JPH11148748A - 分離型空気調和機の水分除去方法 - Google Patents
分離型空気調和機の水分除去方法Info
- Publication number
- JPH11148748A JPH11148748A JP9313920A JP31392097A JPH11148748A JP H11148748 A JPH11148748 A JP H11148748A JP 9313920 A JP9313920 A JP 9313920A JP 31392097 A JP31392097 A JP 31392097A JP H11148748 A JPH11148748 A JP H11148748A
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- JP
- Japan
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- gas
- pipe
- valve
- indoor unit
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2345/00—Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
- F25B2345/006—Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor characterised by charging or discharging valves
Landscapes
- Drying Of Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸水性・加水分解性の高い潤滑油を用いた場
合でも長期にわたり安定した運転が行われるように、設
置施工の際、水分等の不純物が冷凍サイクル中に入り込
むのを防止できる分離型空気調和機の水分除去方法を提
供する。 【解決手段】 室外機の冷媒排出側・吸入側接続部を弁
で閉じたまま、各弁に配管パイプ3を介して室内機を接
続する。一方の弁11に設けられているサービスポート
13にカセット式ガスボンベ22をセットし、ボンベ2
2から水分吸着性の高いガスを配管パイプ3と室内機の
配管内に充満させる。その後、配管内よりもボンベ22
内の圧力が低くなるように、ボンベ22を冷却すること
によってボンベ22内にガスを回収する。
合でも長期にわたり安定した運転が行われるように、設
置施工の際、水分等の不純物が冷凍サイクル中に入り込
むのを防止できる分離型空気調和機の水分除去方法を提
供する。 【解決手段】 室外機の冷媒排出側・吸入側接続部を弁
で閉じたまま、各弁に配管パイプ3を介して室内機を接
続する。一方の弁11に設けられているサービスポート
13にカセット式ガスボンベ22をセットし、ボンベ2
2から水分吸着性の高いガスを配管パイプ3と室内機の
配管内に充満させる。その後、配管内よりもボンベ22
内の圧力が低くなるように、ボンベ22を冷却すること
によってボンベ22内にガスを回収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離型空気調和機
の水分除去方法に関するものであり、更に詳しくは、オ
ゾン層を破壊する危険性がない冷媒の使用を可能にし、
かつ、吸水性・加水分解性が高い潤滑油(例えば冷凍機
油)を用いた場合でも長期にわたる安定した運転を可能
にする、分離型空気調和機の水分除去方法に関するもの
である。
の水分除去方法に関するものであり、更に詳しくは、オ
ゾン層を破壊する危険性がない冷媒の使用を可能にし、
かつ、吸水性・加水分解性が高い潤滑油(例えば冷凍機
油)を用いた場合でも長期にわたる安定した運転を可能
にする、分離型空気調和機の水分除去方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】空気調和機や冷凍装置には、オゾン層破
壊の程度の高い化合物から成る冷媒が、従来より使用さ
れている。例えば、HCFC22等のHCFC(Hydro C
hloroFluoro Carbon)系冷媒である。このHCFC系冷
媒は、オゾン層を破壊する塩素分子を分子成分中に含ん
でいるため、今後使用が規制される規制物質となってい
る(2020年全廃)。このような状況から、HCFC系冷媒
の代替物質として、オゾン層を破壊しない新冷媒の使用
が検討されている。新冷媒としては、HFC32(フル
オロメタン),HFC125(ペンタフルオロエタン),
HFC410A,HFC407C等のHFC(Hydro Flu
oro Carbon)系冷媒が知られている。このHFC系冷媒
は、塩素分子を分子成分中に含まないため、オゾン層を
破壊する危険性はない。しかし、HFC系冷媒は地球温
暖化係数GWP(Global Warming Potential)がHCFC
22等と同等又はそれ以上であるため、地球温暖化に対
する影響を考えた場合、HFC系冷媒を大気放出するこ
とはできない状況にある。
壊の程度の高い化合物から成る冷媒が、従来より使用さ
れている。例えば、HCFC22等のHCFC(Hydro C
hloroFluoro Carbon)系冷媒である。このHCFC系冷
媒は、オゾン層を破壊する塩素分子を分子成分中に含ん
でいるため、今後使用が規制される規制物質となってい
る(2020年全廃)。このような状況から、HCFC系冷媒
の代替物質として、オゾン層を破壊しない新冷媒の使用
が検討されている。新冷媒としては、HFC32(フル
オロメタン),HFC125(ペンタフルオロエタン),
HFC410A,HFC407C等のHFC(Hydro Flu
oro Carbon)系冷媒が知られている。このHFC系冷媒
は、塩素分子を分子成分中に含まないため、オゾン層を
破壊する危険性はない。しかし、HFC系冷媒は地球温
暖化係数GWP(Global Warming Potential)がHCFC
22等と同等又はそれ以上であるため、地球温暖化に対
する影響を考えた場合、HFC系冷媒を大気放出するこ
とはできない状況にある。
【0003】また冷凍サイクルの圧縮機には、従来より
非水溶性の鉱物油が潤滑油として使用されている。この
鉱物油には、HCFC系冷媒に対する相溶性がある。し
たがって、潤滑油が冷媒に溶けた状態で冷凍サイクル内
を循環し圧縮機に戻ってくることにより、圧縮機の潤滑
がスムーズに行われることになる。このように非水溶性
の鉱物油は、HCFC系冷媒に溶け込むため、潤滑油と
しての使用が可能である。しかし、HFC系冷媒には上
記鉱物油に対する相溶性がないため、一旦圧縮機から冷
凍サイクル内に流れ出て行くと再び戻ることが困難にな
り、圧縮機の潤滑がスムーズに行われないことになる。
最悪の場合には、圧縮機がロックしてしまうことにな
る。このため、HFC系冷媒を使用する場合には、HF
C系冷媒に対して相溶性がある潤滑油を使用する必要が
ある。その代表的なものとしては、エーテル系潤滑油や
エステル系潤滑油が知られている。
非水溶性の鉱物油が潤滑油として使用されている。この
鉱物油には、HCFC系冷媒に対する相溶性がある。し
たがって、潤滑油が冷媒に溶けた状態で冷凍サイクル内
を循環し圧縮機に戻ってくることにより、圧縮機の潤滑
がスムーズに行われることになる。このように非水溶性
の鉱物油は、HCFC系冷媒に溶け込むため、潤滑油と
しての使用が可能である。しかし、HFC系冷媒には上
記鉱物油に対する相溶性がないため、一旦圧縮機から冷
凍サイクル内に流れ出て行くと再び戻ることが困難にな
り、圧縮機の潤滑がスムーズに行われないことになる。
最悪の場合には、圧縮機がロックしてしまうことにな
る。このため、HFC系冷媒を使用する場合には、HF
C系冷媒に対して相溶性がある潤滑油を使用する必要が
ある。その代表的なものとしては、エーテル系潤滑油や
エステル系潤滑油が知られている。
【0004】しかし、エーテル系潤滑油やエステル系潤
滑油には、吸水性・加水分解性が高い(つまり水分が溶
け込み易く分解し易い)という、その分子構造に起因し
て生じる問題がある。それはすぐには気づかない程度で
あっても、長期的には潤滑油が吸水・加水分解すること
によって性質が変化してきたり、水分により圧縮機の潤
滑部分に錆が発生したりする等の問題が生じることにな
る。特にエステル系潤滑油については、加水分解によっ
て有機酸が発生するため、各機能部品の摺動部が腐食し
たり摩耗したりすることによって、故障が発生すること
がある。また水分混入に関してはHCFC冷媒と非水溶
性潤滑油を用いた場合も同様であり、混入した水分によ
って直接摺動部を腐食させるという問題がある。
滑油には、吸水性・加水分解性が高い(つまり水分が溶
け込み易く分解し易い)という、その分子構造に起因し
て生じる問題がある。それはすぐには気づかない程度で
あっても、長期的には潤滑油が吸水・加水分解すること
によって性質が変化してきたり、水分により圧縮機の潤
滑部分に錆が発生したりする等の問題が生じることにな
る。特にエステル系潤滑油については、加水分解によっ
て有機酸が発生するため、各機能部品の摺動部が腐食し
たり摩耗したりすることによって、故障が発生すること
がある。また水分混入に関してはHCFC冷媒と非水溶
性潤滑油を用いた場合も同様であり、混入した水分によ
って直接摺動部を腐食させるという問題がある。
【0005】分離型空気調和機の製造工程では、室外機
に封入された潤滑油に水分が吸収されないように厳密に
管理され、万全の態勢をとって工場出荷されるため、ほ
とんどの場合には水分が問題となることはない。しか
し、分離型空気調和機の設置施工の際には、以下に説明
するように、室外機と室内機とを接続する配管パイプや
室内機の内部に水分が付着しないよう、充分な水分管理
を行うことは非常に困難である。特に雨天時の設置工事
においては、混入し残留する水分の量が計り知れないほ
ど大量になるおそれがある。
に封入された潤滑油に水分が吸収されないように厳密に
管理され、万全の態勢をとって工場出荷されるため、ほ
とんどの場合には水分が問題となることはない。しか
し、分離型空気調和機の設置施工の際には、以下に説明
するように、室外機と室内機とを接続する配管パイプや
室内機の内部に水分が付着しないよう、充分な水分管理
を行うことは非常に困難である。特に雨天時の設置工事
においては、混入し残留する水分の量が計り知れないほ
ど大量になるおそれがある。
【0006】従来より行われている分離型空気調和機の
設置工事では、空気又は検査用ガスが入った室内機と、
冷媒が充填され水分管理された室外機とを、両端がフレ
ア加工された銅管等から成る配管パイプで接続して、1
本の閉じた冷凍サイクルを形成させる。その際、室内機
及び配管パイプ中に銅管の切り粉,水分,その他の不純
物(汚染物質)が混入することがある。
設置工事では、空気又は検査用ガスが入った室内機と、
冷媒が充填され水分管理された室外機とを、両端がフレ
ア加工された銅管等から成る配管パイプで接続して、1
本の閉じた冷凍サイクルを形成させる。その際、室内機
及び配管パイプ中に銅管の切り粉,水分,その他の不純
物(汚染物質)が混入することがある。
【0007】配管パイプ内の水分等の不純物を除去する
方法の1つに、エアーパージを利用した方法がある。こ
の方法は、室外機中に封入されている冷媒で室内機及び
配管パイプ中の不純物を押し出す方法である。具体的に
は、室外機内に封入されている冷媒を配管パイプ→室内
機→配管パイプと流して、室外機に設けられている3方
弁のサービスポートから放出する。室内機及び配管パイ
プ内にある水分を含んだ空気,ゴミ等の不純物は、冷媒
と共にサービスポートから放出されて取り除かれる。
方法の1つに、エアーパージを利用した方法がある。こ
の方法は、室外機中に封入されている冷媒で室内機及び
配管パイプ中の不純物を押し出す方法である。具体的に
は、室外機内に封入されている冷媒を配管パイプ→室内
機→配管パイプと流して、室外機に設けられている3方
弁のサービスポートから放出する。室内機及び配管パイ
プ内にある水分を含んだ空気,ゴミ等の不純物は、冷媒
と共にサービスポートから放出されて取り除かれる。
【0008】上記エアーパージを利用した方法による
と、冷凍システム内は不純物が除去されて清浄になる
が、冷媒も一緒に大気中に放出されてしまう。前述した
ようにHCFC系冷媒は、オゾン層を破壊する塩素分子
成分を含んでいるため、環境保護の観点から使用するこ
とができない。また、オゾン層を破壊しないHFC系冷
媒であっても、地球温暖化に影響を及ぼすため、大気中
に放出することはできない。
と、冷凍システム内は不純物が除去されて清浄になる
が、冷媒も一緒に大気中に放出されてしまう。前述した
ようにHCFC系冷媒は、オゾン層を破壊する塩素分子
成分を含んでいるため、環境保護の観点から使用するこ
とができない。また、オゾン層を破壊しないHFC系冷
媒であっても、地球温暖化に影響を及ぼすため、大気中
に放出することはできない。
【0009】上記理由により現在ではエアーパージを利
用した方法は採用されておらず、真空引きシステムを利
用した方法を採用することが多くなっている。この方法
では、まず室内機と室外機とを配管パイプで接続した状
態において、室外機に設けられている3方弁のサービス
ポートにゲージマニフォールド及び真空ポンプを接続す
る。3方弁のサービスポートから、真空ポンプで室内機
及び配管パイプ内の空気を取り除き、室内機及び配管パ
イプ内を亜真空から真空の状態にする。そして、3方弁
を室外機側に開いて冷凍サイクルを完成させる。
用した方法は採用されておらず、真空引きシステムを利
用した方法を採用することが多くなっている。この方法
では、まず室内機と室外機とを配管パイプで接続した状
態において、室外機に設けられている3方弁のサービス
ポートにゲージマニフォールド及び真空ポンプを接続す
る。3方弁のサービスポートから、真空ポンプで室内機
及び配管パイプ内の空気を取り除き、室内機及び配管パ
イプ内を亜真空から真空の状態にする。そして、3方弁
を室外機側に開いて冷凍サイクルを完成させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記真空引きシステム
を利用した方法によると、大概の水分等の不純物を取り
除くことはできるが、実際には配管パイプや室内機の配
管内壁面等にオイル等で付着した金属粉等の不純物,蒸
気以外の残留水分(水たまり等の大量の水分)等は十分に
取り除くことができない。したがって、水分等の不純物
に起因する不安定要素(潤滑油の変質,錆の発生,腐食
・摩耗の発生等)を含んだ状態で運転が行われることに
なる。
を利用した方法によると、大概の水分等の不純物を取り
除くことはできるが、実際には配管パイプや室内機の配
管内壁面等にオイル等で付着した金属粉等の不純物,蒸
気以外の残留水分(水たまり等の大量の水分)等は十分に
取り除くことができない。したがって、水分等の不純物
に起因する不安定要素(潤滑油の変質,錆の発生,腐食
・摩耗の発生等)を含んだ状態で運転が行われることに
なる。
【0011】また、特開平6−129738号公報や特
開平8−86544号公報に、配管パイプ内等に侵入し
た水分を除去するための構成が示されているが、これら
の構成には以下のような問題がある。前者の場合、接続
配管の途中に設けた3方弁から水分を取り除く構造にな
っているため、その3方弁が配管構成の複雑化を招いて
コストアップの原因になる。また、除去された水分が、
吸水性や揮発性を有する液体(アルコール等)と共にすべ
て大気中に放出されてしまうという問題もある。
開平8−86544号公報に、配管パイプ内等に侵入し
た水分を除去するための構成が示されているが、これら
の構成には以下のような問題がある。前者の場合、接続
配管の途中に設けた3方弁から水分を取り除く構造にな
っているため、その3方弁が配管構成の複雑化を招いて
コストアップの原因になる。また、除去された水分が、
吸水性や揮発性を有する液体(アルコール等)と共にすべ
て大気中に放出されてしまうという問題もある。
【0012】後者の場合、実際にサイクル運転を行いな
がら室外機内の冷媒で水分を乾燥剤に吸着させる構成に
なっているため、室内機や配管パイプ内の水分が冷媒と
共に冷凍サイクル内を循環することになる。先に述べた
ように室外機は充分に管理された状態で工場出荷される
ので、室内機や配管パイプ内の水分が冷媒によって室外
機内にまで循環してしまうと、潤滑油が加水分解するこ
となどもあり水分を効率的に除去することができなくな
る。また、水分を充分に除去するには、長時間のサイク
ル運転が必要になる。
がら室外機内の冷媒で水分を乾燥剤に吸着させる構成に
なっているため、室内機や配管パイプ内の水分が冷媒と
共に冷凍サイクル内を循環することになる。先に述べた
ように室外機は充分に管理された状態で工場出荷される
ので、室内機や配管パイプ内の水分が冷媒によって室外
機内にまで循環してしまうと、潤滑油が加水分解するこ
となどもあり水分を効率的に除去することができなくな
る。また、水分を充分に除去するには、長時間のサイク
ル運転が必要になる。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであって、吸水性・加水分解性の高い潤滑油を用
いた場合でも長期にわたり安定した運転が行われるよう
に、設置施工の際、水分等の不純物が冷凍サイクル中に
入り込むのを未然に防ぐことができる、分離型空気調和
機の水分除去方法を提供することを目的とする。
たものであって、吸水性・加水分解性の高い潤滑油を用
いた場合でも長期にわたり安定した運転が行われるよう
に、設置施工の際、水分等の不純物が冷凍サイクル中に
入り込むのを未然に防ぐことができる、分離型空気調和
機の水分除去方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の分離型空気調和機の水分除去方法は、
配管パイプを介して室外機を室内機に接続する際に行う
分離型空気調和機の水分除去方法であって、前記室外機
の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続部をそれぞれ弁
で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを介して前記室内
機を接続し、一方の弁に設けられているサービスポート
から水分吸着性の高いガスを前記室内機及び配管パイプ
に封入し、封入したガスの排出又は回収を行った後、各
弁を開くことにより、前記室内機と前記室外機を接続し
てなる冷凍サイクルを構成することを特徴とする。
め、第1の発明の分離型空気調和機の水分除去方法は、
配管パイプを介して室外機を室内機に接続する際に行う
分離型空気調和機の水分除去方法であって、前記室外機
の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続部をそれぞれ弁
で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを介して前記室内
機を接続し、一方の弁に設けられているサービスポート
から水分吸着性の高いガスを前記室内機及び配管パイプ
に封入し、封入したガスの排出又は回収を行った後、各
弁を開くことにより、前記室内機と前記室外機を接続し
てなる冷凍サイクルを構成することを特徴とする。
【0015】第2の発明の分離型空気調和機の水分除去
方法は、配管パイプを介して室外機を室内機に接続する
際に行う分離型空気調和機の水分除去方法であって、前
記室外機の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続部をそ
れぞれ弁で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを介して
前記室内機を接続し、一方の弁に設けられているサービ
スポートにカセット式のガスボンベをセットし、そのガ
スボンベから水分吸着性の高いガスを前記配管パイプ及
び室内機の配管内に充満させ、その配管内よりもガスボ
ンベ内の圧力が低くなるようにすることによってガスボ
ンベ内に前記ガスを回収した後、各弁を開くことによ
り、前記室内機と前記室外機を接続してなる冷凍サイク
ルを構成することを特徴とする。
方法は、配管パイプを介して室外機を室内機に接続する
際に行う分離型空気調和機の水分除去方法であって、前
記室外機の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続部をそ
れぞれ弁で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを介して
前記室内機を接続し、一方の弁に設けられているサービ
スポートにカセット式のガスボンベをセットし、そのガ
スボンベから水分吸着性の高いガスを前記配管パイプ及
び室内機の配管内に充満させ、その配管内よりもガスボ
ンベ内の圧力が低くなるようにすることによってガスボ
ンベ内に前記ガスを回収した後、各弁を開くことによ
り、前記室内機と前記室外機を接続してなる冷凍サイク
ルを構成することを特徴とする。
【0016】第3の発明の分離型空気調和機の水分除去
方法は、配管パイプを介して室外機を室内機に接続する
際に行う分離型空気調和機の水分除去方法であって、前
記室外機の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続部をそ
れぞれ弁で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを介して
前記室内機を接続し、一方の弁に設けられているサービ
スポートに、ガス封入用気室とガス回収用気室を3方弁
を介してセットし、前記ガス封入用気室から水分吸着性
の高いガスを前記配管パイプ及び室内機の配管内に充満
させ、前記ガス回収用気室内に前記ガスを回収した後、
各弁を開くことにより、前記室内機と前記室外機を接続
してなる冷凍サイクルを構成することを特徴とする。
方法は、配管パイプを介して室外機を室内機に接続する
際に行う分離型空気調和機の水分除去方法であって、前
記室外機の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続部をそ
れぞれ弁で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを介して
前記室内機を接続し、一方の弁に設けられているサービ
スポートに、ガス封入用気室とガス回収用気室を3方弁
を介してセットし、前記ガス封入用気室から水分吸着性
の高いガスを前記配管パイプ及び室内機の配管内に充満
させ、前記ガス回収用気室内に前記ガスを回収した後、
各弁を開くことにより、前記室内機と前記室外機を接続
してなる冷凍サイクルを構成することを特徴とする。
【0017】第4の発明の分離型空気調和機の水分除去
方法は、上記第1,第2又は第3の発明の構成におい
て、前記冷凍サイクルのための冷媒として、HFC系冷
媒又はHFC系冷媒を主体とする冷媒を用いることを特
徴とする。
方法は、上記第1,第2又は第3の発明の構成におい
て、前記冷凍サイクルのための冷媒として、HFC系冷
媒又はHFC系冷媒を主体とする冷媒を用いることを特
徴とする。
【0018】第5の発明の分離型空気調和機の水分除去
方法は、上記第1,第2,第3又は第4の発明の構成に
おいて、前記冷凍サイクルのための潤滑油として、エス
テル系潤滑油,エーテル系潤滑油又はこれらの混合物か
ら成る潤滑油を用いることを特徴とする。
方法は、上記第1,第2,第3又は第4の発明の構成に
おいて、前記冷凍サイクルのための潤滑油として、エス
テル系潤滑油,エーテル系潤滑油又はこれらの混合物か
ら成る潤滑油を用いることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した分離型空
気調和機の水分除去方法を、図面を参照しつつ説明す
る。なお、実施の形態相互で同一の部分や相当する部分
には同一の符号を付して重複説明を適宜省略する。ま
た、本発明の適用対象は分離型空気調和機に限らず、冷
凍サイクルにより熱交換を行う分離型の装置(例えば分
離型冷凍装置)であれば、本発明の適用は可能である。
気調和機の水分除去方法を、図面を参照しつつ説明す
る。なお、実施の形態相互で同一の部分や相当する部分
には同一の符号を付して重複説明を適宜省略する。ま
た、本発明の適用対象は分離型空気調和機に限らず、冷
凍サイクルにより熱交換を行う分離型の装置(例えば分
離型冷凍装置)であれば、本発明の適用は可能である。
【0020】《第1の実施の形態》図1に、第1の実施
の形態に係る分離型空気調和機の外観を示す。この分離
型空気調和機は、室内機(室内ユニット)1,室外機(室
外ユニット)2及び配管パイプ3から成っている。図1
に示すように、室外機2は配管パイプ3との接続を行う
冷媒排出側・冷媒吸入側の接続部2Jに3方弁11及び
2方弁12を備えており、図3に示すように、3方弁1
1はサービスポート13を備えている。なお、接続部2
Jは、一方が冷媒排出側接続部、他方が冷媒吸入側接続
部であり、冷房運転か暖房運転かによって冷媒排出側か
冷媒吸入側かがそれぞれ決まる。
の形態に係る分離型空気調和機の外観を示す。この分離
型空気調和機は、室内機(室内ユニット)1,室外機(室
外ユニット)2及び配管パイプ3から成っている。図1
に示すように、室外機2は配管パイプ3との接続を行う
冷媒排出側・冷媒吸入側の接続部2Jに3方弁11及び
2方弁12を備えており、図3に示すように、3方弁1
1はサービスポート13を備えている。なお、接続部2
Jは、一方が冷媒排出側接続部、他方が冷媒吸入側接続
部であり、冷房運転か暖房運転かによって冷媒排出側か
冷媒吸入側かがそれぞれ決まる。
【0021】室外機2には、冷凍サイクルのための冷
媒,潤滑油として、HFC系冷媒又はHFC系冷媒を主
体とする冷媒と、エーテル系潤滑油,エステル系潤滑油
又はこれらの混合物から成る潤滑油と、が封入されてい
る。この室外機2は、配管パイプ3を介した室内機1と
の接続により冷凍サイクルを構成するが、その冷凍サイ
クルの基本構成は、図2に示すように一般的な分離型空
気調和機に採用されているものである。図2中、1aは
室内側熱交換器、1b及び1cはフレアユニオン、1f
は室内側送風用ファン、2aは室外側熱交換器、2bは
四方切替弁、2cは圧縮機、2fは室外側送風用ファン
である。
媒,潤滑油として、HFC系冷媒又はHFC系冷媒を主
体とする冷媒と、エーテル系潤滑油,エステル系潤滑油
又はこれらの混合物から成る潤滑油と、が封入されてい
る。この室外機2は、配管パイプ3を介した室内機1と
の接続により冷凍サイクルを構成するが、その冷凍サイ
クルの基本構成は、図2に示すように一般的な分離型空
気調和機に採用されているものである。図2中、1aは
室内側熱交換器、1b及び1cはフレアユニオン、1f
は室内側送風用ファン、2aは室外側熱交換器、2bは
四方切替弁、2cは圧縮機、2fは室外側送風用ファン
である。
【0022】第1の実施の形態に係る水分除去方法を説
明する。この水分除去方法は、工場出荷後の分離型空気
調和機の設置・配管工事において、配管パイプ3を介し
て室外機2を室内機1に接続する際に行う方法であっ
て、その設置・配管工事の際に、室内機1(主に室内側
熱交換器1a)及び配管パイプ3の内部に残っている水
分,油分,不純ガス,金属粉,ゴミ等の不純物を除去す
るための方法である。まず図1に示すように、室外機2
の接続部2Jに設けられている3方弁11及び2方弁1
2に、配管パイプ3を介して室内機1を接続する。図5
は、このときの3方弁11の状態を示している。3方弁
11は、接続口20で配管パイプ3と、接続口21で室
外機2の接続部2Jと接続した状態にあり、さらに、弁
棒17で室外機2側が閉じたバルブ閉成状態(サービス
ポート13が配管パイプ3を介して室内機1とがつなが
った状態)にある。一方、2方弁12も同様に、弁棒1
7で室外機2の接続部2Jを閉じたバルブ閉成状態にあ
る。
明する。この水分除去方法は、工場出荷後の分離型空気
調和機の設置・配管工事において、配管パイプ3を介し
て室外機2を室内機1に接続する際に行う方法であっ
て、その設置・配管工事の際に、室内機1(主に室内側
熱交換器1a)及び配管パイプ3の内部に残っている水
分,油分,不純ガス,金属粉,ゴミ等の不純物を除去す
るための方法である。まず図1に示すように、室外機2
の接続部2Jに設けられている3方弁11及び2方弁1
2に、配管パイプ3を介して室内機1を接続する。図5
は、このときの3方弁11の状態を示している。3方弁
11は、接続口20で配管パイプ3と、接続口21で室
外機2の接続部2Jと接続した状態にあり、さらに、弁
棒17で室外機2側が閉じたバルブ閉成状態(サービス
ポート13が配管パイプ3を介して室内機1とがつなが
った状態)にある。一方、2方弁12も同様に、弁棒1
7で室外機2の接続部2Jを閉じたバルブ閉成状態にあ
る。
【0023】次に、3方弁11のサービスポート13
(図3)から、充分な圧力で水分吸着性(吸湿性)の高いガ
スを、室内機1及び配管パイプ3に圧力封入する(封入
には例えばポンプ等を用いる)。このときに圧力封入す
るガスは、オゾン層を破壊せず地球温暖化にも寄与しな
い成分から成ることが望ましい。大気中に排出しても問
題のない水分吸着性の高いガスとしては、例えばアルコ
ールが挙げられる。大気中に排出せずに回収するのが望
ましい水分吸着性の高いガスとしては、例えば、HFC
系冷媒やHFC系冷媒を主体とする冷媒が好適である。
冷凍サイクル用の冷媒及び潤滑油と化学反応を起こさな
いため長期にわたる安定した運転が可能になり、しかも
そのまま室内機1や配管パイプ3内に残ったとしても問
題がないからである。
(図3)から、充分な圧力で水分吸着性(吸湿性)の高いガ
スを、室内機1及び配管パイプ3に圧力封入する(封入
には例えばポンプ等を用いる)。このときに圧力封入す
るガスは、オゾン層を破壊せず地球温暖化にも寄与しな
い成分から成ることが望ましい。大気中に排出しても問
題のない水分吸着性の高いガスとしては、例えばアルコ
ールが挙げられる。大気中に排出せずに回収するのが望
ましい水分吸着性の高いガスとしては、例えば、HFC
系冷媒やHFC系冷媒を主体とする冷媒が好適である。
冷凍サイクル用の冷媒及び潤滑油と化学反応を起こさな
いため長期にわたる安定した運転が可能になり、しかも
そのまま室内機1や配管パイプ3内に残ったとしても問
題がないからである。
【0024】封入されたガスは、3方弁11から配管パ
イプ3を経て、室内機1の熱交換器1a(図2)を通り、
配管パイプ3を経て2方弁12まで充填される。この工
程において、封入されたガスは室内機1及び配管パイプ
3の管内の水分,オイル等の不純物を吸収する。そして
充分に水分等の不純物がガスに吸着したら、サービスバ
ルブ13からのガスの圧力封入を解除して、室内機1及
び配管パイプ3の管内に封入されていたガスを、3方弁
11のサービスバルブ13から大気中に放出させる。こ
のガスの排出により、室内機1及び配管パイプ3の中の
水分等の不純物が、ガスと共に大気中に放出される。
イプ3を経て、室内機1の熱交換器1a(図2)を通り、
配管パイプ3を経て2方弁12まで充填される。この工
程において、封入されたガスは室内機1及び配管パイプ
3の管内の水分,オイル等の不純物を吸収する。そして
充分に水分等の不純物がガスに吸着したら、サービスバ
ルブ13からのガスの圧力封入を解除して、室内機1及
び配管パイプ3の管内に封入されていたガスを、3方弁
11のサービスバルブ13から大気中に放出させる。こ
のガスの排出により、室内機1及び配管パイプ3の中の
水分等の不純物が、ガスと共に大気中に放出される。
【0025】ついで、図4に示すように、3方弁11の
サービスポート13にゲージマニフォールド9及び真空
ポンプ10を接続する。3方弁11のサービスポート1
3から、真空ポンプ10で室内機1及び配管パイプ3内
のガスを取り除き、室内機1及び配管パイプ3内を亜真
空から真空の状態にする。この真空引きによって、室内
機1及び配管パイプ3内の水分等の不純物が更に除去さ
れる。このようにして、真空引きだけでは除去できない
不純物であっても、水分吸着性の高いガスの放出と真空
引きとによって完全に除去される。その後、図6に示す
ように弁棒17を開けて、3方弁11をバルブ開成状態
(配管パイプ3を介して室内機1と室外機2とがつなが
った状態)にし、更に2方弁12をバルブ開成状態にす
る。このように3方弁11及び2方弁12を操作する
と、室内機1と室外機2を接続してなる冷凍サイクルが
構成されて、電源接続をすれば運転開始可能な状態にな
る。
サービスポート13にゲージマニフォールド9及び真空
ポンプ10を接続する。3方弁11のサービスポート1
3から、真空ポンプ10で室内機1及び配管パイプ3内
のガスを取り除き、室内機1及び配管パイプ3内を亜真
空から真空の状態にする。この真空引きによって、室内
機1及び配管パイプ3内の水分等の不純物が更に除去さ
れる。このようにして、真空引きだけでは除去できない
不純物であっても、水分吸着性の高いガスの放出と真空
引きとによって完全に除去される。その後、図6に示す
ように弁棒17を開けて、3方弁11をバルブ開成状態
(配管パイプ3を介して室内機1と室外機2とがつなが
った状態)にし、更に2方弁12をバルブ開成状態にす
る。このように3方弁11及び2方弁12を操作する
と、室内機1と室外機2を接続してなる冷凍サイクルが
構成されて、電源接続をすれば運転開始可能な状態にな
る。
【0026】上記の方法では、室内機1及び配管パイプ
3に封入されたガスが大気中に排出されてしまうので、
オゾン層破壊や地球温暖化に寄与しないガスを使用する
必要があるが、ガスの回収を行うようにすれば、使用す
るガスの選択幅を広げることができる。例えば、真空ボ
ンベを用いてガスの回収を行うようにすればよい。配管
パイプ3の途中に別途3方弁を設け、その3方弁に真空
ボンベを接続しておく。前述したように水分等をガスに
吸着させた後、サービスバルブ13からのガスの圧力封
入を解除すると同時に、室内機1及び配管パイプ3の管
内に封入されているガスを、上記3方弁から真空ボンベ
中に回収する。このガスの回収により、室内機1及び配
管パイプ3の中の水分等の不純物を、ガスと共に真空ボ
ンベ中に集めることができる。容量の大きな真空ボンベ
を用いれば、真空ポンプ10による真空引きも不要にな
る。真空ポンプ10からの大気中への排気がなくなるの
で、室内機1及び配管パイプ3内にガスが残っていたと
しても大気中に放出されないというメリットがある。
3に封入されたガスが大気中に排出されてしまうので、
オゾン層破壊や地球温暖化に寄与しないガスを使用する
必要があるが、ガスの回収を行うようにすれば、使用す
るガスの選択幅を広げることができる。例えば、真空ボ
ンベを用いてガスの回収を行うようにすればよい。配管
パイプ3の途中に別途3方弁を設け、その3方弁に真空
ボンベを接続しておく。前述したように水分等をガスに
吸着させた後、サービスバルブ13からのガスの圧力封
入を解除すると同時に、室内機1及び配管パイプ3の管
内に封入されているガスを、上記3方弁から真空ボンベ
中に回収する。このガスの回収により、室内機1及び配
管パイプ3の中の水分等の不純物を、ガスと共に真空ボ
ンベ中に集めることができる。容量の大きな真空ボンベ
を用いれば、真空ポンプ10による真空引きも不要にな
る。真空ポンプ10からの大気中への排気がなくなるの
で、室内機1及び配管パイプ3内にガスが残っていたと
しても大気中に放出されないというメリットがある。
【0027】以上説明した第1の実施の形態に係る水分
除去方法によれば、分離型空気調和機の設置施工の際
(そのときが晴天,雨天にかかわらず)、水分等の不純物
が冷凍サイクル中に入り込むのを未然に防ぐことができ
る。したがって、不純物に起因する不安定要素(潤滑油
の変質,錆の発生,腐食・摩耗の発生等)を含んだ状態
で運転が行われることがなくなるため、エーテル系潤滑
油やエステル系潤滑油のように吸水性・加水分解性の高
い潤滑油を用いた場合でも、長期にわたり安定した運転
を行うことができる。なお、使用される水分除去システ
ム(真空ポンプ10等)は空気調和機に残らずに再利用さ
れるため経済的であり、それによって得られる効果が大
きいため産業上の利用価値が非常に高い。
除去方法によれば、分離型空気調和機の設置施工の際
(そのときが晴天,雨天にかかわらず)、水分等の不純物
が冷凍サイクル中に入り込むのを未然に防ぐことができ
る。したがって、不純物に起因する不安定要素(潤滑油
の変質,錆の発生,腐食・摩耗の発生等)を含んだ状態
で運転が行われることがなくなるため、エーテル系潤滑
油やエステル系潤滑油のように吸水性・加水分解性の高
い潤滑油を用いた場合でも、長期にわたり安定した運転
を行うことができる。なお、使用される水分除去システ
ム(真空ポンプ10等)は空気調和機に残らずに再利用さ
れるため経済的であり、それによって得られる効果が大
きいため産業上の利用価値が非常に高い。
【0028】《第2の実施の形態》図7に、第2の実施
の形態に係る水分除去システムの構成を模式的に示す。
この水分除去システムの特徴は、カセット式のガスボン
ベ22,ボンベ温度調整装置23及びバルブ24(R:
レギュレータ)を備えた点にある。ガスボンベ22に
は、第1の実施の形態で用いたガスと同様の水分吸着性
(吸湿性)の高いガスが封入されている。後述するように
真空ポンプ10を用いない場合には、ガスが大気に触れ
ることはないため、ガスの種類は特に限定されない。し
たがって、前述したようにHFC系冷媒やHFC系冷媒
を主体とする冷媒を、上記水分吸着性の高いガスとして
用いることができる。また、ボンベ温度調整装置23
は、ガスボンベ22を所定温度に冷却・低温保持するた
めの冷却装置であって、このボンベ温度調整装置23に
よってガスボンベ22は電気的に非常に低い温度に管理
されている。このように温度調整されたガスボンベ22
内ではガスは液化しており、ガスボンベ22から放出さ
れると気化することになる。なお、図7中の25は商用
電源である。
の形態に係る水分除去システムの構成を模式的に示す。
この水分除去システムの特徴は、カセット式のガスボン
ベ22,ボンベ温度調整装置23及びバルブ24(R:
レギュレータ)を備えた点にある。ガスボンベ22に
は、第1の実施の形態で用いたガスと同様の水分吸着性
(吸湿性)の高いガスが封入されている。後述するように
真空ポンプ10を用いない場合には、ガスが大気に触れ
ることはないため、ガスの種類は特に限定されない。し
たがって、前述したようにHFC系冷媒やHFC系冷媒
を主体とする冷媒を、上記水分吸着性の高いガスとして
用いることができる。また、ボンベ温度調整装置23
は、ガスボンベ22を所定温度に冷却・低温保持するた
めの冷却装置であって、このボンベ温度調整装置23に
よってガスボンベ22は電気的に非常に低い温度に管理
されている。このように温度調整されたガスボンベ22
内ではガスは液化しており、ガスボンベ22から放出さ
れると気化することになる。なお、図7中の25は商用
電源である。
【0029】第2の実施の形態に係る水分除去方法を説
明する。この水分除去方法は、第1の実施の形態と同
様、分離型空気調和機の設置・配管工事の際に、室内機
1及び配管パイプ3の内部に残っている水分,油分,金
属粉,ゴミ等の不純物を除去するための方法である。ま
ず第1の実施の形態と同様、図1に示すように、室外機
2の接続部2Jに設けられている3方弁11及び2方弁
12に、配管パイプ3を介して室内機1を接続する。図
5は、このときの3方弁11の状態を示している。3方
弁11は、接続口20で配管パイプ3と、接続口21で
室外機2の接続部2Jと接続した状態にあり、さらに、
弁棒17で室外機2側が閉じたバルブ閉成状態にある。
一方、2方弁12も同様に、弁棒17で室外機2の接続
部2Jを閉じたバルブ閉成状態にある。
明する。この水分除去方法は、第1の実施の形態と同
様、分離型空気調和機の設置・配管工事の際に、室内機
1及び配管パイプ3の内部に残っている水分,油分,金
属粉,ゴミ等の不純物を除去するための方法である。ま
ず第1の実施の形態と同様、図1に示すように、室外機
2の接続部2Jに設けられている3方弁11及び2方弁
12に、配管パイプ3を介して室内機1を接続する。図
5は、このときの3方弁11の状態を示している。3方
弁11は、接続口20で配管パイプ3と、接続口21で
室外機2の接続部2Jと接続した状態にあり、さらに、
弁棒17で室外機2側が閉じたバルブ閉成状態にある。
一方、2方弁12も同様に、弁棒17で室外機2の接続
部2Jを閉じたバルブ閉成状態にある。
【0030】次に、図7に示すように、3方弁11のサ
ービスポート13にバルブ24及びガスボンベ22をセ
ットする。そして、バルブ24を開くことによって、ガ
スボンベ22に封入されているガスを、3方弁11から
配管パイプ3及び室内機1の配管内に充満させる。ガス
の充満が終了したら、封入口のバルブ24を閉める。ガ
スボンベ22から放出されたガスの温度は上昇するが、
ガスボンベ22内のガスはボンベ温度調整装置23によ
って一定の温度に冷却・保持される。
ービスポート13にバルブ24及びガスボンベ22をセ
ットする。そして、バルブ24を開くことによって、ガ
スボンベ22に封入されているガスを、3方弁11から
配管パイプ3及び室内機1の配管内に充満させる。ガス
の充満が終了したら、封入口のバルブ24を閉める。ガ
スボンベ22から放出されたガスの温度は上昇するが、
ガスボンベ22内のガスはボンベ温度調整装置23によ
って一定の温度に冷却・保持される。
【0031】ガスボンベ22が充分に低温になっている
ことを確認したら、再度バルブ24を開く。ガスボンベ
22内のガスの温度は、室内機1及び配管パイプ3内の
ガスの温度よりも低くなっているため、ガスボンベ22
内の圧力は配管パイプ3及び室内機1の配管内の圧力よ
りも低くなっている。したがって、室内機1及び配管パ
イプ3内に充満して水分等の不純物を吸着したガスは、
その圧力差によってガスボンベ22内に回収される。ま
た、ガスボンベ22内ではガスが液化されるため、上記
圧力差は更に大きくなる。なお、必要に応じてガスの液
化を減圧機等で行ってもよい。
ことを確認したら、再度バルブ24を開く。ガスボンベ
22内のガスの温度は、室内機1及び配管パイプ3内の
ガスの温度よりも低くなっているため、ガスボンベ22
内の圧力は配管パイプ3及び室内機1の配管内の圧力よ
りも低くなっている。したがって、室内機1及び配管パ
イプ3内に充満して水分等の不純物を吸着したガスは、
その圧力差によってガスボンベ22内に回収される。ま
た、ガスボンベ22内ではガスが液化されるため、上記
圧力差は更に大きくなる。なお、必要に応じてガスの液
化を減圧機等で行ってもよい。
【0032】ガスボンベ22内に封入されているガス
が、冷凍サイクルに用いられる冷媒や潤滑油と化学反応
を起こさないものであれば、そのままバルブ24を閉じ
て3方弁11をバルブ開成状態(図6)にし、更に2方弁
12をバルブ開成状態にすればよい。このように3方弁
11及び2方弁12を操作することにより、冷凍サイク
ルが構成されて、室内機1及び室外機2が運転開始可能
な状態になる。
が、冷凍サイクルに用いられる冷媒や潤滑油と化学反応
を起こさないものであれば、そのままバルブ24を閉じ
て3方弁11をバルブ開成状態(図6)にし、更に2方弁
12をバルブ開成状態にすればよい。このように3方弁
11及び2方弁12を操作することにより、冷凍サイク
ルが構成されて、室内機1及び室外機2が運転開始可能
な状態になる。
【0033】室内機1及び配管パイプ3内に残っている
ガス等を充分に除去する必要がある場合には、第1の実
施の形態と同様、真空引きシステムを利用する。つま
り、図4に示すように、3方弁11のサービスポート1
3にゲージマニフォールド9及び真空ポンプ10を接続
し、3方弁11のサービスポート13から、真空ポンプ
10で室内機1及び配管パイプ3内のガスを取り除き、
室内機1及び配管パイプ3内を亜真空から真空の状態に
する。この真空引きによって、室内機1及び配管パイプ
3内の水分等の不純物が更に除去される。このようにし
て、真空引きだけでは除去できない不純物であっても、
水分吸着性の高いガスの回収と真空引きとによって完全
に除去される。その後、3方弁11をバルブ開成状態
(図6)にし、更に2方弁12をバルブ開成状態にして、
室内機1と室外機2を接続してなる冷凍サイクルを構成
し、電源接続をすれば運転開始可能な状態になる。
ガス等を充分に除去する必要がある場合には、第1の実
施の形態と同様、真空引きシステムを利用する。つま
り、図4に示すように、3方弁11のサービスポート1
3にゲージマニフォールド9及び真空ポンプ10を接続
し、3方弁11のサービスポート13から、真空ポンプ
10で室内機1及び配管パイプ3内のガスを取り除き、
室内機1及び配管パイプ3内を亜真空から真空の状態に
する。この真空引きによって、室内機1及び配管パイプ
3内の水分等の不純物が更に除去される。このようにし
て、真空引きだけでは除去できない不純物であっても、
水分吸着性の高いガスの回収と真空引きとによって完全
に除去される。その後、3方弁11をバルブ開成状態
(図6)にし、更に2方弁12をバルブ開成状態にして、
室内機1と室外機2を接続してなる冷凍サイクルを構成
し、電源接続をすれば運転開始可能な状態になる。
【0034】第2の実施の形態に係る水分除去方法によ
れば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る上に、水分等を含んだガスはガスボンベ22に回収さ
れるため、環境に影響を及ぼすおそれがあるガスを用い
た場合でも、その影響を極力抑えることができる。
れば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る上に、水分等を含んだガスはガスボンベ22に回収さ
れるため、環境に影響を及ぼすおそれがあるガスを用い
た場合でも、その影響を極力抑えることができる。
【0035】《第3の実施の形態》図8に、第3の実施
の形態に係る水分除去システムの構成を模式的に示す。
この水分除去システムの特徴は、ガス封入用のカセット
式ガスボンベ26及びバルブ24,ガス回収用の真空ボ
ンベ27及びボンベ温度調整装置23,並びに3方弁2
8を備えた点にある。ガスボンベ26は、第2の実施の
形態で用いたガスボンベ22と同様のものであり、水分
吸着性(吸湿性)の高いガスが封入されている。また、ボ
ンベ温度調整装置23は、真空ボンベ27を所定温度に
冷却・低温保持するための冷却装置であって、このボン
ベ温度調整装置23によって真空ボンベ27は電気的に
非常に低い温度に管理されている。3方弁28は、サー
ビスポート28側とガスボンベ26側又は真空ボンベ2
7側との切り替えが可能な構造になっている。
の形態に係る水分除去システムの構成を模式的に示す。
この水分除去システムの特徴は、ガス封入用のカセット
式ガスボンベ26及びバルブ24,ガス回収用の真空ボ
ンベ27及びボンベ温度調整装置23,並びに3方弁2
8を備えた点にある。ガスボンベ26は、第2の実施の
形態で用いたガスボンベ22と同様のものであり、水分
吸着性(吸湿性)の高いガスが封入されている。また、ボ
ンベ温度調整装置23は、真空ボンベ27を所定温度に
冷却・低温保持するための冷却装置であって、このボン
ベ温度調整装置23によって真空ボンベ27は電気的に
非常に低い温度に管理されている。3方弁28は、サー
ビスポート28側とガスボンベ26側又は真空ボンベ2
7側との切り替えが可能な構造になっている。
【0036】第3の実施の形態に係る水分除去方法を説
明する。この水分除去方法は、第1,第2の実施の形態
と同様、分離型空気調和機の設置・配管工事の際に、室
内機1及び配管パイプ3の内部に残っている水分,油
分,金属粉,ゴミ等の不純物を除去するための方法であ
る。まず第1,第2の実施の形態と同様、図1に示すよ
うに、室外機2の接続部2Jに設けられている3方弁1
1及び2方弁12に、配管パイプ3を介して室内機1を
接続する。図5は、このときの3方弁11の状態を示し
ている。3方弁11は、接続口20で配管パイプ3と、
接続口21で室外機2の接続部2Jと接続した状態にあ
り、さらに、弁棒17で室外機2側が閉じたバルブ閉成
状態にある。一方、2方弁12も同様に、弁棒17で室
外機2の接続部2Jを閉じたバルブ閉成状態にある。
明する。この水分除去方法は、第1,第2の実施の形態
と同様、分離型空気調和機の設置・配管工事の際に、室
内機1及び配管パイプ3の内部に残っている水分,油
分,金属粉,ゴミ等の不純物を除去するための方法であ
る。まず第1,第2の実施の形態と同様、図1に示すよ
うに、室外機2の接続部2Jに設けられている3方弁1
1及び2方弁12に、配管パイプ3を介して室内機1を
接続する。図5は、このときの3方弁11の状態を示し
ている。3方弁11は、接続口20で配管パイプ3と、
接続口21で室外機2の接続部2Jと接続した状態にあ
り、さらに、弁棒17で室外機2側が閉じたバルブ閉成
状態にある。一方、2方弁12も同様に、弁棒17で室
外機2の接続部2Jを閉じたバルブ閉成状態にある。
【0037】次に、図8に示すように、3方弁11のサ
ービスポート13にガスボンベ26と真空ボンベ27を
3方弁28を介してセットする。このとき、バルブ24
は閉じており、3方弁28はサービスポート13とバル
ブ24とをつないだ状態にある。バルブ24を開くこと
によって、ガスボンベ26に封入されているガスを、3
方弁28,11から配管パイプ3及び室内機1の配管内
に充満させる。ガスの充満が終了したら、バルブ24を
閉める。
ービスポート13にガスボンベ26と真空ボンベ27を
3方弁28を介してセットする。このとき、バルブ24
は閉じており、3方弁28はサービスポート13とバル
ブ24とをつないだ状態にある。バルブ24を開くこと
によって、ガスボンベ26に封入されているガスを、3
方弁28,11から配管パイプ3及び室内機1の配管内
に充満させる。ガスの充満が終了したら、バルブ24を
閉める。
【0038】真空ボンベ27が充分に低温になっている
ことを確認したら、3方弁28を操作してサービスポー
ト13と真空ボンベ27とをつなぐ。真空ボンベ27内
の圧力は、配管パイプ3及び室内機1の配管内の圧力よ
りも低くなっている。しかも、真空ボンベ27内の温度
が室内機1及び配管パイプ3内のガスの温度よりも低く
なっているため、圧力差はより一層大きくなっている。
したがって、室内機1及び配管パイプ3内に充満して水
分等の不純物を吸着したガスは、その圧力差によって真
空ボンベ27内に回収される。
ことを確認したら、3方弁28を操作してサービスポー
ト13と真空ボンベ27とをつなぐ。真空ボンベ27内
の圧力は、配管パイプ3及び室内機1の配管内の圧力よ
りも低くなっている。しかも、真空ボンベ27内の温度
が室内機1及び配管パイプ3内のガスの温度よりも低く
なっているため、圧力差はより一層大きくなっている。
したがって、室内機1及び配管パイプ3内に充満して水
分等の不純物を吸着したガスは、その圧力差によって真
空ボンベ27内に回収される。
【0039】ガスボンベ26内に封入されているガス
が、冷凍サイクルに用いられる冷媒や潤滑油と化学反応
を起こさないものであれば、バルブ24を閉じたまま3
方弁28をサービスポート13とバルブ24とをつない
だ状態に切り替える。そして、3方弁11をバルブ開成
状態(図6)にし、更に2方弁12をバルブ開成状態にし
て、冷凍サイクルを構成すれば、室内機1及び室外機2
が運転開始可能な状態になる。
が、冷凍サイクルに用いられる冷媒や潤滑油と化学反応
を起こさないものであれば、バルブ24を閉じたまま3
方弁28をサービスポート13とバルブ24とをつない
だ状態に切り替える。そして、3方弁11をバルブ開成
状態(図6)にし、更に2方弁12をバルブ開成状態にし
て、冷凍サイクルを構成すれば、室内機1及び室外機2
が運転開始可能な状態になる。
【0040】第3の実施の形態に係る水分除去方法によ
れば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る上に、水分等を含んだガスは全て真空ボンベ27に回
収されて大気中には放出されないため、環境に影響を与
えるおそれが全くない。また、2本のボンベ26,27
の代わりに、ガス封入用気室とガス回収用気室との2気
室を有する1本のボンベを用いてもよい。なお、第1〜
第5の発明は、上記各実施の形態に限定されるものでは
ない。
れば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る上に、水分等を含んだガスは全て真空ボンベ27に回
収されて大気中には放出されないため、環境に影響を与
えるおそれが全くない。また、2本のボンベ26,27
の代わりに、ガス封入用気室とガス回収用気室との2気
室を有する1本のボンベを用いてもよい。なお、第1〜
第5の発明は、上記各実施の形態に限定されるものでは
ない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように第1〜第5の発明に
よれば、吸水性・加水分解性の高い潤滑油を用いた場合
でも長期にわたり安定した運転が行われるように、設置
施工の際、水分等の不純物が冷凍サイクル中に入り込む
のを未然に防ぐことができる。これにより、エーテル系
潤滑油やエステル系潤滑油を使用することが可能になる
ため、オゾン層を破壊する危険性がないHFC系冷媒を
使用することが可能である。また、水分を除去する水分
吸着性の高いガスが、第2の発明ではガスボンベに回収
され、第3の発明ではガス回収用気室に回収されるた
め、環境に影響を与えることなく水分除去作業を行うこ
とができる。
よれば、吸水性・加水分解性の高い潤滑油を用いた場合
でも長期にわたり安定した運転が行われるように、設置
施工の際、水分等の不純物が冷凍サイクル中に入り込む
のを未然に防ぐことができる。これにより、エーテル系
潤滑油やエステル系潤滑油を使用することが可能になる
ため、オゾン層を破壊する危険性がないHFC系冷媒を
使用することが可能である。また、水分を除去する水分
吸着性の高いガスが、第2の発明ではガスボンベに回収
され、第3の発明ではガス回収用気室に回収されるた
め、環境に影響を与えることなく水分除去作業を行うこ
とができる。
【図1】第1〜第3の実施の形態に係る分離型空気調和
機の外観を示す斜視図。
機の外観を示す斜視図。
【図2】第1〜第3の実施の形態に係る分離型空気調和
機の冷凍サイクルを示す基本構成図。
機の冷凍サイクルを示す基本構成図。
【図3】第1〜第3の実施の形態に係る分離型空気調和
機における2方弁及び3方弁と室内ユニットとの接続関
係を示す図。
機における2方弁及び3方弁と室内ユニットとの接続関
係を示す図。
【図4】第1,第2の実施の形態に使用可能な真空引き
システムの構成を模式的に示す図。
システムの構成を模式的に示す図。
【図5】3方弁のバルブ閉成状態を示す断面図。
【図6】3方弁のバルブ開成状態を示す断面図。
【図7】第2の実施の形態に係る水分除去システムの構
成を模式的に示す図。
成を模式的に示す図。
【図8】第3の実施の形態に係る水分除去システムの構
成を模式的に示す図。
成を模式的に示す図。
1 室内機(室内ユニット) 2 室外機(室外ユニット) 2J 接続部(冷媒排出側接続部,冷媒吸入側接続部) 3 配管パイプ 9 ゲージマニフォールド 10 真空ポンプ 11 3方弁(太管側の3方弁) 12 2方弁(細管側の2方弁) 13 サービスポート 17 弁棒 20 接続口(配管パイプ側の接続口) 21 接続口(室外機側の接続口) 22 ガスボンベ 23 ボンベ温度調整装置 24 バルブ(封止弁) 25 商用電源 26 ガス封入用のガスボンベ(ガス封入用気室) 27 ガス回収用の真空ボンベ(ガス回収用気室) 28 3方弁
Claims (5)
- 【請求項1】 配管パイプを介して室外機を室内機に接
続する際に行う分離型空気調和機の水分除去方法であっ
て、前記室外機の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続
部をそれぞれ弁で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを
介して前記室内機を接続し、一方の弁に設けられている
サービスポートから水分吸着性の高いガスを前記室内機
及び配管パイプに封入し、封入したガスの排出又は回収
を行った後、各弁を開くことにより、前記室内機と前記
室外機を接続してなる冷凍サイクルを構成することを特
徴とする水分除去方法。 - 【請求項2】 配管パイプを介して室外機を室内機に接
続する際に行う分離型空気調和機の水分除去方法であっ
て、前記室外機の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続
部をそれぞれ弁で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを
介して前記室内機を接続し、一方の弁に設けられている
サービスポートにカセット式のガスボンベをセットし、
そのガスボンベから水分吸着性の高いガスを前記配管パ
イプ及び室内機の配管内に充満させ、その配管内よりも
ガスボンベ内の圧力が低くなるようにすることによって
ガスボンベ内に前記ガスを回収した後、各弁を開くこと
により、前記室内機と前記室外機を接続してなる冷凍サ
イクルを構成することを特徴とする水分除去方法。 - 【請求項3】 配管パイプを介して室外機を室内機に接
続する際に行う分離型空気調和機の水分除去方法であっ
て、前記室外機の冷媒排出側接続部及び冷媒吸入側接続
部をそれぞれ弁で閉じたまま、各弁に前記配管パイプを
介して前記室内機を接続し、一方の弁に設けられている
サービスポートに、ガス封入用気室とガス回収用気室を
3方弁を介してセットし、前記ガス封入用気室から水分
吸着性の高いガスを前記配管パイプ及び室内機の配管内
に充満させ、前記ガス回収用気室内に前記ガスを回収し
た後、各弁を開くことにより、前記室内機と前記室外機
を接続してなる冷凍サイクルを構成することを特徴とす
る水分除去方法。 - 【請求項4】 前記冷凍サイクルのための冷媒として、
HFC系冷媒又はHFC系冷媒を主体とする冷媒を用い
ることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記
載の水分除去方法。 - 【請求項5】 前記冷凍サイクルのための潤滑油とし
て、エステル系潤滑油,エーテル系潤滑油又はこれらの
混合物から成る潤滑油を用いることを特徴とする請求項
1,請求項2,請求項3又は請求項4記載の水分除去方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9313920A JPH11148748A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 分離型空気調和機の水分除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9313920A JPH11148748A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 分離型空気調和機の水分除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11148748A true JPH11148748A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18047119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9313920A Pending JPH11148748A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 分離型空気調和機の水分除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11148748A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1851492A2 (en) * | 2005-02-22 | 2007-11-07 | Carrier Corporation | Refrigerant cycle with three-way service valve for environmentally friendly refrigerant |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP9313920A patent/JPH11148748A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1851492A2 (en) * | 2005-02-22 | 2007-11-07 | Carrier Corporation | Refrigerant cycle with three-way service valve for environmentally friendly refrigerant |
EP1851492A4 (en) * | 2005-02-22 | 2011-12-07 | Carrier Corp | REFRIGERANT FLUID CYCLE COMPRISING A THREE-WAY SUPPLY VALVE FOR AN ENVIRONMENT-FREE REFRIGERATING FLUID |
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