JPH11148326A - 電磁駆動バルブの制御装置 - Google Patents

電磁駆動バルブの制御装置

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JPH11148326A
JPH11148326A JP9310804A JP31080497A JPH11148326A JP H11148326 A JPH11148326 A JP H11148326A JP 9310804 A JP9310804 A JP 9310804A JP 31080497 A JP31080497 A JP 31080497A JP H11148326 A JPH11148326 A JP H11148326A
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JP
Japan
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valve
electromagnetic coil
output
gate
signal
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Application number
JP9310804A
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English (en)
Inventor
Shinji Kamimaru
慎二 神丸
Mitsunori Ishii
光徳 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to US09/178,550 priority patent/US6024059A/en
Priority to EP98120510A priority patent/EP0916814B1/en
Priority to DE69821194T priority patent/DE69821194T2/de
Publication of JPH11148326A publication Critical patent/JPH11148326A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/20Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2201/00Electronic control systems; Apparatus or methods therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0002Controlling intake air
    • F02D2041/001Controlling intake air for engines with variable valve actuation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁駆動バルブの全閉時あるいは全開時の衝
撃を緩和するため、一時的に電磁コイルを非通電として
バルブ速度を減速させる際、バルブ速度がばらついた場
合においても常に安定した減速時間を確保する。 【解決手段】 閉弁動作時、リフトセンサ出力がトリガ
レベルV1を越えると閉弁用電磁コイルがONされ、リ
フトセンサ出力がトリガレベルV3を越えるとタイマ回
路44が計時を開始する。そして、リフトセンサ出力が
トリガレベルV2を越えたとき、閉弁用電磁コイルがO
FFされ、タイマ回路44での計時終了によって再びO
Nされる。このとき、バルブ速度が速い場合には、バル
ブ速度が遅い場合よりも閉弁用電磁コイルをOFFする
タイミングが早くなるため、閉弁用電磁コイルをOFF
している時間は、相対的に、バルブ速度が早い場合には
長く、バルブ速度が遅い場合には短くなる。これによ
り、バルブ速度がばらついた場合においても常に安定し
た減速時間を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸排気
バルブを電磁コイルによって開閉動作させる電磁駆動バ
ルブの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの吸排気バルブの開閉動
作をカムシャフト等によって機械的に行う従来の動弁シ
ステムに対し、吸排気バルブを電磁的に駆動し、吸排気
バルブの開閉タイミングを電子制御する動弁システムが
開発されている。
【0003】この電磁駆動による動弁システムでは、バ
ルブ開閉タイミングの自由度が大きく、運転状態に応じ
た適切なバルブ開閉制御を行うことができるものの、作
動中、電磁コイルの磁力やスプリングの付勢力によって
バルブが加速されてバルブ着座時やバルブ全開時の衝撃
が大きくなり、この衝撃による騒音や、バルブの耐久性
等の面で問題があった。
【0004】例えば、特開平8−135416号公報に
は、対向二ソレノイド型電磁弁に対し、閉弁作動中には
開き側ソレノイドに、開弁作動中には閉じ側ソレノイド
に一時的に通電することで、弁体の減速制御を行う技術
が開示されているが、この先行技術では、実際にバルブ
が作動している状況を把握していないため、実働時のバ
ルブ速度を制御することは困難である。
【0005】このため、本出願人は、先に、特願平8−
230094号において、閉弁時の設定バルブリフト位
置あるいは開弁時の設定バルブリフト位置で、閉弁用電
磁コイルあるいは開弁用電磁コイルをON(通電)から
一時的にOFF(非通電)し、着座直前の設定バルブリ
フト位置あるいは最大開弁直前の設定バルブリフト位置
で再度ONすることで、バルブ着座時の速度あるいは最
大開弁時の速度を減速させて衝撃を緩和する技術を提案
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先に本出願人が提案し
た技術では、図12に示すように、例えば閉弁時では、
電磁駆動バルブの電磁コイルをONした後、バルブのリ
フト位置を検出するリフトセンサの出力がトリガレベル
VR2に達したときに、バルブ速度を減速するため、電
磁コイルをOFFし、リフトセンサの出力がトリガレベ
ルVR3に達したとき、OFFから再度ONするように
している。
【0007】しかしながら、電磁コイルをONした後の
バルブ速度は常に一定とは限らず、図12中にa,bで
示すように、条件によってサイクル内でばらつく場合が
ある。このような場合、バルブ速度が速いと、トリガレ
ベルVR2のリフト位置からトリガレベルVR3のリフ
ト位置に達するまでのOFF時間が短くなってバルブ速
度が十分に減速されない虞があり、改善の余地があっ
た。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、電磁駆動バルブの全閉時あるいは全開時の衝撃を緩
和するため、一時的に電磁コイルを非通電としてバルブ
速度を減速させる際、バルブ速度がばらついた場合にお
いても常に安定した減速時間を確保することのできる電
磁駆動バルブの制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エンジンの吸気ポートあるいは排気ポートに介装された
電磁駆動バルブに対し、電磁コイルへの通電開始タイミ
ング、及び、バルブ速度を減速させるために上記電磁コ
イルを一時的に非通電とするタイミングをバルブリフト
位置に応じて決定する電磁駆動バルブの制御装置におい
て、上記電磁コイルを一時的に非通電とするバルブリフ
ト位置に達する前のタイミングで計時を開始し、設定時
間が経過したとき、上記電磁コイルを一時的な非通電状
態から通電状態に復帰させる計時手段を備えたことを特
徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記計時を開始するタイミングを、上記電
磁コイルへの通電を開始するバルブリフト位置とするこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記計時手段を、アナログ積分回路による
タイマによって構成することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記計時手段を、マイクロコンピュータに
よるデジタルタイマによって構成することを特徴とす
る。
【0013】すなわち、本発明では、電磁駆動バルブの
リフト位置に応じて電磁コイルへの通電を開始した後、
バルブ速度を減速させるために電磁コイルを一時的に非
通電とし、この電磁コイルを一時的に非通電とするリフ
ト位置に達する前のタイミングで計時を開始した経過時
間が設定時間に達したとき、再度、通電状態に復帰させ
る。計時を開始するタイミングは、電磁コイルへの通電
を開始するリフト位置とすることが望ましく、アナログ
積分回路によるタイマあるいはマイクロコンピュータに
よるデジタルタイマによって計時を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1は速度制御装置の回路構成図、図2
タイマ回路の構成図、図3は電磁駆動バルブの構成図、
図4はバルブ駆動信号波形を示す説明図、図5は各部信
号のタイミングチャート、図6はバルブ速度が異なる場
合のリフトセンサ出力とバルブ駆動信号との関係を示す
説明図である。
【0015】図3において、符号1は、エンジンの各気
筒の吸気ポート及び排気ポートに介装される電磁駆動バ
ルブであり、シリンダヘッド2のバルブステムガイド3
に摺動自在に挿通されるバルブ4(吸気バルブあるいは
排気バルブ)を開閉動作させるため、開弁用電磁コイル
5と閉弁用電磁コイル6とが対向して配置されるツイン
コイル方式の電磁駆動バルブである。
【0016】上記電磁駆動バルブ1では、上記開弁用電
磁コイル5がヨーク7に収納されて上記シリンダヘッド
2側に配設され、各部材の個体間の寸法ばらつきを吸収
して上記バルブ4のリフト量を調整するためのリフトア
ジャスタ8を介して上記閉弁用電磁コイル6を収納する
ヨーク9と結合されている。さらに、上記閉弁用電磁コ
イル6を収納するヨーク9の上部には、後述するアーマ
チュア17を軸方向に移動させるためのガイド部を形成
するとともに上記バルブ4のリフト量を検出するための
渦電流式リフトセンサ10を装着するケース11が接合
されている。
【0017】上記開弁用電磁コイル5の内部には、上記
バルブ4のバルブヘッド4aをバルブシート12に押圧
する方向に付勢する閉弁用スプリング13が収納されて
いる。この閉弁用スプリング13は、上記バルブ4のバ
ルブステム4b端部にコッタピン14を介して固着され
るリテーナ15と、上記シリンダヘッド2側の上記バル
ブステムガイド3周囲に形成された受け座部分との間に
介装されている。尚、上記バルブステム4b先端には、
後述するクリアランス調整用のシム16が装着されてい
る。
【0018】また、上記電磁駆動バルブ1の上記リフト
アジャスタ8によって形成される空間内には、上記開弁
用電磁コイル5あるいは上記閉弁用電磁コイル6が励磁
されたとき、これらからの磁場を受けて上記バルブ4を
開閉動作させるための平板状のアーマチュア17が配設
されている。
【0019】上記アーマチュア17の上記開弁用電磁コ
イル5側の中心部には、アーマチュアステム17aが一
体的あるいは別体で立設されており、このアーマチュア
ステム17aが上記閉弁用電磁コイル6内部に突出する
上記ケース11の円筒部分に設けられたアーマチュアス
テムガイド18に摺動自在に挿通されている。また、上
記アーマチュア17と上記ケース11の円筒部分基部に
形成された受け部との間には、上記バルブヘッド4aを
上記バルブシート12から離間する方向に付勢する開弁
用スプリング19が介装されている。
【0020】尚、上記開弁用電磁コイル5及び閉弁用電
磁コイル6が共にOFFの状態では、上記アーマチュア
17は、上記バルブステム4b先端のシム16に当接し
て上記閉弁用スプリング13の付勢力と上記開弁用スプ
リング19の付勢力とが釣り合う位置に止まっている。
【0021】さらに、上記アーマチュアステム17aの
先端側は、細径のニードル状に形成されて上記リフトセ
ンサ10の被検出体であるリフトセンサ用ターゲット1
7cとなっており、このリフトセンサ用ターゲット17
cの軸方向の動きが上記バルブ4のリフトとして上記リ
フトセンサ10によって検出される。尚、上記リフトセ
ンサ10は、バルブ全開位置での出力電圧を0レベルと
してリフト量に対してリニアな電圧を出力するものとす
る。
【0022】上記構成による電磁駆動バルブ1は、図1
に示す速度制御装置30により駆動制御される。この速
度制御装置30では、マイクロコンピュータ(マイコ
ン)31で、エンジン回転数、アクセル開度、クランク
角パルス、エンジン冷却水温等の各種データに基づい
て、各気筒の吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミン
グを演算し、閉弁用電磁コイル6、開弁用電磁コイル5
を、それぞれ、閉弁用電磁コイル駆動回路36、開弁用
電磁コイル駆動回路37を介して交互にONすること
で、バルブ4を開閉動作させる。
【0023】すなわち、バルブ4を閉弁状態から開弁さ
せるには、閉弁用電磁コイル6をOFFとして所定のタ
イミングで開弁用電磁コイル5をONする。これにより
開弁用電磁コイル5に吸引力が発生し、アーマチュアが
閉弁用スプリング13の付勢力と開弁用スプリング19
の付勢力との釣り合い位置から更に開弁用電磁コイル5
側に移動し、アーマチュア17が開弁用電磁コイル5側
に吸着されて停止したとき、バルブ4が最大リフト位置
(バルブ全開位置)に達して開弁動作が完了する。
【0024】一方、バルブ4を開弁状態から閉弁させる
には、開弁用電磁コイル5をOFFとした後、所定のタ
イミングで閉弁用電磁コイル6をONする。この閉弁動
作では、閉弁用スプリング13の付勢力と開弁用スプリ
ング19の付勢力との釣り合い位置への復帰力、及び、
閉弁用電磁コイル6の吸引力により、アーマチュア17
が閉弁用電磁コイル6側に移動し、最終的にアーマチュ
ア17が閉弁用電磁コイル6側に吸着されて停止したと
き、アーマチュア17がバルブステム4b先端のシム1
6から離間して所定のクリアランスが形成され、閉弁用
スプリング13によってバルブヘッド4aがバルブシー
ト12に押圧されて着座する(バルブ全閉)。
【0025】この電磁駆動バルブ1に対する駆動信号
は、リフトセンサ10で検出したリフト位置が予め設定
した位置になったときのタイミング、及び、特定のリフ
ト位置から設定時間後のタイミングで波形が変化し、本
形態においては、図4に示すように、A,B,C,Dの
4区間で変化する。すなわち、OFF状態からONに移
行する初期のA区間でアーマチュア17を加速し、次の
B区間では、全閉時の衝撃(バルブ着座による衝撃)あ
るいは全開時の衝撃(アーマチュア17のヨーク7への
衝突による衝撃)を緩和するため一時的にOFFしてア
ーマチュア17を減速させる。
【0026】そして、特定のリフト位置(後述するトリ
ガレベルV3あるいはトリガレベルV7に対応するリフ
ト位置)から設定時間TM経過後の全閉直前あるいは設
定時間TM’経過後の全開直前のC区間で再びONして
アーマチュア17の速度を微調整し、このC区間に続く
全閉直前から全閉後あるいは全開直前から全開後のD区
間で、パルス幅変調(PWM)信号によるチョッパ制御
を行ってコイル電流を所定の保持電流に制御する。
【0027】この場合、A区間における加速状態如何に
よっては、アーマチュア17の速度がばらつく場合があ
り、従来のようにA,B,C,Dの各区間におけるO
N,0FFタイミングの全てを予め設定したリフト位置
に対応させて決定すると、A区間でのアーマチュア17
の速度が速い場合には、B区間が短くなって減速時間が
不足したまま全閉或いは全開位置に達してしまい、衝撃
が十分に緩和されない虞がある。
【0028】このため、上記速度制御装置30では、ア
ーマチュア17の速度が速い場合には、相対的にB区間
を長くして十分な減速時間を確保し、アーマチュア17
の速度が遅い場合には、相対的にB区間を短くして減速
時間が不必要に長くなることを防止するようにしてお
り、アーマチュア17の速度がばらついた場合において
も常に安定した減速制御を可能とし、全閉あるいは全開
時の衝撃を効果的に緩和するようにしている。
【0029】以下、上記速度制御装置30について説明
する、この速度制御装置30は、マイクロコンピュータ
31、DA変換回路32、閉弁用電磁コイル制御回路3
3、開弁用電磁コイル制御回路34、コイル保持電流制
御回路35からなる。上記マイクロコンピュータ31
で、エンジン回転数、アクセル開度、クランク角パル
ス、エンジン冷却水温等の各種データに基づいて、各気
筒の吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを演算
し、上記DA変換回路32に上記A,B,C,D区間を
決定するためのトリガレベルデータ信号を出力するとと
もに、上記コイル保持電流制御回路35へ、バルブ全開
あるいはバルブ全閉の保持期間(コイル保持電流制御を
行うD区間)を定めるバルブホールド時間データ及びP
WM信号を出力する。尚、図1においては、1個の電磁
駆動バルブ1を駆動する回路系統を代表して示してお
り、実際には、マイクロコンピュータ31の後段に、同
様の構成の回路がエンジンの吸排気バルブの数に応じた
系統数だけ用意される。
【0030】上記DA変換回路32は、ch1〜ch8
の8チャンネルのポートを有し、上記マイクロコンピュ
ータ31からのトリガレベルデータ信号をDA変換し、
DAチャンネル信号によって指定されたチャンネルから
アナログ電圧を出力する。チャンネルch1〜ch4
は、上記閉弁用電磁コイル制御回路33へのアナログ電
圧出力用に使用され、他のチャンネルch5〜ch8
は、上記開弁用電磁コイル制御回路34へのアナログ電
圧出力用に使用される。
【0031】詳細には、チャンネルch1,ch5が、
A区間の立ち上がりのONタイミングを決定するための
トリガレベルV1,V5、チャンネルch2,ch6が
A区間の立ち下がりのOFFタイミングを決定するため
のトリガレベルV2,V6、ch3,ch7がB区間の
終了時期すなわちC区間の立ち上がりのONタイミング
を決定するためのトリガレベルV3,V7、ch4,c
h8がD区間の開始タイミングを決定するためのトリガ
レベルV4,V8となる。
【0032】上記閉弁用電磁コイル制御回路33は、コ
ンパレータ40,41,42,43、タイマ回路44、
ANDゲート45,46,47、ORゲート48,49
によって構成されており、コンパレータ40の非反転入
力端子、コンパレータ41の反転入力端子、コンパレー
タ42の非反転入力端子、及び、コンパレータ43の反
転入力端子に、それぞれ、リフトセンサ10からの電圧
出力が入力され、コンパレータ40の反転入力端子、コ
ンパレータ41の非反転入力端子、コンパレータ42の
反転入力端子、及び、コンパレータ43の非反転入力端
子に、それぞれ、上記DA変換回路32のチャンネルc
h1〜ch4からのアナログ電圧V1〜V4が入力され
る。
【0033】各コンパレータ40,41の出力信号S
1,S2はANDゲート45に入力され、コンパレータ
42の出力信号S4はタイマ回路44に入力される。そ
して、このタイマ回路44の出力信号S4’とコンパレ
ータ43の出力信号S5とがANDゲート46に入力さ
れ、ANDゲート45,46の出力信号S3,S6がO
Rゲート48に入力される。このORゲート48の出力
信号S7は、上記コイル保持電流制御回路35からの出
力信号S9ととともにANDゲート47に入力され、こ
のANDゲート47の出力信号S10と上記コイル保持
電流制御回路35からの信号S13とが最終段のORゲ
ート49に入力され、この最終段のORゲート49の出
力信号S14がパワー素子からなる閉弁用電磁コイル駆
動回路36に入力される。
【0034】同様に、上記開弁用電磁コイル制御回路3
4は、コンパレータ50,51,52,53、タイマ回
路54、ANDゲート55,56,57、ORゲート5
8,59、インバータ60によって構成されており、コ
ンパレータ50の反転入力端子、コンパレータ51の非
反転入力端子、コンパレータ52の反転入力端子、及
び、コンパレータ53の反転入力端子に、それぞれ、リ
フトセンサ10からの電圧出力が入力され、コンパレー
タ50の非反転入力端子、コンパレータ51の反転入力
端子、コンパレータ52の非反転入力端子、及び、コン
パレータ53の非反転入力端子に、それぞれ、上記DA
変換回路32のチャンネルch5〜ch8からのアナロ
グ電圧V5〜V8が入力される。
【0035】コンパレータ50,51の出力信号S1
5,S16はANDゲート55に入力され、コンパレー
タ52の出力信号S18はタイマ回路54に、コンパレ
ータ53の出力信号S8はインバータ60に入力され
る。そして、タイマ回路54の出力信号S18’とイン
バータ60の出力信号S19とがANDゲート56に入
力され、ANDゲート55,56の出力信号S17,S
20がORゲート58に入力される。このORゲート5
8の出力信号S21は、上記コイル保持電流制御回路3
5からの出力信号S22ととともにANDゲート57に
入力され、このANDゲート57の出力信号S23と上
記コイル保持電流制御回路35からの信号S25とが最
終段のORゲート59に入力され、この最終段のORゲ
ート59の出力信号S26がパワー素子からなる開弁用
電磁コイル駆動回路37に入力される。
【0036】一方、上記コイル保持電流制御回路35
は、Dフリップフロップ61、インバータ62,63、
2チャンネル構成のワンショットパルス発生回路64、
ANDゲート65,66によって構成されており、Dフ
リップフロップ61の出力、及び、その反転出力によっ
て上記閉弁用電磁コイル制御回路33側のANDゲート
45,46及びORゲート48による論理出力と上記開
弁用電磁コイル制御回路34側のANDゲート55,5
6及びORゲート58による論理出力とを交互に禁止・
許可し、上記ワンショットパルス発生回路64のチャン
ネル出力によって指定される側に上記マイクロコンピュ
ータ31からのバルブホールド時間データによって指定
される時間だけPWM信号を出力する。
【0037】上記Dフリップフロップ61は、CLR端
子がハイレベルのとき、CK端子に入力される信号の立
ち上がりエッジでD端子の信号がQ端子に転送されて出
力され、CLR端子がローレベルのとき、Q端子からの
出力がローレベルになるものであり、D端子が定電圧V
CCにプルアップされ、CK端子に上記開弁用電磁コイル
制御回路34のコンパレータ53の出力信号S8が供給
されると共に、CLR端子に上記閉弁用電磁コイル制御
回路33のコンパレータ43の出力信号S5が供給され
る。そして、Q端子の出力信号S9が上記閉弁用電磁コ
イル制御回路33のANDゲート47に入力されるとと
もに、インバータ62によって反転され、このインバー
タ62からの出力信号S22が上記開弁用電磁コイル制
御回路34のANDゲート57に入力される。
【0038】また、2チャンネル構成の上記ワンショッ
トパルス発生回路64は、チャンネルトリガ信号の立ち
上がりエッジで、上記マイクロコンピュータ31からの
バルブホールド時間データによって指定される時間だ
け、該当するチャンネルからハイレベルの信号を出力す
る。その際のch1トリガ信号としては、上記閉弁用電
磁コイル制御回路33のコンパレータ43の出力信号S
5がインバータ63によって反転された信号が用いら
れ、ch2トリガ信号としては、上記開弁用電磁コイル
制御回路34のコンパレータ53の出力信号S8が用い
られる。
【0039】そして、上記ワンショットパルス発生回路
64のch1出力信号S11が上記マイクロコンピュー
タ31からのPWM信号S12とともにANDゲート6
5に入力され、このANDゲート65の出力信号S13
が上記閉弁用電磁コイル制御回路33のORゲート49
に入力される。また、上記ワンショットパルス発生回路
64からのch2出力信号S24は、上記マイクロコン
ピュータ31からのPWM信号S12とともにANDゲ
ート66に入力され、このANDゲート66の出力信号
S25が上記開弁用電磁コイル制御回路34のORゲー
ト59に入力される。
【0040】次に、上記閉弁用電磁コイル制御回路33
のタイマ回路44、及び、上記開弁用電磁コイル制御回
路34のタイマ回路54の構成について説明する。これ
らのタイマ回路44,54は、同様の構成のものが使用
され、図2に示すように、抵抗RとコンデンサCとから
なる積分回路にコンパレータ70及びANDゲート71
を組み合わせたアナログタイマとなっている。
【0041】上記積分回路には、閉弁用電磁コイル制御
回路33側ではコンパレータ42の出力信号S4が入力
され、開弁用電磁コイル制御回路34側ではコンパレー
タ52の出力信号S18が入力される。上記積分回路の
出力は、コンパレータ70の非反転入力端子に入力さ
れ、反転入力端子に印加される設定時定数に相当する基
準電圧と比較される。そして、コンパレータ70の比較
出力が上記積分回路への入力である閉弁用電磁コイル制
御回路33側のコンパレータ42の出力信号S4あるい
は開弁用電磁コイル制御回路34側のコンパレータ52
の出力信号S18とともにANDゲート71に入力さ
れ、タイマ出力信号S4’あるいはタイマ出力信号S1
8’として出力される。尚、ANDゲート71は、上記
コンパレータ42の出力信号S4、あるいは、上記コン
パレータ52の出力信号S18がハイレベルに反転した
瞬間、積分回路を通過して後段にハザードとして出力さ
れるのを防止するためのものである。
【0042】以上の構成による速度制御装置30では、
マイクロコンピュータ31からDA変換回路32を介し
て閉弁用電磁コイル制御回路33の各コンパレータ4
0,41,42,43に与えられるトリガレベルV1、
V2,V3,V4は、バルブ全開からバルブ全閉までの
リフト位置、すなわち、リフトセンサ10の出力が0レ
ベルから最大レベルまでの間に対応して、V1<V3<
V2<V4の関係で設定されており、バルブ4の閉弁方
向への移動によるリフトセンサ出力の変化によって各コ
ンパレータ40,41,42,43の出力が順次反転
し、ANDゲート45,46及びORゲート48による
論理出力とコイル保持電流制御回路35からの信号(D
フリップフロップ61のQ端子出力)S9とのAND出
力が最終段のORゲート49へ伝達される。
【0043】同様に、マイクロコンピュータ31からD
A変換回路32を介して開弁用電磁コイル制御回路34
側の各コンパレータ50,51,52,53に与えられ
るトリガレベルV5,V6,V7,V8は、バルブ全閉
からバルブ全開までのリフト位置、すなわち、リフトセ
ンサ10の出力が最大レベルから0レベルまでの間に対
応して、V5>V7>V6>V8の関係で設定されてお
り、バルブ4の開弁方向への移動によるリフトセンサ出
力の変化によって各コンパレータ50,51,52,5
3の出力が順次反転し、ANDゲート55,56及びO
Rゲート58による論理出力とコイル保持電流制御回路
35からの信号(Dフリップフロップ61のQ端子から
の出力信号S9をインバータ62で反転した信号)S2
2とのAND出力が最終段のORゲート59へ伝達され
る。
【0044】Dフリップフロップ61のQ端子出力は、
CLR端子への入力信号である閉弁用電磁コイル制御回
路33側のコンパレータ43の出力信号S5、及び、C
K端子に入力される開弁用電磁コイル制御回路34側の
コンパレータ53の出力信号S8に応じて変化し、図5
のタイミングチャートに示すように、コンパレータ43
では、反転入力端子に入力されるリフトセンサ出力が非
反転入力端子に印加されるトリガレベルV4より大きく
なるバルブ全閉位置近辺でのみ、出力信号S5がローレ
ベルとなり、コンパレータ53では、反転入力端子に入
力されるリフトセンサ出力が非反転入力端子のトリガレ
ベルV8より小さくなるバルブ全開位置近辺でのみ出力
信号S8がハイレベルとなる。このため、Dフリップフ
ロップ61のQ端子から出力される信号S9は、バルブ
全閉直前からバルブ全閉位置を経て開弁動作に移行した
後、バルブ全開直前となるまでの期間、ローレベルの状
態にある。
【0045】従って、Dフリップフロップ61のQ端子
からの出力信号S9がハイレベルの状態にある閉弁動作
時には、閉弁用電磁コイル制御回路33側のANDゲー
ト45,46及びORゲート48による論理出力が有効
となり、開弁用電磁コイル制御回路34側のANDゲー
ト55,56及びORゲート58による論理出力が無効
となる(バルブ全開時を除く)。
【0046】一方、Dフリップフロップ61のQ端子か
らの出力信号S9がローレベルの状態にある開弁動作時
には、閉弁用電磁コイル制御回路33側のANDゲート
45,46及びORゲート48による論理出力が無効と
なり、開弁用電磁コイル制御回路34側のANDゲート
55,56及びORゲート58による論理出力が有効と
なる(バルブ全閉時を除く)。尚、Q端子の出力信号S
9がハイレベルの状態にあるバルブ全開時、Q端子の出
力信号S9がローレベルの状態にあるバルブ全閉時につ
いては後述する。
【0047】以下の説明では、閉弁用電磁コイル制御回
路33と開弁用電磁コイル制御回路34とは同様の動作
であるため、主として閉弁用電磁コイル制御回路33の
動作について説明する。
【0048】電磁駆動バルブ1がバルブ全開位置にあ
り、マイクロコンピュータ31からのバルブホールド時
間データによって指定される時間が経過してPWM信号
によるコイル保持電流制御期間が終了すると、開弁用電
磁コイル5がOFFされてバルブ全開位置から閉弁動作
に移行する。このとき、閉弁用電磁コイル制御回路33
では、リフトセンサ出力がトリガレベルV1より小さい
初期状態で、コンパレータ40の出力信号S1がローレ
ベル、コンパレータ41の出力信号S2がハイレベル、
コンパレータ42出力信号S4がローレベル、コンパレ
ータ43の出力信号S5がハイレベルとなっている。
【0049】従って、コンパレータ40の出力信号S1
とコンパレータ41の出力信号S2とが入力されるAN
Dゲート45の出力信号S3、タイマ回路44の出力信
号S4’とコンパレータ43の出力信号S5とが入力さ
れるANDゲート46の出力信号S6も共にローレベル
であり、ANDゲート45,46からの出力信号S3,
S6が入力されるORゲート48の出力信号S7もロー
レベルである。
【0050】その結果、ORゲート48の出力信号S7
が入力されるANDゲート47の出力信号S10もロー
レベルとなり、最終段のORゲート49から閉弁用電磁
コイル駆動回路36へ出力される信号S14は、AND
ゲート47からのローレベルの出力信号S10とコイル
保持電流制御回路35のANDゲート65からの信号S
13とのORをとった信号レベルとなる。
【0051】コイル保持電流制御回路35のANDゲー
ト65からの信号S13は、ワンショットパルス発生回
路64のch1出力信号とマイクロコンピュータ31か
らのPWM信号とのAND出力であり、後述するよう
に、ワンショットパルス発生回路64のch1出力信号
は、全閉直前でリフトセンサ出力がコンパレータ43の
トリガレベルV4を越えたとき、マイクロコンピュータ
31からのバルブホールド時間データによって指定され
る時間だけハイレベルとなるため、全閉直前まではAN
Dゲート65の出力信号S13はローレベルである。
【0052】すなわち、リフトセンサ出力がトリガレベ
ルV1より小さい閉弁動作の初期状態では、閉弁用電磁
コイル制御回路33の最終段のORゲート49から閉弁
用電磁コイル駆動回路36へ出力される信号S14はロ
ーレベルであるため、閉弁用電磁コイル6はONされ
ず、開弁用電磁コイル5と閉弁用電磁コイル6とが共に
OFFの状態で、バルブ4が全開位置から閉弁用スプリ
ング13の付勢力と開弁用スプリング19の付勢力との
釣り合い位置方向(この場合、閉弁方向)に移動する。
【0053】そして、バルブ4の閉弁方向への移動によ
り、リフトセンサ出力がコンパレータ40の反転入力端
子に印加されるトリガレベルV1より大きくなると、コ
ンパレータ40の出力信号S1がローレベルからハイレ
ベルに反転する。このとき、コンパレータ41では、反
転入力端子に入力されるリフトセンサ出力が非反転入力
端子のトリガレベルV2より小さく、その出力信号S2
がハイレベルのままであるため、コンパレータ40,4
1からの信号が入力されるANDゲート45の出力信号
S3がハイレベルとなり、次段のORゲート48からハ
イレベルの信号S7が出力され、コイル保持電流制御回
路35のDフリップフロップ61からの信号(Q端子出
力)S9と共にANDゲート47に入力される。
【0054】前述したように、Dフリップフロップ61
のQ端子からの出力信号S9は、リフトセンサ出力がコ
ンパレータ43のトリガレベルV4を越える全閉直前ま
でハイレベルに保持されるため、ANDゲート47の出
力信号S10がハイレベルとなって最終段のORゲート
49に入力され、このORゲート49からハイレベルの
信号S14が閉弁用電磁コイル駆動回路36に出力され
る。
【0055】これにより、閉弁用電磁コイル6が初めて
ONされ(A区間)、アーマチュア17が閉弁用電磁コ
イル6の吸引力によって閉弁方向に加速され、移動す
る。そして、このアーマチュアの閉弁方向への移動によ
ってリフトセンサ出力がコンパレータ42の非反転入力
端子に印加されるトリガレベルV3を越えると、コンパ
レータ42の出力信号S4がローレベルからハイレベル
に反転し、タイマ回路44が作動を開始する。
【0056】このタイマ回路44では、ハイレベルの信
号S4によって抵抗Rを介してコンデンサCが充電さ
れ、アナログタイマとしての計時を開始するが、コンパ
レータ70の反転入力端子に印加されるコンデンサCの
端子電圧が非反転入力端子に印加される基準電圧を越え
るまではコンパレータ70の出力がローレベルに保た
れ、上述のORゲート48に入力されるANDゲート7
1の出力信号S4’すなわちタイマ出力は、ローレベル
のまま変化しない。
【0057】従って、リフトセンサ出力がトリガレベル
V3を越えてタイマ回路44が作動を開始した時点で
は、閉弁用電磁コイル制御回路33の出力はハイレベル
のまま変化せず、アーマチュア17が更に閉弁方向に移
動し、リフトセンサ出力がコンパレータ41のトリガレ
ベルV2より大きくなると、コンパレータ41の出力信
号S2がハイレベルからローレベルに反転する。
【0058】これにより、ANDゲート45、46の出
力信号S3、S6が共にローレベルとなり、次段のOR
ゲート48からローレベルの信号S7がANDゲート4
7に入力され、最終段のORゲート49には、ANDゲ
ート47からのローレベルの信号S10と、コイル保持
電流制御回路35のANDゲート65からのローレベル
の信号S13とが入力される。その結果、最終段のOR
ゲート49の出力信号S14がローレベルとなって閉弁
用電磁コイル6がOFFされ、アーマチュア17が減速
される(B区間)。
【0059】このアーマチュア17の減速のためにOF
Fされた閉弁用電磁コイル6は、上述のタイマ回路44
での計時終了によって再びONされる。すなわち、タイ
マ回路44が作動を開始した後、コンデンサCへの充電
が進んで端子電圧が設定時定数に相当する基準電圧を越
えてタイマ設定時間TMが経過すると、コンパレータ7
0の出力がハイレベルに反転してANDゲート71の出
力信号S4’すなわちタイマ出力がハイレベルに反転す
る。尚、上記設定時定数は、予想されるバルブ速度のば
らつきを考慮し、バルブ速度が最も速い場合でもバルブ
全閉位置(開弁用電磁コイル制御回路34のタイマ回路
54では、バルブ全開位置)に達する前のリフト位置で
計時が終了するような値に設定されている。
【0060】このタイマ出力信号S4’のハイレベルへ
の反転により、次段のANDゲート46の出力信号S6
がハイレベルとなり、このハイレベルの信号S6がOR
ゲート48に入力されることで、ORゲート48の一方
の入力であるANDゲート45の出力信号S3がローレ
ベルとなっているにも拘わらず、ORゲート48の出力
信号S7がハイレベルとなる。そして、このハイレベル
の信号がORゲート48からANDゲート47を経て最
終段のORゲート49に入力され、最終段のORゲート
49から閉弁用電磁コイル駆動回路36に再びハイレベ
ルの信号が出力されて減速されたアーマチュア17の速
度が微調整される(C区間)。
【0061】この場合、図6に示すように、図中aに示
すバルブ速度が速い場合には、図中bに示すバルブ速度
が遅い場合よりも、閉弁用電磁コイル6をOFFするタ
イミングが早くなり、一方、トリガレベルV3に対応す
るリフト位置では、両者の速度差が未だ小さいことか
ら、計時を終了して閉弁用電磁コイル6を再びONする
タイミングは両者とも大差がない。従って、アーマチュ
ア17を減速するために閉弁用電磁コイル6をOFFし
ている時間は、相対的に、バルブ速度が早い場合には長
く、バルブ速度が遅い場合には短くなる。
【0062】開弁時に開弁用電磁コイル5をONした
後、一時的にOFFする時間についても、同様であり、
これにより、アーマチュア17の速度がばらついた場合
においても常に安定した減速時間を確保することがで
き、しかも、アナログタイマによる高速動作でマイクロ
コンピュータ31の負担を軽減しつつ、全閉時あるいは
全開時の衝撃を効果的に緩和することができる。
【0063】次に、バルブ4のリフト位置が着座位置近
傍に達し、リフトセンサ出力がコンパレータ43のトリ
ガレベルV4より大きくなると、コンパレータ43の出
力信号S5がハイレベルからローレベルに反転し、AN
Dゲート46の出力信号S6がローレベルとなって、A
NDゲート45,46のOR出力(ORゲート48の出
力)S7がローレベルとなり、次段のANDゲート47
の出力信号S10もローレベルとなって最終段のORゲ
ート49へ入力される。
【0064】同時に、上記コンパレータ43からのロー
レベル出力信号S5は、コイル保持電流制御回路35の
Dフリップフロップ61のCLR端子に入力されるとと
ともに、インバータ63によって反転されてハイレベル
のch1トリガ信号としてワンショットパルス発生回路
64へ入力される。
【0065】Dフリップフロップ61では、Q端子の出
力信号S9がローレベルになり、このローレベルの信号
S9が閉弁用電磁コイル制御回路33のANDゲート4
7に入力されて閉弁用電磁コイル制御回路33側のAN
Dゲート45,46及びORゲート48による論理出力
を無効にするとともに、インバータ62によって反転さ
れたハイレベルの信号S22が開弁用電磁コイル制御回
路34のANDゲート57へ出力され、開弁用電磁コイ
ル制御回路34のANDゲート55,56及びORゲー
ト58による論理出力を有効とし、次の開弁動作に備え
る。
【0066】一方、ワンショットパルス発生回路64で
は、ハイレベルのch1トリガ信号の立ち上がりでマイ
クロコンピュータ31からのバルブホールド時間データ
に相当するパルス幅のワンショットパルスが出力され、
ch1出力信号としてANDゲート65に入力される。
これにより、マイクロコンピュータ31からのPWM信
号がANDゲート65を介して閉弁用電磁コイル制御回
路33の最終段のORゲート49に出力され、このOR
ゲート49からPWM信号のみが閉弁用電磁コイル駆動
回路36に出力されて閉弁用電磁コイル6のコイル電流
が所定の保持電流に制御される(D区間)。
【0067】尚、このとき、開弁用電磁コイル制御回路
34においては、リフトセンサ出力がトリガレベルV5
より大きい状態では、コンパレータ50,52,53の
出力信号S15、S18、S8が共にローレベル、コン
パレータ51の出力信号S16がハイレベルであり、コ
ンパレータ53の出力がインバータ60によって反転さ
れてANDゲート56に入力されるため、ANDゲート
55,56及びORゲート58を介した論理出力は、閉
弁用電磁コイル制御回路33における閉弁初期状態と同
様、ローレベルであり、ORゲート58の次段のAND
ゲート57からの出力信号S23がローレベルとなる。
また、ワンショットパルス発生回路64からのch2出
力信号S24がローレベルであるため、ANDゲート6
6からの出力信号S25もローレベルであり、このAN
Dゲート66の出力信号S25と、ANDゲート57の
出力信号S23とのOR出力もローレベルで、開弁用電
磁コイル5はOFF状態に保たれる。
【0068】そして、マイクロコンピュータ31からの
バルブホールド時間データによって指定される時間が経
過すると、ワンショットパルス発生回路64からのch
1出力信号がローレベルとなり、ANDゲート65の出
力信号S25がローレベルとなって閉弁用電磁コイル制
御回路33の最終段のORゲート49の出力信号S14
がローレベルとなり、閉弁用電磁コイル6の全閉位置で
のコイル電流制御が終了して開弁動作に移行する。
【0069】この開弁動作は、開弁用電磁コイル5と閉
弁用電磁コイル6とが共にOFFの状態で、バルブ4が
全閉位置から閉弁用スプリング13の付勢力と開弁用ス
プリング19の付勢力との釣り合い位置方向(この場
合、開弁方向)に移動することで開始され、リフトセン
サ出力と開弁用電磁コイル制御回路34における各コン
パレータ50,51,52,53のトリガレベルV5,
V7,V6,V8(V5>V7>V6>V8)との大小
関係に応じ、閉弁用電磁コイル制御回路33と同様の関
係でANDゲート55,56及びORゲート58による
論理出力が変化し、閉弁動作時と同様の駆動パルス波形
となる。
【0070】図7は本発明の実施の第2形態に係わり、
速度制御装置の回路構成図である。本形態は、前述の第
1形態に対し、アナログタイマであるタイマ回路44,
54を、マイクロコンピュータ31の内部クロックによ
るデジタルタイマによって置き換えるものである。
【0071】すなわち、図7に示すように、本形態の速
度制御装置30Aでは、マイクロコンピュータ31内部
のタイマ31aに、閉弁用電磁コイル制御回路33のコ
ンパレータ42からの出力信号S4、及び、開弁用電磁
コイル制御回路34のコンパレータ52からの出力信号
S18をトリガ信号として入力し、上記タイマ31aか
ら閉弁用電磁コイル制御回路33のANDゲート46、
開弁用電磁コイル制御回路34のANDゲート56に、
それぞれ、タイマ出力信号S4’,S18’を出力する
よう構成されている。
【0072】本形態の速度制御装置30Aの動作は、前
述の第1形態における速度制御装置30と同様である
が、本形態では、実動時にもマイクロコンピュータ31
側でタイマ設定時間を条件に応じて変更可能であり、タ
イミング精度を向上することができる。
【0073】図8〜図10は本発明の実施の第3形態に
係わり、図8は速度制御装置の回路構成図、図9は各部
信号のタイミングチャート、図10はバルブ速度が異な
る場合のリフトセンサ出力とバルブ駆動信号との関係を
示す説明図である。
【0074】本形態は、前述の第1形態に対し、タイマ
回路44,54に対するトリガタイミングを変更するも
のである。
【0075】すなわち、図8に示すように、本形態の速
度制御装置30Bは、閉弁用電磁コイル制御回路33の
コンパレータ43を廃止してコンパレータ40の出力信
号S1をタイマ回路44に入力するよう構成するととと
もに、開弁用電磁コイル制御回路34のコンパレータ5
3を廃止してコンパレータ50の出力信号S1をタイマ
回路54に入力するようにしている。その他の構成は、
第1形態の速度制御装置30と同様である。
【0076】本形態では、図9のタイミングチャートに
示すように、タイマ回路44,54のトリガタイミング
を変更するのみで、他の回路動作は第1形態と同様であ
り、以下、閉弁用電磁コイル制御回路33側で代表して
説明する。
【0077】閉弁動作初期にリフトセンサ出力がトリガ
レベルV1を越えると、コンパレータ40の出力信号S
1がローレベルからハイレベルに反転し、前述の第1形
態で説明したように、閉弁用電磁コイル6が初めてON
され、同時に、ハイレベルの信号S1がタイマ回路44
に入力されて計時が開始される。次いで、リフトセンサ
出力がトリガレベルV2を越えると、コンパレータ41
の出力信号S2がハイレベルからローレベルに反転し、
第1形態と同様、閉弁用電磁コイル6がOFFされる。
そして、タイマ回路44の計時が終了してタイマ出力S
4’がハイレベルになったとき、OFFされた閉弁用電
磁コイル6が再びONされる。
【0078】すなわち、図10に示すように、第1形態
と同様、トリガレベルV1に対応するリフト位置で閉弁
用電磁コイルが初めてONされ、トリガレベルV2に対
応するリフト位置で閉弁用電磁コイル6がOFFされる
が、第1形態では、タイマ回路44の計時開始タイミン
グがトリガレベルV1とトリガレベルV2との間のトリ
ガレベルV3であるのに対し、本形態では、タイマ回路
44の計時開始タイミングを、トリガレベルV1で閉弁
用電磁コイル6をONするタイミングとするのである。
【0079】この場合、閉弁用電磁コイル6を再びON
するタイミングは、最初に閉弁用電磁コイル6をONす
るときのバルブ速度、すなわち、開弁用電磁コイル5と
閉弁用電磁コイル6とが共にOFFの状態で、バルブ4
が全開位置から閉弁用スプリング13の付勢力と開弁用
スプリング19の付勢力との釣り合い位置方向に移動す
る際のバルブ速度のばらつきのみに影響され、閉弁用電
磁コイル6をONした後のバルブ速度に関係なく略一定
とすることができる。
【0080】さらに、バルブ4が全閉位置直前に達し、
リフトセンサ出力がトリガレベルV4を越えると、コン
パレータ43の出力信号S5がハイレベルからローレベ
ルに反転し、インバータ63で反転されてワンショット
パルス発生回路64にch1トリガ信号として入力され
る。その結果、ワンショットパルス発生回路64からハ
イレベルのch1出力信号によってマイクロコンピュー
タ31からのPWM信号が閉弁用電磁コイル駆動回路3
6に出力され、閉弁用電磁コイル6のコイル電流が所定
の保持電流に制御される。
【0081】本形態では、前述の第1形態と同様、開弁
用電磁コイル5あるいは閉弁用電磁コイル6のOFF時
間が、相対的に、バルブ速度が早い場合には長く、バル
ブ速度が遅い場合には短くなり、アーマチュア17の速
度がばらついた場合においても常に安定した減速時間を
確保して全閉あるいは全開時の衝撃を効果的に緩和する
ことができるばかりでなく、タイマトリガ用のコンパレ
ータ43,53を省略することができ、回路構成を簡素
化してコスト低減を図ることができる。
【0082】また、本形態では、開弁用電磁コイル6あ
るいは閉弁用電磁コイル6のONと共にタイマの計時を
開始するため、その後のバルブ速度に関係なく開弁用電
磁コイル5あるいは閉弁用電磁コイル6をOFF後に再
びONするタイミングを略一定とすることができ、タイ
マの時定数をより厳密に設定してOFF時間を精密に管
理することができ、制御性をより向上することができ
る。
【0083】図11は本発明の実施の第4形態に係わ
り、速度制御装置の回路構成図である。本形態は、前述
の第3形態に対し、アナログタイマであるタイマ回路4
4,54を、マイクロコンピュータ31の内部クロック
によるデジタルタイマによって置き換えるものである。
【0084】すなわち、図11に示すように、本形態の
速度制御装置30Cでは、マイクロコンピュータ31内
部のタイマ31aに、閉弁用電磁コイル制御回路33の
コンパレータ40からの出力信号S1、及び、開弁用電
磁コイル制御回路34のコンパレータ50からの出力信
号S15をトリガ信号として入力し、上記タイマ31a
から閉弁用電磁コイル制御回路33のANDゲート4
6、開弁用電磁コイル制御回路34のANDゲート56
に、それぞれ、タイマ出力信号S4’,S18’を出力
するよう構成されている。
【0085】本形態の速度制御装置30Cの動作は、前
述の第3形態における速度制御装置30Bと同様であ
り、実動時にもマイクロコンピュータ31側でタイマ設
定時間を条件に応じて変更可能でタイミング精度を向上
することができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、電磁駆動バルブのリフト位置に応じて電磁コ
イルへの通電を開始した後、バルブ速度を減速させるた
めに電磁コイルを一時的に非通電とし、この電磁コイル
を一時的に非通電とするリフト位置に達する前のタイミ
ングで計時を開始した経過時間が設定時間に達したと
き、再度、通電状態に復帰させるため、電磁駆動バルブ
のバルブ速度がばらついた場合においても、常に安定し
た減速時間を確保することができ、全閉時あるいは全開
時のバルブ速度を抑えて衝撃発生を効果的に防止するこ
とができる。
【0087】この際、請求項2に記載したように、計時
を開始するタイミングを電磁コイルへの通電を開始する
リフト位置とすることで、電磁コイルへの通電開始と計
時開始とのトリガを共通にすることができ、構成を簡素
化してコスト低減を図ることができる。
【0088】また、請求項3に記載したように、アナロ
グ積分回路によるタイマによって計時手段を構成する場
合、タイミング決定等の処理負担を軽減しつつ高速動作
が可能であり、一方、請求項4に記載したように、マイ
クロコンピュータによるデジタルタイマによって計時手
段を構成する場合には、実動時にもマイクロコンピュー
タ側で設定時間を条件に応じて変更可能で、タイミング
精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、速度制御装
置の回路構成図
【図2】同上、タイマ回路の構成図
【図3】同上、電磁駆動バルブの構成図
【図4】同上、バルブ駆動信号波形を示す説明図
【図5】同上、各部信号のタイミングチャート
【図6】同上、バルブ速度が異なる場合のリフトセンサ
出力とバルブ駆動信号との関係を示す説明図
【図7】本発明の実施の第2形態に係わり、速度制御装
置の回路構成図
【図8】本発明の実施の第3形態に係わり、速度制御装
置の回路構成図
【図9】同上、各部信号のタイミングチャート
【図10】同上、バルブ速度が異なる場合のリフトセン
サ出力とバルブ駆動信号との関係を示す説明図
【図11】本発明の実施の第4形態に係わり、速度制御
装置の回路構成図
【図12】従来例に係わり、リフトセンサ出力とバルブ
駆動信号との関係を示す説明図
【符号の説明】
1 …電磁駆動バルブ 4 …バルブ 5 …開弁用電磁コイル 6 …閉弁用電磁コイル 10…リフトセンサ 30,30A,30B,30C…速度制御回路 31…マイクロコンピュータ 31a…タイマ(デジタルタイマ) 44,54…タイマ回路(アナログタイマ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気ポートあるいは排気ポー
    トに介装された電磁駆動バルブに対し、電磁コイルへの
    通電開始タイミング、及び、バルブ速度を減速させるた
    めに上記電磁コイルを一時的に非通電とするタイミング
    をバルブリフト位置に応じて決定する電磁駆動バルブの
    制御装置において、 上記電磁コイルを一時的に非通電とするバルブリフト位
    置に達する前のタイミングで計時を開始し、設定時間が
    経過したとき、上記電磁コイルを一時的な非通電状態か
    ら通電状態に復帰させる計時手段を備えたことを特徴と
    する電磁駆動バルブの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記計時を開始するタイミングを、上記
    電磁コイルへの通電を開始するバルブリフト位置とする
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁駆動バルブの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 上記計時手段を、アナログ積分回路によ
    るタイマによって構成することを特徴とする請求項1記
    載の電磁駆動バルブの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記計時手段を、マイクロコンピュータ
    によるデジタルタイマによって構成することを特徴とす
    る請求項1記載の電磁駆動バルブの制御装置。
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