JPH11150167A - 標準試料の校正方法及び不純物濃度の定量方法 - Google Patents

標準試料の校正方法及び不純物濃度の定量方法

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JPH11150167A
JPH11150167A JP9332385A JP33238597A JPH11150167A JP H11150167 A JPH11150167 A JP H11150167A JP 9332385 A JP9332385 A JP 9332385A JP 33238597 A JP33238597 A JP 33238597A JP H11150167 A JPH11150167 A JP H11150167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】SIMS(2次イオン質量分析)測定プロファ
イルの不純物濃度の定量を行う方法の提供。 【解決手段】測定試料にMOS構造を構築し、パルスC
V測定とSIMS測定を同一の箇所で行ない、パルスC
Vから算出したキャリアの濃度プロファイルに、SIM
Sの不純物濃度プロファイルを一致させる事により、パ
ルスCV特性に裏付けされた不純物濃度の定量を可能と
する。また、複数の不純物の導入がある場合は、不純物
の導入毎のパルスCV特性の測定、SIMS測定、シミ
ュレーションによる不純物分布、キャリア濃度分布の予
測を行う事により、高濃度の不純物の導入がある場合に
は、逆の極性を持つ不純物で打ち返す事により、パルス
CVから算出したキャリア濃度分布にSIMSの不純物
濃度を合わせる事を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置等の不
純物濃度の定量方法に関し、特に、SIMSの不純物の
濃度の定量時に用いる、標準試料を校正する方法、およ
び、複数回の不純物の導入、高濃度の不純物の導入が行
われた試料の不純物濃度を定量する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表面近傍の、深さ方向の不純物分布を得
る方法は、70種類以上も創案されている。この中で、
SIMS分析(secondary ion mass
spectroscopy;二次イオン質量分析)
は、深さ方向の、微量元素の種類と量の情報が高感度で
得られることから広く用いられて来た。SIMSについ
ては、例えば文献(固体表面分析I,PP.196〜2
57,講談社刊、1995年)等が参照される。SIM
Sは、試料を破壊する分析方法であるが、試料を破壊し
ない分析方法として、RBS(Rutherford
backscattering method;ラザフ
ォード後方散乱分光法)等エネルギー散乱を用いる手
法、半導体特有の空乏層の変動を測定原理に用いた、パ
ルスCV測定による方法が用いられている。
【0003】SIMSによる、不純物分布の分析は、一
次イオンを試料に照射して、試料から放出される、二次
イオンを質量分析している為、基板中の不純物種が不活
性な場合や、高濃度の場合、界面からの距離が離れた基
板内部の解析も高感度で測定可能であるなど、他の測定
手法では追随できないような利点が大きい。しかしなが
ら、不純物濃度の定量を行う場合は、二次イオンの生成
過程が複雑、かつ、多様性があり、未だ解明されておら
ず、経験的な技法が実用化されている。最も一般的な方
法は、標準試料を用いる方法であるが、この手法を用い
た場合は、標準試料の良否、相対感度係数RSFの算出
方法、RSF日間誤差変動等により、十数%の誤差が入
り込む。SIMSは破壊分析方法であるため、RSFの
ゆらぎによる影響を複数回の測定による統計的手法を用
いて、不純物濃度を校正することは出来なかった。
【0004】非破壊分析方法である、パルスCV測定に
よるキャリア濃度分布の測定方法は、半導体の分野で
は、測定のし易さから、よく用いられている。パルスC
V測定からキャリア濃度分布を算出する手法(例えば、
文献(E.H.NICOLLIAN and J.R.B
REWS,MOS Physics and Tech
nology,pp.371〜422,JOHN WI
LEY & SONS,Inc.,1982)参照)を
用いると、パルスCV特性に裏付けされたキャリア濃度
分布を得ることが出来る。また、パルスCV測定は、非
破壊測定である為、複数回の測定を行うことが容易に出
来、測定装置に測定ゆらぎが存在していたとしても、統
計的手法を用いることにより、測定ゆらぎを消去するこ
とが可能である。
【0005】しかしながら、パルスCV測定からキャリ
ア濃度分布を得る手法は、電圧を印加した時の空乏層幅
の変化分から算出するため、不純物が複数存在する場合
には、全てを合成した時のキャリアの総量しか得ること
が出来ない。
【0006】高濃度の不純物が導入された場合は、パル
スCVから得られるキャリア濃度分布の範囲が非常に狭
くなるため、導入した不純物の全体プロファイルを得る
ことは出来なかった。また、不純物が不活性な場合、不
活性な不純物が電気特性には寄与しないため、不純物濃
度とキャリア濃度とが一致しなかった。
【0007】そのため、簡易に広範囲で高精度の不純物
濃度の定量が得られる方法が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の技術は下記記載の問題点を有している。
【0009】第1の問題点は、標準試料が存在しない場
合、SIMS測定では、高精度の不純物濃度の定量が出
来ない、ということである。
【0010】その理由は次の通りである。すなわち、S
IMS測定によって直接得られる値は、単位時間あたり
のイオン数である。このイオン生成過程が解明されてい
ないため、現在は、もっぱら経験的な手法(標準試料を
用いた検量線法)を用いる必要がある。たとえ標準試料
を用いた場合でも、相対感度係数RSFは、日間誤差が
大きい為、測定ゆらぎが存在し、またSIMSが破壊分
析手法であるため、統計的手法を用いて、測定結果のゆ
らぎを解消することが出来ず、不純物濃度の定量が困難
である、ためである。
【0011】第2の問題点は、パルスCVプロファイル
からキャリア濃度分布を算出する手法は、複数の不純物
種が測定領域中に存在する場合、不純物が不活性の場
合、高濃度不純物が存在する場合、広範囲に亘って、正
確な不純物濃度を得ることが出来ない、ということであ
る。
【0012】その理由は次の通りである。すなわち、パ
ルスCVからキャリア濃度分布を算出する際には、電圧
印加時の空乏層幅の変化を用いる。したがって、不純物
分布とキャリア濃度分布が一致する為には、キャリアと
なる不純物と比較する不純物が同一かつ唯一であり、な
おかつ、存在する不純物が全て活性であることが必要で
ある。また、高濃度に不純物が導入されている場合に
は、パルスCV特性から得られるキャリア濃度の範囲が
浅い領域のみに限定される等、精度が保証されたキャリ
ア濃度分布の範囲が限定されてしまい、結果として、任
意の深さでのキャリア濃度分布を得ることが出来ない為
である。
【0013】SIMS測定を用いて不純物濃度を得る為
には、不純物濃度分布が確定した、標準試料が必要であ
る。しかし、必ずしも必要な元素の標準試料が手に入る
とは限らない。また、標準試料が存在する場合も、測定
ゆらぎにより、不純物濃度が変動することや、SIMS
測定が破壊測定である為に統計的手法を用いたゆらぎの
解消が困難であることから、必ずしも正確な不純物濃度
が得られるとは限らない。
【0014】一方、パルスCV測定を用いて、キャリア
濃度分布を得る為には、複数の不純物が導入されている
場合には、それぞれを分離することが困難である。そし
て、導入された不純物が高濃度の場合には、界面近傍の
みのキャリア濃度分布しか得られないという問題もあ
る。さらに、不純物が不活性な場合には、キャリア濃度
分布と不純物濃度分布が一致しない。
【0015】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、測定深さが広範囲
とし、複数の不純物の導入に対応可能とし、不活性な不
純物に対しても測定が可能である、というSIMSの利
点と、パルスCVからキャリア濃度の絶対値が求められ
る、という利点の両方を具備し、広範囲の深さに対し、
電気特性に裏付けされた不純物分布を得る標準試料及び
その校正方法及び不純物濃度の定量方法を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本願第1発明に係る標準試料の校正方法は、均一な
酸化膜を基板表面に作成する第1のステップと、前記試
料に、測定対象とする不純物を1種類のみ、イオン注入
等により基板中に導入する第2のステップと、前記試料
を、窒素アニール等により、導入した不純物を全量活性
化させる第3のステップと、前記試料に、アルミ等を堆
積させて電極を構成し、MOS構造を完成させる第4の
ステップと、前記試料の底面と、前記酸化膜上に形成し
た電極を用いて、パルスCV特性の測定を行う第5のス
テップと、前記測定により得られたCV特性から、キャ
リアの深さ方向の濃度分布を算出する、第6のステップ
と、前記試料から、前記第4のステップにて堆積させ
た、電極材料を剥離する第7のステップと、前記試料上
の、パルスCV測定箇所と同一位置のSIMS測定を行
う第8のステップと、前記SIMS測定から得られた、
深さ方向の観測イオン数と、前記第6のステップにて算
出した、キャリア濃度分布とが一致するように、相対感
度係数RSFを変更し、不純物濃度を定量する第9のス
テップと、前記試料を、次回以降の、SIMS測定用の
標準試料として用い、測定対象のSIMS測定を行う第
10のステップと、を少なくとも有しており、特に、前
記第9のステップにおいて、SIMSプロファイルをキ
ャリア濃度分布と一致させ、標準試料の不純物濃度を校
正することを特徴とする。
【0017】本願第2発明に係る、複数回の不純物の導
入が行われる試料の不純物濃度を定量する方法は、不純
物の導入毎に基板の抜き取りが可能なように、不純物の
導入回数分、パターンを形成させない基板を、プロセス
開始時に混入させる、第1のステップと、不純物の導入
が発生する毎に基板の抜き取りを行う、第2のステップ
と、前記抜き取った基板に対し、酸化膜が存在しない場
合には酸化膜を形成する、第3のステップと、前記抜き
取った基板に対し、導入した不純物が不活性の場合に、
活性化の為に窒素アニール等を行なう、第4のステップ
と、前記抜き取った基板に対し、水銀プローバ等の電極
を内蔵するパルスCV特性測定装置を用いてCV測定を
行う、第5のステップと、前記CV特性からキャリアの
濃度分布を算出する、第6のステップと、前記CV測定
箇所と同一箇所のSIMS測定を行う、第7のステップ
と、不純物の導入が始めての場合、前記第6のステップ
にて得られた、キャリアの濃度分布に前記7のステップ
にて得られたSIMSの不純物濃度を校正する、第8の
ステップと、次回の不純物導入直前までのプロセスのシ
ミュレーションを行い、不純物分布を予測する、第9の
ステップと、不純物の導入が2回目以降の場合、前記第
9のステップにて予測した、不純物導入直前の不純物分
布と、今回の不純物導入後のキャリア濃度分布の実測値
とを比較し、今回導入された不純物のドーズ量を算出す
る、第10のステップと、前記第10のステップにて算
出したドーズ量に、SIMSプロファイルのドーズ量が
一致するように不純物濃度を決定する第11のステップ
と、次回の不純物導入直前までのプロセスのシミュレー
ションを行い、不純物分布を予測する、第12のステッ
プと、全ての不純物の導入が完了するまで、第2から1
2迄の各ステップを繰り返す第13のステップと、を少
なくとも有しており、特に、前記第9、12のステップ
において、次回の不純物導入迄のプロセスのシミュレー
ションを行い、キャリア濃度分布を予測し、測定値との
ドーズ量の差を用いて、SIMSプロファイルの不純物
濃度を校正することを特徴する。
【0018】本願第3発明に係る、高濃度の不純物の導
入が行われる試料の不純物分布を校正する方法は、高濃
度の不純物の導入終了後に基板の抜き取りが出来るよう
に、パターンの形成を行わない基板を用意する、第1の
ステップと、高濃度の不純物の導入後に基板の抜き取り
を行う、第2のステップと、前記第2のステップにて抜
き取った基板に対し、導入された不純物とは逆性の不純
物の導入を行う、第3のステップと、前記不純物の打ち
返しを行った試料に対し、酸化膜が存在しない場合には
酸化膜を形成する、第4のステップと、前記抜き取った
基板に対し、不純物が不活性な場合は、活性化の為の窒
素アニール等を行う、第5のステップと、前記抜き取っ
た基板に対し、水銀プローバ等の電極を内蔵するパルス
CV特性測定装置を用いてCV測定を行う、第6のステ
ップと、前記CV特性からキャリアの濃度分布を算出す
る、第7のステップと、前記CV測定箇所と同一箇所の
元の導入不純物と、打ち返しに使用した不純物の両イオ
ンSIMS測定を行う、第8のステップと、前記第8の
ステップにて得られた、2イオン種のSIMSプロファ
イルを合成し、キャリアの深さ方向の濃度分布を予測す
る第9のステップと、前記第7のステップにて得られ
た、浅い領域にピークが発生する、CVプロファイルか
ら算出したキャリア濃度分布と、第9のステップにて得
られた、SIMSから予測したキャリア濃度分布の、浅
い位置に発生するピークが一致するように、SIMSの
不純物濃度を決定する、第10のステップと、を少なく
とも有しており、前記第3のステップにおいて、不純物
の打ち返しを行うことによって、キャリア濃度分布の浅
い領域にピークを発生させ、第10のステップにて、キ
ャリア濃度とSIMSプロファイルとの比較校正を可能
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、その好ましい実施の形態において、測
定試料にMOS構造を形成し、パルスCV測定とSIM
S測定を同一の箇所で行ない、パルスCVから算出した
キャリアの濃度プロファイルに、SIMSの不純物濃度
プロファイルを一致させることにより、パルスCV特性
に裏付けされた不純物濃度の定量を可能とする。
【0020】また、本発明の実施の形態においては、複
数の不純物の導入がある場合には、不純物の導入毎のパ
ルスCV特性の測定、SIMS測定、シミュレーション
による不純物分布、キャリア濃度分布の予測を行い、特
に、高濃度の不純物の導入がある場合には、逆の極性を
持つ不純物で打ち返すことにより、パルスCVから算出
したキャリア濃度分布に、SIMSの不純物濃度を合わ
せることを可能にする。
【0021】より詳細には、本発明の実施の形態におい
ては、複数回の不純物の導入が行われる試料の不純物濃
度を定量する方法において、MOS構造を形成した試料
のパルスCV特性からキャリアの濃度分布を算出し、前
記パルスCV測定箇所と同一箇所のSIMS測定を行
い、算出されたキャリアの濃度分布にSIMSの不純物
濃度を校正する。
【0022】そして次回の不純物導入直前までのプロセ
スのシミュレーションを行い、不純物分布を予測し、不
純物の導入が2回目以降の場合、不純物導入直前の不純
物分布と、今回の不純物導入後のキャリア濃度分布の実
測値とを比較し、今回導入された不純物のドーズ量を算
出し、前記算出したドーズ量に、SIMSプロファイル
のドーズ量が一致するように不純物濃度を校正する。
【0023】そして、校正したSIMSプロファイルを
用いて次回の不純物導入前までのプロセスのシミュレー
ションを行い不純物導入前のプロファイルを算出する。
【0024】また、本発明の実施の形態においては、高
濃度の不純物の導入後に基板に対して、導入された不純
物とは逆性の不純物の導入を行い、キャリア濃度分布の
浅い領域にピークを発生させ、パルスCV特性の測定か
らキャリアの濃度分布を算出し、CV測定箇所と同一箇
所の元の導入不純物と、打ち返しに使用した不純物の両
イオンSIMS測定を行い、両イオン種のSIMSプロ
ファイルを合成し、キャリアの深さ方向の濃度分布を予
測し、浅い領域にピークが発生する、CVプロファイル
から算出したキャリア濃度分布と、SIMSから予測し
たキャリア濃度分布の、浅い位置に発生するピークが一
致するように、SIMSの不純物濃度を校正する。
【0025】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0026】[実施例1]図5は、本発明の不純物濃度
の定量方法の一実施例を説明するためのブロック図であ
る。
【0027】図5を参照すると、電気特性であるパルス
CV測定と、SIMS測定を同一試料の同一の領域で行
う(ブロック401)。パルスCV測定からは、キャリ
アの濃度分布を算出し、SIMSからは、不純物の濃度
分布を得る(図7、及び図6参照)。図7は、パルスC
V測定からリバースプロファイリング手法を用いて求め
たキャリア濃度プロファイルの一例を示す図であり、横
軸は深さ、縦軸はキャリア密度である。また図6は図7
と同一試料の同一箇所をSIMS測定した不純物濃度の
プロファイルである。
【0028】ブロック401で算出したキャリア濃度分
布に不純物分布を合わせる(ブロック402)(図8参
照)。その結果、ブロック403にて、パルスCVに裏
付けされた不純物濃度分布を得ることが可能である。
【0029】図1は、本発明の一実施例の処理フローを
示すフローチャートである。
【0030】図1を参照すると、まず、ステップ101
にて、基板表面に、均一かつ均質の酸化膜を生成し、そ
の酸化膜厚を測定する。
【0031】次にステップ102にて、イオン注入手法
等(固相拡散等も含む)を用いて、不純物を基板中に導
入する。
【0032】イオン注入等によって、不純物を導入した
場合には、不純物が不活性な為、ステップ103にて、
窒素アニール(窒素雰囲気中でのアニール処理)等の手
法により、導入した不純物を全量活性化する。
【0033】ステップ104では、パルスCV測定用
に、酸化膜上部にアルミニウム等の電極となる材質を堆
積させる。なお、水銀プローバのように、CV測定装置
自身が電極を内蔵している場合には、ステップ104、
及び、後述するステップ107は不要となる。
【0034】ステップ105で、パルスCV測定を行
う。
【0035】ステップ106にて、上記ステップ105
にて測定した、パルスCV特定から、空乏層の伸びを計
算し、深さ方向のキャリア濃度分布へと換算する。
【0036】ステップ107にて、上記ステップ104
にて形成した電極材質を剥離する。
【0037】ステップ108にて、上記ステップ105
にてCV測定した箇所と同一箇所のSIMS測定を行
う。
【0038】ステップ109にて、上記ステップ106
にて得られたキャリアプロファイルに、ステップ109
にて得られた不純物プロファイルが一致するようにSI
MSの不純物濃度を校正する。
【0039】ステップ110では、上記ステップ101
からステップ109によって、この試料の不純物濃度が
定量されたため、この試料を標準試料として用い、他の
条件の不純物濃度を定量する。
【0040】本実施例では、不純物の導入も行っている
が、既に、一種類の不純物が導入された、不純物が活性
である試料が存在する場合には、ステップ105以降を
行うだけで、試料の定量が可能であり、一般に市販され
ている標準試料の校正にも使用することが出来る。
【0041】[実施例2]本発明を第2の実施例につい
て説明する。図2及び図3は、本発明の第2の実施例の
処理フローを示すフローチャートである。なお、図2及
び図3は、単に図面作成の都合で分図されたものであ
る。
【0042】前記実施例1では、理想的な試料の不純物
濃度の定量方法について説明したが、パルスCV測定結
果を不純物濃度の定量に用いているため、パルスCV測
定の欠点を補うことが必要となる。
【0043】本発明の第2の実施例では、通常のCV測
定ではキャリア濃度分布の解析が困難な複数の不純物の
導入が行われる場合について説明する。
【0044】図2を参照すると、ステップ201にて、
不純物分布を得ることが必要なデバイスの、プロセス中
で導入する不純物と同一枚数の、パターンを形成しな
い、プロセス途中にて抜き取る為の基板を、通常のデバ
イス作成時に混入させる。
【0045】ステップ202にて、不純物の導入を行
う。
【0046】ステップ203にて、抜き取り用の基板を
1枚抜き取る。
【0047】ステップ204,205にて、上記ステッ
プ203で抜き取った基板表面に、酸化膜が無い場合に
は、酸化膜の形成を行う。
【0048】ステップ206,207にて、前記抜き取
った基板の不純物が不活性である場合は、窒素アニール
等により、不純物を全数活性化させる。
【0049】ステップ208にて、水銀プローバのよう
に、電極を内蔵したパルスCV測定装置を用いてパルス
CV特性を測定する。
【0050】ステップ209にて、上記ステップ208
で測定したパルスCV特性から、空乏層の伸びを計算
し、深さ方向のキャリア濃度分布へと換算する。
【0051】ステップ210にて、上記ステップ209
にてCV測定した箇所と同一箇所のSIMS測定を行
う。
【0052】つづいて図3を参照すると、ステップ21
1にて、不純物の導入回数を確認し、始めての場合には
ステップ212へ、2回目以降の場合は、ステップ11
3へ進む。
【0053】ステップ212は、不純物の導入が始めて
の場合であり、この場合、前記実施例1と同様、上記ス
テップ209にて得られたキャリアプロファイルに、上
記ステップ210で得られた不純物プロファイルが一致
するように、SIMSプロファイルの不純物濃度を校正
する。
【0054】ステップ213は、不純物の導入が2回目
以降の場合であり、この場合、前回の不純物導入時に、
ステップ215にて、シミュレーションによって予測し
た、不純物導入前の、キャリアのプロファイルと、上記
ステップ209にて算出したキャリアプロファイルとを
比較し、ドーズ量を算出する。
【0055】ステップ214では、上記ステップ210
にて算出した、SIMSプロファイルと前回のSIMS
プロファイルの差分が、上記ステップ213にて求め
た、ドーズ量と一致するように、SIMSプロファイル
の不純物濃度を校正する。
【0056】ステップ215では、現在の校正後のプロ
ファイルを初期データとし、次回の不純物の導入前まで
のプロセスを、シミュレーションし、次回の不純物の導
入前の不純物プロファイル、キャリアプロファイルを予
測する。
【0057】ステップ216では、不純物の導入が完了
したか否かを判定し、不純物の導入完了していない場合
には、ステップ202からステップ215までを繰り返
し、全不純物の導入が完了している場合には、基板の抜
き取り、不純物分布の分析を完了する。
【0058】[実施例3]本発明を第3の実施例につい
て説明する。図3は、本発明の第3の実施例の処理フロ
ーを説明するためのフローチャートである。
【0059】本発明の第3の実施例では、通常のパルス
CV測定結果から算出したキャリア濃度分布ではSIM
Sプロファイルの校正が困難な高濃度の不純物の導入が
行われる場合について、本発明を適用したものであり、
導入した不純物が全数活性化出来る場合の例について説
明する。
【0060】図4を参照すると、ステップ301にて、
パターンを形成しない、プロセス途中にて抜き取る為の
基板、通常のデバイス作成時に混入させる。
【0061】ステップ302にて、高濃度の不純物Aの
導入を行う。
【0062】ステップ303にて、抜き取り用の基板を
抜き取る。
【0063】ステップ304にて、上記ステップ303
にて抜き取った基板に対し、上記ステップ302で導入
した不純物とは逆の極性を持つ、不純物Bの導入を行
う。
【0064】ステップ305にて、上記ステップ203
にて抜き取った基板表面の、酸化膜の有無を確認し、酸
化膜が存在しない場合には、ステップ307へ分岐し、
存在する場合は、ステップ306へと分岐する。
【0065】ステップ306では、窒素アニール等を用
いて、上記ステップ304にて導入した不純物B、およ
び不純物Aの全数活性化を行う。
【0066】同様にして、ステップ307では、酸化膜
の形成と、導入不純物A,Bの全数活性化を行う。
【0067】次にステップ308にて、水銀プローバの
ように、電極を内蔵したパルスCV測定装置を用い、パ
ルスCV特性を測定する。
【0068】ステップ309にて、上記ステップ308
にて測定した、パルスCV特性から、空乏層の伸びを計
算し、深さ方向のキャリア濃度分布へと換算する。
【0069】上記ステップ304にて打ち返しているた
め、浅い領域にピークが発生し、後のステップ312に
て不純物濃度の校正が可能になる。
【0070】ステップ310にて、上記ステップ309
にてCV測定した箇所と同一箇所のSIMS測定を行
う。
【0071】ステップ311にて、上記ステップ310
にて測定したSIMSプロファイルを用いて、キャリア
濃度分布を予測する。
【0072】ステップ312にて、上記ステップ311
にて、予測したキャリア濃度分布が、上記ステップ30
9にて算出したキャリア濃度分布に一致するよう、上記
ステップ310にて測定したSIMSプロファイルの不
純物濃度を定量する。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0074】本発明の第1の効果は、SIMSプロファ
イルの不純物濃度の定量を可能とする、ということであ
る。
【0075】その理由は、本発明においては、パルスC
V測定から求めたキャリア濃度分布を用いてSIMSの
不純物濃度を定量することを可能としたためである。
【0076】本発明の第2の効果は、複数の不純物が導
入されている場合でも、不純物濃度の定量を可能として
いる、ということである。
【0077】その理由は、本発明においては、不純物の
導入毎に、SIMS測定、CV測定、一回前の測定結果
を用いたシミュレーションを行い、不純物濃度分布とキ
ャリア濃度分布の予測値、実測値との差から、不純物濃
度のドーズ量を算出し、SIMSの不純物濃度の定量を
行うことを可能としたためである。
【0078】本発明の第3の効果は、高濃度の不純物が
導入されている場合でも、不純物濃度の定量を可能とし
ている、ということである。
【0079】その理由は、本発明においては、導入され
た高濃度の不純物とは逆の極性の不純物を、後から導入
し、CV測定でプロファイルが得られるような浅い領域
に、プロファイルのピークを作ることにより、SIMS
の不純物濃度の定量を可能としたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の処理フローを説明する
ためのフローチャートである。
【図2】本発明の第2の実施例の処理フローを説明する
ためのフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例の処理フローを説明する
ためのフローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施例の処理フローを説明する
ためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】ある試料を標準試料として定量した場合のSI
MS測定による不純物分布の一例を示す図である。
【図7】図6と同様の試料を、パルスCV測定を行い、
キャリア濃度分布(プロファイル)を算出した場合の一
例を示す図である。
【図8】図6の不純物プロファイルを図7のキャリア濃
度プロファイルに一致させた例を示す図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準試料の校正方法において、 (a)均一な酸化膜を基板表面に作成する第1のステッ
    プと、 (b)前記試料に、測定対象とする不純物を1種類の
    み、イオン注入等により、基板中に導入する第2のステ
    ップと、 (c)前記試料を、窒素アニール等により、導入した不
    純物を全量活性化させる第3のステップと、 (d)前記試料に、電極用材料を堆積させて電極を構成
    し、MOS構造を完成させる第4のステップと、 (e)前記試料の底面と、前記酸化膜上に形成した電極
    を用いて、パルスCV特性の測定を行う第5のステップ
    と、 (f)前記測定により得られたCV特性から、キャリア
    の深さ方向の濃度分布を算出する第6のステップと、 (g)前記試料から、前記第4のステップにて堆積させ
    た、電極材料を剥離する第7のステップと、 (h)前記試料上の、パルスCV測定箇所と同一位置の
    SIMS測定を行う第8のステップと、 (i)前記SIMS測定から得られた、深さ方向の観測
    イオン数と、前記第6のステップにて算出した、キャリ
    ア濃度分布とが一致するように、相対感度係数RSFを
    変更し、不純物濃度を定量する第9のステップと、 (j)前記試料を、次回以降の、SIMS測定用の標準
    試料として用い、測定対象のSIMS測定を行う第10
    のステップと、 を含み、 前記第9のステップにおいて、SIMSプロファイルを
    キャリア濃度分布と一致させ、標準試料の不純物濃度を
    校正する、ことを特徴とする不純物濃度定量方法。
  2. 【請求項2】複数回の不純物の導入が行われる試料の不
    純物濃度を定量する方法において、 (a)不純物の導入毎に基板の抜き取りが可能なよう
    に、不純物の導入回数分、パターンを形成させない基板
    を、プロセス開始時に混入させる、第1のステップと、 (b)不純物の導入が発生する毎に、基板の抜き取りを
    行う、第2のステップと、 (c)前記抜き取った基板に対し、酸化膜が存在しない
    場合には酸化膜を形成する第3のステップと、 (d)前記抜き取った基板に対し、導入した不純物が不
    活性の場合に、活性化の為に窒素アニール等を行なう第
    4のステップと、 (e)前記抜き取った基板に対して、水銀プローバ等の
    電極を内蔵するパルスCV特性測定装置を用いてCV測
    定を行う第5のステップと、 (f)前記CV特性から、キャリアの濃度分布を算出す
    る第6のステップと、 (g)前記CV測定箇所と同一箇所のSIMS測定を行
    う、第7のステップと、 (h)不純物の導入が始めての場合、前記第6のステッ
    プにて得られた、キャリアの濃度分布に、前記7のステ
    ップにて得られた、SIMSの不純物濃度を校正する第
    8のステップと、 (i)次回の不純物導入直前までのプロセスのシミュレ
    ーションを行い、不純物分布を予測する第9のステップ
    と、 (j)不純物の導入が2回目以降の場合、前記第9のス
    テップにて予測した、不純物導入直前の不純物分布と、
    今回の不純物導入後のキャリア濃度分布の実測値とを比
    較し、今回導入された不純物のドーズ量を算出する第1
    0のステップと、 (k)前記第10のステップにて算出した、ドーズ量
    に、SIMSプロファイルのドーズ量が一致するよう
    に、不純物濃度を決定する第11のステップと、 (l)次回の不純物導入直前までのプロセスのシミュレ
    ーションを行い、不純物分布を予測する第12のステッ
    プと、 (m)全ての不純物の導入が完了するまで、前記第2か
    ら12迄の各ステップを繰り返すように制御する第13
    のステップと、 を少なくとも含み、 前記第9のステップ、および前記12のステップにおい
    て、次回の不純物導入迄のプロセスのシミュレーション
    を行い、キャリア濃度分布を予測し、測定値とのドーズ
    量の差を用いて、SIMSプロファイルの不純物濃度を
    校正する、ことを特徴する定量方法。
  3. 【請求項3】高濃度の不純物の導入が行われる試料の不
    純物分布を校正する方法において、 (a)高濃度の不純物の導入終了後に基板の抜き取りが
    出来るように、パターンの形成を行わない基板を用意す
    る第1のステップと、 (b)高濃度の不純物の導入後に基板の抜き取りを行う
    第2のステップと、 (c)前記第2のステップにて抜き取った基板に対し、
    導入された不純物とは逆性の不純物の導入を行う第3の
    ステップと、 (d)前記不純物の打ち返しを行った試料に対し、酸化
    膜が存在しない場合には酸化膜を形成する第4のステッ
    プと、 (e)前記抜き取った基板に対し、不純物が不活性な場
    合には、活性化の為の窒素アニール等を行う第5のステ
    ップと、 (f)前記抜き取った基板に対し、水銀プローバ等の電
    極を内蔵するパルスCV特性測定装置を用いてCV測定
    を行う第6のステップと、 (g)前記CV特性から、キャリアの濃度分布を算出す
    る第7のステップと、 (h)前記CV測定箇所と同一箇所の元の導入不純物
    と、打ち返しに使用した不純物の両イオンSIMS測定
    を行う第8のステップと、 (i)前記第8のステップにて得られた、2イオン種の
    SIMSプロファイルを合成し、キャリアの深さ方向の
    濃度分布を予測する第9のステップと、 (j)前記第7のステップにて得られた、浅い領域にピ
    ークが発生する、CVプロファイルから算出したキャリ
    ア濃度分布と、前記第9のステップにて得られた、SI
    MSから予測したキャリア濃度分布の、浅い位置に発生
    するピークが一致するように、SIMSの不純物濃度を
    決定する第10のステップと、 を少なくとも含み、 前記第3のステップにおいて、不純物の打ち返しを行う
    ことによって、キャリア濃度分布の浅い領域にピークを
    発生させ、前記第10のステップにて、キャリア濃度と
    SIMSプロファイルとの比較校正を可能とする、こと
    を特徴とする定量方法。
  4. 【請求項4】MOS構造を含む試料のパルスCV特性の
    測定からキャリアの濃度分布を算出し、SIMS測定を
    同一試料の同一の領域で行って不純物の濃度分布へ換算
    し、 算出されたキャリア濃度分布にSIMSによる不純物濃
    度プロファイルをスケーリングして合わせ、パルスCV
    測定による電気特性に裏付けされた不純物濃度分布を得
    ることを可能としたことを特徴とする不純物濃度の定量
    方法。
  5. 【請求項5】(a)MOS構造を含む試料のパルスCV
    特性の測定からキャリアの濃度分布を算出し、前記パル
    スCV特性測定箇所と同一箇所のSIMS測定を行い、 (b)前記算出されたキャリアの濃度分布にSIMSの
    不純物濃度を校正し、 (c)次回の不純物導入直前までのプロセスのシミュレ
    ーションを行って、不純物分布を予測し、不純物の導入
    が2回目以降の場合、該不純物導入直前の不純物分布
    と、今回の不純物導入後のキャリア濃度分布の実測値と
    を比較して、今回導入された不純物のドーズ量を算出
    し、前記算出したドーズ量に、SIMSプロファイルの
    ドーズ量が一致するように不純物濃度を校正し、 (d)校正したSIMSプロファイルを用いて次回の不
    純物導入前までのプロセスのシミュレーションを行い、
    不純物導入前のプロファイルを算出する、 ことを特徴する定量方法。
  6. 【請求項6】(a)高濃度の不純物の導入後に基板に対
    して前記導入された不純物とは逆性の不純物の導入を行
    い、キャリア濃度分布の浅い領域にピークを発生させ、 (b)パルスCV特性の測定からキャリアの濃度分布を
    算出し、前記CV測定箇所と同一箇所の元の導入不純物
    と、打ち返しに使用した不純物の両イオンSIMS測定
    を行い、両イオン種のSIMSプロファイルを合成し、
    キャリアの深さ方向の濃度分布を予測し、 (c)浅い領域にピークが発生する、パルスCV特性の
    プロファイルから算出したキャリア濃度分布と、SIM
    S測定から予測したキャリア濃度分布の、浅い位置に発
    生するピークが一致するように、SIMSの不純物濃度
    プロファイルを校正する、ことを特徴する定量方法。
  7. 【請求項7】(a)MOS構造試料のパルスCV特性の
    測定からキャリアの濃度分布を算出する手順、 (b)同該試料の同一の領域のSIMS測定から不純物
    の濃度分布へ換算する手順、 (c)算出されたキャリア濃度分布にSIMSによる不
    純物濃度プロファイルをスケーリングして合わせ、パル
    スCV測定による電気特性に裏付けされた不純物濃度分
    布を得る手順、の上記各手順(a)〜(c)をコンピュ
    ータで実行させるためのプログラムを記録した記録媒
    体。
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