JPH11150250A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11150250A
JPH11150250A JP33638897A JP33638897A JPH11150250A JP H11150250 A JPH11150250 A JP H11150250A JP 33638897 A JP33638897 A JP 33638897A JP 33638897 A JP33638897 A JP 33638897A JP H11150250 A JPH11150250 A JP H11150250A
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memory
diffusion layer
gate
block
block selection
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JP33638897A
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Kaihei Itsushiki
海平 一色
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デコーダの数を増やすことなく、メモリブロ
ック分割されたメモリアレイを備える半導体記憶装置を
構成する。 【解決手段】 ソース拡散層36及びドレイン拡散層3
8は、各メモリブロックで独立して形成されており、ソ
ース拡散層36及びドレイン拡散層38の一端側はPM
OSFET42を介して、その他端側はNMOSFET
44を介して、それぞれ電位供給ライン46,48に接
続されている。浮遊ゲート30上に帯状に形成された制
御ゲート32は、メモリブロックごとに独立して形成さ
れた共通の制御ゲートライン50に接続されている。複
数のブロック選択トランジスタ42で共通の帯状のゲー
ト電極42a、複数のブロック選択トランジスタ44で
共通の帯状のゲート電極44aが形成されている。ゲー
ト電極42a,42b及び制御ゲートライン50は、共
通の電位供給ライン52に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的書込み消去
が可能な不揮発性記憶装置に関し、特に一括消去が可能
な記憶装置に関するものである。この記憶装置は単体と
して、又はASIC(Application Specific integrated
circuit)、マイコンチップなど記憶装置を内蔵する可
能性のある半導体に使用される。
【0002】
【従来の技術】電気的に書込み及び消去が可能な不揮発
性半導体記憶装置(EEPROM:Electrically Erasa
ble Programmable Read Only Memory)は、記憶用トラ
ンジスタと、選択用トランジスタの2つのトランジスタ
を有しているため、面積が大きく微細化に不利であっ
た。また、これに伴うコスト高から一部の限られた用途
にしか使われていなかった。この問題を解決するために
消去プロセスをメモリブロック単位で行なうことで、ビ
ットあたり1トランジスタとした一括消去型不揮発性半
導体記憶装置(フラッシュEEPROMやフラッシュメ
モリとも呼ばれる)が発明され、従来の様々な記憶媒体
に代わる物として、研究開発が進められている。
【0003】図1は、この一括消去型不揮発性半導体記
憶装置の一つとして、Yueh.Y.Maらによるものを表す
(米国特許第5280446号参照)。(A)は平面
図、(B)は(A)のX−Y位置での断面図である。シ
リコン基板2に共通のソース拡散層4と共通のドレイン
拡散層6が対向して互いに平行に形成され、基板上には
トンネル酸化膜を介して浮遊ゲート8が形成されてい
る。浮遊ゲート8はドレイン拡散層6と一部オーバーラ
ップし、ソース拡散層4とは距離をもって配置されてい
る。浮遊ゲート8上には絶縁膜を介してソース拡散層
4、ドレイン拡散層6と平行に帯状の制御ゲート10が
形成されている。制御ゲート10上には絶縁膜を介して
ソース拡散層4、ドレイン拡散層6と直交する方向に延
びる帯状の選択ゲート12が形成されている。14は素
子分離のためのLOCOS(Local Oxidation of Silic
on)であり、制御ゲート10の延びる方向に隣接するメ
モリセルのチャネル間を分離している。
【0004】制御ゲート10及び選択ゲート12への適
切な電圧印加を行なうことで、浮遊ゲート8への高効率
キャリア注入(ソース側キャリア注入)を実現してい
る。このソース側キャリア注入法は、従来行われてきた
CHE(Channel Hot Electron)注入法によるドレイン
側からのキャリア注入に比べて、1桁〜3桁も注入効率
が高いため、電源の低電圧化が実施しやすく、単一電源
化を可能にしている。また、この方式のもう一つの優れ
た点として、(A)に示すように制御ゲート10、選択
ゲート12によって、メモリ素子をマトリクス的に選択
できるため、コンタクトレスのNOR型配列に素子を配
置すると、隣り合うメモリ素子のソース4およびドレイ
ン6を共用することができるため、メモリアレイとして
非常に小型化できる。更に加えて、選択ゲート12を持
つ構造から、過剰消去を起こしても電流を遮断すること
ができるため、過剰消去の確認が必要ないなどの利点も
ある。
【0005】この利点を更に活かした構造が、同じYue
h.Y.Maらによって開示されている。その構造の断面図を
図2に示す(米国特許第5278439号参照)。P型
シリコン基板16にソース又はドレインとなる帯状のn
型活性領域18が形成されている。対向する2本のn型
活性領域18間のそれぞれのn型活性領域18に隣接し
た基板上に、トンネル酸化膜を介して浮遊ゲート20が
間隔を開けて2つ形成されている。浮遊ゲート20上に
は絶縁膜を介してn型活性領域18と平行に帯状の制御
ゲート22が形成されている。制御ゲート22上には絶
縁膜を介してn型活性領域18と直交する方向に帯状の
選択ゲート24が形成されている。この構造の特徴は、
図1の構造をもつ2つのフラッシュメモリを共通化し、
ソース拡散層、ドレイン拡散層を必要に応じて切り替え
るバーチャルグランドアレイ方式を採用していることで
ある。その結果、ソース又はドレインライン1本分を少
なくでき、素子を小さく形成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような一括消去
型不揮発性半導体記憶装置は、紫外線による消去が可能
なEPROMの置換え用途から使われ始めた。ところ
が、微細加工技術の進展で記憶容量が大容量化してくる
と、一括消去では扱いにくい面が増えてきた。例えば、
プログラムのデバックを行ない再書込みをする場合な
ど、変更箇所が極一部であるのに、一括消去してしまう
と全てを書込み直さなくてはならず、タイムロスが発生
してしまうという問題があった。さらに、データを記憶
させているような構成であると、そのタイムロスは何倍
にもなってしまうという欠点もある。このため、比較的
小さいサイズで消去できる一括消去型不揮発性半導体記
憶装置(以下フラッシュメモリという)が求められてき
ている。また、もう一つの問題として、記憶容量の増大
によってソース・ドレイン領域を形成する埋込み拡散層
の持つ接合容量と抵抗成分が大きくなり、アクセス時間
を増大する原因になっており、アクセス時間の減少が求
められている。
【0007】これらの要求から、ある大きさを持ったメ
モリブロックにメモリアレイを分割することで、これら
の要求に応えようとしている。ところがメモリブロック
分割を行なうと、該当するメモリブロックを選択するた
めの手段(回路)が必要になる。特に浮遊ゲート、制御
ゲート、選択ゲートの3つのゲートを有するスプリット
ゲートタイプのフラッシュメモリでは、一般的なメモリ
がビットラインおよびワードラインの2つで任意セルを
選択するのに対して、制御ゲートをコントロールするた
めの回路が必要である。フラッシュメモリをメモリブロ
ック分割して使用すると、さらにメモリブロック選択回
路が必要になるため半導体記憶装置の面積が増大し、微
細化による高集積化のメリットをなくしてしまうことに
なる。一般的なメモリが、ワードラインデコーダ、ビッ
トラインデコーダ及びメモリブロックセレクトデコーダ
の3種類のデコーダ(電源)で対応できるのに対して、
選択ゲート、制御ゲートを持つ構成のメモリチップで
は、上記3つの回路に加えて、制御ゲートに電圧を印加
するためのデコーダ及び電源が必要になる。
【0008】そこで、本発明は、デコーダの数を増やす
ことなく、メモリブロック分割されたメモリアレイを備
える半導体記憶装置を構成することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体記憶
装置は、スプリットゲート型メモリセルがマトリクス状
に配置されたメモリマトリクスを含む半導体記憶装置に
おいて、前記メモリマトリクスはメモリセルを複数個ず
つ含むメモリブロックに分割されており、前記メモリ拡
散層はソース・ドレインともに各メモリブロックごとに
独立するように分割されて形成され、かつ各メモリ拡散
層が、それぞれブロック選択トランジスタを介して、前
記メモリ拡散層方向に平行に並ぶ各メモリブロックのソ
ース又はドレインでそれぞれ共通のメタルビットライン
に接続されており、前記制御ゲートと前記ブロック選択
トランジスタのゲート電極を同一電位にする電位供給ラ
インを備える。制御ゲートとブロック選択トランジスタ
のゲートを共通化することにより、ブロック選択トラン
ジスタ専用のデコーダ又は電圧供給回路を準備する必要
がなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】前記ブロック選択トランジスタを
前記メモリブロックのメモリ拡散層の両端に備え、一端
側のブロック選択トランジスタがPチャネル型MOSF
ET(PMOSFET)であり、他端側のブロック選択
トランジスタがNチャネル型MOSFET(NMOSF
ET)であることが好ましい。その結果、メモリセルの
消去時に制御ゲートに負電圧を用いてもブロック選択ト
ランジスタを動作させることができる。ブロック選択ト
ランジスタの電圧を供給する側の拡散層を、隣接する前
記メモリブロックで用いるブロック選択トランジスタで
共通にすることが好ましい。その結果、全体のチップ面
積を縮小することができる。浮遊ゲートとの間に間隔を
もって配置されている前記メモリ拡散層には、PMOS
FETである前記ブロック選択トランジスタを備えない
ことが好ましい。その結果、他方のメモリ拡散層に接続
されるPMOSFETのゲート幅を広くすることがで
き、消去時に流すドレイン電流を増大することができ
る。
【0011】
【実施例】図3は本発明の第1の実施例を表す回路図で
ある。浮遊ゲート30、制御ゲート32、及び選択ゲー
ト34を有するスプリットゲート型のメモリセルが、メ
モリブロック内ではソース拡散層36及びドレイン拡散
層38によって複数個が並列に接続され、またそれぞれ
のソース及びドレインを共有する形でマトリクス状にメ
モリアレイ40を形成している。そして、ソース拡散層
36及びドレイン拡散層38は、各メモリブロックで独
立して形成されており、ソース拡散層36及びドレイン
拡散層38の一端側はPMOSFET42を介して、そ
の他端側はNMOSFET44を介して、それぞれ電位
供給ライン46,48に接続されている。
【0012】浮遊ゲート30上に帯状に形成された制御
ゲート32は、メモリブロックごとに独立して形成され
た共通の制御ゲートライン50に接続されている。複数
のブロック選択トランジスタ42で共通の帯状のゲート
電極42a、複数のブロック選択トランジスタ44で共
通の帯状のゲート電極44aが形成されている。そし
て、ゲート電極42a,42b及び制御ゲートライン5
0は、共通の電位供給ライン52に接続されている。選
択ゲート34はワードラインデコーダ及び電源回路、電
位供給ライン46,48はビットラインデコーダ及び電
源回路、電位供給ライン52は制御ゲート・ブロック選
択デコーダ及び電源回路に接続されている(図示略)。
【0013】ここで、この実施例の制御方法について説
明する。図3に示すメモリブロック内に、アクセスする
メモリがある場合、つまりこのメモリブロックが選択さ
れている場合、ソース拡散層36、ドレイン拡散層3
8、選択ゲート34、制御ゲート32、ならびにブロッ
ク選択トランジスタ42,44のゲート電極42a,4
2bの電圧は、読出し時、書込み時、消去時に、例えば
表1のような関係になる。
【0014】
【表1】 制御電圧例 制御ゲートライン50とブロック選択トランジスタ4
2,44のゲート電極42a,42bは、電位供給ライ
ン52により接続されており、電位供給ラインを介して
電圧を印加されるので、読出し時、書込み時、消去時に
印加される電圧は同じになる。
【0015】データ読出しの時、制御ゲート32ならび
にゲート電極42a,42bには3Vの電圧が印加さ
れ、NMOSFETであるブロック選択トランジスタ4
4がオンする。ブロック選択トランジスタ44を介し
て、ソース拡散層36には1.2Vの電圧が供給され
る。このとき、ドレイン拡散層38は0V、選択ゲート
34は3Vである。また、PMOSFETのブロック選
択トランジスタ42はOFFしているため動作に関与し
ない。
【0016】データ書込みの時、制御ゲート32ならび
にゲート電極42a,42bには9Vの電圧が印加さ
れ、NMOSFETであるブロック選択トランジスタ4
4がオンする。ブロック選択トランジスタ44を介し
て、ドレイン拡散層36には5Vの電圧が供給される。
このとき、ソース拡散層38は0V、選択ゲート34は
1.5Vである。また、PMOSFETのブロック選択
トランジスタ42はOFFしているため動作に関与しな
い。
【0017】データを消去する時、制御ゲート32なら
びにゲート電極42a,42bには−9Vの電圧が印加
され、PMOSFETであるブロック選択トランジスタ
42がオンする。ブロック選択トランジスタ42を介し
て、ドレイン拡散層36には5Vの電圧が供給される。
このとき、ソース拡散層38はフローティング、選択ゲ
ート34は0Vである。また、NMOSFETのブロッ
ク選択トランジスタ42はOFFしているため動作に関
与しない。
【0018】次に、このフラッシュメモリブロックが選
択されていない場合は、選択ゲート34、制御ゲート3
2、ならびにブロック選択トランジスタ42,44のゲ
ート電極42a,42bの電圧は全て0Vになるため、
ブロック選択トランジスタ42,44は全てOFF状態
にあり、またメモリアレイ内にも電圧がかかることがな
いので、誤作動などの問題が発生することはない。
【0019】このように、制御ゲート用デコーダ及び電
源回路、ならびにブロック選択トランジスタ用デコーダ
及び電源回路が必要であったところを1組の制御ゲート
・ブロック選択デコーダ及び電源回路で制御することが
できる。その結果、回路が減ることによりメモリにアク
セスするタイミングが取り易くなる。また、ブロック選
択トランジスタのゲートを駆動するための専用電源が不
要になり、低消費電力化が図れる。さらに、制御ゲート
とブロック選択トランジスタの電源は共通であり、消去
時にブロック選択トランジスタにPMOSFETとNM
OSFETを用いているので、制御ゲートに正の電圧、
負の電圧のどちらを印加しても、PMOSFETブロッ
ク選択トランジスタ又はNMOSFETブロック選択ト
ランジスタのどちらかがオンとなるので、メモリセルの
読出し、書込み及び消去を行なうことができる。特に、
消去時に制御ゲートに負の電圧、ドレイン拡散層に正の
電圧を印加することにより、消去効率を上げることがで
きる。
【0020】図4は、本発明の第2の実施例を表す回路
図である。浮遊ゲート30、制御ゲート32、選択ゲー
ト34、ソース拡散層36ならびにドレイン拡散層38
から構成されるメモリアレイ40、制御ゲートライン5
0及び電位供給ライン46,48,52は、図3の実施
例と同様である。この実施例では、図7に示すように、
メモリ拡散層方向に並ぶメモリアレイ40の間に、電圧
が印加されるソース拡散層を共通とした2列のPMOS
FETからなるブロック選択トランジスタ領域54と、
ソース拡散層を共通とした2列のNMOSFETからな
るブロック選択トランジスタ領域56が交互に配置され
ている。図4ではPMOSFETからなるブロック選択
トランジスタ58,62がブロック選択トランジスタ領
域54に該当し、NMOSFETからなるブロック選択
トランジスタ60,64がブロック選択トランジスタ領
域56に該当する。ブロック選択トランジスタ58,6
0は、メモリアレイ40からなるメモリブロックのブロ
ック選択トランジスタである。ブロック選択トランジス
タ58とソース拡散層を共有するブロック選択トランジ
スタ62は、図中でメモリアレイ40からなるメモリブ
ロックの上に配置されたメモリブロック(図示略)のブ
ロック選択トランジスタである。ブロック選択トランジ
スタ60とソース拡散層を共有するブロック選択トラン
ジスタ64は、図中でメモリアレイ40からなるメモリ
ブロックの下に配置されたメモリブロック(図示略)の
ブロック選択トランジスタである。
【0021】メモリアレイ40のソース拡散層36及び
ドレイン拡散層38は、その一端側はブロック選択トラ
ンジスタ58を介して、その他端側はブロック選択トラ
ンジスタ60を介して、それぞれ電位供給ライン46,
48に接続されている。複数のブロック選択トランジス
タ58で共通の帯状のゲート電極58a、複数のブロッ
ク選択トランジスタ60で共通の帯状のゲート電極60
aが形成されている。そして、ゲート電極58a,60
a及び制御ゲートライン50は、共通の電位供給ライン
52に接続されている。この実施例では、それぞれ隣接
するブロック選択トランジスタのソース拡散層が共有化
されているので、メモリブロック個数分のブロック選択
トランジスタ用ソース拡散層を省略することができ、面
積縮小を図ることができる。
【0022】図5は、本発明の第3の実施例を表す回路
図である。浮遊ゲート30、制御ゲート32、選択ゲー
ト34、ドレイン拡散層38、制御ゲートライン50、
電位供給ライン46,48,52、ブロック選択トラン
ジスタ44、及びゲート電極44aは、図3の実施例と
同様である。メモリブロックごとに分割されたドレイン
拡散層38の一端側はNMOSFETからなるブロック
選択トランジスタ44を介し、また、他端側はPMOS
FETからなるブロック選択トランジスタ66を介して
電位供給ライン48に接続されている。メモリブロック
ごとに分割されたソース拡散層36aの一端側はブロッ
ク選択トランジスタ44を介して電位供給ライン46に
接続されており、その他端側はどこにも接続されていな
い。一つのメモリブロックに接続されるブロック選択ト
ランジスタ66の個数はブロック選択トランジスタ44
の半分になる。複数のブロック選択トランジスタ44で
共通の帯状のゲート電極44a、複数のブロック選択ト
ランジスタ66で共通の帯状のゲート電極66aが形成
されている。そして、ゲート電極44a,66a及び制
御ゲートライン50は、共通の電位供給ライン52に接
続されている。
【0023】PMOSFETのブロック選択トランジス
タ66は、電位供給ライン52に負の電圧が印加される
消去時のみしか動作しない。一般に、制御ゲートに負の
電圧を印加して消去する方式の場合、ソース拡散層の電
位を0V又はフローティングにする。従って、図5の実
施例に示すように、図3の実施例でソース拡散層36に
接続されていたブロック選択トランジスタ46を省略
し、ソース拡散層36aの一端をどこにも接続しないこ
とにより、消去時ソース電位をフローティングとして消
去をすることができる。その結果、ドレイン拡散層38
に接続されるPMOSFETのブロック選択トランジス
タ66のゲート幅を広げることができる。フラッシュメ
モリは、少なくとも1メモリブロック分の拡散層方向に
並んだメモリセルを一度に消去するので、消去時にドレ
イン拡散層に大きな電流を流す必要があるが、この実施
例ではドレイン拡散層についたPMOSFETのブロッ
ク選択トランジスタのゲート幅を広げることで、より多
くの電流を流すことができ、メモリブロックサイズの設
計自由度を増すことができる。
【0024】図6は、本発明の第4の実施例を表す回路
図である。浮遊ゲート30、制御ゲート32、選択ゲー
ト34、ソース拡散層36ならびにドレイン拡散層38
から構成されるメモリアレイ40a、制御ゲートライン
50及び電位供給ライン46,48,52は図5の実施
例と同様であり、ブロック選択トランジスタ60,64
及びゲート電極60a,64aは図4の実施例と同様で
ある。ドレイン拡散層38の一端側はNMOSFETか
らなるブロック選択トランジスタ60を介し、また、他
端側はPMOSFETからなるブロック選択トランジス
タ68を介して電位供給ライン48に接続されている。
ソース拡散層36aの一端側はブロック選択トランジス
タ60を介して電位供給ライン46に接続されており、
その他端側はどこにも接続されていない。一つのメモリ
ブロックに接続されるブロック選択トランジスタ68の
個数はブロック選択トランジスタ60の半分になる。ブ
ロック選択トランジスタ70は、図中でメモリアレイ4
0aからなるメモリブロックの上に配置されたメモリブ
ロック(図示略)のブロック選択トランジスタである。
ブロック選択トランジスタ68,70は電位が供給され
るソース拡散層を共有している。
【0025】このような構成をもつことにより、メモリ
ブロック数だけソース拡散層分の面積縮小を図ることが
でき、かつ、ドレイン拡散層についたPMOSFETの
ブロック選択トランジスタのゲート幅を広げることで、
より多くの電流を流すことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、スプリットゲート型メモリセ
ルがマトリクス状に配置されたメモリマトリクスを含む
半導体記憶装置において、メモリマトリクスはメモリセ
ルを複数個ずつ含むメモリブロックに分割されており、
メモリ拡散層はソース・ドレインともに各メモリブロッ
クごとに独立するように分割されて形成され、かつ各メ
モリ拡散層が、それぞれブロック選択トランジスタを介
して、メモリ拡散層方向に平行に並ぶ各メモリブロック
のソース又はドレインでそれぞれ共通のメタルビットラ
インに接続されており、制御ゲートとブロック選択トラ
ンジスタのゲート電極を同一電位にする電位供給ライン
を備えるので、ブロック選択トランジスタ専用のデコー
ダ又は電圧供給回路を備える必要がなくなり、回路が減
ることで、メモリへのアクセスのためのタイミング等が
取りやすくなる。また、ブロック選択トランジスタのゲ
ート電極を駆動するための専用電源が不要になり、低消
費電力化を図ることができる。
【0027】ブロック選択トランジスタをメモリブロッ
クのメモリ拡散層の両端に備え、一端側のブロック選択
トランジスタとしてPMOSFET、他端側のブロック
選択トランジスタとしてNMOSFETを備えると、メ
モリセルの消去時に制御ゲートに負電圧を用いてもブロ
ック選択トランジスタを動作させることができる。ブロ
ック選択トランジスタの電圧を供給する側の拡散層を、
隣接するメモリブロックで用いるブロック選択トランジ
スタで共通にすると、メモリブロック個数分のブロック
選択トランジスタ用ソース拡散層が占める面積を縮小す
ることができる。ソース拡散層に接続されるPMOSF
ETであるブロック選択トランジスタを省略すると、ド
レイン拡散層に接続されるPMOSFETのゲート幅を
広くすることができ、消去時に流すドレイン電流を増大
することができる。その結果、メモリブロックのサイズ
に対する余裕ができ、メモリブロックを大きくすること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプリット型メモリ構造を示す概略図であり、
(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図2】他の従来例の断面図である。
【図3】第1の実施例の回路図である。
【図4】第2の実施例の回路図である。
【図5】第3の実施例の回路図である。
【図6】第4の実施例の回路図である。
【図7】第2の実施例を説明する概略構成図である。
【符号の説明】
30 浮遊ゲート 32 制御ゲート 34 選択ゲート 36 ソース拡散層 38 ドレイン拡散層 40a メモリアレイ 50 制御ゲートライン 46,48,52 電位供給ライン 60,64,68,70 ブロック選択トランジス
タ 60a,64a,68a,70a ゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にメモリセルのソース・ド
    レイン領域となるメモリ拡散層が互いに平行に、かつ帯
    状に形成され、一対のメモリ拡散層間の半導体基板上に
    第1の絶縁膜を介し、一方のメモリ拡散層と隣接し他方
    のメモリ拡散層と間隔をもって配置され、メモリセルご
    とに分離された第1の導電体にてなる浮遊ゲートが形成
    され、浮遊ゲート上に第2の絶縁膜を介し、メモリ拡散
    層に平行に帯状に延びて複数のメモリセルについて共通
    の第2の導電体にてなる制御ゲートが形成され、制御ゲ
    ート上には第3の絶縁体を介し、浮遊ゲートとの間に間
    隔をもって配置されているメモリ拡散層と浮遊ゲートと
    の間の半導体基板上には第4の絶縁体を介して第2の導
    電体と直交する方向に帯状に延びて複数のメモリセルに
    ついて共通の第3の導電体にてなる選択ゲートが形成さ
    れ、浮遊ゲート下方の半導体基板表面をメモリチャネル
    とし、メモリ拡散層と浮遊ゲートとの間の半導体基板表
    面を選択チャネルとするスプリットゲート型メモリセル
    がマトリクス状に配置されたメモリマトリクスを含む半
    導体記憶装置において、 前記メモリマトリクスはメモリセルを複数個ずつ含むメ
    モリブロックに分割されており、 前記メモリ拡散層はソース・ドレインともに各メモリブ
    ロックごとに独立するように分割されて形成され、かつ
    各メモリ拡散層が、それぞれブロック選択トランジスタ
    を介して、前記メモリ拡散層方向に延びる共通のメタル
    ビットラインに接続されており、 前記制御ゲートと前記ブロック選択トランジスタのゲー
    ト電極を同一電位にする電位供給ラインを備えたことを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ブロック選択トランジスタを前記メ
    モリブロックのメモリ拡散層の両端に備え、一端側のブ
    ロック選択トランジスタがPチャネル型MOSFETで
    あり、他端側のブロック選択トランジスタがNチャネル
    型MOSFETである請求項1に記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブロック選択トランジスタの電圧が
    供給される側の拡散層は、隣接する前記メモリブロック
    で用いるブロック選択トランジスタで共通になっている
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 浮遊ゲートとの間に間隔をもって配置さ
    れている前記メモリ拡散層には、Pチャネル型MOSF
    ETである前記ブロック選択トランジスタが備えられて
    いない請求項2に記載の半導体記憶装置。
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