JPH03290612A - 光アイソレータ装置 - Google Patents

光アイソレータ装置

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JPH03290612A
JPH03290612A JP9351890A JP9351890A JPH03290612A JP H03290612 A JPH03290612 A JP H03290612A JP 9351890 A JP9351890 A JP 9351890A JP 9351890 A JP9351890 A JP 9351890A JP H03290612 A JPH03290612 A JP H03290612A
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crystal
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cedar plate
optical
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Hidehiko Takara
秀彦 高良
Masatoshi Saruwatari
猿渡 正俊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光通信等に用いられる光アイソレータ装置の
構成に関するものである。
(従来の技術) 第2図は、くさび杉板屈折結晶と45度ファラデー回転
子からなる従来の光アイソレータ装置の構成図であって
、同図の(a)は1段構成の場合を、同図の(b)は2
段構成の場合をそれぞれ示している(特公昭61−58
811号公報 参照)。また、第3図の(a)および(
b)は、1段構成の光アイソレータ装置の動作を、第4
図の(a)および(b)は2段構成の光アイソレータ装
置の動作を説明するための図である。
第2図乃至第4図において、Fl、F2は光ファイバ、
Ll、L2は光学レンズ、Bl、B2゜B3.B4はく
さび杉板屈折結晶、R1,R2は45度ファラデー回転
子である。さらに、第3図および第4図中(ア)、(イ
)、(つ)、(1)。
(オ)は光軸に対して垂直な面での通過点における光線
の分布状態を、CBt〜CB4はくさび杉板屈折結晶B
1〜B4の光学軸をそれぞれ示している。
従来の光アイソレータ装置において、1段構成の場合は
、くさび杉板屈折結晶B1およびB2間に45度ファラ
デー回転子R1を配置し、かつ、くさび杉板屈折結晶B
2の光学軸をくさび杉板屈折結晶B1の光学軸に対して
偏光の回転と同じ方向に45度回転させて構成されてい
る。
また、同じく2段構成の場合は、くさび杉板屈折結晶B
1およびB2間に45度ファラデー回転子R1を配置し
た1段目の光アイソレータと、くさび杉板屈折結晶B3
および84間に45度ファラデー回転子R2を配置した
2段目の光アイソレタとを直列に配置し、かつ、1段目
の光アイソレータのくさび杉板屈折結晶の傾斜方向と2
段目の光アイソレータのくさび杉板屈折結晶の傾斜方向
とを90度ずらして構成されている。
次に、上記構成による動作を第3図および第4図を用い
て説明する。
まず、第3図に基づいて1段構成の光アイソレータ装置
の動作を説明する。
光線の伝搬方向が光ファイバF1からF2の方向(以下
、順方向という)の場合、第3図の(a)に示すように
、光ファイバF1からレンズL1を経由してくさび杉板
屈折結晶B1に入射した光線が、くさび杉板屈折結晶B
1を通過するとき常光線0と異常光線eとに分離され、
異なる角度で屈折する。
次いで、45度ファラデー回転子R1により常光線、異
常光線とも偏光方向が45度回転させられた後、くさび
杉板屈折結晶B2に入射する。このとき、くさび杉板屈
折結晶B2の光学軸は、くさび杉板屈折結晶B1の光学
軸に対して偏光の回転と同じ方向に45度回転している
ので、常光線、異常光線はくさび杉板屈折結晶B2に対
しても常光線、異常光線となっている。従って、くさび
杉板屈折結晶B2を透過した常光線、異常光線は、2本
の平行光線となる。
次に、これら2本の平行光線は、レンズL2によって集
光され、光ファイバF2に結合される。
また、順方向とは逆方向に光線が進行する場合は、第3
図の(b)に示すように、光ファイバF2からレンズL
2を経由してくさび杉板屈折結晶B2に入射した光は、
常光線Oと異常光線eとに分離され、異なる角度で屈折
する。
次いで、45度ファラデー回転子R1により常光線、異
常光線とも偏光方向が45度回転させられるが、上記し
た順方向の動作の場合と逆の方向に回転するため、くさ
び杉板屈折結晶B1の光学軸に対して常光線、異常光線
が入れ替わることになる。
従って、これら2光線は、くさび杉板屈折結晶B1にて
さらに分離するように屈折するため、レンズL1を通し
ても光ファイバF1には結合しない。
次に、第4図に基づいて2段構成の光アイソレタ装置の
動作を説明する。
順方向に光線が進行する場合は、第4図の(a)に示す
ように、光ファイバF1からレンズL1を経由してくさ
び杉板屈折結晶B1に入射した光線は、くさび杉板屈折
結晶B1.45度ファラデー回転子R1およびくさび杉
板屈折結晶B2を透過する間に2光線に分離され、さら
に2段目の光アイソレータを通過する間にそれぞれが2
光線に分離される。
分離された4光線は平行であり、これらがレンズL2に
よって集光され、光ファイバF2に結合される。
また、逆方向に光線が進行する場合は、第4図の(b)
に示すように、2段目の光アイソレータを逆に通過する
間に2光線に分離され、さらに1段目の光アイソレータ
を通過する間にそれぞれが2光線に分離される。これに
より得られた4光線は、いずれも位置ずれ、角度ずれを
生じるため、光ファイバF1には結合しない。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の装置では、順方向に光線が進行す
ると、1段構成の光アイソレータ装置の場合、レンズL
2に入射するまえの光線は平行な2光線に分離されてい
るため、第3図中(つ)に示すように、光ファイバへ集
光するときに角度ずれが生じ、光ファイバL2への結合
効率が劣化する。従って、順方向の挿入損失が低くなっ
たり、偏波方向による損失の差が生じてしまうという欠
点があった。
第5図は、平行光線をレンズLを用いて光ファイバFへ
結合する様子を示したものである。第5図に示すように
、角度ずれをθ、光ファイバのコア半径をω。、光の波
長をλとすると、結合効率ηは次式で表される。
η=exp(−ω。′π2θ2/λ2) ・・・(1)
ここで、例えば、角度ずれθを3度、光ファイバのコア
半径ω。を5μmとし、光の波長λを1.55μmとし
た時、結合効率ηは上記(1)式により76%(−1,
2dB)となる。
2段構成の光アイソレータの場合も同様に、第4図中(
1)に示すように、4つの平行光線に分離されるため、
さらに結合効率が劣化し、順方向の挿入損失や偏波無依
存性が劣化してしまうという欠点があった。
逆に、1段構成、2段構成のいずれの場合も、高い結合
効率を得るため、くさび杉板屈折結晶の傾斜を緩くする
ことも考えられるが、これでは逆方向での角度ずれを大
きくとれないため、高いアイソレーションを得ることが
困難であるという欠点があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、順方向挿入損失および偏波依存性が低く、ア
イソレーションが高い光アイソレータ装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項(1)では、くさび杉
板屈折結晶およびプリズム形複屈折結晶および45度フ
ァラデー回転子よりなる光アイソレータ装置において、
第1のくさび杉板屈折結晶、第1の45度ファラデー回
転子、第2のくさび杉板屈折結晶を表記した順に配置し
てなる第1の光アイソレータユニットと、第3のくさび
杉板屈折結晶、第2の45度ファラデー回転子、第4の
くさび杉板屈折結晶を表記した順に配置してなる第2の
光アイソレータユニットとを備え、第2のくさび杉板屈
折結晶と第3のくさび杉板屈折結晶とか相対するように
、第1の先アイソレータユニットと第2の光アイソレー
タユニットとを直列に配置し、かつ、第1のくさび杉板
屈折結晶と第2のくさび杉板屈折結晶の対向面およびそ
の背面の傾斜方向を等しくなるように配置するとともに
、第3のくさび杉板屈折結晶と第4のくさび杉板屈折結
晶の対向面およびその背面の傾斜方向を等しくなるよう
に配置し、さらに、第2のくさび杉板屈折結晶と第3の
くさび杉板屈折結晶との対向面同士が、互いに光学軸に
垂直な面に対して逆方向に傾くように配置した。
また、請求項(2)では、請求項(1)の構成において
、第2のくさび杉板屈折結晶と第3のくさび杉板屈折結
晶との光学軸を一致させた。
また、請求項(3)では、第2のくさび杉板屈折結晶と
第3のくさび杉板屈折結晶との対向面同士を、請求項(
1)の構成に代えて、互いに光学軸に垂直な面に対して
同一方向に傾くように配置した。
また、請求項(4)では、請求項(3〉の構成において
、第2のくさび杉板屈折結晶と第3のくさび杉板屈折結
晶の光学軸とを互いに直交させた。
(作 用) 請求項(1)によれば、第1のくさび杉板屈折結晶に入
射した順方向の光線が、第1のくさび杉板屈折結晶を通
過するとき、常光線と異常光線とに分離され、異なる角
度で屈折する。
次いで、第1の45度ファラデー回転子により常光線、
異常光線とも偏光方向が45度回転させられた後、第2
のくさび杉板屈折結晶に入射する。
このとき、常光線、異常光線は第2のくさび杉板屈折結
晶に対しても常光線、異常光線となっている。
従って、第1の光アイソレータユニットの第2のくさび
杉板屈折結晶を透過した常光線、異常光線は、2本の平
行光線に分離され、第2の光アイソレータユニットの第
3のくさび杉板屈折結晶に入射する。また、第2のくさ
び杉板屈折結晶と第3のくさび杉板屈折結晶との対向面
同士は、光学軸に垂直な面に対して互いに逆方向に傾斜
しているので、常光線、異常光線は合波する方向に屈折
する。
次に、これら2光線は、第2の45度ファラデー回転子
により45度回転させられた後、第4のくさび杉板屈折
結晶に入射する。このとき、常光線、異常光線は、第4
のくさび杉板屈折結晶に対しても常光線、異常光線であ
る。
従って、常光線、異常光線は、第2の先アイソレータユ
ニットの出射時に同一軸上で合波される。
一方、第4のくさび杉板屈折結晶に入射した逆方向に進
行する光線は、常光線と異常光線とに分離され、異なる
角度で屈折する。
次いで、第2の45度ファラデー回転子により常光線、
異常光線とも偏光方向が45度回転させられるが、上記
した順方向動作の場合と逆の方向に回転するため、第3
のくさび杉板屈折結晶の光学軸に対して常光線、異常光
線が入れ替わることになる。
従って、2つの光線は、第3のくさび杉板屈折結晶によ
り、さらに分離するように屈折するため、順方向に進行
する光線を出射する光フアイバ端面等には結合しない。
また、請求項(2)によれば、第2のくさび杉板屈折結
晶を出射した2光線は、第2のくさび杉板屈折結晶と第
3のくさび杉板屈折結晶の光学軸方向が一致しているた
め、常光線、異常光線は第3のくさび杉板屈折結晶に対
しても確実に常光線、異常光線になっている。
従って、常光線、異常光線は、第2の光アイソレータユ
ニットの出射時、同一軸上で良好に合波される。
また、請求項(3)によれば、第1のくさび杉板屈折結
晶に入射した順方向の光線が、第1のくさび杉板屈折結
晶を通過するとき、常光線と異常光線とに分離され、異
なる角度で屈折する。
次いで、これら2光線は、第1の45度ファラデー回転
子、さらには第2のくさび杉板屈折結晶を通過する間に
2本の平行光線に分離され、第1の光アイソレータユニ
ットを出射した後、第2の光アイソレータユニットの第
3のくさび杉板屈折結晶に入射する。このとき、常光線
、異常光線は、第3のくさ、び杉板屈折結晶に対して、
異常光線、常光線に入れ替わる。
その後、第1の光アイソレータユニットの場合と同様に
、常光線、異常光線は、第4のくさび杉板屈折結晶に対
しても常光線、異常光線として屈折する。
従って、第1の光アイソレータユニットで分離された2
本の光線は、それぞれ他方の光線が第1の光アイソレー
タユニットで経た過程を第2の光アイソレータユニット
で経るため、第2の光アイソレータユニットを出射後は
1光線に合波される。
一方、光線か逆方向に進行する場合、第2の光アイソレ
ータユニットを上記とは逆方向に通過する間に、異なる
角度で2光線に分離され、さらに、第1の光アイソレー
タユニットを通過する間に、それぞれが異なる角度で2
光線に分離される。
また、請求項(4)によれば、第2のくさび形複屈折結
晶と第3のくさび杉板屈折結晶の光学軸は、互いに直交
しているので、常光線、異常光線は、第3のくさび杉板
屈折結晶B3に対して、異常光線、常光線に確実に入れ
替わる。
従って、常光線、異常光線は、第2の光アイソレータユ
ニットの出射時、同一軸上で良好に合波される。
(実施例1) 第1A図は、本発明に係る光アイソレータ装置の第1の
実施例を示す構成図、第1B図は第1A図の動作を説明
するための図であって、第1B図の(a)は順方向に進
行する光線に対する動作を、第1B図の(b)は逆方向
に進行する光線に対する動作を説明するための図である
なお、第1A図および第1B図においては、従来例を示
す第2図と同一構成部分は同一符号をもって表している
。即ち、Fl、F2は光ファイバ、Ll、R2は光学レ
ンズ、B1は第1のくさび杉板屈折結晶、B2は第2の
くさび杉板屈折結晶、B3は第3のくさび杉板屈折結晶
、B4は第4のくさび杉板屈折結晶、R1は第1の45
度ファラデー回転子、R2は第2の45度ファラデー回
転子である。また、第1B図中、(ア)、(イ)。
(つ)、(1)、(オ)は通過点における光線の断面分
布図、CBよ〜CB4は第1乃至第4のくさび杉板屈折
結晶81〜B4の光学軸をそれぞれを示している。
第1A図の光アイソレータ装置は、第1のくさび杉板屈
折結晶B1、第1の45度ファラデー回転子R1、第2
のくさび杉板屈折結晶B2を表記した順に配置して第1
の光アイソレータユニット■S1を構成するとともに、
第3のくさび杉板屈折結晶B3、第2の45度ファラデ
ー回転子R2、第4のくさび杉板屈折結晶B4を表記し
た順に配置して第2の光アイソレータユニットIS2を
構成し、さらに、第2のくさび杉板屈折結晶B2と第3
のくさび杉板屈折結晶B3とが相対するように、第1の
光アイソレータユニットISIと第2の先アイソレータ
ユニットIS2とを光線の順方向進行に対して表記した
順に直列に配置することによって構成されている。この
場合、第2のくさび杉板屈折結晶B2と第3のくさび杉
板屈折結晶B3との光学軸は一致させである。
この構成における各素子の配置関係は、第1のくさび杉
板屈折結晶B1と第2のくさび杉板屈折結晶B2の対向
面およびその背面の傾斜方向が等しくなるように配置さ
れるとともに、第3のくさび杉板屈折結晶B3と第4の
くさび杉板屈折結晶B4の対向面およびその背面の傾斜
方向を等しくなるように配置され、かつ、第2のくさび
杉板屈折結晶B2と第3のくさび杉板屈折結晶B3との
対向面同士が、互いに光学軸に垂直な面に対して逆方向
に傾くように配置されている。
次に、上記構成による動作を第1B図を用いて説明する
まず、第1B図の(a)に基づいて光線が順方向に進行
する場合の動作を説明する。
光ファイバF1からレンズL1を経由して第1のくさび
杉板屈折結晶B1に入射した順方向の光線が、第1のく
さび杉板屈折結晶B1を通過するとき、常光線Oと異常
光線eとに分離され、異なる角度で屈折する。
次いで、第1の45度ファラデー回転子R1により常光
線、異常光線とも偏光方向が45度回転させられた後、
第2のくさび杉板屈折結晶B2に入射する。このとき、
第2のくさび杉板屈折結晶B2の光学軸は、第1のくさ
び形′複屈折結晶B1の光学軸に対して偏光が回転した
同一の方向に45度回転しているので、常光線、異常光
線は第2のくさび杉板屈折結晶B2に対しても常光線、
異常光線となっている。
従って、第2のくさび杉板屈折結晶B2を透過した常光
線、異常光線は、2本の平行線に分離する。このとき、
第2のくさび杉板屈折結晶B2と第3のくさび杉板屈折
結晶B3の光学軸方向は一致しているため、常光線、異
常光線は第3のくさび杉板屈折結晶B3に対しても常光
線、異常光線になっている。また、第2のくさび杉板屈
折結晶B2と第3のくさび杉板屈折結晶B3との対向面
同士は、光学軸に垂直な面に対して互いに逆方向に傾斜
しているので、常光線、異常光線は合波する方向に屈折
する。
次に、これら2光線は、第2の45度ファラデー回転子
R2により45度回転させられた後、第4のくさび杉板
屈折結晶B4に入射する。このとき、第4のくさび杉板
屈折結晶B4の光学軸は、第3のくさび杉板屈折結晶B
3の光学軸に対して偏光の回転方向と同じ方向に45度
回転しているので、常光線、異常光線は、第4のくさび
杉板屈折結晶B4に対しても常光線、異常光線である。
従って、常光線、異常光線は、同一軸上で合波され、光
学レンズL2により光ファイバF2に結合される。
このように上記構成における順方向動作では、光線の分
離による角度ずれが起きないため、結合効率の偏波依存
性がなく、かつ、光ファイバへの結合効率が高い。
次に、第1B図の(b)に基づいて光線が逆方向に進行
する場合の動作を説明する。
光ファイバF2からレンズL2を経由して第4のくさび
杉板屈折結晶B4に入射した光線は、常光線0と異常光
線eとに分離され、異なる角度で屈折する。
次いで、第2の45度ファラデー回転子R2により常光
線、異常光線とも偏光方向が45度回転させられるが、
上記した順方向動作の場合と逆の方向に回転するため、
第3のくさび杉板屈折結晶B3の光学軸に対して常光線
、異常光線が入れ替わることになる。
従って、2つの光線は、第3のくさび杉板屈折結晶B3
により、さらに分離するように屈折するため、光ファイ
バF1には結合しない。
また、第2の45度ファラデ〜回転子R2の不完全性に
より生じた漏れ光も、第1の45度ファラデー回転子R
1および第1のくさび杉板屈折結晶B1によって角度ず
れが起きるため、光ファイバFユには結合しない。
以上説明したように、本実施例によれば、順方向での光
線の分離による角度ずれが起きないため、くさび杉板屈
折結晶の傾斜を従来よりかなり太きくとることが可能で
ある。従って、逆方向の場合の角度ずれが大きくなり、
従来より高いアイソレーションと良好な偏波無依存性を
持つ光アイソレータ装置を実現できる。
(実施例2) 第6A図は、本発明に係る光アイソレータ装置の第2の
実施例を示す構成図、第6B図は第6A図の動作を説明
するための図であって、第6B図の(a)は−順方向に
進行する光線に対する動作を、第6B図の(b)は逆方
向に進行する光線に対する動作を説明するための図であ
る。
本箱2の実施例が前記第1に実施例と異なる点は、第2
のくさび杉板屈折結晶B2と第3のくさび杉板屈折結晶
B3との対向面同士を、互いに光学軸に垂直な面に対し
て同一方向に傾くように配置し、かつ、第2のくさび杉
板屈折結晶B2と第3のくさび杉板屈折結晶B3の光学
軸とを互いに直交させたことにある。
次に、上記構成による動作を第6B図を用いて説明する
光線が順方向に進行する場合、第6B図の(a)に示す
ように、光ファイバF1からレンズL1を経由して第1
のくさび杉板屈折結晶B1に入射した順方向の゛光線が
、第1のくさび杉板屈折結晶B1を通過するとき、常光
線0と異常光線eとに分離され、異なる角度で屈折する
次いで、これら2光線は、第、1の45度ファラデー回
転子R1、さらには第2のくさび杉板屈折結晶B2を通
過する間に2本の平行光線に分離され、第3のくさび杉
板屈折結晶B3に入射する。
このとき、第2のくさび杉板屈折結晶B2と第3のくさ
び杉板屈折結晶B3の光学軸は、互いに直交しているの
で、常光線、異常光線は、第3のくさび杉板屈折結晶B
3に対して、異常光線、常光線に入れ替わる。
その後、第1の先アイソレータユニットISIの場合と
同様に、常光線、異常光線は、第4のくさび杉板屈折結
晶B4に対しても常光線、異常光線として屈折する。
従って、第1の光アイソレータユニットISIで分離さ
れた2本の光線は、それぞれ他方の光線が第1の先アイ
ソレータユニットISIで経た過程を第2の光アイソレ
ータユニットIS2で経るため、第2の光アイソレータ
ユニット152を出射後は1光線に合波され、レンズL
2により光ファイバF2の結合される。
このように本第2の実施例における順方向動作において
も、光線の分離による角度ずれが起きないため、結合効
率の偏波依存性がなく、かつ、光ファイバへの結合効率
が高い。
一方、光線が逆方向に進行する場合、第2の光アイソレ
ータユニットIS2を上記とは逆方向に通過する間に、
異なる角度で2光線に分離され、さらに、第1の光アイ
ソレータユニットISIを通過する間に、それぞれが異
なる角度で2光線に分離される。
従って、本第2の実施例においても、逆方向の場合の角
度ずれが大きくなり、従来装置に比べて、高いアイソレ
ーションと良好な偏波無依存性を持つ光アイソレータ装
置を実現できる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1) 、 (2) 、 
(3)または(4)によれば、順方向の光線の位置ずれ
および角度ずれを起こさないため、順方向の挿入損失が
低くて偏波依存性を持たず、高いアイソレーションを有
する光アイソレータ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明に係る光アイソレータ装置の第1の実
施例を示す構成図、第1B図は第1A図の動作を説明す
るための図、第2図は従来の光アイソレータ装置の構成
図、第3図は第2図の(a)の動作を説明するための図
、第4図は第2図の(b)の動作を説明するための図、
第5図はレンズによる平行光線の光ファイバへの結合の
様子を示す図、第6A図は本発明に係る光アイソレータ
装置の第2の実施例を示す構成図、第6B図は第6A図
の動作を説明するための図である。 図中、Fl、F2・・・光ファイバ、Ll、L、2・・
・光学レンズ、B1・・・第1のくさび杉板屈折結晶、
B2・・・第2のくさび杉板屈折結晶、B3・・・第3
のくさび杉板屈折結晶、B4・・・第4のくさび杉板屈
折結晶、R1・・・第1の45度ファラデー回転子、R
2・・・第2の45度ファラデー回転子。 B1.B2;くさび形襖屈折結晶

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)くさび形複屈折結晶およびプリズム形複屈折結晶
    および45度ファラデー回転子よりなる光アイソレータ
    装置において、 第1のくさび形複屈折結晶、第1の45度ファラデー回
    転子、第2のくさび形複屈折結晶を表記した順に配置し
    てなる第1の光アイソレータユニットと、 第3のくさび形複屈折結晶、第2の45度ファラデー回
    転子、第4のくさび形複屈折結晶を表記した順に配置し
    てなる第2の光アイソレータユニットとを備え、 第2のくさび形複屈折結晶と第3のくさび形複屈折結晶
    とが相対するように、第1の光アイソレータユニットと
    第2の光アイソレータユニットとを直列に配置し、 かつ、第1のくさび形複屈折結晶と第2のくさび形複屈
    折結晶の対向面およびその背面の傾斜方向を等しくなる
    ように配置するとともに、第3のくさび形複屈折結晶と
    第4のくさび形複屈折結晶の対向面およびその背面の傾
    斜方向を等しくなるように配置し、 さらに、第2のくさび形複屈折結晶と第3のくさび形複
    屈折結晶との対向面同士が、互いに光学軸に垂直な面に
    対して逆方向に傾くように配置した ことを特徴とする光アイソレータ装置。
  2. (2)第2のくさび形複屈折結晶と第3のくさび形複屈
    折結晶との光学軸を一致させた請求項(1)記載の光ア
    イソレータ装置。
  3. (3)第2のくさび形複屈折結晶と第3のくさび形複屈
    折結晶との対向面同士を、請求項(1)の構成に代えて
    、互いに光学軸に垂直な面に対して同一方向に傾くよう
    に配置した請求項(1)記載の光アイソレータ装置。
  4. (4)第2のくさび形複屈折結晶と第3のくさび形複屈
    折結晶の光学軸とを互いに直交させた請求項(3)記載
    の光アイソレータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05224150A (ja) * 1992-02-10 1993-09-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光アイソレータ装置
JP2007183419A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Furukawa Electric Co Ltd:The 光アイソレータ
JP2010048872A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 偏波無依存型光アイソレータ

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