JPH11149969A - 半導体装置の検査装置用ソケット - Google Patents

半導体装置の検査装置用ソケット

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JPH11149969A
JPH11149969A JP9312255A JP31225597A JPH11149969A JP H11149969 A JPH11149969 A JP H11149969A JP 9312255 A JP9312255 A JP 9312255A JP 31225597 A JP31225597 A JP 31225597A JP H11149969 A JPH11149969 A JP H11149969A
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semiconductor device
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Shigeo Ikeda
重男 池田
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/484Connecting portions
    • H01L2224/48463Connecting portions the connecting portion on the bonding area of the semiconductor or solid-state body being a ball bond
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/85Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a wire connector
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置のバーンインなどによる検査の際
に、半導体装置と検査装置との電気的接続を確実に行な
うことができ、狭ピッチ化が可能で、耐熱性に優れ、低
コストな半導体装置の検査装置用ソケットを提供する。 【解決手段】半導体装置の電気的試験を行なう検査装置
と半導体装置とを電気的に接続するソケットであって、
半導体装置の電極と当接する金属材料からなりかつ弾性
を有するコイルスプリング6と、検査装置と電気的に接
続され、コイルスプリング6が直接形成されている配線
基板2とを有するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の検査
装置用ソケットに係わり、特に、当該ソケットと半導体
装置の各電極とを電気的に接続する構造に特徴を有する
半導体装置の検査装置用ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、半導体装置の製造工程の検査
工程においては、製品の品質および信頼性レベルを得る
ため、バーンイン装置によってスクリーニング試験を行
なう。バーンイン装置による試験は、半導体デバイスを
高温下において、定格もしくはそれを越える電源電圧を
印加し、デバイスに電流を流して、温度および電圧スト
レスをデバイスに加える、あるいはデバイスの入力回路
に実動作に近い信号を印加して行なう試験である。この
バーンイン装置による試験によって、半導体装置の品質
および信頼性レベルを得ることができ、潜在欠陥を有す
る製品を除去することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の半導
体装置の縮小化および電極の多ピン化に伴い、電極パッ
ドのピッチが狭小化されてきている。このため、試験装
置と半導体装置との電気的接続はピッチが狭小化された
電極パッドに接触子を同時にかつ確実に接触させる必要
があるため、難しくなってきている。
【0004】たとえば、バーンイン装置による試験を、
ダイシング工程を経てウェハから個々の半導体チップに
分離された状態で行なう場合には、たとえば、図6に示
すような方法を採っていた。図6において、基板(Thin
-Film Substrate)105上に金メッキされたコンポジッ
トバンプ104をパターニング形成する。コンポジット
バンプ104と図示しない検査装置とは基板105を介
して電気的に接続されている。なお、図中103は絶縁
膜である。そして、コンポジットバンプ104に半導体
チップ101のパッド102を押し当てることにより、
半導体チップ101と検査装置を電気的接続する。この
とき、コンポジットバンプ104と半導体チップ101
のパッド102とのコンタクト性(接触性)を向上させ
るため、基板105の下部に弾性を有するゴム板を設け
る。
【0005】しかしながら、図6に示すような方法で
は、コンポジットバンプ104がパターニングされた基
板105の製造は高コストとなるという問題がある。ま
た、コンポジットバンプ104とパッド102とのコン
タクト性はゴム板を敷くことによって向上するが、十分
でない場合もある。
【0006】一方、バーンイン装置による試験をウェハ
状態で行なう場合には、例えば、図7に示すような方法
を採っていた。図7において、図示しない検査装置と電
気的に接続される配線基板201に弾性を有する異方導
電性ゴム202が設けられている。異方導電性ゴム20
2は、配線基板201に設けられた配線と電気的に接続
されている。異方導電性ゴム202の先端には、バンプ
付きポリイミド・フィルム203が設けられ、バンプ2
04と異方導電性ゴム202とが電気的に接続されてい
る。このバンプ204をウェハW上に形成されたパッド
205に押し付けることにより、検査装置とウェハWと
の電気的接続を行なう。
【0007】また、別の方法としては、例えば、図8に
示すように、バンプ付きポリイミド・フィルム203を
設けずに、異方導電性ゴム202の先端をウェハW上に
形成されたパッド205に直接押し付けることにより、
検査装置とウェハWとの電気的接続を行なう。
【0008】しかしながら、図7に示す方法では、バン
プ付きポリイミド・フィルム203の加工が難しく、コ
ストがかかるという問題がある。また、図8に示す方法
では、異方導電性ゴム202がウェハWに対して長時間
加熱圧着されると、異方導電性ゴム202から滲み出て
くるシリコン成分によってコンタクト性が低下しやすい
という問題がある。さらに、異方導電性ゴム202に付
着したゴミがウェハWに転移しやすく、また、異方導電
性ゴム202は耐久性の乏しいという問題がある。
【0009】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
であって、半導体装置のバーンイン処理等の際に、半導
体装置と検査装置との電気的接続を確実に行なうことが
でき、狭ピッチ化が可能で、耐熱性に優れ、低コストな
半導体装置の検査装置用ソケットを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体装置の
電気的試験を行なう検査装置と当該半導体装置とを電気
的に接続するソケットであって、金属材料からなりかつ
弾性を有する前記半導体装置の各電極と当接する接触子
と、前記検査装置と電気的に接続され、前記各接触子が
直接形成されている配線基板とを有する。
【0011】本発明では、接触子が弾性を有することで
コンタクト性が向上し、接触子を金属材料から形成する
ことで、耐熱性が向上し、バーンイン処理による検査に
好適なソケットとなる。
【0012】本発明は、好ましくは、前記接触子がコイ
ルスプリングからなる。接触子をコイルスプリングとす
ることで、コンタクト性が著しく向上することになる。
【0013】前記配線基板は、前記半導体装置を構成す
る半導体基板の材料と同一または略同一の熱膨張係数を
有する材料からなる。このような構成とすることによ
り、バーンイン処理における加熱の際に、接触子と半導
体装置とのコンタクト性が低下するのを防止することが
できる。
【0014】本発明は、半導体装置の電気的試験を行な
う検査装置と当該半導体装置とを電気的に接続するソケ
ットであって、弾性を有する保持板を貫通した状態で設
けられ、半導体装置の各電極と当接する接触子と、前記
各接触子と接触する電極パッドが形成され、前記検査装
置と電気的に接続される配線基板とを有する。
【0015】前記保持板は、メッシュ状に形成されてい
る。
【0016】前記接触子は、導電性のペースト材料が印
刷法によって前記メッシュ状の保持板に形成されてい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。第1実施形態 図1は、本発明に係るソケットの一実施形態を示す説明
図であって、(a)はソケットと半導体装置とを接続し
た状態を示す断面図であり、(b)は配線基板上の拡大
図である。図1に示すソケット1は、個々の半導体チッ
プ21と検査装置とを電気的に接続するものであって、
一部のみを示している。図1において、配線基板2上に
は、導電性の材料からなる接触子用パッド8が半導体チ
ップ21のパッド22に対応してパターニングされてい
る。各接触子用パッド8に対応して、接触子用パッド8
と接続されたボンディング用パッド10がパターニング
されている。
【0018】配線基板2上には、各接触子用パッド8お
よびボンディング用パッド10間を絶縁するための絶縁
膜12が形成されている。各ボンディング用パッド10
には、たとえば、金線からなるワイヤ14の一端部が圧
着されている。このワイヤ14の他端部は、図示しない
検査装置と電気的に接続される各外部電極と圧着接続さ
れている。各外部電極間の間隔(ピッチ)は、ボンディ
ング用パッド10のピッチよりも拡張されている。な
お、ワイヤ14の接続は、通常の半導体装置に製造工程
に用いられるワイヤボンディング法によって行なうこと
ができる。したがって、半導体チップ21のパッド22
のピッチが狭小化(たとえば、150μm程度)されて
いても、容易に外部電極のピッチは拡張することができ
る。
【0019】さらに、各接触子用パッド8上には、例え
ばAuなどの導電性の金属材料からなるバンプ4が形成
されており、このバンプ4上にコイルスプリング6の一
端部がAgペース等の導電性を有する接着材料によって
接着されている。コイルスプリング6の他端部は、半導
体チップ21のパッド22に接触可能となっている。
【0020】また、コイルスプリング6の一端部、接触
子用パッド8、ボンディング用パッド10、ワイヤ14
の端部を覆うように、絶縁膜からなる保護膜16が形成
されている。この保護膜16によって、各コイルスプリ
ング6間の短絡を防止することができるとともに、バン
プ4とコイルスプリング6との固定が確実となる。
【0021】上記構成において、コイルスプリング6
は、たとえば、直径20μm程度の導電性を有する極め
て細いワイヤ(例えば、銅線)から形成することができ
る。コイルスプリング6の外形φは、たとえば、80μ
m程度に加工することが可能である。このように、コイ
ルスプリング6を非常に小さく形成することにより、半
導体チップ21のパッド22のピッチの狭小化に対応す
ることが可能となる。
【0022】配線基板2の形成材料は、たとえば、半導
体チップ21と同一の材料または半導体チップ21の構
成材料と略同一の熱膨張係数を有する材料とする。たと
えば、両者の材料にシリコンやセラミックスを使用す
る。このように、半導体チップ21と配線基板2との形
成材料を同一または略同一の熱膨張係数を有する材料と
することにより、ソケット1に半導体チップ21を装着
した状態でバーイン装置によって加熱した際に、コイル
スプリング6と半導体チップ21のパッド22との相対
位置が変化するのを防止することができる。両者の相対
位置に変化がなければ、両者のコンタクト性(接触性)
を一定に保つことができるからである。
【0023】上記構成のソケット1は、図示しないが、
半導体チップ21の装着のための、たとえば、半導体チ
ップ21の各パッド22が対応するコイルスプリング6
の端部に当接するように、半導体チップを案内位置決め
する手段および半導体チップ21をソケット1に対して
押し付ける手段を有している。これらの案内位置決め手
段および押し付け手段によって、半導体チップ21をソ
ケット1に装着し、バーンイン装置によって高温下で半
導体チップ21の検査を行なうことができる。
【0024】本実施形態によれば、接触子をコイルスプ
リング6とすることにより、半導体チップ21のパッド
22とのコンタクト性が著しく向上する。また、従来の
ように、Thin-Film Substrate 基板が必要なく、ソケッ
ト1の低コスト化を図ることができる。さらに、コイル
スプリング6を金属材料で形成したことにより、耐熱性
が向上する。
【0025】第2実施形態 図2は、本発明に係るソケットの第2の実施形態を示す
説明図であり、(a)はソケットにウェハを装着した状
態を示す断面図であり、(b)は接触子周辺の拡大図で
ある。なお、図2に示すソケット20は、ウェハ25に
形成された状態にある半導体チップと検査装置とを電気
的に接続するためのものである。図2に示すソケット2
0は、配線基板28と、コイルスプリング29と、案内
板27とを有している。
【0026】図2において、配線基板28には、例えば
Cuからなる配線28aが形成されており、この配線2
8aと図示しない検査装置とが電気的に接続される。配
線28aは、導電性を有する材料からなり凹状に形成さ
れたコンタクト部28cを有する。配線基板28の下面
には、コンタクト部28cと接触するように、導電接着
フィルム28bが貼着されており、この導電接着フィル
ム28bによってコイルスプリング29の一端とコンタ
クト部28cとは接続される。コイルスプリング29の
他端は、ウェハ25上に形成されたパッド25aと接触
可能となっている。なお、ウェハ25の各パッド25a
間は絶縁膜25bによって絶縁されている。また、ウェ
ハ25は保持板26によって保持されている。
【0027】配線基板28とウェハ25との間には、各
コイルスプリング29の設置位置に対応して貫通孔27
aが形成された絶縁材料からなる案内板27が設けられ
ている。なお、案内板27は図示しない保持部材によっ
て所定の位置に保持されている。この案内板27によっ
て、コイルスプリング29間の短絡が防止される。
【0028】配線基板28の形成材料は、たとえば、ウ
ェハ25と同一の材料または半導体チップ21の構成材
料と略同一の熱膨張係数を有する材料とする。たとえ
ば、シリコンやセラミックスを使用する。このように、
ウェハ25と配線基板2との形成材料を同一または略同
一の熱膨張係数を有する材料とすることにより、ソケッ
ト20にウェハ25を装着した状態でバーイン装置によ
ってウェハ25を加熱した際に、コイルスプリング29
とウェハ25に形成された対応するパッド25aとの相
対位置が変化するのを防止することができる。
【0029】コイルスプリング29は、上述した第1実
施形態の場合と略同様に形成する。すなわち、たとえ
ば、直径20μm程度の導電性を有する極めて細いワイ
ヤ(例えば、銅線)から形成することができる。コイル
スプリング29の外形は、たとえば、80μm程度に加
工することが可能である。
【0030】上記構成のソケット20は、図示しない
が、ウェハ25の装着のための、たとえば、ウェハ25
の各パッド25aが対応するコイルスプリング29の端
部に当接するように、ウェハ25を案内位置決めする手
段およびソケット20をウェハ25に対して押し付ける
手段を有している。これらの案内位置決め手段および押
し付け手段によって、ソケット20をウェハ25に対し
て装着し、バーンイン装置によって高温下でウェハ25
の検査を行なうことができる。ウェハ状態でのバーンイ
ンによる検査が可能となり、検査効率を向上させること
が可能となる。また、本実施形態によれば、接触子をコ
イルスプリング29とすることにより、コイルスプリン
グ29とウェハ25のパッド25aとのコンタクト性が
著しく向上する。
【0031】第3実施形態 図3は、本発明に係るソケットの第3の実施形態を示す
説明図である。図3に示すソケット30は、バンプによ
って基板に半導体チップ(ベアチップ)を実装する、い
わゆるCSP(Chip Scale Package) タイプの半導体装
置用のソケットである。図3に示すソケットは、配線基
板31と、位置決め板37と、コイルスプリング34と
を有する。
【0032】配線基板31上には、パッド31aがベア
チップ36の各バンプ36aに対応してパターニングさ
れている。パッド31a上には、導電性接着シート33
を介してコイルスプリング34が接着されている。パッ
ド31aは、配線基板31の下方に突出するように形成
された引き出しピン32と電気的に接続されている。引
き出しピン32間のピッチは、パッド31a間のピッチ
に比べて十分に拡大されており、この引き出しピン32
が図示しない検査装置と電気的に接続される。コイルス
プリング34は、導電性の金属材料から形成されてお
り、ベアチップ36の各バンプ36aと接触可能となっ
ている。また、配線基板31上には、各コイルスプリン
グ34が挿入される貫通孔が形成された絶縁材料からな
る仕切り板35が設けられており、これによりコイルス
プリング34間の短絡が防止される。
【0033】配線基板31上には、位置決め板37が設
けられており、位置決め板37には位置決め用孔37a
が所定の4箇所に形成されている。位置決め板37に形
成された位置決め用孔37aに、配線基板31の所定の
4箇所の位置に設けられた位置決め用ピン38がそれぞ
れ嵌合する。これによって、配線基板31に対する位置
決め板37の位置決めが行なわれる。また、位置決め板
37には、ベアチップ装着部37bが形成されており、
このベアチップ装着部37bにベアチップ36が嵌合さ
れることにより、ベアチップ36の各バンプ36aと各
コイルスプリング37との位置決めが行なわれる。
【0034】図3に示すように、ベアチップ装着部37
bにベアチップ36が嵌合された状態で、ベアチップ3
6は、押し付け治具39によって矢印Fの方向に押し付
けられる。これによって、ベアチップ36の各バンプ3
6aは、各コイルスプリング37と接触した状態で当該
各コイルスプリング37を押圧することになり、各コイ
ルスプリング37とベアチップ36の各バンプ36aと
のコンタクト性が向上する。また、ベアチップ36の各
バンプ36a間に高さのバラツキがあっても、コイルス
プリング37の弾性変形によって高さのバラツキを吸収
することができ、電気的接続不良を防止できる。
【0035】第4実施形態 図4は、本発明に係るソケットの第4の実施形態を示す
説明図である。図4に示すソケット40は、第3実施形
態の場合と同様に、CSPタイプの半導体装置用のソケ
ットであり、配線基板31と、位置決め板37と、第2
の位置決め板43とを有している。
【0036】配線基板31は、第3実施形態の場合とほ
ぼ同一の構成であり、配線基板31には、パッド31a
がベアチップ36の各バンプ36aに対応してパターニ
ングされている。配線基板31上には、第2の位置決め
板43が設けてあり、この第2の位置決め板43に接す
るように位置決め板37が設けてある。第2の位置決め
板43は、図5に示すように、中央部に開口部43dが
形成されており、この開口部43d内に保持板42が設
けられている。また、第2の位置決め板43は、四隅に
配線基板31の位置決めピン38に対応して、位置決め
用孔43aが形成されている。
【0037】保持板42は、弾性を有する材料からなる
線材によって、メッシュ状に形成されている。保持板4
2の材料としては、絶縁処理済の金属材料、あるいは耐
熱樹脂などを用いることができる。保持板42は、上記
のような材料によって形成されているため、弾性を有す
ることになる。さらに、保持板42には、導電性材料か
らなる接触子41が設けられている。接触子41は、保
持板42を貫通した状態で、保持板42の上下面から突
出した状態で形成されている。
【0038】接触子41の保持板42への形成方法は、
たとえば、導電性材料からなる軟らかいペーストを印刷
法によって形成し、当該ペーストを硬化させることによ
って形成することができる。具体的には、たとえば、平
板にペーストをパターニングし、この平板を保持板42
に重ね合わせて、パターニングされたペーストを保持板
42に転写することによって形成することができる。ペ
ーストからなる接触子41は、保持板42の網目に絡ま
り合い、確実に保持板42に対して固定される。また、
接触子41は、弾性を有する保持板42に形成されるた
め、保持板42の上下方向に移動可能となる。
【0039】したがって、第2の位置決め板43の位置
決め用孔43aにそれぞれ、配線基板31の位置決めピ
ン38を挿入して、第2の位置決め板43を配線基板3
1上に設置すると、保持板42に形成された接触子41
は対応するパッド31aに接触することになる。そし
て、第2の位置決め板43上に位置決め板37を設置
し、ベアチップ装着部37bにベアチップ36を嵌合装
着し、押し付け治具39で矢印Fの方向に押し付ける
と、各接触子41はベアチップ36の対応するバンプ3
6aに接触することになる。
【0040】このとき、各接触子41は保持板42が弾
性を有するため、保持板42の上下方向に移動可能であ
り、ベアチップ36の各バンプ36a間に高さのバラツ
キがあっても、保持板42の弾性変形によってこれを吸
収することができる。また、本実施形態によれば、保持
板42への接触子41の形成は印刷法によるため、量産
が可能であり、低コスト化が可能である。また、保持板
42へ接触子41を形成する際に、印刷法によると接触
子41間を狭ピッチ化するのが容易である。さらに、接
触子41を保持板42に直接形成するため、第3実施形
態の場合のように仕切り板35の必要がない。また、接
触子41がベアチップ36のバンプ36aおよび配線基
板31のパッド31aとの摩擦により消耗した場合に
は、第2の位置決め板43自体を新たなものに交換する
ことにより、容易にかつ素早く対応することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の半導体装置の検査装置用ソケッ
トによれば、半導体装置と検査装置との電気的接続を確
実に行なうことができ、狭ピッチ化が可能で、耐熱性に
優れ、低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソケットの第1の実施形態を示す説明
図である。
【図2】本発明のソケットの第2の実施形態を示す説明
図である。
【図3】本発明のソケットの第3の実施形態を示す説明
図である。
【図4】本発明のソケットの第4の実施形態を示す説明
図である。
【図5】図4のソケットの第2の位置決め板の構造を示
す斜視図である。
【図6】従来のソケットの構造の一例を示す断面図であ
る。
【図7】従来のソケットの構造の他の例を示す断面図で
ある。
【図8】従来のソケットの構造のさらに他の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…ソケット、2…配線基板、4…バンプ、6…コイル
スプリング、8…、10、11…、14…ワイヤ、16
…保護膜、21…半導体チップ、22…パッド、23…
絶縁膜。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の電気的試験を行なう検査装置
    と当該半導体装置とを電気的に接続するソケットであっ
    て、 金属材料からなりかつ弾性を有する前記半導体装置の各
    電極と当接する接触子と、 前記検査装置と電気的に接続され、前記各接触子が直接
    形成されている配線基板とを有する半導体装置の検査装
    置用ソケット。
  2. 【請求項2】前記接触子がコイルスプリングからなる請
    求項1に記載の半導体装置の検査装置用ソケット。
  3. 【請求項3】前記配線基板は、前記半導体装置を構成す
    る半導体基板の材料と同一または略同一の熱膨張係数を
    有する材料からなる請求項1に記載の半導体装置の検査
    装置用ソケット。
  4. 【請求項4】半導体基板から単体の半導体チップとして
    分離された状態にある半導体装置と前記検査装置とを電
    気的に接続可能な請求項1に記載の半導体装置の検査装
    置用ソケット。
  5. 【請求項5】半導体基板上に形成された状態にある半導
    体装置と前記検査装置とを電気的に接続可能な請求項1
    に記載の半導体装置の検査装置用ソケット。
  6. 【請求項6】前記配線基板と半導体装置との間に配置さ
    れ、前記各接触子が貫入される貫通孔が形成された前記
    各接触子間の接触を防止する案内板を有する請求項1に
    記載の半導体装置の検査装置用ソケット。
  7. 【請求項7】前記接触子と前記配線基板とは、配線基板
    状に形成された金属材料からなるバンプを介して接続さ
    れている請求項1に記載の半導体装置の検査装置用ソケ
    ット。
  8. 【請求項8】前記配線基板上には、前記各接触子が形成
    される接触子用パッドと、前記各接触子用パッドと電気
    的に接続されたボンディング用パッドとが形成され、 前記ボンディング用パッドは、前記検査装置と電気的に
    接続される外部電極と金属製のワイヤによってボンディ
    ングされている請求項1に記載の半導体装置の検査装置
    用ソケット。
  9. 【請求項9】前記配線基板上には、封止樹脂によって絶
    縁膜が形成されている請求項8に記載の半導体装置の検
    査装置用ソケット。
  10. 【請求項10】半導体装置の電気的試験を行なう検査装
    置と当該半導体装置とを電気的に接続するソケットであ
    って、 弾性を有する保持板を貫通した状態で設けられ、半導体
    装置の各電極と当接する接触子と、 前記各接触子と接触する電極パッドが形成され、前記検
    査装置と電気的に接続される配線基板とを有する半導体
    装置の検査装置用ソケット。
  11. 【請求項11】前記保持板は、メッシュ状に形成されて
    いる請求項10に記載の半導体装置の検査装置用ソケッ
    ト。
  12. 【請求項12】前記接触子は、導電性のペースト材料が
    印刷法によって前記メッシュ状の保持板に形成されてい
    る請求項11に記載の半導体装置の検査装置用ソケッ
    ト。
  13. 【請求項13】前記保持板は、前記配線基板に対して位
    置決め可能な位置決め板上に形成されている請求項10
    に記載の半導体装置の検査装置用ソケット。
  14. 【請求項14】パッケージされた単体の半導体装置の各
    電極端子を前記各接触子に対して位置決めする位置決め
    板をさらに有する請求項10に記載の半導体装置の検査
    装置用ソケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100437066C (zh) * 2004-06-17 2008-11-26 株式会社山武 压力传感器
JP2011108504A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Shinko Electric Ind Co Ltd 電気コネクタ

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