JPH1115024A - アクティブマトリクス型表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス型表示装置

Info

Publication number
JPH1115024A
JPH1115024A JP18184397A JP18184397A JPH1115024A JP H1115024 A JPH1115024 A JP H1115024A JP 18184397 A JP18184397 A JP 18184397A JP 18184397 A JP18184397 A JP 18184397A JP H1115024 A JPH1115024 A JP H1115024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
display device
signal line
active matrix
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18184397A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuhiro Yamaguchi
郁博 山口
Hiromitsu Ishii
裕満 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP18184397A priority Critical patent/JPH1115024A/ja
Publication of JPH1115024A publication Critical patent/JPH1115024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高開口率で歩留まりの良好なアクティブマト
リクス型表示装置を提供する。 【解決手段】 列方向に並ぶ画素電極18どうしの間部
が、2本のゲートライン15を配置、形成するゲート形
成領域19と、ゲートラインが配置、形成されない非ゲ
ート形成領域20と、でなり、ゲート形成領域19と非
ゲート形成領域20とが列方向に画素電極18を介して
交互に存在するようにした。このため、ゲート形成領域
19を介して列方向に隣り合う2つの画素電極18に対
応するTFT27を両画素電極18、18の間に配置す
ることが可能となり、両TFT27に接続されるドレイ
ン電極23を共通化することが可能となる。このため、
画素電極18の面積を増加が可能となり、開口率を向上
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アクティブマト
リクス型表示装置に関し、さらに詳しくは、アクティブ
マトリクス駆動を行う液晶表示装置を始とする表示装置
に係る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、薄膜トランジスタ(以下、TFTという)を用いた
アクティブマトリクス駆動を行う液晶表示装置として
は、一対の対向する透明基板の一方の基板側に薄膜トラ
ンジスタを備えた画素電極をマトリクス状に配置したも
のが知られている。図6は、従来の液晶表示装置の画素
電極1、ゲートライン2、ドレインライン3、およびT
FT4の配置を示す部分拡大図である。同図に示すよう
に、ゲートライン2には、ゲート電極2Aが形成されて
いる。このゲート電極2Aの上には、アモルファスシリ
コンでなる半導体層5が所定のパターンに形成されてい
る。この半導体層5の上部には、ドレインライン3から
引き出したドレイン電極3Aと、画素電極1と接続され
たソース電極6とが接続されている。
【0003】このような構成において、ドレイン電極3
Aのドレインライン3からの引き出し部分の電気抵抗の
低減を図るため、並びに歩留まりを向上させるために、
図7に示すようにドレイン電極3Aの引き出し部分の幅
を広くすることが要求されている。ところが、ドレイン
電極3Aの引き出し部分の幅が広くなるに従い、ドレイ
ン電極3Aとの短絡を防ぐために、画素電極1がその分
だけ後退する必要が生じる。このため、画素電極1の面
積の縮小、すなわち開口率の低下を招いてしまうという
問題がある。
【0004】また、補助容量電極を形成する場合は、極
力開口率を縮小させることなく、また歩留まりも低下さ
せることなく形成する必要がある。しかし、これら2つ
の要求を両立させることは、以下に説明するように困難
である。
【0005】図8に示すように、補助容量電極7は、画
素電極1においてゲートライン2と反対側の端縁部分に
重なるように形成することが開口率を確保するためには
有利である。これは、補助容量電極7が画素電極1の端
縁部分を遮光するブラックマスクとしての機能を有する
ためである。図8において一点鎖線は、コモン電極が形
成された透明基板(コモン基板)側に形成されたブラッ
クマスクの開口縁を示しており、補助容量電極7がブラ
ックマスクとしての機能を果たしていることが判る。と
ころが、このような配置にすると、隣のゲートライン2
に補助容量電極7が接近するため短絡が起こり易くな
り、歩留まりを低下させる原因となる。
【0006】一方、図9に示すように、補助容量電極7
が画素電極1の中央部を通るように形成すると、短絡に
よる歩留まりは向上するが、補助容量電極7が開口率を
低下させてしまう。また、この補助容量電極7は、画素
電極1の端縁部分のブラックマスクとしての機能を持た
ないため、ゲートラインと反対側の画素電極1の端縁部
分をブラックマスクで遮光する必要が生じる。このブラ
ックマスクは、コモン基板側に形成するため、一対の透
明基板(TFT基板とコモン基板)間の合わせずれのマ
ージンを設けなければならない。このため、そのマージ
ン分の画素面積は非開口部となり、開口率をより一層低
下させてしまうという問題が生じる。
【0007】この発明が解決しようとする課題は、高開
口率で、且つ歩留まりが高く、しかも信号線とスイッチ
ング素子とを結ぶ配線抵抗の低い、アクティブマトリク
ス型表示装置を得るにはどのような手段を講じたらよい
かという点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
アクティブマトリクス型表示装置であって、マトリクス
状に配置された画素電極の各行の側方に行方向に沿って
走査線が形成され、前記画素電極の各列の側方に列方向
に沿って信号線が形成され、各画素電極毎にそれぞれ走
査線および信号線に接続されたスイッチング素子が設け
られ、相隣接する前記画素電極の行どうしの間部は、2
本の前記走査線が並んで存在する走査線形成領域と前記
走査線が存在しない非走査線形成領域とがあり、列方向
に沿って前記走査線形成領域と非走査線形成領域とが、
前記画素電極の行を介して交互に存在することを特徴と
している。
【0009】請求項1記載の発明においては、走査線形
成領域に2本の走査線が並んで形成されているため、走
査線形成領域を介して列方向に隣り合う2つの画素電極
に対応するスイッチング素子を両画素電極の間の領域
(走査線形成領域)に配置することが可能となり、両ス
イッチング素子に接続される信号線を共通化することが
可能となる。このため、画素電極の面積を増加が可能と
なり、開口率を向上させることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のア
クティブマトリクス型表示装置であって、前記非走査線
形成領域に臨む、当該非走査線形成領域を挟む両側の前
記画素電極の端縁部に渡って両端縁部を覆うように、絶
縁膜を介して補助容量電極が形成されていることを特徴
としている。
【0011】請求項2記載の発明においては、非走査線
形成領域に補助容量電極を形成したことにより、走査線
と補助容量電極とを離すことができ、走査線と補助容量
電極とが短絡するのを防止することができる。このた
め、アクティブマトリクス型表示装置の歩留まりを向上
させることができる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載のア
クティブマトリクス型表示装置であって、前記補助容量
電極は、前記走査線と同一材料膜で形成されていること
を特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明においては、走査線と
補助容量電極とを同一材料膜をパターニングして形成す
る場合に、走査線と補助容量電極とが離れて形成される
ため、短絡を起こしにくく、歩留まりを大幅に向上させ
ることができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載のアクティブマトリクス型表示装置
であって、前記スイッチング素子は薄膜トランジスタで
あり、ソース電極およびドレイン電極のうち一方の電極
が信号線に接続され、該一方の電極は、前記走査線形成
領域を挟む相隣接する2つの画素電極のそれぞれに対応
する前記薄膜トランジスタ相互間で共通に用いられた電
極であることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明においては、走査線が
ゲートラインであり、信号線と接続される、ソース電極
またはドレイン電極が、走査線形成領域を挟む画素電極
のそれぞれに対応する薄膜トランジスタで共通化される
ため、配線や薄膜トランジスタの配置スペースを縮小さ
せることができ、これに伴い開口率を高めることができ
る。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載のア
クティブマトリクス型表示装置であって、前記ソース電
極および前記ドレイン電極の幅寸法は、前記画素電極の
行方向の幅寸法に近似することを特徴としている。
【0017】請求項5記載の発明においては、請求項4
記載の発明の作用に加えて、ソース電極およびドレイン
電極の幅を画素電極の幅に近似させたことにより、画素
電極に接続されるソース電極またはドレイン電極が、当
該画素電極の端縁を覆うためブラックマスクとしての機
能を果たすという作用がある。
【0018】請求項6記載の発明は、アクティブマトリ
クス型表示装置であって、マトリクス状に配置された画
素電極の各行の側方に行方向に沿って走査線が形成さ
れ、前記画素電極の各列の側方に列方向に沿って信号線
が形成され、各画素電極毎にそれぞれ走査線および信号
線に接続されたスイッチング素子が設けられ、相隣接す
る前記画素電極の列どうしの間部は、前記信号線が2本
隣接して存在する信号線形成領域と、前記信号線が存在
しない非信号線形成領域と、があり、行方向に沿って前
記信号線形成領域と非信号線形成領域とが、前記画素電
極の列を介して交互に存在することを特徴としている。
【0019】請求項6記載の発明においては、信号線形
成領域に2本の信号線が並んで形成されているため、信
号線形成領域を介して行方向に隣り合う2つの画素電極
に対応する2つのスイッチング素子を両画素電極の間の
領域に配置することが可能となり省スペース化を図るこ
とができ、開口率を向上させることができる。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項6記載のア
クティブマトリクス型表示装置であって、前記非信号線
形成領域に臨む、当該非信号線形成領域を挟む両側の前
記画素電極の端縁部に、渡って両端縁部を覆うように、
絶縁膜を介して補助容量電極が形成されていることを特
徴としている。請求項8記載の発明は、請求項7記載の
アクティブマトリクス型表示装置であって、前記補助容
量電極は、前記信号線と同一材料膜で形成されているこ
とを特徴としている。
【0021】請求項7および請求項8に記載の発明にお
いては、非信号線形成領域に補助容量電極を形成したこ
とにより、信号線と補助容量電極とを離すことができ、
信号線と補助容量電極とが短絡するのを防止することが
できる。このため、アクティブマトリクス型表示装置の
歩留まりを向上させることができる。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項2、請求項
3、請求項7、請求項8のいずれかに記載のアクティブ
マトリクス型表示装置であって、前記補助容量電極は、
ブラックマスクとしての機能を備えることを特徴として
いる。
【0023】請求項9記載の発明おいては、補助容量電
極がブラックマスクとしての機能を備えるため、例えば
スイッチング素子や画素電極が形成された基板と、この
基板に対向する、ブラックマスクが形成されたもう一方
の基板と、に僅かに合わせずれが生じた場合でも補助容
量電極がブラックマスクとしての機能を有するため、こ
の合わせずれを吸収することができる。従って、開口率
が低下するのを防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るアクティブ
マトリクス型表示装置の詳細を実施形態に基づいて説明
する。 (実施形態1)図1〜図3は、この発明を透過型の液晶
表示装置に適用した実施形態1を示している。図1は本
実施形態の液晶表示装置におけるTFT基板に列方向に
並ぶ画素電極、配線およびTFTなどの配置を示す要部
平面図、図2は図1のX−Y断面に相当する液晶表示装
置の断面図、図3はTFT基板側の走査線、信号線およ
び画素電極の配置構造を示す平面説明図である。なお、
図2では偏光板やバックライトシステムなどを省略して
示している。
【0025】まず、本実施形態の液晶表示装置の構成の
詳細な説明に先駆けて、図3を用いて画素電極および信
号線、走査線の配置を説明する。同図中18は画素電極
であり、複数の画素電極18が行列をなすように配置さ
れている。そして、行方向に並ぶ画素電極群(以下、画
素行という)どうしの間の領域は、走査線としてのゲー
トライン15が行方向に沿って2本平行に形成される走
査線形成領域としてのゲート形成領域19と、ゲートラ
イン15が形成されない非走査線形成領域としての非ゲ
ート形成領域20とが、画素行を介して列方向に交互に
存在するようになっている。また、列方向に並ぶ画素電
極群(以下、画素列という)のそれぞれの側方には、信
号線としてのドレインライン22が列方向に沿って形成
されている。なお、図3における矢印は、ゲートライン
と選択される画素電極との位置関係を示している。
【0026】次に、図1および図2を用いて本実施形態
の液晶表示装置の構成を詳細に説明する。図2に示すよ
うに、本実施形態の液晶表示装置11は、相対向する一
対の、後ガラス基板(TFT基板)12と前ガラス基板
(コモン基板)13との間に液晶14が封止されて、大
略構成されている。
【0027】後ガラス基板12の、前ガラス基板13と
対向する面には、走査線としてのゲートライン15と、
このゲートライン15と同一材料膜でなる補助容量電極
16とが図1および図3に示すように配置、形成されて
いる。すなわち、各ゲート形成領域19には2本のゲー
トライン15が配置され、非ゲート形成領域20が存在
する部分には、この非ゲート形成領域20に臨む2つの
画素電極18の縁部にも重なるような領域に補助容量電
極16が配置されている。そして、これらゲートライン
15および補助容量電極16および後ガラス基板12を
覆うように、ゲート絶縁膜17が形成されている。そし
て、図1に示すように、ゲートライン15の上には、I
TO(indume tin oxide)でなる画素電極18が形成さ
れている。この画素電極18の配列は、上述したよう
に、行列をなすようにマトリクス状に配置されている。
また、画素行どうしの間は、上述のように画素行を介し
て交互にゲート形成領域19と非ゲート形成領域20と
が配置されている。なお、ゲート形成領域19の、列方
向の長さは、非ゲート形成領域20の同方向の長さより
長い寸法に設定されている。
【0028】また、ゲートライン15の上方で且つ画素
電極18の一側縁の側方に位置するゲート絶縁膜17の
上には、例えばアモルファスシリコンでなる半導体層2
1がパターン形成されている。この半導体層21の行方
向の長さ(幅寸法)は、隣接する画素電極18の一側縁
の寸法に近似した長さに設定されている。さらに、画素
列のそれぞれの側方には、上述したように、列方向に沿
ってドレインライン22が延在されている。そして、ゲ
ート形成領域19に相隣接して形成された半導体層2
1、21には、共通のドレイン電極23がドレインライ
ン22に接続するように形成されている。このドレイン
電極23の行方向の長さも、隣接する画素電極18の一
側縁の寸法に近似した長さに設定されている。ドレイン
電極23が接続された部分と反対側の半導体層21の部
分には、隣接する画素電極18と接続されるソース電極
24が形成されている。このソース電極24の行方向の
長さも、隣接する画素電極18の一側縁の長さに近似す
るように設定されている。なお、、このソース電極24
は、ドレイン電極23と同一の導電材料膜を加工するこ
とにより形成されている。
【0029】そして、図2に示すように、ソース電極2
4と半導体層21との間、およびドレイン電極23と半
導体層21との間には、それぞれ例えば不純物が導入さ
れたアモルファスシリコンでなるオーミックコンタクト
層25が介在されている。なお、図2中、符号26はソ
ース・ドレイン電極24、23およびオーミックコンタ
クト層25をエッチングするときにエッチングストッパ
として機能するチャネル保護層(ブロッキング層)であ
る。このように、ゲート形成領域19内の画素電極18
どうしで挟まれた各領域には、図1に示すように、ドレ
イン電極23を共通にする、スイッチング素子としての
2つのTFT27が設けられている。
【0030】さらに、後ガラス基板12側の表面には、
全面に亙って、前配向膜28が形成されている。なお、
図2中、符号29はTFT27を覆うように形成された
保護膜を示している。
【0031】次に、前ガラス基板13側の構成について
説明する。前ガラス基板13の、後ガラス基板12と対
向する面には、前ガラス基板13と後ガラス基板12と
が合わせずれなしにシール材(図示省略する)を介して
接合されたときに、後ガラス基板12側の画素電極18
の周縁より内側に開口縁が位置するように寸法・形状が
設定された、略格子状のブラックマスク29が形成され
ている。図1に示す一点鎖線は、前ガラス基板13と後
ガラス基板12とが合わせずれなしに接合されたときの
ブラックマスク29の開口縁29Aを示している。な
お、この状態において、ソース電極24の画素電極18
と接続する一側縁部24Aは、ブラックマスク29の開
口縁29Aより画素電極18の中心側に位置するように
設定されている。また、補助容量電極16の画素電極1
8と重なる側縁部16Aも、ブラックマスク29の開口
内側に位置するように設定されている。
【0032】また、ブラックマスク29の開口部には、
所定の色フィルタ30が配置され、ブラックマスク29
および色フィルタ30を覆うように保護膜31が形成さ
れている。さらに、保護膜31の上には、後配向膜32
が形成されている。
【0033】このような構成の、後ガラス基板12側
と、前ガラス基板13側とを、それぞれに形成された配
向膜28、32どうしが対向するように、上記したよう
に図示しないシール材を介して接合され、シール材と前
後ガラス基板13、12とで形成された空隙内に液晶1
4が封止されて、本実施形態の液晶表示装置11が構成
されている。
【0034】本実施形態の液晶表示装置の作用・効果に
ついて説明する。図4は、比較例を示す要部平面図であ
る。この比較例では、画素行どうしの間にそれぞれ1本
のゲートライン15を形成し、列方向の画素電極18ど
うしの間にそれぞれTFT27を配置、形成している。
図4に示すように、信号線としてのドレインライン22
から引き出したドレイン電極23の列方向の長さ(幅)
をA、ドレイン電極23から、このTFT27のソース
電極24が接続される画素電極18までの距離をB、ド
レイン電極23から列方向に隣接する画素電極18まで
の距離をCとすると、列方向に相隣接する画素電極18
どうしの距離S1はA+B+Cとなる。この距離S1
は、列方向に並ぶ画素電極18どうしの間で均一であ
る。
【0035】これに対して、図1に示すように、本実施
形態では、ドレイン電極23の列方向の長さ(幅)が比
較例と同様にA、ドレイン電極23と、このドレイン電
極23を共通に用いるTFT27、27のそれぞれのソ
ース電極24が接続される画素電極18への距離がB、
非ゲート形成領域20を挟む画素電極18どうしの距離
をDとすると、列方向に並んで相隣接する画素電極18
どうしの行間距離の平均S2は、A/2+B+D/2と
なる。S2からS1を引いた差は、A/2+C−D/2
となる。例えば、A=6μm、C=5μm、D=4μm
とすると、上記した差は、6μmとなる。つまり、この
分だけ本実施形態の液晶表示装置の方が、画素電極18
を列方向に長くすることができる。従って、本実施形態
の液晶表示装置11では、比較例よりも開口率を向上さ
せることができる。
【0036】また、本実施形態の液晶表示装置11で
は、図1に示したように、画素電極18にブラックマス
ク29の開口縁29Aより画素電極18の内部側へ出る
ように設定されており、且つソース電極24の行方向の
長さ(幅)が画素電極18の幅に近似した長さであるた
め、前ガラス基板13側と後ガラス基板12側との間に
僅かな合わせずれが生じた場合でも、ソース電極24が
ブラックマスクとしての遮光機能を有するため、開口率
が合わせずれによって変化することを防止することがで
きる。
【0037】さらに、本実施形態の液晶表示装置11で
は、ドレイン電極23の列方向の長さ(幅)寸法を従来
のドレイン電極と同程度にすることができ、しかもこの
長さ寸法内でゲートライン15どうしを離して形成する
ことができるため、ゲート形成領域19内に平行に並ぶ
2本のゲートライン15をフォトリソグラフィー技術お
よびエッチング技術を用いて、確実に離間させて形成す
ることができる。このため、歩留まりを低下させること
がない。また、本実施形態では、補助容量電極16が、
非ゲート形成領域20を挟む画素行で共通となるため、
従来のように画素行毎に形成する必要がない。すなわ
ち、補助容量電極16はゲートライン15から離れた位
置に形成され、しかも補助容量電極16の数が、従来に
比べて半減するため、開口率を向上させることができる
と共に、補助容量電極16とゲートライン15との間の
短絡が起きる可能性を低くすることができる。
【0038】また、本実施形態では、半導体層21、ソ
ース電極24、ドレイン電極23の行方向の長さ(幅)
寸法を、画素電極18の幅寸法に近似させたことによ
り、上記したブラックマスクとしての機能に加え、半導
体層21がアモルファスシリコンで形成されたTFT2
7であっても、配線抵抗が低くなり、且つトランジスタ
のチャネル幅が大きくなるため、高い駆動力を持つトラ
ンジスタとすることができる。
【0039】(実施形態2)本発明に係るアクティブマ
トリクス型表示装置の実施形態2を、図5を用いて説明
する。なお、本実施形態は、実施形態1と同様に、本発
明を液晶表示装置に適用したものである。本実施形態に
おいては、実施形態1の液晶表示装置11と同一部材に
は同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
【0040】本実施形態では、図5に示すように、画素
行どうしの間にゲートライン15が配置され、画素列ど
うしの間は、画素列を介してドレイン形成領域33と非
ドレイン形成領域34が交互に存在するように設定され
ている。ドレイン形成領域33には、列方向に沿って2
本のドレインライン22が形成され、非ドレイン形成領
域34には列方向に沿って1本の補助容量電極16が形
成されている。なお、画素電極18と補助容量電極16
は、図示しない絶縁膜を介して部分的に重なるように形
成されている。この補助容量電極16は、非ドレイン形
成領域34を挟む2つ画素電極18で共通となるように
形成されている。また、ドレインライン22と補助容量
電極16とは、同一材料で形成されている。なお、本実
施形態における他の構成は、上記した実施形態1と同様
である。
【0041】本実施形態では、補助容量電極16とドレ
インライン22とを離して形成することができるため、
これら相互間で短絡が発生するのを防止することがで
き、歩留まりを向上させることができる。また、本実施
形態でも、補助容量電極16の数を減少させることがで
きるため、開口率を向上させることができる。
【0042】以上、この発明を液晶表示装置に適用した
実施形態1および実施形態2について説明したが、この
発明はこれらに限定されるものではなく、構成の要旨に
付随する各種の変更が可能である。例えば、上記各実施
形態では、半導体層21をアモルファスシリコンで形成
したが、ポリシリコンを用いて形成することも勿論可能
である。また、上記した各実施形態では、色フィルタを
備えた液晶モードに設定したが、色フィルタを備えない
液晶モードに設定するなどの各種の変更が可能である。
【0043】また、上記した各実施形態では、画素配列
が単純マトリクスであったが、所謂デルタ配列の場合に
も本発明を適用することが可能である。本実施形態は液
晶表示装置に本発明を適用したが、例えばエレクトロル
ミネッセンス表示装置やプラズマディスプレイなどの各
種の表示装置に適用することが可能である。さらに、上
記した実施形態の液晶表示装置は、透過型の液晶表示装
置であったが、反射型であっても勿論よい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、高開口率で歩留まりの良好なアクティブマ
トリクス型表示装置を実現するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の液晶表示装置を示す要
部平面図。
【図2】図1のX−Y断面に相当する液晶表示装置の断
面図。
【図3】実施形態1における画素電極とゲートラインと
ドレインラインのレイアウトを示す平面説明図。
【図4】比較例を示す要部平面図。
【図5】この発明の実施形態2を示す要部平面図。
【図6】従来例を示す要部平面図。
【図7】従来例を示す要部平面図。
【図8】従来例を示す要部平面図。
【図9】従来例を示す要部平面図。
【符号の説明】
11 液晶表示装置 12 後ガラス基板 13 前ガラス基板 14 液晶 15 ゲートライン 16 補助容量電極 18 画素電極 19 ゲート形成領域 20 非ゲート形成領域 21 半導体層 22 ドレインライン 23 ドレイン電極 24 ソース電極 27 TFT 29 ブラックマスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された画素電極の各
    行の側方に行方向に沿って走査線が形成され、前記画素
    電極の各列の側方に列方向に沿って信号線が形成され、
    各画素電極毎にそれぞれ走査線および信号線に接続され
    たスイッチング素子が設けられ、 相隣接する前記画素電極の行どうしの間部は、2本の前
    記走査線が並んで存在する走査線形成領域と前記走査線
    が存在しない非走査線形成領域とがあり、 列方向に沿って前記走査線形成領域と非走査線形成領域
    とが、前記画素電極の行を介して交互に存在する、こと
    を特徴とするアクティブマトリクス型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記非走査線形成領域に臨む、当該非走
    査線形成領域を挟む両側の前記画素電極の端縁部に渡っ
    て両端縁部を覆うように、絶縁膜を介して補助容量電極
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載のアク
    ティブマトリクス型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記補助容量電極は、前記走査線と同一
    材料膜で形成されていることを特徴とする請求項2記載
    のアクティブマトリクス型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング素子は、薄膜トランジ
    スタであり、ソース電極およびドレイン電極のうち一方
    の電極が信号線に接続され、該一方の電極は、前記走査
    線形成領域を挟む相隣接する2つの画素電極のそれぞれ
    に対応する前記薄膜トランジスタ相互間で共通に用いら
    れた電極であることを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  5. 【請求項5】 前記ソース電極および前記ドレイン電極
    の幅寸法は、前記画素電極の行方向の幅寸法に近似する
    ことを特徴とする請求項4記載のアクティブマトリクス
    型表示装置。
  6. 【請求項6】 マトリクス状に配置された画素電極の各
    行の側方に行方向に沿って走査線が形成され、前記画素
    電極の各列の側方に列方向に沿って信号線が形成され、
    各画素電極毎にそれぞれ走査線および信号線に接続され
    たスイッチング素子が設けられ、 相隣接する前記画素電極の列どうしの間の領域は、2本
    の前記信号線が並んで存在する信号線形成領域と、前記
    信号線が存在しない非信号線形成領域と、があり、 行方向に沿って前記信号線形成領域と非信号線形成領域
    とが、前記画素電極の列を介して交互に存在する、こと
    を特徴とするアクティブマトリクス型表示装置。
  7. 【請求項7】 前記非信号線形成領域に臨む、当該非信
    号線形成領域を挟む両側の前記画素電極の端縁部に、渡
    って両端縁部を覆うように、絶縁膜を介して補助容量電
    極が形成されていることを特徴とする請求項6記載のア
    クティブマトリクス型表示装置。
  8. 【請求項8】 前記補助容量電極は、前記信号線と同一
    材料膜で形成されていることを特徴とする請求項7記載
    のアクティブマトリクス型表示装置。
  9. 【請求項9】 前記補助容量電極は、ブラックマスクと
    しての機能を備えることを特徴とする請求項2、請求項
    3、請求項7、請求項8のいずれかに記載のアクティブ
    マトリクス型表示装置。
JP18184397A 1997-06-24 1997-06-24 アクティブマトリクス型表示装置 Pending JPH1115024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18184397A JPH1115024A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 アクティブマトリクス型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18184397A JPH1115024A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 アクティブマトリクス型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1115024A true JPH1115024A (ja) 1999-01-22

Family

ID=16107795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18184397A Pending JPH1115024A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 アクティブマトリクス型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1115024A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277900A (ja) * 2000-12-25 2002-09-25 Kawasaki Microelectronics Kk 液晶表示装置および表示システム
JP2007264367A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Epson Imaging Devices Corp 液晶装置及び電子機器
JP2008009360A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶表示装置用アレイ基板及びその製造方法
JPWO2007097068A1 (ja) * 2006-02-24 2009-07-09 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板、表示装置、テレビジョン受像機
JPWO2009041112A1 (ja) * 2007-09-27 2011-01-20 シャープ株式会社 表示装置
US8168980B2 (en) 2006-02-24 2012-05-01 Sharp Kabushiki Kaisha Active matrix substrate, display device, television receiver, manufacturing method of active matrix substrate, forming method of gate insulating film
JP2013080261A (ja) * 2005-12-26 2013-05-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277900A (ja) * 2000-12-25 2002-09-25 Kawasaki Microelectronics Kk 液晶表示装置および表示システム
JP2013080261A (ja) * 2005-12-26 2013-05-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US8976308B2 (en) 2005-12-26 2015-03-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US9437623B2 (en) 2005-12-26 2016-09-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
JPWO2007097068A1 (ja) * 2006-02-24 2009-07-09 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板、表示装置、テレビジョン受像機
JP4588785B2 (ja) * 2006-02-24 2010-12-01 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板、表示装置、テレビジョン受像機
US7868960B2 (en) 2006-02-24 2011-01-11 Sharp Kabushiki Kaisha Active matrix substrate, display device, and television receiver
US8168980B2 (en) 2006-02-24 2012-05-01 Sharp Kabushiki Kaisha Active matrix substrate, display device, television receiver, manufacturing method of active matrix substrate, forming method of gate insulating film
JP2007264367A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Epson Imaging Devices Corp 液晶装置及び電子機器
JP4572854B2 (ja) * 2006-03-29 2010-11-04 ソニー株式会社 液晶装置及び電子機器
JP2008009360A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶表示装置用アレイ基板及びその製造方法
JPWO2009041112A1 (ja) * 2007-09-27 2011-01-20 シャープ株式会社 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3992797B2 (ja) 液晶表示装置
EP0450941B1 (en) An active matrix display device
KR100471397B1 (ko) 프린지 필드 스위칭 액정표시장치 및 그 제조방법
JP4392737B2 (ja) 液晶表示装置用アレー基板、及びその製造方法
JP3307150B2 (ja) アクティブマトリクス型表示装置
USRE43557E1 (en) Thin film transistor array panel for a liquid crystal display and a method for manufacturing the same
US7190000B2 (en) Thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
JP6388298B2 (ja) 薄膜トランジスター表示板
US8125584B2 (en) Liquid crystal display panel and liquid crystal display device
US6400427B1 (en) Active matrix liquid crystal display device
JPH08328040A (ja) アクティブマトリックス液晶ディスプレイデバイス
JP3792749B2 (ja) 液晶表示装置
JP3657702B2 (ja) 液晶表示装置
KR101006436B1 (ko) 표시 장치용 박막 트랜지스터 표시판
US8017947B2 (en) Thin film transistor array panel, display device including the same, and method thereof
US7932522B2 (en) Thin film transistor array panel and method for manufacturing the same
KR100997979B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
JP3935246B2 (ja) 液晶表示装置
JPH1184359A (ja) 液晶表示装置
JPH1115024A (ja) アクティブマトリクス型表示装置
JP2000098367A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH08160454A (ja) 液晶表示装置
US8773341B2 (en) Liquid crystal display device
US20120147285A1 (en) Liquid crystal display
JP2001021916A (ja) マトリクスアレイ基板