JPH11148591A - ウォ―タ―ハンマ―防止器 - Google Patents
ウォ―タ―ハンマ―防止器Info
- Publication number
- JPH11148591A JPH11148591A JP9331027A JP33102797A JPH11148591A JP H11148591 A JPH11148591 A JP H11148591A JP 9331027 A JP9331027 A JP 9331027A JP 33102797 A JP33102797 A JP 33102797A JP H11148591 A JPH11148591 A JP H11148591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- flow
- water hammer
- outlet
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/02—Energy absorbers; Noise absorbers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸気と復水の二相流の流速を減じると共に、
それぞれの流体を遠心分離して、確実にウォ―タ―ハン
マ―を防止することのできるウォ―タ―ハンマ―防止器
を得ること。 【解決手段】 本体１に流体入口４と螺旋状の長尺板状
部材２と出口５を設ける。長尺板状部材２はその出口側
１０を摺動自在に取り付ける。入口４から流入してくる
高速の二相流は、その流れに応じて螺旋状の長尺板状部
材２が出口５側へ変位することによって緩衝され、流速
を減じることにより、ウォ―タ―ハンマ―の発生を防止
することができる。
それぞれの流体を遠心分離して、確実にウォ―タ―ハン
マ―を防止することのできるウォ―タ―ハンマ―防止器
を得ること。 【解決手段】 本体１に流体入口４と螺旋状の長尺板状
部材２と出口５を設ける。長尺板状部材２はその出口側
１０を摺動自在に取り付ける。入口４から流入してくる
高速の二相流は、その流れに応じて螺旋状の長尺板状部
材２が出口５側へ変位することによって緩衝され、流速
を減じることにより、ウォ―タ―ハンマ―の発生を防止
することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、水撃作用即ちウォ
―タ―ハンマ―を防止するものに関し、特に、蒸気配管
におけるウォ―タ―ハンマ―を防止するのに適したもの
に関する。ウォ―タ―ハンマ―は、蒸気配管中の液体が
蒸気の流れによって高速流となり、配管の曲り部や配管
に取り付けられている弁などに激しく衝突して、著しい
振動を与え、場合によっては配管や弁あるいは配管接続
された装置などに損傷を与えるものである。
―タ―ハンマ―を防止するものに関し、特に、蒸気配管
におけるウォ―タ―ハンマ―を防止するのに適したもの
に関する。ウォ―タ―ハンマ―は、蒸気配管中の液体が
蒸気の流れによって高速流となり、配管の曲り部や配管
に取り付けられている弁などに激しく衝突して、著しい
振動を与え、場合によっては配管や弁あるいは配管接続
された装置などに損傷を与えるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のウォ―タ―ハンマ―防止
器としては、例えば実開昭５１−７２６０２号公報に示
されたものがある。これは、蒸気配管中に蒸気と液体を
分離する気液分離器を取り付けて、蒸気は管中央部を、
一方、液体は管内壁面を、それぞれ分離して流下させる
ことにより、ウォ―タ―ハンマ―を防止するものであ
る。
器としては、例えば実開昭５１−７２６０２号公報に示
されたものがある。これは、蒸気配管中に蒸気と液体を
分離する気液分離器を取り付けて、蒸気は管中央部を、
一方、液体は管内壁面を、それぞれ分離して流下させる
ことにより、ウォ―タ―ハンマ―を防止するものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のウォ―タ―
ハンマ―防止器では、蒸気と液体を分離することはでき
るが、蒸気と液体の二相流の流速を遅くすることができ
ないために、確実にウォ―タ―ハンマ―を防止すること
ができない問題があった。即ち、蒸気と液体を分離して
も液体の流速が速い状態を維持していると、高速の液体
が後続の配管曲り部や弁等に激しく衝突することは避け
られないためである。
ハンマ―防止器では、蒸気と液体を分離することはでき
るが、蒸気と液体の二相流の流速を遅くすることができ
ないために、確実にウォ―タ―ハンマ―を防止すること
ができない問題があった。即ち、蒸気と液体を分離して
も液体の流速が速い状態を維持していると、高速の液体
が後続の配管曲り部や弁等に激しく衝突することは避け
られないためである。
【０００４】従って本発明の課題は、蒸気と液体の二相
流が流れる配管中の流体の速度を減速させて、ウォ―タ
―ハンマ―をより確実に防止することのできるウォ―タ
―ハンマ―防止器を得ることである。
流が流れる配管中の流体の速度を減速させて、ウォ―タ
―ハンマ―をより確実に防止することのできるウォ―タ
―ハンマ―防止器を得ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた手段は、蒸気と液体の二相流が流れる蒸気配
管中に気液分離器を取り付けて、蒸気と液体を分離して
流下させることによりウォ―タ―ハンマ―を防止するも
のにおいて、蒸気配管の蒸気流下方向に沿って長尺板状
部材を螺旋状に設けると共に、当該螺旋状の長尺板状部
材の少なくとも一端部を固定して取り付け、他端部を自
由状態又は蒸気の流れ方向に摺動自在に取り付けて、流
体流れによって螺旋状の長尺板状部材を変位可能に設け
たものである。
めに講じた手段は、蒸気と液体の二相流が流れる蒸気配
管中に気液分離器を取り付けて、蒸気と液体を分離して
流下させることによりウォ―タ―ハンマ―を防止するも
のにおいて、蒸気配管の蒸気流下方向に沿って長尺板状
部材を螺旋状に設けると共に、当該螺旋状の長尺板状部
材の少なくとも一端部を固定して取り付け、他端部を自
由状態又は蒸気の流れ方向に摺動自在に取り付けて、流
体流れによって螺旋状の長尺板状部材を変位可能に設け
たものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】螺旋状の長尺板状部材を流体流れ
によって変位可能に設けたことにより、この長尺板状部
材の変位が高速で流下する流体に緩衝作用を及ぼし、高
速流体の流速を減少させることができ、ウォ―タ―ハン
マ―を防止することができる。
によって変位可能に設けたことにより、この長尺板状部
材の変位が高速で流下する流体に緩衝作用を及ぼし、高
速流体の流速を減少させることができ、ウォ―タ―ハン
マ―を防止することができる。
【０００７】螺旋状の長尺板状部材は、上記の通り高速
流体に緩衝作用を及ぼすと共に、流下する蒸気と液体の
二相流を旋回させてそれぞれの流体を質量の大小により
遠心分離して流下させることにより、従来技術のものと
同様にウォ―タ―ハンマ―を減少させることができる。
流体に緩衝作用を及ぼすと共に、流下する蒸気と液体の
二相流を旋回させてそれぞれの流体を質量の大小により
遠心分離して流下させることにより、従来技術のものと
同様にウォ―タ―ハンマ―を減少させることができる。
【０００８】螺旋状の長尺板状部材は、金属バネ板材料
の薄板材で製作して、流体流れによって螺旋方向の長さ
が比較的大きく変化するものが緩衝作用を及ぼす点で好
ましい。また、超弾性を示す薄板材料で製作することも
できる。いずれにしても、緩衝作用によって流体流れの
衝撃力を吸収してその流速を減じるものが、螺旋状の長
尺板状部材として適する。
の薄板材で製作して、流体流れによって螺旋方向の長さ
が比較的大きく変化するものが緩衝作用を及ぼす点で好
ましい。また、超弾性を示す薄板材料で製作することも
できる。いずれにしても、緩衝作用によって流体流れの
衝撃力を吸収してその流速を減じるものが、螺旋状の長
尺板状部材として適する。
【０００９】
【実施例】図１において、蒸気配管と同径の円筒状の本
体１と螺旋状の長尺板状部材２とでウォ―タ―ハンマ―
防止器３を構成する。本体１に、蒸気と液体としての復
水の二相流の流体入口４と出口５を両端に設ける。
体１と螺旋状の長尺板状部材２とでウォ―タ―ハンマ―
防止器３を構成する。本体１に、蒸気と液体としての復
水の二相流の流体入口４と出口５を両端に設ける。
【００１０】本体１の入口４側に一端部を固定され他端
部を出口５側で固定された中空円筒状の摺動軸８を本体
１の中心部に取り付ける。摺動軸８の入口４側は、入口
固定具６と固定リング７で固定すると共に、出口５側は
出口固定具９で固定する。摺動軸８の外周に螺旋状の長
尺板状部材２を左右に摺動自在に配置する。本実施例に
おいては、螺旋状の板状部材２の入口４側端だけを固定
具６に溶接等で固着して取り付ける。螺旋状の板状部材
２の入口４側端以外の出口側１０は自由状態として、摺
動軸８の外周を摺動自在に取り付ける。
部を出口５側で固定された中空円筒状の摺動軸８を本体
１の中心部に取り付ける。摺動軸８の入口４側は、入口
固定具６と固定リング７で固定すると共に、出口５側は
出口固定具９で固定する。摺動軸８の外周に螺旋状の長
尺板状部材２を左右に摺動自在に配置する。本実施例に
おいては、螺旋状の板状部材２の入口４側端だけを固定
具６に溶接等で固着して取り付ける。螺旋状の板状部材
２の入口４側端以外の出口側１０は自由状態として、摺
動軸８の外周を摺動自在に取り付ける。
【００１１】本体１内の出口５側部に液体としての復水
を排出口１１へ導出するための復水導出壁１２を取り付
ける。本実施例においては、導出壁１２が長尺板状部材
２の出口側１０の伸長を規制するストッパ―の機能を兼
ねるものである。排出口１１は管１３とバルブ１５を介
してスチ―ムトラップ１６を接続すると共に、管１３を
介してバルブ１４を接続する。スチ―ムトラップ１６は
流入してくる蒸気は排出することなく、液体としての復
水だけを自動的に外部へ排出する自動弁の一種である。
を排出口１１へ導出するための復水導出壁１２を取り付
ける。本実施例においては、導出壁１２が長尺板状部材
２の出口側１０の伸長を規制するストッパ―の機能を兼
ねるものである。排出口１１は管１３とバルブ１５を介
してスチ―ムトラップ１６を接続すると共に、管１３を
介してバルブ１４を接続する。スチ―ムトラップ１６は
流入してくる蒸気は排出することなく、液体としての復
水だけを自動的に外部へ排出する自動弁の一種である。
【００１２】入口４からは、復水が本体１の底部に位置
し蒸気がその上部に位置して流入してくる。流入してき
た蒸気と復水の高速状態の二相流は、中心部分のほとん
ど蒸気で占められた流体は摺動軸８の内部円筒部内を流
下すると共に、復水とその他の蒸気は螺旋状の長尺板状
部材２に衝突することにより、長尺板状部材２が出口５
側へ伸長して変位することによって、二相流を緩衝して
その流速を減少させる。従って、流速が減少したことに
よってウォ―タ―ハンマ―を防止することができる。
し蒸気がその上部に位置して流入してくる。流入してき
た蒸気と復水の高速状態の二相流は、中心部分のほとん
ど蒸気で占められた流体は摺動軸８の内部円筒部内を流
下すると共に、復水とその他の蒸気は螺旋状の長尺板状
部材２に衝突することにより、長尺板状部材２が出口５
側へ伸長して変位することによって、二相流を緩衝して
その流速を減少させる。従って、流速が減少したことに
よってウォ―タ―ハンマ―を防止することができる。
【００１３】また、二相流は螺旋状の長尺板状部材２を
通過する間に旋回されて遠心力を生じ、質量の大きな復
水は外側即ち本体１の内周壁側に振り出され、質量の小
さな蒸気は中央部の摺動軸８の外周を旋回することによ
って、気液が分離される。分離された蒸気は摺動軸８の
円筒部内を通過してきた蒸気と混合して出口５から流下
すると共に、復水は出口５側の導出壁１２に沿って排出
口１１からスチ―ムトラップ１６に至り、その復水だけ
が自動的に外部へ排出される。
通過する間に旋回されて遠心力を生じ、質量の大きな復
水は外側即ち本体１の内周壁側に振り出され、質量の小
さな蒸気は中央部の摺動軸８の外周を旋回することによ
って、気液が分離される。分離された蒸気は摺動軸８の
円筒部内を通過してきた蒸気と混合して出口５から流下
すると共に、復水は出口５側の導出壁１２に沿って排出
口１１からスチ―ムトラップ１６に至り、その復水だけ
が自動的に外部へ排出される。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、螺旋状の長尺板状部材
により、蒸気と復水の二相流がそれぞれの流体に遠心分
離されると共に、二相流の流速が緩衝されて減じること
により、ウォ―タ―ハンマ―の発生をより確実に防止す
ることができる。
により、蒸気と復水の二相流がそれぞれの流体に遠心分
離されると共に、二相流の流速が緩衝されて減じること
により、ウォ―タ―ハンマ―の発生をより確実に防止す
ることができる。
【図１】本発明のウォ―タ―ハンマ―防止器の実施例を
示す断面構成図である。
示す断面構成図である。
１ 本体 ２ 螺旋状の長尺板状部材 ４ 入口 ５ 出口 ８ 摺動軸 １１ 排出口 １２ 導出壁 １６ スチ―ムトラップ
Claims (1)
- 【請求項１】 蒸気と液体の二相流が流れる蒸気配管中
に気液分離器を取り付けて、蒸気と液体を分離して流下
させることによりウォ―タ―ハンマ―を防止するものに
おいて、蒸気配管の蒸気流下方向に沿って長尺板状部材
を螺旋状に設けると共に、当該螺旋状の長尺板状部材の
少なくとも一端部を固定して取り付け、他端部を自由状
態又は蒸気の流れ方向に摺動自在に取り付けて、流体流
れによって螺旋状の長尺板状部材を変位可能に設けたこ
とを特徴とするウォ―タ―ハンマ―防止器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9331027A JPH11148591A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | ウォ―タ―ハンマ―防止器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9331027A JPH11148591A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | ウォ―タ―ハンマ―防止器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148591A true JPH11148591A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18239012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9331027A Pending JPH11148591A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | ウォ―タ―ハンマ―防止器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11148591A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003056228A1 (en) * | 2002-01-03 | 2003-07-10 | Pax Scientific, Inc | A fluid flow controller |
| CN109442129A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-03-08 | 西安交通大学 | 带有扰流凸起结构的凝结水锤抑制装置 |
| CN109595422A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-09 | 哈尔滨工程大学 | 一种基于旋转式扭带的蒸汽冷凝诱导水锤消除装置 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP9331027A patent/JPH11148591A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003056228A1 (en) * | 2002-01-03 | 2003-07-10 | Pax Scientific, Inc | A fluid flow controller |
| CN109595422A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-09 | 哈尔滨工程大学 | 一种基于旋转式扭带的蒸汽冷凝诱导水锤消除装置 |
| CN109595422B (zh) * | 2018-12-10 | 2020-11-10 | 哈尔滨工程大学 | 一种基于旋转式扭带的蒸汽冷凝诱导水锤消除装置 |
| CN109442129A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-03-08 | 西安交通大学 | 带有扰流凸起结构的凝结水锤抑制装置 |
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