JPH04122349U - 試料粉砕具 - Google Patents

試料粉砕具

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JPH04122349U
JPH04122349U JP3626491U JP3626491U JPH04122349U JP H04122349 U JPH04122349 U JP H04122349U JP 3626491 U JP3626491 U JP 3626491U JP 3626491 U JP3626491 U JP 3626491U JP H04122349 U JPH04122349 U JP H04122349U
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JP
Japan
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sample
mortar
crushing
pestle
receiving
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Pending
Application number
JP3626491U
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English (en)
Inventor
石 隆 司 大
Original Assignee
山陽特殊製鋼株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 試料を粉砕する際に、試料の飛散を防止し、
又硬くて粉砕し難い試料を粉砕する。 【構成】 受臼2、臼本体3及び杵4で構成し、受臼2
の上面には試料受面を形成し、臼本体3には受臼2を収
納する穴を貫通形成し、収納穴内面には受臼2を保持す
る保持部を形成し、又打撃可能な杵4を臼本体3の収納
穴30内をほぼ密閉してスライドしうる外形状に形成す
るとともに、先端面に受臼2の試料受面とほぼ合致しう
る試料粉砕面を形成する。試料5の粉砕に際し、臼本体
3の収納穴内の上側から受臼2を挿入して保持し、試料
5及び杵4を挿入し、ほぼ密閉状態にある受臼2の試料
受面と杵4の試料粉砕面との間で杵4の打撃力によって
試料5を粉砕する。粉砕後は受臼2を下側からの押圧に
よって臼本体3の収納穴から押出して清掃可能とし、試
料5の汚染を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、試料粉砕具に関し、特に試料の飛散を防止でき、かつ硬い試料の 粉砕にも適用できるようにした器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、試料の化学分析を行う場合、各種試料を粉砕して分析用試料を調整す ることが行われるが、この場合、作業者が粉砕具を用いて試料を粉砕することが 多い。
【0003】 ここで図3に従来の試料粉砕具を示す。図において、粉砕具100はステンレ ス鋼(例えば、SUS304)等を使用して製作された鉄鉢200及び擂粉木3 00とから構成され、上記鉄鉢200は基部210の上に上拡がり形状の鉢本体 220を固定して構成され、又擂粉木300は先端に球部310が形成されてい る。
【0004】 試料を粉砕する場合には、鉢本体220内に粉砕すべき試料を入れ、一方の手 で鉄鉢200の基部210等を押さえ、他方の手に擂粉木300を持ってその先 端球部310を鉢本体220の内面に突いたり、これと擦り合わせたりして試料 を粉砕するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、従来の試料粉砕具では、鉄鉢200が上面開放タイプであるので、 粉砕作業中に衝撃によって試料が飛び散りやすく、又作業者が擂粉木300を手 に持って先端球部310を鉢本体220内面に打ちつけるようにしていたので、 炭素や硫黄等の柔らかい試料はこれを粉砕できるものの、鋼等、硬いものは粉砕 し難いという問題があった。
【0006】 この考案は、かかる問題点に鑑み、試料の飛散を防止でき、しかも硬い試料の 粉砕にも適用できる試料粉砕具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで考案に係る試料粉砕具は、 「上面に試料受面が形成された受臼と、 受臼を収納する穴が貫通形成されるとともに、収納穴内面に受臼を保持する保 持部が形成された臼本体と、 臼本体の収納穴内をほぼ密閉してスライドしうる外形状に形成されるとともに 、先端面に受臼の試料受面とほぼ合致しうる試料粉砕面が形成された打撃可能な 杵とを備え、 臼本体の収納穴内には上側から受臼を挿入して保持し、試料及び杵を挿入し、 ほぼ密閉状態にある受臼の試料受面と杵の試料粉砕面との間で杵の打撃力によっ て試料を粉砕可能とする一方、 受臼を下側からの押圧によって臼本体の収納穴から押出し可能とした」ことを 要旨とする。
【0008】 ここで臼本体の収納穴は筒状であればどのような形状でもよいが、粉砕作業性 を考慮すると円筒状とするのがよく、この場合には受臼及び杵は円柱状とする。 また、受臼及び杵は打撃による粉砕作業を考慮すると、硬度と強度が高く、かつ 靱性にも優れている材料、例えば合金工具鋼や高速度鋼等の材料が好ましい。ま た、臼本体は杵の打撃によってこれが動かないような形状及び重量に設定するの が好ましく、例えば形状は円柱状がよい。
【0009】
【作用】
本考案においては、臼本体、受臼及び杵で密閉空間を構成し、該密閉空間内で 試料を粉砕するようにしたことから、粉砕中において試料が飛散することはなく 、又杵を打撃可能としたことから、鋼等の硬い試料も確実に粉砕され、さらには 受臼を臼本体から押出し可能としたことから、粉砕作業後に臼本体内部及び受臼 を分解して粉砕具を清掃することが可能である。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は 本考案の一実施例による試料粉砕具を示す。図において、試料粉砕具1は受臼2 、臼本体3及び杵4とから構成されている。上記受臼は高速度鋼を用いて略円柱 形状に製作され、その上面には凹状の試料受面20が形成されている。
【0011】 また、上記臼本体3は打撃の衝撃に対して安定なようにステンレス鋼を用いて 所定の重量でかつ略円柱形状に製作され、その中央部には受臼2を収納しうる外 径の円筒穴30が上下に貫通して形成され、該収納穴30の内面下部は上部に比 して小径に設定されて受臼2を密着保持する保持部31となっている。
【0012】 また、杵4は受臼2と同じ高速度鋼を用いて略円柱形状に製作されて打撃可能 に設けられ、その先端部40は他の部分に比して大径に形成されて収納穴30内 をほぼ密閉してスライドしうるように設定され、先端面は受臼2の試料受面20 とほぼ合致しうる凸状の試料粉砕面41に形成され、又杵4の後端面42は打撃 しやすいように略球面状に形成されている。
【0013】 次に作用効果について説明する。
【0014】 試料5を粉砕する場合、まず臼本体3を作業台6上に載置し、臼本体3の収納 穴30内にその上側から受臼2を挿入して内面下部31で密着させて保持し、次 に臼本体3の収納穴30内に試料5を入れ、その上から杵4を挿入すると、杵4 は先端部40が収納穴30内をほぼ密閉するとともにほぼ自立するので、一方の 手で杵4の後端部を支持するとともに、その手の一部で臼本体3の上面を押さえ 、他方の手に金槌を持って杵4の後端面42を打撃すればよく、すると受臼2の 試料受面20と杵4の試料粉砕面41との間に打撃力が加えられ、試料5が粉砕 される。
【0015】 その際、試料受面20、試料粉砕面41及び収納穴30内面によって試料5が 粉砕される空間がほぼ密閉されているので、試料5が飛散することはなく、又打 撃によって試料5が粉砕されるので、炭素や硫黄といった軟らかい粉砕し易い試 料は勿論、鋼等、硬くて粉砕し難い試料も確実に粉砕できる。
【0016】 また、最初と異なる試料5を粉砕する場合には、何らかの器具を使用して臼本 体3の収納穴30の下側から受臼2を押圧し、受臼2を臼本体3の収納穴30か ら押出し、受臼2、臼本体3及び杵4を清掃し、再度、試料粉砕具1を組立てて 上記と同様に次の試料5を粉砕すればよく、このように粉砕具1を1回毎に清掃 できる結果、粉砕した試料5の汚染が確実に防止できる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る試料粉砕具によれば、受臼の上面には試料受面を 形成し、臼本体には受臼を収納する穴を貫通形成し、収納穴内面には受臼を保持 する保持部を形成し、さらに打撃可能な杵を臼本体の収納穴内をほぼ密閉してス ライドしうる外形状に形成するとともに、先端面に受臼の試料受面とほぼ合致し うる試料粉砕面を形成し、試料の粉砕時には臼本体の収納穴内の上側から受臼を 挿入して保持し、試料及び杵を挿入し、ほぼ密閉状態にある受臼の試料受面と杵 の試料粉砕面との間で杵の打撃力によって試料を粉砕可能とする一方、粉砕後は 受臼を下側からの押圧によって臼本体の収納穴から押出せるようにしたので、試 料の飛散を防止できるとともに、硬い試料の粉砕にも適用でき、又粉砕後に粉砕 具を分解清掃して試料の汚染を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例による試料粉砕具を示す断面
構成図である。
【図2】 上記試料粉砕具を示す分解斜視図である。
【図3】 従来の試料粉砕具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 試料粉砕具 2 受臼 20 試料受面 3 臼本体 30 収納穴 31 保持部 4 杵 41 試料粉砕面 5 試料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に試料受面20が形成された受臼2
    と、受臼2を収納する穴30が貫通形成されるととも
    に、収納穴30内面に受臼2を保持する保持部31が形
    成された臼本体3と、臼本体3の収納穴30内をほぼ密
    閉してスライドしうる外形状に形成されるとともに、先
    端面に受臼2の試料受面20とほぼ合致しうる試料粉砕
    面41が形成された打撃可能な杵4とを備え、臼本体3
    の収納穴30内には上側から受臼2を挿入して保持し、
    試料5及び杵4を挿入し、ほぼ密閉状態にある受臼2の
    試料受面20と杵4の試料粉砕面41との間で杵4の打
    撃力によって試料5を粉砕可能とする一方、受臼2を下
    側からの押圧によって臼本体3の収納穴30から押出し
    可能としたことを特徴とする試料粉砕具。
JP3626491U 1991-04-19 1991-04-19 試料粉砕具 Pending JPH04122349U (ja)

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JP3626491U JPH04122349U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 試料粉砕具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106425777A (zh) * 2016-12-07 2017-02-22 贵州大学 一种点面结合的研磨棒及研磨方法
JP2020134211A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 住友金属鉱山株式会社 試料作製方法および試料分析方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60129639A (ja) * 1983-12-16 1985-07-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 顕微鏡観察用埋込樹脂離型治具

Patent Citations (1)

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