JPH11150658A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH11150658A
JPH11150658A JP9316779A JP31677997A JPH11150658A JP H11150658 A JPH11150658 A JP H11150658A JP 9316779 A JP9316779 A JP 9316779A JP 31677997 A JP31677997 A JP 31677997A JP H11150658 A JPH11150658 A JP H11150658A
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JP
Japan
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pixel
adjacent
edge
binarization
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP9316779A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Morimatsu
啓幸 森松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9316779A priority Critical patent/JPH11150658A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2値画像のエッジ再現性の向上を図ることの
できる画像処理方法を得ることを目的とする。 【解決手段】 注目画素120を決定し、この注目画素
120に隣接してこの注目画素120を挟む2つの隣接
画素121,122を決定し、注目画素120と2つの
隣接画素121,122とのそれぞれの濃度差を求め、
2つの濃度差の少なくとも1つの濃度差が所定の設定値
より大きい場合には注目画素120をエッジに隣接する
画素とし、いずれもの濃度差が所定の設定値より小さい
場合には注目画素120はエッジに隣接しない画素と
し、注目画素120がエッジに隣接する画素である場合
の2値化処理時の閾値を、注目画素120がエッジに隣
接しない画素である場合の2値化処理時の閾値よりも高
く設定して2値化処理を行う画像処理方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、スキャ
ナ、複写機、ファクシミリ等に適用され、多値画像情報
を2値画像として再現する画像処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】多値画像を2値画像に変換する方法の1
つとして、誤差拡散法が広く知られている。
【0003】図5は従来の誤差拡散法を実行する回路を
示すブロック図である。同図において画像メモリ100
から2値化処理を行う注目画素120の多値データDが
読み込まれ、γ補正ROM101に格納されている補正
データを参照してプリンタ等の出力機器の印字特性に応
じた多値データへとγ補正される。γ補正された多値デ
ータD’は誤差拡散処理部107の加算器102によ
り、この注目画素120における誤差データEが加算さ
れ、F=D’+Eが出力される。
【0004】誤差データを付加された注目画素120の
データFは、比較器104において2値化閾値Thと比
較され、F≧Thの場合には2値信号B=”1”が出力
され、F<Thの場合には2値信号B=”0”が出力さ
れる。そして、この出力結果から、2値化処理時の2値
化誤差E’が減算器106によりE’=F−B’として
算出される。
【0005】ここで、入力データが256階調(0〜2
55)である場合、B’=B×255となる。したがっ
て、例えば、入力多値データがD=230、2値化の閾
値がTh=128である場合、2値化後の出力データは
B=1であり、2値化誤差Eは、E=D−B×255=
230−1×255=−25となる。
【0006】この2値化誤差Eは重み付け誤差演算器1
05において、所定の誤差マトリクスMxyにより、こ
れ以降処理される画素のデータに対して分配するため
に、誤差メモリ103に格納され、次画素の多値データ
に加算器102で加算され、誤差データの伝播が行われ
る。
【0007】すなわち、例では入力多値データがD=2
30であるのに対して、2値化閾値Th=128との比
較結果、2値化後の出力データは1であり、256階調
での255となるため、入力多値データDの230に対
して25の誤差が生じる。したがって、入力多値データ
D=230に対する誤差25を2値化誤差とし、この誤
差を、誤差マトリクスを用いて重み付け誤差演算器10
5により未処理の画素の誤差メモリ103へ誤差分配
し、以降の画素での2値化処理に反映させる。
【0008】ここで、従来の誤差拡散法において用いら
れる誤差マトリクスMxyの一例を図6に示す。
【0009】図6において、*で示した画素が現在の注
目画素120であり、この画素に対して2値化処理を行
うとする。
【0010】この注目画素120を2値化した際に生じ
る誤差を、同図に示した重み付け係数(7,1,5,
3)で未処理の次画素に対して誤差を配分する。そし
て、*で示された注目画素120の2値化処理を行う際
は誤差メモリ103に格納された誤差配分値を読み出
し、この誤差配分値を用いて画像メモリ100から読み
出された次の入力値に対して補正を行う。
【0011】このように誤差拡散法は、ある画素の2値
化処理の際に生じる2値化誤差を、以降に2値化処理す
る画素データに対して分配し、2値化後に画像データと
元の多値画像データとの誤差を最小に押さえようとする
方法である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような誤差拡散法
による2値化処理を行った画像においては、誤差を周囲
画素に分配するという性質上、2値化された画像のエッ
ジ部の再現性が問題となる。つまり、注目画素120に
おいて、周囲の画素の情報が一部付加されるために画像
のエッジ部にぼけが発生するのである。
【0013】この課題についての従来のアプローチとし
て、元の多値データに対してハイパスフィルター等によ
るエッジ強調処理を施し、エッジの保存性を向上させる
といった方法が用いられている。
【0014】しかしながら、これによれば、画像全体に
フィルター処理が影響して画質が劣化するといった新た
な問題が発生するので、根本的な解決には至ってない。
【0015】そこで、本発明は、誤差拡散処理後の2値
画像のエッジ再現性の向上を図ることのできる画像処理
方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像処理方法は、注目画素120を決定
し、この注目画素120に隣接してこの注目画素120
を挟む2つの隣接画素121,122を決定し、注目画
素120と2つの隣接画素121,122とのそれぞれ
の濃度差を求め、2つの濃度差の少なくとも1つの濃度
差が所定の設定値より大きい場合には注目画素120を
エッジに隣接する画素とし、いずれもの濃度差が所定の
設定値より小さい場合には注目画素120はエッジに隣
接しない画素とし、注目画素120がエッジに隣接する
画素である場合の2値化処理時の閾値を、注目画素12
0がエッジに隣接しない画素である場合の2値化処理時
の閾値よりも高く設定して2値化処理を行うものであ
る。
【0017】これにより、注目画素120がエッジに隣
接する画素である場合における当該画素のドットの発生
が抑制されて2値画像のエッジ再現性の向上を図ること
が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、多階調の画素に2値化処理を行って2値画像を生成
する画像処理方法であって、注目画素120を決定し、
注目画素120に隣接してこの注目画素120を挟む2
つの隣接画素121,122を決定し、注目画素120
と2つの隣接画素121,122とのそれぞれの濃度差
を求め、2つの濃度差の少なくとも1つの濃度差が所定
の設定値より大きい場合には注目画素120をエッジに
隣接する画素とし、いずれもの濃度差が所定の設定値よ
り小さい場合には注目画素120はエッジに隣接しない
画素とし、注目画素120がエッジに隣接する画素であ
る場合の2値化処理時の閾値を、注目画素120がエッ
ジに隣接しない画素である場合の2値化処理時の閾値よ
りも高く設定して2値化処理を行う画像処理方法であ
り、注目画素120がエッジに隣接する画素である場合
における当該画素のドットの発生が抑制されて2値画像
のエッジ再現性の向上を図ることが可能になるという作
用を有する。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形
態である画像処理方法を実行するための回路を示すブロ
ック図、図2は本発明の一実施の形態である画像処理方
法においてエッジ部として検出される画素を示す説明
図、図3は本発明の一実施の形態である画像処理方法に
おける2値化処理での閾値の設定を示す説明図、図4は
本発明の一実施の形態である画像処理方法による処理手
順を示すフローチャートである。
【0020】図示するように、画像メモリ100から2
値化処理を行う注目画素120の多値データDが読み込
まれ、γ補正ROM101に格納されている補正データ
を参照してプリンタ等の出力デバイスの印字特性に応じ
た多値データへとγ補正される。γ補正された多値デー
タは、注目画素120に隣接するエッジ部分を検出する
隣接エッジ検出処理部108によりエッジ検出処理が行
われた後、誤差拡散処理部107の閾値決定処理部10
9で閾値が決定される。また、加算器102により注目
画素120における誤差データが加算される。
【0021】誤差データを付加された注目画素120の
データは、閾値決定処理部109で決定された閾値と比
較器104において比較され、所定の2値信号が出力さ
れる。そして、この出力結果から2値化処理時の2値化
誤差が減算器106により算出される。
【0022】この2値化誤差は重み付け誤差演算器10
5において、所定の誤差マトリクスMxyにより、これ
以降処理される画素のデータに対して分配するために誤
差メモリ103に格納され、次画素の多値データに加算
器102で加算され、誤差データの伝播が行われる。
【0023】ここで、隣接エッジ検出処理部108は、
注目画素120における2値化処理の際に、この画素に
隣接する左右の画素がエッジ部分かどうかを検出するた
めのもので、注目画素120と左右隣接画素121,1
22での多値データを基に注目画素120左右にエッジ
部があるかどうかの情報を出力する。なお、エッジ部の
検出手順については後述する。
【0024】また、閾値決定処理部109は、注目画素
120において隣接エッジ検出処理部108により注目
画素120の左右に隣接する画素がエッジ部として検出
された場合に、この注目画素120において左右のエッ
ジ部を保存するために、ドットが打たれにくくなるよう
な2値化のための閾値を設定する。
【0025】次に、エッジの検出、保存について図2を
用いて説明する。図2において2値化処理を行う多値デ
ータの画像が示されており、この多値データは256階
調(0〜255)のデータにより表されている。そし
て、この図における各画素の濃度は、注目画素120お
よび隣接画素121が濃度0、隣接画素122が濃度1
28とする。
【0026】ここで、左右隣接画素121,122がエ
ッジ部として検出されるべき画素は注目画素120であ
り、この画素における2値化後の画像では、ドットを発
生せずに、隣接画素122が位置するエッジ部を保存す
べき画素である。また隣接画素121、隣接画素122
は注目画素120に隣接する左右の画素であり、エッジ
の検出処理の際に、注目画素120の左右画素として濃
度差を算出するために濃度が参照される。
【0027】次に、この注目画素120に隣接するエッ
ジ部があるかどうかの検出について説明する。ここで、
注目画素120の濃度データをD1、隣接画素121の
濃度データをD2、隣接画素122の濃度データをD
3、注目画素120での左右の隣接画素121,122
である隣接画素121および隣接画素122の濃度差を
各DL、DRとすると、注目画素120における左隣接
画素121との濃度差、右隣接画素122との濃度差は
それぞれ、 DL=D1−D2 DR=D1−D3 となる。そして、この値がある一定の値Sを超えた場
合、注目画素120に隣接するエッジ部を検出する。つ
まり、DL>Sまたは、DR>Sのいずれかが成立した
場合、この注目画素120において隣接するエッジ部の
検出を行う。
【0028】次に、注目画素120において隣接する左
右のエッジを検出した場合のドット発生制御について説
明する。
【0029】左右いずれかに隣接するエッジが検出され
た画素においては、エッジの保存処理を行うために、濃
度に応じてドットの発生を抑制することで、この画素に
隣接するエッジ部でのエッジ再現性が向上する。そし
て、ドットの発生を抑制するのは、左右に隣接するエッ
ジが検出された画素での2値化処理時の閾値を変化させ
てドットの発生率を下げることで可能である。
【0030】このような処理について図3を用いて説明
する。ここで、図3(a),(b)は、誤差拡散処理時
における画像データの濃度と閾値の設定によるドットの
ON/OFFの関係を示したものである。
【0031】一般に、従来の誤差拡散による2値化の際
の2値化閾値は、図3(a)に示すように、256階調
の入力濃度に対して中間の128程度に設定してこれを
固定している。しかしながら、本実施の形態では、図3
(b)に示すように、左右に隣接するエッジが検出され
た画素での2値化閾値をたとえば160に上げることで
ドットOFF領域を広げてこの画素においてドットを発
生しにくくし、エッジ隣接画素でのドット発生が少なく
してエッジ部でのエッジ再現性を向上させている。
【0032】このような2値化処理について図4のフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。図4において、ま
ず、2値化処理を行う画像の多値データの1ライン分を
画像メモリ100に格納し(ステップs200)、次に
このラインの画素に対して分配される誤差データを誤差
メモリ103に格納する(ステップs210)。そし
て、1ライン分のデータから2値化を行う画素の濃度デ
ータD1を読み出し、この画素での重み付け誤差を加算
し、注目画素120データを取得するとともに、γ補正
ROM101からこの画素データに対応する補正データ
へ変換を行う(ステップs220)。
【0033】次に隣接エッジ検出処理部108におい
て、注目画素120に隣接する左右の画素での濃度デー
タD2,D3を画像メモリ100より取得し(ステップ
s230)、注目画素120の濃度データD1と左右画
素の濃度データD2,D3との濃度差であるDL=D1
−D2およびDR=D1−D3を算出する(ステップs
240)。
【0034】そして、得られた濃度差DL,DRと設定
値Sとを比較し(ステップs250)、濃度差DLと濃
度差DRのいずれかが設定値Sより大であった場合に
は、隣接エッジありとして、閾値決定処理部109でこ
の画素をエッジに隣接する画素として検出し、閾値をた
とえば160と高めの設定を行う(ステップs27
0)。一方、濃度差DLおよび濃度差DRのいずれもが
設定値Sより小であった場合には、隣接エッジなしとし
て、この画素をエッジに隣接しない画素として閾値を1
28のままにする(ステップs260)。
【0035】このようにして閾値を設定した後、この注
目画素120における誤差拡散による2値化処理を行い
(ステップs280)、この画素での処理を終了する。
【0036】そして、現在のライン全ての画素に対して
前述の処理が終了したかを判定する(ステップs29
0)。終了していなければ、次の画素へ進んで(ステッ
プs310)ステップs220からステップs280を
実行する。また、終了していれば、全ラインに対しての
処理を終了したかの判定を行い(ステップs300)、
全ラインの処理が終了していなければ次のラインへ進ん
で(ステップs320)全処理を終えるまで以上の処理
を繰り返す。
【0037】このように、本実施の形態によれば、注目
画素120と隣接画素121,122とのそれぞれの濃
度差を算出し、少なくとも1つの濃度差が所定の設定値
より大きい場合には注目画素120をエッジに隣接する
画素とし、いずれもの濃度差が所定の設定値より小さい
場合には注目画素120はエッジに隣接しない画素と
し、注目画素120がエッジに隣接する画素である場合
の2値化処理時の閾値を、注目画素120がエッジに隣
接しない画素である場合の2値化処理時の閾値よりも高
く設定して2値化処理を行うようにしているので、注目
画素120がエッジに隣接する画素である場合における
当該画素のドットの発生が抑制されて2値画像のエッジ
再現性が向上する。
【0038】なお、本実施の形態においては、隣接画素
121,122を注目画素120の左右としているが、
上下であってもよい。つまり、隣接画素121,122
は注目画素120に隣接してこの注目画素120を挟む
2つの画素であればよい。
【0039】また、本実施の形態において用いられた閾
値の値は取り得る数値の一例として示されたものであ
り、これらの値に拘束されるものではない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、注目画
素120がエッジに隣接する画素である場合の2値化処
理時の閾値を、注目画素120がエッジに隣接しない画
素である場合の2値化処理時の閾値よりも高く設定して
2値化処理を行うようにしているので、注目画素120
がエッジに隣接する画素である場合における当該画素の
ドットの発生が抑制されて2値画像のエッジ再現性の向
上を図ることが可能になるという有効な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である画像処理方法を実
行するための回路を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態である画像処理方法にお
いてエッジ部として検出される画素を示す説明図
【図3】本発明の一実施の形態である画像処理方法にお
ける2値化処理での閾値の設定を示す説明図
【図4】本発明の一実施の形態である画像処理方法によ
る処理手順を示すフローチャート
【図5】従来の誤差拡散法を実行する回路を示すブロッ
ク図
【図6】従来の誤差拡散法において用いられる誤差マト
リクスを示す説明図
【符号の説明】
120 注目画素 121 隣接画素 122 隣接画素

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多階調の画素に2値化処理を行って2値画
    像を生成する画像処理方法であって、 注目画素を決定し、 前記注目画素に隣接してこの注目画素を挟む2つの隣接
    画素を決定し、 前記注目画素と2つの前記隣接画素とのそれぞれの濃度
    差を求め、 2つの前記濃度差の少なくとも1つの前記濃度差が所定
    の設定値より大きい場合には前記注目画素をエッジに隣
    接する画素とし、いずれもの前記濃度差が所定の設定値
    より小さい場合には前記注目画素はエッジに隣接しない
    画素とし、 前記注目画素がエッジに隣接する画素である場合の2値
    化処理時の閾値を、前記注目画素がエッジに隣接しない
    画素である場合の2値化処理時の閾値よりも高く設定し
    て2値化処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
JP9316779A 1997-11-18 1997-11-18 画像処理方法 Pending JPH11150658A (ja)

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