JP2975497B2 - インライン型光アイソレータ - Google Patents

インライン型光アイソレータ

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JP2975497B2
JP2975497B2 JP5091248A JP9124893A JP2975497B2 JP 2975497 B2 JP2975497 B2 JP 2975497B2 JP 5091248 A JP5091248 A JP 5091248A JP 9124893 A JP9124893 A JP 9124893A JP 2975497 B2 JP2975497 B2 JP 2975497B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信において、ネッ
トワーク内、光ファイバ増幅器内の信号光の反射、分散
によって生じる戻り光を除去するために使用される偏光
無依存型光アイソレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の光アイソレータは、例えば
伝送光の偏光方向が変動する光ファイバを使用したネッ
トワーク内、または図4に示すように光ファイバアンプ
内のファイバ間において使用されるため、入射する光の
偏光特性に依存しない機能を有する必要性がある。その
ため通常入射した光を直交する2成分に分離し、それぞ
れの光をファラデー回転子を通過合流させて構成する。
通常、分離合流させる光学素子としてルチル等の複屈折
板または偏光ビームスプリッタ等の偏光分離素子が使用
されている。光ファイバ増幅器においても増幅光による
戻り光を除去するために偏光無依存型の光アイソレータ
を1個または2個使用している。増幅器用モジュールと
してはこうした光アイソレータの他に光合分波器、光フ
ァイバ接続用レンズ、バンドパスフィルタをアッセンブ
リして構成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、偏光無依存型光アイソレータの他に光
合分波器、光結合器ならびにローパスフィルタもしくは
バンドパスフィルタ等を必要とし、使用部品が多く、一
体化困難であり、各部品をアッセンブリするのに手間が
かかり、部品点数が多いため小型集積化が難しく、かつ
接続部が多いため接続損失が大きい等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術のこ
れらの問題点を解決することを目的とし、インライン型
光アイソレータに光合波機能、フィルタ機能等を合わせ
て集積化した光増幅器用インライン型光アイソレータを
提供するために、図3に示されるように偏光分離して構
成されるインライン型光アイソレータであって、レンズ
(2a、2b、2c)からなる入射側光部品と、波長選
択フィルタ(4)からなる光合波機能と、励起光(1
b、1c)の光路に置かれた励起光源結合用偏光ビーム
スプリッタ(3e)からなる励起光源結合機能と、ロー
パスフィルタ(7)からなるフィルタリング機能を有す
る光学素子と一体に構成したインライン型光アイソレー
タである。
【0005】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1ないし図3は本発明の実施例の構成の概略図で
あり、図において同じ部位は同じ符号で示す。図1は本
発明によるインライン型光アイソレータの部分構造を示
す概略図で、入射信号光1aの入出力部を屈折率分布型
レンズ2aを用いて一体化し、偏光分離を偏光ビームス
プリッタ3aにより行い、各ファラデー回転子5a、5
bに入射させるものである。ここで用いられる偏光子と
して使用する偏光ビームスプリッタは、P波を透過し、
S波を反射するタイプのもので、インライン型光アイソ
レータの上段を通過した光は、偏光ビームスプリッタ3
cで反射され、下段の偏光ビームスプリッタ3dにS波
として入射しそこで全反射される。
【0006】一方、入射側偏光ビームスプリッタ3aに
おいて上段で反射されたS波は下段偏光ビームスプリッ
タ3bで反射し、ファラデー回転子5bに入射する。こ
こで上段と下段の回転方向は一致している。すなわち、
磁界印加方向は等しい。次に偏光ビームスプリッタ3d
をP波として透過し、上段からのS波と合流する。すな
わち、出射側においては一個の偏光ビームスプリッタ3
dですむ。ここで偏光ビームスプリッタは図2に示すよ
うに、光軸方向に45°回転した偏光ビームスプリッタ
3cおよび3dとで構成することが望ましい。ただし、
このときは偏光ビームスプリッタ3dで合流される二つ
の光軸は多少ずれるのでレンズ2dはやや大きな口径と
する。
【0007】戻り光9は、偏光ビームスプリッタ3dで
直交する2波に分離され、ファラデー回転子5a、5b
で45゜回転通過後、入射側偏光ビームスプリッタ3
a、3bで入射光とクロスニコル条件となり、それと9
0゜直交側に放射される。したがってその面に吸収体1
0a、10bを設置すると散乱防止に良い。このような
構成により、偏光無依存のインライン型光アイソレータ
が実現される。
【0008】図2は、本発明によるインライン型光アイ
ソレータの光軸方向に45°回転した偏光ビームスプリ
ッタ3c、3dを用いた構成を図1のAの方向から見た
図である。ここでは入射側偏光分離素子として2個の偏
光ビームスプリッタ3c、3dを使用しているが、同様
な機能を持つ他の素子でも問題はなく、ルチル結晶のよ
うな複屈折板を用いてもよい。またファラデー回転子の
磁石6a、6bも1個にして構成してもよい。
【0009】図3は、本発明による光増幅器用集積化モ
ジュールの概略図で、図1のインライン型光アイソレー
タの偏光ビームスプリッタ部に、光合波用の波長選択フ
ィルタ4と、ローパスフィルタ7と、LD励起光1b、
1c入力のためのレンズ2b、2cと、励起光源結合用
偏光ビームスプリッタ3eを一体に密着付加したもので
ある。それにより入射信号光1aと励起光1b、1cと
を合波する。波長選択フィルタ4機能としては波長λ1
の入射信号光1aを全透過し、波長λ2の励起光1b、
1cを反射してそれらの光を合波する。(λ1>λ2)
合波した光は前記の図1で説明したインライン型光アイ
ソレータに入射し、出力部の接続レンズ2dを介し、E
rドープ光ファイバ8に入射、そこで信号光(波長λ
2)が増幅される。
【0010】戻り光9は、図1で説明したように、それ
ぞれ入射側偏光ビームスプリッタ面から外部に出射され
る。また、ここで使用するインライン型光アイソレータ
は、波長λ1〜λ2までカバーするタイプのものが良
い。以上の構成により前方励起タイプのモジュールとし
て使用できる。一方後方励起の場合は、光合波部出射を
4aのように反対方向にし、それとErドープファイバ
を接続することにより構成される。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光増幅モジ
ュール用インライン型光アイソレータの構成によれば、
部品点数としてインライン型光アイソレータ部と一体化
した光合波器、偏光分離素子、ローパスフィルタ、接続
レンズよりなり、簡素であり、アッセンブリが容易な構
造で、一体化構造であり、接続損失が少なく、信頼性が
高く、従って小型化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のインライン型光アイソレータ
の概略図。
【図2】図1の実施例を光軸側から見た概略図。
【図3】本発明のファイバ増幅対応インライン型光アイ
ソレータの概略図。
【図4】従来の光ファイバー増幅モジュールの概略図。
【符号の説明】
1a 入射信号光 1b、1c 励起光 2a−2d レンズ 3a−3e 偏光ビームスプリッタ 4 波長選択フィルタ 5a、5b ファラデー回転子 6a、6b 磁石 7 ローパスフィルタ 8 Erドープ光ファイバー 9 戻り光 10A、10b 吸収体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏光分離して構成されるインライン型光ア
    イソレータに、入射側光部品と、光合波機能、励起光源
    結合機能、フィルタリング機能をそれぞれ有する各光学
    素子とを密着一体化したことを特徴とするインライン型
    光アイソレータ。
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JP4956004B2 (ja) * 2006-01-06 2012-06-20 古河電気工業株式会社 光アイソレータ
JP2012027410A (ja) * 2010-07-28 2012-02-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール

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