JPH11151037A - 土中への空気供給構造及び工法 - Google Patents

土中への空気供給構造及び工法

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JPH11151037A
JPH11151037A JP33640097A JP33640097A JPH11151037A JP H11151037 A JPH11151037 A JP H11151037A JP 33640097 A JP33640097 A JP 33640097A JP 33640097 A JP33640097 A JP 33640097A JP H11151037 A JPH11151037 A JP H11151037A
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soil
air
drain pipe
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active drain
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JP33640097A
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Naoki Kumagai
直樹 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野球場,サッカー場,ゴルフ場,農地等のグ
ランドの土中内に空気流れを生じさせ、吸いの均一散水
を可能とし土壌の活性化を図り、芝生や植物の育成を促
進する土中への空気供給構造を提供する。 【解決手段】 グランドの土中27にはほぼ垂直に中空
状のバランス気温補給ドレン管2が埋設され、地表面2
8に近い適宜深さにほぼ水平に配設したアクティブドレ
ン管1はその一端側を大気側に開口すると共に他端側を
他のアクティブドレン管1やバランス気温補給ドレン管
2に連結して埋設される。空気は大気側からアクティブ
ドレン管1内に導入され、そのスリット15から土中2
7内に排出される。また、バランス気温補給ドレン管2
の下方から土中の冷気が入り、この冷気はアクティブド
レン管1を介して土中27に排出される。以上の空気流
により土中が呼吸し、水が均一に散水され、土壌の活性
化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】植物を育成する土壌内に配設
され、土中に空気を供給して植物の育成を促進する簡便
構造の土中への空気供給構造に関する。
【0002】
【従来の技術】野球場やサッカー場およびゴルフ場等の
競技場には芝生が植設されているが芝生を良好な状態に
育成保持するためには多くの肥料が必要となり、且つ手
間もかかる。また、農地等においても植物を育成するに
は莫大な費用がかかる。芝や植物を育成するには肥料は
必要であるが、最も重要なことは土中が恒に新鮮であ
り、地温コントロールが季節に無関係に行われることが
必要である。このために土中に空気を対流させる必要が
あるが、従来技術では土中に有効な空気流れを生じさせ
る空気供給構造が採用されていない。例えば、粒体気流
資材工法があるが、この方法では土中に空間は生ずるが
空気の流れは生じない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】土中には、前記したよ
うに適当な空気流れが必要であり、流通する空気が常に
新鮮であることが必要である。また、土中はその深度に
応じて地温が異なり、且つ同一レベル位置でも空気の流
通の度合により地温が異なる。また、土中には圧密によ
り常に圧力が加わるため、空気の溜り部があっても潰さ
れ、呼吸が困難となる問題点がある。そのため、従来技
術では図19に示すように地表面の植物、例えば芝生2
6の育成が不十分となり、これを補完するための種々の
手段が必要とされていた。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、土中に新鮮な空気流れを生じさせ、植物の
育成を促進させると共に、簡便構造で搬送性,施工性が
良く、適宜の強度を有し、恒久的に使用でき、肥料や水
分の分散を促進し得る土中への空気供給構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の空気供給構造は、土中に空気を供
給し植物の育成を促進させるための空気供給構造であっ
て、地表面から適宜の深さに水平又はやや傾斜して配設
され、少なくとも一端側を大気側に開口する中空管状の
アクティブドレン管と、土中にほぼ垂直方向に沿って埋
設され前記アクティブドレン管が連結される中空管状の
バランス気温補給ドレン管とを有し、前記アクティブド
レン管は、その長手方向に沿って適宜間隔でスリットを
形成する細長の管体からなり、前記バランス気温補給ド
レン管は、少なくとも前記アクティブドレン管より太管
であり、且つその底面が少なくとも前記アクティブドレ
ン管の埋設深さより深い位置にあり、その長手方向およ
び円周方向には多数個のスリットが適宜間隔で形成され
ることを特徴とする。
【0006】また、上記目的を達成するために、請求項
2に記載の空気供給構造は、請求項1において、前記ア
クティブドレン管は、その横断面形状として上方から下
方に向かって絞り傾斜される逆台形状のものからなり、
その上面および下面には係止具が嵌まり込む凹溝を有す
る突起部が形成され、該突起部は、前記アクティブドレ
ン管の長手方向に沿ってほぼ同一長さだけ形成されるも
のであることを特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するために、請求項
3に記載の空気供給構造は、請求項2において、前記凹
溝とこれに嵌まり込む係止具との間には空気の流通可能
な綿布が挟み込まれ、該綿布は前記挟み込み箇所を中心
として前記アクティブドレン管の側面をほぼ覆って配設
されるものであることを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するために、請求項
4に記載の空気供給構造は、請求項1において、前記バ
ランス気温補給ドレン管は、上下の開口部を蓋により閉
止される中空丸管からなることを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するために、請求項
5に記載の空気供給構造は、請求項1において、前記ア
クティブドレン管には、該管同士を連結するソケット
や、前記アクティブドレン管を大気側に連結するオープ
ンソケットや、前記アクティブドレン管と前記バランス
気温補給ドレン管を連結するソケットが適宜嵌まり込ま
れるものであることを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するために、請求項
6に記載の空気供給構造は、請求項5において、前記ソ
ケットおよびオープンソケットが直管又は曲管又は適宜
の交差角を有する曲げ管からなることを特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成するために、請求項
7に記載の空気供給構造は、請求項1において、前記ア
クティブドレン管は、バランス気温補給ドレン管の外周
に適宜間隔で多数本連結されるものであることを特徴と
する。
【0012】また、上記目的を達成するために、請求項
8に記載の空気供給工法は、土中に空気を供給し植物の
育成を促進させるための空気供給工法であって、地表面
から適宜の深さに水平又はやや傾斜して配設され、少な
くとも一端側を大気側に開口する中空管状のアクティブ
ドレン管と、土中にほぼ垂直方向に沿って埋設され前記
アクティブドレン管が連結される中空管状のバランス気
温補給ドレン管とが配設され、前記アクティブドレン管
は、その長手方向に沿って適宜間隔でスリットを形成す
る細長の管体からなり、前記バランス気温補給ドレン管
は、少なくとも前記アクティブドレン管より太管であ
り、且つその底面が少なくとも前記アクティブドレン管
の埋設深さより深い位置にあり、その長手方向および円
周方向には多数個のスリットが適宜間隔で形成されるこ
とを特徴とする。
【0013】土中に垂直に多数本埋設されるバランス気
温補給ドレン管の長手方向の途中には多数本のアクティ
ブドレン管が連結される。アクティブドレン管中には大
気側やバランス気温補完ドレン管側から空気や冷気が流
入し、この流入空気はアクティブドレン管の長手方向に
沿って多数本形成されているスリットから土中内に流出
し、土中内に空気流れを発生させる。バランス気温補給
ドレン管は、その底面を土中にやや深く埋設されるた
め、土中内部の冷気がそのスリットからバランス気温補
給ドレン管内に入り、この冷気がアクティブドレン管側
に送られる。これにより、土中の温度コントロールが行
われる。アクティブドレン管は逆台形状の比較的強度の
ある形状の管体からなり、土圧に耐えるため恒久的に使
用される。また、アクティブドレン管やバランス気温補
給ドレン管は中空管からなり、軽重量であり搬送性,施
工性がよい。また、これ等はソケットやオープンソケッ
トのみにより適宜の長さに連結され、特別の副資材を用
いることなく広面積の地面に配置される。また、アクテ
ィブドレン管のスリットは綿布により覆われているた
め、スリットから土が内部に侵入することが防止され
る。以上のアクティブドレン管やバランス気温補給ドレ
ン管をグランドや農地等に適宜配置することによりその
土中の空気流れがコントロールされ、均一化され、芝生
や植物の育成を促進させることができる。これにより、
肥料の節約ができ、公害防止にも貢献することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の土中への空気供給
構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。まず、図
16,図17により、本発明に係るアクティブドレン管
1およびバランス気温補給ドレン管2のグランドへの配
設状態を説明する。図16は野球場32であり、図17
はサッカー場33である。
【0015】図示のようにアクティブドレン管1は適宜
間隔でほぼ水平又は若干傾斜して多数本配設される。隣
接するアクティブドレン管1,1の途中は図略のソケッ
ト等により相互に連結されていると共に適宜の間隔でバ
ランス気温補給ドレン管2に連結される。なお、バラン
ス気温補給ドレン管2は土中に垂直に埋設される。ま
た、野球場32およびサッカー場33の外枠には大気側
に相当する吸排口34が形成され、アクティブドレン管
1の一端の開口部はこの吸排口34に開口して連結され
る。以上のように野球場32およびサッカー場33の芝
生等を植設する必要のある場所には本発明の土中への空
気供給構造に係るアクティブドレン管1およびバランス
気温補給ドレン管2が配設される。
【0016】次に、図1および図2によりアクティブド
レン管1の構造を説明する。図1に示すように本発明の
アクティブドレン管1はアクティブドレン管本体3と、
アクティブドレン管本体3の上面4および下面5に突出
して一体的に形成される突起部6および7と、この突起
部6および7の凹溝8および9に嵌まり込む係止具10
および11とからなる。なお、図7に示すように、本例
では空気流通可能な綿布12が設けられている。なお、
綿布12はその中央部を突起部6の凹溝8と係止具10
により挟持され、その両側をアクティブドレン管本体3
の側面を覆う状態で配設される。
【0017】図1に示すように、アクティブドレン管本
体3は横断面形状として中空の逆台形状のものからな
り、本例では塩ビ材から形成される。即ち、水平の上面
4の両側から垂直に折曲される側壁部13と、側壁部1
3の下端から下方に絞り方向に傾斜する傾斜部14と、
傾斜部14の下端に水平に連結される下面5とからなる
枠形状のものから形成される。また、図2はその長手方
向の形状を示す。即ち、アクティブドレン管1は長手方
向に細長で両端を開口する中空管からなり、その中間部
には適宜の間隔でスリット15が形成される。なお、ス
リット15は下面5側に開口するものからなる。
【0018】図3,図4は前記のアクティブドレン管1
と吸排口34とを連結するオープンソケット16の一例
を示すものである。オープンソケット16はアクティブ
ドレン管1とほぼ相似する横断面形状を有する嵌まり込
み部17と鍔部18等を有する貫通管からなる。図5に
示すように、吸排口34の壁部35にオープンソケット
16の鍔部18を埋め込み、その嵌まり込み部17にア
クティブドレン管1を嵌め込むことにより吸排口34と
アクティブドレン管1とは連通される。
【0019】図6,図7はアクティブドレン管1,1同
士を連結するソケット19を示すものである。ソケット
19はアクティブドレン管1と相似する横断面形状を有
する貫通管からなり、アクティブドレン管本体3内に嵌
まり込む嵌まり込み部20を形成すると共に長手方向の
ほぼ中央部にはストッパ用の鍔部21が拡径して形成さ
れる。図8はソケット19を用いたアクティブドレン管
1,1の連結状態を示すものである。
【0020】図9は互いに90°交差するアクティブド
レン管1,1を連結するためのエルボ型ソケット22を
示す。中空の曲管部23の両側にはアクティブドレン管
本体3の嵌まり込む嵌まり込み部24,25が突出形成
される。なお、アクティブドレン管1,1を連結するた
めのソケットは前記のものに限定するものではなく、各
種形成の曲管,曲げ管のものが採用される。
【0021】図10は、以上の構造のアクティブドレン
管1を土中に埋設した状態を示すものである。地表面2
8に芝生26を植設するグランドの土中27にはアクテ
ィブドレン管1がその長手方向を紙面にほぼ直角の方向
に沿って配設される。なお、地表面28からアクティブ
ドレン管1の埋設されるまでの深さhはグランドの面積
や形状等により適宜設定されるが、例えば、hは150
mm程度の比較的地表面28に近い位置に埋設される。
なお、図示のように、埋設されたアクティブドレン管1
を覆う綿布12はその側壁部13および傾斜部14を覆
い土圧によりこれ等にほぼ密着した状態で配設される。
【0022】図11および図12はバランス気温補給ド
レン管2の概要構造を示すものである。バランス気温補
給ドレン管2は比較的大径の中空管からなり、例えば直
径180mmの場合、長手方向が1000mmの細長の
管体からなる。上下は蓋29,30により閉止され、長
手方向には適宜の間隔でスリット31が開口形成され
る。また、図12に示すようにスリット31は円周方向
に沿っても複数本配設される。
【0023】図13はグランドの土中27に埋設された
アクティブドレン管1およびバランス気温補給ドレン管
2を示す。バランス気温補給ドレン管2は上方の蓋29
を地表面28に露出した状態で土中27内にほぼ垂直に
埋設される。バランス気温補給ドレン管2の地表面28
に近い位置にはアクティブドレン管1がほぼ水平に配設
され、その一端はバランス気温補給ドレン管2内に挿入
され連結される。なお、アクティブドレン管1を挿入し
ないで図略のソケットを用いて両者を連結するものでも
よい。
【0024】図14および図15はアクティブドレン管
1とバランス気温補給ドレン管2との連結形態の数例を
示すものである。図14はアクティブドレン管1が互い
に90°づつ交差して連結するクロス状の連結形態を示
すものであり、図15は互いに120°づつ交差して連
結するワイ状の連結形態を夫々示すものである。なお、
両者の連結形態は以上のものに限定するものではない。
【0025】図16,図17は前記した構造のアクティ
ブドレン管1およびバランス気温補給ドレン管2を配設
した野球場32およびサッカー場33を示すものであ
る。図において隣接して併設されるアクティブドレン管
1の間隔に差があるが、土壌の形状や植設する植物の形
態に対応したものである。また、バランス気温補給ドレ
ン管2の配設間隔にバラツキがあるが、これも以上と同
一の理由によるものである。
【0026】図13,図16,図17に示すように吸排
口34からの空気はこれに連通するアクティブドレン管
1内に導入され、スリット15を介して土中に排出され
浸透する。また、その一部はアクティブドレン管1が連
結されるバランス気温補給ドレン管2内に導入され、こ
れに連結するアクティブドレン管1に導入され、それ等
のスリット15から土中27内に排出される。
【0027】一方、土中27の比較的深い位置にまで埋
設されているバランス気温補給ドレン管2の下方側は土
中27の冷気に接しているため、この部分の冷気がバラ
ンス気温補給ドレン管2内を上昇し、そのスリット31
から土中27に排出されると共に、これに連結している
アクティブドレン管1側に入り、そのスリット15から
土中27に排出される。これにより、アクティブドレン
管1のスリット15から排出される空気の温度のコント
ロールが可能になる。以上により、土中27の温度コン
トロールが行われる。また、土中27は多数本のアクテ
ィブドレン管1の配置により、全体にわたり空気の流通
ができ、全体の温度コントロールと空気の流通が行われ
る。図13は以上の空気の流れ状態の概要を示すもので
ある。
【0028】図18は、本発明の土中への空気供給構造
を用いた場合の地表面28上の芝生26等の植物の育成
状態を示すものである。土中27に空気が流通し、土壌
が呼吸する。更に空気の流れによって水分の平均に散水
され、土壌が活性化される。以上により、図19に示し
たものに較べて植物等は格段の成長が可能になる。その
ため肥料の節約が可能になる。更に、グランド等の維持
管理が容易となり、費用の大幅な削減ができる。
【0029】また、アクティブドレン管1やバランス気
温補給ドレン管2は共に中空管で、例えば塩ビ材からな
り、軽重量のため搬送がやり易く施工も容易にできる。
また、アクティブドレン管1は強度のある形状からな
り、土圧に十分耐えることができ恒久的な使用が可能に
なる。また、アクティブドレン管1やバランス気温補給
ドレン管2内には滞水がなく、且つ綿布12によりスリ
ット15等から管内への流水が生じない。また、水は均
一に散水されるため植物の根腐れが生じない。また、多
数本のアクティブドレン管1等が埋設されるため、例え
ば、芝根の進入が生じにくい。
【0030】以上の説明においてアクティブドレン管1
やバランス気温補給ドレン管2を図示の形状としたが、
細部構造や横断面形状は図示のものに限定するものでは
ない。また、本発明の適用されるグランドを図16の野
球場32や図17のサッカー場33としたが、前記した
ようにこれ等に限るものでなく、ゴルフ場,牧草,農
地,畠,等の各所に適用される。
【0031】
【発明の効果】1)本発明の請求項1に記載の土中への
空気供給構造によれば、土中内に空気の流れが生じ、こ
れに伴って土中内の水の均一な散水ができ土壌が活性化
する。このため、植物の育成効率が向上し、これに伴っ
て肥料の節約が可能になる。また、アクティブドレン管
等が中空の軽重量のものからなり搬送性,施工性の向上
が図れる。
【0032】2)本発明の請求項2,3に記載の土中へ
の空気供給構造によれば、アクティブドレン管は比較的
高剛性の横断面形状を有するものからなり、更に係止具
を嵌め込みにより更に強度の向上が図れると共に、係止
具で綿布を挟持することにより管内に土砂等の侵入を防
止し、管内空気の円滑な流通が可能になる。
【0033】3)本発明の請求項4に記載の土中への空
気供給構造によれば、バランス気温補給ドレン管を使用
することにより、土中の冷気が循環され、土壌の温度の
一定化,安定化が可能になる。
【0034】4)本発明の請求項5,6に記載の土中へ
の空気供給構造によれば、アクティブドレン管等はソケ
ットやオープンソケット等により任意の長さや方向に連
結されるため広面積のグランドに対して十分に適用可能
である。
【0035】5)本発明の請求項7に記載の土中への空
気供給構造によれば、アクティブドレン管にバランス気
温補給ドレン管に多数本連結され、その連結形態も自由
度が高いためグランドの面積や形状に応じた配管が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土中への空気供給構造のアクティブド
レン管の詳細構造を示す横断面図。
【図2】図1のアクティブドレン管本体の側面図。
【図3】アクティブドレン管と吸排口等とを連結するた
めのオープンソケットの側面図。
【図4】図3のA−A横断面図。
【図5】アクティブドレン管と吸排口との連結状態を示
す部分断面図。
【図6】アクティブドレン管同士を連結するソケットの
一例を示す側面図。
【図7】図6のB−B線断面図。
【図8】図6に示したソケットを用いたアクティブドレ
ン管同士の連結構造を示す部分断面図。
【図9】互いに90°交差するアクティブドレン管同士
を連結するためのエルボ型ソケットを示す側面図。
【図10】本発明のアクティブドレン管等の埋設状態を
示す断面図。
【図11】本発明の土中への空気供給構造のバランス気
温補給ドレン管を示す平面図。
【図12】図11のC−C線拡大断面図。
【図13】本発明のアクティブドレン管とバランス気温
補給ドレン管との気温補給ドレン管との連結状態とこれ
等の埋設状態を示す断面図。
【図14】複数本のアクティブドレン管とバランス気温
補給ドレン管との連結形態の一例を示す平面図。
【図15】複数本のアクティブドレン管とバランス気温
補給ドレン管との連結形態の別の例を示す平面図。
【図16】本発明の土中への空気供給構造を野球場に適
用した状態を示す模式図。
【図17】本発明の土中への空気供給構造をサッカー場
に適用した状態を示す平面図。
【図18】本発明の土中への空気供給構造を用いた場合
における植物の成長具合を示す模式図。
【図19】従来のグランドにおける植物の成長具合を示
す模式図。
【符号の説明】
1 アクティブドレン管 2 バランス気温補給ドレン管 3 アクティブドレン管本体 4 上面 5 下面 6 突起部 7 突起部 8 凹溝 9 凹溝 10 係止具 11 係止具 12 綿布 13 側壁部 14 傾斜部 15 スリット 16 オープンソケット 17 嵌まり込み部 18 鍔部 19 ソケット 20 嵌まり込み部 21 鍔部 22 エルボ型ソケット 23 曲管部 24 嵌まり込み部 25 嵌まり込み部 26 芝生 27 グランドの土中 28 地表面 29 蓋 30 蓋 31 スリット 32 野球場 33 サッカー場 34 吸排口 35 壁部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土中に空気を供給し植物の育成を促進さ
    せるための空気供給構造であって、地表面から適宜の深
    さに水平又はやや傾斜して配設され、少なくとも一端側
    を大気側に開口する中空管状のアクティブドレン管と、
    土中にほぼ垂直方向に沿って埋設され前記アクティブド
    レン管が連結される中空管状のバランス気温補給ドレン
    管とを有し、前記アクティブドレン管は、その長手方向
    に沿って適宜間隔でスリットを形成する細長の管体から
    なり、前記バランス気温補給ドレン管は、少なくとも前
    記アクティブドレン管より太管であり、且つその底面が
    少なくとも前記アクティブドレン管の埋設深さより深い
    位置にあり、その長手方向および円周方向には多数個の
    スリットが適宜間隔で形成されることを特徴とする土中
    への空気供給構造。
  2. 【請求項2】 前記アクティブドレン管は、その横断面
    形状として上方から下方に向かって絞り傾斜される逆台
    形状のものからなり、その上面および下面には係止具が
    嵌まり込む凹溝を有する突起部が形成され、該突起部
    は、前記アクティブドレン管の長手方向に沿ってほぼ同
    一長さだけ形成されるものである請求項1に記載の土中
    への空気供給構造。
  3. 【請求項3】 前記凹溝とこれに嵌まり込む係止具との
    間には空気の流通可能な綿布が挟み込まれ、該綿布は前
    記挟み込み箇所を中心として前記アクティブドレン管の
    側面をほぼ覆って配設されるものである請求項2に記載
    の土中への空気供給構造。
  4. 【請求項4】 前記バランス気温補給ドレン管は、上下
    の開口部を蓋により閉止される中空丸管からなる請求項
    1に記載の土中への空気供給構造。
  5. 【請求項5】 前記アクティブドレン管には、該管同士
    を連結するソケットや、前記アクティブドレン管を大気
    側に連結するオープンソケットや、前記アクティブドレ
    ン管と前記バランス気温補給ドレン管を連結するソケッ
    トが適宜嵌まり込まれるものである請求項1に記載の土
    中への空気供給構造。
  6. 【請求項6】 前記ソケットおよびオープンソケットが
    直管又は曲管又は適宜の交差角を有する曲げ管からなる
    請求項5に記載の土中への空気供給構造。
  7. 【請求項7】 前記アクティブドレン管は、バランス気
    温補給ドレン管の外周に適宜間隔で多数本連結されるも
    のである請求項1に記載の土中への空気供給構造。
  8. 【請求項8】 土中に空気を供給し植物の育成を促進さ
    せるための空気供給工法であって、地表面から適宜の深
    さに水平又はやや傾斜して配設され、少なくとも一端側
    を大気側に開口する中空管状のアクティブドレン管と、
    土中にほぼ垂直方向に沿って埋設され前記アクティブド
    レン管が連結される中空管状のバランス気温補給ドレン
    管とが配設され、前記アクティブドレン管は、その長手
    方向に沿って適宜間隔でスリットを形成する細長の管体
    からなり、前記バランス気温補給ドレン管は、少なくと
    も前記アクティブドレン管より太管であり、且つその底
    面が少なくとも前記アクティブドレン管の埋設深さより
    深い位置にあり、その長手方向および円周方向には多数
    個のスリットが適宜間隔で形成されることを特徴とする
    土中への空気供給工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019136334A1 (en) * 2018-01-08 2019-07-11 Niemzcyk Andrew A soil venting arrangement and method for increasing the rate of growth of trees

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