JPH11150512A - 赤外線通信システム - Google Patents

赤外線通信システム

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JPH11150512A
JPH11150512A JP9314997A JP31499797A JPH11150512A JP H11150512 A JPH11150512 A JP H11150512A JP 9314997 A JP9314997 A JP 9314997A JP 31499797 A JP31499797 A JP 31499797A JP H11150512 A JPH11150512 A JP H11150512A
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JP
Japan
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communication
communication speed
speed
optimum
infrared
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JP9314997A
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Yoshinori Nagata
義典 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信速度を動的に変更することが出来ないた
め、通信距離を長くしていくとパケット損失率が急激に
増大し、通信が出来なくなるという欠点と、通信距離を
短くしていくと高速に通信をすることが原理上可能であ
るにもかかわらず、遅い速度のままで通信を行わねばな
らないという欠点とがある。 【解決手段】 本発明の赤外線通信システムは、通信中
に通信速度を変更する赤外線通信システムであって、通
信装置間の通信距離を求める測距手段と、上記通信距離
に基づいて現在の通信に最適な通信速度を決定する通信
速度決定手段と、上記通信装置間に上記最適な通信速度
に変更するよう通知する通信速度変更通知手段と、を備
え、上記通信装置間は、上記最適な通信速度に変更して
通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信距離が常時変
化する環境下で常に最高のスループットで赤外線通信を
行うための赤外線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、赤外線通信のプロトコルとして、
ASK方式やIrDA方式等多数の方式が普及している
が、そのいずれもが通信速度は一定値に定められてお
り、通信中に通信速度を動的に変更することの出来るも
のではない。又、現在IrDA方式の規格として、通信
前に互いの通信可能速度を交換した後に、双方が通信可
能な最大速度を判定し、その速度で通信を行うものも現
在提案されている。しかし、この方法も、一度通信が始
まった後に通信速度を変更することが出来るものではな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、赤外線通信
においては、通信速度と、通信可能距離の閾値と相反す
る関係にあり、通信速度が速いと通信可能距離の閾値は
短くなり、通信速度が遅いと通信可能距離の閾値は長く
なるという特徴がある。ここで通信可能距離の閾値と
は、同じ通信速度のままこれ以上通信距離を伸ばすと急
激にパケット損失率が上がり、通信が出来なくなるよう
な限界の距離のことである。
【0004】従来の技術では通信速度を動的に変更する
ことが出来ないため、通信距離を長くしていくとパケッ
ト損失率が急激に増大し、通信が出来なくなるという欠
点と、通信距離を短くしていくと通信速度を速くしても
通信距離の閾値を超えないため、さらに高速に通信をす
ることが原理上可能であるにもかかわらず、遅い速度の
ままで通信を行わねばならないという欠点とがある。
【0005】本発明の目的は、上記欠点を解消するため
に、通信中に通信距離が変化しても最適な通信速度に自
動的に制御されて通信効率の優れた赤外線通信システム
を提供することにある。
【0006】
【発明を解決するための手段】請求項1記載の赤外線通
信システムは、通信中に通信速度を変更する赤外線通信
システムであって、通信装置間の通信距離を求める測距
手段と、上記通信距離に基づいて現在の通信に最適な通
信速度を決定する通信速度決定手段と、現在の通信速度
と上記最適な通信速度とを比較してその結果が異なる場
合に、上記通信装置間に上記最適な通信速度に変更する
よう通知する通信速度変更通知手段と、を備え、上記通
信装置間を上記最適な通信速度に変更して通信を行うこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の赤外線通信システムは、請
求項1記載の赤外線通信システムにおいて、上記測距手
段は、一方の通信装置から電波を発して応答があるまで
の時間に基づいて上記通信距離を求めることを特徴とす
る。
【0008】請求項3記載の赤外線通信システムは、請
求項1記載の赤外線通信システムにおいて、上記測距手
段は、一方の通信装置から超音波を発して応答があるま
での時間に基づいて上記通信距離を求めることを特徴と
する。
【0009】請求項4記載の赤外線通信システムは、通
信中に通信速度を変更する赤外線通信システムであっ
て、通信装置間のパケット損失率を求めるパケット損失
率測定手段と、上記パケット損失率に基づいて現在の通
信に最適な通信速度を決定する通信速度決定手段と、現
在の通信速度と上記最適な通信速度とを比較してその結
果が異なる場合に、上記通信装置間に上記最適な通信速
度に変更するよう通知する通信速度変更通知手段と、を
備え、上記通信装置間を上記最適な通信速度に変更して
通信を行うことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の赤外線通信システムは、請
求項1または請求項4記載の赤外線通信システムにおい
て、上記通信速度変更通知手段は、上記最適な通信速度
に変更するよう一方の通信装置から他方の通信装置に電
波で通知することを特徴とする。
【0011】請求項6記載の赤外線通信システムは、請
求項1または請求項4記載の赤外線通信システムにおい
て、上記通信速度変更通知手段は、上記最適な通信速度
に変更するよう一方の通信装置から他方の通信装置に通
信に用いている赤外線で通知することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、情報処理装置aに接続さ
れた通信装置aと情報処理装置bに接続された通信装置
bとが赤外線通信を行い、情報処理装置の少なくとも一
方が携帯端末のように通信距離が常に変化するような状
況下で、最適な通信速度に動的に制御して通信を行う赤
外線通信システムの実施の形態について説明する。
【0013】(実施の形態1)まず、図1を用いて本実
施の形態の通信装置について説明する。通信装置aは、
現在の通信距離から最適の通信速度を後述する方法を用
いて求める通信速度決定手段11a、タイマを備え、距
離測定用電波を送受信すると共に送信時刻と受信時刻を
記憶して、これらの時間差から後述する方法を用いて通
信距離を求める距離測定手段12a、現在の通信速度と
通信速度決定手段11aで求めた最適の通信速度とを比
較して最適の通信速度を電波で送信する通信速度変更通
知送信手段13a、情報処理装置aからのデータを赤外
線信号として通信装置bに送信すると共に、通信装置b
から受信した赤外線信号をデータとして情報処理装置a
に送る機能、現在の通信速度を記憶しておくメモリ機
能、及び通信速度変更通知手段13aから通信速度変更
要求を受けると通信速度をその通信速度に変更する機能
を有する赤外線送受信手段14aからなる。
【0014】通信装置bは、距離測定用電波を受信する
と距離測定用補助用電波を送信する距離測定補助手段1
1b、上記最適の通信速度の情報を電波で受信する通信
速度変更通知受信手段12b、情報処理装置bから受け
たデータを赤外線信号として通信装置aに送信すると共
に、通信装置aから受信した赤外線信号をデータとして
情報処理装置bに送る機能、及び通信速度変更通知受信
手段12bから通信速度変更要求を受けると通信速度を
その通信速度に変更する機能を有する赤外線送受信手段
13bである。なお、距離測定用電波とは、前述の距離
測定用補助電波を含め、現在の通信に用いる赤外線とは
異なる周波数帯域の電波である。このことで、赤外線通
信と独立に通信距離の測定ができる。距離測定手段12
aと距離測定補助手段11bとで測距手段を構成し、通
信速度変更通知送信手段13aと通信速度変更通知受信
手段12bとで通信速度変更通知手段を構成する。
【0015】次に、通信速度を通信中に変更可能な赤外
線送受信手段14a、13bは、図11で示すような回
路にて実現できる。図11(a)は、送信手段を示す。
この送信動作は、送信すべきデータが一旦メモリに書き
込まれ、赤外線コントローラはクロックCKに同期して
このメモリより送信すべきデータを読み出し、データに
応じてトランジスタT1のベース電圧を上下させて抵抗
rを介してフォトダイオードPD1の発光、無発光を行
い、赤外線信号を送信する。なお、送信周波数は、クロ
ックCKを変化させることで変更でき、クロックCKの
周波数を高くすることで通信速度が高くなる。
【0016】図11(b)は、受信手段を示す。この受
信動作は、送信されてきた赤外線信号をフォトダイオー
ドPD2で受信すると、コンデンサC1と抵抗R1とか
らなるハイパスフィルタを介して所定周波数成分以上の
信号が抵抗R2、R3で分圧されてトランジスタT2の
ベースに入力される。トランジスタT2のベースに入力
された電圧の上下に従って、抵抗R4と充分に大きな抵
抗値の抵抗R5と可変コンデンサCVとにより所定の高
周波成分が増幅されてコンパレータCOMPに入力され
デジタル信号が出力される。一方、コンデンサC2から
の出力は、抵抗R6とコンデンサC3とにより高周波成
分をカットし、抵抗R7、R8により所望の電圧にし
て、コンパレータCOMPのマイナス端子に一定値にし
て入力される。なお、受信周波数は、可変コンデンサC
Vの容量を変化させることで変更できる。つまり、容量
を大きくすると、より低周波成分を増幅できるので受信
周波数を低くでき、通信速度を低くでき、一方、通信速
度を高くしたい場合は、可変コンデンサの容量を小さく
すればよい。
【0017】次に、上記赤外線通信システムの動作につ
いて説明する。通信装置aの距離測定手段12aは、距
離測定用電波を送信し、その送信時刻t1を記憶してお
く。通信装置bの距離測定補助手段11bは、その距離
測定用電波を受信して、それに呼応して距離測定補助用
電波を送信する。距離測定補助用電波を受信した距離測
定手段12aは、その受信時刻t2を記憶する。aを通
信装置bでの処理時間、vを測距用媒体(この場合は電
波)の速度、時間差t(t=t2−t1)として、距離
測定手段12aは、通信距離Lを次式に従って求める。
この式での通信距離と時間差の関係を図7に示す。 L=(t−a)×v/2 例えば、t=0.000001067秒、a=0.00
0001秒であれば、L=(0.000001067−
0.000001)×300000000/2≒10m
となる。
【0018】距離測定手段12aは、求めた通信距離の
情報を通信速度決定手段11aに送り、通信速度決定手
段11aは、送られて来た通信距離から、現在の通信状
況下で最高のスループットが得られ、理想的なパケット
損失率となるように設定された定数をαとして、その通
信距離Lにおける最適の通信速度Xを次式に従って求め
る。この式での通信速度と通信距離の関係を図8に示
す。 X=α/L4 例えば、α=1010とすると、X=1010/104=1
6=1.0Mbpsとなる。本実施の形態では求めた
通信距離ごとに最適の通信速度を演算するが、予め所定
範囲の通信距離ごとに最適の通信速度をテーブルにして
記憶しておき、通信距離を求めるたびに、このテーブル
を参照して最適の通信速度を求めるようにしてもよい。
このことで、演算が不要になるので処理速度が向上す
る。
【0019】通信速度決定手段11aは、求めた最適の
通信速度の情報を通信速度変更通知送信手段13aに送
る。通信速度変更通知送信手段13aは、現在の通信速
度(例えば1.1Mbpsとする)を赤外線送受信手段
14aより取得し、先ほど受けた最適の通信速度(1.
0Mbps)と比較する。両者が一致しないので、最適
の通信速度情報(1.0Mbps)を赤外線送受信手段
14aに送ると共に、通信装置bの通信速度変更通知受
信手段12bに電波で送信する。なお、両者が一致した
場合には、何もせずに現在の通信速度を維持する。
【0020】最適の通信速度情報を受けた赤外線送受信
手段14aは、通信速度を最適の通信速度(1.0Mb
ps)に変更する。一方、最適の通信速度情報を受信し
た通信速度変更通知受信手段12bは、その情報を赤外
線送受信手段13bに送る。赤外線送受信手段13b
は、通信速度を最適の通信速度に変更する。これによ
り、双方の通信装置は、現在の距離における最適の通信
速度(1.0Mbps)の通信速度で通信を行う。
【0021】なお、通信距離を求める測定タイミング
(本実施の形態では、距離測定用電波の送信タイミン
グ)は、特に限定されないが、通信中に間欠的に動作さ
せて以上の動作を繰り返すことで、常に最適な通信速度
に制御して通信を行うことができる。
【0022】(実施の形態2)本実施の形態の赤外線通
信システムについて図2を用いて説明する。実施の形態
1と相違するのは、通信速度変更決定手段23aは、最
適の通信速度を電波で送信せずに赤外線送受信手段24
aに送信を依頼し、通信速度変更決定手段22bは、最
適の通信速度を電波で受信せずに赤外線送受信手段23
bより受信する点である。通信速度変更決定手段23
a、22bと赤外線送受信手段24a、23bとで通信
速度変更通知手段を構成し、実施の形態1と同一構成に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0023】最適の通信速度を示す情報の送受信は、送
受信する制御パケットあるいは情報パケットに最適の通
信速度を示すフラグを付けることにより実現できる。例
えば、情報処理装置aが送受信する情報パケットには先
頭ビットとして1をつけて送受信し、最適の通信速度の
情報は先頭ビットとして0をつけて送信するようにし、
一方、情報処理装置bが送受信する情報パケットには先
頭ビットとして1をつけて送受信し、赤外線送受信手段
23bが先頭ビットとして0をつけたパケットを受信し
て最適の通信速度の情報として検知するようにすればよ
い。
【0024】次に、上記赤外線通信システムの動作を説
明する。実施の形態1と同様の方法にて最適の通信速度
情報(1.0Mbps)を得た通信速度変更決定手段2
3aは、現在の通信速度(1.1Mbps)を赤外線送
受信手段24aより取得し、先ほど受けた最適の通信速
度情報(1.0Mbps)と比較する。両者が一致しな
いので、その通信速度情報(1.0Mbps)を赤外線
送受信手段24aに送る。なお、両者が一致する場合は
何もせずに現在の通信速度を維持する。赤外線送受信手
段24aは、最適の通信速度情報を赤外線送受信手段2
3bに送信した後、通信速度を最適の通信速度に(1.
0Mbps)変更する。
【0025】最適の通信速度情報を受信した赤外線送受
信手段23bは、その情報を通信速度変更決定手段22
bに送る。通信速度変更決定手段22bは、現在の通信
速度と送られてきた最適の通信速度情報とを比較して合
致しないので、赤外線送受信手段23bに最適の通信速
度に変更するよう指示する。赤外線送受信手段23b
は、通信速度を最適の通信速度(1.0Mbps)に変
更する。これにより、双方の通信装置は、現在の距離に
おける最適の通信速度(1.0Mbps)で通信を行う
のである。
【0026】(実施の形態3)本実施の形態の赤外線通
信システムについて図3と図4を用いて説明する。実施
の形態1または2と相違するのは、距離測定用電波を送
信して距離測定補助用電波を受信する代わりに、通信装
置aから超音波を送信して通信装置bで反射した超音波
を受信する距離測定手段22aを設けている点である。
図3は、図1で上記相違点を構成とした図であり、図4
は、図2で上記相違点を構成とした図である。距離測定
手段22aが測距手段を構成し、実施の形態1または2
と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
【0027】次に、上記赤外線通信システムの動作につ
いて説明する。距離測定手段22aは、距離測定用超音
波を送信し、その送信時刻を記憶しておく。通信装置b
から反射してきた距離測定用超音波を受信した距離測定
手段22aは、距離測定用超音波の受信時刻を記憶し、
実施の形態1と同様にして通信距離Lを求める。
【0028】例えば時間差が0.05882秒とする
と、a=0秒であるので、L=(0.05882−0)
×340/2≒10mとなる。
【0029】以後、実施の形態1または2と同様の方法
にて、通信装置aの赤外線送受信手段14a、24aと
通信装置bの赤外線送受信手段13b、23bは、通信
速度を最適の通信速度(1.0Mbps)に変更する。
これにより、双方の通信装置は現在の通信距離における
最適の通信速度(1.0Mbps)で通信を行う。
【0030】(実施の形態4)本実施の形態では、現在
のパケット損失率を計算して、そのパケット損失率から
最適の通信速度を決定するものである。本実施の形態の
赤外線通信システムを図5と図6に示す。図5は、図1
または図3の赤外線通信システムと比較して、測距手段
でなくパケット損失率測定手段32aを設けている点で
相違する。同様に、図6は、図2または図4の赤外線通
信システムと比較して、測距手段でなくパケット損失率
測定手段32aを設けている点で相違する。なお、実施
の形態1乃至3と同一構成には同一符号を付して説明を
省略する。
【0031】次に、上記赤外線通信システムの動作は、
図5でも図6でも同様であるので、図5を用いて説明す
る。パケット損失率測定手段32aは、赤外線送受信手
段14aからパケット送出フラグを受信し、図9に示す
方法を用いて現在のパケット損失率を計算するのであ
る。つまり、赤外線送受信手段14aは、パケット送出
フラグとして、パケットの送受信に成功すると1を、失
敗すると0を送信する。赤外線送受信手段14aは、パ
ケット損失率測定手段32aにパケットを正しく送れた
か否かを示すパケット送出フラグを送る。パケット送出
フラグを受けたパケット損失率測定手段32aは、過去
に受けた所定回数であるN回(N≧2)のパケット送出
フラグを記憶してパケット損失率を計算する。具体的に
は、図9に示すように、過去N回のパケット送出フラグ
の中でパケット送出の成功を〇、失敗を×で示し、この
例では、過去12回の内2回失敗しているので、現在の
パケット損失率p=2/12≒0.17と計算される。
【0032】パケット損失率測定手段32aは、計算し
た現在のパケット損失率pを通信速度決定手段21aに
送る。現在のパケット損失率pを受けた通信速度決定手
段21aは、現在の通信速度X(1.1Mbps)を赤
外線送受信手段14aから取得し、これらの情報から最
適の通信速度X′(1.0Mbps)を求める。
【0033】具体的には、図10に示すように、各通信
速度ごとのパケット損失率と通信距離との関係が記憶さ
れており、現在のパケット損失率pが現在の通信速度X
に対応するグラフと交わるところを現在の通信距離とし
て求める(の点線)。次に、現在の通信距離において
理想的なパケット損失率μで通信するのに最適の通信速
度X′を対応のグラフから得る(の点線)。この場
合、予め記憶してある所定の通信速度ごとのグラフから
最適の通信速度X′を補間計算して求めてもよいし、理
想的なパケット損失率μに最も近いグラフを最適の通信
速度X′として求めてもよい。
【0034】このようにして求めた最適の通信速度を通
信速度変更通知手段に送り、以後、実施の形態1と同様
の方法にて通信装置aの赤外線送受信手段14aと通信
装置bの赤外線送受信手段13bは、通信速度を最適の
通信速度X′(1.0Mbps)に変更する。これによ
り、双方の通信装置は現在の通信距離における最適の通
信速度(1.0Mbps)で通信を行う。
【0035】本実施の形態においては、測距手段を別途
設ける必要がないので、通信装置が簡単で安価になる。
また、パケット損失率の計算のタイミングは、特に限定
されないが、通信中に間欠的に動作させて以上の動作を
繰り返すことで、常に最適な通信速度に制御して通信を
行うことができる。
【0036】また、上記各実施の形態で、通信距離また
はパケット損失率を得て、そこから最適の通信速度と現
在の通信速度を比較して最適の通信速度に制御して通信
を行う一連の制御をプログラムにしてICカードやフロ
ッピーディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に
いれておき、適宜必要に応じて通信装置付きコンピュー
タにインストールしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、通信装置が互いの通信
距離を通信中に変化させても、最適な通信速度に自動的
に制御されるため、最高のスループットで通信を続行す
ることができる。
【0038】また、通信距離を短くした場合、通信速度
がその距離に合わせて自動的に速くなるので、より高速
な通信ができるので、ユーザが通信装置に高速な通信を
行わせたい場合は双方の通信装置を近くに持って行くだ
けでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る赤外線通信システムであ
る。
【図2】実施の形態2に係る赤外線通信システムであ
る。
【図3】実施の形態3に係る赤外線通信システムであ
る。
【図4】実施の形態3に係る他の赤外線通信システムで
ある。
【図5】実施の形態4に係る赤外線通信システムであ
る。
【図6】実施の形態4に係る他の赤外線通信システムで
ある。
【図7】距離測定用媒体の送信時刻と受信時刻との時間
差と通信距離との関係を示す図である。
【図8】通信距離と最適の通信速度との関係を示す図で
ある。
【図9】パケット送出フラグからパケット損失率を求め
る方法を説明するための図である。
【図10】現在の通信速度とパケット損失率から最適の
通信速度を求める方法を説明するための図である。
【図11】通信中に通信速度を動的に変更できる赤外線
送受信手段の回路例である。
【符号の説明】 11a,21a 通信速度決定手段 12a,22a 距離測定手段 13a 通信速度変更通知送信手段 14a,24a,13b,23b 赤外線送受信手段 23a 通信速度変更決定手段 32a パケット損失率測定手段 11b 距離測定補助手段 12b 通信速度変更通知受信手段 22b 通信速度変更決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 29/08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信中に通信速度を変更する赤外線通信
    システムであって、 通信装置間の通信距離を求める測距手段と、 上記通信距離に基づいて現在の通信に最適な通信速度を
    決定する通信速度決定手段と、 現在の通信速度と上記最適な通信速度とを比較してその
    結果が異なる場合に、上記通信装置間に上記最適な通信
    速度に変更するよう通知する通信速度変更通知手段と、
    を備え、 上記通信装置間を上記最適な通信速度に変更して通信を
    行うことを特徴とする赤外線通信システム。
  2. 【請求項2】 上記測距手段は、一方の通信装置から電
    波を発して応答があるまでの時間に基づいて上記通信距
    離を求めることを特徴とする請求項1記載の赤外線通信
    システム。
  3. 【請求項3】 上記測距手段は、一方の通信装置から超
    音波を発して応答があるまでの時間に基づいて上記通信
    距離を求めることを特徴とする請求項1記載の赤外線通
    信システム。
  4. 【請求項4】 通信中に通信速度を変更する赤外線通信
    システムであって、 通信装置間のパケット損失率を求めるパケット損失率測
    定手段と、 上記パケット損失率に基づいて現在の通信に最適な通信
    速度を決定する通信速度決定手段と、 現在の通信速度と上記最適な通信速度とを比較してその
    結果が異なる場合に、上記通信装置間に上記最適な通信
    速度に変更するよう通知する通信速度変更通知手段と、
    を備え、 上記通信装置間を上記最適な通信速度に変更して通信を
    行うことを特徴とする赤外線通信システム。
  5. 【請求項5】 上記通信速度変更通知手段は、上記最適
    な通信速度に変更するよう一方の通信装置から他方の通
    信装置に電波で通知することを特徴とする請求項1また
    は請求項4記載の赤外線通信システム。
  6. 【請求項6】 上記通信速度変更通知手段は、上記最適
    な通信速度に変更するよう一方の通信装置から他方の通
    信装置に通信に用いている赤外線で通知することを特徴
    とする請求項1または請求項4記載の赤外線通信システ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020944A1 (ja) * 2005-08-18 2007-02-22 Sammy Networks Co., Ltd.. 近距離無線通信装置、近距離無線通信方法及びプログラム
JP2009246586A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Communication Technologies Ltd 受動光網システムおよびその運用方法
US7657182B2 (en) 2005-08-04 2010-02-02 Panasonic Corporation Liquid lens optical transmitter system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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