JPH11294123A - 電磁駆動バルブの始動時制御装置 - Google Patents
電磁駆動バルブの始動時制御装置Info
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- JPH11294123A JPH11294123A JP10096309A JP9630998A JPH11294123A JP H11294123 A JPH11294123 A JP H11294123A JP 10096309 A JP10096309 A JP 10096309A JP 9630998 A JP9630998 A JP 9630998A JP H11294123 A JPH11294123 A JP H11294123A
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- capacitor
- electromagnetic coil
- charging
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/20—Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/0253—Fully variable control of valve lift and timing using camless actuation systems such as hydraulic, pneumatic or electromagnetic actuators, e.g. solenoid valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D2013/0292—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation in the start-up phase, e.g. for warming-up cold engine or catalyst
-
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02D41/0002—Controlling intake air
- F02D2041/001—Controlling intake air for engines with variable valve actuation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンデンサに蓄積した電荷を電磁コイルに放
出して吸引駆動する電磁駆動バルブに対し、エンジン始
動時のコンデンサの充電による遅れを最小限として速や
かなエンジン始動を可能とする。 【解決手段】 ドアロックが解除されたとき、プリトリ
ガタイマをONし、閉弁用電磁コイル駆動回路36ある
いは開弁用電磁コイル駆動回路37のコンデンサへの充
電を開始する。そして、タイマ制限時間内あるいはイグ
ニッションSW40のONによって充電が継続され、コ
ンデンサ電圧が設定高電圧に達してスタータSW41が
ONされたとき、スタータモータの通電を許可してエン
ジンをクランキングさせる。一方、プリトリガタイマの
タイマ制限時間内にイグニッションSW40やスタータ
SW41がONされないときには、コンデンサの充電が
停止されて待機状態となり、無駄な電力消費が防止され
る。
出して吸引駆動する電磁駆動バルブに対し、エンジン始
動時のコンデンサの充電による遅れを最小限として速や
かなエンジン始動を可能とする。 【解決手段】 ドアロックが解除されたとき、プリトリ
ガタイマをONし、閉弁用電磁コイル駆動回路36ある
いは開弁用電磁コイル駆動回路37のコンデンサへの充
電を開始する。そして、タイマ制限時間内あるいはイグ
ニッションSW40のONによって充電が継続され、コ
ンデンサ電圧が設定高電圧に達してスタータSW41が
ONされたとき、スタータモータの通電を許可してエン
ジンをクランキングさせる。一方、プリトリガタイマの
タイマ制限時間内にイグニッションSW40やスタータ
SW41がONされないときには、コンデンサの充電が
停止されて待機状態となり、無駄な電力消費が防止され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸排気
バルブを電磁駆動によって開閉作動させる電磁駆動バル
ブの始動時制御装置に関する。
バルブを電磁駆動によって開閉作動させる電磁駆動バル
ブの始動時制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの吸排気バルブの開閉動
作をカムシャフト等によって機械的に行う従来の動弁シ
ステムに対し、吸排気バルブを電磁的に駆動し、吸排気
バルブの開閉タイミングを電子制御する動弁システムが
開発されている。
作をカムシャフト等によって機械的に行う従来の動弁シ
ステムに対し、吸排気バルブを電磁的に駆動し、吸排気
バルブの開閉タイミングを電子制御する動弁システムが
開発されている。
【0003】この電磁駆動による動弁システムでは、電
磁コイルの通電電流を制御してバルブの作動を確実なも
のとする必要があり、例えば、特開平7−166828
号公報には、2つのソレノイドを対向して配置し、両ソ
レノイドによってプランジャを交互に吸引する往復移動
させる形式の弁駆動バルブ(いわゆる対向スプリング型
電磁駆動バルブ)に対し、プランジャを中立位置から上
限位置又は下限位置まで吸引するのに十分な駆動電流に
必要な電荷をコンデンサに蓄積し、始動時にコンデンサ
からの放電電流をソレノイドに供給して応答性を向上さ
せる技術が開示されている。
磁コイルの通電電流を制御してバルブの作動を確実なも
のとする必要があり、例えば、特開平7−166828
号公報には、2つのソレノイドを対向して配置し、両ソ
レノイドによってプランジャを交互に吸引する往復移動
させる形式の弁駆動バルブ(いわゆる対向スプリング型
電磁駆動バルブ)に対し、プランジャを中立位置から上
限位置又は下限位置まで吸引するのに十分な駆動電流に
必要な電荷をコンデンサに蓄積し、始動時にコンデンサ
からの放電電流をソレノイドに供給して応答性を向上さ
せる技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン始動時、コンデンサに充電するためにはイグニッショ
ンスイッチをONする必要があり、イグニッションスイ
ッチをスタート位置にしてから実際にエンジンが始動す
るまでには、コンデンサの充電による遅れがある。特
に、エンジンを停止してからエンジンを再び始動するま
での時間が長い場合、コンデンサが完全に放電している
ため充電に比較的長い時間を要し、運転操作上、フィー
リング悪化の原因となる。
ン始動時、コンデンサに充電するためにはイグニッショ
ンスイッチをONする必要があり、イグニッションスイ
ッチをスタート位置にしてから実際にエンジンが始動す
るまでには、コンデンサの充電による遅れがある。特
に、エンジンを停止してからエンジンを再び始動するま
での時間が長い場合、コンデンサが完全に放電している
ため充電に比較的長い時間を要し、運転操作上、フィー
リング悪化の原因となる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、コンデンサに蓄積した電荷を電磁コイルに放出して
吸引駆動する電磁駆動バルブに対し、エンジン始動時の
コンデンサの充電による遅れを最小限として速やかなエ
ンジン始動を可能とすることのできる電磁駆動バルブの
始動時制御装置を提供することを目的としている。
で、コンデンサに蓄積した電荷を電磁コイルに放出して
吸引駆動する電磁駆動バルブに対し、エンジン始動時の
コンデンサの充電による遅れを最小限として速やかなエ
ンジン始動を可能とすることのできる電磁駆動バルブの
始動時制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エンジンの吸排気ポートに介装した吸排気バルブを、コ
ンデンサに蓄積した電荷を電磁コイルの通電初期に供給
して吸引駆動する電磁駆動バルブの始動時制御装置にお
いて、ドアのロック解除あるいはドアの閉から開への変
化を検出したとき、イグニッションスイッチをONする
前に上記コンデンサの充電を開始することを特徴とす
る。
エンジンの吸排気ポートに介装した吸排気バルブを、コ
ンデンサに蓄積した電荷を電磁コイルの通電初期に供給
して吸引駆動する電磁駆動バルブの始動時制御装置にお
いて、ドアのロック解除あるいはドアの閉から開への変
化を検出したとき、イグニッションスイッチをONする
前に上記コンデンサの充電を開始することを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記コンデンサの充電開始後、設定時間内
にイグニッションスイッチがONされないときには、上
記コンデンサの充電を停止することを特徴とする。
明において、上記コンデンサの充電開始後、設定時間内
にイグニッションスイッチがONされないときには、上
記コンデンサの充電を停止することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、上記コンデンサの充電開始
後、上記コンデンサの電圧が設定電圧を超えた場合にス
タータモータを起動可能とすることを特徴とする。
項2記載の発明において、上記コンデンサの充電開始
後、上記コンデンサの電圧が設定電圧を超えた場合にス
タータモータを起動可能とすることを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明では、ドアのロック解除
あるいはドアの閉から開への変化を検出したとき、電磁
コイルの通電初期に電荷を供給するコンデンサに対して
充電を開始することで、イグニッションスイッチをON
してからエンジンを始動するまでの時間を短縮すること
ができる。
あるいはドアの閉から開への変化を検出したとき、電磁
コイルの通電初期に電荷を供給するコンデンサに対して
充電を開始することで、イグニッションスイッチをON
してからエンジンを始動するまでの時間を短縮すること
ができる。
【0010】この場合、コンデンサの充電開始後、設定
時間内にイグニッションスイッチがONされないときに
は、コンデンサの充電を停止することが望ましく、ま
た、コンデンサの充電開始後、コンデンサの電圧が設定
電圧を超えた場合にスタータモータを起動可能にするこ
とが望ましい。
時間内にイグニッションスイッチがONされないときに
は、コンデンサの充電を停止することが望ましく、ま
た、コンデンサの充電開始後、コンデンサの電圧が設定
電圧を超えた場合にスタータモータを起動可能にするこ
とが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の実施の一形
態に係わり、図1は電磁バルブ駆動制御装置の全体構成
図、図2は駆動回路の構成図、図3は始動時プリトリガ
処理のフローチャート、図4はプリトリガ制御によるエ
ンジン始動のタイミングチャート、図5はタイムアウト
時のエンジン始動のタイミングチャートである。
施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の実施の一形
態に係わり、図1は電磁バルブ駆動制御装置の全体構成
図、図2は駆動回路の構成図、図3は始動時プリトリガ
処理のフローチャート、図4はプリトリガ制御によるエ
ンジン始動のタイミングチャート、図5はタイムアウト
時のエンジン始動のタイミングチャートである。
【0012】図1において、符号1は、エンジンの各気
筒の吸気ポート及び排気ポートに介装される電磁駆動バ
ルブであり、シリンダヘッド2のバルブステムガイド3
に摺動自在に挿通されるバルブ4(吸気バルブあるいは
排気バルブ)を開閉動作させるため、開弁用電磁コイル
5と閉弁用電磁コイル6とが対向して配置されるツイン
コイル方式の電磁駆動バルブである。
筒の吸気ポート及び排気ポートに介装される電磁駆動バ
ルブであり、シリンダヘッド2のバルブステムガイド3
に摺動自在に挿通されるバルブ4(吸気バルブあるいは
排気バルブ)を開閉動作させるため、開弁用電磁コイル
5と閉弁用電磁コイル6とが対向して配置されるツイン
コイル方式の電磁駆動バルブである。
【0013】上記電磁駆動バルブ1では、上記開弁用電
磁コイル5がヨーク7に収納されて上記シリンダヘッド
2側に配設され、各部材の個体間の寸法ばらつきを吸収
して上記バルブ4のリフト量を調整するためのリフトア
ジャスタ8を介して上記閉弁用電磁コイル6を収納する
ヨーク9と結合されている。さらに、上記閉弁用電磁コ
イル6を収納するヨーク9の上部には、後述するアーマ
チュア17を軸方向に移動させるためのガイド部を形成
するとともに上記バルブ4のリフト量を検出するための
渦電流式リフトセンサ10を装着するケース11が接合
されている。
磁コイル5がヨーク7に収納されて上記シリンダヘッド
2側に配設され、各部材の個体間の寸法ばらつきを吸収
して上記バルブ4のリフト量を調整するためのリフトア
ジャスタ8を介して上記閉弁用電磁コイル6を収納する
ヨーク9と結合されている。さらに、上記閉弁用電磁コ
イル6を収納するヨーク9の上部には、後述するアーマ
チュア17を軸方向に移動させるためのガイド部を形成
するとともに上記バルブ4のリフト量を検出するための
渦電流式リフトセンサ10を装着するケース11が接合
されている。
【0014】上記開弁用電磁コイル5の内部には、上記
バルブ4のバルブヘッド4aをバルブシート12に押圧
する方向に付勢する閉弁用スプリング13が収納されて
いる。この閉弁用スプリング13は、上記バルブ4のバ
ルブステム4b端部にコッタピン14を介して固着され
るリテーナ15と、上記シリンダヘッド2側の上記バル
ブステムガイド3周囲に形成された受け座部分との間に
介装されている。尚、上記バルブステム4b先端には、
後述するクリアランス調整用のシム16が装着されてい
る。
バルブ4のバルブヘッド4aをバルブシート12に押圧
する方向に付勢する閉弁用スプリング13が収納されて
いる。この閉弁用スプリング13は、上記バルブ4のバ
ルブステム4b端部にコッタピン14を介して固着され
るリテーナ15と、上記シリンダヘッド2側の上記バル
ブステムガイド3周囲に形成された受け座部分との間に
介装されている。尚、上記バルブステム4b先端には、
後述するクリアランス調整用のシム16が装着されてい
る。
【0015】また、上記電磁駆動バルブ1の上記リフト
アジャスタ8によって形成される空間内には、上記開弁
用電磁コイル5あるいは上記閉弁用電磁コイル6が励磁
されたとき、これらからの磁力を受けて上記バルブ4を
開閉動作させるための平板状のアーマチュア17が配設
されている。
アジャスタ8によって形成される空間内には、上記開弁
用電磁コイル5あるいは上記閉弁用電磁コイル6が励磁
されたとき、これらからの磁力を受けて上記バルブ4を
開閉動作させるための平板状のアーマチュア17が配設
されている。
【0016】上記アーマチュア17の上記閉弁用電磁コ
イル6側の中心部には、アーマチュアステム17aが一
体的あるいは別体で立設されており、このアーマチュア
ステム17aが上記閉弁用電磁コイル6内部に突出する
上記ケース11の円筒部分に設けられたアーマチュアス
テムガイド18に摺動自在に挿通されている。また、上
記アーマチュア17と上記ケース11の円筒部分基部に
形成された受け部との間には、上記バルブヘッド4aを
上記バルブシート12から離間する方向に付勢する開弁
用スプリング19が介装されている。
イル6側の中心部には、アーマチュアステム17aが一
体的あるいは別体で立設されており、このアーマチュア
ステム17aが上記閉弁用電磁コイル6内部に突出する
上記ケース11の円筒部分に設けられたアーマチュアス
テムガイド18に摺動自在に挿通されている。また、上
記アーマチュア17と上記ケース11の円筒部分基部に
形成された受け部との間には、上記バルブヘッド4aを
上記バルブシート12から離間する方向に付勢する開弁
用スプリング19が介装されている。
【0017】尚、上記開弁用電磁コイル5及び閉弁用電
磁コイル6が共にOFFの状態では、上記アーマチュア
17は、上記バルブステム4b先端のシム16に当接し
て上記閉弁用スプリング13の付勢力と上記開弁用スプ
リング19の付勢力とが釣り合う中立位置に止まってお
り、バルブ4は、バルブ半開状態で停止している。
磁コイル6が共にOFFの状態では、上記アーマチュア
17は、上記バルブステム4b先端のシム16に当接し
て上記閉弁用スプリング13の付勢力と上記開弁用スプ
リング19の付勢力とが釣り合う中立位置に止まってお
り、バルブ4は、バルブ半開状態で停止している。
【0018】さらに、上記アーマチュアステム17aの
先端側は、細径のニードル状に形成されて上記リフトセ
ンサ10の被検出体であるリフトセンサ用ターゲット1
7cとなっており、このリフトセンサ用ターゲット17
cの軸方向の動きが上記バルブ4のリフトとして上記リ
フトセンサ10によって検出される。尚、上記リフトセ
ンサ10は、バルブリフト量に対してリニアな電圧を出
力するものとする。
先端側は、細径のニードル状に形成されて上記リフトセ
ンサ10の被検出体であるリフトセンサ用ターゲット1
7cとなっており、このリフトセンサ用ターゲット17
cの軸方向の動きが上記バルブ4のリフトとして上記リ
フトセンサ10によって検出される。尚、上記リフトセ
ンサ10は、バルブリフト量に対してリニアな電圧を出
力するものとする。
【0019】上記構成による電磁駆動バルブ1は、電磁
バルブ駆動制御装置30によって駆動制御される。この
電磁バルブ駆動制御装置30では、マイクロコンピュー
タ(マイコン)31により、エンジン回転数、アクセル
開度、クランク角パルス、エンジン冷却水温等の各種デ
ータに基づいて各気筒の吸気バルブ及び排気バルブの開
閉タイミングを演算し、閉弁用電磁コイル6、開弁用電
磁コイル5を、それぞれ、閉弁用電磁コイル駆動回路3
6、開弁用電磁コイル駆動回路37を介して交互にON
することで、バルブ4を開閉動作させる。
バルブ駆動制御装置30によって駆動制御される。この
電磁バルブ駆動制御装置30では、マイクロコンピュー
タ(マイコン)31により、エンジン回転数、アクセル
開度、クランク角パルス、エンジン冷却水温等の各種デ
ータに基づいて各気筒の吸気バルブ及び排気バルブの開
閉タイミングを演算し、閉弁用電磁コイル6、開弁用電
磁コイル5を、それぞれ、閉弁用電磁コイル駆動回路3
6、開弁用電磁コイル駆動回路37を介して交互にON
することで、バルブ4を開閉動作させる。
【0020】すなわち、バルブ4を閉弁状態から開弁さ
せるには、閉弁用電磁コイル6をOFFとして所定のタ
イミングで開弁用電磁コイル5をONする。これにより
開弁用電磁コイル5に吸引力が発生し、アーマチュアが
閉弁用スプリング13の付勢力と開弁用スプリング19
の付勢力との釣り合い位置から更に開弁用電磁コイル5
側に移動し、アーマチュア17が開弁用電磁コイル5側
に吸着されて停止したとき、バルブ4が最大リフト位置
(バルブ全開位置)に達して開弁動作が完了する。
せるには、閉弁用電磁コイル6をOFFとして所定のタ
イミングで開弁用電磁コイル5をONする。これにより
開弁用電磁コイル5に吸引力が発生し、アーマチュアが
閉弁用スプリング13の付勢力と開弁用スプリング19
の付勢力との釣り合い位置から更に開弁用電磁コイル5
側に移動し、アーマチュア17が開弁用電磁コイル5側
に吸着されて停止したとき、バルブ4が最大リフト位置
(バルブ全開位置)に達して開弁動作が完了する。
【0021】一方、バルブ4を開弁状態から閉弁させる
には、開弁用電磁コイル5をOFFとした後、所定のタ
イミングで閉弁用電磁コイル6をONする。この閉弁動
作では、閉弁用スプリング13の付勢力と開弁用スプリ
ング19の付勢力との釣り合い位置への復帰力、及び、
閉弁用電磁コイル6の吸引力により、アーマチュア17
が閉弁用電磁コイル6側に移動し、最終的にアーマチュ
ア17が閉弁用電磁コイル6側に吸着されて停止したと
き、アーマチュア17がバルブステム4b先端のシム1
6から離間して所定のクリアランスが形成され、閉弁用
スプリング13によってバルブヘッド4aがバルブシー
ト12に押圧されて着座する(バルブ全閉)。
には、開弁用電磁コイル5をOFFとした後、所定のタ
イミングで閉弁用電磁コイル6をONする。この閉弁動
作では、閉弁用スプリング13の付勢力と開弁用スプリ
ング19の付勢力との釣り合い位置への復帰力、及び、
閉弁用電磁コイル6の吸引力により、アーマチュア17
が閉弁用電磁コイル6側に移動し、最終的にアーマチュ
ア17が閉弁用電磁コイル6側に吸着されて停止したと
き、アーマチュア17がバルブステム4b先端のシム1
6から離間して所定のクリアランスが形成され、閉弁用
スプリング13によってバルブヘッド4aがバルブシー
ト12に押圧されて着座する(バルブ全閉)。
【0022】上記電磁バルブ駆動制御装置30は、マイ
クロコンピュータ31、マルチチャンネルのD/A変換
器にコンパレータと接続した比較回路とゲートによるロ
ジック回路とで構成される電磁コイル制御回路33、ワ
ンショットパルス発生回路とゲートによるロジック回路
とで構成されるホールド電流制御回路35を備えてい
る。尚、図においては、1個の電磁駆動バルブ1を駆動
する回路系統を代表して示しており、実際には、マイク
ロコンピュータ31の後段に、同様の構成の回路がエン
ジンの吸排気バルブの数に応じた系統数だけ備えられて
いる。
クロコンピュータ31、マルチチャンネルのD/A変換
器にコンパレータと接続した比較回路とゲートによるロ
ジック回路とで構成される電磁コイル制御回路33、ワ
ンショットパルス発生回路とゲートによるロジック回路
とで構成されるホールド電流制御回路35を備えてい
る。尚、図においては、1個の電磁駆動バルブ1を駆動
する回路系統を代表して示しており、実際には、マイク
ロコンピュータ31の後段に、同様の構成の回路がエン
ジンの吸排気バルブの数に応じた系統数だけ備えられて
いる。
【0023】上記マイクロコンピュータ31では、エン
ジン回転数、アクセル開度、クランク角パルス、エンジ
ン冷却水温等の各種データに基づいて各気筒の吸気バル
ブ及び排気バルブの開閉タイミングを演算し、電磁コイ
ル制御回路33へ吸気バルブ及び排気バルブの開閉時期
を決定するトリガレベルデータ(バルブリフト位置デー
タ)信号を出力するとともに、上記ホールド電流制御回
路35へバルブ全開あるいはバルブ全閉の保持期間を定
めるバルブホールド時間データ及びホールド電流をチョ
ッパ制御するためのパルス幅変調(PWM)信号を出力
する。
ジン回転数、アクセル開度、クランク角パルス、エンジ
ン冷却水温等の各種データに基づいて各気筒の吸気バル
ブ及び排気バルブの開閉タイミングを演算し、電磁コイ
ル制御回路33へ吸気バルブ及び排気バルブの開閉時期
を決定するトリガレベルデータ(バルブリフト位置デー
タ)信号を出力するとともに、上記ホールド電流制御回
路35へバルブ全開あるいはバルブ全閉の保持期間を定
めるバルブホールド時間データ及びホールド電流をチョ
ッパ制御するためのパルス幅変調(PWM)信号を出力
する。
【0024】電磁コイル制御回路33では、上記マイク
ロコンピュータ31からのトリガレベルデータをD/A
変換した値とリフトセンサ10からの出力値とを比較回
路で比較し、その比較結果に応じてゲートによるロジッ
ク回路で閉弁時あるいは開弁時の駆動パルス信号を生成
する。この駆動パルス信号は、立ち上がり初期の吸排気
バルブを加速させる過励磁(一次過励磁)用の信号と、
立ち上がり初期の過励磁電圧より若干低い高電圧で全閉
あるいは全開に達する直前の速度を微調整する過励磁
(二次過励磁)用の信号との2種類の信号が生成され、
それぞれの信号がバルブリフトに応じたタイミングで閉
弁用電磁コイル駆動回路36あるいは開弁用電磁コイル
駆動回路37へ出力され、吸排気バルブの閉弁あるいは
開弁初期の加速応答性を向上するとともに、全閉あるい
は全開時に速度を微調整して衝撃を緩衝する。
ロコンピュータ31からのトリガレベルデータをD/A
変換した値とリフトセンサ10からの出力値とを比較回
路で比較し、その比較結果に応じてゲートによるロジッ
ク回路で閉弁時あるいは開弁時の駆動パルス信号を生成
する。この駆動パルス信号は、立ち上がり初期の吸排気
バルブを加速させる過励磁(一次過励磁)用の信号と、
立ち上がり初期の過励磁電圧より若干低い高電圧で全閉
あるいは全開に達する直前の速度を微調整する過励磁
(二次過励磁)用の信号との2種類の信号が生成され、
それぞれの信号がバルブリフトに応じたタイミングで閉
弁用電磁コイル駆動回路36あるいは開弁用電磁コイル
駆動回路37へ出力され、吸排気バルブの閉弁あるいは
開弁初期の加速応答性を向上するとともに、全閉あるい
は全開時に速度を微調整して衝撃を緩衝する。
【0025】ホールド電流制御回路35では、電磁コイ
ル制御回路33からのバルブ全開あるいはバルブ全閉信
号を受けて、マイクロコンピュータ31からのバルブホ
ールド時間データに相当するパルス幅のワンショットパ
ルスを発生し、このワンショットパルスとPWM信号と
のAND出力を閉弁用電磁コイル駆動回路36あるいは
開弁用電磁コイル駆動回路37へ出力する。すなわち、
マイクロコンピュータ31によって指示される時間だけ
PWM信号を、閉弁用電磁コイル駆動回路36あるいは
開弁用電磁コイル駆動回路37へ出力する。
ル制御回路33からのバルブ全開あるいはバルブ全閉信
号を受けて、マイクロコンピュータ31からのバルブホ
ールド時間データに相当するパルス幅のワンショットパ
ルスを発生し、このワンショットパルスとPWM信号と
のAND出力を閉弁用電磁コイル駆動回路36あるいは
開弁用電磁コイル駆動回路37へ出力する。すなわち、
マイクロコンピュータ31によって指示される時間だけ
PWM信号を、閉弁用電磁コイル駆動回路36あるいは
開弁用電磁コイル駆動回路37へ出力する。
【0026】上記閉弁用電磁コイル駆動回路36、及び
開弁用電磁コイル駆動回路37では、上記電磁コイル制
御回路33から出力される駆動パルス信号に基づき、高
電圧での過励磁を行ってコイル電流の立ち上げを迅速化
して必要な吸引力を確保し、全閉位置あるいは全開位置
に達したとき、上記ホールド電流制御回路35から出力
されるPWM信号に基づいて定格電圧でのチョッパ制御
を行い、規定のホールド電流を維持する。
開弁用電磁コイル駆動回路37では、上記電磁コイル制
御回路33から出力される駆動パルス信号に基づき、高
電圧での過励磁を行ってコイル電流の立ち上げを迅速化
して必要な吸引力を確保し、全閉位置あるいは全開位置
に達したとき、上記ホールド電流制御回路35から出力
されるPWM信号に基づいて定格電圧でのチョッパ制御
を行い、規定のホールド電流を維持する。
【0027】閉弁用電磁コイル駆動回路36及び開弁用
電磁コイル駆動回路37は同様の構成であり、図2に示
すように、電源(バッテリ)71にチャージャ制御部7
2を介して高圧電源チャージャ73が接続され、この高
圧電源チャージャ73に、ダイオード75を介して一次
過励磁用電源をチャージするコンデンサ76が接続され
ているとともに、ダイオード79を介して二次過励磁用
電源をチャージするコンデンサ80が接続されている。
電磁コイル駆動回路37は同様の構成であり、図2に示
すように、電源(バッテリ)71にチャージャ制御部7
2を介して高圧電源チャージャ73が接続され、この高
圧電源チャージャ73に、ダイオード75を介して一次
過励磁用電源をチャージするコンデンサ76が接続され
ているとともに、ダイオード79を介して二次過励磁用
電源をチャージするコンデンサ80が接続されている。
【0028】上記チャージャ制御部72は、マイクロコ
ンピュータ31からのチャージ信号(閉弁チャージ信号
あるいは開弁チャージ信号)によって上記高圧電源チャ
ージャ73を作動させ、上記高圧電源チャージャ73の
出力側に接続された充電電圧検出部74からの信号に基
づいて、上記電源71の電圧を設定電圧(例えば、12
0V)に昇圧させ、上記各コンデンサ76,80へ充電
する。
ンピュータ31からのチャージ信号(閉弁チャージ信号
あるいは開弁チャージ信号)によって上記高圧電源チャ
ージャ73を作動させ、上記高圧電源チャージャ73の
出力側に接続された充電電圧検出部74からの信号に基
づいて、上記電源71の電圧を設定電圧(例えば、12
0V)に昇圧させ、上記各コンデンサ76,80へ充電
する。
【0029】一次過励磁用電源をチャージするコンデン
サ76には、NPN型パワートランジスタ77のコレク
タが接続されており、このパワートランジスタ77のエ
ミッタがダイオード78を介して開弁用電磁コイル5あ
るいは閉弁用電磁コイル6に接続され、吸気バルブある
いは排気バルブの立ち上がり初期の区間で、ベースに電
磁コイル制御回路33から一次過励磁用駆動パルス信号
が入力される。
サ76には、NPN型パワートランジスタ77のコレク
タが接続されており、このパワートランジスタ77のエ
ミッタがダイオード78を介して開弁用電磁コイル5あ
るいは閉弁用電磁コイル6に接続され、吸気バルブある
いは排気バルブの立ち上がり初期の区間で、ベースに電
磁コイル制御回路33から一次過励磁用駆動パルス信号
が入力される。
【0030】また、二次過励磁用電源をチャージするコ
ンデンサ80には、NPN型パワートランジスタ81の
コレクタが接続されており、このパワートランジスタ8
1のエミッタがダイオード82を介して開弁用電磁コイ
ル5あるいは閉弁用電磁コイル6に接続され、吸気バル
ブあるいは排気バルブの全開あるいは全閉に達する直前
の区間で、ベースに電磁コイル制御回路33から二次過
励磁用駆動パルス信号が入力される。
ンデンサ80には、NPN型パワートランジスタ81の
コレクタが接続されており、このパワートランジスタ8
1のエミッタがダイオード82を介して開弁用電磁コイ
ル5あるいは閉弁用電磁コイル6に接続され、吸気バル
ブあるいは排気バルブの全開あるいは全閉に達する直前
の区間で、ベースに電磁コイル制御回路33から二次過
励磁用駆動パルス信号が入力される。
【0031】さらに、上記電源71にホールド電流制御
用のNPN型パワートランジスタ83のコレクタが接続
されており、このパワートランジスタ83のエミッタが
ダイオード84を介して開弁用電磁コイル5あるいは閉
弁用電磁コイル6に接続され、バルブ全開あるいは全閉
の区間で、ベースにホールド電流制御回路35からのP
WM信号が入力される。
用のNPN型パワートランジスタ83のコレクタが接続
されており、このパワートランジスタ83のエミッタが
ダイオード84を介して開弁用電磁コイル5あるいは閉
弁用電磁コイル6に接続され、バルブ全開あるいは全閉
の区間で、ベースにホールド電流制御回路35からのP
WM信号が入力される。
【0032】以上の電磁バルブ駆動制御装置30では、
エンジン停止後、マイクロコンピュータ31によって運
転席側のドアのロック状態や開閉状態を監視し、ドアの
ロック解除や閉から開への変化を検出したとき、エンジ
ンを始動する態勢に入ったと判断してイグニッションス
イッチがONされる前に閉弁用電磁コイル駆動回路36
あるいは開弁用電磁コイル駆動回路37のコンデンサ7
6,80を充電する処理(始動時プリトリガ処理)を行
っている。
エンジン停止後、マイクロコンピュータ31によって運
転席側のドアのロック状態や開閉状態を監視し、ドアの
ロック解除や閉から開への変化を検出したとき、エンジ
ンを始動する態勢に入ったと判断してイグニッションス
イッチがONされる前に閉弁用電磁コイル駆動回路36
あるいは開弁用電磁コイル駆動回路37のコンデンサ7
6,80を充電する処理(始動時プリトリガ処理)を行
っている。
【0033】このため、上記マイクロコンピュータ31
の入力側には、イグニッションスイッチ(イグニッショ
ンSW)40、スタータスイッチ(スタータSW)4
1、クランク角センサ42、ドアロックスイッチ(ドア
ロックSW)43等が接続されるとともに、始動時のバ
ルブリフト位置及びコンデンサ電圧をモニタするため、
リフトセンサ10及び充電電圧検出部74が接続されて
いる。
の入力側には、イグニッションスイッチ(イグニッショ
ンSW)40、スタータスイッチ(スタータSW)4
1、クランク角センサ42、ドアロックスイッチ(ドア
ロックSW)43等が接続されるとともに、始動時のバ
ルブリフト位置及びコンデンサ電圧をモニタするため、
リフトセンサ10及び充電電圧検出部74が接続されて
いる。
【0034】さらに、上記マイクロコンピュータ31の
出力側には、エンジン制御ユニット(図示せず)が接続
されており、このエンジン制御ユニット対し、スタータ
モータの通電を許可するスタータモータ通電信号、電磁
駆動バルブ1の制御が始動時制御を終了して正規バルブ
タイミングでの制御に切換ったことを通知し、燃料噴射
及び点火時期を正規のタイミングで作動させるための正
規タイミングバルブ作動信号が出力される。
出力側には、エンジン制御ユニット(図示せず)が接続
されており、このエンジン制御ユニット対し、スタータ
モータの通電を許可するスタータモータ通電信号、電磁
駆動バルブ1の制御が始動時制御を終了して正規バルブ
タイミングでの制御に切換ったことを通知し、燃料噴射
及び点火時期を正規のタイミングで作動させるための正
規タイミングバルブ作動信号が出力される。
【0035】以下、マイクロコンピュータ31による始
動時プリトリガ処理について図3のフローチャートに従
って説明する。図3のフローチャートに示すプログラム
は、イグニッションSW40をOFFしてエンジンを停
止し、ドアをロックすると実行されるプログラムであ
り、まず、ステップS10で、ドアロックSW43の信号
を読み込み、運転者がドアロックを解除してエンジンを
始動させようとしている始動態勢にあるか否かを判断す
る。
動時プリトリガ処理について図3のフローチャートに従
って説明する。図3のフローチャートに示すプログラム
は、イグニッションSW40をOFFしてエンジンを停
止し、ドアをロックすると実行されるプログラムであ
り、まず、ステップS10で、ドアロックSW43の信号
を読み込み、運転者がドアロックを解除してエンジンを
始動させようとしている始動態勢にあるか否かを判断す
る。
【0036】このエンジン始動態勢の判断は、本形態に
おいてはドアロックSW43の信号を用いているが、そ
の他、ドアノブスイッチの信号によるドアロックの解除
やドアキースイッチの信号によるドアの閉から開の変化
を検出しても良く、ドアロックの解除等からエンジン始
動態勢に入ったと判断されたとき、ステップS10からス
テップS11へ進んでプリトリガタイマをONし、経過時
間を計時する。
おいてはドアロックSW43の信号を用いているが、そ
の他、ドアノブスイッチの信号によるドアロックの解除
やドアキースイッチの信号によるドアの閉から開の変化
を検出しても良く、ドアロックの解除等からエンジン始
動態勢に入ったと判断されたとき、ステップS10からス
テップS11へ進んでプリトリガタイマをONし、経過時
間を計時する。
【0037】次に、ステップS11からステップS12へ進
み、プリトリガタイマによる計時がタイマ制限時間を超
えてタイムオーバーとなったか否かを調べる。そして、
タイマ制限時間内のとき、ステップS13からステップS14
へ進んで、閉弁用電磁コイル駆動回路36あるいは開弁
用電磁コイル駆動回路のコンデンサ76,80を充電す
る。例えば、エンジンのクランキング前に、スプリング
13,19の釣り合いによる半開状態にあるバルブ4と
ピストンとの干渉を避けるため、一旦全気筒のバルブ4
を全閉動作させる場合には、閉弁用電磁コイル駆動回路
36のチャージャ制御部72へチャージ信号を出力し、
コンデンサ76,80に対する充電を行なう。
み、プリトリガタイマによる計時がタイマ制限時間を超
えてタイムオーバーとなったか否かを調べる。そして、
タイマ制限時間内のとき、ステップS13からステップS14
へ進んで、閉弁用電磁コイル駆動回路36あるいは開弁
用電磁コイル駆動回路のコンデンサ76,80を充電す
る。例えば、エンジンのクランキング前に、スプリング
13,19の釣り合いによる半開状態にあるバルブ4と
ピストンとの干渉を避けるため、一旦全気筒のバルブ4
を全閉動作させる場合には、閉弁用電磁コイル駆動回路
36のチャージャ制御部72へチャージ信号を出力し、
コンデンサ76,80に対する充電を行なう。
【0038】続くステップS15では、充電電圧検出部7
4からの信号を読み込んでコンデンサ電圧がバルブ4を
吸引するのに十分な高電圧(設定電圧)に達した否かを
調べる。ここで、コンデンサ電圧が設定された高電圧に
達しておらず、バルブ吸引に十分なコイル電流を供給で
きないときには、ステップS15から前述のステップS10へ
戻り、ドアロックSWの状態に変化がなければ、ステッ
プS12でイグニッションSW40がONされているか否
かを調べる。
4からの信号を読み込んでコンデンサ電圧がバルブ4を
吸引するのに十分な高電圧(設定電圧)に達した否かを
調べる。ここで、コンデンサ電圧が設定された高電圧に
達しておらず、バルブ吸引に十分なコイル電流を供給で
きないときには、ステップS15から前述のステップS10へ
戻り、ドアロックSWの状態に変化がなければ、ステッ
プS12でイグニッションSW40がONされているか否
かを調べる。
【0039】その結果、イグニッションSW40がOF
Fのままであるときには、ステップS12からプリトリガ
タイマのタームオーバーを調べる前述のステップS13へ
分岐し、一方、イグニッションSW40がONされてい
るとき、プリトリガタイマによる計時時間に関係なくス
テップS12からステップS14に分岐してコンデンサ76,
80への充電を行なう。
Fのままであるときには、ステップS12からプリトリガ
タイマのタームオーバーを調べる前述のステップS13へ
分岐し、一方、イグニッションSW40がONされてい
るとき、プリトリガタイマによる計時時間に関係なくス
テップS12からステップS14に分岐してコンデンサ76,
80への充電を行なう。
【0040】そして、イグニッションSW40がOFF
のまま放置されてプリトリガタイマの制限時間が過ぎた
場合には、コンデンサ76,80の充電を停止し、プリ
トリガタイマのタイマ制限時間内でコンデンサ電圧が設
定高電圧に達した場合、あるいは、イグニッションSW
40のONによるコンデンサの充電によってコンデンサ
電圧が設定高電圧に達した場合、ステップS15からステ
ップS16へ進んでバルブ4を吸引し、続くステップS17で
スタータSW41がONされたか否かを調べる。尚、ス
テップS16のバルブ吸引は、例えばエンジンのクランキ
ング前に全気筒のバルブ4を閉弁させる場合に対応する
ものであり、クランキング前に全バルブ4を閉弁させる
必要がない場合には、ステップS15でコンデンサ電圧が
設定高電圧に達したとき、ステップS17へ進む。
のまま放置されてプリトリガタイマの制限時間が過ぎた
場合には、コンデンサ76,80の充電を停止し、プリ
トリガタイマのタイマ制限時間内でコンデンサ電圧が設
定高電圧に達した場合、あるいは、イグニッションSW
40のONによるコンデンサの充電によってコンデンサ
電圧が設定高電圧に達した場合、ステップS15からステ
ップS16へ進んでバルブ4を吸引し、続くステップS17で
スタータSW41がONされたか否かを調べる。尚、ス
テップS16のバルブ吸引は、例えばエンジンのクランキ
ング前に全気筒のバルブ4を閉弁させる場合に対応する
ものであり、クランキング前に全バルブ4を閉弁させる
必要がない場合には、ステップS15でコンデンサ電圧が
設定高電圧に達したとき、ステップS17へ進む。
【0041】上記ステップS17では、スタータSW41
がONされていないとき、ステップS10へ戻り、コンデ
ンサ電圧が設定高電圧に達してもイグニッションSW4
0及びスタータSWがOFFでプリトリガタイマの計時
時間がタイマ制限時間を過ぎた場合、通電を停止して無
駄な電力の消費を防止し、スタータSW41がONされ
たとき、ステップS18へ進んで、エンジン制御ユニット
へスタータモータ通電信号を出力してスタータモータを
起動させ、エンジンを始動させる。
がONされていないとき、ステップS10へ戻り、コンデ
ンサ電圧が設定高電圧に達してもイグニッションSW4
0及びスタータSWがOFFでプリトリガタイマの計時
時間がタイマ制限時間を過ぎた場合、通電を停止して無
駄な電力の消費を防止し、スタータSW41がONされ
たとき、ステップS18へ進んで、エンジン制御ユニット
へスタータモータ通電信号を出力してスタータモータを
起動させ、エンジンを始動させる。
【0042】そして、エンジン回転数が所定回転数に到
達した後、クランク角センサ42からエンジン回転に同
期して出力されるクランクパルスに基づき、正規のバル
ブタイミングで各気筒の吸気バルブ及び排気バルブを順
次、全開作動させるとともに、エンジン制御ユニットへ
正規タイミングでバルブ作動開始されたことを示す正規
タイミングバルブ作動信号を出力する。以後、燃料噴射
対象気筒、及び点火対象気筒に対する燃料噴射と点火と
が正規のタイミングで順次開始される。
達した後、クランク角センサ42からエンジン回転に同
期して出力されるクランクパルスに基づき、正規のバル
ブタイミングで各気筒の吸気バルブ及び排気バルブを順
次、全開作動させるとともに、エンジン制御ユニットへ
正規タイミングでバルブ作動開始されたことを示す正規
タイミングバルブ作動信号を出力する。以後、燃料噴射
対象気筒、及び点火対象気筒に対する燃料噴射と点火と
が正規のタイミングで順次開始される。
【0043】すなわち、図4のタイミングチャートに示
すように、ドアロック解除あるいはドア開によってプリ
トリガタイマが起動すると、コンデンサ充電が開始さ
れ、タイマ制限時間内あるいはイグニッションSW40
のONによって充電が継続される。この場合、始動を確
実なものとするため、コンデンサ電圧が設定高電圧に達
するまではスタータSW41のON、OFFを検出せ
ず、コンデンサ電圧が設定高電圧に達したとき初めてス
タータSW41のON,OFFを検出し、スタータSW
41がONされているとき、スタータモータの通電を許
可してエンジンをクランキングさせる。
すように、ドアロック解除あるいはドア開によってプリ
トリガタイマが起動すると、コンデンサ充電が開始さ
れ、タイマ制限時間内あるいはイグニッションSW40
のONによって充電が継続される。この場合、始動を確
実なものとするため、コンデンサ電圧が設定高電圧に達
するまではスタータSW41のON、OFFを検出せ
ず、コンデンサ電圧が設定高電圧に達したとき初めてス
タータSW41のON,OFFを検出し、スタータSW
41がONされているとき、スタータモータの通電を許
可してエンジンをクランキングさせる。
【0044】一方、プリトリガタイマのタイマ制限時間
内にイグニッションSW40やスタータSW41がON
されないときには、コンデンサの充電が停止されて待機
状態となり、無駄な電力消費が防止される。そして、イ
グニッションSW40がONされると直ちにコンデンサ
の充電が開始され、同様に、スタータSWのONに対
し、コンデンサ電圧が設定高電圧に達した後にスタータ
モータが起動される。
内にイグニッションSW40やスタータSW41がON
されないときには、コンデンサの充電が停止されて待機
状態となり、無駄な電力消費が防止される。そして、イ
グニッションSW40がONされると直ちにコンデンサ
の充電が開始され、同様に、スタータSWのONに対
し、コンデンサ電圧が設定高電圧に達した後にスタータ
モータが起動される。
【0045】このように、エンジン始動のためにドアロ
ック解除あるいはドアを開くと、予めイグニッションS
W40をONする前に閉弁用電磁コイル駆動回路36あ
るいは開弁用電磁コイル駆動回路37に設けたコンデン
サ76,80に対する充電が開始されるため、エンジン
を停止してからエンジンを再び始動するまでの時間が長
い場合にも、速やかなエンジン始動を可能とし、快適な
操作フィーリングを得ることができる。しかも、設定時
間内にイグニッションSW40あるいはスタータSW4
1をONしないときには、コンデンサの充電が停止され
るため、無駄に電力を消費することもない。
ック解除あるいはドアを開くと、予めイグニッションS
W40をONする前に閉弁用電磁コイル駆動回路36あ
るいは開弁用電磁コイル駆動回路37に設けたコンデン
サ76,80に対する充電が開始されるため、エンジン
を停止してからエンジンを再び始動するまでの時間が長
い場合にも、速やかなエンジン始動を可能とし、快適な
操作フィーリングを得ることができる。しかも、設定時
間内にイグニッションSW40あるいはスタータSW4
1をONしないときには、コンデンサの充電が停止され
るため、無駄に電力を消費することもない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ドアのロック解除あるいはドアの閉から開
への変化を検出したとき、電磁コイルの通電初期に電荷
を供給するコンデンサに対して充電を開始するため、イ
グニッションスイッチをONしてからエンジンを始動す
るまでの時間を短縮して速やかなエンジン始動を可能と
し、運転フィーリングを向上することができる。
明によれば、ドアのロック解除あるいはドアの閉から開
への変化を検出したとき、電磁コイルの通電初期に電荷
を供給するコンデンサに対して充電を開始するため、イ
グニッションスイッチをONしてからエンジンを始動す
るまでの時間を短縮して速やかなエンジン始動を可能と
し、運転フィーリングを向上することができる。
【0047】この場合、請求項2に記載したように、コ
ンデンサの充電開始後、設定時間内にイグニッションス
イッチがONされないときには、コンデンサの充電を停
止することで、無駄な電力の消費を防止することがで
き、また、請求項3に記載したように、コンデンサの充
電開始後、コンデンサの電圧が設定電圧を超えた場合に
スタータモータの起動を許可することで、確実にエンジ
ンを始動させることができる等優れた効果が得られる。
ンデンサの充電開始後、設定時間内にイグニッションス
イッチがONされないときには、コンデンサの充電を停
止することで、無駄な電力の消費を防止することがで
き、また、請求項3に記載したように、コンデンサの充
電開始後、コンデンサの電圧が設定電圧を超えた場合に
スタータモータの起動を許可することで、確実にエンジ
ンを始動させることができる等優れた効果が得られる。
【図1】電磁バルブ駆動制御装置の全体構成図
【図2】駆動回路の構成図
【図3】始動時プリトリガ処理のフローチャート
【図4】プリトリガ制御によるエンジン始動のタイミン
グチャート
グチャート
【図5】タイムアウト時のエンジン始動のタイミングチ
ャート
ャート
1…電磁駆動バルブ 4…バルブ 5、6…電磁コイル 31…マイクロコンピュータ 40…イグニッションスイッチ 41…スタータスイッチ 43…ドアロックスイッチ 73…高圧電源チャージャ 74…充電電圧検出部 76,80…コンデンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの吸排気ポートに介装した吸排
気バルブを、コンデンサに蓄積した電荷を電磁コイルの
通電初期に供給して吸引駆動する電磁駆動バルブの始動
時制御装置において、 ドアのロック解除あるいはドアの閉から開への変化を検
出したとき、イグニッションスイッチをONする前に上
記コンデンサの充電を開始することを特徴とする電磁駆
動バルブの始動時制御装置。 - 【請求項2】 上記コンデンサの充電開始後、設定時間
内に上記イグニッションスイッチがONされないときに
は、上記コンデンサの充電を停止することを特徴とする
請求項1記載の電磁駆動バルブの始動時制御装置。 - 【請求項3】 上記コンデンサの充電開始後、上記コン
デンサの電圧が設定電圧を超えた場合にスタータモータ
を起動可能とすることを特徴とする請求項1又は請求項
2記載の電磁駆動バルブの始動時制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10096309A JPH11294123A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 電磁駆動バルブの始動時制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10096309A JPH11294123A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 電磁駆動バルブの始動時制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11294123A true JPH11294123A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14161433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10096309A Pending JPH11294123A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 電磁駆動バルブの始動時制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11294123A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003045717A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Denso Corp | 電磁式アクチュエータ駆動装置 |
US6948461B1 (en) | 2004-05-04 | 2005-09-27 | Ford Global Technologies, Llc | Electromagnetic valve actuation |
US7295417B2 (en) | 2004-05-04 | 2007-11-13 | Ford Global Technologies, Llc | Electromagnetic valve actuation with series connected electromagnet coils |
-
1998
- 1998-04-08 JP JP10096309A patent/JPH11294123A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003045717A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Denso Corp | 電磁式アクチュエータ駆動装置 |
JP4665359B2 (ja) * | 2001-07-31 | 2011-04-06 | 株式会社デンソー | 電磁式アクチュエータ駆動装置 |
US6948461B1 (en) | 2004-05-04 | 2005-09-27 | Ford Global Technologies, Llc | Electromagnetic valve actuation |
US7295417B2 (en) | 2004-05-04 | 2007-11-13 | Ford Global Technologies, Llc | Electromagnetic valve actuation with series connected electromagnet coils |
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