JPH1114941A - 光増幅器用入射モジュールおよび出射モジュール - Google Patents

光増幅器用入射モジュールおよび出射モジュール

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Publication number
JPH1114941A
JPH1114941A JP16889397A JP16889397A JPH1114941A JP H1114941 A JPH1114941 A JP H1114941A JP 16889397 A JP16889397 A JP 16889397A JP 16889397 A JP16889397 A JP 16889397A JP H1114941 A JPH1114941 A JP H1114941A
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JP
Japan
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light
lens
signal
optical waveguide
optical
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Pending
Application number
JP16889397A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Shintaku
敏宏 新宅
Naoto Sugimoto
直登 杉本
Akiyuki Tate
彰之 館
Makoto Shimokozono
真 下小園
Haruki Ozawaguchi
治樹 小澤口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で安価で組立が容易な光増幅器用入射モ
ジュールおよび出射モジュールを提供する。 【解決手段】 光ファイバ36から入射した信号光はレ
ンズ37で平行光に変換され、分波器38で分波され、
この分波された一方の信号光はレンズ39で集光されて
受光器40で受光され、分波器38で分波された他方の
信号光は偶対称モードから奇対称モードへの非相反変換
を行うファラデー回転子31,32、半波長板33,3
4および磁石35からなる偏光回転手段を通過し、光フ
ァイバ43から出射されてレンズ42で平行光とされた
励起光とを合波器で合波され、この合波された光をレン
ズ44で光ファイバ45に集光している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光計測等に用いら
れ、偏波無依存光アイソレータを内蔵する高機能な光部
品である光非相反部品モジュールに関し、詳しくは、信
号光が入射する側の一方の光導波路と信号光が出射する
側の他方の光導波路との間を光で結合する光増幅器用入
射モジュールおよび出射モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光増幅器用入射モジュールおよ
び出射モジュールは、図17に示すように光増幅システ
ムに使用されている。図17において、1は入射モジュ
ール、2は出射モジュール、3は光を増幅する光ファイ
バを示す。励起光は光ファイバ6または7から入射さ
れ、信号光は光ファイバ4から入射し、光ファイバ5か
ら出射する。
【0003】入射モジュールの従来例を図18に示す。
まず、ファラデー回転子12と、複屈折結晶11,14
と、補償板13と、磁石15は偏波無依存の光アイソレ
ータを構成する(文献:松本隆男,“偏光依存性のない
光ファイバー用アイソレータ”,信学論(C),J62-C,
No.7,pp.505-512(昭54-07)) 。
【0004】光ファイバ16から出射した信号光はレン
ズ17で平行光となり、分波器18を通り、偏波無依存
の光アイソレータを構成する結晶11,12,13,1
4を通過し、合波器21を通り、レンズ24で集光さ
れ、光ファイバ25から出射する。入射信号光の一部は
分波器18で分けられ、レンズ19で集光され、受光器
20でモニタされる。光ファイバ23から出射した励起
光はレンズ22で平行光となり、合波器21により信号
光と合波され、光ファイバ25から出射する。
【0005】従来の入射モジュールにおいて光アイソレ
ータは上述したような複屈折結晶を用いていたため長さ
が約10mmと長く、高価で、更に、これを挿入すると
光軸26が変わるためアライメントが容易ではなかっ
た。そのため図18の入射モジュールはサイズが大き
く、組立が容易でなく、高価となる欠点があった。
【0006】一方、出射モジュールの従来例を図19に
示す。光ファイバ16から出射した信号光はレンズ17
で平行光となり、合波器21を通り、図18と同様な偏
波無依存の光アイソレータを構成する結晶11,12,
13,14を通過し、分波器18を通り、レンズ24で
集光され、光ファイバ25から出射する。入射信号光の
一部は分波器18で分けられ、レンズ19で集光され、
受光器20でモニタされる。光ファイバ23から出射し
た励起光はレンズ22で平行光となり、合波器21によ
り合波され、光ファイバ16に入射する。
【0007】従来の出射モジュールも前記入射モジュー
ルと同様に複屈折結晶を用いた光アイソレータを用いた
ため長さが約10mmと長く、高価で、更に、これを挿
入すると光軸26が変わるためアライメントが容易では
なかった。そのため図19の出射モジュールはサイズが
大きく、組立が容易でなく、高価となる欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光増幅器用入射
モジュールおよび出射モジュールは、上述したように、
複屈折結晶を用いているため、サイズが大きく、組立が
容易でなく、高価であるという問題がある。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、小型で安価で組立が容易な光
増幅器用入射モジュールおよび出射モジュールを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、信号光が入射する側の第
1の光導波路と前記信号光が出射する側の第2の光導波
路との間を光で結合する光増幅器用入射モジュールであ
って、前記第1の光導波路から入射した信号光を平行光
に変換する第1のレンズと、前記平行光を所定の比率で
分波する第1の分波器と、該第1の分波器で分波された
平行光からなる信号光の一方を集光する第2のレンズ
と、該第2のレンズで集光された信号光の一方を受光す
る第1の受光器と、前記第1の分波器で分波された平行
光からなる信号光の他方が入射し、該信号光のうち順方
向に進む光については光の半分と残りの半分の位相が同
位相となり、偶対称な導波モードとなり、逆方向に進む
光については光の半分と残りの半分の位相が逆位相とな
り、奇対称な非導波モードとなるように前記第1および
第2の光導波路間を伝搬する光の半分に非相反回転と相
反回転を順次与え、残りの半分に相反回転と非相反回転
を与える偏光回転手段と、励起光を導入する第3の光導
波路と、該第3の光導波路から出射された励起光を平行
光に変換する第3のレンズと、前記偏光回転手段を通過
した信号光と前記第3のレンズを通過した励起光とを合
波する第1の合波器と、該合波器で合波された光を前記
第2の光導波路に集光する第4のレンズとを有すること
を要旨とする。
【0011】請求項1記載の本発明にあっては、第1の
光導波路から入射した信号光は第1のレンズで平行光に
変換され、第1の分波器で分波され、この分波された一
方の信号光は第2のレンズで集光されて第1の受光器で
受光され、前記第1の分波器で分波された他方の信号光
は偶対称モードから奇対称モードへの非相反変換を行う
偏光回転手段を通過し、第3の光導波路から出射されて
第3のレンズで平行光とされた励起光とを第1の合波器
で合波され、この合波された光を第4のレンズで第2の
光導波路に集光している。
【0012】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記第1の受光器の代わりに前記
第2のレンズで集光された前記信号光の一方を導波する
第4の光導波路を有することを要旨とする。
【0013】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記第3の光導波路の代
わりに励起光を出射する第1の半導体レーザを有し、前
記第3のレンズは前記第1の半導体レーザの出射光を平
行光に変換することを要旨とする。
【0014】請求項4記載の本発明は、信号光が入射す
る側の第1の光導波路と前記信号光が出射する側の第2
の光導波路との間を光で結合する光増幅器用入射モジュ
ールであって、前記第1の光導波路から入射した信号光
を平行光に変換する第1のレンズと、前記平行光を所定
の比率で分波する第1の分波器と、該第1の分波器で分
波された平行光からなる信号光の一方を集光する第2の
レンズと、該第2のレンズで集光された信号光の一方を
受光する第1の受光器と、前記第1の分波器で分波され
た平行光からなる信号光の他方が入射し、該信号光のう
ち順方向に進む光については光の半分と残りの半分の位
相が同位相となり、偶対称な導波モードとなり、逆方向
に進む光については光の半分と残りの半分の位相が逆位
相となり、奇対称な非導波モードとなるように前記第1
および第2の光導波路間を伝搬する光の半分に非相反回
転と相反回転を順次与え、残りの半分に相反回転と非相
反回転を与える偏光回転手段と、該偏光回転手段を通過
した信号光を前記第2の光導波路に集光する第4のレン
ズとを有することを要旨とする。
【0015】請求項4記載の本発明にあっては、第1の
光導波路から入射した信号光は第1のレンズで平行光に
変換され、第1の分波器で分波され、この分波された一
方の信号光は第2のレンズで集光されて第1の受光器で
受光され、前記第1の分波器で分波された他方の信号光
は偶対称モードから奇対称モードへの非相反変換を行う
偏光回転手段を通過し、第4のレンズで第2の光導波路
に集光される。
【0016】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明において、前記偏光回転
手段が、光の信号方向と垂直な面内に設定されたx−y
座標について前記光の半分に対して配置され、ファラデ
ー回転角がθf1 である第1の非相反回転子と、前記光
の半分に対して配置され、x軸からのslow軸角度が
θs1 である半波長板からなる第1の相反回転子と、前
記残りの半分に対して配置され、x軸からのslow軸
角度がθs2 である半波長板からなる第2の相反回転子
と、前記残りの半分に対して配置され、ファラデー回転
角がθf2 である第2の非相反回転子とを有し、
【数3】θs1 −θs2 =±π/4 θf1 +θf2 =±π/2+2nπ (但し、nは整数
である) を満足することを要旨とする。
【0017】更に、請求項6記載の本発明は、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明において、前記偏光回転
手段が、光の進行方向に垂直な面内に設定されたx−y
座標について、前記2つの光導波路間を伝搬する光をx
軸方向に二分したときの前記光の半分に対して前記順方
向に沿って並べられたファラデー回転子および半波長板
と、残りの半分に対して前記順方向に沿って並べられた
半波長板およびファラデー回転子とを有する第1の偏光
回転手段と、前記2つの光導波路間を伝搬する光をy軸
方向に二分したときの前記光の半分に対して前記順方向
に沿って並べられたファラデー回転子および半波長板
と、残りの半分に対して前記順方向に沿って並べられた
半波長板およびファラデー回転子とを有する第2の偏光
回転手段とを有することを要旨とする。
【0018】請求項7記載の本発明は、信号光が入射す
る側の第5の光導波路と前記信号光が出射する側の第6
の光導波路との間を光で結合する光増幅器用出射モジュ
ールであって、前記第5の光導波路から入射した信号光
を平行光に変換する第5のレンズと、励起光を導入する
第7の光導波路と、該第7の光導波路から出射された励
起光を平行光に変換する第6のレンズと、前記平行光か
らなる信号光と前記第6のレンズを通過した励起光とを
合波し、前記信号光は通過させかつ前記励起光は前記第
5のレンズを介して前記第5の光導波路側に導く第2の
合波器と、前記第2の合波器を通過した平行光からなる
信号光が入射し、該信号光のうち順方向に進む光につい
ては光の半分と残りの半分の位相が同位相となり、偶対
称な導波モードとなり、逆方向に進む光については光の
半分と残りの半分の位相が逆位相となり、奇対称な非導
波モードとなるように前記第5および第6の光導波路間
を伝搬する光の半分に非相反回転と相反回転を順次与
え、残りの半分に相反回転と非相反回転を与える偏光回
転手段と、該偏光回転手段を通過した信号光を所定の比
率で分波する第2の分波器と、該第2の分波器で分波さ
れた平行光からなる信号光の一方を集光する第7のレン
ズと、該第7のレンズで集光された信号光の一方を受光
する第2の受光器と、前記第2の分波器で分波された信
号光の他方を前記第6の光導波路に集光する第8のレン
ズとを有することを要旨とする。
【0019】請求項7記載の本発明にあっては、第5の
光導波路から入射した信号光は第5のレンズで平行光に
変換され、第7の光導波路から出射され第6のレンズで
平行光に変換された励起光と第2の合波器で合波され、
第2の合波器を通過した信号光は偶対称モードから奇対
称モードへの非相反変換を行う偏光回転手段を通過し、
第2の分波器で分波され、一方は第7のレンズで集光さ
れて第2の受光器で受光され、第2の分波器で分波され
た信号光の他方は第8のレンズで第6の光導波路に集光
する。
【0020】また、請求項8記載の本発明は、請求項7
記載の発明において、前記第2の受光器の代わりに前記
第7のレンズで集光された信号光の一方を導波する第8
の光導波路を有することを要旨とする。
【0021】更に、請求項9記載の本発明は、請求項7
または8記載の発明において、前記第7の光導波路の代
わりに励起光を出射する第2の半導体レーザを有し、前
記第6のレンズは前記第2の半導体レーザの出射光を平
行光に変換することを要旨とする。
【0022】請求項10記載の本発明は、信号光が入射
する側の第5の光導波路と前記信号光が出射する側の第
6の光導波路との間を光で結合する光増幅器用出射モジ
ュールであって、前記第5の光導波路から入射した信号
光を平行光に変換する第5のレンズと、前記平行光から
なる信号光が入射し、該信号光のうち順方向に進む光に
ついては光の半分と残りの半分の位相が同位相となり、
偶対称な導波モードとなり、逆方向に進む光については
光の半分と残りの半分の位相が逆位相となり、奇対称な
非導波モードとなるように前記第5および第6の光導波
路間を伝搬する光の半分に非相反回転と相反回転を順次
与え、残りの半分に相反回転と非相反回転を与える偏光
回転手段と、該偏光回転手段を通過した信号光を所定の
比率で分波する第2の分波器と、該第2の分波器で分波
された平行光からなる信号光の一方を集光する第7のレ
ンズと、該第7のレンズで集光された信号光の一方を受
光する第2の受光器と、前記第2の分波器で分波された
信号光の他方を前記第6の光導波路に集光する第8のレ
ンズとを有することを要旨とする。
【0023】請求項10記載の本発明にあっては、第5
の光導波路から入射した信号光は偶対称モードから奇対
称モードへの非相反変換を行う偏光回転手段を通過し、
第2の分波器で分波され、一方は第7のレンズで集光さ
れて第2の受光器で受光され、第2の分波器で分波され
た信号光の他方は第8のレンズで第6の光導波路に集光
する。
【0024】また、請求項11記載の本発明は、請求項
7乃至10のいずれかに記載の発明において、前記偏光
回転手段が、光の信号方向と垂直な面内に設定されたx
−y座標について前記光の半分に対して配置され、ファ
ラデー回転角がθf1 である第1の非相反回転子と、前
記光の半分に対して配置され、x軸からのslow軸角
度がθs1 である半波長板からなる第1の相反回転子
と、前記残りの半分に対して配置され、x軸からのsl
ow軸角度がθs2 である半波長板からなる第2の相反
回転子と、前記残りの半分に対して配置され、ファラデ
ー回転角がθf2である第2の非相反回転子とを有し、
【数4】θs1 −θs2 =±π/4 θf1 +θf2 =±π/2+2nπ (但し、nは整数
である) を満足することを要旨とする。
【0025】更に、請求項12記載の本発明は、請求項
7乃至10のいずれかに記載の発明において、前記偏光
回転手段が、光の進行方向に垂直な面内に設定されたx
−y座標について、前記2つの光導波路間を伝搬する光
をx軸方向に二分したときの前記光の半分に対して前記
順方向に沿って並べられたファラデー回転子および半波
長板と、残りの半分に対して前記順方向に沿って並べら
れた半波長板およびファラデー回転子とを有する第1の
偏光回転手段と、前記2つの光導波路間を伝搬する光を
y軸方向に二分したときの前記光の半分に対して前記順
方向に沿って並べられたファラデー回転子および半波長
板と、残りの半分に対して前記順方向に沿って並べられ
た半波長板およびファラデー回転子とを有する第2の偏
光回転手段とを有することを要旨とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0027】図1は、本発明の第1の実施形態に係る光
増幅器用入射モジュールの構成を示す図である。同図に
示す入射モジュールは、第1の光導波路を構成するシン
グルモード光ファイバ36から出射された信号光を平行
光に変換するレンズ37、該レンズ37からの平行光を
分波する分波器38、該分波器38で分波された一方の
信号光を集光するレンズ39、このレンズ39で集光さ
れた光を受光する受光器40、ファラデー回転子31,
32、半波長板33,34および磁石35からなり、偶
対称モードから奇対称モードへの非相反変換を行う偏波
無依存の光アイソレータを構成し、前記分波器38で分
波された他方の信号光が入射される偏光回転手段、光フ
ァイバ43から出射されレンズ42で平行光に変換され
た励起光と前記偏光回転手段を通過した信号光とを合波
する合波器41、該合波器41で合波された光を第2の
光導波路を構成するシングルモード光ファイバ45に集
光するレンズ44を有する。
【0028】前記ファラデー回転子31,32、半波長
板33,34および磁石35からなる偏光回転手段は、
複屈折結晶を用いていない光アイソレータであって、偶
対称導波モードから奇対称非導波モードへの非相反変換
を利用しているものである(特願平 9-42584号または文
献:新宅、杉本、立川、小澤口、「新構造の偏波無依存
アイソレータ」、1997年電子情報通信学会総合大会 C-3
-98 参照)。
【0029】この偏光回転手段は、具体的には図2に示
すように構成されている。図2において、36,45は
シングルモード光ファイバ、37,44はレンズ、48
は拡大された平行光、31,32はファラデー回転子、
33,34は半波長板、105はファラデー回転子3
1,32にかける磁界を示す。
【0030】光ファイバ36から放射した光はレンズ3
7により平行光となり、上半分の光はファラデー回転子
31と半波長板33を通り、下半分の光は半波長板34
とファラデー回転子32を通り、それぞれはレンズ44
で集光され、光ファイバ45に結合する。反対に、光フ
ァイバ45から出射した光はそれぞれの部品を逆方向に
進み、光ファイバ36に集光する。光の右方向に進む方
向をz軸、z軸に垂直な面内に適当なx軸およびy軸を
設定し、時計回りの回転を正とする。ファラデー回転子
31のファラデー回転角をθf1 、ファラデー回転子3
2のファラデー回転角をθf2 、半波長板33における
x軸からのslow軸の角度をθs1 、半波長板34に
おけるx軸からのslow軸の角度をθs2 としたと
き、θs1−θs2 =±π/4,θf1 +θf2 =±π
/2+2nπ(nは整数)となるよう構成されている。
【0031】図3(a),(b)は、図2に示すファイ
バ出射端AA′面およびDD′面における電界分布と平
行光BB′面およびCC′面における偏光状態を示す。
図3(a)に示すように、光ファイバ36から出射した
光の電界分布は偶対称(AA′面)であり、レンズで平
行にされた後も光の上半分と下半分は同じ偏光(BB′
面)を有している。次に上半分の光はファラデー回転子
31と半波長板33を通り、下半分の光は半波長板34
とファラデー回転子32を通ることにより、偏光方向は
変わっても、上半分と下半分は同じ偏光(CC′面)と
なる。そのため、レンズで集光された電界分布は偶対称
(DD′面)となり、光ファイバ45に結合する。逆方
向に進む光は図3(b)に示すように、光ファイバ45
から出射した光の電界分布は偶対称(DD′面)で、レ
ンズで平行にされた後も光の上半分と下半分は同じ方向
の偏光(CC′面)を有している。上半分の光は半波長
板33とファラデー回転子31を通り、下半分の光はフ
ァラデー回転子32と半波長板34を通ることにより、
上半分と下半分では逆方向の偏光(BB′面)となる。
そのため、レンズで集光された電界分布は奇対称(A
A′面)となり、光ファイバ36には結合しない。この
ように偏波無依存の光アイソレータとなる。
【0032】このように構成される偏光回転手段を有す
る図1の光増幅器用入射モジュールの作用について説明
する。
【0033】図1において、光ファイバ36から出射し
た信号光は、レンズ37で平行光となり、分波器38を
通り、偶対称モードから奇対称モードへの非相反変換を
する偏波無依存の光アイソレータを構成する結晶31,
33を上半分が、結晶34,32を下半分が通過し、合
波器41を通り、レンズ44で集光され、光ファイバ4
5から出射する。入射信号光の一部は分波器38で分け
られ、レンズ39で集光され受光器40でモニタされ
る。光ファイバ43から出射した励起光はレンズ42で
平行光となり合波器41により信号光と合波され、シン
グルモード光ファイバ45から出射する。光ファイバ4
5から出射し反射した光は偏波無依存の光アイソレータ
を構成する結晶33,32,31,34により奇対称モ
ードの電界分布となり、光ファイバ36には結合しな
い。光アイソレータを構成する結晶を挿入しても光軸を
変えないため、組立が容易である。
【0034】また、光アイソレータを構成する結晶3
3,32,31,34をあわせた厚みは1mm以下と薄
いため、小型なモジュールが実現できる。更に、高価な
複屈折結晶板(ルチル等)を用いないで安価な水晶波長
板を使用しているためモジュールの低コスト化が図れ
る。ここで用いた信号光の波長は1.55,1.3μ
m、その他であってもよい。励起光の波長は0.9〜
1.1,1.48μm、その他であってもよい。また、
ここで用いたレンズは、球面レンズ、非球面レンズ、G
RINレンズ等が使用でき、レンズ39等を省略しても
よい。ファラデー回転子材料としてはYIG、希土類添
加鉄ガーネット(Bi置換鉄ガーネット、Ce置換鉄ガ
ーネット等)、CdMnTe等が、波長板の材料として
は水晶、ポリイミド、方解石、ルチル等が使用できる。
【0035】以上述べたように小型で、組立が容易で、
安価な入射モジュールを製造することができる。
【0036】図4は、本発明の第2の実施形態に係る光
増幅器用出射モジュールの構成を示す図である。同図に
示す出射モジュールも図1に示す入射モジュールと同様
にファラデー回転子31,32、半波長板33,34お
よび磁石35からなり、偶対称モードから奇対称モード
への非相反変換を行う偏波無依存の光アイソレータを構
成している偏光回転手段を有する。なお、図4におい
て、図1と同じ符号は同じ構成要素を示しているもので
あり、その説明は省略する。
【0037】図4に示す出射モジュールにおいて、光フ
ァイバ36から出射した信号光はレンズ37で平行光と
なり、合波器41を通り、偶対称モードから奇対称モー
ドへの非相反変換をする偏波無依存の光アイソレータを
構成する結晶31,33を上半分が、結晶34,32を
下半分が通過し、分波器38を通り、レンズ44で集光
され光ファイバ45から出射する。入射信号光の一部は
分波器38で分けられ、レンズ39で集光され受光器4
0でモニタされる。光ファイバ43から出射した励起光
はレンズ42で平行光となり合波器41により合波さ
れ、光ファイバ36から出射する。
【0038】光ファイバ45から出射した反射光は偏波
無依存の光アイソレータを構成する結晶33,32,3
1,34により奇対称モードの電界分布となり光ファイ
バ36には結合しない。光アイソレータを構成する結晶
を挿入しても光軸を変えないため、組立が容易である。
ここで用いた信号光の波長は1.55,1.3μm、そ
の他であってもよい。励起光の波長は0.9〜1.1,
1.48μm、その他であってもよい。また、ここで用
いたレンズは、GRINレンズ、その他であってもよ
い。また、レンズ39等を省略してもよい。
【0039】以上述べたように小型で、組立が容易で、
安価な出射モジュールを製造することができる。
【0040】図5は、本発明の第3の実施形態に係る光
増幅器用入射モジュールの構成を示す図である。同図に
示す入射モジュールは、図1に示す実施形態において受
光器40の代わりに光ファイバ46を設け、該光ファイ
バ46によってレンズ39で集光されたモニタ光を取り
出すように構成した点が異なるのみで、その他の構成お
よび作用は図1の実施形態のものと同じである。
【0041】図6は、本発明の第4の実施形態に係る光
増幅器用入射モジュールの構成を示す図である。同図に
示す入射モジュールは、図1に示す実施形態において光
ファイバ43の代わりに半導体レーザ47を設け、該半
導体レーザ47から励起光を直接出射するように構成し
た点が異なるのみで、その他の構成および作用は図1の
実施形態のものと同じである。
【0042】図7は、本発明の第5の実施形態に係る光
増幅器用入射モジュールの構成を示す図である。同図に
示す入射モジュールは、図6に示す実施形態において受
光器40の代わりに光ファイバ46を設け、該光ファイ
バ46によってレンズ39で集光されたモニタ光を取り
出すように構成した点が異なるのみで、その他の構成お
よび作用は図6の実施形態のものと同じである。
【0043】図8は、本発明の第6の実施形態に係る光
増幅器用入射モジュールの構成を示す図である。同図に
示す入射モジュールは、図1に示す実施形態において合
波器41、レンズ42、光ファイバ43を取り除いて構
成した点が異なるのみで、その他の構成および作用は図
1の実施形態のものと同じである。また、逆に図1にお
いてモニタ用の分波器38、レンズ39、受光器40を
取り除いてもよい。
【0044】図9は、本発明の第7の実施形態に係る光
増幅器用出射モジュールの構成を示す図である。同図に
示す出射モジュールは、図4の実施形態において受光器
40の代わりに光ファイバ46を使用して、該光ファイ
バ46によってレンズ39で集光されたモニタ光を取り
出すように構成した点が異なるものであり、その他の構
成および作用は図4の実施形態のものと同じである。
【0045】図10は、本発明の第8の実施形態に係る
光増幅器用出射モジュールの構成を示す図である。同図
に示す出射モジュールは、図4の実施形態において光フ
ァイバ43の代わりに半導体レーザ47を使用し、該半
導体レーザ47によって励起光を直接出射するように構
成した点が異なるものであり、その他の構成および作用
は図4の実施形態のものと同じである。
【0046】図11は、本発明の第9の実施形態に係る
光増幅器用出射モジュールの構成を示す図である。同図
に示す出射モジュールは、図10の実施形態において受
光器40の代わりに光ファイバ43を使用し、該光ファ
イバ43によってレンズ39で集光されたモニタ光を取
り出すように構成した点が異なるものであり、その他の
構成および作用は図4の実施形態のものと同じである。
【0047】図12は、本発明の第10の実施形態に係
る光増幅器用出射モジュールの構成を示す図である。同
図に示す出射モジュールは、図4の実施形態において合
波器41、レンズ42、光ファイバ43を取り除いた点
が異なるものであり、その他の構成および作用は図4の
実施形態のものと同じである。また、逆に図4において
モニタ用の分波器38、レンズ39、受光器40を取り
除いてもよい。
【0048】図13は、本発明の第11の実施形態に係
る光増幅器用出射モジュールの構成を示す図である。同
図に示す出射モジュールは、図4の実施形態において合
波器41、レンズ42、光ファイバ43、分波器38、
レンズ39、受光器40を取り除き、代わりに励起光の
除去のための光フィルタ49を設けた点が異なるもので
あり、その他の構成および作用は図4の実施形態のもの
と同じである。
【0049】図14は、図1乃至図13に示したファラ
デー回転子31,32、半波長板33,34および磁石
35からなり、偶対称モードから奇対称モードへの非相
反変換を行う偏波無依存光アイソレータである偏光回転
手段の他の例の構成を示す図である。図14において、
151,153は半波長板であり、152はファラデー
回転子であり、155はファラデー回転子152にかけ
るための磁界を示している。図14の偏光回転手段は、
上述した2枚のファラデー回転子31,32を1枚のフ
ァラデー回転子152で構成したものである。
【0050】図15は、前記偏光回転手段の別の例の構
成を示す図である。図15において、31,32,13
1,132はファラデー回転子、33,34,133,
134は半波長板、155はファラデー回転子31,3
2,131,132にかける磁界を示す。図2のファラ
デー回転子・半波長板と半波長板・ファラデー回転子の
組み合わせの機能を2段にし、光の分離方向を1段目と
2段目とで垂直にしている。また、光の右方向に進む方
向をz軸、z軸に垂直な面内に適当なx軸およびy軸を
設定し、時計回りの回転を正とする。ファラデー回転子
31のファラデー回転角をθ1 f1 、ファラデー回転子
32のファラデー回転角をθ1 f2 、半波長板33にお
けるx軸からのslow軸の角度をθ1 s1 、半波長板
34におけるx軸からのslow軸の角度をθ1 s2 と
したとき、θ1 s1 −θ1 s2 =±π/4,θ1 f1 +
θ1 f2 =±π/2+2nπ(nは整数)となるよう構
成し、ファラデー回転子131のファラデー回転角をθ
2 f1 、ファラデー回転子132のファラデー回転角を
θ2 f2 、半波長板133におけるx軸からのslow
軸の角度をθ2 s1 、半波長板134におけるx軸から
のslow軸の角度をθ2 s2 としたとき、θ2 s1 −
θ2 s2 =±π/4,θ2 f1 +θ2 f2 =±π/2+
2nπ(nは整数)となるよう構成する。これにより、
後進波において、1段目で奇対称になりきらなかった光
を2段目で奇対称にすることによりアイソレーションの
向上を図ることができる。
【0051】このとき、1段目と2段目とで、光の分離
方向が垂直になっているため、後進波の1段目で奇対称
になった電界分布が偶対称に戻ることを避けることがで
きる。
【0052】図16は、前記偏光回転手段の更に他の例
の構成を示す図である。同図に示す偏光回転手段は、図
15に示す偏光回転手段において2枚組のファラデー回
転子31,32および131,132をそれぞれ1枚の
ファラデー回転子152,162で構成した点が異なる
ものであり、その他の構成および作用は図15のものと
同じである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のような長尺で、組立が容易でなく、高価な複屈折
結晶を使用した偏波無依存光アイソレータを使用する代
わりに偶対称モードから奇対称モードへの非相反変換を
行う偏波無依存光アイソレータである偏光回転手段を使
用して、光増幅器用入射モジュールおよび出射モジュー
ルを構成しているので、構造が小型となり、組立が容易
で安価な非相反部品モジュールを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光増幅器用入射
モジュールの構成を示す図である。
【図2】図1の入射モジュールに使用されている偶対称
モードから奇対称モードへの非相反変換を行う偏波無依
存光アイソレータである偏光回転手段の構成を示す図で
ある。
【図3】図2に示す偏光回転手段の電界分布および偏光
を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る光増幅器用出射
モジュールの構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る光増幅器用入射
モジュールの構成を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る光増幅器用入射
モジュールの構成を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に係る光増幅器用入射
モジュールの構成を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施形態に係る光増幅器用入射
モジュールの構成を示す図である。
【図9】本発明の第7の実施形態に係る光増幅器用出射
モジュールの構成を示す図である。
【図10】本発明の第8の実施形態に係る光増幅器用出
射モジュールの構成を示す図である。
【図11】本発明の第9の実施形態に係る光増幅器用出
射モジュールの構成を示す図である。
【図12】本発明の第10の実施形態に係る光増幅器用
出射モジュールの構成を示す図である。
【図13】本発明の第11の実施形態に係る光増幅器用
出射モジュールの構成を示す図である。
【図14】図1乃至図13に示した偏波無依存光アイソ
レータである偏光回転手段の他の例の構成を示す図であ
る。
【図15】偏光回転手段の別の例の構成を示す図であ
る。
【図16】偏光回転手段の更に他の例の構成を示す図で
ある。
【図17】光増幅システムの構成を示す図である。
【図18】従来の光増幅器用入射モジュールの構成を示
す図である。
【図19】従来の光増幅器用出射モジュールの構成を示
す図である。
【符号の説明】
31,32 ファラデー回転子 33,34 半波長板 35 磁石 36,43,45,46 光ファイバ 37,39,42,44 レンズ 38 分波器 40 受光器 41 合波器 47 半導体レーザ 49 光フィルタ
フロントページの続き (72)発明者 下小園 真 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 小澤口 治樹 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光が入射する側の第1の光導波路と
    前記信号光が出射する側の第2の光導波路との間を光で
    結合する光増幅器用入射モジュールであって、 前記第1の光導波路から入射した信号光を平行光に変換
    する第1のレンズと、 前記平行光を所定の比率で分波する第1の分波器と、 該第1の分波器で分波された平行光からなる信号光の一
    方を集光する第2のレンズと、 該第2のレンズで集光された信号光の一方を受光する第
    1の受光器と、 前記第1の分波器で分波された平行光からなる信号光の
    他方が入射し、該信号光のうち順方向に進む光について
    は光の半分と残りの半分の位相が同位相となり、偶対称
    な導波モードとなり、逆方向に進む光については光の半
    分と残りの半分の位相が逆位相となり、奇対称な非導波
    モードとなるように前記第1および第2の光導波路間を
    伝搬する光の半分に非相反回転と相反回転を順次与え、
    残りの半分に相反回転と非相反回転を与える偏光回転手
    段と、 励起光を導入する第3の光導波路と、 該第3の光導波路から出射された励起光を平行光に変換
    する第3のレンズと、 前記偏光回転手段を通過した信号光と前記第3のレンズ
    を通過した励起光とを合波する第1の合波器と、 該合波器で合波された光を前記第2の光導波路に集光す
    る第4のレンズとを有することを特徴とする光増幅器用
    入射モジュール。
  2. 【請求項2】 前記第1の受光器の代わりに前記第2の
    レンズで集光された前記信号光の一方を導波する第4の
    光導波路を有することを特徴とする請求項1記載の光増
    幅器用入射モジュール。
  3. 【請求項3】 前記第3の光導波路の代わりに励起光を
    出射する第1の半導体レーザを有し、前記第3のレンズ
    は前記第1の半導体レーザの出射光を平行光に変換する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光増幅器用入
    射モジュール。
  4. 【請求項4】 信号光が入射する側の第1の光導波路と
    前記信号光が出射する側の第2の光導波路との間を光で
    結合する光増幅器用入射モジュールであって、 前記第1の光導波路から入射した信号光を平行光に変換
    する第1のレンズと、 前記平行光を所定の比率で分波する第1の分波器と、 該第1の分波器で分波された平行光からなる信号光の一
    方を集光する第2のレンズと、 該第2のレンズで集光された信号光の一方を受光する第
    1の受光器と、 前記第1の分波器で分波された平行光からなる信号光の
    他方が入射し、該信号光のうち順方向に進む光について
    は光の半分と残りの半分の位相が同位相となり、偶対称
    な導波モードとなり、逆方向に進む光については光の半
    分と残りの半分の位相が逆位相となり、奇対称な非導波
    モードとなるように前記第1および第2の光導波路間を
    伝搬する光の半分に非相反回転と相反回転を順次与え、
    残りの半分に相反回転と非相反回転を与える偏光回転手
    段と、 該偏光回転手段を通過した信号光を前記第2の光導波路
    に集光する第4のレンズとを有することを特徴とする光
    増幅器用入射モジュール。
  5. 【請求項5】 前記偏光回転手段は、光の信号方向と垂
    直な面内に設定されたx−y座標について前記光の半分
    に対して配置され、ファラデー回転角がθf1 である第
    1の非相反回転子と、前記光の半分に対して配置され、
    x軸からのslow軸角度がθs1 である半波長板から
    なる第1の相反回転子と、前記残りの半分に対して配置
    され、x軸からのslow軸角度がθs2 である半波長
    板からなる第2の相反回転子と、前記残りの半分に対し
    て配置され、ファラデー回転角がθf2 である第2の非
    相反回転子とを有し、 【数1】θs1 −θs2 =±π/4 θf1 +θf2 =±π/2+2nπ (但し、nは整数
    である) を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の光増幅器用入射モジュール。
  6. 【請求項6】 前記偏光回転手段は、光の進行方向に垂
    直な面内に設定されたx−y座標について、前記2つの
    光導波路間を伝搬する光をx軸方向に二分したときの前
    記光の半分に対して前記順方向に沿って並べられたファ
    ラデー回転子および半波長板と、残りの半分に対して前
    記順方向に沿って並べられた半波長板およびファラデー
    回転子とを有する第1の偏光回転手段と、前記2つの光
    導波路間を伝搬する光をy軸方向に二分したときの前記
    光の半分に対して前記順方向に沿って並べられたファラ
    デー回転子および半波長板と、残りの半分に対して前記
    順方向に沿って並べられた半波長板およびファラデー回
    転子とを有する第2の偏光回転手段とを有することを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光増幅器用
    入射モジュール。
  7. 【請求項7】 信号光が入射する側の第5の光導波路と
    前記信号光が出射する側の第6の光導波路との間を光で
    結合する光増幅器用出射モジュールであって、 前記第5の光導波路から入射した信号光を平行光に変換
    する第5のレンズと、 励起光を導入する第7の光導波路と、 該第7の光導波路から出射された励起光を平行光に変換
    する第6のレンズと、 前記平行光からなる信号光と前記第6のレンズを通過し
    た励起光とを合波し、前記信号光は通過させかつ前記励
    起光は前記第5のレンズを介して前記第5の光導波路側
    に導く第2の合波器と、 前記第2の合波器を通過した平行光からなる信号光が入
    射し、該信号光のうち順方向に進む光については光の半
    分と残りの半分の位相が同位相となり、偶対称な導波モ
    ードとなり、逆方向に進む光については光の半分と残り
    の半分の位相が逆位相となり、奇対称な非導波モードと
    なるように前記第5および第6の光導波路間を伝搬する
    光の半分に非相反回転と相反回転を順次与え、残りの半
    分に相反回転と非相反回転を与える偏光回転手段と、 該偏光回転手段を通過した信号光を所定の比率で分波す
    る第2の分波器と、 該第2の分波器で分波された平行光からなる信号光の一
    方を集光する第7のレンズと、 該第7のレンズで集光された信号光の一方を受光する第
    2の受光器と、 前記第2の分波器で分波された信号光の他方を前記第6
    の光導波路に集光する第8のレンズとを有することを特
    徴とする光増幅器用出射モジュール。
  8. 【請求項8】 前記第2の受光器の代わりに前記第7の
    レンズで集光された信号光の一方を導波する第8の光導
    波路を有することを特徴とする請求項7記載の光増幅器
    用出射モジュール。
  9. 【請求項9】 前記第7の光導波路の代わりに励起光を
    出射する第2の半導体レーザを有し、前記第6のレンズ
    は前記第2の半導体レーザの出射光を平行光に変換する
    ことを特徴とする請求項7または8記載の光増幅器用出
    射モジュール。
  10. 【請求項10】 信号光が入射する側の第5の光導波路
    と前記信号光が出射する側の第6の光導波路との間を光
    で結合する光増幅器用出射モジュールであって、 前記第5の光導波路から入射した信号光を平行光に変換
    する第5のレンズと、 前記平行光からなる信号光が入射し、該信号光のうち順
    方向に進む光については光の半分と残りの半分の位相が
    同位相となり、偶対称な導波モードとなり、逆方向に進
    む光については光の半分と残りの半分の位相が逆位相と
    なり、奇対称な非導波モードとなるように前記第5およ
    び第6の光導波路間を伝搬する光の半分に非相反回転と
    相反回転を順次与え、残りの半分に相反回転と非相反回
    転を与える偏光回転手段と、 該偏光回転手段を通過した信号光を所定の比率で分波す
    る第2の分波器と、 該第2の分波器で分波された平行光からなる信号光の一
    方を集光する第7のレンズと、 該第7のレンズで集光された信号光の一方を受光する第
    2の受光器と、 前記第2の分波器で分波された信号光の他方を前記第6
    の光導波路に集光する第8のレンズとを有することを特
    徴とする光増幅器用出射モジュール。
  11. 【請求項11】 前記偏光回転手段は、光の信号方向と
    垂直な面内に設定されたx−y座標について前記光の半
    分に対して配置され、ファラデー回転角がθf1 である
    第1の非相反回転子と、前記光の半分に対して配置さ
    れ、x軸からのslow軸角度がθs1 である半波長板
    からなる第1の相反回転子と、前記残りの半分に対して
    配置され、x軸からのslow軸角度がθs2 である半
    波長板からなる第2の相反回転子と、前記残りの半分に
    対して配置され、ファラデー回転角がθf2 である第2
    の非相反回転子とを有し、 【数2】θs1 −θs2 =±π/4 θf1 +θf2 =±π/2+2nπ (但し、nは整数
    である) を満足することを特徴とする請求項7乃至10のいずれ
    かに記載の光増幅器用出射モジュール。
  12. 【請求項12】 前記偏光回転手段は、光の進行方向に
    垂直な面内に設定されたx−y座標について、前記2つ
    の光導波路間を伝搬する光をx軸方向に二分したときの
    前記光の半分に対して前記順方向に沿って並べられたフ
    ァラデー回転子および半波長板と、残りの半分に対して
    前記順方向に沿って並べられた半波長板およびファラデ
    ー回転子とを有する第1の偏光回転手段と、前記2つの
    光導波路間を伝搬する光をy軸方向に二分したときの前
    記光の半分に対して前記順方向に沿って並べられたファ
    ラデー回転子および半波長板と、残りの半分に対して前
    記順方向に沿って並べられた半波長板およびファラデー
    回転子とを有する第2の偏光回転手段とを有することを
    特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の光増幅
    器用出射モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0472433A2 (en) * 1990-08-23 1992-02-26 Fujitsu Limited Firmware modification system wherein older version can be retrieved
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