JPH11148890A - 凍結試料破砕用容器 - Google Patents
凍結試料破砕用容器Info
- Publication number
- JPH11148890A JPH11148890A JP33244097A JP33244097A JPH11148890A JP H11148890 A JPH11148890 A JP H11148890A JP 33244097 A JP33244097 A JP 33244097A JP 33244097 A JP33244097 A JP 33244097A JP H11148890 A JPH11148890 A JP H11148890A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- sample
- crushing
- frozen sample
- lid
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M47/00—Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
- C12M47/06—Hydrolysis; Cell lysis; Extraction of intracellular or cell wall material
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 試料の漏れを完全に防止するとともに、試料
の凍結破砕を簡単に実施できるようにする。 【解決手段】 容器本体1にクラッシャ2および試料を
収納し蓋体3を螺合した凍結試料破砕用容器を液体窒素
中に投入して冷却する。次に、液体窒素から凍結試料破
砕用容器を取り出し、外部から強制的な振動を加える。
すると、容器本体1内でクラッシャ2が摺動して、凍結
している試料Sを簡単に破砕する。破砕作業が終わった
ならば、蓋体3を容器本体1から取り外し、破砕された
試料を回収する。
の凍結破砕を簡単に実施できるようにする。 【解決手段】 容器本体1にクラッシャ2および試料を
収納し蓋体3を螺合した凍結試料破砕用容器を液体窒素
中に投入して冷却する。次に、液体窒素から凍結試料破
砕用容器を取り出し、外部から強制的な振動を加える。
すると、容器本体1内でクラッシャ2が摺動して、凍結
している試料Sを簡単に破砕する。破砕作業が終わった
ならば、蓋体3を容器本体1から取り外し、破砕された
試料を回収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は凍結試料破砕用容器
に関し、特に臓器,細胞,菌体等の試料を凍結した状態
で破砕し、酵素,核酸,蛋白質等の成分を回収するため
の凍結試料破砕用容器に関する。
に関し、特に臓器,細胞,菌体等の試料を凍結した状態
で破砕し、酵素,核酸,蛋白質等の成分を回収するため
の凍結試料破砕用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の凍結試料破砕用容器とし
ては、例えば、特開平8−219957号公報に開示さ
れたようなものがある。この凍結試料破砕用容器は、筒
形有底状に形成した容器本体と、容器本体の外周面にほ
ぼ対応する形状の内周面を少なくとも一部に有する台本
体と、容器本体の内周面にほぼ対応する形状の外周面を
少なくとも一部に有する蓋本体とから構成されていた。
ては、例えば、特開平8−219957号公報に開示さ
れたようなものがある。この凍結試料破砕用容器は、筒
形有底状に形成した容器本体と、容器本体の外周面にほ
ぼ対応する形状の内周面を少なくとも一部に有する台本
体と、容器本体の内周面にほぼ対応する形状の外周面を
少なくとも一部に有する蓋本体とから構成されていた。
【0003】このような従来の凍結試料破砕用容器で
は、液体窒素中で十分に冷却した容器本体内に凍結され
ている試料を入れて蓋本体を被せ、外部からエアープレ
ス機でパルス状の圧力を加えることによって容器本体と
蓋本体との間に置かれた試料の組織を粉々に破砕するも
のであった。
は、液体窒素中で十分に冷却した容器本体内に凍結され
ている試料を入れて蓋本体を被せ、外部からエアープレ
ス機でパルス状の圧力を加えることによって容器本体と
蓋本体との間に置かれた試料の組織を粉々に破砕するも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の凍結試料破砕用容器では、外部から圧力を加えた際
に容器本体と蓋本体との間から試料が飛び散り、周囲を
汚染したり、試料の混合を招いたりするという問題点が
あった。特に、試料が病原性等を有するおそれがある場
合には、危険であるので使用することができなかった。
来の凍結試料破砕用容器では、外部から圧力を加えた際
に容器本体と蓋本体との間から試料が飛び散り、周囲を
汚染したり、試料の混合を招いたりするという問題点が
あった。特に、試料が病原性等を有するおそれがある場
合には、危険であるので使用することができなかった。
【0005】また、外部からエアープレス機でパルス状
の圧力を加える必要があったので、大掛かりな設備が必
要になり、簡単に試料の凍結破砕を行うことができない
という問題点があった。
の圧力を加える必要があったので、大掛かりな設備が必
要になり、簡単に試料の凍結破砕を行うことができない
という問題点があった。
【0006】本発明の目的は、上述の点に鑑み、試料の
漏れを完全に防止するとともに、簡単に試料の凍結破砕
を実施することのできる凍結試料破砕用容器を提供する
ことにある。
漏れを完全に防止するとともに、簡単に試料の凍結破砕
を実施することのできる凍結試料破砕用容器を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る凍結試料破
砕用容器は、耐食性金属で有底筒形に形成された容器本
体(図1の1)と、この容器本体内に摺動可能に収納さ
れるクラッシャ(図1の2)と、耐食性金属で前記容器
本体に水密的に螺着されるように形成された蓋体(図1
の3)とから構成されたことを特徴とする。
砕用容器は、耐食性金属で有底筒形に形成された容器本
体(図1の1)と、この容器本体内に摺動可能に収納さ
れるクラッシャ(図1の2)と、耐食性金属で前記容器
本体に水密的に螺着されるように形成された蓋体(図1
の3)とから構成されたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0009】図1および図2は、本発明の一実施の形態
に係る凍結試料破砕用容器の構成を示す分解斜視図およ
び分解断面図である。本実施の形態に係る凍結試料破砕
用容器は、容器本体1と、容器本体1内に収納されるク
ラッシャ2と、容器本体1に水密的に螺着される蓋体3
とから構成されている。
に係る凍結試料破砕用容器の構成を示す分解斜視図およ
び分解断面図である。本実施の形態に係る凍結試料破砕
用容器は、容器本体1と、容器本体1内に収納されるク
ラッシャ2と、容器本体1に水密的に螺着される蓋体3
とから構成されている。
【0010】容器本体1は、ステンレススチール等の耐
食性金属で、収納凹部1aを有する有底筒状に形成され
ている。また、容器本体1は、冷却温度を保持するため
に、適度の肉厚を有するように形成されている。さら
に、容器本体1は、上端外周面に雄ねじ1bが螺刻さ
れ、中程外周面に一段と細径となった凹段部1cが形成
され、下端外周面にローレット1dが刻設されている。
食性金属で、収納凹部1aを有する有底筒状に形成され
ている。また、容器本体1は、冷却温度を保持するため
に、適度の肉厚を有するように形成されている。さら
に、容器本体1は、上端外周面に雄ねじ1bが螺刻さ
れ、中程外周面に一段と細径となった凹段部1cが形成
され、下端外周面にローレット1dが刻設されている。
【0011】クラッシャ2は、ステンレススチール等の
耐食性金属あるいはセラミックスで、容器本体1の収納
凹部1aに収納された状態で容易に摺動できるように、
収納凹部1aの内径に比べて若干小さい外径を有し、か
つ収納凹部1aの軸線長の半分程度の長さを有する円柱
体に形成されている。
耐食性金属あるいはセラミックスで、容器本体1の収納
凹部1aに収納された状態で容易に摺動できるように、
収納凹部1aの内径に比べて若干小さい外径を有し、か
つ収納凹部1aの軸線長の半分程度の長さを有する円柱
体に形成されている。
【0012】蓋体3は、ステンレススチール等の耐食性
金属で、下面部に凹部3aが穿設された肉厚円板状に形
成されている。凹部3aの内周面には、容器本体1の雄
ねじ1bと螺合される雌ねじ3bが螺刻されている。ま
た、蓋体3の外周面には、ローレット3cが刻設されて
いる。
金属で、下面部に凹部3aが穿設された肉厚円板状に形
成されている。凹部3aの内周面には、容器本体1の雄
ねじ1bと螺合される雌ねじ3bが螺刻されている。ま
た、蓋体3の外周面には、ローレット3cが刻設されて
いる。
【0013】次に、このように構成された本実施の形態
に係る凍結試料破砕用容器の使用方法について説明す
る。
に係る凍結試料破砕用容器の使用方法について説明す
る。
【0014】液体の試料を処理する場合には、試料を入
れる前に容器本体1,クラッシャ2および蓋体3をあら
かじめ冷却しておく。冷却方法としては、液体窒素に入
れておく場合と、超低温保存庫(−70°C以下が望ま
しい)に入れておく場合との2通りがある。なお、固体
の試料の場合にはあらかじめ冷却しておく必要はかなら
ずしもない。
れる前に容器本体1,クラッシャ2および蓋体3をあら
かじめ冷却しておく。冷却方法としては、液体窒素に入
れておく場合と、超低温保存庫(−70°C以下が望ま
しい)に入れておく場合との2通りがある。なお、固体
の試料の場合にはあらかじめ冷却しておく必要はかなら
ずしもない。
【0015】容器本体1,クラッシャ2および蓋体3が
十分に冷却されたならば、図3に例示するように、容器
本体1にクラッシャ2を入れた状態で液体の試料Sを滴
下する。容器本体1およびクラッシャ2が低温に冷却さ
れているために、滴下した試料Sはすぐ凍結することに
なる。なお、固体の試料Sの場合には、容器本体1にク
ラッシャ2を入れた状態でさらに試料Sを収納するだけ
でよく、すぐに凍結しなくても問題はない。
十分に冷却されたならば、図3に例示するように、容器
本体1にクラッシャ2を入れた状態で液体の試料Sを滴
下する。容器本体1およびクラッシャ2が低温に冷却さ
れているために、滴下した試料Sはすぐ凍結することに
なる。なお、固体の試料Sの場合には、容器本体1にク
ラッシャ2を入れた状態でさらに試料Sを収納するだけ
でよく、すぐに凍結しなくても問題はない。
【0016】なお、図4に例示するように、容器本体1
に試料Sを入れた後に、クラッシャ2を収納するように
してもよい。
に試料Sを入れた後に、クラッシャ2を収納するように
してもよい。
【0017】容器本体1にクラッシャ2および試料Sを
収納したならば、厚手の手袋等を着けた両手で容器本体
1のローレット1dの部分および蓋体3のローレット3
cの部分を持ち、蓋体3の雌ねじ3bを容器本体1の雄
ねじ1bに螺合し、しっかりと締め付ける。これによ
り、蓋体3と容器本体1とが一体化され、凍結試料破砕
用容器内が水密的に密封され、試料Sが外部に漏れ出て
くる心配がなくなる。
収納したならば、厚手の手袋等を着けた両手で容器本体
1のローレット1dの部分および蓋体3のローレット3
cの部分を持ち、蓋体3の雌ねじ3bを容器本体1の雄
ねじ1bに螺合し、しっかりと締め付ける。これによ
り、蓋体3と容器本体1とが一体化され、凍結試料破砕
用容器内が水密的に密封され、試料Sが外部に漏れ出て
くる心配がなくなる。
【0018】次に、クラッシャ2および試料Sを収納し
た凍結試料破砕用容器を、図5に例示するように、プラ
イヤ4で容器本体1の凹段部1cの部分を銜え込むよう
に保持して、液体窒素中に投入して冷却する。液体窒素
への投入後、しばらくして凍結試料破砕用容器の周囲か
ら出る気泡が少なくなれば、冷却が終了したことを意味
するので、プライヤ4を使用して凍結試料破砕用容器を
液体窒素中から引き上げる。なお、液体窒素がない場合
には、超低温保存庫(−70°C以下が望ましい)を利
用することができる。
た凍結試料破砕用容器を、図5に例示するように、プラ
イヤ4で容器本体1の凹段部1cの部分を銜え込むよう
に保持して、液体窒素中に投入して冷却する。液体窒素
への投入後、しばらくして凍結試料破砕用容器の周囲か
ら出る気泡が少なくなれば、冷却が終了したことを意味
するので、プライヤ4を使用して凍結試料破砕用容器を
液体窒素中から引き上げる。なお、液体窒素がない場合
には、超低温保存庫(−70°C以下が望ましい)を利
用することができる。
【0019】続いて、液体窒素中から取り出した凍結試
料破砕用容器を、図6(a)および(b)に例示するよ
うに、レンチ5にセットする。すなわち、容器本体1の
凹段部1cの部分をレンチ5で銜え込み(図6(a)参
照)、レンチ5の根元部分をロックバンド6でしっかり
と締め付ける(図6(b)参照)。
料破砕用容器を、図6(a)および(b)に例示するよ
うに、レンチ5にセットする。すなわち、容器本体1の
凹段部1cの部分をレンチ5で銜え込み(図6(a)参
照)、レンチ5の根元部分をロックバンド6でしっかり
と締め付ける(図6(b)参照)。
【0020】次に、レンチ5を片手で持ち、蓋体3側を
下、すなわち試料Sの入っている方を下にして、丈夫な
台または床に置いた厚手のゴムマット等に凍結試料破砕
用容器を数回打ち付ける。この際、凍結試料破砕用容器
やレンチ5の自重を利用して軽く振り上げて落とす程度
の力を加えるだけで十分である。これにより、容器本体
1内でクラッシャ2が収納凹部1aの軸線方向に摺動し
て、凍結された試料Sに圧力を加えて凍結した試料Sを
粉々に破砕する。
下、すなわち試料Sの入っている方を下にして、丈夫な
台または床に置いた厚手のゴムマット等に凍結試料破砕
用容器を数回打ち付ける。この際、凍結試料破砕用容器
やレンチ5の自重を利用して軽く振り上げて落とす程度
の力を加えるだけで十分である。これにより、容器本体
1内でクラッシャ2が収納凹部1aの軸線方向に摺動し
て、凍結された試料Sに圧力を加えて凍結した試料Sを
粉々に破砕する。
【0021】破砕作業が終わったならば、凍結試料破砕
用容器をレンチ5から外し、厚手の手袋等を着けた両手
で容器本体1のローレット1dの部分および蓋体3のロ
ーレット3cの部分を持ち、蓋体3を下にして捩じるこ
とにより凍結試料破砕用容器を開ける。このとき、蓋体
3の凹部3aが受け皿の代わりになり、クラッシャ2が
自重で試料Sを押し出して落ちてくるので、試料Sを簡
単に回収することができる。この回収作業の際は、凍結
試料破砕用容器はかなり長時間の間冷却温度を維持する
ので、凍結したままの状態で試料Sを回収することがで
きる。収納凹部1aやクラッシャ2に付いてしまった試
料Sは、スパーテル等で回収する。
用容器をレンチ5から外し、厚手の手袋等を着けた両手
で容器本体1のローレット1dの部分および蓋体3のロ
ーレット3cの部分を持ち、蓋体3を下にして捩じるこ
とにより凍結試料破砕用容器を開ける。このとき、蓋体
3の凹部3aが受け皿の代わりになり、クラッシャ2が
自重で試料Sを押し出して落ちてくるので、試料Sを簡
単に回収することができる。この回収作業の際は、凍結
試料破砕用容器はかなり長時間の間冷却温度を維持する
ので、凍結したままの状態で試料Sを回収することがで
きる。収納凹部1aやクラッシャ2に付いてしまった試
料Sは、スパーテル等で回収する。
【0022】なお、図4に例示したように、容器本体1
に試料Sを入れた後にクラッシャ2を収納するようにし
た場合には、蓋体3側を上、すなわちこの場合も試料S
の入っている方を下にして、凍結試料破砕用容器を打ち
付けるようにすればよい。蓋体3を取り外した後に、容
器本体1内の試料Sをスパーテル等で回収する。
に試料Sを入れた後にクラッシャ2を収納するようにし
た場合には、蓋体3側を上、すなわちこの場合も試料S
の入っている方を下にして、凍結試料破砕用容器を打ち
付けるようにすればよい。蓋体3を取り外した後に、容
器本体1内の試料Sをスパーテル等で回収する。
【0023】使用後の容器本体1,クラッシャ2および
蓋体3は、そのまま常温に戻してから洗浄する。なお、
容器本体1,クラッシャ2および蓋体3は、ステンレス
スチール等の耐食性金属あるいはセラミックス製である
ので、オートクレーブ等で滅菌処理することができる。
蓋体3は、そのまま常温に戻してから洗浄する。なお、
容器本体1,クラッシャ2および蓋体3は、ステンレス
スチール等の耐食性金属あるいはセラミックス製である
ので、オートクレーブ等で滅菌処理することができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の一実施例に係る凍結試料破砕
用容器について、図7を参照して説明する。
用容器について、図7を参照して説明する。
【0025】本実施例の凍結試料破砕用容器では、容器
本体1は、ステンレススチールによって、図7(a)に
示すように、高さが50.0mm、外径が40.0mm
φ、凹段部1cの外径30.0mmφ、幅が17.0m
m、収納凹部1aの内径20.0mmφ、深さ(軸線
長)40.0mmに形成した。
本体1は、ステンレススチールによって、図7(a)に
示すように、高さが50.0mm、外径が40.0mm
φ、凹段部1cの外径30.0mmφ、幅が17.0m
m、収納凹部1aの内径20.0mmφ、深さ(軸線
長)40.0mmに形成した。
【0026】また、クラッシャ2は、ステンレススチー
ルによって、図7(b)に示すように、高さが20.0
mm、外径が19.7mmφに形成した。
ルによって、図7(b)に示すように、高さが20.0
mm、外径が19.7mmφに形成した。
【0027】さらに、蓋体3は、ステンレススチールに
よって、図7(c)に示すように、高さが17.0m
m、外径が40.0mmφ、凹部1aの内径30.0m
mφ、深さ7.0mmに形成した。
よって、図7(c)に示すように、高さが17.0m
m、外径が40.0mmφ、凹部1aの内径30.0m
mφ、深さ7.0mmに形成した。
【0028】このような本実施例の凍結試料破砕用容器
を使用すると、試料Sが液体および固体のいかんを問わ
ず、また冷却手段が液体窒素および超低温保存庫のいか
んを問わずに、試料Sの確実な凍結破砕を行うことがで
きた。
を使用すると、試料Sが液体および固体のいかんを問わ
ず、また冷却手段が液体窒素および超低温保存庫のいか
んを問わずに、試料Sの確実な凍結破砕を行うことがで
きた。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の凍結試料
破砕用容器によれば、容器本体と蓋体とが水密的に螺合
されるので、外部から圧力を加えた際に容器本体と蓋体
との間から試料が漏れるおそれがなくなり、周囲を汚染
したり、試料の混合を招いたりすることがないという効
果がある。このため、試料が病原性等を有するおそれが
ある場合にも、使用することができるという利点があ
る。
破砕用容器によれば、容器本体と蓋体とが水密的に螺合
されるので、外部から圧力を加えた際に容器本体と蓋体
との間から試料が漏れるおそれがなくなり、周囲を汚染
したり、試料の混合を招いたりすることがないという効
果がある。このため、試料が病原性等を有するおそれが
ある場合にも、使用することができるという利点があ
る。
【0030】また、密封された容器本体と蓋体との内部
でクラッシャが摺動して凍結した試料の破砕を行うの
で、エアープレス機等の大掛かりな設備を使用すること
なしに、簡単に試料の凍結破砕を行うことができるとい
う効果がある。
でクラッシャが摺動して凍結した試料の破砕を行うの
で、エアープレス機等の大掛かりな設備を使用すること
なしに、簡単に試料の凍結破砕を行うことができるとい
う効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態に係る凍結試料破砕用容
器の分解斜視図である。
器の分解斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る凍結試料破砕用容器の分解
断面図である。
断面図である。
【図3】本実施の形態に係る凍結試料破砕用容器への試
料の収納状態の一例を示す断面図である。
料の収納状態の一例を示す断面図である。
【図4】本実施の形態に係る凍結試料破砕用容器への試
料の収納状態の他の例を示す断面図である。
料の収納状態の他の例を示す断面図である。
【図5】本実施の形態に係る凍結試料破砕用容器をプラ
イヤで保持する状態を説明する斜視図である。
イヤで保持する状態を説明する斜視図である。
【図6】(a)および(b)は本実施の形態に係る凍結
試料破砕用容器をレンチで保持する過程を説明する斜視
図である。
試料破砕用容器をレンチで保持する過程を説明する斜視
図である。
【図7】本発明の一実施例に係る凍結試料破砕用容器の
寸法図である。
寸法図である。
1 容器本体 1a 収納凹部 1b 雄ねじ 1c 凹段部 1d ローレット 2 クラッシャ 3 蓋体 3a 凹部 3b 雌ねじ 3c ローレット 4 プライヤ 5 レンチ 6 ロックバンド S 試料
Claims (4)
- 【請求項1】 耐食性金属で有底筒形に形成された容器
本体と、この容器本体内に摺動可能に収納されるクラッ
シャと、耐食性金属で前記容器本体に水密的に螺着され
るように形成された蓋体とから構成されたことを特徴と
する凍結試料破砕用容器。 - 【請求項2】 前記容器本体,前記クラッシャおよび前
記蓋体が、ステンレススチールで形成されている請求項
1記載の凍結試料破砕用容器。 - 【請求項3】 前記容器本体および前記蓋体の外周にロ
ーレットが形成されている請求項1または2記載の凍結
試料破砕用容器。 - 【請求項4】 前記容器本体の外周に一段と細径となっ
た凹段部が形成されている請求項1または2記載の凍結
試料破砕用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33244097A JPH11148890A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 凍結試料破砕用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33244097A JPH11148890A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 凍結試料破砕用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11148890A true JPH11148890A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18255009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33244097A Pending JPH11148890A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 凍結試料破砕用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11148890A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090292A (ja) * | 1999-10-13 | 2009-04-30 | Yasui Kikai Kk | 試料破砕用具 |
JP2010523956A (ja) * | 2007-04-04 | 2010-07-15 | キアゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 処理用生物サンプル調製のための磨砕機および対応法 |
JP2011512859A (ja) * | 2008-03-11 | 2011-04-28 | イマジェネ | 生物材料のなかでも特にdnaを収容および保存するための容器 |
EP4059592A1 (de) * | 2021-03-16 | 2022-09-21 | Swissmeca SA | Probenröhrchen sowie vorrichtung und verfahren zum dispergieren und homogenisieren |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP33244097A patent/JPH11148890A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090292A (ja) * | 1999-10-13 | 2009-04-30 | Yasui Kikai Kk | 試料破砕用具 |
JP2010523956A (ja) * | 2007-04-04 | 2010-07-15 | キアゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 処理用生物サンプル調製のための磨砕機および対応法 |
JP2011512859A (ja) * | 2008-03-11 | 2011-04-28 | イマジェネ | 生物材料のなかでも特にdnaを収容および保存するための容器 |
EP4059592A1 (de) * | 2021-03-16 | 2022-09-21 | Swissmeca SA | Probenröhrchen sowie vorrichtung und verfahren zum dispergieren und homogenisieren |
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