同伴される
が、前記排ガスに同伴された吸収液の液滴は、遠心力に
よって煙突の内面側へ寄せられ旋回しつつ上昇して行
き、煙突の上部内面に配設された掻取部材に掻き取られ
るように捕集されて排ガスから分離され、吸収液の液滴
が分離された排ガスのみが煙突の上端から大気へ放出さ
れることとなる。
【００１１】前記掻取部材によって捕集された液滴は、
該掻取部材の上端部から煙突上部に接続されたドレン管
を介して吸収塔内へ戻され、再利用される。
該掻取部材の上端部から煙突上部に接続されたドレン管
を介して吸収塔内へ戻され、再利用される。
【００１２】この結果、吸収塔及び煙突の径を小さく
し、上昇する排ガスの流速が速くなったとしても、吸収
塔内に噴霧される吸収液の液滴が排ガスと一緒に煙突の
上端から周囲へ飛散してしまうことがなくなり、補給水
量の削減にもつながる。
し、上昇する排ガスの流速が速くなったとしても、吸収
塔内に噴霧される吸収液の液滴が排ガスと一緒に煙突の
上端から周囲へ飛散してしまうことがなくなり、補給水
量の削減にもつながる。
【００１３】しかも、排ガスに同伴された吸収液の液滴
を捕集するために、煙突には、その上部内面のみに掻取
部材を配設するだけで済み、飛散防止のための部材の増
加を少なくできるため製作面で有利になると共に、重量
の増加も最小限に抑えられる。
を捕集するために、煙突には、その上部内面のみに掻取
部材を配設するだけで済み、飛散防止のための部材の増
加を少なくできるため製作面で有利になると共に、重量
の増加も最小限に抑えられる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【００１５】図１〜図４は本発明を実施する形態の一例
であって、図中、図５と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしており、基本的な構成は図５に示す従来のも
のと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図
１〜図４に示す如く、吸収塔３の上部内面に、上昇する
排ガスに旋回力を与えるためのガイド翼６を配設し、煙
突４の上部内面所要箇所に、前記ガイド翼６によって旋
回力を与えられた排ガスに同伴される液滴を捕集するた
めの掻取部材７を、前記旋回しつつ上昇する排ガスの流
通方向へ延びるよう配設すると共に、前記掻取部材７の
上端部位置における煙突４に、掻取部材７に捕集された
液滴を吸収塔３内へ戻すドレン管８を接続した点にあ
る。
であって、図中、図５と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしており、基本的な構成は図５に示す従来のも
のと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図
１〜図４に示す如く、吸収塔３の上部内面に、上昇する
排ガスに旋回力を与えるためのガイド翼６を配設し、煙
突４の上部内面所要箇所に、前記ガイド翼６によって旋
回力を与えられた排ガスに同伴される液滴を捕集するた
めの掻取部材７を、前記旋回しつつ上昇する排ガスの流
通方向へ延びるよう配設すると共に、前記掻取部材７の
上端部位置における煙突４に、掻取部材７に捕集された
液滴を吸収塔３内へ戻すドレン管８を接続した点にあ
る。
【００１６】前記ガイド翼６は、図１及び図２に示す如
く、吸収塔３の排ガス出口３ｂ近傍に形成された円錐台
部分の内面に沿って螺旋階段状に立ち上がるように取り
付けてある。
く、吸収塔３の排ガス出口３ｂ近傍に形成された円錐台
部分の内面に沿って螺旋階段状に立ち上がるように取り
付けてある。
【００１７】前記掻取部材７は、図４に示すように、断
面Ｌ字状の鋼材等を煙突４の内周面に沿って螺旋階段状
に立ち上がるように湾曲せしめてなり、図３に示す如
く、煙突４の内周面を略四等分に分割した各領域をカバ
ーするよう、煙突４の周方向における四箇所に、位相を
略９０°ずつずらして配設してあり、各掻取部材７の上
端部に対応する煙突４の所要箇所にそれぞれドレン排出
孔９を穿設し、該各ドレン排出孔９にドレン管８を接続
してある。又、前記掻取部材７の幅Ｗと高さＨ（図４参
照）に関しては、排ガスに同伴される液滴の量を予測
し、該液滴が前記掻取部材７を乗り越えないように設定
してある。
面Ｌ字状の鋼材等を煙突４の内周面に沿って螺旋階段状
に立ち上がるように湾曲せしめてなり、図３に示す如
く、煙突４の内周面を略四等分に分割した各領域をカバ
ーするよう、煙突４の周方向における四箇所に、位相を
略９０°ずつずらして配設してあり、各掻取部材７の上
端部に対応する煙突４の所要箇所にそれぞれドレン排出
孔９を穿設し、該各ドレン排出孔９にドレン管８を接続
してある。又、前記掻取部材７の幅Ｗと高さＨ（図４参
照）に関しては、排ガスに同伴される液滴の量を予測
し、該液滴が前記掻取部材７を乗り越えないように設定
してある。
【００１８】前記ドレン管８は、図３に示すように、煙
突４に接続された四本のうち二本ずつをそれぞれ一本に
まとめた後、それらを更に一本にまとめてから、図１に
示すように、吸収塔３に接続してある。
突４に接続された四本のうち二本ずつをそれぞれ一本に
まとめた後、それらを更に一本にまとめてから、図１に
示すように、吸収塔３に接続してある。
【００１９】尚、前記掻取部材７については、例えば、
煙突４の内周面を略三等分に分割した各領域をカバーす
るよう、煙突４の周方向における三箇所に、位相を略１
２０°ずつずらして配設するようにしてもよく、又、前
記ドレン管８の配置の仕方についても、種々選定し得、
更に又、掻取部材７を図１中仮想線で示すように付加
し、上下方向へ複数段に配設するようにしてもよいこと
は言うまでもない。
煙突４の内周面を略三等分に分割した各領域をカバーす
るよう、煙突４の周方向における三箇所に、位相を略１
２０°ずつずらして配設するようにしてもよく、又、前
記ドレン管８の配置の仕方についても、種々選定し得、
更に又、掻取部材７を図１中仮想線で示すように付加
し、上下方向へ複数段に配設するようにしてもよいこと
は言うまでもない。
【００２０】次に、上記図示例の作動を説明する。
【００２１】吸収液１が循環ポンプ５の作動によりスプ
レーノズル２から噴霧されつつ循環された状態で、図示
していない石炭焚ボイラ等から煙道を通過し排ガス入口
３ａから吸収塔３に送り込まれた排ガスは、前記スプレ
ーノズル２から噴霧される吸収液１と接触し、ＳＯ2が
吸収除去された後、ガイド翼６に沿って上昇することに
より旋回力が与えられ、旋回流として排ガス出口３ｂか
ら煙突４へ導かれる。
レーノズル２から噴霧されつつ循環された状態で、図示
していない石炭焚ボイラ等から煙道を通過し排ガス入口
３ａから吸収塔３に送り込まれた排ガスは、前記スプレ
ーノズル２から噴霧される吸収液１と接触し、ＳＯ2が
吸収除去された後、ガイド翼６に沿って上昇することに
より旋回力が与えられ、旋回流として排ガス出口３ｂか
ら煙突４へ導かれる。
【００２２】上昇する排ガスの流速が速い場合、前記旋
回流として排ガス出口３ｂから煙突４へ導かれた排ガス
には、前記吸収塔３内にスプレーノズル２から噴霧され
る吸収液１の液滴が同伴されるが、前記排ガスに同伴さ
れた吸収液１の液滴は、遠心力によって煙突４の内面側
へ寄せられ旋回しつつ上昇して行き、煙突４の上部内面
に配設された掻取部材７に掻き取られるように捕集され
て排ガスから分離され、吸収液１の液滴が分離された排
ガスのみが煙突４の上端から大気へ放出されることとな
る。
回流として排ガス出口３ｂから煙突４へ導かれた排ガス
には、前記吸収塔３内にスプレーノズル２から噴霧され
る吸収液１の液滴が同伴されるが、前記排ガスに同伴さ
れた吸収液１の液滴は、遠心力によって煙突４の内面側
へ寄せられ旋回しつつ上昇して行き、煙突４の上部内面
に配設された掻取部材７に掻き取られるように捕集され
て排ガスから分離され、吸収液１の液滴が分離された排
ガスのみが煙突４の上端から大気へ放出されることとな
る。
【００２３】前記掻取部材７によって捕集された液滴
は、該掻取部材７の上端部から煙突４上部に接続された
ドレン管８を介して吸収塔３内へ戻され、再利用され
る。
は、該掻取部材７の上端部から煙突４上部に接続された
ドレン管８を介して吸収塔３内へ戻され、再利用され
る。
【００２４】この結果、吸収塔３及び煙突４の径を小さ
くし、上昇する排ガスの流速が速くなったとしても、吸
収塔３内にスプレーノズル２から噴霧される吸収液１の
液滴が排ガスと一緒に煙突４の上端から周囲へ飛散して
しまうことがなくなり、補給水量の削減にもつながる。
くし、上昇する排ガスの流速が速くなったとしても、吸
収塔３内にスプレーノズル２から噴霧される吸収液１の
液滴が排ガスと一緒に煙突４の上端から周囲へ飛散して
しまうことがなくなり、補給水量の削減にもつながる。
【００２５】しかも、排ガスに同伴された吸収液１の液
滴を捕集するために、煙突４には、その上部内面のみに
掻取部材７を配設するだけで済み、飛散防止のための部
材の増加を少なくできるため製作面で有利になると共
に、重量の増加も最小限に抑えられる。
滴を捕集するために、煙突４には、その上部内面のみに
掻取部材７を配設するだけで済み、飛散防止のための部
材の増加を少なくできるため製作面で有利になると共
に、重量の増加も最小限に抑えられる。
【００２６】こうして、吸収塔３及び煙突４の径を小さ
くしても、吸収塔３内にスプレーノズル２から噴霧され
る吸収液１の液滴が排ガスに同伴され、煙突４の上端か
ら周囲へ飛散することを防止し得、補給水量の削減並び
にコンパクト化を図り得る。
くしても、吸収塔３内にスプレーノズル２から噴霧され
る吸収液１の液滴が排ガスに同伴され、煙突４の上端か
ら周囲へ飛散することを防止し得、補給水量の削減並び
にコンパクト化を図り得る。
【００２７】尚、本発明の煙突一体型排煙脱硫装置は、
上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【００２８】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の煙突一体
型排煙脱硫装置によれば、吸収塔及び煙突の径を小さく
しても、吸収塔内に噴霧される吸収液の液滴が排ガスに
同伴され、煙突の上端から周囲へ飛散することを防止し
得、補給水量の削減並びにコンパクト化を図り得るとい
う優れた効果を奏し得る。
型排煙脱硫装置によれば、吸収塔及び煙突の径を小さく
しても、吸収塔内に噴霧される吸収液の液滴が排ガスに
同伴され、煙突の上端から周囲へ飛散することを防止し
得、補給水量の削減並びにコンパクト化を図り得るとい
う優れた効果を奏し得る。
【図１】本発明を実施する形態の一例の全体概要構成図
である。
である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ矢視図である。
【図４】図３のＩＶ−ＩＶ断面図である。
【図５】従来例の全体概要構成図である。
１ 吸収液 ３ 吸収塔 ３ａ 排ガス入口 ３ｂ 排ガス出口 ４ 煙突 ６ ガイド翼 ７ 掻取部材 ８ ドレン管
Claims (1)
- 【請求項１】 排ガス入口から吸収塔内へ導入される排
ガスに吸収液を噴霧して排ガス中の硫黄酸化物を吸収除
去するよう構成してなり、且つ前記吸収塔の排ガス出口
に煙突を一体に接続してなる煙突一体型排煙脱硫装置で
あって、吸収塔の上部内面に、上昇する排ガスに旋回力
を与えるためのガイド翼を配設し、煙突の上部内面所要
箇所に、前記ガイド翼によって旋回力を与えられた排ガ
スに同伴される液滴を捕集するための掻取部材を、前記
旋回しつつ上昇する排ガスの流通方向へ延びるよう配設
すると共に、前記掻取部材の上端部位置における煙突
に、掻取部材に捕集された液滴を吸収塔内へ戻すドレン
管を接続したことを特徴とする煙突一体型排煙脱硫装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9318320A JPH11151426A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 煙突一体型排煙脱硫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9318320A JPH11151426A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 煙突一体型排煙脱硫装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11151426A true JPH11151426A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18097882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9318320A Pending JPH11151426A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 煙突一体型排煙脱硫装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11151426A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011179767A (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-15 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 排ガス処理装置および排ガス処理方法 |
| CN102642813A (zh) * | 2012-05-03 | 2012-08-22 | 瓮福（集团）有限责任公司 | 一种碘的回收装置 |
| CN104575650A (zh) * | 2015-01-26 | 2015-04-29 | 中国工程物理研究院核物理与化学研究所 | 放射性碘-131蒸气处理装置 |
| CN108096935A (zh) * | 2018-02-09 | 2018-06-01 | 江苏鑫复特环保科技有限公司 | 湿式电除尘出口排放烟囱用脱水装置 |
| CN110743288A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-04 | 广州慧洁日用品有限公司 | 一种烟囱的通风除尘系统 |
| WO2021149370A1 (ja) | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置 |
| WO2021176880A1 (ja) | 2020-03-06 | 2021-09-10 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置および液体排出ユニット |
| CN113975948A (zh) * | 2021-11-01 | 2022-01-28 | 山东首丰智能环保装备有限公司 | 干法脱硫系统 |
| WO2022044537A1 (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-03 | 富士電機株式会社 | 排ガス浄化装置 |
| WO2022044536A1 (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-03 | 富士電機株式会社 | 排ガス浄化装置 |
| WO2022049917A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置 |
| CN114849446A (zh) * | 2022-04-25 | 2022-08-05 | 华能国际电力股份有限公司营口电厂 | 一种浆液循环泵变频调节脱硫吸收塔 |
| KR20220141896A (ko) | 2020-10-01 | 2022-10-20 | 후지 덴키 가부시키가이샤 | 배기가스 처리 장치 |
-
1997
- 1997-11-19 JP JP9318320A patent/JPH11151426A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011179767A (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-15 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 排ガス処理装置および排ガス処理方法 |
| CN102642813A (zh) * | 2012-05-03 | 2012-08-22 | 瓮福（集团）有限责任公司 | 一种碘的回收装置 |
| CN104575650A (zh) * | 2015-01-26 | 2015-04-29 | 中国工程物理研究院核物理与化学研究所 | 放射性碘-131蒸气处理装置 |
| CN104575650B (zh) * | 2015-01-26 | 2017-03-29 | 中国工程物理研究院核物理与化学研究所 | 放射性碘‑131蒸气处理装置 |
| CN108096935A (zh) * | 2018-02-09 | 2018-06-01 | 江苏鑫复特环保科技有限公司 | 湿式电除尘出口排放烟囱用脱水装置 |
| CN110743288A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-04 | 广州慧洁日用品有限公司 | 一种烟囱的通风除尘系统 |
| WO2021149370A1 (ja) | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置 |
| KR20220015464A (ko) | 2020-01-21 | 2022-02-08 | 후지 덴키 가부시키가이샤 | 배기가스 처리 장치 |
| KR20220025034A (ko) | 2020-03-06 | 2022-03-03 | 후지 덴키 가부시키가이샤 | 배기가스 처리 장치 및 액체 배출 유닛 |
| WO2021176880A1 (ja) | 2020-03-06 | 2021-09-10 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置および液体排出ユニット |
| WO2022044536A1 (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-03 | 富士電機株式会社 | 排ガス浄化装置 |
| WO2022044537A1 (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-03 | 富士電機株式会社 | 排ガス浄化装置 |
| KR20220112302A (ko) | 2020-08-24 | 2022-08-10 | 후지 덴키 가부시키가이샤 | 배기가스 정화 장치 |
| KR20220113536A (ko) | 2020-08-24 | 2022-08-12 | 후지 덴키 가부시키가이샤 | 배기가스 정화 장치 |
| CN115003403A (zh) * | 2020-08-24 | 2022-09-02 | 富士电机株式会社 | 排气净化装置 |
| WO2022049917A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置 |
| KR20220141896A (ko) | 2020-10-01 | 2022-10-20 | 후지 덴키 가부시키가이샤 | 배기가스 처리 장치 |
| CN113975948A (zh) * | 2021-11-01 | 2022-01-28 | 山东首丰智能环保装备有限公司 | 干法脱硫系统 |
| CN114849446A (zh) * | 2022-04-25 | 2022-08-05 | 华能国际电力股份有限公司营口电厂 | 一种浆液循环泵变频调节脱硫吸收塔 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6461319B2 (ja) | スピン交換結合の超清浄脱硫除塵一体化システム及びその脱硫除塵方法 | |
| JP4845568B2 (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
| EP2463014B1 (en) | A wet scrubber comprising deflector plates, and a method of cleaning a process gas | |
| JPH11151426A (ja) | 煙突一体型排煙脱硫装置 | |
| JP2004024945A (ja) | ガス吹抜け防止に適した湿式排煙脱硫装置における吸収塔構造 | |
| JP4905926B2 (ja) | 二室型湿式排煙脱硫装置 | |
| JPH11151425A (ja) | 煙突一体型排煙脱硫装置 | |
| JP3776793B2 (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
| PL189210B1 (pl) | Urządzenie do kontaktowania gazu z płynem | |
| KR200413227Y1 (ko) | 가압 수막형 세정집진장치 | |
| CN109731458A (zh) | 一种玻璃钢脱硫塔 | |
| JP5770421B2 (ja) | 排ガス処理装置 | |
| CN205760583U (zh) | 一种用于烟气脱硫的旋流装置 | |
| JP2001327831A (ja) | 湿式排ガス脱硫装置 | |
| JP3549484B2 (ja) | 高速型の吸収塔におけるガス流れ模様の良好化を促進するための圧力低下の小さい入口設計形状 | |
| JP2002248318A (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
| JP6891446B2 (ja) | 排煙脱硫装置 | |
| JPH11104449A (ja) | スプレ式吸収塔と該吸収塔を備えた湿式排煙脱硫装置 | |
| JPH11151422A (ja) | 煙突一体型排煙脱硫装置 | |
| JP3842693B2 (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
| JPH07155536A (ja) | 湿式排煙脱硫装置 | |
| JPH0639773Y2 (ja) | 除塵・脱硫・脱臭装置 | |
| KR20050098782A (ko) | 세정 집진기 | |
| JP4014073B2 (ja) | 二室型湿式排煙脱硫装置 | |
| JPH1133352A (ja) | 排煙脱硫装置の吸収塔 |